JP2004054672A - 自動写真撮影装置及びそれを用いたサービス・システム - Google Patents
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Abstract
【課題】自動写真撮影装置で撮影して得た顔画像データを被撮影者の承諾を得てセンタ・サーバに送信、記憶し、該顔画像データを顔画像利用者に提供するサービス・システムを構築すること。
【解決手段】通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムであって、自動写真撮影装置は、顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示し、顔画像データ保管承諾を得ると、生成したクライアントIDと関連付けて撮影した顔画像情報に係る顔画像データをセンタ・サーバに送信する。センタ・サーバは顔画像データを受信し、記憶する。クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムであって、自動写真撮影装置は、顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示し、顔画像データ保管承諾を得ると、生成したクライアントIDと関連付けて撮影した顔画像情報に係る顔画像データをセンタ・サーバに送信する。センタ・サーバは顔画像データを受信し、記憶する。クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔画像情報を提供するサービス・システム、自動写真撮影装置、プログラム、およびサービスを行う方法に関する。
【0002】
より詳しくは、自動写真撮影装置で撮影して得た顔画像データをセンタ・サーバに送信、記憶し、顔画像情報を顔画像情報利用者に提供する技術に関し、更に詳しくは、自動写真撮影装置で被撮影者を撮影し、得られた顔画像データを通信手段を用いてセンタ・サーバに送信し、センタ・サーバの画像データ記憶手段に該顔画像データを記憶し、顔画像データを請求した顔画像利用者に一定の条件で該顔画像データを提供する技術に関する。
【0003】
【従来の技術】
現在の自動写真撮影装置は顧客に証明写真を提供することで対価を得ている。図7は従来の自動写真撮影装置の概念図である。図7において、符号1は自動写真撮影装置である。該自動写真撮影装置1内には、カメラ2、料金投入口3、入力部4、表示部5、プリント排出口6が設けられている。人物7が、自動写真撮影装置内部に設けられた椅子8に座った状態で撮影が行われる。
【0004】
被撮影者である人物7は、表示部5の指示に従って入力部4を操作し、希望の証明写真のサイズを入力する。その後、料金投入口から所定の料金を投入するとカメラ2は人物7の写真を撮影する。自動写真撮影装置内部では、撮影した顔画像情報の処理を行い、プリント排出口6から人物7の顔写真が写ったプリントを排出する。
【0005】
このような従来の自動写真撮影装置では、被撮影者はプリントを必要な書類に添付することが目的であり、プリントを得ることが最終の目的ではない。顔写真ではなく、顔画像のデジタル情報が必要とされている場合にはプリントをスキャナー等で読み込んでデジタルデータに変換する等、手間がかかり、非効率的であった。また、プリントからスキャナーで顔画像情報を読み込む際に画質が劣化することもあり、高画質のデジタル顔画像データを得ることが難しかった。
【0006】
また、近年、履歴書、入学試験願書等、顔写真を必要とする書類に係るデータの通信ネットワーク経由での提出が行われ始めている。しかし、送信できるのは文書情報に係るデータがほとんどで、簡便に顔画像データを送ることが難しかった。このため、前記書類に係るデータの通信ネットワーク経由での提出は普及していない。更に、顔画像情報等の個人情報に係るデータを勝手にサーバに送られることへの抵抗感も大きく、顔画像情報を提供するサービスの障害となっていた。
【0007】
自動写真撮影装置で撮影した画像情報に係るデータをサーバに保管し、顔画像利用者に提供することは特開2002−7591号公報に開示されているが、該公報には被撮影者が自らの顔画像データをサーバに登録することを承諾した場合のみ顔画像データをサーバに送信することや、サーバへの登録の承諾を得るための説明の表示や承諾の入力については全く開示も教示もされていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動写真撮影装置は、顔写真プリントをその場で提供することが目的であり、撮影で得た顔画像情報をプリントを介さずに利用することはできなかった。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、自動写真撮影装置で撮影して得た顔画像データを被撮影者の承諾を得てセンタ・サーバに送信、記憶し、該顔画像データを顔画像利用者に提供するサービス・システムを構築することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、以下の手段により解決することができる。すなわち、
(1) 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムにおいて、
前記自動写真撮影装置は、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを有し、
前記センタ・サーバは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データを受信する手段と、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データを記憶する手段とを有しており、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とするサービス・システム。
【0011】
(2) 前記自動写真撮影装置は、前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を有することを特徴とする(1)記載のサービス・システム。
【0012】
(3) 前記自動写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を有することを特徴とする(1)又は(2)記載のサービス・システム。
【0013】
(4) 前記自動写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を有することを特徴とする(1)又は(2)記載のサービス・システム。
【0014】
(5) 通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムに用いる自動写真撮影装置において、
前記自動写真撮影装置は、被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えているものであって、かつ、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを、有することを特徴とする自動写真撮影装置。
【0015】
(6) 前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を有することを特徴とする(5)記載の自動写真撮影装置。
【0016】
(7) 前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を有することを特徴とする(5)又は(6)記載の自動写真撮影装置。
【0017】
(8) 前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を有することを特徴とする(5)又は(6)記載の自動写真撮影装置。
【0018】
(9) 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えた通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を通して所定のサービスを行うサービス・システムに用いる自動写真撮影装置を、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段として、機能させるためのプログラム。
【0019】
(10) (9)記載のプログラムにおいて、前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
【0020】
(11) (9)又は(10)記載のプログラムにおいて、前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
【0021】
(12) (9)又は(10)記載のプログラムにおいて、前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
【0022】
(13) 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行う方法において、
前記自動写真撮影装置の制御のもとでは、
前記表示手段にサービス選択画面を表示するステップと、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示するステップと、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示するステップと、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得るステップと、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成するステップと、
前記表示手段に写真撮影画面を表示するステップと、
前記画像情報取得手段を作動するステップと、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信するステップとを実行し、
前記センタ・サーバの制御のもとでは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データを受信するステップと、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データを記憶するステップとを実行し、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とする所定のサービスを行う方法。
【0023】
(14) 前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化するステップを実行することを特徴とする(13)に記載の所定のサービスを行う方法。
【0024】
(15) 前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去するステップを実行することを特徴とする(13)又は(14)に記載の所定のサービスを行う方法。
【0025】
(16) 前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去するステップを実行することを特徴とする(13)又は(14)に記載の所定のサービスを行う方法。
【0026】
(17) 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムにおいて、
前記自動写真撮影装置は、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データと被撮影者が入力した被撮影者の個人情報に関するデータとを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを有し、
前記センタ・サーバは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを受信する手段と、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを記憶する手段とを有しており、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とするサービス・システム。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に図面により、本発明を詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明のサービス・システムを説明する概略図である。符号10は本発明の自動写真撮影装置であり、例えば駅前やスーパーマーケットの店前等に設置されている。符号20はセンタ・サーバであり、本発明のサービス・システムを提供する企業等が管理している。符号30は外部端末機であり、顔画像利用者がインターネットなどの通信回線40を介してセンタ・サーバ20にアクセスして、センタ・サーバ20に保管されている顔画像データを請求し、受信するものである。顔画像利用者としては、被撮影者本人である場合はもちろん、被撮影者が利用する金融機関等である場合もある。
【0029】
図2は、本発明の自動写真撮影装置の概略ブロック図である。図2において、符号10は自動写真撮影装置、符号11は被撮影者の顔画像を光電変換により取得する画像情報取得手段、符号12は自動写真撮影装置10の各手段を制御する制御手段、符号13は各種情報を表示する表示手段、符号14は被撮影者からの金銭的決済をするための支払いを受ける手段、符号15は被撮影者が情報を入力するための入力手段、符号16は取得された被撮影者の顔画像データ等を一時的または長期にわたり記憶する記憶手段、符号17はプリンター、符号18は自動写真撮影装置10がセンタ・サーバ20との間で情報を送受信するための通信手段である。
【0030】
制御手段12は表示手段13に料金(例えばセンタ・サーバ20に登録の場合は500円、証明写真の場合は700円)を表示し、被撮影者から支払いを受ける手段14によって所定の料金の支払いを受ける。制御手段12は表示手段13に提供できるサービスの内容を表示し、被撮影者が入力手段15によって提供を受けたいサービスを選択することができる。制御手段12は画像情報取得手段11を用いて被撮影者の顔画像を撮影する。制御手段12は表示手段13に顔画像データをセンタ・サーバ20に保管することの諾否を被撮影者に問う文章を表示し、入力手段15によって被撮影者の意向を確認することができる。被撮影者が顔画像データのセンタ・サーバ20への保管を許諾した場合には、制御手段12は顔画像データをJPEG圧縮し、制御手段12が自動発生させた被撮影者を特定することが出来る識別番号であるクライアントID(例えば、4桁の自動写真撮影装置の装置識別番号と予め制御手段12に許可された8桁の番号から乱数を用いて選択した番号の計12桁の数字)をファイル名とする画像データファイルを作成する。また、必要に応じて4桁の英数字からなるパスワードを被撮影者に入力を促す。入力されたパスワードは画像データファイルに記録される。
【0031】
クライアントIDは、後記するセンタ・サーバ20のデータ管理手段が画像データ記憶手段に記憶された画像データファイルを検索するためのキーとして利用するものである。パスワードは顔画像データと関連付けられたクライアントIDをセンタ・サーバ20に送信して顔画像データのダウンロードを要求してきた者が被撮影者であるか、または被撮影者によって顔画像データのダウンロードを許諾された者であることを確認するためのものである。
【0032】
制御手段12は、顔画像データをクライアントIDと関連付けて記憶手段16に記憶させ、通信手段18を介してセンタ・サーバ20にクライアントIDと関連付けられた顔画像データを送信する。プリンター17は顔画像データをクライアントIDとともに(必要に応じて更にパスワードと共に)プリントアウトし、被撮影者にプリントとして提供する。
【0033】
図3は、本発明の自動写真撮影装置における処理の流れを説明するフロー図である。被撮影者は支払いを受ける手段14から規定の料金を支払う。次いで、被撮影者は所望の写真サイズの選択を行う。この選択は表示手段13に表示された画面にしたがって入力手段15から操作を行うようになっている。写真サイズの選択が行われると、画像情報取得手段11により写真撮影が行われる。次いで、撮り直し要否判定の画面が表示手段13に表示される。被撮影者が撮り直しの要望を入力手段15から入力すると、再度、画像情報取得手段11により写真撮影が行われる。次に、表示手段13に、顔画像データのセンタ・サーバ20への保管許諾可否の画面が表示される。入力手段15から保管許諾可が入力されると、クライアントIDが生成し、生成したクライアントIDと関連付けられて顔画像データがセンタ・サーバ20に送信される。この場合に、顔画像データを通信手段18を介してセンタ・サーバ20に送信する前に、公開鍵/秘密鍵方式により画像データを暗号化することが好ましい。
【0034】
保管許諾否が入力されると、プリンター17から写真がプリントアウトされ、被撮影者に提供される。
【0035】
また、顔画像データが、自動写真撮影装置10の記憶手段16に記憶されたままで、何日も放置されることは個人情報保護の観点でも好ましくない。したがって、プリンター17から写真がプリントアウトされた後、あるいは、生成したクライアントIDと関連付けられて顔画像データがセンタ・サーバ20に送信された後など、あるいは、一定期間経過後に自動的に消去されるようになっていることが好ましい。
【0036】
図4は、本発明のセンター・サーバの概略ブロック図である。センタ・サーバ20のデータ管理手段23は、通信手段21が受信したクライアントIDと関連付けられた画像データを画像データ記憶手段22に記憶させる。なお、センタ・サーバ20のデータ管理手段が有する支払いを受ける手段(図示せず)には特に制限は無いが、例えばクレジットカード番号の入力等を挙げることができる。
【0037】
顔画像データをセンタ・サーバ20からダウンロードする場合、被撮影者は被撮影者が操作する外部端末機30から通信回線40を経由してセンタ・サーバ20に接続し、外部端末機30からクライアントIDを送信する。被撮影者が操作する端末機器としてはPHS、携帯電話、通信回線40と接続されたパーソナルコンピュータ等が挙げられる。
【0038】
センタ・サーバ20のデータ管理手段23は検索機能や照合機能を有し、入力されたクライアントIDによって該クライアントIDと関連付けられた顔画像データを検索する。また、必要に応じてパスワードの送信を要求し、正当な利用者であると判断すると、顔画像データを通信手段21を介して前記クライアントIDを送信してきた外部端末機30に送信する。
【0039】
センタ・サーバ20は、クライアントIDと関連付けられた顔画像データを画像データ記憶手段22に記憶し、クライアントIDが入力されたときには該当する顔画像データの利用を可能とする。クライアントIDと同時にパスワードを要求し、パスワードが一致した場合のみ顔画像データの利用を可能にすることもできる。クライアントIDには特に制限は無いが数字または英字、その組み合わせで構成されることが好ましく、12桁以上の数字であることが最も好ましい。
【0040】
図5は、本発明のサービス・システムの流れを説明するフロー図である。自動写真撮影装置10は、クライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバ20に送信する。センタ・サーバ20では、通信手段21がクライアントIDと関連付けられた顔画像データを受信する。データ管理手段23により、受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データは画像データ記憶手段22に記憶される。なお、図5のフローには記載していないが、画像データ記憶手段22にはパスワードが一緒に記憶されてもよい。
【0041】
センタ・サーバ20は、顔画像利用者が操作する外部端末機30からクライアントIDを受信すると、このクライアントIDに基づきデータ管理手段23は画像データ記憶手段22に記憶されているデータから、クライアントIDと関連付けられた顔画像データを検索する。検索された顔画像データは、通信手段21を介してクライアントIDを送信してきた外部端末機30に送信される。
【0042】
なお、被撮影者が被撮影者以外の者に顔画像の利用を許可する場合には、顔画像データと関連付けられたクライアントIDやパスワードを顔画像の利用を許可する前記被撮影者以外の者に通知する。顔画像データと関連付けられたクライアントIDやパスワードの通知を受けた者はそれをセンタ・サーバ20に送信することで前記手順を経て顔画像データのサービスを受けることができる。
【0043】
具体例としては、通信回線を介して履歴書を例えば会社や学校等に提出する際、顔写真以外の文字情報に関するデータ(ここでは被撮影者の履歴に関する書誌事項等、ここではこれを履歴情報と言う)に加えて、前記顔画像データと関連付けられたクライアントIDを提出先へ通知すれば、履歴情報を受け取った側(提出先)はセンタ・サーバ20に顔画像データと関連付けられたクライアントIDを通知することで、センタ・サーバ20から前記履歴情報の提出者の顔画像データを入手することができる。このように構成すれば履歴書を提出する側は文字情報に関するデータを送るだけで、履歴書を提出される側では顔画像が入った履歴書を作成することができる。
【0044】
他の具体例としては、顔画像データをダウンロードする者は、送信されてきた被撮影者の顔画像データを端末機器、例えば携帯電話の画面に表示したり、顔画像データをメールと共に発信することが可能になる。また、顔画像データをパーソナルコンピュータに読み込んで文書に組み込んだり、ホームページに掲載することが可能になる。
【0045】
図6は、本発明の自動写真撮影装置の概念図である。画像情報取得手段11はビデオカメラ、デジタルカメラ等を利用することができ、デジタルカメラを利用することが好ましい。画像情報取得手段11は垂直方向の画素数が水平方向の画素数よりも多くなるように設置することが好ましい。表示手段13はCRT、液晶表示装置等を用いることができる。支払いを受ける手段14は貨幣、紙幣の他、貨幣代替物による支払いを受けることが可能である。例えば、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカード、携帯電話による課金サービス等による支払いを受けることができる。通信手段18には特に制限はなく、PHS、携帯電話、モデム等を利用することができるが、通信コスト、通信速度の点でPHS、携帯電話を用いることが好ましく、PHSを用いることが最も好ましい。これら通信手段を利用して直接サーバに接続することも可能であるが、インターネット、パソコン通信を介して接続することも可能である。PHS、携帯電話を用いて顔画像情報を直接サーバに送信すると、情報の盗聴や改変等の危険が減少し、好ましい。
【0046】
なお、以上の説明では、自動写真撮影装置とセンタ・サーバが別体となった構成を示したが、自動写真撮影装置とセンタ・サーバは一体でも良く、別体でも良い。更に、自動写真撮影装置を構成する画像情報取得手段、表示手段、支払いを受ける手段、入力手段、記憶手段、プリンター、通信手段等やサーバを構成する通信手段、情報管理手段、情報記憶手段は各々一体となって本発明のシステムを構成することもできるし、各々またはその一部が別体となっていても良い。
【0047】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0048】
(1) 本発明によれば、被撮影者が顔画像データをセンタ・サーバに保管することを承諾しやすくすることができ、受け取る顔画像利用料金を増加させることができる。
【0049】
(2) また、本発明によれば、公開鍵/秘密鍵方式により画像データを暗号化して情報を送ることで、被撮影者が顔画像の保管を承諾する比率が上がり、顔画像の利用の増加が期待できる。
【0050】
(3) さらに、顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に、自動写真撮影装置内に記憶される顔画像データを消去することにより、自動写真撮影装置の盗難による顔画像情報流出のリスクを回避することができるので、被撮影者が顔画像の保管を承諾する比率が上がり、顔画像の利用の増加が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサービス・システムを説明する概略図である。
【図2】本発明の自動写真撮影装置の概略ブロック図である。
【図3】本発明の自動写真撮影装置における処理の流れを説明するフロー図である。
【図4】本発明のセンター・サーバの概略ブロック図である。
【図5】本発明のサービス・システムの流れを説明するフロー図である。
【図6】本発明の自動写真撮影装置の概念図である。
【図7】従来の自動写真撮影装置の概念図である。
【符号の説明】
10 自動写真撮影装置
20 センタ・サーバ
30 外部端末機
40 通信回線
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔画像情報を提供するサービス・システム、自動写真撮影装置、プログラム、およびサービスを行う方法に関する。
【0002】
より詳しくは、自動写真撮影装置で撮影して得た顔画像データをセンタ・サーバに送信、記憶し、顔画像情報を顔画像情報利用者に提供する技術に関し、更に詳しくは、自動写真撮影装置で被撮影者を撮影し、得られた顔画像データを通信手段を用いてセンタ・サーバに送信し、センタ・サーバの画像データ記憶手段に該顔画像データを記憶し、顔画像データを請求した顔画像利用者に一定の条件で該顔画像データを提供する技術に関する。
【0003】
【従来の技術】
現在の自動写真撮影装置は顧客に証明写真を提供することで対価を得ている。図7は従来の自動写真撮影装置の概念図である。図7において、符号1は自動写真撮影装置である。該自動写真撮影装置1内には、カメラ2、料金投入口3、入力部4、表示部5、プリント排出口6が設けられている。人物7が、自動写真撮影装置内部に設けられた椅子8に座った状態で撮影が行われる。
【0004】
被撮影者である人物7は、表示部5の指示に従って入力部4を操作し、希望の証明写真のサイズを入力する。その後、料金投入口から所定の料金を投入するとカメラ2は人物7の写真を撮影する。自動写真撮影装置内部では、撮影した顔画像情報の処理を行い、プリント排出口6から人物7の顔写真が写ったプリントを排出する。
【0005】
このような従来の自動写真撮影装置では、被撮影者はプリントを必要な書類に添付することが目的であり、プリントを得ることが最終の目的ではない。顔写真ではなく、顔画像のデジタル情報が必要とされている場合にはプリントをスキャナー等で読み込んでデジタルデータに変換する等、手間がかかり、非効率的であった。また、プリントからスキャナーで顔画像情報を読み込む際に画質が劣化することもあり、高画質のデジタル顔画像データを得ることが難しかった。
【0006】
また、近年、履歴書、入学試験願書等、顔写真を必要とする書類に係るデータの通信ネットワーク経由での提出が行われ始めている。しかし、送信できるのは文書情報に係るデータがほとんどで、簡便に顔画像データを送ることが難しかった。このため、前記書類に係るデータの通信ネットワーク経由での提出は普及していない。更に、顔画像情報等の個人情報に係るデータを勝手にサーバに送られることへの抵抗感も大きく、顔画像情報を提供するサービスの障害となっていた。
【0007】
自動写真撮影装置で撮影した画像情報に係るデータをサーバに保管し、顔画像利用者に提供することは特開2002−7591号公報に開示されているが、該公報には被撮影者が自らの顔画像データをサーバに登録することを承諾した場合のみ顔画像データをサーバに送信することや、サーバへの登録の承諾を得るための説明の表示や承諾の入力については全く開示も教示もされていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動写真撮影装置は、顔写真プリントをその場で提供することが目的であり、撮影で得た顔画像情報をプリントを介さずに利用することはできなかった。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、自動写真撮影装置で撮影して得た顔画像データを被撮影者の承諾を得てセンタ・サーバに送信、記憶し、該顔画像データを顔画像利用者に提供するサービス・システムを構築することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、以下の手段により解決することができる。すなわち、
(1) 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムにおいて、
前記自動写真撮影装置は、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを有し、
前記センタ・サーバは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データを受信する手段と、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データを記憶する手段とを有しており、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とするサービス・システム。
【0011】
(2) 前記自動写真撮影装置は、前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を有することを特徴とする(1)記載のサービス・システム。
【0012】
(3) 前記自動写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を有することを特徴とする(1)又は(2)記載のサービス・システム。
【0013】
(4) 前記自動写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を有することを特徴とする(1)又は(2)記載のサービス・システム。
【0014】
(5) 通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムに用いる自動写真撮影装置において、
前記自動写真撮影装置は、被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えているものであって、かつ、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを、有することを特徴とする自動写真撮影装置。
【0015】
(6) 前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を有することを特徴とする(5)記載の自動写真撮影装置。
【0016】
(7) 前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を有することを特徴とする(5)又は(6)記載の自動写真撮影装置。
【0017】
(8) 前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を有することを特徴とする(5)又は(6)記載の自動写真撮影装置。
【0018】
(9) 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えた通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を通して所定のサービスを行うサービス・システムに用いる自動写真撮影装置を、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段として、機能させるためのプログラム。
【0019】
(10) (9)記載のプログラムにおいて、前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
【0020】
(11) (9)又は(10)記載のプログラムにおいて、前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
【0021】
(12) (9)又は(10)記載のプログラムにおいて、前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
【0022】
(13) 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行う方法において、
前記自動写真撮影装置の制御のもとでは、
前記表示手段にサービス選択画面を表示するステップと、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示するステップと、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示するステップと、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得るステップと、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成するステップと、
前記表示手段に写真撮影画面を表示するステップと、
前記画像情報取得手段を作動するステップと、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信するステップとを実行し、
前記センタ・サーバの制御のもとでは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データを受信するステップと、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データを記憶するステップとを実行し、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とする所定のサービスを行う方法。
【0023】
(14) 前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化するステップを実行することを特徴とする(13)に記載の所定のサービスを行う方法。
【0024】
(15) 前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去するステップを実行することを特徴とする(13)又は(14)に記載の所定のサービスを行う方法。
【0025】
(16) 前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去するステップを実行することを特徴とする(13)又は(14)に記載の所定のサービスを行う方法。
【0026】
(17) 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムにおいて、
前記自動写真撮影装置は、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データと被撮影者が入力した被撮影者の個人情報に関するデータとを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを有し、
前記センタ・サーバは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを受信する手段と、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを記憶する手段とを有しており、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とするサービス・システム。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に図面により、本発明を詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明のサービス・システムを説明する概略図である。符号10は本発明の自動写真撮影装置であり、例えば駅前やスーパーマーケットの店前等に設置されている。符号20はセンタ・サーバであり、本発明のサービス・システムを提供する企業等が管理している。符号30は外部端末機であり、顔画像利用者がインターネットなどの通信回線40を介してセンタ・サーバ20にアクセスして、センタ・サーバ20に保管されている顔画像データを請求し、受信するものである。顔画像利用者としては、被撮影者本人である場合はもちろん、被撮影者が利用する金融機関等である場合もある。
【0029】
図2は、本発明の自動写真撮影装置の概略ブロック図である。図2において、符号10は自動写真撮影装置、符号11は被撮影者の顔画像を光電変換により取得する画像情報取得手段、符号12は自動写真撮影装置10の各手段を制御する制御手段、符号13は各種情報を表示する表示手段、符号14は被撮影者からの金銭的決済をするための支払いを受ける手段、符号15は被撮影者が情報を入力するための入力手段、符号16は取得された被撮影者の顔画像データ等を一時的または長期にわたり記憶する記憶手段、符号17はプリンター、符号18は自動写真撮影装置10がセンタ・サーバ20との間で情報を送受信するための通信手段である。
【0030】
制御手段12は表示手段13に料金(例えばセンタ・サーバ20に登録の場合は500円、証明写真の場合は700円)を表示し、被撮影者から支払いを受ける手段14によって所定の料金の支払いを受ける。制御手段12は表示手段13に提供できるサービスの内容を表示し、被撮影者が入力手段15によって提供を受けたいサービスを選択することができる。制御手段12は画像情報取得手段11を用いて被撮影者の顔画像を撮影する。制御手段12は表示手段13に顔画像データをセンタ・サーバ20に保管することの諾否を被撮影者に問う文章を表示し、入力手段15によって被撮影者の意向を確認することができる。被撮影者が顔画像データのセンタ・サーバ20への保管を許諾した場合には、制御手段12は顔画像データをJPEG圧縮し、制御手段12が自動発生させた被撮影者を特定することが出来る識別番号であるクライアントID(例えば、4桁の自動写真撮影装置の装置識別番号と予め制御手段12に許可された8桁の番号から乱数を用いて選択した番号の計12桁の数字)をファイル名とする画像データファイルを作成する。また、必要に応じて4桁の英数字からなるパスワードを被撮影者に入力を促す。入力されたパスワードは画像データファイルに記録される。
【0031】
クライアントIDは、後記するセンタ・サーバ20のデータ管理手段が画像データ記憶手段に記憶された画像データファイルを検索するためのキーとして利用するものである。パスワードは顔画像データと関連付けられたクライアントIDをセンタ・サーバ20に送信して顔画像データのダウンロードを要求してきた者が被撮影者であるか、または被撮影者によって顔画像データのダウンロードを許諾された者であることを確認するためのものである。
【0032】
制御手段12は、顔画像データをクライアントIDと関連付けて記憶手段16に記憶させ、通信手段18を介してセンタ・サーバ20にクライアントIDと関連付けられた顔画像データを送信する。プリンター17は顔画像データをクライアントIDとともに(必要に応じて更にパスワードと共に)プリントアウトし、被撮影者にプリントとして提供する。
【0033】
図3は、本発明の自動写真撮影装置における処理の流れを説明するフロー図である。被撮影者は支払いを受ける手段14から規定の料金を支払う。次いで、被撮影者は所望の写真サイズの選択を行う。この選択は表示手段13に表示された画面にしたがって入力手段15から操作を行うようになっている。写真サイズの選択が行われると、画像情報取得手段11により写真撮影が行われる。次いで、撮り直し要否判定の画面が表示手段13に表示される。被撮影者が撮り直しの要望を入力手段15から入力すると、再度、画像情報取得手段11により写真撮影が行われる。次に、表示手段13に、顔画像データのセンタ・サーバ20への保管許諾可否の画面が表示される。入力手段15から保管許諾可が入力されると、クライアントIDが生成し、生成したクライアントIDと関連付けられて顔画像データがセンタ・サーバ20に送信される。この場合に、顔画像データを通信手段18を介してセンタ・サーバ20に送信する前に、公開鍵/秘密鍵方式により画像データを暗号化することが好ましい。
【0034】
保管許諾否が入力されると、プリンター17から写真がプリントアウトされ、被撮影者に提供される。
【0035】
また、顔画像データが、自動写真撮影装置10の記憶手段16に記憶されたままで、何日も放置されることは個人情報保護の観点でも好ましくない。したがって、プリンター17から写真がプリントアウトされた後、あるいは、生成したクライアントIDと関連付けられて顔画像データがセンタ・サーバ20に送信された後など、あるいは、一定期間経過後に自動的に消去されるようになっていることが好ましい。
【0036】
図4は、本発明のセンター・サーバの概略ブロック図である。センタ・サーバ20のデータ管理手段23は、通信手段21が受信したクライアントIDと関連付けられた画像データを画像データ記憶手段22に記憶させる。なお、センタ・サーバ20のデータ管理手段が有する支払いを受ける手段(図示せず)には特に制限は無いが、例えばクレジットカード番号の入力等を挙げることができる。
【0037】
顔画像データをセンタ・サーバ20からダウンロードする場合、被撮影者は被撮影者が操作する外部端末機30から通信回線40を経由してセンタ・サーバ20に接続し、外部端末機30からクライアントIDを送信する。被撮影者が操作する端末機器としてはPHS、携帯電話、通信回線40と接続されたパーソナルコンピュータ等が挙げられる。
【0038】
センタ・サーバ20のデータ管理手段23は検索機能や照合機能を有し、入力されたクライアントIDによって該クライアントIDと関連付けられた顔画像データを検索する。また、必要に応じてパスワードの送信を要求し、正当な利用者であると判断すると、顔画像データを通信手段21を介して前記クライアントIDを送信してきた外部端末機30に送信する。
【0039】
センタ・サーバ20は、クライアントIDと関連付けられた顔画像データを画像データ記憶手段22に記憶し、クライアントIDが入力されたときには該当する顔画像データの利用を可能とする。クライアントIDと同時にパスワードを要求し、パスワードが一致した場合のみ顔画像データの利用を可能にすることもできる。クライアントIDには特に制限は無いが数字または英字、その組み合わせで構成されることが好ましく、12桁以上の数字であることが最も好ましい。
【0040】
図5は、本発明のサービス・システムの流れを説明するフロー図である。自動写真撮影装置10は、クライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバ20に送信する。センタ・サーバ20では、通信手段21がクライアントIDと関連付けられた顔画像データを受信する。データ管理手段23により、受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データは画像データ記憶手段22に記憶される。なお、図5のフローには記載していないが、画像データ記憶手段22にはパスワードが一緒に記憶されてもよい。
【0041】
センタ・サーバ20は、顔画像利用者が操作する外部端末機30からクライアントIDを受信すると、このクライアントIDに基づきデータ管理手段23は画像データ記憶手段22に記憶されているデータから、クライアントIDと関連付けられた顔画像データを検索する。検索された顔画像データは、通信手段21を介してクライアントIDを送信してきた外部端末機30に送信される。
【0042】
なお、被撮影者が被撮影者以外の者に顔画像の利用を許可する場合には、顔画像データと関連付けられたクライアントIDやパスワードを顔画像の利用を許可する前記被撮影者以外の者に通知する。顔画像データと関連付けられたクライアントIDやパスワードの通知を受けた者はそれをセンタ・サーバ20に送信することで前記手順を経て顔画像データのサービスを受けることができる。
【0043】
具体例としては、通信回線を介して履歴書を例えば会社や学校等に提出する際、顔写真以外の文字情報に関するデータ(ここでは被撮影者の履歴に関する書誌事項等、ここではこれを履歴情報と言う)に加えて、前記顔画像データと関連付けられたクライアントIDを提出先へ通知すれば、履歴情報を受け取った側(提出先)はセンタ・サーバ20に顔画像データと関連付けられたクライアントIDを通知することで、センタ・サーバ20から前記履歴情報の提出者の顔画像データを入手することができる。このように構成すれば履歴書を提出する側は文字情報に関するデータを送るだけで、履歴書を提出される側では顔画像が入った履歴書を作成することができる。
【0044】
他の具体例としては、顔画像データをダウンロードする者は、送信されてきた被撮影者の顔画像データを端末機器、例えば携帯電話の画面に表示したり、顔画像データをメールと共に発信することが可能になる。また、顔画像データをパーソナルコンピュータに読み込んで文書に組み込んだり、ホームページに掲載することが可能になる。
【0045】
図6は、本発明の自動写真撮影装置の概念図である。画像情報取得手段11はビデオカメラ、デジタルカメラ等を利用することができ、デジタルカメラを利用することが好ましい。画像情報取得手段11は垂直方向の画素数が水平方向の画素数よりも多くなるように設置することが好ましい。表示手段13はCRT、液晶表示装置等を用いることができる。支払いを受ける手段14は貨幣、紙幣の他、貨幣代替物による支払いを受けることが可能である。例えば、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカード、携帯電話による課金サービス等による支払いを受けることができる。通信手段18には特に制限はなく、PHS、携帯電話、モデム等を利用することができるが、通信コスト、通信速度の点でPHS、携帯電話を用いることが好ましく、PHSを用いることが最も好ましい。これら通信手段を利用して直接サーバに接続することも可能であるが、インターネット、パソコン通信を介して接続することも可能である。PHS、携帯電話を用いて顔画像情報を直接サーバに送信すると、情報の盗聴や改変等の危険が減少し、好ましい。
【0046】
なお、以上の説明では、自動写真撮影装置とセンタ・サーバが別体となった構成を示したが、自動写真撮影装置とセンタ・サーバは一体でも良く、別体でも良い。更に、自動写真撮影装置を構成する画像情報取得手段、表示手段、支払いを受ける手段、入力手段、記憶手段、プリンター、通信手段等やサーバを構成する通信手段、情報管理手段、情報記憶手段は各々一体となって本発明のシステムを構成することもできるし、各々またはその一部が別体となっていても良い。
【0047】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0048】
(1) 本発明によれば、被撮影者が顔画像データをセンタ・サーバに保管することを承諾しやすくすることができ、受け取る顔画像利用料金を増加させることができる。
【0049】
(2) また、本発明によれば、公開鍵/秘密鍵方式により画像データを暗号化して情報を送ることで、被撮影者が顔画像の保管を承諾する比率が上がり、顔画像の利用の増加が期待できる。
【0050】
(3) さらに、顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に、自動写真撮影装置内に記憶される顔画像データを消去することにより、自動写真撮影装置の盗難による顔画像情報流出のリスクを回避することができるので、被撮影者が顔画像の保管を承諾する比率が上がり、顔画像の利用の増加が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサービス・システムを説明する概略図である。
【図2】本発明の自動写真撮影装置の概略ブロック図である。
【図3】本発明の自動写真撮影装置における処理の流れを説明するフロー図である。
【図4】本発明のセンター・サーバの概略ブロック図である。
【図5】本発明のサービス・システムの流れを説明するフロー図である。
【図6】本発明の自動写真撮影装置の概念図である。
【図7】従来の自動写真撮影装置の概念図である。
【符号の説明】
10 自動写真撮影装置
20 センタ・サーバ
30 外部端末機
40 通信回線
Claims (17)
- 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムにおいて、
前記自動写真撮影装置は、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを有し、
前記センタ・サーバは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データを受信する手段と、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データを記憶する手段とを有しており、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とするサービス・システム。 - 前記自動写真撮影装置は、前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を有することを特徴とする請求項1記載のサービス・システム。
- 前記自動写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のサービス・システム。
- 前記自動写真撮影装置は、前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のサービス・システム。
- 通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムに用いる自動写真撮影装置において、
前記自動写真撮影装置は、被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えているものであって、かつ、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを、有することを特徴とする自動写真撮影装置。 - 前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を有することを特徴とする請求項5記載の自動写真撮影装置。
- 前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を有することを特徴とする請求項5又は6記載の自動写真撮影装置。
- 前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を有することを特徴とする請求項5又は6記載の自動写真撮影装置。
- 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えた通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を通して所定のサービスを行うサービス・システムに用いる自動写真撮影装置を、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段として、機能させるためのプログラム。 - 請求項9記載のプログラムにおいて、前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
- 請求項9又は10記載のプログラムにおいて、前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
- 請求項9又は10記載のプログラムにおいて、前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去する手段を付加したことを特徴とするプログラム。
- 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行う方法において、
前記自動写真撮影装置の制御のもとでは、
前記表示手段にサービス選択画面を表示するステップと、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示するステップと、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示するステップと、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得るステップと、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成するステップと、
前記表示手段に写真撮影画面を表示するステップと、
前記画像情報取得手段を作動するステップと、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信するステップとを実行し、
前記センタ・サーバの制御のもとでは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データを受信するステップと、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データを記憶するステップとを実行し、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とする所定のサービスを行う方法。 - 前記画像情報取得手段が取得する顔画像情報に係る顔画像データを暗号化するステップを実行することを特徴とする請求項13に記載の所定のサービスを行う方法。
- 前記記憶手段に記憶する顔画像データを消去するステップを実行することを特徴とする請求項13又は14に記載の所定のサービスを行う方法。
- 前記記憶手段に記憶するクライアントIDと関連付けられた顔画像データをセンタ・サーバに送信した後に消去するステップを実行することを特徴とする請求項13又は14に記載の所定のサービスを行う方法。
- 被撮影者を撮影する画像情報取得手段と、入力手段と、表示手段と、記憶手段とを備えている通信機能を有する自動写真撮影装置とセンタ・サーバとを通信回線を介して所定のサービスを行うサービス・システムにおいて、
前記自動写真撮影装置は、
前記表示手段にサービス選択画面を表示する手段と、
前記表示手段に前記入力手段を用いて選択されたサービスに応じて所定の案内画面を表示する手段と、
前記表示手段に顔画像データをセンタ・サーバに保管することの承諾を被撮影者から得るための選択画面を表示する手段と、
前記入力手段を用いて顔画像データ保管承諾を得る手段と、
顔画像データ保管承諾に応答してクライアントIDを生成する手段と、
前記表示手段に写真撮影画面を表示する手段と、
前記画像情報取得手段を作動する手段と、
前記記憶手段に前記画像情報取得手段が取得した顔画像情報に係る顔画像データと被撮影者が入力した被撮影者の個人情報に関するデータとを前記生成したクライアントIDと関連付けて記憶する手段と、
前記記憶手段に記憶される前記クライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを通信回線を介して前記センタ・サーバに送信する手段とを有し、
前記センタ・サーバは、
自動写真撮影装置から送信されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを受信する手段と、
画像データ記憶手段に前記受信したクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータを記憶する手段とを有しており、
センタ・サーバの前記画像データ記憶手段に記憶されるクライアントIDと関連付けられた顔画像データと個人情報に関するデータは、前記クライアントIDを通知して顔画像データを請求した顔画像利用者に提供されることを特徴とするサービス・システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002212278A JP2004054672A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 自動写真撮影装置及びそれを用いたサービス・システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002212278A JP2004054672A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 自動写真撮影装置及びそれを用いたサービス・システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004054672A true JP2004054672A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31935255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002212278A Pending JP2004054672A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 自動写真撮影装置及びそれを用いたサービス・システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004054672A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007306404A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Ntt Docomo Inc | 番号管理サーバ装置及び番号管理方法 |
US8224041B2 (en) | 2006-07-19 | 2012-07-17 | Panasonic Corporation | Media data processing apparatus and media data processing method |
JP2012163857A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 証明写真撮影装置および証明写真撮影システム |
JP2013186614A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Nec Software Chubu Ltd | 認証情報照合装置、認証情報照合方法、プログラムおよび記録媒体 |
US20210133343A1 (en) * | 2018-10-22 | 2021-05-06 | Panasonic Intellectual Property Corporation Of America | Control method, contents management system, recording medium, and data structure |
-
2002
- 2002-07-22 JP JP2002212278A patent/JP2004054672A/ja active Pending
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