JP2004198200A - 懐中時計保護用携帯収納ケース - Google Patents

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文人 芦澤
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Abstract

【課題】懐中時計保護用携帯収納ケースに関し、収納済懐中時計の龍頭側突部を破損の心配なく突出状態として、これに連結の貴金属による吊持用鎖を着衣に係留自在として、懐中時計の開閉器操作中における落下損傷を防止し、操作性の簡便化を図る。
【解決手段】第1硬質器体2aの第1クッション材1aに懐中時計Wの時計本体W1を載納して、第2硬質器体2bを閉器状態にすることで時計本体W1を第1、第2クッション材1a、1b間に弾圧挟持する。この際龍頭側突部4は第1、第2外周側壁2e、2fに形成の通口3eを介し、当該第1、第2外周側壁2e、2fから突設した第1、第2硬質カバー突板部3a、3bの突き合わせにより形成自在な横向通洞4fに抱持され、龍頭側突部4に連結されて横向通洞4fから外出の連結下げ環4dには、貴金属等による吊持用鎖4cが連結可能である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は特に高価な懐中時計を、そのまま携帯しているのでは、不本意に落としてしまうことで、貴金属等による時計側を変形してしまったり、落下に伴う衝撃によって時計機構を損傷するといった不測の事態が発生することを回避するため、当該懐中時計を格納しておくために用いられる懐中時計保護用携帯収納ケース(時計用ダブルケース)に関する。
【0002】
【従来の技術】
既知の通りこれまでの時計用ダブルケースRでは、図4に例示の如く第1、第2クッション材a、bを夫々内設した第1、第2硬質器体A、Bの開器状態下にあって、一方の第1クッション材a上に懐中時計Wを載納し、当該第1、第2硬質器体A、BをヒンジCによって閉器状態にすると共に、止具dと皮止具eとを係止状態とすることで、当該懐中時計Wの表裏側が第1、第2クッション材a、bにより弾圧挟持状態となるよう当該時計用ダブルケースR内に収納できるよう構成されている。
そして、さらに一方である第1硬質器体Aにおける第1外周側壁f1の外側からは吊下げ用突環gを突設し、これに係留した外装吊持用鎖hを着衣の適所などに係止することで、当該時計用ダブルケースRを携帯するようにしている。
【0003】
従って上記従来技術によるときは、上説の図4から理解される通り懐中時計Wが龍頭iに付帯の連結下げ環jに係嵌した貴金属製等による吊持用鎖kと共に、時計用ダブルケースRに収納されることになるため、懐中時計Wを取り出して使用しようとするときには、当該懐中時計Wは全くフリーの状態下にあることから、不本意に取り落としてしまう懸念が大である。
しかも取り出した懐中時計Wの吊持用鎖kを、その都度ズボンのベルト通しなどに係留しなければならない煩わしさがあるだけでなく、もちろん時計用ダブルケースRの吊下げ用突環gに係留されている外装吊持用鎖hを、ズボン等から係脱させねばならない面倒な操作が要求されることとなる。
【0004】
さらに当該従来例では上記の時計用ダブルケースRを高所から硬い所へ落下させた場合とか、大きな振動を受けたときなどには収納状態下であるから第1、第2クッション材a、bにより弾圧挟持されてはいるものの、当該懐中時計Wは第1、第2硬質器体A、B内において変動し、特に突出状態の龍頭i等が、第1、第2硬質器体A、Bにおける第1、第2外周側壁f1、f2に衝当して損傷の被害をこうむることにもなる。
なお図4にあってm1、m2は、夫々第1、第2外周側壁f1、f2にあって閉器状態に衝当するよう形成された第1、第2突き合わせ端縁を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来の時計用ダブルケースRが有している各種の難点に鑑み検討されたもので、その請求項1における改良点は懐中時計の全体を第1、第2硬質器体内に収納してしまうことなく、当該懐中時計の龍頭用首部は、第1、第2外周側部に開成した通口に貫装配置することで、当該龍頭用首部から突出の龍頭と吊持用鎖を連結する連結下げ環の一部は、第1、第2外周側部から突設した第1、第2硬質カバー突板部の突き合わせにより形成される横向通洞に収納してしまい、上記の連結下げ環の残余環部を横向通洞から延出されるように構成するのである。
このようにすることで請求項1によるときは、収納されている懐中時計を取り出して使用する際、露呈している連結下げ環を把持するなどして開器状態とすることで、当該懐中時計の不本意な取り落としによる損傷を確実に解消しようとするのが第1の目的である。
【0006】
また当該請求項1では懐中時計の収納時にあって上記の連結下げ環が表出しており、従ってこれに連結の貴金属製等による吊持用鎖をチョッキのボタンとかズボン等に係留させて携帯することができ、このようにすることで前記した不本意な懐中時計の取り落としを絶滅可能とするのはもちろん、従来例の如く外装吊持用鎖hを着衣等への係留から取り外した後、上記の懐中時計に付された吊持用鎖を着衣に係止するといった面倒な操作を無用にしようとするのが第2の目的である。
【0007】
さらに請求項1によるときは、懐中時計の時計本体だけが第1、第2クッション材により弾圧挟持されているだけでなく、これより突設の龍頭側突部が前記の通口と一対の第1、第2硬質カバー突板部によって抱持されており、このことにより懐中時計の不本意な変動を阻止することによって、龍頭突部側が第1、第2外周側壁に衝突して破損するといったことをも阻止しようとするのが第3の目的である。
【0008】
次に請求項2では上記請求項1の構成に関し、従来例と同様に第1、第2硬質器体はヒンジにより開閉自在とし、かつ閉器状態を保持自在とするための止具と被止具とを係脱自在なるよう第1、第2硬質器体に設けておくだけでなく、前記の第1、第2外周側壁から外向きに突設した前記の第1、第2硬質カバー突板部をL字状に曲折して、その第1、第2直曲板部の第1、第2端縁が閉器状態下で衝当することにより横向通道が画成されるようにし、これにより閉器状態における第1、第2硬質カバー突板部の外圧強度を向上して龍頭側突部の抱持による安全保護状態の信頼性を向上し、前記請求項1の目的達成に万全を期し得るようにしている。
【0009】
そして請求項3によるときは、前掲請求項2の構成に加えて前掲第1、第2硬質器体の第1、第2外周側壁における露呈内周壁面にも第1、第2内周側クッション材を設けて、懐中時計が収納時に横揺れしても不測の衝撃を受けないようにし、さらに前記した通口から横向通洞の露呈内面までにも第1、第2延出クッション材を着設することで、さらに龍頭側突部に対する衝撃緩和作用を向上しようとしている。
【0010】
また請求項4では上記した請求項1ないし請求項3において、これらの構成に加えて、第1、第2硬質器体の第1、第2器表板に、収納されている懐中時計の短針と長針位置が確認できる程度の大きさとした硬質透視板を嵌着し、前記の第1、第2クッション材に開設の通視口を介して当該両針を直視可能となし、かくして第1、第2硬質器体の強度を低下させることなく、収納されたままの懐中時計により時刻を知り得るようにしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため請求項1にあっては、第1、第2クッション材を夫々内設した第1、第2硬質器体の開器状態下にあって懐中時計を載納し、当該第1、第2硬質器体を閉器状態に保持することにより、上記の第1、第2クッション材により当該懐中時計の表裏側を弾圧挟持状態にて収納自在とした懐中時計保護用携帯収納ケースにおいて、上記第1、第2硬質器体の第1、第2外周側壁からは、前記の閉器状態にあって対向位置に配装されるように夫々第1、第2硬質カバー突板部を外向きに突設すると共に、当該第1、第2硬質カバー突板部に隣装して、第1、第2硬質器体の前記第1、第2外周側壁には、第1、第2切欠凹所を形成することで、閉器状態下にあって上記第1、第2切欠凹所による通口が形成され、前記の弾圧挟持状態に収納された懐中時計の時計本体から突設された龍頭用首部を、上記した通口に装通状態とすることで、上記龍頭用首部から突出する龍頭と吊持用鎖を連結する連結下げ環の基根部側とが、前記の対向位置に配装された第1、第2硬質カバー突板部によって囲繞された横向通洞に収納されると共に、上記した連結下げ環の残余環部は、第1、第2硬質カバー突板部の外界に延出配装されるようにしたことを特徴とする懐中時計保護用携帯収納ケースを提供しようとしている。
【0012】
そして請求項2では、上記請求項1において明示した従来例の構成を前提として、これに加えて第1、第2クッション材を夫々内設した第1、第2硬質器体の開器状態下にあって懐中時計を載納し、当該第1、第2硬質器体を閉器状態に保持することにより、上記の第1、第2クッション材により当該懐中時計の表裏側を弾圧挟持状態にて収納自在とした懐中時計保護用携帯収納ケースにおいて、上記第1、第2硬質器体はその第1、第2外周側壁間に介設したヒンジによって開閉自在であると共に、閉器状態はこれまた第1、第2外周側壁に設けた止具と被止具との着脱自在な係止により保持自在となし、同上第1、第2外周側壁からは、前記の閉器状態にあって対向位置に配装されるようにL字状に曲折された第1、第2硬質カバー突板部を外向きに突設すると共に、当該第1、第2硬質カバー突板部に隣装して、第1、第2硬質器体の前記第1、第2外周側壁には、第1、第2切欠凹所を形成することで、閉器状態下にあって上記第1、第2切欠凹所による通口が形成され、前記の弾圧挟持状態に収納された懐中時計の時計本体から突設された龍頭用首部を、上記した通口に装通状態とすることで、上記龍頭用首部から突出する龍頭と吊持用鎖を連結する連結下げ環の基根部側とが、前記の対向位置に配装された第1、第2硬質カバー突板部によって囲繞された横向通洞に収納されると共に、上記した連結環の残余環部は、第1、第2硬質カバー突板部の外界に延出配装されるようにし、前記の如くL字状の第1、第2硬質カバー突板部の夫々第1、第2横向基盤部から曲折した第1、第2直曲板部の第1、第2端縁が、前記の閉器状態にあって衝当自在であるようにしたことを、その内容としている。
【0013】
次に請求項3にあっては前掲請求項1の構成に対して、さらに前記した第1、第2硬質器体の第1、第2外周側壁における露呈内周壁面には、前記の懐中時計における外周端縁部に対し緩衝作用を発揮する 第1、第2内周クッション材が着設されていると共に、当該第1、第2内周側クッション材に連設した第1、第2延出クッション材が、夫々前記した第1、第2切欠凹所から第1、第2硬質カバー突板部における前記の横向通洞の露呈内面まで延出して着設するようにしたことを付加している。
【0014】
そして請求項4では上記した請求項1ないし請求項3の夫々に対し、第1、第2硬質器体にあって、その第1、第2外周側壁に連設された第1、第2器表板の一方または双方には、 第1、第2クッション材により弾圧挟持状態に収納された懐中時計の短針と長針につき、第1、第2クッション材に開設された通視口を介して直視可能とした硬質透視板が嵌着されている構成が付加されていることを、その内容としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
本願に係る請求項1の懐中時計保護用携帯収納ケースにつき図1ないし図3によって以下詳記すると、前記従来例と同様にスポンジなどによる第1クッション材1aを内設してあるアルミニウム、ジュラルミンそしてチタン等により形成された第1硬質器体2aと、第2クッション材1bを内設してあり、これまた同種の金属などにより形成された第2硬質器体2bが、開閉自在なるよう構成されており、図1(A)により理解される通りの開器状態下にあって懐中時計Wを、第1、第2クッション材1a、1bの一方へ載納した後、第1、第2硬質器体2a、2bを図1(B)のような閉器状態として、これを適宜の閉止用手段により保持自在なるよう構成されている。
このようにすることで既知の如く上記の懐中時計Wは、その第1、第2クッション材1a、1bによって、当該懐中時計Wの表裏側を弾圧挟持状態にて収納自在とすることができる。
【0016】
ここで図1(B)、図3の一実施態様について、さらに詳記すると、上記の第1、第2硬質器体2a、2bは、円形の第1、第2器表板2c、2dからリング状の第1、第2外周側壁2e、2fが立設され小皿状体が形成され、これに第1、第2クッション材1a、1bを接着手段などによって内嵌固定するが、この際第1、第2クッション材1a、1bの第1、第2クッション表面1c、1d間に挟持間隙Gを形成することで、前記の如く当該挟持間隙Gに収納された懐中時計Wが、弾圧挟持状態に保持されるようにしてある。
【0017】
本発明にあっては、上記第1、第2硬質器体2a、2bの第1、第2外周側壁2e、2fにおける外側面から、前説した閉器状態にて丁度対向位置に配装されるように、夫々第1、第2硬質カバー突板部3a、3bが直交状にて外向きに突設されており、この際当該第1、第2硬質カバー突板部3a、3bも、第1、第2硬質器体2a、2bと一体に形成するのが望ましい。
さらに当該発明では、上記した第1、第2硬質カバー突板部3a、3bの隣装位置である第1、第2硬質器体2a、2bの第1、第2外周側壁2e、2fにあって、閉器状態で突き合わせ状態となる第1、第2閉器接合縁2g、2hには、夫々第1、第2切欠凹所3c、3dを欠設するのであり、このことによって第1、第2硬質器体2a、2bの閉器状態下において、上記第1、第2切欠凹所3c、3dにより通口3eが形成されるようにしてある。
【0018】
さらに請求項1によるときは、前説の通り弾圧挟持状態にて収納されている懐中時計Wの時計本体W1から既知の如く突設されている龍頭側突部4にあって、その龍頭用首部4aを上記した通口3eに装通状態となるよう配装する。このようにすることで上記龍頭用首部4aから突出している既知の龍頭4bと、吊持用鎖4cを連結するための連結下げ環4dの基根部側4eとが、上記の対向位置に配装された一対の第1、第2硬質カバー突板部3a、3bにより囲繞されて形成された横向通洞4fに収納され、しかも上記連結下げ環4dにおける残余環部4gは、上記横向通洞4fから延出して第1、第2硬質カバー突板部3a、3bの外界に延出配装されることになる。
ここで上記横向通洞4fとして例示のものは、円形孔状に形成され、しかもその開口軸線は、円形に形成された第1、第2硬質器体2a、2bの切線と平行する方向に開通されている。
【0019】
請求項1に係る懐中時計保護用携帯収納ケースは以上のようにして構成されているから、懐中時計Wを取り出して使用しようとする際には、横向通洞4fから延出している連結下げ環4dに連結の吊持用鎖4cを把持しておけば、これに懐中時計Wが連結されているのであるから、不本意に収納されている当該懐中時計Wを落としてしまうようなことがなくなる。
しかも懐中時計Wの収納時にあっても、上記の貴金属製等である吊持用鎖4cをチョッキの止め釦等に係留して携帯できることから使用者は宝飾的満足感を充足できると共に、このようにした場合には懐中時計Wの取り出し時における取り落としをも完全に防止することが可能となり、従来例のように外装吊持用鎖hを着衣から外して懐中時計Wの吊持用鎖4cを着衣に付するといった操作も不要となる。
さらに前記した従来例の如く懐中時計Wが全くフリー状態で収納されているのではなく、時計本体W1から突設されている龍頭側が通口3eと横向通洞4f内にあって、その動きを第1、第2外周側壁2e、2fおよび第1、第2硬質カバー突板部3a、3bにより拘束されているので、強い衝撃を受けたときも、従来例の如く突出状態のままである龍頭側が第1、第2外周側壁2e、2f等に衝当して、龍頭4bなどを破損してしまうといったことを回避することができる。
【0020】
次に請求項2について以下説示すると、当該発明では前説の請求項1に比し、以下の構成が特定されている。
すなわち請求項1では、その第1、第2硬質器体2a、2bの開器そして閉器状態を保持するための構成については任意で、特別の制約が付されていないが、当該請求項2にあっては、第1、第2硬質器体2a、2bが、その第1、第2外周側壁2e、2f間に介設したヒンジ5によって開閉自在であると共に、閉器状態を保持自在とするためには、第1、第2外周側壁2e、2fに外設した止具5Aと被止具5Bとの着脱自在な係止により、その目的を達成するようにしている。
【0021】
そして図1Aと図2、図3によって開示されている止具5Aは、第1外周側壁2eに取着螺子5aにより外設した取着板5bから係止突起5cを突出させたもので、一方被止具5Bは第2外周側壁2fの外壁に取着螺子5dにより取り付けた基板5eと、これに蝶番5fを介して回動自在なるよう枢着した掛止板5gとからなり、当該掛止板5gを回動して、その係止孔5hを、上記の係止突起5cに係嵌自在なるよう構成することで、開器状態を保持可能としているが、もちろんこのような係脱機構自体は従来から知られている。
【0022】
さらに請求項2における特定内容は、前説の第1、第2硬質カバー突板部3a、3bについてであり、ここでは閉器状態にあって対向位置に配装されるよう外設された当該第1、第2硬質カバー突板部3a、3bがL字状に曲折されることで、第1、第2横向基盤部3f、3gと夫々第1、第2直曲板部3h、3iとによって構成されているだけでなく、当該第1、第2直曲板部3h、3iの第1、第2端縁3j、3kが、前説した閉器状態にあって衝当自在に押当されるよう構成されている。
従って当該請求項2によるときは第1、第2硬質器体2a、2bが連枢構成で、夫々に止具5Aと被止具5Bが付されていることから操作性がよくなるだけでなく、第1、第2硬質カバー突板部3a、3bをL字状に曲設され、かつ第1、第2直曲板部3h、3iの第1、第2端縁3j、3kが、閉器状態で、しっかりと衝当状態となるようにしたので、当該第1、第2硬質カバー突板部3a、3bは突設されているが充分な強度を保有させることができ、従って龍頭側の抱持による安全保護に信頼性を持たせることができる。
【0023】
請求項3にあっては、前記した請求項2の構成に対して以下の如き内容が付加されている。
すなわち、当該付加構成とはこれまた図1によって理解される通り、前記した第1、第2硬質器体2a、2bの第1、第2外周側壁2e、2fに関し、その第1、第2クッション材1a、1bから突出している露呈内周壁面にあって、図面の如く全周か要部だけにあって、前記の懐中時計Wにおける外周端縁部W2に対して緩衝作用を発揮する第1、第2内周側クッション材6a、6bが接着剤等により着設されている。
しかも当該請求項3では、さらに上記の第1、第2内周側クッション材6a、6bに対し実質的に連設した第1、第2延出クッション材6c、6dを、夫々前説の第1、第2切欠凹所3c、3dから第1、第2硬質カバー突板部3a、3bにおける前記の横向通洞4fの露呈内面まで延出して、これまた接着剤等により着設するのである。
【0024】
従って上記の付加構成を具有する請求項3によるときは、図1(A)により明示されている通り、収納された懐中時計Wが横揺れなどを受けても当該懐中時計Wの龍頭側における外周端縁部W2は、第1、第2内周側クッション材6a、6bに近接または当接していることから、不本意な動揺を受けることなく、時計本体W1に対する衝撃に対し安全性の向上を保証することができる。
しかも本発明では上記の如く横向通洞4fにも第1、第2延出クッション材6c、6dが着設されているので、時計本体W1だけでなく、龍頭側突部4における特に龍頭4bに対する衝撃の緩和作用が助長されることになる。
【0025】
そして請求項4では前記した第1ないし請求項3の構成に対して、以下の如き構成内容を付加するようにしている。
その付加構成とは、懐中時計Wを収納した前記の閉器状態にあっても当該懐中時計によって、時刻を知り得るようにしたもので、特に図1および図2によって理解される通り、第1、第2硬質器体2a、2bにあって、その第1、第2外周側壁2e、2fが連設されている前記第1、第2器表板2c、2dの望ましくは一方または双方に、第1、第2クッション材1a、1bによって前説の通り弾圧挟持状態に収納された当該懐中時計Wの短針SHと長針LHとにつき、その一部または全部が第1、第2クッション材1a、1bに開設された通視口7を介して直視可能となるように、硬質ガラスとか硬質合成樹脂などによる硬質透視板8を嵌着するのである。
もちろん、この際上記の通視口7には軟質で通視可能なる軟質合成樹脂を充填しておいたり、また硬質透視板8を図示例よりも分厚く形成したり、また衝撃により剥離しないように抜け止め構成を具備させて円板状等の硬質透視板8を嵌着するのが望ましい。
【0026】
また上記の硬質透視板8は可及的に小さくすることが強度上からして望ましいので、当該懐中時計Wにおける文字盤の数字まで確認されなくとも、短針SHと長針LHの一部だけを視ることで時刻を確認できることから、可成り小さいもので時刻確認の目的を達成することができる。
請求項4では上記の如き付加構成を持たせるようにしたので、第1、第2硬質器体2a、2bの強度を実質的に低下させることなく収納状態の懐中時計Wによって即座に時刻の確認を行うことも可能となる。
【0027】
【発明の効果】
本願における請求項1では、これまでのように単に懐中時計を、そのまま第1、第2硬質器体内に第1、第2クッション材により挟持した状態で収納するのではなく、収納に際して第1、第2硬質器体の第1、第2外周側壁に設けた第1、第2硬質カバー突板部により形成の横向通洞に、通口を介して懐中時計の龍頭側突部を抜け止め状態で係嵌するよう構成されている。
この結果当該発明によるときは、外部に露呈している連結下げ環とか、これに連結の吊持用鎖を保持または係留しておけば、当該懐中時計を取り落として硬い所に衝当させ、高価な懐中時計を損傷してしまうといった問題を確実に解消することができる。
しかも当該請求項1では、従来例とは根本的に違って露呈している連結下げ環に貴金属による吊持用鎖が付されており、当該吊持用鎖につき、これを衣服側に係留しておくことができることから、常に当該吊持用鎖を装飾品として有効に活用することが可能となる。
従って従来の如く外装吊持用鎖をまず着衣から取り外して、その後装飾品としての吊持用鎖を着衣に係留するといった操作に時間を費やす必要がなくなる。
【0028】
さらにまた請求項1によるときは、前記の如く懐中時計をそのまま全体的に第1、第2硬質器体内に収納してしまうのではなしに、龍頭側突部を通口から一対の第1、第2硬質カバー突板部により形成された横向通洞によって抱持するようにしたことから、懐中時計の不本意な変動で第1、第2外周側壁に龍頭側突起部を衝当して破損が生ずるといった問題をも阻止することが可能となる。
【0029】
次に請求項2によるときは、第1、第2硬質器体をヒンジにより開閉器自在とし、閉器状態を止部と被止具の係止により保持自在とすることで操作性をよくすると共に、第1、第2硬質カバー突板部はL字状に形成して、その第1、第2直曲板部の第1、第2端縁が、閉器状態にて衝当するように横向通洞を画成したことから、第1、第2硬質カバー突板部の外圧強度が向上し、時計本体から突出する龍頭側突部の安全性を保証することができる。
【0030】
請求項3にあっては、請求項2に加えて第1、第2外周側壁の露呈内周壁面にも第1、第2内周側クッション材を設け、かつ横向通洞の露呈内面にも第1、第2延出クッション材を敷設するようにしたことから、時計本体だけでなく龍頭側突部への衝当に対する緩衝効果により、懐中時計を損傷から充分に保護することが可能となる。
【0031】
そして請求項4では、上記した請求項1ないし請求項3の効果に加えて、第1、第2器表板に形成の硬質透視板を介して、収納されている懐中時計の短針と長針位置が確認できるようにしたので、懐中時計保護用携帯収納ケースとしての強度を低下させることなしに、収納された懐中時計によって随時時刻を視認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る懐中時計保護用携帯収納ケースの開器状態にあって、懐中時計を所定位置に載納した状況を示す平面図で、(B)は(A)の状態から第2硬質器体を第1硬質器体に被装して閉器状態とした際の当該懐中時計を省略して示した縦断左側面図である。
【図2】本願発明の第1硬質器体に第2硬質器体を被装して閉器状態とした場合の懐中時計収納状態を示した一部切欠の平面図である。
【図3】図2にあって懐中時計を省略して示した右側面図である。
【図4】従来の懐中時計保護用携帯収納ケースを示した開器状態下で、懐中時計を収納した状況を示す平面図である。
【符号の説明】
1a 第1クッション材
1b 第2クッション材
1c 第1クッション表面
1d 第2クッション表面
2a 第1硬質器体
2b 第2硬質器体
2c 第1器表板
2d 第2器表板
2e 第1外周側壁
2f 第2外周側壁
3a 第1硬質カバー突板部
3b 第2硬質カバー突板部
3c 第1切欠凹所
3d 第2切欠凹所
3e 通口
3f 第1横向基板部
3g 第2横向基板部
3h 第1直曲板部
3i 第2直曲板部
3j 第1端縁
3k 第2端縁
4a 龍頭用首部
4b 龍頭
4c 吊持用鎖
4d 連結下げ環
4e 基根部側
4f 横向通洞
4g 残余環部
5 ヒンジ
5A 止具
5B 被止具
6a 第1内周側クッション材
6b 第2内周側クッション材
6c 第1延出クッション材
6d 第2延出クッション材
7 通視口
8 硬質透視板
LH 長針
SH 短針
W 懐中時計
W1 時計本体
W2 外周端縁部

Claims (4)

  1. 第1、第2クッション材を夫々内設した第1、第2硬質器体の開器状態下にあって懐中時計を載納し、当該第1、第2硬質器体を閉器状態に保持することにより、上記の第1、第2クッション材により当該懐中時計の表裏側を弾圧挟持状態にて収納自在とした懐中時計保護用携帯収納ケースにおいて、上記第1、第2硬質器体の第1、第2外周側壁からは、前記の閉器状態にあって対向位置に配装されるように夫々第1、第2硬質カバー突板部を外向きに突設すると共に、当該第1、第2硬質カバー突板部に隣装して、第1、第2硬質器体の前記第1、第2外周側壁には、第1、第2切欠凹所を形成することで、閉器状態下にあって上記第1、第2切欠凹所による通口が形成され、前記の弾圧挟持状態に収納された懐中時計の時計本体から突設された龍頭用首部を、上記した通口に装通状態とすることで、上記龍頭用首部から突出する龍頭と吊持用鎖を連結する連結下げ環の基根部側とが、前記の対向位置に配装された第1、第2硬質カバー突板部によって囲繞された横向通洞に収納されると共に、上記した連結下げ環の残余環部は、第1、第2硬質カバー突板部の外界に延出配装されるようにしたことを特徴とする懐中時計保護用携帯収納ケース。
  2. 第1、第2クッション材を夫々内設した第1、第2硬質器体の開器状態下にあって懐中時計を載納し、当該第1、第2硬質器体を閉器状態に保持することにより、上記の第1、第2クッション材により当該懐中時計の表裏側を弾圧挟持状態にて収納自在とした懐中時計保護用携帯収納ケースにおいて、上記第1、第2硬質器体はその第1、第2外周側壁間に介設したヒンジによって開閉自在であると共に、閉器状態はこれまた第1、第2外周側壁に設けた止具と被止具との着脱自在な係止により保持自在となし、同上第1、第2外周側壁からは、前記の閉器状態にあって対向位置に配装されるようにL字状に曲折された第1、第2硬質カバー突板部を外向きに突設すると共に、当該第1、第2硬質カバー突板部に隣装して、第1、第2硬質器体の前記第1、第2外周側壁には、第1、第2切欠凹所を形成することで、閉器状態下にあって上記第1、第2切欠凹所による通口が形成され、前記の弾圧挟持状態に収納された懐中時計の時計本体から突設された龍頭用首部を、上記した通口に装通状態とすることで、上記龍頭用首部から突出する龍頭と吊持用鎖を連結する連結下げ環の基根部側とが、前記の対向位置に配装された第1、第2硬質カバー突板部によって囲繞された横向通洞に収納されると共に、上記した連結環の残余環部は、第1、第2硬質カバー突板部の外界に延出配装されるようにし、前記の如くL字状の第1、第2硬質カバー突板部の夫々第1、第2横向基盤部から曲折した第1、第2直曲板部の第1、第2端縁が、前記の閉器状態にあって衝当自在であることを特徴とする懐中時計保護用携帯収納ケース。
  3. 第1、第2クッション材を夫々内設した第1、第2硬質器体の開器状態下にあって懐中時計を載納し、当該第1、第2硬質器体を閉器状態に保持することにより、上記の第1、第2クッション材により当該懐中時計の表裏側を弾圧挟持状態にて収納自在とした懐中時計保護用携帯収納ケースにおいて、上記第1、第2硬質器体の第1、第2外周側壁からは、前記の閉器状態にあって対向位置に配設されるように夫々第1、第2硬質カバー突板部を外向きに突設すると共に、当該第1、第2硬質カバー突板部に隣装して、第1、第2硬質器体の前記第1、第2外周側壁には、第1、第2切欠凹所を形成することで、閉器状態下にあって上記第1、第2切欠凹所による通口が形成され、前記の弾圧挟持状態に収納された懐中時計の時計本体から突設された龍頭用首部を、上記した通口に装通状態とすることで、上記龍頭用首部から突出する龍頭と吊持用鎖を連結する連結下げ環の基根部側とが、前記の対向位置に配装された第1、第2硬質カバー突板部によって囲繞された横向通洞に収納されると共に、上記した連結環の残余環部は、第1、第2硬質カバー突板部の外界に延出配装されるようにし、さらに前記した第1、第2硬質器体の第1、第2外周側壁における露呈内周壁面には、前記の懐中時計における外周端縁部に対し緩衝作用を発揮する 第1、第2内周クッション材が着設されていると共に、当該第1、第2内周側クッション材に連設した第1、第2延出クッション材が、夫々前記した第1、第2切欠凹所から第1、第2硬質カバー突板部における前記の横向通洞の露呈内面まで延出して着設されていることを特徴とする懐中時計保護用携帯収納ケース。
  4. 第1、第2硬質器体にあって、その第1、第2外周側壁に連設された第1、第2器表板の一方または双方には、 第1、第2クッション材により弾圧挟持状態に収納された懐中時計の短針と長針につき、第1、第2クッション材に開設された通視口を介して直視可能とした硬質透視板が嵌着されている請求項1ないし請求項3に記載の懐中時計保護用携帯収納ケース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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