JP2004198496A - レンズユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ本体内の内蔵メモリに調整用プログラムを必要とせず、かつレンズユニットがカメラ本体内に組み込まれた後のレンズユニットの調整を容易に行うことができるレンズユニットを提供する。
【解決手段】レンズユニット14のレンズ制御用基板80には調整用パラメータが記憶されるEEPROM86が実装されている。レンズメーカーのレンズユニット14の出荷前検査において、EEPROM86に調整用パラメータが記憶された後、レンズユニット14がカメラメーカーに出荷される。カメラメーカーでの組み立て調整作業時には、EEPROM86に書き込まれた調整用パラメータがデジタルカメラ10のROM65に書き込まれて調整作業が終了する。したがって、組み込み作業後のレンズユニット14の調整用パラメータの検査を要せず、調整用プログラムのソフトウエアをカメラ本体内のROM65に格納させる必要がない。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズユニットに係り、特にカメラ本体に組み込まれるレンズユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なカメラ(デジタルカメラを含む)の光学系は、レンズユニットとしてレンズメーカーから購入されるものが主であり、カメラメーカーによってカメラ本体に組み込まれる。カメラ本体への組み込み完了後、レンズユニットが所望の性能を発揮するように各種の調整が行われる。
【0003】
特許文献1に記載のデジタルカメラは、調整用プログラムがカメラ制御プログラムなどとともにカメラ本体の内蔵メモリ(ROMなど)に書き込まれており、この調整用プログラムを起動させることにより自動的に画角の調整を行うようにしている。すなわち、ズームレンズのズーム端(始端、終端)位置を調整する場合には、ズームレンズを移動させて基準の被写体を撮像させ、この撮像画像が所定の大きさ(画角)になるように自動的にズームレンズを駆動し、撮像画像が所定の画角になったときのズームレンズの位置をズームレンズ端のデータとしてカメラ本体内のROMに書き込むようにしている。なお、調整用プログラムとは、カメラ本体へのレンズユニット組み込み後にズームレンズ調整などの調整処理を実行するためのプログラムをいう。
【0004】
一方、レンズユニットをカメラメーカーに供給するレンズメーカーでは、予め定められた仕様書内容を満足しているかなどのレンズユニット出荷前検査(調整)を実施している。この出荷前検査は、レンズユニットのレンズモータを駆動させ、たとえばズーム端での画角などが検査・調整される。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−215423号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のデジタルカメラの場合、調整用プログラムのソフトウエアを開発する必要があり、また、そのソフトウエアをカメラ本体内のROMに格納させるため、ROMのメモリ容量を余分に確保する必要があるという問題があった。
【0007】
また、レンズユニットがカメラ本体内に組み込まれた後、カメラメーカーの作業者が調整治具等を使用して一台ずつレンズユニットの調整作業を行うのは煩雑であるという問題があった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、カメラ本体内の内蔵メモリに調整用プログラムを必要とせず、かつレンズユニットがカメラ本体内に組み込まれた後のレンズユニットの調整を容易に行うことができるレンズユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】
本発明は前記目的を達成する為に、被写体像を結像する光学系と、該光学系を駆動するモータとからなるレンズユニットにおいて、該レンズユニットには、レンズメーカーでの出荷前の検査時に前記モータを駆動して得たデータが記憶された不揮発性メモリが設けられていることを特徴としている。
【0010】
本発明によれば、出荷前の検査時に得られたデータが記憶された不揮発性メモリをレンズユニットに設けるとともに、カメラメーカーでは不揮発性メモリから当該データを読み取り、このデータをカメラ本体の内蔵メモリに書き込ませるので、カメラ本体の内蔵メモリ(ROM)から調整用プログラムを廃して内蔵メモリのメモリ容量を少なくできる。なお、ここでいう出荷前検査時に得られたデータとは、たとえばズームレンズにおけるズームレンズ位置データなどのデータをいう。
【0011】
請求項2に記載された本発明によれば、この不揮発性メモリは、前記レンズユニットに取り付けられた基板に実装されているので、不揮発性メモリ用基板の新規設計を要しない。
【0012】
さらに、請求項3に記載された本発明によれば、この不揮発性メモリは、データ送信用の無線タグ内に設けられているので、外部機器からの調整用パラメータの送受信が無線通信を介して容易に行える。また、この無線タグはレンズユニットに直接貼付などされて取り付けられていればよいので、レンズユニットへの基板の取り付けを要しない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って、本発明に係るレンズユニットの好ましい実施の形態について詳説する。図1は本発明のレンズユニットが適用されたデジタルカメラの第1の実施の形態を示す正面透視図である。
【0014】
同図に示すように、このデジタルカメラ10は箱状に形成されたカメラボディ12からなり、カメラボディ12の正面右上位置にレンズユニット14が組み込まれている。また、カメラボディ12の上部にはシャッタボタン13や図示しない電源ボタンなどが設けられている。なお、カメラボディ12上部はポップアップ式のストロボ22などが設けられている。
【0015】
図2はカメラボディ12に組み込まれるレンズユニット14の全体構成を示す斜視図である。レンズユニット14は主としてレンズ鏡筒16、ファインダユニット18、駆動ユニット20などで構成されており、これらがフレーム24に取り付けられて一体化されている。
【0016】
レンズ鏡筒16は沈胴式のズームレンズ鏡筒であり、第1群50aと第2群50bからなるズームレンズ50を備えている(図4参照)。レンズ鏡筒16の最外周に位置する回転筒26を回転駆動することによって第1群50aや第2群50bが前後移動し、ズーム倍率が変動する。回転筒26の基端部外周にはレンズ鏡筒駆動ギア28が形成されており、このレンズ鏡筒駆動ギア28には駆動ユニット20に設けられた図示しない駆動ギアが噛合されている。駆動ユニット20には、該駆動ギアを駆動するレンズモータ32が設けられ、このレンズモータ32によって回転筒26が回転駆動される。なお、駆動ユニット20にはエンコーダ(不図示)が備えられ、回転筒26の回転位置がエンコーダに検出される。
【0017】
ファインダユニット18には不図示のファインダレンズ群が内蔵され、このファインダレンズ群のうち一部のレンズはレンズ鏡筒16の回転にともないファインダ光軸に沿って移動される。これによりファインダズーム倍率がズームレンズ50とともに変動する。
【0018】
フレーム24の背面にはCCD84を備えたレンズ制御用基板80が設けられている。図3は、このレンズ制御用基板80の構成を示す背面図である。
【0019】
同図に示すように、レンズ制御用基板80のプリント基板82にはCCD84、モータドライバ88、不揮発性メモリを構成するEEPROM(ElectricallyErasable Programmable Read Only Memory)86などが実装されている。
【0020】
CCD84はズームレンズ50(図2参照)の結像位置に配置されている。モータドライバ88は前記レンズモータ32と回路接続されており、モータドライバ88によってレンズモータ32が駆動制御される。また、モータドライバ88には前記エンコーダが回路接続され、エンコーダからの第1群50aや第2群50bの位置データがモータドライバ88に入力される。
【0021】
これらCCD84やモータドライバ88はプリント基板82に取り付けられたフレキシブルプリント基板83を介してカメラ制御基板45と回路接続されている。
【0022】
EEPROM86は、ROMではあるが記憶されたデータを電気的に消去して新たなデータを容易に再書込みできるものである。このEEPROM86には、後述するレンズメーカーによる出荷前検査時において、第1群50aや第2群50bの位置データなどが調整用パラメータとして書き込まれて記憶される。なお、外部機器と回路接続可能なインターフェースコネクタ87が前述した機器とともにプリント基板82に実装されており、前記EEPROM86やCCD84はこのインターフェースコネクタ87に不図示の回路を介して回路接続されている。
【0023】
図4は、本発明に係るレンズユニット14を適用したデジタルカメラ10の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ10は、主として前記レンズユニット14およびカメラ制御基板45などから構成されている。カメラ制御基板45にはアナログ処理回路52、画像信号処理回路58、CPU60、メディアコントロール回路62、DRAM66、外部インターフェース(I/F)回路70などが設けられている。
【0024】
レンズユニット14のズームレンズ50によって結像された被写体像は、図示せぬ絞りによって光量が調節された後、CCD84の受光面に結像されて、入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
【0025】
CCD84によって得られた信号電荷は、タイミングジェネレータ(TG)68から出力されるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、アナログ処理回路52に加えられてサンプリング処理などが行われる。
【0026】
アナログ処理回路52から出力される各色信号(たとえばR(赤)、G(青)、B(緑))はRGBアンプ54に加えられ、各色信号について信号レベルの増幅や調整(たとえばホワイトバランス処理)が行われる。RGBアンプ54で増幅・調整された画像信号は、A/D変換器56によってデジタル信号に変換され、画像信号処理回路58に送られる。
【0027】
画像信号処理回路58は画像処理手段であり、CPU60からの指示に従って輝度・色差補正、ガンマ補正、シャープネス補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正などの画像信号の補正処理を行う。
【0028】
CPU60は本カメラシステムを統括制御するための制御部であり、たとえばシャッタボタン13(図1参照)などの操作部からの指示に従い撮像動作などを行う。CPU60にはROM65が接続されており、このROM65にはカメラ制御プログラムなどが格納されるほか、後述するカメラメーカーによるカメラ組み立て時において、レンズユニット14のEEPROM86から読み取られた調整用パラメータが記憶される。この調整用パラメータをもとに、CPU60はモータドライバ88に対してレンズモータ32の制御信号を出力する。
【0029】
RAM72には画像作業領域などが格納されるほか、画像信号処理回路58によって処理された画像データがRAM72によって記憶される。メディアコントロール回路62は、たとえばJPEG準拠の画像圧縮を行い、画像データを記録メディア64に記録させる。外部インターフェース(I/F)回路70は、デジタルカメラ10外部との接続用インターフェース(たとえばRS232C)であり、パソコンなどの外部機器との通信を行うものである。
【0030】
このような構成のデジタルカメラ10によって、シャッタボタン13(図1参照)の操作に従いレンズユニット14にて被写体が撮像され、CCD84にて得られた信号電荷に各種画像処理が施された後、画像データが記録メディア64に記録される。
【0031】
次に、レンズメーカーによって実行されるレンズユニット14の出荷前検査について説明する。この出荷前検査は、調整用被写体(黒枠からなる透過型グレースケールなど)を光源として備えたレンズユニット調整装置(不図示)にレンズユニット14をセッティングして行われる。この際には、レンズユニット14のCCD84およびEEPROM86がインターフェースコネクタ87(図3参照)を介してレンズユニット調整装置と回路接続される。図5は、レンズメーカーによって実行されるレンズユニット14の複数の出荷前検査のうち、例としてズームレンズ50の出荷前検査の処理手順を示すフローチャートである。
【0032】
出荷前検査がスタートすると(ステップS200)、はじめにレンズユニット調整装置から撮影を指示するコマンドがレンズユニット14のCCD84に送出され、CCD84による調整用被写体の撮像が行なわれる(S210)。次いで、撮像によって得られたCCD84の信号電荷がレンズユニット調整装置に送信される(ステップS211)。レンズユニット調整装置では送信された信号電荷を演算し、調整用被写体の黒枠があるか否かを判断する(ステップS212)。このとき、黒枠が無い場合には所定量だけズームレンズ50をズームアウトさせるコマンドがレンズユニット14のモータドライバ88に送出され、モータドライバ88はレンズモータ32(図2参照)を駆動してズームレンズ50を所定量だけズームアウトさせる(ステップS214)。この後、前記ステップ210に戻り、再度調整用被写体が撮像されて信号電荷がレンズユニット調整装置に送信され、レンズユニット調整装置にて黒枠があるか否かが繰り返して判断される。前記ステップ212にて黒枠が判断された場合には、続いてレンズユニット調整装置にて黒枠部の大きさ(例えば、面積)が演算され、所定の黒枠部の大きさ、すなわちズーム始端位置に相当する黒枠面積となるまでズームレンズ50がズームされる(ステップS216)。黒枠部の大きさがズーム始端位置に相当する黒枠面積となった場合には、エンコーダによって検出された第1群50aおよび第2群50bの位置データがズーム始端位置データとして、インターフェースコネクタ87を介してレンズユニット調整装置に取り込まれる(ステップS218)。次いで、レンズユニット調整装置によって黒枠の大きさからズーム量が演算されつつズームレンズ50が所定量だけズームされ(ステップS219)、エンコーダからの第1群50aおよび第2群50bのズーム位置データがレンズユニット調整装置に取り込まれる(ステップS220)。この動作は黒枠部の大きさがズーム終端位置に相当するまで前記ステップS219まで戻り、繰り返して実行される(ステップS222)。黒枠部の大きさがズーム終端位置に相当する黒枠面積となったら、エンコーダからの第1群50aおよび第2群50bのズーム位置データがズーム終端位置データとしてレンズユニット調整装置に取り込まれる(ステップS224)。この後、レンズユニット調整装置によって取り込まれた第1群50aおよび第2群50bの位置データが調整用パラメータとしてEEPROM86に一括して書き込まれて(ステップS226)ズームレンズ50の出荷前検査が終了する。
【0033】
なお、たとえばレンズユニット14に内蔵された不図示のフォーカスレンズなどについても同様にレンズユニット調整装置による出荷前検査が行われる。すなわち、CCD84からレンズユニット調整装置に送信された信号電荷をもとに黒枠の撮像画像のフォーカスを演算し、得られたフォーカスとフォーカスレンズのフォーカス位置データとをレンズユニット調整装置に取り込み、EEPROM86に調整用パラメータとして書き込む。また、EEPROM86に書き込まれる調整用パラメータとしては前述したズーム位置データや当該フォーカス位置データに限定されず、たとえば、モータドライバ88の動作パラメータやCCD84の黒レベル調整用パラメータなど、レンズユニット14の調整に必要な各種調整用パラメータがレンズユニット調整装置によって検査されてEEPROM86に記録される構成としても構わない。
【0034】
さて、前述したようにレンズユニット14の出荷前検査がレンズメーカーによって実施された後、レンズユニット14がカメラメーカーに出荷される。カメラメーカーでは、入荷したレンズユニット14とカメラ本体とを一体的に組み合わせる組み込み作業が行なわれる。図6はカメラメーカーによって実行される当該組み込み作業の処理手順を示すフローチャートである。組み込み作業はカメラメーカー保有のカメラ組み立て装置(不図示)にレンズユニット14をセッティングして行われる。この際には、レンズユニット14のCCD84およびEEPROM86がインターフェースコネクタ87を介してカメラ組み立て装置と回路接続される。また、デジタルカメラのROM65(図4参照)も不図示の回路を介してカメラ組み立て装置と回路接続される。
【0035】
組み込み作業がスタートすると(ステップS300)、まず、組み立て装置とレンズユニット14のEEPROM86との通信が行われ、ズーム位置データなどの調整用パラメータがEEPROM86からカメラ組み立て装置に読み込まれる(ステップS310)。次いで、カメラ組み立て装置からデジタルカメラ10のROM65にこれら調整用パラメータが送信されて書き込まれる(ステップS312)。この後、レンズユニット14とカメラ本体とを一体的に組み合わせて所定仕様のデジタルカメラ10が完成する。
【0036】
このように、カメラメーカーによるデジタルカメラ10の組み立て作業は、レンズユニット14のEEPROM86に書き込まれた調整用パラメータをデジタルカメラ10のROM65に書き込むことで主な調整作業が終了する。したがって、組み込み作業後にレンズユニット14の調整用パラメータの検査を要しない。これにより、調整用プログラムのソフトウエアを開発することも無く、また、そのソフトウエアをカメラ本体内のROM65に格納させる必要もないので、ROM65の容量が切迫することがない。
【0037】
ここで、撮影時におけるレンズユニット14のズーム動作について図4を用いて補足する。たとえば、撮影者によって不図示のズーム拡大/縮小ボタンが操作されると、CPU60からはモータドライバ88にレンズモータ32の制御信号が出力される。この際、CPU60はROM65に記憶されたズームレンズ位置データをもとに駆動信号を出力して第2群50bを移動させ、当該ズーム動作が行われる。また、撮影時のフォーカス動作も同様で、不図示の測距センサなどで求めた被写体距離とROM65に記憶されたフォーカスレンズ位置データをもとに、CPU60からモータドライバ88にレンズモータ32の制御信号が出力されてフォーカスレンズが移動され、当該フォーカスが行われる。
【0038】
上述したように、本実施の形態のレンズユニット14によれば、レンズメーカーの出荷前検査時に得られた調整用パラメータが記憶されたEEPROM86をレンズユニット14に設けるとともに、カメラメーカーではEEPROM86から当該データを読み取り、このデータをデジタルカメラのROM65に書き込ませるので、ROM65から調整用プログラムを廃してROM65のメモリ容量を少なくできる。
【0039】
また、EEPROM86はレンズユニット14のレンズ制御用基板80に実装されているので、EEPROM86用基板の新規設計を要しない。
【0040】
なお、上記実施の形態では不揮発性メモリとしてEEPROMを用いたが、書き換え可能な不揮発性メモリを用いればその種類を問わずに本発明を適用できるので、EEPROMに換えて、たとえばフラッシュROMなどを用いてもよい。
【0041】
次に、本発明のレンズユニットの第2の実施の形態を、図7に示すレンズユニット30を用いて以下に説明する。このレンズユニット30は、プリント基板82に実装されたEEPROM86(図3参照)に換えて、レンズユニット14の駆動ユニット20に無線タグを構成するRFID(Radio Frequency Identification)100を貼付したものである。このため、レンズユニット14との同一部分には同一符号を用いて示している。
【0042】
RFID100は、たとえばIC102、アンテナ104、調整用パラメータが記憶されるEEPROM106などから構成され、これら各機器は不図示の回路を介して接続されている。
【0043】
また、レンズメーカーのレンズユニット調整装置には、RFID100と無線通信を行って、EEPROM106に調整用パラメータを書き込むための送信装置が設けられる。さらに、カメラメーカーのカメラ組み立て装置には、RFID100と無線通信を行って、EEPROM106から調整用パラメータを読み取るための受信装置が設けられる。
【0044】
このような構成のRFID100によれば、レンズユニット調整装置からEEPROM102への調整用パラメータの書き込みが無線通信回線を介して非接触で行える。また、カメラ組み立て装置と非接触で調整用パラメータをEEPROM102から読み込むことが可能である。なお、レンズユニット30の出荷前検査処理手順のフローや、組み込み作業処理手順のフローは、前記第1の実施の形態で示したものと同一であるので、その説明は省略する。
【0045】
上述したように、本実施の形態のレンズユニット30によれば、EEPROM102は、データ送信用のRFID100内に設けられているので、外部機器からの調整用パラメータの送受信が無線通信を介して容易に行える。また、このRFID100はレンズユニット30に直接貼付などされて取り付けられていればよいので、レンズユニット30への基板の取り付けを要しない。
【0046】
なお、本実施の形態においてはカメラとしてデジタルカメラに用いられるレンズユニットを例として示したが、レンズによって画像を結像させるカメラ全てに適用できるのでこれに限定されることなく、たとえば銀塩カメラなどにも本発明を適用できる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るレンズユニットによれば、出荷前の検査時に得られたデータが記憶された不揮発性メモリをレンズユニットに設けるとともに、カメラメーカーでは不揮発性メモリから当該データを読み取り、このデータをカメラ本体の内蔵メモリに書き込ませるので、カメラ本体の内蔵メモリ(ROM)から調整用プログラムを廃して内蔵メモリのメモリ容量を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレンズユニットが内蔵されたデジタルカメラを示す正面透視図
【図2】本発明の実施の形態に係るレンズユニットの第1の実施の形態を示す斜視図
【図3】本発明の実施の形態に係るレンズユニットのレンズ制御基板を示す背面図
【図4】本発明の実施の形態に係るレンズユニットが内蔵されたデジタルカメラの構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態に係るレンズユニットの出荷前検査の処理手順を示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態に係るレンズユニットのカメラ本体への組み込み作業の処理手順を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態に係るレンズユニットの第2の実施の形態を示す斜視図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、14,30…レンズユニット、32…レンズモータ、50…ズームレンズ、80…レンズ制御用基板、86,106…EEPROM、100…RFID

Claims (3)

  1. 被写体像を結像する光学系と、該光学系を駆動するモータとからなるレンズユニットにおいて、
    該レンズユニットには、レンズメーカーでの出荷前の検査時に前記モータを駆動して得たデータが記憶された不揮発性メモリが設けられていることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記不揮発性メモリは、前記レンズユニットに取り付けられた基板に実装されていることを特徴とする請求項1に記載されたレンズユニット。
  3. 前記不揮発性メモリは、データ送信用の無線タグ内に設けられ、該無線タグが前記レンズユニットに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載されたレンズユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006156808A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 光送信モジュールおよび光受信モジュールの製造方法
JP2006270362A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像ユニット、撮像装置および撮像装置の調整方法
JP2007121610A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Mitsubishi Electric Corp 光学系を有する製造物の製造方法、その製造物、および製造物の中間製造物

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