JP2004199346A - デジタルデータ一時保管システム - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタル機器のデータ記録媒体に記録されたデジタルデータを、端末機器を持ち歩いていなくても、誰でも容易に一時保管することができるようにするとともに、サーバ処理の効率化を図るようにしたデジタルデータ一時保管システムを提供する。
【解決手段】サーバ用の端末機器200が、受付端末100からのデジタルデータ及び利用者データ等のデータを受信すると共に、受信端末300に対してデジタルデータ等のデータを送信する入出力部210と、この入出力部からのこれらのデータが登録される記憶部220と、受付端末又は受信端末からの利用者データに基づいて利用者本人の認証を行なう認証部230と、この認証部にて認証された利用者のデジタルデータ一時保管サービスの利用に関する決済を自動的に行なう決済部240と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】サーバ用の端末機器200が、受付端末100からのデジタルデータ及び利用者データ等のデータを受信すると共に、受信端末300に対してデジタルデータ等のデータを送信する入出力部210と、この入出力部からのこれらのデータが登録される記憶部220と、受付端末又は受信端末からの利用者データに基づいて利用者本人の認証を行なう認証部230と、この認証部にて認証された利用者のデジタルデータ一時保管サービスの利用に関する決済を自動的に行なう決済部240と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、利用者が使用するデジタルカメラ等のデジタル機器におけるデジタルデータを一時的に保管するデジタルデータ一時保管システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノートブック型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ,デジタルビデオカメラ等の各種デジタル機器の普及に伴って、デジタルデータをデータ記録媒体に記録する機会が多くなってきている。そして、これらの各種デジタル機器は、仕事に、あるいはレジャーに、と広く利用されてきており、職場や自宅で使用するに留まらず、出張や旅行等の出先でも頻繁に利用されている。
【0003】
ところで、これらのデジタル機器におけるデータ記録媒体は、その記録容量に限界があることから、使用中に、その残り記録容量が少なくなってしまい、データ取り込みの際に残り容量に注意を払う必要があったり、あるいはデータ取り込みができなくなってしまうことがある。このような場合、利用者は、予備のデータ記録媒体を用意しておいて、データ記録媒体を交換する方法が最も一般的である。
しかしながら、使用中に、予備のデータ記録媒体の持ち合わせがないことがある。
【0004】
また、デジタル機器とは別に、最近では、例えば携帯端末機器を利用して、データ記録媒体に登録されているデジタルデータを取り込んで携帯端末機器内に保存したり、あるいはサーバに転送することも知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−128113号公報
【特許文献2】
特開2002−15245号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術、例えば、特許文献1及び2においては、誰でも携帯端末機器を持ち歩いているわけではなく、また転送すべきサーバを確保していない人も多いことから、利用者が限定されてしまうことになる。
【0007】
また、例えば、上記特許文献1及び2記載の技術では、サーバに転送したデータの保存期間の管理が行われていないため、サーバにおける処理の効率化を図ることができないなどといった課題がある。
【0008】
本発明は、以上の点に鑑み、デジタル機器のデータ記録媒体に記録されたデジタルデータを、端末機器を持ち歩いていなくても、誰でも容易に一時保管することができるようにするとともに、サーバ処理の効率化を図るようにしたデジタルデータ一時保管システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のデジタルデータ一時保管システムは、少なくとも1以上の利用者用の受付端末と、少なくとも1以上の利用者用の受信端末と、受付端末及び受信端末からの依頼に応じて処理を実行するサーバ用の端末機器と、これらの間に介在するネットワークと、を備え、サーバ用の端末機器が、受付端末からのデジタルデータ及び利用者データ等のデータを受信すると共に、受信端末に対してデジタルデータ等のデータを送信する入出力部と、この入出力部からのこれらのデータが登録される記憶部と、受付端末又は受信端末からの利用者データに基づいて利用者本人の認証を行なう認証部と、この認証部にて認証された利用者のデジタルデータ一時保管サービスの利用に関する決済を自動的に行なう決済部と、を備え、上記入出力部が、上記記憶部に登録されたデジタルデータのうち、保管期間が所定期間経過したものについて削除処理することを特徴としている。
【0010】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記受信端末が、前記受付端末と兼用されている。
【0011】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記受付端末が、利用者のデジタルデータ入力のための入力装置を備えている。
【0012】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記入力装置が、データ記録媒体の読取装置である。
【0013】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記入力装置が、利用者のデジタル機器に直接に接続されるコネクタを備えている。
【0014】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記受信端末が、利用者のデジタルデータ出力のための出力装置を備えている。
【0015】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記出力装置が、デジタルデータ記録媒体への書込装置である。
【0016】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記出力装置が、前記サーバ用の端末機器から受信したデジタルデータを紙等のシート媒体に印刷する印刷装置である。
【0017】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記決済部がデジタルデータの容量及び保存期間に応じて課金する。
【0018】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記受付端末が、決済用入力部を備えている。
【0019】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記決済用入力部が、前もって登録された利用者情報に対応するID及びパスワードを入力するための入力装置である。
【0020】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記決済用入力部が、決済用カードの読取装置である。
【0021】
上記本発明によるデジタルデータ一時保管システムによれば、受付端末から利用者がネットワークを介して送信してくるデジタルデータを、サーバ用の端末機器で受信して登録することにより、当該デジタルデータを一時保管すると共に、利用者からの要求に応じて登録されている当該利用者のデジタルデータを、利用者が指定した受信端末に対してネットワークを介して送信する。さらに、記憶部に登録されたデジタルデータのうち、保管期間が所定期間経過したデータは、自動的に削除される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明を適用したデジタルデータ一時保管システムの一実施形態の構成例を示している。図1に示すように、デジタルデータ一時保管システム10は、受付端末100と、デジタルデータ一時保管センター200と、受信端末300と、ネットワーク400と、から構成されている。なお、図1において、受付端末100及び受信端末300は、一つだけ図示されているが、一つに限定されるものではない。
【0023】
ネットワーク400は、インターネット,アナログ及びデジタルを含む一般公衆回線網あるいは専用回線網等のネットワークであって、インターネット接続サービスを提供するものである。ここで、ネットワーク400をより詳細に説明すると、外部ネットワークは、例えばTCP/IP等の所定のプロトコル環境下のインターネット接続サービスを提供するネットワークであって、ISDN等のデジタル固定通信ネットワークやアナログ固定通信ネットワークを含む固定通信ネットワーク、PDC(Personal Digital Cellular Telecommunication System)方式,PHS(Personal Handyphone System)方式等のデジタル電話通信ネットワーク、さらにはケーブルテレビジョンのインターネット接続サービス,あるいは衛星通信を利用したインターネット接続サービス等を含むものである。
【0024】
受付端末100は、デジタルデータ一時保管センター200によりデジタルデータ一時保管サービスのデジタルデータ受付作業を提供するように、各地の取扱店、例えば24時間営業のコンビニエンスストアやガソリンスタンド等の店頭に設置されており、24時間稼動している。
この受付端末100は、デジタルデータ一時保管サービスを受けようとする利用者110の操作により、インターネットや一般公衆回線網あるいは専用回線網等のネットワーク400を介して、デジタルデータ一時保管センター200にアクセスし、デジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインすることができる。
なお、利用者110は、受付端末100に備えられた表示装置(図示せず)の画面上に表示されるデジタルデータ受付用の画面情報に基づいて、タッチパネルとして構成された画面上にタッチしたり、あるいはキーボードや入力ボタン等の入力装置を操作して、デジタルデータの指定及び送信に必要な各項目を入力できるようになっている。
【0025】
さらに、受付端末100は、データ入力部として、携帯用のデータ記録媒体(以下、データ記録媒体と称する。)の読取部(図示せず)、所謂カードリーダーを備えている。これにより、利用者110は、受付端末100のデータ記録媒体の読取部に自分のデータ記録媒体を挿入すれば、この携帯用データ記録媒体に記録されたデジタルデータを読み込ませることができるようになっている。従って、利用者110は、データ記録媒体の読取部にデータ記録媒体を挿入して、受付端末100の画面を操作して、サーバに送信したいデジタルデータを選択することにより、選択したデジタルデータをデータ記録媒体の読取部によって読み取らせることができる。
【0026】
さらに、利用者110は、デジタルデータ一時保管センター200にアクセスするために、前もって利用者情報(住所,氏名,電話番号,決済用カード番号等)120を届け出て会員登録しておき、当該利用者110を一意に特定できる利用者識別コード111(及びパスワード)をデジタルデータ一時保管センター200から付与されている。これにより、利用者110は、デジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインする際、利用者識別コード111とパスワードを送信することによって一意に特定されると共に、本人認証が行なわれることにより、顧客情報120をその都度入力したり、決済用カードの番号を入力する必要がない。なお、利用者110の利用者情報120の登録は、利用者110が最初にデジタルデータ一時保管センター200のサーバにアクセスしたとき、行なわれるようにしてもよい。
また、受付端末100は、決済用カードの読取部(図示せず)を備えていてもよい。この場合、利用者110は、受付端末100の決済用カードの読取部に、自分の決済用カード、例えばクレジットカード,デビットカード,プリペイドカード等を挿入しあるいは通過させて、当該決済用カードのカード番号を読み取らせることにより、受付端末100がネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200にカード番号を送信する。これにより、デジタルデータ一時保管センター200では、このカード番号に基づいて利用者本人の認証を行なうことができる。
【0027】
デジタルデータ一時保管センター200は、クライアント、本例では受付端末100や受信端末300/サーバー・システムにおける、クライアントからの依頼に応じて処理を実行し、データータベース(後述する記憶部220)を管理する、情報処理装置としてのサーバから構成されており、図1に示すように、入出力部210と、記憶部220と、認証部230と、決済部240と、から構成されている。なお、デジタルデータ一時保管センター200での処理は、プログラムに制御されたサーバ,ワークステーション等のコンピュータにより実行され、記録媒体としては、例えば磁気ディスク,半導体メモリ,その他の任意のコンピュータで読み取り可能なものが使用される。また、記録媒体に記録されたプログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませてもよく、また各種ネットワークを介してコンピュータに読み込ませるようにしてもよい。
【0028】
ここで、上記入出力部210は、ネットワーク400に接続されており、前もって登録されたデジタルデータ受付用の画面情報(図示せず)を、ネットワーク400を介してアクセスしてきた受付端末100の画面上に提示すると共に、受付端末100から送られてくる利用者識別コード111,パスワードあるいは利用者情報120またはカード番号(以下、利用者識別コード111等という)及びデジタルデータ130を受信して、利用者識別コード111等を認証部230に転送すると共に、デジタルデータ130を記憶装置220に登録する。この受付用の画面情報は、入出力部210に登録されていても、また後述する記憶部220に登録されていてもよい。
【0029】
これにより、入出力部210は、利用者110が受付端末100上で指定したデジタルデータ130を、利用者識別コード111等と共にネットワーク400を介して受信して、このデジタルデータ130を顧客識別コード111等と関連付けて記憶部220に登録する。
【0030】
さらに、入出力部210は、後述する受信端末300から利用者識別コード111等及び後述する要求指令を受信したとき、これらの利用者識別コード111等及び要求指令に基づいて、利用者110を特定して、当該利用者110のデジタルデータ130を記憶部220から読み出して、ネットワーク400を介して受信端末300に送信する。
【0031】
上記記憶装置220には、上述したデジタルデータ130が利用者識別コード111等及び登録日時データと関連付けられて登録されると共に、利用者識別コード111と関連して各利用者の利用者情報120がデータベースとして登録されており、特にデジタルデータ130に関しては、利用者識別コード111及び登録日時データにより検索して読み出され得るように登録されている。
【0032】
ここで、入出力部210は、記憶部220に登録されているデジタルデータ130に関して、定期的に、具体的には所定時間毎に(毎日定時に)、あるいは逐次、登録日時データに基づいて登録日時から所定期間経過したデジタルデータ130を検索して、該当するデジタルデータ130を削除処理するようになっている。
【0033】
上記認証部230は、入出力部210から利用者識別コード111等が転送されてきたとき、当該利用者識別コード111等に基づいて、当該利用者識別コード111等に対応する利用者情報120を検索し、読み出して、当該利用者110の認証を行なって、認証結果を入出力部210に通知する。この場合、利用者識別コード111等がカード番号であるときには、認証部230は、該当するカード番号に対応する利用者情報120が登録されている場合には、そのまま認証を許可するが、登録されていない場合には、カード番号及び暗証番号を決済部240に転送して、外部決済センターによる認証を受ける。
【0034】
認証結果の通知を受けた入出力部210は、認証が正常に行なわれた場合には、受付端末100からのデジタルデータ130をネットワーク400を介して受信し、または受信端末300に対して、デジタルデータ要求指令で指定されたデジタルデータ130をネットワーク400を介して送信する。
【0035】
上記決済部240は、利用者識別情報111等がカード番号であるとき、または利用者情報120にカード番号が含まれているとき、当該カード番号に基づいてデジタルデータ一時保管の利用料金を課金して、外部の決済センター(図示せず)に対して課金情報を送信する。
この課金は、好ましくは一時保管するデジタルデータの容量及び保管期間に応じて従量制で行なわれ、ネットワーク400あるいは専用のネットワークを介して外部の決済センター、例えば、銀行の決済センターやクレジット会社の決済センター等に送信されて、決済が自動的に行なわれるようになっている。
従って、デジタルデータ一時保存センター200側にて、独自に決済システムを設ける必要がなく、これにより利用者の信用調査や本人確認等の手間が省けることになると共に、利用料金を確実に徴収することができる。
【0036】
上記受信端末300は、受付端末100と同様に、デジタルデータ一時保管センター200によりデジタルデータ一時保管サービスのデジタルデータ送信作業を提供するように、受付端末100と同様に、各地の取扱い店、例えば24時間営業のコンビニエンスストアやガソリンスタンド等の店頭に設置されており、24時間稼動している。
この受付端末300は、デジタルデータ一時保管センター200によりデジタルデータ一時保管サービスを受けようとする利用者110の操作により、インターネットや一般公衆回線網あるいは専用回線網等のネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200にアクセスし、デジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインすることができる。
なお、利用者110は、受信端末300に備えられた表示装置(図示せず)の画面上に表示されるデジタルデータ受信用の画面情報に基づいて、タッチパネルとして構成された画面上にタッチしたり、あるいはキーボードや入力ボタン等の入力装置を操作して、利用者識別コード111等やデジタルデータの受信に必要な各項目を入力できるようになっている。
【0037】
さらに、利用者110は、デジタルデータ送信の場合と同様にして、デジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインする際、利用者識別コード111とパスワードを送信することによって一意に特定されると共に、本人認証が行なわれる。
なお、上記受信端末300は、受付端末100とは別に設けられているが、これに限らず、受付端末100と受信端末300は、同じ端末機器を兼用して、操作により受付端末と受信端末の機能を切り換えるように構成されていてもよい。さらに、上記受信端末300は、ネットワーク400に接続することができるものであれば、利用者110が利用し得る端末機器、例えば利用者110の職場や自宅に設置された端末機器、あるいは利用者110が所持する各種携帯端末機器であってもよい。
【0038】
本発明実施形態によるデジタルデータ一時保管システム10は、以上のように構成されており、その動作について図2乃至図3を参照して説明する。
【0039】
先ず、デジタルデータの送信作業について、図2を参照して説明する。図2において、利用者110は、符号A1で示すように、受付端末100により、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインして、利用者識別コード111およびパスワードを送信することによりデジタルデータ一時保管センター200にアクセスする。
なお、利用者110が前もって決済用カードのカード番号を利用者情報120と共に登録している場合には、上記利用者識別コード111及びパスワードの送信を省略してもよい。
【0040】
続いて、利用者110は、符号A2で示すように、受付端末100の決済用カードの読取部に自分の決済用カードを挿入し、続いて符号A3で示すように、受付端末100のデータ記録媒体の読取部に自分のデータ記録媒体を挿入する。これにより、受付端末100は、符号A4で示すように、当該決済用カードに記録されたカード番号を含むカード情報を読み取って、カード情報をネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200に送信する。
【0041】
これを受けて、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A5で示すように、このカード情報を認証部230に転送し、認証部230は、前もって記憶部220に登録されている利用者情報120に含まれるカード番号を検索する。そして、このカード番号を含む利用者情報120が記憶部220に登録されている場合には、利用者110が前もって利用者として登録されていることから、認証部230は、符号A6で示すように認証を行なって、その認証結果を入出力部210に通知する。
また、このカード番号を含む利用者情報120が記憶部220に登録されていない場合には、認証部230は、符号A7で示すように、決済部240を介して外部の決済センターに当該カード番号を照会し、カード番号が有効である場合には、認証部230は認証を行なって、その認証結果を符号A8で示すように入出力部210に通知する。
【0042】
このようにして、決済用カードの有効チェックが済んだ後、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A9で示すように、当該受付端末100に対して、デジタルデータ受付用の画面情報をネットワーク400を介して送信する。これにより、受付端末100の画面上に受付用の画面が表示される。そして、利用者110は、符号A10で示すように、受付端末100の画面上にて、データ記録媒体に記録されているデジタルデータのうち、送信したいデジタルデータを選択・指定すると共に、決済用カードのパスワードを入力する。これにより、受付端末100は、符号A11で示すように、入力されたパスワードを、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200に送信する。
【0043】
これを受けて、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A12で示すように、パスワードを決済部240に転送して、決済部240から外部の決済センターに当該パスワードを送信することにより、決済用カードが利用者110本人のものであることを確認して、入出力部210に承認結果を通知する。
ここで、パスワードの確認ができた場合には、入出力部210は、符号A13で示すように、パスワード確認の旨を受付端末100に送信し、受付端末100の画面上に表示する。なお、デジタルデータ一時保管の利用料金が固定料金である場合には、決済部240は、続いて課金情報を外部の決済センターに送信して決済手続を完了する。これに対して、パスワードの確認ができなかった場合には、入出力部210は、符号A14で示すように、再びパスワード入力画面を受付端末100の画面上に表示させて、パスワードの入力を利用者110に対して促す。
【0044】
そして、パスワードの確認後、受付端末100は、符号A15で示すように、指定されたデジタルデータ130を読取部から読み取って、符号A16で示すように、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200に送信する。これにより、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A17で示すように、受付端末100からのデジタルデータ130を受信して、当該利用者110の利用者識別コード111そしてそのときの日時を示す登録日時データと共に記憶部220に登録する。
最後に、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A18で示すように、当該デジタルデータの登録が完了した旨を受付端末100に対して送信する。その際、入出力部210は、受付端末100に対して当該デジタルデータの登録場所としてのURLを通知するようにしてもよい。
以上で、デジタルデータの送信作業が終了する。
【0045】
次に、デジタルデータの受信作業について、図3を参照して説明する。
図3において、利用者110は、符号B1で示すように、受信端末300によりネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインして、利用者識別コード111およびパスワードを送信することにより、デジタルデータ一時保管センター200にアクセスする。
【0046】
これにより、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号B2で示すように、当該受信端末300に対して、デジタルデータ受信用の画面情報をネットワーク400を介して送信する。これにより、受信端末300の画面上に、符号B3で示すように受信用の画面が表示される。
そして、利用者110は、符号B4で示すように、受信端末300の画面上にてデータ記録媒体の登録場所であるURLそして好ましくはパスワードを入力する。これにより、受信端末300は、符号B5で示すように、入力されたURL及びパスワードを、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200に送信する。
【0047】
これを受けて、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号B6で示すように、URL及びパスワードを認証部230に転送して、符号B7で示すように、認証部230にてURLに対する正しいパスワードか否かの確認を行なって、符号B8で示すように確認結果を入出力部210に通知する。そして、確認ができた場合には、入出力部210は、符号B9で示すように、受信したURLで指定されたデジタルデータを記憶部220から読み出して、符号B10で示すように、ネットワーク400を介して受信端末300に対して送信する。
ここで、デジタルデータ一時保管の利用料金が従量制である場合には、入出力部210は、符号B11で示すように、当該デジタルデータ受信の旨を決済部240に通知する。これにより、決済部240は、当該デジタルデータの登録日時データと現在日時とを比較して、保管期間を算出し、当該デジタルデータの容量と保管期間とに基づいて、符号B12で示すように、利用料金を計算して課金情報を生成し、符号B13で示すように、利用者110の決済用カードのカード番号,パスワードと共に外部の決済センターに送信して決済を完了する。
このようにして、利用者110は、当該受信端末300で自分が前もってデジタルデータ一時保管センター200に登録したデジタルデータを受信して、再び入手することができる。
以上で、デジタルデータの受信作業が終了する。
【0048】
なお、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、記憶部220に登録されたデジタルデータ130のうち、登録日時から所定期間経過したデジタルデータ130を定期的に、または逐次検索して、該当するデジタルデータ130を削除処理する。これによって、利用者110が登録したデジタルデータが長い間受信されずに記憶部220に残っている場合、記憶部220に登録されるデジタルデータ量が多くなって、サーバの負担が増大することを回避して、記憶部220の限りある記憶容量を有効利用することができる。
【0049】
このようにして、本発明実施形態によるデジタルデータ一時保管システム10によれば、利用者110は、自分が使用しているデジタルカメラ等のデジタル機器におけるデジタルデータを記録するためのデータ記録媒体の残り容量が少なくなったときには、いつでも近くの例えば24時間営業のコンビニエンスストア等に設置された受付端末100により、データ記録媒体に記録されているデジタルデータを、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200へ預けて、後日いつでも、近くの同様に例えば24時間営業のコンビニエンスストア等に設置され、あるいは自分で所持する携帯端末機器等の受信端末300により当該デジタルデータを受け取ることができる。
【0050】
上記実施形態においては、利用者110は、デジタル機器のデータ記録媒体を、受付端末100に設けられたデータ記録媒体の読取部を使用してデジタルデータ読取りを行なうようにしているが、これに限らず、デジタル機器に設けられた接続端子、例えばデジタルカメラの外部接続端子やカメラ付き携帯電話機の接続コネクタ等に読取部の接続用コネクタを接続して、デジタルデータの読取りを行なうようにしてもよいことは明らかである。
【0051】
また、上述した実施形態においては、デジタルデータの送信の際に、決済用カードを決済用カードの読取部に挿入して、決済用カードのチェックを行なうようになっているが、これに限らず、前もって決済用カードのカード番号を利用者情報120と共に登録している場合には、決済用カードの挿入・チェックは省略してもよい。この場合、デジタルデータ一時保管センター200の決済部240は、前もって記憶部220に登録されている利用者情報120に基づいて、カード番号を読み出して、課金情報と共に外部の決済センターに送信すればよい。
【0052】
さらに、上述した実施形態においては、利用者110は前もってデジタルデータ一時保管センター200に対して利用者登録をしておくようになっているが、これに限らず、決済用カードにより利用者本人を特定すると共に、デジタルデータの送信確認の際に、登録場所としてのURLと共にパスワードを発行するようにしておけば、利用者はデジタルデータの受信の際に、このURL及びパスワードを受信端末300からデジタルデータ一時保管センター200に送信することによって、自分が登録したデジタルデータを指定して受信することができるので、利用者登録の必要がなく、より簡便なサービスを提供することができる。
【0053】
更に、決済用カードについて言えば、この決済用カードは、本デジタルデータ一時保管システムにより利用者に対してサービスを提供する事業体と、決済事業体とが提携する提携カードであるのが望ましい。例えば、TSキュービックカードやVISAカード等である。このような提携カードの使用に当たり、本システムにおけるデジタルデータ一時保管サービスを受ける利用者の会員番号等の個人特定情報が予め各事業体に報告されていれば、決済用カードを挿入することで決済口座,利用者が特定できる。よって、利用者識別コードやパスワードの入力を省略することができる。
【0054】
さらに、上記した決済用カードは、データの書込み/読み出しが可能な記憶素子を備えた、所謂ICカードを利用しても良い。このようなICカードを決済用カードとして利用した場合、デジタルデータを送信端末100からデジタルデータ一時保管センター200に送信した後に、デジタルデータ一時保管センター200から送信される登録完了通知の情報を、そのままICカードに記憶させることができる。そして、その記憶させた情報を、デジタルデータ一時保管センター200から受け取る際に、そのまま利用することができる。これにより、URLやパスワードの入力等の作業を省略することができる。
【0055】
また、上記説明では、図3のシーケンスに示すように、利用者が受信端末300を操作して、デジタルデータ一時保管センター200に預けたデジタルデータを受信するまでの手順を説明したが、更に受信したデジタルデータをアウトプットして利用できるように受信端末300を構成してもよい。この場合、受信端末300は、印画紙等のシート媒体に印刷する機能を備えた出力装置を備える。このような出力装置を受信端末300に備えさせれば、利用者が、デジタルカメラ等によって撮影したデジタルデータを、写真のように受信端末300にてプリントアウトすることができる。これにより、例えば、利用者がデジタルデータを写真としてプリントアウトするためのプリンター等の装置を所有していなくても、デジタルデータをデジタルデータ一時保管センター200に一時的に預け、コンビニエンスストア等に設置された受信端末300を操作して、データの形ではなく、写真として受け取ることができる。なお、出力装置としては、プリンター等の印刷装置の他に、電磁気的に或いは光学的に記憶媒体へ書き込む為の装置であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、誰でも受付端末を利用して、自分のデジタルデータをネットワークを介してデジタルデータ一時保管センターに送信することにより、当該デジタルデータの一時保管サービスを受けることができる。
従って、出先等において、デジタル機器のデータ記録媒体の容量が残り少なくなったとしても、データ記録媒体に記録されているデジタルデータを、近くの受付端末からデジタルデータ一時保管センターに送信して一時保管することにより、データ記録媒体の残り容量を確保することができる。
【0057】
これにより、利用者は、外出時にも、予備のデータ記録媒体を用意したり、あるいはデータ記録媒体に記録されたデジタルデータを取り込むための携帯端末機器を持ち歩く必要はなく、データ記録媒体の残り容量を気にすることなく、デジタル機器を利用することが可能になる。
また、利用者は、出先から職場,自宅あるいは宿泊先に戻ったときに、近くの受信端末を利用して職場あるいは自宅に設置されているパーソナルコンピュータ等の端末機器や自分の持ち歩いている携帯電話機等の携帯端末機器を利用して、ネットワークを介してデジタルデータ一時保管センターにアクセスすることにより、一時保管したデジタルデータをいつでも取り出すことができる。
【0058】
他方、デジタルデータ一時保管センター側では、決済部により自動決済することにより、利用者の事前登録や信用調査を行なうことなく、確実に利用料金を徴収することができる。
【0059】
さらに、記憶部に登録されたデジタルデータのうち、保管期間が所定期間経過したデータは自動的に削除されるので、サーバ用の端末機器の処理効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルデータ一時保管システムの一実施形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のデジタルデータ一時保管システムにおけるデジタルデータの送信作業を示すフローチャートである。
【図3】図1のデジタルデータ一時保管システムにおけるデジタルデータの受信作業を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルデータ一時保管システム
100 受付端末
110 利用者
111 利用者識別コード
120 利用者情報
130 デジタルデータ
200 デジタルデータ一時保管センター
210 入出力部
220 記憶部
230 認証部
240 決済部
300 受信端末
400 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、利用者が使用するデジタルカメラ等のデジタル機器におけるデジタルデータを一時的に保管するデジタルデータ一時保管システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノートブック型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ,デジタルビデオカメラ等の各種デジタル機器の普及に伴って、デジタルデータをデータ記録媒体に記録する機会が多くなってきている。そして、これらの各種デジタル機器は、仕事に、あるいはレジャーに、と広く利用されてきており、職場や自宅で使用するに留まらず、出張や旅行等の出先でも頻繁に利用されている。
【0003】
ところで、これらのデジタル機器におけるデータ記録媒体は、その記録容量に限界があることから、使用中に、その残り記録容量が少なくなってしまい、データ取り込みの際に残り容量に注意を払う必要があったり、あるいはデータ取り込みができなくなってしまうことがある。このような場合、利用者は、予備のデータ記録媒体を用意しておいて、データ記録媒体を交換する方法が最も一般的である。
しかしながら、使用中に、予備のデータ記録媒体の持ち合わせがないことがある。
【0004】
また、デジタル機器とは別に、最近では、例えば携帯端末機器を利用して、データ記録媒体に登録されているデジタルデータを取り込んで携帯端末機器内に保存したり、あるいはサーバに転送することも知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−128113号公報
【特許文献2】
特開2002−15245号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術、例えば、特許文献1及び2においては、誰でも携帯端末機器を持ち歩いているわけではなく、また転送すべきサーバを確保していない人も多いことから、利用者が限定されてしまうことになる。
【0007】
また、例えば、上記特許文献1及び2記載の技術では、サーバに転送したデータの保存期間の管理が行われていないため、サーバにおける処理の効率化を図ることができないなどといった課題がある。
【0008】
本発明は、以上の点に鑑み、デジタル機器のデータ記録媒体に記録されたデジタルデータを、端末機器を持ち歩いていなくても、誰でも容易に一時保管することができるようにするとともに、サーバ処理の効率化を図るようにしたデジタルデータ一時保管システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のデジタルデータ一時保管システムは、少なくとも1以上の利用者用の受付端末と、少なくとも1以上の利用者用の受信端末と、受付端末及び受信端末からの依頼に応じて処理を実行するサーバ用の端末機器と、これらの間に介在するネットワークと、を備え、サーバ用の端末機器が、受付端末からのデジタルデータ及び利用者データ等のデータを受信すると共に、受信端末に対してデジタルデータ等のデータを送信する入出力部と、この入出力部からのこれらのデータが登録される記憶部と、受付端末又は受信端末からの利用者データに基づいて利用者本人の認証を行なう認証部と、この認証部にて認証された利用者のデジタルデータ一時保管サービスの利用に関する決済を自動的に行なう決済部と、を備え、上記入出力部が、上記記憶部に登録されたデジタルデータのうち、保管期間が所定期間経過したものについて削除処理することを特徴としている。
【0010】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記受信端末が、前記受付端末と兼用されている。
【0011】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記受付端末が、利用者のデジタルデータ入力のための入力装置を備えている。
【0012】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記入力装置が、データ記録媒体の読取装置である。
【0013】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記入力装置が、利用者のデジタル機器に直接に接続されるコネクタを備えている。
【0014】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記受信端末が、利用者のデジタルデータ出力のための出力装置を備えている。
【0015】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記出力装置が、デジタルデータ記録媒体への書込装置である。
【0016】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記出力装置が、前記サーバ用の端末機器から受信したデジタルデータを紙等のシート媒体に印刷する印刷装置である。
【0017】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記決済部がデジタルデータの容量及び保存期間に応じて課金する。
【0018】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記受付端末が、決済用入力部を備えている。
【0019】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記決済用入力部が、前もって登録された利用者情報に対応するID及びパスワードを入力するための入力装置である。
【0020】
本発明によるデジタルデータ一時保管システムは、好ましくは、前記決済用入力部が、決済用カードの読取装置である。
【0021】
上記本発明によるデジタルデータ一時保管システムによれば、受付端末から利用者がネットワークを介して送信してくるデジタルデータを、サーバ用の端末機器で受信して登録することにより、当該デジタルデータを一時保管すると共に、利用者からの要求に応じて登録されている当該利用者のデジタルデータを、利用者が指定した受信端末に対してネットワークを介して送信する。さらに、記憶部に登録されたデジタルデータのうち、保管期間が所定期間経過したデータは、自動的に削除される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明を適用したデジタルデータ一時保管システムの一実施形態の構成例を示している。図1に示すように、デジタルデータ一時保管システム10は、受付端末100と、デジタルデータ一時保管センター200と、受信端末300と、ネットワーク400と、から構成されている。なお、図1において、受付端末100及び受信端末300は、一つだけ図示されているが、一つに限定されるものではない。
【0023】
ネットワーク400は、インターネット,アナログ及びデジタルを含む一般公衆回線網あるいは専用回線網等のネットワークであって、インターネット接続サービスを提供するものである。ここで、ネットワーク400をより詳細に説明すると、外部ネットワークは、例えばTCP/IP等の所定のプロトコル環境下のインターネット接続サービスを提供するネットワークであって、ISDN等のデジタル固定通信ネットワークやアナログ固定通信ネットワークを含む固定通信ネットワーク、PDC(Personal Digital Cellular Telecommunication System)方式,PHS(Personal Handyphone System)方式等のデジタル電話通信ネットワーク、さらにはケーブルテレビジョンのインターネット接続サービス,あるいは衛星通信を利用したインターネット接続サービス等を含むものである。
【0024】
受付端末100は、デジタルデータ一時保管センター200によりデジタルデータ一時保管サービスのデジタルデータ受付作業を提供するように、各地の取扱店、例えば24時間営業のコンビニエンスストアやガソリンスタンド等の店頭に設置されており、24時間稼動している。
この受付端末100は、デジタルデータ一時保管サービスを受けようとする利用者110の操作により、インターネットや一般公衆回線網あるいは専用回線網等のネットワーク400を介して、デジタルデータ一時保管センター200にアクセスし、デジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインすることができる。
なお、利用者110は、受付端末100に備えられた表示装置(図示せず)の画面上に表示されるデジタルデータ受付用の画面情報に基づいて、タッチパネルとして構成された画面上にタッチしたり、あるいはキーボードや入力ボタン等の入力装置を操作して、デジタルデータの指定及び送信に必要な各項目を入力できるようになっている。
【0025】
さらに、受付端末100は、データ入力部として、携帯用のデータ記録媒体(以下、データ記録媒体と称する。)の読取部(図示せず)、所謂カードリーダーを備えている。これにより、利用者110は、受付端末100のデータ記録媒体の読取部に自分のデータ記録媒体を挿入すれば、この携帯用データ記録媒体に記録されたデジタルデータを読み込ませることができるようになっている。従って、利用者110は、データ記録媒体の読取部にデータ記録媒体を挿入して、受付端末100の画面を操作して、サーバに送信したいデジタルデータを選択することにより、選択したデジタルデータをデータ記録媒体の読取部によって読み取らせることができる。
【0026】
さらに、利用者110は、デジタルデータ一時保管センター200にアクセスするために、前もって利用者情報(住所,氏名,電話番号,決済用カード番号等)120を届け出て会員登録しておき、当該利用者110を一意に特定できる利用者識別コード111(及びパスワード)をデジタルデータ一時保管センター200から付与されている。これにより、利用者110は、デジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインする際、利用者識別コード111とパスワードを送信することによって一意に特定されると共に、本人認証が行なわれることにより、顧客情報120をその都度入力したり、決済用カードの番号を入力する必要がない。なお、利用者110の利用者情報120の登録は、利用者110が最初にデジタルデータ一時保管センター200のサーバにアクセスしたとき、行なわれるようにしてもよい。
また、受付端末100は、決済用カードの読取部(図示せず)を備えていてもよい。この場合、利用者110は、受付端末100の決済用カードの読取部に、自分の決済用カード、例えばクレジットカード,デビットカード,プリペイドカード等を挿入しあるいは通過させて、当該決済用カードのカード番号を読み取らせることにより、受付端末100がネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200にカード番号を送信する。これにより、デジタルデータ一時保管センター200では、このカード番号に基づいて利用者本人の認証を行なうことができる。
【0027】
デジタルデータ一時保管センター200は、クライアント、本例では受付端末100や受信端末300/サーバー・システムにおける、クライアントからの依頼に応じて処理を実行し、データータベース(後述する記憶部220)を管理する、情報処理装置としてのサーバから構成されており、図1に示すように、入出力部210と、記憶部220と、認証部230と、決済部240と、から構成されている。なお、デジタルデータ一時保管センター200での処理は、プログラムに制御されたサーバ,ワークステーション等のコンピュータにより実行され、記録媒体としては、例えば磁気ディスク,半導体メモリ,その他の任意のコンピュータで読み取り可能なものが使用される。また、記録媒体に記録されたプログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませてもよく、また各種ネットワークを介してコンピュータに読み込ませるようにしてもよい。
【0028】
ここで、上記入出力部210は、ネットワーク400に接続されており、前もって登録されたデジタルデータ受付用の画面情報(図示せず)を、ネットワーク400を介してアクセスしてきた受付端末100の画面上に提示すると共に、受付端末100から送られてくる利用者識別コード111,パスワードあるいは利用者情報120またはカード番号(以下、利用者識別コード111等という)及びデジタルデータ130を受信して、利用者識別コード111等を認証部230に転送すると共に、デジタルデータ130を記憶装置220に登録する。この受付用の画面情報は、入出力部210に登録されていても、また後述する記憶部220に登録されていてもよい。
【0029】
これにより、入出力部210は、利用者110が受付端末100上で指定したデジタルデータ130を、利用者識別コード111等と共にネットワーク400を介して受信して、このデジタルデータ130を顧客識別コード111等と関連付けて記憶部220に登録する。
【0030】
さらに、入出力部210は、後述する受信端末300から利用者識別コード111等及び後述する要求指令を受信したとき、これらの利用者識別コード111等及び要求指令に基づいて、利用者110を特定して、当該利用者110のデジタルデータ130を記憶部220から読み出して、ネットワーク400を介して受信端末300に送信する。
【0031】
上記記憶装置220には、上述したデジタルデータ130が利用者識別コード111等及び登録日時データと関連付けられて登録されると共に、利用者識別コード111と関連して各利用者の利用者情報120がデータベースとして登録されており、特にデジタルデータ130に関しては、利用者識別コード111及び登録日時データにより検索して読み出され得るように登録されている。
【0032】
ここで、入出力部210は、記憶部220に登録されているデジタルデータ130に関して、定期的に、具体的には所定時間毎に(毎日定時に)、あるいは逐次、登録日時データに基づいて登録日時から所定期間経過したデジタルデータ130を検索して、該当するデジタルデータ130を削除処理するようになっている。
【0033】
上記認証部230は、入出力部210から利用者識別コード111等が転送されてきたとき、当該利用者識別コード111等に基づいて、当該利用者識別コード111等に対応する利用者情報120を検索し、読み出して、当該利用者110の認証を行なって、認証結果を入出力部210に通知する。この場合、利用者識別コード111等がカード番号であるときには、認証部230は、該当するカード番号に対応する利用者情報120が登録されている場合には、そのまま認証を許可するが、登録されていない場合には、カード番号及び暗証番号を決済部240に転送して、外部決済センターによる認証を受ける。
【0034】
認証結果の通知を受けた入出力部210は、認証が正常に行なわれた場合には、受付端末100からのデジタルデータ130をネットワーク400を介して受信し、または受信端末300に対して、デジタルデータ要求指令で指定されたデジタルデータ130をネットワーク400を介して送信する。
【0035】
上記決済部240は、利用者識別情報111等がカード番号であるとき、または利用者情報120にカード番号が含まれているとき、当該カード番号に基づいてデジタルデータ一時保管の利用料金を課金して、外部の決済センター(図示せず)に対して課金情報を送信する。
この課金は、好ましくは一時保管するデジタルデータの容量及び保管期間に応じて従量制で行なわれ、ネットワーク400あるいは専用のネットワークを介して外部の決済センター、例えば、銀行の決済センターやクレジット会社の決済センター等に送信されて、決済が自動的に行なわれるようになっている。
従って、デジタルデータ一時保存センター200側にて、独自に決済システムを設ける必要がなく、これにより利用者の信用調査や本人確認等の手間が省けることになると共に、利用料金を確実に徴収することができる。
【0036】
上記受信端末300は、受付端末100と同様に、デジタルデータ一時保管センター200によりデジタルデータ一時保管サービスのデジタルデータ送信作業を提供するように、受付端末100と同様に、各地の取扱い店、例えば24時間営業のコンビニエンスストアやガソリンスタンド等の店頭に設置されており、24時間稼動している。
この受付端末300は、デジタルデータ一時保管センター200によりデジタルデータ一時保管サービスを受けようとする利用者110の操作により、インターネットや一般公衆回線網あるいは専用回線網等のネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200にアクセスし、デジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインすることができる。
なお、利用者110は、受信端末300に備えられた表示装置(図示せず)の画面上に表示されるデジタルデータ受信用の画面情報に基づいて、タッチパネルとして構成された画面上にタッチしたり、あるいはキーボードや入力ボタン等の入力装置を操作して、利用者識別コード111等やデジタルデータの受信に必要な各項目を入力できるようになっている。
【0037】
さらに、利用者110は、デジタルデータ送信の場合と同様にして、デジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインする際、利用者識別コード111とパスワードを送信することによって一意に特定されると共に、本人認証が行なわれる。
なお、上記受信端末300は、受付端末100とは別に設けられているが、これに限らず、受付端末100と受信端末300は、同じ端末機器を兼用して、操作により受付端末と受信端末の機能を切り換えるように構成されていてもよい。さらに、上記受信端末300は、ネットワーク400に接続することができるものであれば、利用者110が利用し得る端末機器、例えば利用者110の職場や自宅に設置された端末機器、あるいは利用者110が所持する各種携帯端末機器であってもよい。
【0038】
本発明実施形態によるデジタルデータ一時保管システム10は、以上のように構成されており、その動作について図2乃至図3を参照して説明する。
【0039】
先ず、デジタルデータの送信作業について、図2を参照して説明する。図2において、利用者110は、符号A1で示すように、受付端末100により、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインして、利用者識別コード111およびパスワードを送信することによりデジタルデータ一時保管センター200にアクセスする。
なお、利用者110が前もって決済用カードのカード番号を利用者情報120と共に登録している場合には、上記利用者識別コード111及びパスワードの送信を省略してもよい。
【0040】
続いて、利用者110は、符号A2で示すように、受付端末100の決済用カードの読取部に自分の決済用カードを挿入し、続いて符号A3で示すように、受付端末100のデータ記録媒体の読取部に自分のデータ記録媒体を挿入する。これにより、受付端末100は、符号A4で示すように、当該決済用カードに記録されたカード番号を含むカード情報を読み取って、カード情報をネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200に送信する。
【0041】
これを受けて、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A5で示すように、このカード情報を認証部230に転送し、認証部230は、前もって記憶部220に登録されている利用者情報120に含まれるカード番号を検索する。そして、このカード番号を含む利用者情報120が記憶部220に登録されている場合には、利用者110が前もって利用者として登録されていることから、認証部230は、符号A6で示すように認証を行なって、その認証結果を入出力部210に通知する。
また、このカード番号を含む利用者情報120が記憶部220に登録されていない場合には、認証部230は、符号A7で示すように、決済部240を介して外部の決済センターに当該カード番号を照会し、カード番号が有効である場合には、認証部230は認証を行なって、その認証結果を符号A8で示すように入出力部210に通知する。
【0042】
このようにして、決済用カードの有効チェックが済んだ後、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A9で示すように、当該受付端末100に対して、デジタルデータ受付用の画面情報をネットワーク400を介して送信する。これにより、受付端末100の画面上に受付用の画面が表示される。そして、利用者110は、符号A10で示すように、受付端末100の画面上にて、データ記録媒体に記録されているデジタルデータのうち、送信したいデジタルデータを選択・指定すると共に、決済用カードのパスワードを入力する。これにより、受付端末100は、符号A11で示すように、入力されたパスワードを、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200に送信する。
【0043】
これを受けて、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A12で示すように、パスワードを決済部240に転送して、決済部240から外部の決済センターに当該パスワードを送信することにより、決済用カードが利用者110本人のものであることを確認して、入出力部210に承認結果を通知する。
ここで、パスワードの確認ができた場合には、入出力部210は、符号A13で示すように、パスワード確認の旨を受付端末100に送信し、受付端末100の画面上に表示する。なお、デジタルデータ一時保管の利用料金が固定料金である場合には、決済部240は、続いて課金情報を外部の決済センターに送信して決済手続を完了する。これに対して、パスワードの確認ができなかった場合には、入出力部210は、符号A14で示すように、再びパスワード入力画面を受付端末100の画面上に表示させて、パスワードの入力を利用者110に対して促す。
【0044】
そして、パスワードの確認後、受付端末100は、符号A15で示すように、指定されたデジタルデータ130を読取部から読み取って、符号A16で示すように、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200に送信する。これにより、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A17で示すように、受付端末100からのデジタルデータ130を受信して、当該利用者110の利用者識別コード111そしてそのときの日時を示す登録日時データと共に記憶部220に登録する。
最後に、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号A18で示すように、当該デジタルデータの登録が完了した旨を受付端末100に対して送信する。その際、入出力部210は、受付端末100に対して当該デジタルデータの登録場所としてのURLを通知するようにしてもよい。
以上で、デジタルデータの送信作業が終了する。
【0045】
次に、デジタルデータの受信作業について、図3を参照して説明する。
図3において、利用者110は、符号B1で示すように、受信端末300によりネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200のサーバにログインして、利用者識別コード111およびパスワードを送信することにより、デジタルデータ一時保管センター200にアクセスする。
【0046】
これにより、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号B2で示すように、当該受信端末300に対して、デジタルデータ受信用の画面情報をネットワーク400を介して送信する。これにより、受信端末300の画面上に、符号B3で示すように受信用の画面が表示される。
そして、利用者110は、符号B4で示すように、受信端末300の画面上にてデータ記録媒体の登録場所であるURLそして好ましくはパスワードを入力する。これにより、受信端末300は、符号B5で示すように、入力されたURL及びパスワードを、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200に送信する。
【0047】
これを受けて、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、符号B6で示すように、URL及びパスワードを認証部230に転送して、符号B7で示すように、認証部230にてURLに対する正しいパスワードか否かの確認を行なって、符号B8で示すように確認結果を入出力部210に通知する。そして、確認ができた場合には、入出力部210は、符号B9で示すように、受信したURLで指定されたデジタルデータを記憶部220から読み出して、符号B10で示すように、ネットワーク400を介して受信端末300に対して送信する。
ここで、デジタルデータ一時保管の利用料金が従量制である場合には、入出力部210は、符号B11で示すように、当該デジタルデータ受信の旨を決済部240に通知する。これにより、決済部240は、当該デジタルデータの登録日時データと現在日時とを比較して、保管期間を算出し、当該デジタルデータの容量と保管期間とに基づいて、符号B12で示すように、利用料金を計算して課金情報を生成し、符号B13で示すように、利用者110の決済用カードのカード番号,パスワードと共に外部の決済センターに送信して決済を完了する。
このようにして、利用者110は、当該受信端末300で自分が前もってデジタルデータ一時保管センター200に登録したデジタルデータを受信して、再び入手することができる。
以上で、デジタルデータの受信作業が終了する。
【0048】
なお、デジタルデータ一時保管センター200の入出力部210は、記憶部220に登録されたデジタルデータ130のうち、登録日時から所定期間経過したデジタルデータ130を定期的に、または逐次検索して、該当するデジタルデータ130を削除処理する。これによって、利用者110が登録したデジタルデータが長い間受信されずに記憶部220に残っている場合、記憶部220に登録されるデジタルデータ量が多くなって、サーバの負担が増大することを回避して、記憶部220の限りある記憶容量を有効利用することができる。
【0049】
このようにして、本発明実施形態によるデジタルデータ一時保管システム10によれば、利用者110は、自分が使用しているデジタルカメラ等のデジタル機器におけるデジタルデータを記録するためのデータ記録媒体の残り容量が少なくなったときには、いつでも近くの例えば24時間営業のコンビニエンスストア等に設置された受付端末100により、データ記録媒体に記録されているデジタルデータを、ネットワーク400を介してデジタルデータ一時保管センター200へ預けて、後日いつでも、近くの同様に例えば24時間営業のコンビニエンスストア等に設置され、あるいは自分で所持する携帯端末機器等の受信端末300により当該デジタルデータを受け取ることができる。
【0050】
上記実施形態においては、利用者110は、デジタル機器のデータ記録媒体を、受付端末100に設けられたデータ記録媒体の読取部を使用してデジタルデータ読取りを行なうようにしているが、これに限らず、デジタル機器に設けられた接続端子、例えばデジタルカメラの外部接続端子やカメラ付き携帯電話機の接続コネクタ等に読取部の接続用コネクタを接続して、デジタルデータの読取りを行なうようにしてもよいことは明らかである。
【0051】
また、上述した実施形態においては、デジタルデータの送信の際に、決済用カードを決済用カードの読取部に挿入して、決済用カードのチェックを行なうようになっているが、これに限らず、前もって決済用カードのカード番号を利用者情報120と共に登録している場合には、決済用カードの挿入・チェックは省略してもよい。この場合、デジタルデータ一時保管センター200の決済部240は、前もって記憶部220に登録されている利用者情報120に基づいて、カード番号を読み出して、課金情報と共に外部の決済センターに送信すればよい。
【0052】
さらに、上述した実施形態においては、利用者110は前もってデジタルデータ一時保管センター200に対して利用者登録をしておくようになっているが、これに限らず、決済用カードにより利用者本人を特定すると共に、デジタルデータの送信確認の際に、登録場所としてのURLと共にパスワードを発行するようにしておけば、利用者はデジタルデータの受信の際に、このURL及びパスワードを受信端末300からデジタルデータ一時保管センター200に送信することによって、自分が登録したデジタルデータを指定して受信することができるので、利用者登録の必要がなく、より簡便なサービスを提供することができる。
【0053】
更に、決済用カードについて言えば、この決済用カードは、本デジタルデータ一時保管システムにより利用者に対してサービスを提供する事業体と、決済事業体とが提携する提携カードであるのが望ましい。例えば、TSキュービックカードやVISAカード等である。このような提携カードの使用に当たり、本システムにおけるデジタルデータ一時保管サービスを受ける利用者の会員番号等の個人特定情報が予め各事業体に報告されていれば、決済用カードを挿入することで決済口座,利用者が特定できる。よって、利用者識別コードやパスワードの入力を省略することができる。
【0054】
さらに、上記した決済用カードは、データの書込み/読み出しが可能な記憶素子を備えた、所謂ICカードを利用しても良い。このようなICカードを決済用カードとして利用した場合、デジタルデータを送信端末100からデジタルデータ一時保管センター200に送信した後に、デジタルデータ一時保管センター200から送信される登録完了通知の情報を、そのままICカードに記憶させることができる。そして、その記憶させた情報を、デジタルデータ一時保管センター200から受け取る際に、そのまま利用することができる。これにより、URLやパスワードの入力等の作業を省略することができる。
【0055】
また、上記説明では、図3のシーケンスに示すように、利用者が受信端末300を操作して、デジタルデータ一時保管センター200に預けたデジタルデータを受信するまでの手順を説明したが、更に受信したデジタルデータをアウトプットして利用できるように受信端末300を構成してもよい。この場合、受信端末300は、印画紙等のシート媒体に印刷する機能を備えた出力装置を備える。このような出力装置を受信端末300に備えさせれば、利用者が、デジタルカメラ等によって撮影したデジタルデータを、写真のように受信端末300にてプリントアウトすることができる。これにより、例えば、利用者がデジタルデータを写真としてプリントアウトするためのプリンター等の装置を所有していなくても、デジタルデータをデジタルデータ一時保管センター200に一時的に預け、コンビニエンスストア等に設置された受信端末300を操作して、データの形ではなく、写真として受け取ることができる。なお、出力装置としては、プリンター等の印刷装置の他に、電磁気的に或いは光学的に記憶媒体へ書き込む為の装置であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、誰でも受付端末を利用して、自分のデジタルデータをネットワークを介してデジタルデータ一時保管センターに送信することにより、当該デジタルデータの一時保管サービスを受けることができる。
従って、出先等において、デジタル機器のデータ記録媒体の容量が残り少なくなったとしても、データ記録媒体に記録されているデジタルデータを、近くの受付端末からデジタルデータ一時保管センターに送信して一時保管することにより、データ記録媒体の残り容量を確保することができる。
【0057】
これにより、利用者は、外出時にも、予備のデータ記録媒体を用意したり、あるいはデータ記録媒体に記録されたデジタルデータを取り込むための携帯端末機器を持ち歩く必要はなく、データ記録媒体の残り容量を気にすることなく、デジタル機器を利用することが可能になる。
また、利用者は、出先から職場,自宅あるいは宿泊先に戻ったときに、近くの受信端末を利用して職場あるいは自宅に設置されているパーソナルコンピュータ等の端末機器や自分の持ち歩いている携帯電話機等の携帯端末機器を利用して、ネットワークを介してデジタルデータ一時保管センターにアクセスすることにより、一時保管したデジタルデータをいつでも取り出すことができる。
【0058】
他方、デジタルデータ一時保管センター側では、決済部により自動決済することにより、利用者の事前登録や信用調査を行なうことなく、確実に利用料金を徴収することができる。
【0059】
さらに、記憶部に登録されたデジタルデータのうち、保管期間が所定期間経過したデータは自動的に削除されるので、サーバ用の端末機器の処理効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルデータ一時保管システムの一実施形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のデジタルデータ一時保管システムにおけるデジタルデータの送信作業を示すフローチャートである。
【図3】図1のデジタルデータ一時保管システムにおけるデジタルデータの受信作業を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルデータ一時保管システム
100 受付端末
110 利用者
111 利用者識別コード
120 利用者情報
130 デジタルデータ
200 デジタルデータ一時保管センター
210 入出力部
220 記憶部
230 認証部
240 決済部
300 受信端末
400 ネットワーク
Claims (12)
- 少なくとも1以上の利用者用の受付端末と、少なくとも1以上の利用者用の受信端末と、上記受付端末及び受信端末からの依頼に応じて処理を実行するサーバ用の端末機器と、これらの間に介在するネットワークと、を備え、
上記サーバ用の端末機器が、上記受付端末からのデジタルデータ及び利用者データ等のデータを受信すると共に、上記受信端末に対してデジタルデータ等のデータを送信する入出力部と、この入出力部からのこれらのデータが登録される記憶部と、上記受付端末又は上記受信端末からの利用者データに基づいて利用者本人の認証を行なう認証部と、この認証部にて認証された利用者のデジタルデータ一時保管サービスの利用に関する決済を自動的に行なう決済部と、を備え、
上記入出力部が、上記記憶部に登録されたデジタルデータのうち、保管期間が所定期間経過したものについて削除処理することを特徴とする、デジタルデータ一時保管システム。 - 前記受信端末が、前記受付端末と兼用されていることを特徴とする、請求項1に記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記受付端末が、利用者のデジタルデータ入力のための入力装置を備えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記入力装置が、デジタルデータ記録媒体の読取装置であることを特徴とする、請求項3に記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記入力装置が、利用者のデジタル機器に直接に接続されるコネクタを備えていることを特徴とする、請求項3に記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記受信端末が、利用者のデジタルデータ出力のための出力装置を備えていることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記出力装置が、デジタルデータ記録媒体への書込装置であることを特徴とする、請求項6に記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記出力装置が、前記サーバ用の端末機器から受信したデジタルデータを紙等のシート媒体に印刷する印刷装置であることを特徴とする、請求項6に記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記決済部が、デジタルデータの容量及び保存期間に応じて課金することを特徴とする、請求項1〜8の何れかに記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記受付端末が、決済用入力部を備えていることを特徴とする、請求項1〜9の何れかに記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記決済用入力部が、前もって登録された利用者情報に対応するID及びパスワードを入力するための入力装置であることを特徴とする、請求項10に記載のデジタルデータ一時保管システム。
- 前記決済用入力部が、決済用カードの読取装置であることを特徴とする、請求項10に記載のデジタルデータ一時保管システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002366509A JP2004199346A (ja) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | デジタルデータ一時保管システム |
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JP (1) | JP2004199346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009217338A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Nec Corp | 商品紹介システム、ウェブサーバ、サーバ、および商品紹介方法 |
-
2002
- 2002-12-18 JP JP2002366509A patent/JP2004199346A/ja active Pending
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