JP2004198294A - ロードセル - Google Patents

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Abstract

【課題】歪みゲージの許容歪み量を増大させることなく、より広い荷重測定範囲を得ることのできるロードセルを提供する。
【解決手段】無負荷状態の起歪体1に、その起歪体1と同等の荷重−弾性変形の直性性を有する弾性部材2により、被測定荷重の負荷方向と逆向きに変形を与えておき、その状態における歪みゲージS1〜S4の抵抗値を基準とてし、被測定荷重の大きさを検出することにより、従来のロードセルに比して、同じ歪みゲージS1〜S4を用いても、荷重測定範囲を最大2倍にすることを可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロードセルに関し、特に電子はかりや電子天びんの荷重センサとして用いるのに適したロードセルに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子はかりや電子天びんの荷重センサとして用いられるロードセルにおいては、一般に、図3に例示するように、両端部に固定柱部311と可動柱部312を備えるとともに、これらを両端部に可撓部eを備えた互いに平行な上下2本の梁部313a,313bで連結してなる、ロバーバル型の起歪体31を用い、その各可撓部eにそれぞれ歪みゲージS1〜S4を貼着したものが多用されている。
起歪体31は、その固定柱部311がはかりベースなどに固定され、可動柱部312に皿受けを介して測定皿が載せられる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
各歪みゲージS1〜S4は、図4に示すようなホイトストンブリッジを形成すべく相互に結線され、被測定荷重Wが可動柱部312に作用することによる各可撓部eの歪みに起因する各歪みゲージS1〜S4の抵抗値変化により、ホイトストンブリッジの出力が被測定荷重に比例した値となって、測定値の演算に供される。すなわち、被測定荷重の負荷により、歪みゲージS1とS2にはそれぞれ圧縮歪みが、歪みゲージS3とS4にはそれぞれ引張歪みが生じる。圧縮歪みと引張歪みはほぼ同値となり、図4に示したホイトストンブリッジにより抵抗値の変化として被測定荷重Wが検出される。
【0004】
このようなロードセルにおいて、荷重の測定範囲を広げるためには、起歪体31の変形許容量、より詳しくは各可撓部eの弾性変形許容量を大きくすべく、各可撓部eを薄くするなどの対策が採られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−343294号公報(第2頁,第4頁,図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のように可撓部の弾性変形許容量を大きくしても、そこに貼着される歪みゲージの許容歪み量の制約があり、可撓部が大きく変形できるようにしても、その歪みゲージの許容歪み量の存在によって、荷重測定範囲を広げるには限界があった。
【0007】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、歪みゲージの許容歪み量を増大させることなく、より広い荷重測定範囲を得ることのできるロードセルの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のロードセルは、被測定荷重により変形する起歪体に複数の歪みゲージを貼着し、起歪体の無負荷状態を基準とした各歪みゲージの抵抗値変化から被測定荷重の大きさを検出するロードセルにおいて、無負荷状態の上記起歪体が、当該起歪体と同等の荷重−弾性変形の直線性を有する弾性部材により、被測定荷重の負荷方向と逆向きに所定の変形が与えられ、その逆向きの所定の変形状態における上記各歪みゲージの抵抗値を基準とてし被測定荷重の大きさを検出するよう構成されていることによって特徴づけられる(請求項1)。
【0009】
ここで、本発明においては、上記弾性部材として、上記起歪体と同材料・同形状の部材を用いる構成(請求項2)を好適に採用することができる。
【0010】
また、本発明においては、上記弾性部材を起歪体に対して一体に形成する構成(請求項3)を採用することもできる。
【0011】
本発明は、起歪体に被測定荷重の負荷方向とは逆向きの予荷重を与えて歪ませ、その予荷重の付与状態における歪みゲージの抵抗値を基準として被測定荷重を検出することによって、所期の目的を達成しようとするものである。
【0012】
すなわち、起歪体に被測定荷重の負荷方向と逆向きの変形を与えると、各歪みゲージには、被測定荷重の負荷時とそれぞれ逆向きの歪みが生じた状態となり、ホイトストンブリッジの出力は被測定荷重の測定時と極性が逆となる。このような逆向きの変形を、起歪体と同等の荷重−弾性変形の直線性を有する弾性部材によって、例えば各歪みゲージの許容歪み量相当量だけ付与しておき、無負荷状態においてホイトストンブリッジの出力が例えば−vであったとすると、被測定荷重を増大していくことにより、同出力は−vから0を経て+へと転じ、+vに到達した時点で各歪みゲージが許容歪み量に達する。つまり、歪みゲージの許容歪み量内で、従来の2倍の荷重測定範囲が得られる。
【0013】
ここで、起歪体に予荷重を与える弾性部材を、起歪体と同等の荷重−弾性変形の直線性を有するものとすることによって、荷重検出出力の直線性についても起歪体のみで予荷重を与えない場合と同等となって問題は生じない。
【0014】
そして、その予荷重を付与する弾性部材として、請求項2に係る発明のように、起歪体と同じ形状・材質のものとすれば、所要の荷重−弾性変形の直線性を容易に得ることができ、かつ、別設計の部材が不要となってコスト的にも有利となるという利点がある。
【0015】
また、請求項3に係る発明のように、弾性部材を起歪体と一体に形成すると、所要スペースを小さくすることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態の正面図である。なお、この図1においては、起歪体1および弾性部材2の変形量については誇張して示している。
【0017】
起歪体1は、従来と同等のロバーバル型のものであって、固定柱部11と可動柱部12を上下2本の梁部13a,13bで連結し、各梁部13a,13bの両端部にそれぞれ可撓部eを形成した構造を有している。また、各可撓部eにはそれぞれ歪みゲージS1〜S4が貼着されている。これらの各歪みゲージS1〜S4は、前記した図4と全く同様のホイトストンブリッジを形成するように相互に結線される。
【0018】
弾性部材2は起歪体1と全く同じ材質および形状であって、固定柱部21、可動柱部22、上下2本の梁部23a,23bを備えるとともに、各梁部23a,23bの両端部にはそれぞれ可撓部eが形成されている。従ってこの弾性部材2の荷重−弾性変形の直線性は、起歪体1と同じである。
【0019】
起歪体1および弾性部材2は、それぞれの固定柱部11および21の下面が例えば電子はかりのベースBに固着され、起歪体1の可動柱部12の下面に、弾性部材2の可動柱部22の上面が所定の予荷重を以て当接し、これにより、起歪体1は可動柱部12が上方に持ち上げられるように変形した状態となる。この弾性部材2の当接による起歪体1の変形により、各歪みゲージS1〜S4の歪み量がそれぞれ許容歪み量となるようにその予荷重が設定される。
【0020】
なお、被測定荷重を載せるための測定皿Pは、起歪体1の可動柱部12の上に皿受けPSを介して支持される。
【0021】
以上の実施の形態において、測定皿Pに何も載せない無負荷状態においては、歪みゲージS1およびS2には引張歪みが、歪みゲージS3およびS4には圧縮歪みがそれぞれ生じた状態となる。この状態において、各歪みゲージS1〜S4によるホイトストンブリッジの出力が−vであるとすると、測定皿P上に被測定荷重を0から次第に増大させていくと、各歪みゲージS1〜S4の歪み量は次第に小さくなって、やがて逆向きの歪みが生じる。この間、ホイトストンブリッジの出力は−vから漸次0に近づき、0を越えて+に転じる。そのホイトストンブリッジの出力が+vとなった時点で、各歪みゲージS1〜S4は無負荷状態とは逆の許容歪み量に達する。
【0022】
従って、以上の本発明の実施の形態によると、図3に示した従来のロードセルに比して、各歪みゲージS1〜S4の許容歪み量が同じであっても、荷重測定範囲を2倍とすることができる。
【0023】
ここで、以上の実施の形態においては、起歪体1と弾性部材2とを別部材により形成した例を示したが、これらを一体に形成することも可能である。
図2(A)はその例を示す正面図で、同図(B)はその右側面図である。なお、この図2においても、起歪体10および弾性部材20の変形量については誇張して示している。
【0024】
この例において、起歪体10の基本的な構成は、先の例と同様に固定柱部101、可動柱部102および上下2本の梁部103a,103bを備え、各梁部103a,103bの両端部にそれぞれ可撓部eを備えている。また、その各可撓部eにそれぞれ歪みゲージS1〜S4が貼着されている点も同等である。
【0025】
また、弾性部材20の基本的構造についても同様であり、固定柱部201、可動柱部202、およびこれらを連結する上下2本の梁部203a,203bを備え、その各梁部203a,203bの両端部には可撓部eが形成されている。
【0026】
この例の特徴は、起歪体10と弾性部材20の固定柱部101と201が、相互に一体となっている点であり、弾性部材20の梁部203a,204bおよび可動柱部202は、起歪体10の梁部103a,103bおよび可動柱部102の両側にそれぞれ位置している。つまり、実際には、一枚の所要の厚みのある板状の母材をロバーバル型の起歪体と同様に加工した後、その固定柱部を除いて、板状母材の厚みを3分割する方向のスリットを形成し、中央部分を起歪体10、その両側部分を弾性部材20としている。
【0027】
そして、両側の弾性部材20の可動柱部202の下面に、凸形の歪み付与具30の両端部分をねじ止めし、この歪み付与具30の中央の突起部分により起歪体10の可動柱部102の下面を押圧することにより、起歪体10に対して被測定荷重の負荷方向と逆向きの変形を与えている。
【0028】
この実施の形態において、両側の弾性部材20の合計の厚みを、起歪体10の厚みと同じにすることによって、先の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。しかも、この実施の形態においては、その長手方向への所要寸法が、図3に示した従来のロードセルと同等でいいという利点がある。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、弾性部材により起歪体に対して被測定荷重の負荷方向とは逆向きの変形を与えた状態を無負荷状態として、その状態における歪みゲージの抵抗値を基準として被測定荷重を検出するので、従来のロードセルに比して、同じ許容歪み量の歪みゲージを用いても、荷重測定範囲を最大で2倍にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の正面図であり、各部の変形量を誇張して示す図である。
【図2】本発明の他の実施の形態の正面図(A)およびその右側面図(B)であり、同じく各部の変形量を誇張して示す図である。
【図3】従来のロードセルの構成例を示す正面図である。
【図4】ロードセルに貼着された各歪みゲージS1〜S4により形成されるホイトストンブリッジの説明図である。
【符号の説明】
1,10 起歪体
11,101 固定柱部
12,102 可動柱部
13a,13b,103a,103b 梁部
2,20 弾性部材
21,201 固定柱部
22,202 可動柱部
23a,23b,203a,203b 梁部
30 歪み付与具
e 可撓部
S1〜S4 歪みゲージ

Claims (3)

  1. 被測定荷重により変形する起歪体に複数の歪みゲージを貼着し、起歪体の無負荷状態を基準とした各歪みゲージの抵抗値変化から被測定荷重の大きさを検出するロードセルにおいて、
    無負荷状態の上記起歪体が、当該起歪体と同等の荷重−弾性変形の直線性を有する弾性部材により、被測定荷重の負荷方向と逆向きに所定の変形が与えられ、その逆向きの所定の変形状態における上記各歪みゲージの抵抗値を基準として被測定荷重の大きさを検出するよう構成されていることを特徴とするロードセル。
  2. 上記弾性部材が、上記起歪体と同材料・同形状の部材であることを特徴とする請求項1に記載のロードセル。
  3. 上記弾性部材が、上記起歪体のと一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロードセル。
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