JP2004199177A - 駐車場管理システム及び駐車場管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客の駐車位置を管理し、駐車位置まで誘導を行うことにより、速やかに駐車した車に辿り付くことができるようにする。
【解決手段】ユーザは、ユーザ端末2により、駐車位置に設置される2次元バーコードを撮影することにより、駐車位置に関する情報を取得する。そして、この2次元バーコードを解析することにより、2次元バーコードに含まれる情報を取得して、ユーザ端末2の表示部23に駐車場のレイアウトを示す近傍地図を表示させることができる。また、近傍地図には、駐車位置及びユーザ端末2の現在位置がマークして表示されるため、ユーザは、現在位置と駐車位置を的確に把握することができ、駐車した車の位置を見失うことなく、駐車位置に辿り付くことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザは、ユーザ端末2により、駐車位置に設置される2次元バーコードを撮影することにより、駐車位置に関する情報を取得する。そして、この2次元バーコードを解析することにより、2次元バーコードに含まれる情報を取得して、ユーザ端末2の表示部23に駐車場のレイアウトを示す近傍地図を表示させることができる。また、近傍地図には、駐車位置及びユーザ端末2の現在位置がマークして表示されるため、ユーザは、現在位置と駐車位置を的確に把握することができ、駐車した車の位置を見失うことなく、駐車位置に辿り付くことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場管理システム及び駐車場管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スーパーやショッピングセンター等には、施設を利用する顧客のために、駐車場が設けられている。このような駐車場においては、駐車台数の多少、駐車場スペースの大小などによって、駐車可能な空きスペースや、駐車した車を探すのに困難を伴う場合がある。そこで、管理サーバにより、駐車場に設けられた駐車位置の空車状況を管理し、ネットワークを介して接続してきた端末に空車状況を送信することにより、空車位置への速やかな誘導を行う駐車場管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。一方、駐車場に車を止めた顧客は、車から離れて再び戻ってくるまで、駐車場内における駐車位置を、駐車フロアや駐車エリアに基づいて記憶しておき、その記憶を頼りに駐車した車を探して、駐車位置に辿り着いていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−298297号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の駐車場管理システムにおいては、駐車場の空車状況を管理して空車位置への誘導を行うが、顧客が駐車した駐車位置については管理されないため、顧客は自らの記憶を頼りに駐車した車を探する必要があった。ここで、駐車場案内図等の表示がない場合、顧客は自分の現在いる位置と駐車位置の相対的位置を把握することができず、車を探すにはかなり困難を伴っていた。特に、初めて利用する駐車場や、大きい駐車場、或いは最初に駐車位置を確認せずに車から離れてしまった場合、駐車した車を見つけ出すまでにかなりの時間と労力を要していた。
【0005】
本発明の課題は、顧客の駐車位置を管理し、駐車位置まで誘導を行うことにより、速やかに駐車した車に辿り付くことが可能な駐車場管理システム及び駐車場管理方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を解析して、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得する解析手段と、
前記解析手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図上に前記駐車位置を示した表示情報を生成する表示情報生成手段と、
前記表示情報生成手段により生成された表示情報を表示する表示手段と、
を備えることを特徴としている。
【0007】
したがって、ユーザは、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影することにより、自分の車の駐車位置が示された駐車場の近傍地図をユーザ端末の表示手段に表示させることができるため、駐車した車の位置を見失うことなく、容易に自分の車を探索して速やかに駐車位置に辿り付くことができる。
【0008】
請求項5記載の発明は、
駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を送信する送信手段と、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を受信する受信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記駐車位置に関する情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された駐車位置に関する情報を解析して、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得する解析手段と、
前記解析手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
したがって、ユーザは、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影し、撮影した駐車位置に関する情報を管理サーバに送信することにより、管理サーバにおいて、駐車位置に関する情報が解析され、取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報がユーザ端末に送信されるため、ユーザ端末に駐車位置に関する情報を解析する解析手段を備えない場合であっても、近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得することができる。これにより、汎用のユーザ端末を用いて駐車場管理システムを利用することができ、システム構築に係るコストを低減させることができる。また、ユーザの利用機会を広げることができる。
【0010】
請求項6記載の発明は、
駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を送信する送信手段と、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を受信する受信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記駐車位置に関する情報を受信する受信手段と、
前記駐車位置に関する情報と駐車位置の位置情報を対応付けて記憶するテーブルと、
前記駐車位置の位置情報と対応付けて駐車場のレイアウトを示す近傍地図を記憶する近傍地図記憶手段と、
前記駐車位置に関する情報に基づいて、前記テーブルから対応する駐車位置の位置情報を取得し、当該駐車位置を含む駐車場のレイアウトを示す近傍地図を前記近傍地図記憶手段から取得する近傍地図取得手段と、
前記近傍地図取得手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
したがって、駐車位置に関する情報に近傍地図及び駐車位置の位置情報が含まれない場合であっても、駐車位置に関する情報に対応して駐車位置の位置情報を記憶するテーブルと、駐車位置の位置情報と近傍地図とを対応付けて記憶する近傍地図記憶手段とを管理サーバが備えるため、ユーザ端末は、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影し、撮影した駐車位置に関する情報を管理サーバに送信することにより、近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得することができる。このため、駐車位置に関する情報に保持可能なデータ量が少ない場合であっても、ユーザ端末は必要な情報を取得して、ユーザの駐車位置を的確に表示させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0013】
[第1の実施の形態]
まず、本第1の実施の形態における構成を説明する。
図1は、本第1の実施の形態における駐車場管理システム100のシステム構成を示す概念図である。図1に示すように、駐車場管理システム100は、管理サーバ1と、複数のユーザ端末2と、駐車場内に設置される駐車スペース毎に設けられる2次元バーコード3から構成される。また、管理サーバ1とユーザ端末2はネットワークNを介して接続され、相互にアクセスが可能な構成となっている。
【0014】
管理サーバ1は、駐車場を管理するサービス会社により管理される装置であり、ネットワークNを介して接続されるユーザ端末2から駐車位置に関する情報を受信して、駐車位置の管理及び駐車位置を含む広域地図の提供を行う。
【0015】
ユーザ端末2は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)といった携帯型の電話端末や、PDA(Personal Digital Assistants)等から構成され、メールを送受信するためのメールソフトや、Webページを閲覧するためのブラウザソフトを備えている。また、ユーザ端末2は、カメラ等の撮像装置を備え、後述する2次元バーコードを撮影することにより、駐車位置に関する情報を取得して、メール又はブラウザにより管理サーバ1に駐車位置に関する情報を送信する。
【0016】
2次元バーコード3は、駐車位置に関する情報の一例であり、駐車場内の各駐車スペースに設けられている。ここで、2次元バーコード3は、水平方向と垂直方向の2次元に情報をもつバーコードであり、スタック式とマトリックス式の2種類がある。スタック式バーコードは、図2(a)に示すように、1次元のバーコードを縦に積み重ねたものであり、スーパーコード、PDF417、CODE-49、CODE-16K等がある。マトリックス式は、図2(b)に示すように、情報を白黒の桝目(セル)で縦横のモザイク状に表示したものであり、データマトリックスコード(データコード)、マキシコード、QRコード等がある。
【0017】
具体的に、2次元バーコード3には、駐車位置に関する情報として、駐車スペースの位置情報(緯度、経度)、高度情報(高度)、駐車場内のレイアウトを示す地図データ(以下、「近傍地図」と記す)、近傍地図の縮尺を示す縮尺情報、近傍地図の範囲を示す範囲情報を含んでいる。なお、近傍地図は、駐車場内のレイアウトを示すことが主な目的であるため、狭い範囲の簡易な地図データである。
【0018】
ネットワークNは、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ基地局等を含む。ネットワークNは、任意な時に接続が可能であればよく、常時接続されている必要はない。また、ネットワークNは、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。
【0019】
次に、駐車場管理システム100を構成する各部について説明する。
まず、管理サーバ1について説明する。図3は、管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、管理サーバ1は、CPU11、入力部12、表示部13、通信部14、RAM15、記憶部16等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。
【0020】
CPU(Central Processing Unit)11は、記録部16に記憶される各種システムプログラムを読み出して実行し、管理サーバ1の各部を駆動制御する。また、CPU11は、入力部12における入力操作に従って、記録部16に記憶された各種アプリケーションプログラムを読み出して実行し、管理サーバ1の各種機能を実現する。
【0021】
入力部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。なお、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0022】
表示部13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、CPU11から入力される表示信号の指示に従って入力部12、通信部14を介して送受信される表示情報を画面上に表示する。
【0023】
通信部14は、LAN、WAN、あるいはインターネット等のネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェ−スである。通信部14は、モデムまたはターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)等によって構成され、電話回線、ISDN回線、無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0024】
RAM15は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0025】
記録部16は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記録部16に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0026】
また、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して通信部14から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0027】
また、記憶部16は、端末緯度・経度記憶部161、広域地図テーブル記憶部162、基準緯度・経度記憶部163を備えている。端末緯度・経度記憶部161は、ユーザ端末2から取得したGPS(Global Positioning Systems)データに基づくユーザ端末2の位置情報(緯度・経度・高度)を記憶する。広域地図テーブル記憶部162は、ユーザ端末2に送信するための広域地図及び広域地図に対応する地図データブロックを記憶する広域地図テーブルを記憶する。
【0028】
ここで、図4に示すように、広域地図テーブル記憶部162に記憶される広域地図は、ユーザ端末2に広域地図を送信する際に好適なデータサイズとするため、予めブロック毎に分割して記憶されている。すなわち、広域地図テーブル記憶部162は、分割された広域地図と地図データブロックとをそれぞれ対応付けたテーブル形式にて記憶している。基準緯度・経度記憶部163は、2次元バーコードが設置されている位置を基準とした駐車位置の位置情報(緯度・経度)を記憶する。
【0029】
次に、ユーザ端末2について説明する。図5は、ユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。図5に示すように、ユーザ端末2は、CPU21、入力部22、表示部23、位置検出部24、通信部25、RAM26、撮影部27、記憶部28等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。
【0030】
CPU21は、記憶装置28内に格納されている各種システムプログラムを読み出して実行し、ユーザ端末2の各部を駆動制御する。また、CPU21は、入力部22における入力操作に従って、記録部28に記憶された各種アプリケーションプログラムを読み出して実行し、ユーザ端末2の各種機能を実現する。
【0031】
入力部22は、文字キー、数字キー、シャッターキーの他、各種機能に対応付けられた各種キーを備え、操作されたキーに対応する操作信号をCPU21へ出力する。
【0032】
表示部23は、LCD等の表示画面を備え、入力部22における入力内容や、CPU21から入力される表示情報に基づく各種画面を上記表示画面に表示させる。
【0033】
位置検出部24は、図示しないGPSアンテナを備え、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星から送信されるGPSデータ(緯度、経度、高度)を受信し、ユーザ端末2の現在位置を検出する。
【0034】
通信部25は、ネットワークインターフェイスカード、モデム、又は携帯電話の通信機能等により構成される。
【0035】
RAM26は、制御部11によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0036】
撮影部27は、ガラス又はプラスチックからなる光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Diode)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子により構成され、光学レンズを介して入力される画像を撮像素子で電気信号に変換し、画像データを生成する。
【0037】
記録部28は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な半導体記憶素子等の記録媒体を備え、この記録媒体内に、CPU21により実行される各種プログラム、及びこれらのプログラムに係るデータ等を記憶する。なお、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部を他の機器から通信回線等の伝送媒体を介して通信部24で受信し、記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムやデータを通信回線等の伝送媒体を介して、他の機器へ伝送してインストールするように構成してもよい。
【0038】
具体的に、記憶部28は、端末緯度・経度記憶部281、近傍地図記憶部282、近傍地図縮尺記憶部283、近傍地図範囲記憶部284、2次元バーコード記憶部285、広域地図記憶部286、広域地図縮尺記憶部287、広域地図範囲記憶部288、基準緯度・経度記憶部289、基準URL記憶部290、基準高度情報記憶部291を備えている。
【0039】
端末緯度・経度記憶部281は、位置検出部24から取得したユーザ端末2のGPSデータを位置情報(緯度・経度)として記憶する。近傍地図記憶部282は、2次元バーコードにデータとして含まれている駐車位置周辺の地図データを記憶する。近傍地図縮尺記憶部283は、近傍地図の縮尺を記憶する。近傍地図範囲記憶部284は、近傍地図の範囲を記憶する。2次元バーコード記憶部285は、撮影部27から取得された2次元バーコード3の画像データを記憶する。
【0040】
広域地図記憶部286は、管理サーバ1から取得した広域地図を記憶する。広域地図縮尺記憶部287は、広域地図の縮尺を記憶する。広域地図範囲記憶部288は、広域地図の範囲を記憶する。基準緯度・経度記憶部289は、2次元バーコードの設置位置を基準とした駐車位置の位置情報(緯度・経度)を記憶する。基準URL記憶部290は、管理サーバ1のアドレスであるURL(Uniform Resource Locators)を記憶する。基準高度情報記憶部291は、2次元バーコード3の設置位置を基準とした駐車位置の高度情報を記憶する。
【0041】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、管理サーバ1のCPU11、ユーザ端末2のCPU21が読み取り可能なプログラムコードの形態で記録部16、記録部28に格納されており、CPU11、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0042】
図6は、ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置取得処理を示すフローチャートである。この処理は、ユーザが自分の車を駐車スペースに駐車した後に、ユーザ端末2を用いて駐車スペースに設けられた2次元バーコード3を撮影することで実行される。図6に示すように、CPU21は、入力部12に設けられるシャッターキーが押下されると、撮影部27を制御して、2次元バーコードの撮影を行う(ステップS1)。次いで、CPU21は、撮影部27から2次元バーコードの画像データを取得して、2次元バーコード記憶部285に画像データを格納する(ステップS2)。
【0043】
さらに、CPU21は、取得した2次元バーコードの画像データの解析を行い(ステップS3)、解析結果から必要な情報が取得されたか否かを判別する(ステップS4)。解析結果から必要な情報が取得できない場合(ステップS4;NO)、CPU21は、ステップS1に戻り、再度2次元バーコードの取得を行わせる。
【0044】
一方、解析結果から必要な情報が取得された場合(ステップS4;YES)、CPU21は、取得されたURL、位置情報、高度情報、近傍地図、縮尺情報、範囲情報を記憶部16に備えられる各記憶部に格納する(ステップS5)。そして、CPU21は、本駐車位置取得処理を終了する。
【0045】
次に、図7は、ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置誘導処理を示すフローチャートである。この処理は、駐車場から離れて自分の用事を済ませたユーザが、ユーザ端末2を所定の操作することにより実行される。図7に示すように、CPU21は、位置検出部24から入力されるGPSデータに基づいて、ユーザ端末2の現在位置(経度・緯度)を検出する(ステップS11)。次いで、CPU21は、近傍地図記憶部282から近傍地図を取得するとともに、近傍地図縮尺記憶部283及び近傍地図範囲記憶部284から近傍地図の縮尺情報及び範囲情報を取得して、近傍地図におけるユーザ端末2の現在位置を算出する(ステップS12)。
【0046】
そして、近傍地図内にユーザ端末2の現在位置が含まれるか否かを判別して(ステプS13)、近傍地図にユーザ端末2の現在位置が含まれる場合(ステップS13;YES)、近傍地図にユーザ端末2の現在位置をマーク(例えば、黒丸印)する(ステップS24)。次に、CPU21は、基準緯度・経度記憶部289から駐車位置の位置情報(緯度・経度)を取得して、近傍地図における駐車位置を算出し(ステップS25)、近傍地図に駐車位置をマーク(例えば、星印)する(ステップS26)。そして、CPU21は、ユーザ端末2の現在位置及び駐車位置をマークした近傍地図を表示部13に表示させて、本駐車位置誘導処理を終了する。
【0047】
一方、近傍地図内にユーザ端末2の現在位置が含まれない場合(ステップS13;NO)、CPU21は、管理サーバ1から広域地図を取得しているか否かを判別し(ステップS14)、広域地図を取得している場合(ステップS14;YES)、広域地図記憶部286から広域地図を取得する。そして、CPU21は、広域地図におけるユーザ端末2の現在位置を算出して(ステップS15)、ユーザ端末2の現在位置が広域地図に含まれるか否かを判別する(ステップS16)。広域地図にユーザ端末2の現在位置が含まれる場合(ステップS16;YES)、CPU21は、ステップS19に移行する。
【0048】
広域地図にユーザ端末2の現在位置が含まれない場合(ステップS16;NO)、CPU21は、基準URL記憶部290から管理サーバ1のURLを取得して、管理サーバ1に広域地図要求とともに、ユーザ端末2の現在位置及び駐車位置を送信する(ステップS17)。次いで、CPU21は、管理サーバ1から広域地図を取得するとともに、広域地図縮尺記憶部287及び広域地図範囲記憶部288から縮尺情報及び範囲情報を取得して、広域地図における現在位置を算出し(ステップS19)、広域地図にユーザ端末2の現在位置をマークする。さらに、CPU21は、広域地図における駐車位置を算出し(ステップS21)、広域地図に駐車位置をマークする(ステップS22)。そして、CPU21は、現在位置及び駐車位置をマークした広域地図を表示部13に表示させて(ステップS23)、本駐車位置誘導処理を終了する。
【0049】
図8を参照して、上述した駐車位置誘導処理において、ユーザ端末2の表示部23に表示される近傍地図及び広域地図について説明する。図8(a)は、近傍地図の表示画面例を示す図である。図8(a)に示すように、表示部23には、駐車場内の地図データとともに、ユーザ端末2の現在位置が黒丸印で表示され、駐車位置が星印にて表示されている。また、図8(b)は、広域地図の表示画面例を示す図である。図8(b)に示すように、表示部23には、ユーザ端末2の現在位置及び駐車位置を含む範囲の広域地図が表示されとともに、ユーザ端末2の現在位置は黒丸印で表示され、駐車位置が星印にて表示されている。なお、地図データ及び広域地図データは、ユーザ端末2の表示部23に表示可能な範囲よりも広い範囲のデータを有しており、スクロール操作により、現在表示部23に表示されている以外の範囲を表示させることが可能である。
【0050】
次に、図9は、管理サーバ1のCPU11により実行される広域地図送信処理を示すフローチャートである。図9に示すように、CPU11は、ユーザ端末2から、広域地図要求とともに、ユーザ端末2の現在位置及び駐車位置を受信すると(ステップS31)、取得したユーザ端末2の現在位置及び駐車位置を記憶部16の各記憶部に記憶させる(ステップS32)。
【0051】
次いで、CPU21は、取得した駐車位置の経度・緯度に基づいて、広域地図テーブル記憶部163から駐車位置の含まれる地図データブロックを選択する(ステップS33)。次いで、CPU21は、取得したユーザ端末2の現在位置の経度・緯度に基づいて、広域地図テーブル記憶部163からユーザ端末2の現在位置の含まれる地図データブロックを選択する(ステップS34)。さらに、CPU21は、駐車位置の含まれる地図データブロック及び現在位置の含まれる地図データブロックに対応する広域地図を取得する(ステップS35)。そして、CPU21は、取得した広域地図をユーザ端末2に送信し(ステップS35)、本広域地図送信処理を終了する。
【0052】
以上のように、本第1の実施の形態によれば、ユーザは、ユーザ端末2により、駐車位置に設置される2次元バーコードを撮影することにより、駐車位置に関する情報を取得して、ユーザ端末2の表示部23に駐車場のレイアウトを示す近傍地図を表示させることができる。また、近傍地図には、駐車位置及びユーザ端末2の現在位置がマークして表示されるため、ユーザは、現在位置と駐車位置を的確に把握することができ、駐車した車の位置を見失うことなく、駐車位置に辿り付くことができる。
【0053】
また、2次元バーコードに近傍地図及び駐車位置がデータとして含まれているため、ユーザ端末2は、2次元バーコードを解析するだけで必要な情報を取得することができ、容易かつ速やかに必要な情報を取得して、ユーザを駐車位置まで誘導することができる。
【0054】
さらに、2次元バーコードから取得される近傍地図の範囲外にユーザがいる場合、管理サーバ1から広域地図を取得するとともに、この広域地図に駐車位置及びユーザ端末の現在地を表示させることができるため、ユーザは、駐車場から離れた位置からでも、確実に駐車位置を把握することができ、駐車した車を探す手間及び時間を省くことができる。
【0055】
なお、上述した本第1の実施の形態における記述は、本発明に係る好適な駐車場管理システム100の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本第1の実施の形態においては、2次元バーコードから近傍地図を取得し、管理サーバ1から広域地図を取得する構成として説明を行ったが、ショッピングセンターやイベントホール等に備えられる広大な駐車場の場合、駐車スペース周辺の地図を近傍地図として2次元バーコードから取得し、駐車場全体の地図を広域地図として管理サーバ1から取得する構成であっても良い。
【0056】
また、本第1の実施の形態においては、2次元バーコードから管理サーバ1のURLを取得して、URLに基づいて管理サーバ1にアクセスする構成としたが、例えば、2次元バーコードから管理サーバ1のメールアドレスを取得し、メールにより管理サーバ1にアクセスする構成であっても良い。
【0057】
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
本第2の実施の形態における駐車場管理システム200は、第1の実施の形態に示した駐車場管理システム100と同様の構成によってなるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、本第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0058】
図10は、本第2の実施の形態における管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。図10に示すように、本第2の実施の形態に特徴的な構成として、管理サーバ1の記憶部16には、端末緯度・経度記憶部161、広域地図テーブル記憶部162、基準緯度・経度記憶部163の他に、2次元バーコード記憶部164、バーコード解析情報記憶部165をさらに備えている。2次元バーコード記憶部164は、ユーザ端末2から取得した2次元バーコードの画像データを記憶する。バーコード解析情報記憶部165は、2次元バーコードの解析することにより取得された情報として、URL、駐車位置の位置情報、高度情報,地図データ、縮尺情報、範囲情報を記憶する。
【0059】
すなわち、本第2の実施の形態においては、ユーザ端末2の撮影部27により取得された2次元バーコードの画像データを管理サーバ1に送信し、管理サーバ1において当該2次元バーコードを解析し、解析した結果得られた情報を解析情報としてユーザ端末2に送信することを特徴としている。
【0060】
次に、本第2の実施の形態における動作を説明する。なお、以下では、本第2の実施の形態に特徴的な処理として、ユーザ端末2のCPU21により実行される2次元バーコード取得処理及び管理サーバ1のCPU11により実行される2次元バーコード解析処理について説明を行う。また、ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置誘導処理(図7参照)及び管理サーバ1のCPU11により実行される広域地図送信処理(図9参照)については、上述した第1の実施の形態における処理と同一であるため説明を省略する。
【0061】
図11は、ユーザ端末2のCPU21により実行される2次元バーコード取得処理を示すフローチャートである。図10に示すように、CPU21は、入力部12に設けられるシャッターキーが押下されると、撮影部27を制御して、2次元バーコードの撮影を行う(ステップS41)。次いで、CPU21は、撮影部27から2次元バーコードの画像データを取得して、2次元バーコード記憶部285に画像データを格納する(ステップS42)。
【0062】
続いて、CPU21は、入力部22を介して管理サーバ1のURLを入力させ、2次元バーコードの解析要求とともに、2次元バーコードの画像データを管理サーバ1に送信する(ステップS44)。さらに、CPU21は、通信部24を介して、2次元バーコードの解析情報を受信し(ステップS45)、受信した解析情報に含まれるURL、駐車位置の位置情報、高度情報、地図データ、縮尺情報、範囲情報を各記憶部に格納させる(ステップS46)。そして、本2次元バーコード取得処理を終了する。
【0063】
図12は、管理サーバ1のCPU11により実行される2次元バーコード解析処理を示すフローチャートである。図12に示すように、CPU11は、ユーザ端末2からアクセス要求を受け付けると(ステップS51;YES)、2次元バーコードの解析要求であるか否かを判別する(ステップS52)。2次元バーコードの解析要求である場合(ステップS52;YES)、CPU11は、2次元バーコードの解析要求とともに送信された2次元バーコードの画像データを取得して、2次元バーコード記憶部164に格納する(ステップS53)。
【0064】
続いて、2次元バーコードの解析を行い(ステップS55)、解析した結果から必要な情報が取得されたか否かを判別する(ステップS55)。解析結果から必要な情報が取得されない場合(ステップS55;NO)、CPU11は、エラーメッセージを生成して、ユーザ端末2に送信する(ステップS59)。一方、解析結果から必要な情報が取得された場合(ステップS55;YES)、CPU11は、取得されたURL、駐車位置の位置情報、高度情報、地図データ、縮尺情報、範囲情報を解析情報としてユーザ端末2に送信し(ステップS56)、本2次元バーコード解析処理を終了する。
【0065】
なお、アクセス要求が2次元バーコードの解析要求でない場合(ステップS52;NO)、CPU11は、アクセス要求が広域地図要求であるか否かを判別する(ステップS58)。アクセス要求が広域地図要求である場合(ステップS58;YES)、CPU11は、上述した広域地図送信処理(図9参照)を実行し(ステップS59)、アクセス要求が広域地図要求でない場合(ステップS58;NO)、その他の処理へ移行する。
【0066】
以上のように、本第2の実施の形態によれば、2次元バーコードの解析を管理サーバ1で行うことにより、2次元バーコードの解析機能を備えない汎用のユーザ端末2を利用して、駐車場管理システム200を実施することができる。したがって、駐車場管理システム200の運用に係るコストを低減させるとともに、駐車場管理システム200の利用ユーザを増大させることができる。
【0067】
なお、上述した本第2の実施の形態における記述は、本発明に係る好適な駐車場管理システム300の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、2次元バーコードを管理サーバ1に送信するために、管理サーバ1のURLを入力部22を介して入力させる構成としたが、予め基準URL記憶部290に管理サーバ1のURLを記憶させておき、基準URL記憶部290から管理サーバ1のURLを取得して2次元バーコードを送信する構成であっても良い。
【0068】
[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
本第3の実施の形態における駐車場管理システム300は、第1の実施の形態に示した駐車場管理システム100と略同様の構成によってなるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、本第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0069】
図13を参照して、本第3の実施の形態において特徴的な駐車位置に関する情報について説明する。図13に示すように、駐車上管理システム300は、駐車位置に関する情報として、駐車スペースに符号化されたパターン(以下、「位置符号化情報」と記す)が描画されている。図14を参照して、位置符号化情報について説明する。
【0070】
図14は、駐車スペースに描画された位置符号化情報の詳細例を示す図である。図14に示すように、位置符号化情報は複数のブロックから構成され、各ブロック内には特定の符号(例えば、三角印、四角印、星印)が配列している。この符号の配列は、ブロックが仮想的に5×5の格子状に分割された矩形の中に配列され、駐車スペース毎に異なったパターンにて配列している。したがって、位置符号化情報から駐車スペース毎に異なったパターンを解析することにより、各位置符号化情報に対応付けられた駐車位置の位置情報(駐車場座標及び駐車位置座標)を後述する位置符号化テーブル記憶部169aから取得することができる。
【0071】
次に、本第3の実施の形態における管理サーバ1について説明する。図15は、管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。図15に示すように、本第3の実施の形態に特徴的な構成として、管理サーバ1の記憶部16には、近傍地図記憶部166、端末属性記憶部167、位置符号化情報記憶部168、位置符号化テーブル記憶部169、出力情報記憶部170を備えている。
【0072】
近傍地図記憶部166は、各駐車場のレイアウトを示す近傍地図の地図データを駐車場の位置情報(駐車場座標及び駐車位置座標)と対応付けて記憶している。端末属性記憶部167は、ユーザ端末2の属性を記憶している。ここで、ユーザ端末2の属性とは、ユーザ端末2における情報の出力形態の属性であり、例えば、ユーザ端末2が地図の表示が可能な機種である場合、属性は「地図」となり、ユーザ端末2が文字の表示が可能な機種である場合、属性は「文字」となり、ユーザ端末2が音声の出力が可能な機種である場合、属性は「音声」となる。
【0073】
位置符号化情報記憶部168は、ユーザ端末2から取得した位置符号化情報及び最適化された位置符号化情報を記憶している。ユーザ端末2により撮影された位置符号化情報は、単一のブロック又は最適な方向により取得されるとは限らないため、最適化された位置符号化情報を記憶することにより、ユーザ端末2により取得された位置符号化情報を最適な位置符号化情報に置き換えて位置符号化情報の解析を行う。
【0074】
位置符号化テーブル記憶部169は、上述した位置符号化情報と対応する駐車位置の位置情報(座標)を記憶する位置符号化テーブル169aを格納する。図16は、位置符号化テーブル169aの一例を示す図である。図16に示すように、位置符号化テーブル169aは、特定の符号が配列された位置符号化情報と、これに対応する駐車位置の位置情報として駐車場座標(例えば、「0021」)及び駐車位置座標(例えば、「0011」)を記憶している。したがって、ユーザ端末2から取得された位置符号化情報に基づいて、位置符号化テーブル169aから対応する駐車位置の位置情報を取得し、この駐車位置の位置情報に基づいて、近傍地図記憶部166又は出力情報記憶部170から対応する地図データ、文字情報又は音声データを取得することができる。
【0075】
出力情報記憶部170は、ユーザ端末2の属性に応じた出力形態の位置情報を駐車場座標及び駐車位置座場に対応付けて記憶している。例えば、図17に示すように、出力情報記憶部170は、属性が「文字」の位置情報として、駐車場座標及び駐車位置座標(例えば、「0021,0011」)に対応付けて、「1-1」の文字情報を記憶している。したがって、この文字情報をユーザ端末2に送信することにより、表示部23に駐車位置「1-1」を文字にて表示させる。さらに、出力情報記憶部170は、属性が「音声」の位置情報として、駐車場座標及び駐車位置座標(例えば、「0021,0011」)に対応付けて、「♪1-1に駐車しています」の音声データを記憶している。この音声情報をユーザ端末2に送信することにより、音出力部(図示せず)から駐車位置を音声にて出力させる。
【0076】
次に、本第3の実施の形態におけるユーザ端末2について説明する。図18は、ユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。図18に示すように、本第3の実施の形態に特徴的な構成として、ユーザ端末2の記憶部28には、端末緯度・経度記憶部281、近傍地図記憶部282、近傍地図縮尺記憶部283、近傍地図範囲記憶部284、位置符号化情報記憶部292、位置符号化テーブル記憶部293、端末属性記憶部294、文字情報記憶部295、音声データ記憶部296を備えている。
【0077】
端末緯度・経度記憶部281は、位置検出部24から取得したユーザ端末2のGPSデータを位置情報(緯度・経度)として記憶する。近傍地図記憶部282は、管理サーバ1から受信した近傍地図の地図データを記憶する。近傍地図縮尺記憶部283は、近傍地図の縮尺情報を記憶する。近傍地図範囲記憶部284は、近傍地図の範囲情報を記憶する。
【0078】
位置符号化情報記憶部292は、撮影部27により取得された位置符号化情報の画像データ及び管理サーバ1から送信される最適化された位置符号化情報の画像データを記憶する。位置符号化テーブル記憶部293は、管理サーバ1から送信される位置符号化テーブル169aを記憶する。
【0079】
端末属性記憶部294は、ユーザ端末2の属性を記憶する。文字情報記憶部295は、ユーザ端末2の属性が「文字」である場合に、管理サーバ1から送信される文字情報を記憶する。音声データ記憶部296は、ユーザ端末の属性が「音声」である場合に、管理サーバ1から送信される音声データを記憶する。
【0080】
次に、本第3の実施の形態における動作を説明する。
なお、以下では、本第3の実施の形態に特徴的な処理として、ユーザ端末2のCPU21により実行される位置情報取得処理、駐車位置確認処理、管理サーバ1のCPU11により実行される位置情報送信処理について説明を行う。
【0081】
図19は、ユーザ端末2のCPU21により実行される位置情報取得処理を示すフローチャートである。図19に示すように、CPU21は、入力部22に設けられるシャッターキーが押下されると、撮影部27を制御して、位置符号化情報の撮影を行う(ステップS61)。次いで、CPU21は、入力部22を介して、管理サーバ1のURLを入力させ(ステップS62)、位置符号化情報の画像データとユーザ端末2の属性を管理サーバに送信する(ステップS63)。
【0082】
続いて、CPU21は、ユーザ端末2の属性が「地図」である場合(ステップS64;YES)、CPU21は、管理サーバ1から近傍地図及び位置符号化テーブルを取得して(ステップS65)、取得した近傍地図及び位置符号化テーブル169aを近傍地図記憶部166及び位置符号化テーブル記憶部169に格納する(ステップS66)。そして、CPU21は、本位置情報取得処理を終了する。
【0083】
また、ユーザ端末2の属性が「文字」である場合(ステップS67;YES)、CPU21は、管理サーバ1から位置情報として文字情報を取得し(ステップS68)、取得した文字情報を文字情報記憶部295に格納する(ステップS66)。さらに、ユーザ端末2の属性が「音声」である場合(ステップS67;NO)、CPU21は、管理サーバ1から位置情報として音声データを取得し(ステップS69)、取得した音声データを音声データ情報記憶部296に格納する(ステップS66)。そして、CPU21は、本位置情報取得処理を終了する。
【0084】
図20は、管理サーバ1のCPU11により実行される位置情報送信処理を示すフローチャートである。図20に示すように、CPU11は、ユーザ端末2から位置符号化情報の画像データ及びユーザ端末2の属性を受信すると(ステップS71)、受信した位置符号化情報の画像データを位置符号化情報記憶部292に記憶される最適化された位置符号化情報に置き換え、位置符号化テーブル169aに基づいて位置符号化情報の解析を行う。そして、CPU11は、解析結果から駐車位置の位置情報(駐車場座標及び駐車位置座標)を取得する(ステップS72)。
【0085】
続いて、CPU11は、ユーザ端末2の属性を判別し、ユーザ端末2の属性が地図である場合(ステップS73;YES)、近傍地図記憶部166から駐車場座標に対応する近傍地図を取得する。また、CPU11は、位置符号化テーブル記憶部169から位置符号化テーブル169aを取得する(ステップS74)。そして、CPU11は、ユーザ端末2に近傍地図及び位置符号化テーブル169aを送信して(ステップS75)、本位置情報送信処理を終了する。
【0086】
また、ユーザ端末2の属性が「文字」である場合(ステップS76;YES)、CPU11は、駐車位置の位置情報に基づいて出力情報記憶部170から文字情報を取得し(ステップS77)、取得した文字情報をユーザ端末2に送信する(ステップS78)。さらに、ユーザ端末2の属性が「音声」である場合(ステップS76;NO)、PCU11は、駐車位置の位置情報に基づいて出力情報記憶部170から音声データを取得し(ステップS79)、取得した音声データをユーザ端末2に送信する(ステップS80)。そして、CPU11は、本位置情報送信処理を終了する。
【0087】
図21は、ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置確認処理を示すフローチャートである。図21に示すように、入力部22を介して駐車位置誘導指示が入力されると(ステップS81)、CPU21は、端末属性記憶部167に記憶されている端末の属性を判別する。ここで、ユーザ端末2の属性が「地図」である場合(ステップS82;YES)、CPU21は、管理サーバ1から近傍地図を取得しているか否かを判別し(ステップS83)、近傍地図を取得していない場合(ステップS83;NO)、上述した位置情報取得処理(図19参照)へ移行する。
【0088】
一方、近傍地図を取得している場合(ステップS83;YES)、CPU21は、位置符号化情報記憶部168から位置符号化情報を取得し、位置符号化テーブル169aに基づいて対応する駐車位置座標を取得する。続いて、CPU21は、近傍地図記憶部166から近傍地図を取得して、近傍地図の駐車位置座標にマーク(例えば、星印)をつける(ステップS84)。そして、CPU21は、駐車位置をマークした近傍地図を表示部23に表示させ(ステップS85)、本駐車位置確認処理を終了する。
【0089】
また、ユーザ端末2の属性が「文字」である場合(ステップS86;YES)、CPU21は、管理サーバ1から文字情報を取得しているか否かを判別し(ステップS87)、文字情報を取得していない場合(ステップS87;NO)、上述した位置情報取得処理(図19参照)へ移行する。一方、文字情報を取得している場合(ステップS87;YES)、CPU21は、文字情報記憶部295から文字情報を取得して、表示部23に表示させる(ステップS88)。そして、CPU21は、本駐車位置確認処理を終了する。
【0090】
さらに、ユーザ端末2の属性が「音声」である場合(ステップS86;NO)、CPU21は、管理サーバ1から音声データを取得しているか否かを判別し(ステップS89)、音声データを取得していない場合(ステップS89;NO)、上述した位置情報取得処理(図19参照)へ移行する。一方、音声データを取得している場合(ステップS89;YES)、CPU21は、音声データ記憶部296から音声データを取得して、図示しない音出力部から音声データを出力させる(ステップS90)。そして、CPU21は、本駐車位置確認処理を終了する。
【0091】
図22は、上述した駐車位置確認処理において、表示される近傍地図の表示画面例を示す図である。図22に示すように、表示部23には、駐車場内のレイアウトを示す近傍地図が表示され、駐車位置には星印がマークされている。また、この近傍地図の地図データは、ユーザ端末2の表示部23に表示可能な範囲よりも広い範囲のデータを有しており、スクロール操作により、現在表示部23に表示されている以外の範囲を表示させることが可能である。
【0092】
以上のように本第3の実施の形態によれば、ユーザは、ユーザ端末2により、駐車スペースに描画された位置符号化情報を撮影し、この位置符号化情報を管理サーバ1に送信することにより、対応する駐車位置を含む駐車場の近傍地図を管理サーバ1から取得することができる。すなわち、近傍地図や駐車位置を直接的にデータとして位置符号化情報に含ませることができない場合であっても、管理サーバ1において位置符号化情報に対応する駐車位置の位置情報と、駐車位置の位置情報から近傍地図を取得して、ユーザ端末2に送信することができる。
【0093】
また、ユーザ端末2は、管理サーバ1から取得した位置符号化テーブル169aに基づいて、近傍地図の駐車位置を示すマークを表示させるため、ユーザは、駐車位置を的確に把握することができ、速やかに駐車した車に辿りつくことができる。
【0094】
なお、上述した本第3の実施の形態における記述は、本発明に係る好適な駐車場管理システム300の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、位置符号化情報は、複数のブロックから構成され、各ブロック内には特定の符号の配列に応じて駐車位置に関する情報を構成する形態としたが、位置符号化情報はこれに限らず、種々の図形、記号、文字、数字等の組み合わせや、配列に応じて駐車位置に関する情報を構成することが可能である。また、第1の実施の形態と同様に、近傍地図にユーザ端末2の現在位置を表示させる構成であっても良い。
【0095】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ユーザは、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影することにより、自分の車の駐車位置が示された駐車場の近傍地図をユーザ端末の表示手段に表示させることができるため、駐車した車の位置を見失うことなく、容易に自分の車を探索して速やかに駐車位置に辿り付くことができる。
【0096】
請求項5記載の発明によれば、ユーザは、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影し、撮影した駐車位置に関する情報を管理サーバに送信することにより、管理サーバにおいて、駐車位置に関する情報が解析され、取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報がユーザ端末に送信されるため、ユーザ端末に駐車位置に関する情報を解析する解析手段を備えない場合であっても、近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得することができる。これにより、汎用のユーザ端末を用いて駐車場管理システムを利用することができ、システム構築に係るコストを低減させることができる。また、ユーザの利用機会を広げることができる。
【0097】
請求項6記載の発明によれば、駐車位置に関する情報に近傍地図及び駐車位置の位置情報が含まれない場合であっても、駐車位置に関する情報に対応して駐車位置の位置情報を記憶するテーブルと、駐車位置の位置情報と近傍地図とを対応付けて記憶する近傍地図記憶手段とを管理サーバが備えるため、ユーザ端末は、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影し、撮影した駐車位置に関する情報を管理サーバに送信することにより、近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得することができる。このため、駐車位置に関する情報に保持可能なデータ量が少ない場合であっても、ユーザ端末は必要な情報を取得して、ユーザの駐車位置を的確に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における駐車場管理システム100のシステム構成を示す概念図である。
【図2】2次元バーコード3の詳細例を示す図である。
【図3】図1に示す管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
【図4】図3の広域地図テーブル記憶部162に記憶される広域地図テーブルの一例を示す図である。
【図5】図1に示すユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。
【図6】ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置取得処理を示すフローチャートである。
【図7】ユーザ端末2のCPU21におり実行される駐車位置誘導処理を示すフローチャートである。
【図8】(a)ユーザ端末2の表示部23に表示される近傍地図の表示画面例を示す図である。(b)ユーザ端末2の表示部23に表示される広域地図の表示画面例を示す図である。
【図9】管理サーバ1のCPU11により実行される広域地図送信処理を示すフローチャートである。
【図10】本第2の実施の形態における管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
【図11】本第2の実施の形態においてユーザ端末2のCPU21により実行される2次元バーコード取得処理を示すフローチャートである。
【図12】本第2の実施の形態において管理サーバ1のCPU11により実行される2次元バーコード解析処理を示すフローチャートである。
【図13】本第3の実施の形態における位置符号化情報の描画例を示す図である。
【図14】本第3の実施の形態のける位置符号化情報の詳細例を示す図である。
【図15】本第3の実施の形態における管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
【図16】位置符号化テーブル記憶部169に記憶される位置符号化テーブル169aの一例を示す図である。
【図17】出力情報記憶部170に記憶される文字情報及び音声データの一例を示す図である。
【図18】本第3の実施の形態におけるユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。
【図19】ユーザ端末2のCPU21により実行される位置情報取得処理を示すフローチャートである。
【図20】管理サーバ1のCPU11により実行される位置情報送信処理を示すフローチャートである。
【図21】ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置確認処理を示すフローチャートである。
【図22】ユーザ端末2の表示部23に表示される近傍地図の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
100 駐車場管理システム
1 管理サーバ
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 通信部
15 RAM
16 記憶部
2 ユーザ端末
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 位置検出部
25 通信部
26 RAM
27 撮影部
28 記憶部
3 2次元バーコード
N ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場管理システム及び駐車場管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スーパーやショッピングセンター等には、施設を利用する顧客のために、駐車場が設けられている。このような駐車場においては、駐車台数の多少、駐車場スペースの大小などによって、駐車可能な空きスペースや、駐車した車を探すのに困難を伴う場合がある。そこで、管理サーバにより、駐車場に設けられた駐車位置の空車状況を管理し、ネットワークを介して接続してきた端末に空車状況を送信することにより、空車位置への速やかな誘導を行う駐車場管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。一方、駐車場に車を止めた顧客は、車から離れて再び戻ってくるまで、駐車場内における駐車位置を、駐車フロアや駐車エリアに基づいて記憶しておき、その記憶を頼りに駐車した車を探して、駐車位置に辿り着いていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−298297号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の駐車場管理システムにおいては、駐車場の空車状況を管理して空車位置への誘導を行うが、顧客が駐車した駐車位置については管理されないため、顧客は自らの記憶を頼りに駐車した車を探する必要があった。ここで、駐車場案内図等の表示がない場合、顧客は自分の現在いる位置と駐車位置の相対的位置を把握することができず、車を探すにはかなり困難を伴っていた。特に、初めて利用する駐車場や、大きい駐車場、或いは最初に駐車位置を確認せずに車から離れてしまった場合、駐車した車を見つけ出すまでにかなりの時間と労力を要していた。
【0005】
本発明の課題は、顧客の駐車位置を管理し、駐車位置まで誘導を行うことにより、速やかに駐車した車に辿り付くことが可能な駐車場管理システム及び駐車場管理方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を解析して、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得する解析手段と、
前記解析手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図上に前記駐車位置を示した表示情報を生成する表示情報生成手段と、
前記表示情報生成手段により生成された表示情報を表示する表示手段と、
を備えることを特徴としている。
【0007】
したがって、ユーザは、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影することにより、自分の車の駐車位置が示された駐車場の近傍地図をユーザ端末の表示手段に表示させることができるため、駐車した車の位置を見失うことなく、容易に自分の車を探索して速やかに駐車位置に辿り付くことができる。
【0008】
請求項5記載の発明は、
駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を送信する送信手段と、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を受信する受信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記駐車位置に関する情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された駐車位置に関する情報を解析して、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得する解析手段と、
前記解析手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
したがって、ユーザは、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影し、撮影した駐車位置に関する情報を管理サーバに送信することにより、管理サーバにおいて、駐車位置に関する情報が解析され、取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報がユーザ端末に送信されるため、ユーザ端末に駐車位置に関する情報を解析する解析手段を備えない場合であっても、近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得することができる。これにより、汎用のユーザ端末を用いて駐車場管理システムを利用することができ、システム構築に係るコストを低減させることができる。また、ユーザの利用機会を広げることができる。
【0010】
請求項6記載の発明は、
駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を送信する送信手段と、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を受信する受信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記駐車位置に関する情報を受信する受信手段と、
前記駐車位置に関する情報と駐車位置の位置情報を対応付けて記憶するテーブルと、
前記駐車位置の位置情報と対応付けて駐車場のレイアウトを示す近傍地図を記憶する近傍地図記憶手段と、
前記駐車位置に関する情報に基づいて、前記テーブルから対応する駐車位置の位置情報を取得し、当該駐車位置を含む駐車場のレイアウトを示す近傍地図を前記近傍地図記憶手段から取得する近傍地図取得手段と、
前記近傍地図取得手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
したがって、駐車位置に関する情報に近傍地図及び駐車位置の位置情報が含まれない場合であっても、駐車位置に関する情報に対応して駐車位置の位置情報を記憶するテーブルと、駐車位置の位置情報と近傍地図とを対応付けて記憶する近傍地図記憶手段とを管理サーバが備えるため、ユーザ端末は、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影し、撮影した駐車位置に関する情報を管理サーバに送信することにより、近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得することができる。このため、駐車位置に関する情報に保持可能なデータ量が少ない場合であっても、ユーザ端末は必要な情報を取得して、ユーザの駐車位置を的確に表示させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0013】
[第1の実施の形態]
まず、本第1の実施の形態における構成を説明する。
図1は、本第1の実施の形態における駐車場管理システム100のシステム構成を示す概念図である。図1に示すように、駐車場管理システム100は、管理サーバ1と、複数のユーザ端末2と、駐車場内に設置される駐車スペース毎に設けられる2次元バーコード3から構成される。また、管理サーバ1とユーザ端末2はネットワークNを介して接続され、相互にアクセスが可能な構成となっている。
【0014】
管理サーバ1は、駐車場を管理するサービス会社により管理される装置であり、ネットワークNを介して接続されるユーザ端末2から駐車位置に関する情報を受信して、駐車位置の管理及び駐車位置を含む広域地図の提供を行う。
【0015】
ユーザ端末2は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)といった携帯型の電話端末や、PDA(Personal Digital Assistants)等から構成され、メールを送受信するためのメールソフトや、Webページを閲覧するためのブラウザソフトを備えている。また、ユーザ端末2は、カメラ等の撮像装置を備え、後述する2次元バーコードを撮影することにより、駐車位置に関する情報を取得して、メール又はブラウザにより管理サーバ1に駐車位置に関する情報を送信する。
【0016】
2次元バーコード3は、駐車位置に関する情報の一例であり、駐車場内の各駐車スペースに設けられている。ここで、2次元バーコード3は、水平方向と垂直方向の2次元に情報をもつバーコードであり、スタック式とマトリックス式の2種類がある。スタック式バーコードは、図2(a)に示すように、1次元のバーコードを縦に積み重ねたものであり、スーパーコード、PDF417、CODE-49、CODE-16K等がある。マトリックス式は、図2(b)に示すように、情報を白黒の桝目(セル)で縦横のモザイク状に表示したものであり、データマトリックスコード(データコード)、マキシコード、QRコード等がある。
【0017】
具体的に、2次元バーコード3には、駐車位置に関する情報として、駐車スペースの位置情報(緯度、経度)、高度情報(高度)、駐車場内のレイアウトを示す地図データ(以下、「近傍地図」と記す)、近傍地図の縮尺を示す縮尺情報、近傍地図の範囲を示す範囲情報を含んでいる。なお、近傍地図は、駐車場内のレイアウトを示すことが主な目的であるため、狭い範囲の簡易な地図データである。
【0018】
ネットワークNは、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ基地局等を含む。ネットワークNは、任意な時に接続が可能であればよく、常時接続されている必要はない。また、ネットワークNは、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。
【0019】
次に、駐車場管理システム100を構成する各部について説明する。
まず、管理サーバ1について説明する。図3は、管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、管理サーバ1は、CPU11、入力部12、表示部13、通信部14、RAM15、記憶部16等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。
【0020】
CPU(Central Processing Unit)11は、記録部16に記憶される各種システムプログラムを読み出して実行し、管理サーバ1の各部を駆動制御する。また、CPU11は、入力部12における入力操作に従って、記録部16に記憶された各種アプリケーションプログラムを読み出して実行し、管理サーバ1の各種機能を実現する。
【0021】
入力部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。なお、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0022】
表示部13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、CPU11から入力される表示信号の指示に従って入力部12、通信部14を介して送受信される表示情報を画面上に表示する。
【0023】
通信部14は、LAN、WAN、あるいはインターネット等のネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェ−スである。通信部14は、モデムまたはターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)等によって構成され、電話回線、ISDN回線、無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0024】
RAM15は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0025】
記録部16は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記録部16に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0026】
また、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して通信部14から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0027】
また、記憶部16は、端末緯度・経度記憶部161、広域地図テーブル記憶部162、基準緯度・経度記憶部163を備えている。端末緯度・経度記憶部161は、ユーザ端末2から取得したGPS(Global Positioning Systems)データに基づくユーザ端末2の位置情報(緯度・経度・高度)を記憶する。広域地図テーブル記憶部162は、ユーザ端末2に送信するための広域地図及び広域地図に対応する地図データブロックを記憶する広域地図テーブルを記憶する。
【0028】
ここで、図4に示すように、広域地図テーブル記憶部162に記憶される広域地図は、ユーザ端末2に広域地図を送信する際に好適なデータサイズとするため、予めブロック毎に分割して記憶されている。すなわち、広域地図テーブル記憶部162は、分割された広域地図と地図データブロックとをそれぞれ対応付けたテーブル形式にて記憶している。基準緯度・経度記憶部163は、2次元バーコードが設置されている位置を基準とした駐車位置の位置情報(緯度・経度)を記憶する。
【0029】
次に、ユーザ端末2について説明する。図5は、ユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。図5に示すように、ユーザ端末2は、CPU21、入力部22、表示部23、位置検出部24、通信部25、RAM26、撮影部27、記憶部28等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。
【0030】
CPU21は、記憶装置28内に格納されている各種システムプログラムを読み出して実行し、ユーザ端末2の各部を駆動制御する。また、CPU21は、入力部22における入力操作に従って、記録部28に記憶された各種アプリケーションプログラムを読み出して実行し、ユーザ端末2の各種機能を実現する。
【0031】
入力部22は、文字キー、数字キー、シャッターキーの他、各種機能に対応付けられた各種キーを備え、操作されたキーに対応する操作信号をCPU21へ出力する。
【0032】
表示部23は、LCD等の表示画面を備え、入力部22における入力内容や、CPU21から入力される表示情報に基づく各種画面を上記表示画面に表示させる。
【0033】
位置検出部24は、図示しないGPSアンテナを備え、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星から送信されるGPSデータ(緯度、経度、高度)を受信し、ユーザ端末2の現在位置を検出する。
【0034】
通信部25は、ネットワークインターフェイスカード、モデム、又は携帯電話の通信機能等により構成される。
【0035】
RAM26は、制御部11によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0036】
撮影部27は、ガラス又はプラスチックからなる光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Diode)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子により構成され、光学レンズを介して入力される画像を撮像素子で電気信号に変換し、画像データを生成する。
【0037】
記録部28は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な半導体記憶素子等の記録媒体を備え、この記録媒体内に、CPU21により実行される各種プログラム、及びこれらのプログラムに係るデータ等を記憶する。なお、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部を他の機器から通信回線等の伝送媒体を介して通信部24で受信し、記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムやデータを通信回線等の伝送媒体を介して、他の機器へ伝送してインストールするように構成してもよい。
【0038】
具体的に、記憶部28は、端末緯度・経度記憶部281、近傍地図記憶部282、近傍地図縮尺記憶部283、近傍地図範囲記憶部284、2次元バーコード記憶部285、広域地図記憶部286、広域地図縮尺記憶部287、広域地図範囲記憶部288、基準緯度・経度記憶部289、基準URL記憶部290、基準高度情報記憶部291を備えている。
【0039】
端末緯度・経度記憶部281は、位置検出部24から取得したユーザ端末2のGPSデータを位置情報(緯度・経度)として記憶する。近傍地図記憶部282は、2次元バーコードにデータとして含まれている駐車位置周辺の地図データを記憶する。近傍地図縮尺記憶部283は、近傍地図の縮尺を記憶する。近傍地図範囲記憶部284は、近傍地図の範囲を記憶する。2次元バーコード記憶部285は、撮影部27から取得された2次元バーコード3の画像データを記憶する。
【0040】
広域地図記憶部286は、管理サーバ1から取得した広域地図を記憶する。広域地図縮尺記憶部287は、広域地図の縮尺を記憶する。広域地図範囲記憶部288は、広域地図の範囲を記憶する。基準緯度・経度記憶部289は、2次元バーコードの設置位置を基準とした駐車位置の位置情報(緯度・経度)を記憶する。基準URL記憶部290は、管理サーバ1のアドレスであるURL(Uniform Resource Locators)を記憶する。基準高度情報記憶部291は、2次元バーコード3の設置位置を基準とした駐車位置の高度情報を記憶する。
【0041】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、管理サーバ1のCPU11、ユーザ端末2のCPU21が読み取り可能なプログラムコードの形態で記録部16、記録部28に格納されており、CPU11、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0042】
図6は、ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置取得処理を示すフローチャートである。この処理は、ユーザが自分の車を駐車スペースに駐車した後に、ユーザ端末2を用いて駐車スペースに設けられた2次元バーコード3を撮影することで実行される。図6に示すように、CPU21は、入力部12に設けられるシャッターキーが押下されると、撮影部27を制御して、2次元バーコードの撮影を行う(ステップS1)。次いで、CPU21は、撮影部27から2次元バーコードの画像データを取得して、2次元バーコード記憶部285に画像データを格納する(ステップS2)。
【0043】
さらに、CPU21は、取得した2次元バーコードの画像データの解析を行い(ステップS3)、解析結果から必要な情報が取得されたか否かを判別する(ステップS4)。解析結果から必要な情報が取得できない場合(ステップS4;NO)、CPU21は、ステップS1に戻り、再度2次元バーコードの取得を行わせる。
【0044】
一方、解析結果から必要な情報が取得された場合(ステップS4;YES)、CPU21は、取得されたURL、位置情報、高度情報、近傍地図、縮尺情報、範囲情報を記憶部16に備えられる各記憶部に格納する(ステップS5)。そして、CPU21は、本駐車位置取得処理を終了する。
【0045】
次に、図7は、ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置誘導処理を示すフローチャートである。この処理は、駐車場から離れて自分の用事を済ませたユーザが、ユーザ端末2を所定の操作することにより実行される。図7に示すように、CPU21は、位置検出部24から入力されるGPSデータに基づいて、ユーザ端末2の現在位置(経度・緯度)を検出する(ステップS11)。次いで、CPU21は、近傍地図記憶部282から近傍地図を取得するとともに、近傍地図縮尺記憶部283及び近傍地図範囲記憶部284から近傍地図の縮尺情報及び範囲情報を取得して、近傍地図におけるユーザ端末2の現在位置を算出する(ステップS12)。
【0046】
そして、近傍地図内にユーザ端末2の現在位置が含まれるか否かを判別して(ステプS13)、近傍地図にユーザ端末2の現在位置が含まれる場合(ステップS13;YES)、近傍地図にユーザ端末2の現在位置をマーク(例えば、黒丸印)する(ステップS24)。次に、CPU21は、基準緯度・経度記憶部289から駐車位置の位置情報(緯度・経度)を取得して、近傍地図における駐車位置を算出し(ステップS25)、近傍地図に駐車位置をマーク(例えば、星印)する(ステップS26)。そして、CPU21は、ユーザ端末2の現在位置及び駐車位置をマークした近傍地図を表示部13に表示させて、本駐車位置誘導処理を終了する。
【0047】
一方、近傍地図内にユーザ端末2の現在位置が含まれない場合(ステップS13;NO)、CPU21は、管理サーバ1から広域地図を取得しているか否かを判別し(ステップS14)、広域地図を取得している場合(ステップS14;YES)、広域地図記憶部286から広域地図を取得する。そして、CPU21は、広域地図におけるユーザ端末2の現在位置を算出して(ステップS15)、ユーザ端末2の現在位置が広域地図に含まれるか否かを判別する(ステップS16)。広域地図にユーザ端末2の現在位置が含まれる場合(ステップS16;YES)、CPU21は、ステップS19に移行する。
【0048】
広域地図にユーザ端末2の現在位置が含まれない場合(ステップS16;NO)、CPU21は、基準URL記憶部290から管理サーバ1のURLを取得して、管理サーバ1に広域地図要求とともに、ユーザ端末2の現在位置及び駐車位置を送信する(ステップS17)。次いで、CPU21は、管理サーバ1から広域地図を取得するとともに、広域地図縮尺記憶部287及び広域地図範囲記憶部288から縮尺情報及び範囲情報を取得して、広域地図における現在位置を算出し(ステップS19)、広域地図にユーザ端末2の現在位置をマークする。さらに、CPU21は、広域地図における駐車位置を算出し(ステップS21)、広域地図に駐車位置をマークする(ステップS22)。そして、CPU21は、現在位置及び駐車位置をマークした広域地図を表示部13に表示させて(ステップS23)、本駐車位置誘導処理を終了する。
【0049】
図8を参照して、上述した駐車位置誘導処理において、ユーザ端末2の表示部23に表示される近傍地図及び広域地図について説明する。図8(a)は、近傍地図の表示画面例を示す図である。図8(a)に示すように、表示部23には、駐車場内の地図データとともに、ユーザ端末2の現在位置が黒丸印で表示され、駐車位置が星印にて表示されている。また、図8(b)は、広域地図の表示画面例を示す図である。図8(b)に示すように、表示部23には、ユーザ端末2の現在位置及び駐車位置を含む範囲の広域地図が表示されとともに、ユーザ端末2の現在位置は黒丸印で表示され、駐車位置が星印にて表示されている。なお、地図データ及び広域地図データは、ユーザ端末2の表示部23に表示可能な範囲よりも広い範囲のデータを有しており、スクロール操作により、現在表示部23に表示されている以外の範囲を表示させることが可能である。
【0050】
次に、図9は、管理サーバ1のCPU11により実行される広域地図送信処理を示すフローチャートである。図9に示すように、CPU11は、ユーザ端末2から、広域地図要求とともに、ユーザ端末2の現在位置及び駐車位置を受信すると(ステップS31)、取得したユーザ端末2の現在位置及び駐車位置を記憶部16の各記憶部に記憶させる(ステップS32)。
【0051】
次いで、CPU21は、取得した駐車位置の経度・緯度に基づいて、広域地図テーブル記憶部163から駐車位置の含まれる地図データブロックを選択する(ステップS33)。次いで、CPU21は、取得したユーザ端末2の現在位置の経度・緯度に基づいて、広域地図テーブル記憶部163からユーザ端末2の現在位置の含まれる地図データブロックを選択する(ステップS34)。さらに、CPU21は、駐車位置の含まれる地図データブロック及び現在位置の含まれる地図データブロックに対応する広域地図を取得する(ステップS35)。そして、CPU21は、取得した広域地図をユーザ端末2に送信し(ステップS35)、本広域地図送信処理を終了する。
【0052】
以上のように、本第1の実施の形態によれば、ユーザは、ユーザ端末2により、駐車位置に設置される2次元バーコードを撮影することにより、駐車位置に関する情報を取得して、ユーザ端末2の表示部23に駐車場のレイアウトを示す近傍地図を表示させることができる。また、近傍地図には、駐車位置及びユーザ端末2の現在位置がマークして表示されるため、ユーザは、現在位置と駐車位置を的確に把握することができ、駐車した車の位置を見失うことなく、駐車位置に辿り付くことができる。
【0053】
また、2次元バーコードに近傍地図及び駐車位置がデータとして含まれているため、ユーザ端末2は、2次元バーコードを解析するだけで必要な情報を取得することができ、容易かつ速やかに必要な情報を取得して、ユーザを駐車位置まで誘導することができる。
【0054】
さらに、2次元バーコードから取得される近傍地図の範囲外にユーザがいる場合、管理サーバ1から広域地図を取得するとともに、この広域地図に駐車位置及びユーザ端末の現在地を表示させることができるため、ユーザは、駐車場から離れた位置からでも、確実に駐車位置を把握することができ、駐車した車を探す手間及び時間を省くことができる。
【0055】
なお、上述した本第1の実施の形態における記述は、本発明に係る好適な駐車場管理システム100の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本第1の実施の形態においては、2次元バーコードから近傍地図を取得し、管理サーバ1から広域地図を取得する構成として説明を行ったが、ショッピングセンターやイベントホール等に備えられる広大な駐車場の場合、駐車スペース周辺の地図を近傍地図として2次元バーコードから取得し、駐車場全体の地図を広域地図として管理サーバ1から取得する構成であっても良い。
【0056】
また、本第1の実施の形態においては、2次元バーコードから管理サーバ1のURLを取得して、URLに基づいて管理サーバ1にアクセスする構成としたが、例えば、2次元バーコードから管理サーバ1のメールアドレスを取得し、メールにより管理サーバ1にアクセスする構成であっても良い。
【0057】
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
本第2の実施の形態における駐車場管理システム200は、第1の実施の形態に示した駐車場管理システム100と同様の構成によってなるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、本第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0058】
図10は、本第2の実施の形態における管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。図10に示すように、本第2の実施の形態に特徴的な構成として、管理サーバ1の記憶部16には、端末緯度・経度記憶部161、広域地図テーブル記憶部162、基準緯度・経度記憶部163の他に、2次元バーコード記憶部164、バーコード解析情報記憶部165をさらに備えている。2次元バーコード記憶部164は、ユーザ端末2から取得した2次元バーコードの画像データを記憶する。バーコード解析情報記憶部165は、2次元バーコードの解析することにより取得された情報として、URL、駐車位置の位置情報、高度情報,地図データ、縮尺情報、範囲情報を記憶する。
【0059】
すなわち、本第2の実施の形態においては、ユーザ端末2の撮影部27により取得された2次元バーコードの画像データを管理サーバ1に送信し、管理サーバ1において当該2次元バーコードを解析し、解析した結果得られた情報を解析情報としてユーザ端末2に送信することを特徴としている。
【0060】
次に、本第2の実施の形態における動作を説明する。なお、以下では、本第2の実施の形態に特徴的な処理として、ユーザ端末2のCPU21により実行される2次元バーコード取得処理及び管理サーバ1のCPU11により実行される2次元バーコード解析処理について説明を行う。また、ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置誘導処理(図7参照)及び管理サーバ1のCPU11により実行される広域地図送信処理(図9参照)については、上述した第1の実施の形態における処理と同一であるため説明を省略する。
【0061】
図11は、ユーザ端末2のCPU21により実行される2次元バーコード取得処理を示すフローチャートである。図10に示すように、CPU21は、入力部12に設けられるシャッターキーが押下されると、撮影部27を制御して、2次元バーコードの撮影を行う(ステップS41)。次いで、CPU21は、撮影部27から2次元バーコードの画像データを取得して、2次元バーコード記憶部285に画像データを格納する(ステップS42)。
【0062】
続いて、CPU21は、入力部22を介して管理サーバ1のURLを入力させ、2次元バーコードの解析要求とともに、2次元バーコードの画像データを管理サーバ1に送信する(ステップS44)。さらに、CPU21は、通信部24を介して、2次元バーコードの解析情報を受信し(ステップS45)、受信した解析情報に含まれるURL、駐車位置の位置情報、高度情報、地図データ、縮尺情報、範囲情報を各記憶部に格納させる(ステップS46)。そして、本2次元バーコード取得処理を終了する。
【0063】
図12は、管理サーバ1のCPU11により実行される2次元バーコード解析処理を示すフローチャートである。図12に示すように、CPU11は、ユーザ端末2からアクセス要求を受け付けると(ステップS51;YES)、2次元バーコードの解析要求であるか否かを判別する(ステップS52)。2次元バーコードの解析要求である場合(ステップS52;YES)、CPU11は、2次元バーコードの解析要求とともに送信された2次元バーコードの画像データを取得して、2次元バーコード記憶部164に格納する(ステップS53)。
【0064】
続いて、2次元バーコードの解析を行い(ステップS55)、解析した結果から必要な情報が取得されたか否かを判別する(ステップS55)。解析結果から必要な情報が取得されない場合(ステップS55;NO)、CPU11は、エラーメッセージを生成して、ユーザ端末2に送信する(ステップS59)。一方、解析結果から必要な情報が取得された場合(ステップS55;YES)、CPU11は、取得されたURL、駐車位置の位置情報、高度情報、地図データ、縮尺情報、範囲情報を解析情報としてユーザ端末2に送信し(ステップS56)、本2次元バーコード解析処理を終了する。
【0065】
なお、アクセス要求が2次元バーコードの解析要求でない場合(ステップS52;NO)、CPU11は、アクセス要求が広域地図要求であるか否かを判別する(ステップS58)。アクセス要求が広域地図要求である場合(ステップS58;YES)、CPU11は、上述した広域地図送信処理(図9参照)を実行し(ステップS59)、アクセス要求が広域地図要求でない場合(ステップS58;NO)、その他の処理へ移行する。
【0066】
以上のように、本第2の実施の形態によれば、2次元バーコードの解析を管理サーバ1で行うことにより、2次元バーコードの解析機能を備えない汎用のユーザ端末2を利用して、駐車場管理システム200を実施することができる。したがって、駐車場管理システム200の運用に係るコストを低減させるとともに、駐車場管理システム200の利用ユーザを増大させることができる。
【0067】
なお、上述した本第2の実施の形態における記述は、本発明に係る好適な駐車場管理システム300の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、2次元バーコードを管理サーバ1に送信するために、管理サーバ1のURLを入力部22を介して入力させる構成としたが、予め基準URL記憶部290に管理サーバ1のURLを記憶させておき、基準URL記憶部290から管理サーバ1のURLを取得して2次元バーコードを送信する構成であっても良い。
【0068】
[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
本第3の実施の形態における駐車場管理システム300は、第1の実施の形態に示した駐車場管理システム100と略同様の構成によってなるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、本第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0069】
図13を参照して、本第3の実施の形態において特徴的な駐車位置に関する情報について説明する。図13に示すように、駐車上管理システム300は、駐車位置に関する情報として、駐車スペースに符号化されたパターン(以下、「位置符号化情報」と記す)が描画されている。図14を参照して、位置符号化情報について説明する。
【0070】
図14は、駐車スペースに描画された位置符号化情報の詳細例を示す図である。図14に示すように、位置符号化情報は複数のブロックから構成され、各ブロック内には特定の符号(例えば、三角印、四角印、星印)が配列している。この符号の配列は、ブロックが仮想的に5×5の格子状に分割された矩形の中に配列され、駐車スペース毎に異なったパターンにて配列している。したがって、位置符号化情報から駐車スペース毎に異なったパターンを解析することにより、各位置符号化情報に対応付けられた駐車位置の位置情報(駐車場座標及び駐車位置座標)を後述する位置符号化テーブル記憶部169aから取得することができる。
【0071】
次に、本第3の実施の形態における管理サーバ1について説明する。図15は、管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。図15に示すように、本第3の実施の形態に特徴的な構成として、管理サーバ1の記憶部16には、近傍地図記憶部166、端末属性記憶部167、位置符号化情報記憶部168、位置符号化テーブル記憶部169、出力情報記憶部170を備えている。
【0072】
近傍地図記憶部166は、各駐車場のレイアウトを示す近傍地図の地図データを駐車場の位置情報(駐車場座標及び駐車位置座標)と対応付けて記憶している。端末属性記憶部167は、ユーザ端末2の属性を記憶している。ここで、ユーザ端末2の属性とは、ユーザ端末2における情報の出力形態の属性であり、例えば、ユーザ端末2が地図の表示が可能な機種である場合、属性は「地図」となり、ユーザ端末2が文字の表示が可能な機種である場合、属性は「文字」となり、ユーザ端末2が音声の出力が可能な機種である場合、属性は「音声」となる。
【0073】
位置符号化情報記憶部168は、ユーザ端末2から取得した位置符号化情報及び最適化された位置符号化情報を記憶している。ユーザ端末2により撮影された位置符号化情報は、単一のブロック又は最適な方向により取得されるとは限らないため、最適化された位置符号化情報を記憶することにより、ユーザ端末2により取得された位置符号化情報を最適な位置符号化情報に置き換えて位置符号化情報の解析を行う。
【0074】
位置符号化テーブル記憶部169は、上述した位置符号化情報と対応する駐車位置の位置情報(座標)を記憶する位置符号化テーブル169aを格納する。図16は、位置符号化テーブル169aの一例を示す図である。図16に示すように、位置符号化テーブル169aは、特定の符号が配列された位置符号化情報と、これに対応する駐車位置の位置情報として駐車場座標(例えば、「0021」)及び駐車位置座標(例えば、「0011」)を記憶している。したがって、ユーザ端末2から取得された位置符号化情報に基づいて、位置符号化テーブル169aから対応する駐車位置の位置情報を取得し、この駐車位置の位置情報に基づいて、近傍地図記憶部166又は出力情報記憶部170から対応する地図データ、文字情報又は音声データを取得することができる。
【0075】
出力情報記憶部170は、ユーザ端末2の属性に応じた出力形態の位置情報を駐車場座標及び駐車位置座場に対応付けて記憶している。例えば、図17に示すように、出力情報記憶部170は、属性が「文字」の位置情報として、駐車場座標及び駐車位置座標(例えば、「0021,0011」)に対応付けて、「1-1」の文字情報を記憶している。したがって、この文字情報をユーザ端末2に送信することにより、表示部23に駐車位置「1-1」を文字にて表示させる。さらに、出力情報記憶部170は、属性が「音声」の位置情報として、駐車場座標及び駐車位置座標(例えば、「0021,0011」)に対応付けて、「♪1-1に駐車しています」の音声データを記憶している。この音声情報をユーザ端末2に送信することにより、音出力部(図示せず)から駐車位置を音声にて出力させる。
【0076】
次に、本第3の実施の形態におけるユーザ端末2について説明する。図18は、ユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。図18に示すように、本第3の実施の形態に特徴的な構成として、ユーザ端末2の記憶部28には、端末緯度・経度記憶部281、近傍地図記憶部282、近傍地図縮尺記憶部283、近傍地図範囲記憶部284、位置符号化情報記憶部292、位置符号化テーブル記憶部293、端末属性記憶部294、文字情報記憶部295、音声データ記憶部296を備えている。
【0077】
端末緯度・経度記憶部281は、位置検出部24から取得したユーザ端末2のGPSデータを位置情報(緯度・経度)として記憶する。近傍地図記憶部282は、管理サーバ1から受信した近傍地図の地図データを記憶する。近傍地図縮尺記憶部283は、近傍地図の縮尺情報を記憶する。近傍地図範囲記憶部284は、近傍地図の範囲情報を記憶する。
【0078】
位置符号化情報記憶部292は、撮影部27により取得された位置符号化情報の画像データ及び管理サーバ1から送信される最適化された位置符号化情報の画像データを記憶する。位置符号化テーブル記憶部293は、管理サーバ1から送信される位置符号化テーブル169aを記憶する。
【0079】
端末属性記憶部294は、ユーザ端末2の属性を記憶する。文字情報記憶部295は、ユーザ端末2の属性が「文字」である場合に、管理サーバ1から送信される文字情報を記憶する。音声データ記憶部296は、ユーザ端末の属性が「音声」である場合に、管理サーバ1から送信される音声データを記憶する。
【0080】
次に、本第3の実施の形態における動作を説明する。
なお、以下では、本第3の実施の形態に特徴的な処理として、ユーザ端末2のCPU21により実行される位置情報取得処理、駐車位置確認処理、管理サーバ1のCPU11により実行される位置情報送信処理について説明を行う。
【0081】
図19は、ユーザ端末2のCPU21により実行される位置情報取得処理を示すフローチャートである。図19に示すように、CPU21は、入力部22に設けられるシャッターキーが押下されると、撮影部27を制御して、位置符号化情報の撮影を行う(ステップS61)。次いで、CPU21は、入力部22を介して、管理サーバ1のURLを入力させ(ステップS62)、位置符号化情報の画像データとユーザ端末2の属性を管理サーバに送信する(ステップS63)。
【0082】
続いて、CPU21は、ユーザ端末2の属性が「地図」である場合(ステップS64;YES)、CPU21は、管理サーバ1から近傍地図及び位置符号化テーブルを取得して(ステップS65)、取得した近傍地図及び位置符号化テーブル169aを近傍地図記憶部166及び位置符号化テーブル記憶部169に格納する(ステップS66)。そして、CPU21は、本位置情報取得処理を終了する。
【0083】
また、ユーザ端末2の属性が「文字」である場合(ステップS67;YES)、CPU21は、管理サーバ1から位置情報として文字情報を取得し(ステップS68)、取得した文字情報を文字情報記憶部295に格納する(ステップS66)。さらに、ユーザ端末2の属性が「音声」である場合(ステップS67;NO)、CPU21は、管理サーバ1から位置情報として音声データを取得し(ステップS69)、取得した音声データを音声データ情報記憶部296に格納する(ステップS66)。そして、CPU21は、本位置情報取得処理を終了する。
【0084】
図20は、管理サーバ1のCPU11により実行される位置情報送信処理を示すフローチャートである。図20に示すように、CPU11は、ユーザ端末2から位置符号化情報の画像データ及びユーザ端末2の属性を受信すると(ステップS71)、受信した位置符号化情報の画像データを位置符号化情報記憶部292に記憶される最適化された位置符号化情報に置き換え、位置符号化テーブル169aに基づいて位置符号化情報の解析を行う。そして、CPU11は、解析結果から駐車位置の位置情報(駐車場座標及び駐車位置座標)を取得する(ステップS72)。
【0085】
続いて、CPU11は、ユーザ端末2の属性を判別し、ユーザ端末2の属性が地図である場合(ステップS73;YES)、近傍地図記憶部166から駐車場座標に対応する近傍地図を取得する。また、CPU11は、位置符号化テーブル記憶部169から位置符号化テーブル169aを取得する(ステップS74)。そして、CPU11は、ユーザ端末2に近傍地図及び位置符号化テーブル169aを送信して(ステップS75)、本位置情報送信処理を終了する。
【0086】
また、ユーザ端末2の属性が「文字」である場合(ステップS76;YES)、CPU11は、駐車位置の位置情報に基づいて出力情報記憶部170から文字情報を取得し(ステップS77)、取得した文字情報をユーザ端末2に送信する(ステップS78)。さらに、ユーザ端末2の属性が「音声」である場合(ステップS76;NO)、PCU11は、駐車位置の位置情報に基づいて出力情報記憶部170から音声データを取得し(ステップS79)、取得した音声データをユーザ端末2に送信する(ステップS80)。そして、CPU11は、本位置情報送信処理を終了する。
【0087】
図21は、ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置確認処理を示すフローチャートである。図21に示すように、入力部22を介して駐車位置誘導指示が入力されると(ステップS81)、CPU21は、端末属性記憶部167に記憶されている端末の属性を判別する。ここで、ユーザ端末2の属性が「地図」である場合(ステップS82;YES)、CPU21は、管理サーバ1から近傍地図を取得しているか否かを判別し(ステップS83)、近傍地図を取得していない場合(ステップS83;NO)、上述した位置情報取得処理(図19参照)へ移行する。
【0088】
一方、近傍地図を取得している場合(ステップS83;YES)、CPU21は、位置符号化情報記憶部168から位置符号化情報を取得し、位置符号化テーブル169aに基づいて対応する駐車位置座標を取得する。続いて、CPU21は、近傍地図記憶部166から近傍地図を取得して、近傍地図の駐車位置座標にマーク(例えば、星印)をつける(ステップS84)。そして、CPU21は、駐車位置をマークした近傍地図を表示部23に表示させ(ステップS85)、本駐車位置確認処理を終了する。
【0089】
また、ユーザ端末2の属性が「文字」である場合(ステップS86;YES)、CPU21は、管理サーバ1から文字情報を取得しているか否かを判別し(ステップS87)、文字情報を取得していない場合(ステップS87;NO)、上述した位置情報取得処理(図19参照)へ移行する。一方、文字情報を取得している場合(ステップS87;YES)、CPU21は、文字情報記憶部295から文字情報を取得して、表示部23に表示させる(ステップS88)。そして、CPU21は、本駐車位置確認処理を終了する。
【0090】
さらに、ユーザ端末2の属性が「音声」である場合(ステップS86;NO)、CPU21は、管理サーバ1から音声データを取得しているか否かを判別し(ステップS89)、音声データを取得していない場合(ステップS89;NO)、上述した位置情報取得処理(図19参照)へ移行する。一方、音声データを取得している場合(ステップS89;YES)、CPU21は、音声データ記憶部296から音声データを取得して、図示しない音出力部から音声データを出力させる(ステップS90)。そして、CPU21は、本駐車位置確認処理を終了する。
【0091】
図22は、上述した駐車位置確認処理において、表示される近傍地図の表示画面例を示す図である。図22に示すように、表示部23には、駐車場内のレイアウトを示す近傍地図が表示され、駐車位置には星印がマークされている。また、この近傍地図の地図データは、ユーザ端末2の表示部23に表示可能な範囲よりも広い範囲のデータを有しており、スクロール操作により、現在表示部23に表示されている以外の範囲を表示させることが可能である。
【0092】
以上のように本第3の実施の形態によれば、ユーザは、ユーザ端末2により、駐車スペースに描画された位置符号化情報を撮影し、この位置符号化情報を管理サーバ1に送信することにより、対応する駐車位置を含む駐車場の近傍地図を管理サーバ1から取得することができる。すなわち、近傍地図や駐車位置を直接的にデータとして位置符号化情報に含ませることができない場合であっても、管理サーバ1において位置符号化情報に対応する駐車位置の位置情報と、駐車位置の位置情報から近傍地図を取得して、ユーザ端末2に送信することができる。
【0093】
また、ユーザ端末2は、管理サーバ1から取得した位置符号化テーブル169aに基づいて、近傍地図の駐車位置を示すマークを表示させるため、ユーザは、駐車位置を的確に把握することができ、速やかに駐車した車に辿りつくことができる。
【0094】
なお、上述した本第3の実施の形態における記述は、本発明に係る好適な駐車場管理システム300の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、位置符号化情報は、複数のブロックから構成され、各ブロック内には特定の符号の配列に応じて駐車位置に関する情報を構成する形態としたが、位置符号化情報はこれに限らず、種々の図形、記号、文字、数字等の組み合わせや、配列に応じて駐車位置に関する情報を構成することが可能である。また、第1の実施の形態と同様に、近傍地図にユーザ端末2の現在位置を表示させる構成であっても良い。
【0095】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ユーザは、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影することにより、自分の車の駐車位置が示された駐車場の近傍地図をユーザ端末の表示手段に表示させることができるため、駐車した車の位置を見失うことなく、容易に自分の車を探索して速やかに駐車位置に辿り付くことができる。
【0096】
請求項5記載の発明によれば、ユーザは、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影し、撮影した駐車位置に関する情報を管理サーバに送信することにより、管理サーバにおいて、駐車位置に関する情報が解析され、取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報がユーザ端末に送信されるため、ユーザ端末に駐車位置に関する情報を解析する解析手段を備えない場合であっても、近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得することができる。これにより、汎用のユーザ端末を用いて駐車場管理システムを利用することができ、システム構築に係るコストを低減させることができる。また、ユーザの利用機会を広げることができる。
【0097】
請求項6記載の発明によれば、駐車位置に関する情報に近傍地図及び駐車位置の位置情報が含まれない場合であっても、駐車位置に関する情報に対応して駐車位置の位置情報を記憶するテーブルと、駐車位置の位置情報と近傍地図とを対応付けて記憶する近傍地図記憶手段とを管理サーバが備えるため、ユーザ端末は、駐車スペース毎に表示されている駐車位置に関する情報をユーザ端末により撮影し、撮影した駐車位置に関する情報を管理サーバに送信することにより、近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得することができる。このため、駐車位置に関する情報に保持可能なデータ量が少ない場合であっても、ユーザ端末は必要な情報を取得して、ユーザの駐車位置を的確に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における駐車場管理システム100のシステム構成を示す概念図である。
【図2】2次元バーコード3の詳細例を示す図である。
【図3】図1に示す管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
【図4】図3の広域地図テーブル記憶部162に記憶される広域地図テーブルの一例を示す図である。
【図5】図1に示すユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。
【図6】ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置取得処理を示すフローチャートである。
【図7】ユーザ端末2のCPU21におり実行される駐車位置誘導処理を示すフローチャートである。
【図8】(a)ユーザ端末2の表示部23に表示される近傍地図の表示画面例を示す図である。(b)ユーザ端末2の表示部23に表示される広域地図の表示画面例を示す図である。
【図9】管理サーバ1のCPU11により実行される広域地図送信処理を示すフローチャートである。
【図10】本第2の実施の形態における管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
【図11】本第2の実施の形態においてユーザ端末2のCPU21により実行される2次元バーコード取得処理を示すフローチャートである。
【図12】本第2の実施の形態において管理サーバ1のCPU11により実行される2次元バーコード解析処理を示すフローチャートである。
【図13】本第3の実施の形態における位置符号化情報の描画例を示す図である。
【図14】本第3の実施の形態のける位置符号化情報の詳細例を示す図である。
【図15】本第3の実施の形態における管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
【図16】位置符号化テーブル記憶部169に記憶される位置符号化テーブル169aの一例を示す図である。
【図17】出力情報記憶部170に記憶される文字情報及び音声データの一例を示す図である。
【図18】本第3の実施の形態におけるユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。
【図19】ユーザ端末2のCPU21により実行される位置情報取得処理を示すフローチャートである。
【図20】管理サーバ1のCPU11により実行される位置情報送信処理を示すフローチャートである。
【図21】ユーザ端末2のCPU21により実行される駐車位置確認処理を示すフローチャートである。
【図22】ユーザ端末2の表示部23に表示される近傍地図の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
100 駐車場管理システム
1 管理サーバ
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 通信部
15 RAM
16 記憶部
2 ユーザ端末
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 位置検出部
25 通信部
26 RAM
27 撮影部
28 記憶部
3 2次元バーコード
N ネットワーク
Claims (16)
- 駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を解析して、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得する解析手段と、
前記解析手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図上に前記駐車位置を示した表示情報を生成する表示情報生成手段と、
前記表示情報生成手段により生成された表示情報を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする駐車場管理システム。 - 前記ユーザ端末は、
前記駐車位置の位置情報を送信する送信手段と、
前記駐車位置を含む広域地図を受信する受信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
所定のブロックに分割された広域地図を記憶する広域地図記憶手段と、
前記駐車位置の位置情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された駐車位置の位置情報に基づいて、当該駐車位置を含む広域地図を前記広域地図記憶手段から取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記駐車位置を含む広域地図を送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の駐車場管理システム。 - 前記ユーザ端末において、
表示情報生成手段は、前記広域地図上に前記駐車位置を示した表示情報を生成し、
前記表示手段は、前記表示情報生成手段により生成された表示情報を表示することを特徴とする請求項2記載の駐車場管理システム。 - 前記ユーザ端末は、
ユーザ端末の現在位置を検出する位置検出手段を備え、
前記表示情報生成手段は、前記近傍地図上又は広域地図上に前記駐車位置及び前記ユーザ端末の現在位置を示した表示情報を生成し、
前記表示手段は、前記表示情報生成手段により生成された表示情報を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の駐車場管理システム。 - 駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を送信する送信手段と、
駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を受信する受信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記駐車位置に関する情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された駐車位置に関する情報を解析して、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得する解析手段と、
前記解析手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする駐車場管理システム。 - 駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する管理サーバと、ユーザ端末とがネットワークを介して接続された駐車場管理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記駐車位置に関する情報を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された駐車位置に関する情報を送信する送信手段と、
駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を受信する受信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記駐車位置に関する情報を受信する受信手段と、
前記駐車位置に関する情報と駐車位置の位置情報を対応付けて記憶するテーブルと、
前記駐車位置の位置情報と対応付けて駐車場のレイアウトを示す近傍地図を記憶する近傍地図記憶手段と、
前記駐車位置に関する情報に基づいて、前記テーブルから対応する駐車位置の位置情報を取得し、当該駐車位置を含む駐車場のレイアウトを示す近傍地図を前記近傍地図記憶手段から取得する近傍地図取得手段と、
前記近傍地図取得手段により取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする駐車場管理システム。 - 前記ユーザ端末は、
前記受信手段により受信された駐車場のレイアウトを示す近傍地図上に前記駐車位置を示した表示情報を生成する表示情報生成手段と、
前記表示情報生成手段により生成された表示情報を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項5又は6記載の駐車場管理システム。 - 前記管理サーバは、
所定のブロックに分割された広域地図を記憶する広域地図記憶手段と、
前記受信手段により受信された駐車位置の位置情報に基づいて、当該駐車位置を含む広域地図を前記広域地図記憶手段から取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された広域地図を送信する送信手段と、を備え、
前記ユーザ端末において、
前記受信手段は、前記広域地図を受信し、
前記表示情報生成手段は、前記広域地図上に前記駐車位置を示した表示情報を生成し、
前記表示手段は、前記表示情報生成手段により生成された表示情報を表示することを特徴とする請求項7記載の駐車場管理システム。 - 前記ユーザ端末は、
ユーザ端末の現在位置を検出する位置検出手段を備え、
前記表示情報生成手段は、前記近傍地図上又は広域地図上に前記駐車位置及び前記ユーザ端末の現在位置を示した表示情報を生成し、
前記表示手段は、前記表示情報生成手段により生成された表示情報を表示することを特徴とする請求項5から8のいずれか一項に記載の駐車場管理システム。 - 前記駐車位置に関する情報は、2次元バーコードであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の駐車場管理システム。
- 前記駐車位置に関する情報は、符号化された情報であることを特徴とする請求項6記載の駐車場管理システム。
- 前記管理サーバは、
駐車位置の位置情報に対応する文字情報を記憶する文字情報記憶手段と、
前記受信手段により受信された駐車位置の位置情報に対応する文字情報を前記文字情報記憶手段から取得する文字情報取得手段と、を備え、
前記送信手段は、前記文字情報取得手段により取得された文字情報を送信し、
前記ユーザ端末において、
前記受信手段は、前記文字情報を受信し、
前記表示手段は、前記受信手段により受信された文字情報を表示することを特徴とする請求項2から9のいずれか一項に記載の駐車場管理システム。 - 前記管理サーバは、
駐車位置の位置情報に対応する音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
前記受信手段により受信された駐車位置の位置情報に対応する音声データを前記音声データ記憶手段から取得する音声データ取得手段と、を備え、
前記送信手段は、前記音声データ取得手段により取得された音声データを送信し、
前記ユーザ端末において、
音声データを出力する音出力手段を備え、
前記受信手段は、前記音声データを受信し、
前記音出力手段は、前記受信手段により受信した音声データを出力することを特徴とする請求項2から9のいずれか一項に記載の駐車場管理システム。 - 駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する駐車場管理方法であって、
前記駐車位置に関する情報を撮影する工程と、
前記撮影された駐車位置に関する情報を解析して、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得する工程と、
前記取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図上に前記駐車位置を示した表示情報を生成する工程と、
前記生成された表示情報を表示する工程と、
を含むことを特徴とする駐車場管理方法。 - 駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する駐車場管理方法であって、
前記駐車位置に関する情報を撮影する工程と、
前記撮影された駐車位置に関する情報を送信する工程と、
前記駐車位置に関する情報を受信する工程と、
前記受信された駐車位置に関する情報を解析して、駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を取得する工程と、
前記取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を送信する工程と、
前記駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を受信する工程と、
を含むことを特徴とする駐車場管理方法。 - 駐車スペース毎に駐車位置に関する情報が表示された駐車場を管理する駐車場管理方法であって、
前記駐車位置に関する情報を撮影する工程と、
前記撮影された駐車位置に関する情報を送信する工程と、
前記駐車位置に関する情報を受信する工程と、
前記駐車位置に関する情報と駐車位置の位置情報を対応付けて記憶する工程と、
前記駐車位置の位置情報と対応付けて駐車場のレイアウトを示す近傍地図を記憶する工程と、
前記駐車位置に関する情報に基づいて、対応する駐車位置の位置情報を取得し、当該駐車位置を含む駐車場のレイアウトを示す近傍地図を取得する工程と、
前記取得された駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を送信する工程と、
前記駐車場のレイアウトを示す近傍地図及び駐車位置の位置情報を受信する工程と、
を含むことを特徴とする駐車場管理方法。
Priority Applications (1)
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