JP2002058518A - 携帯電話保護ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃や大荷重が加わっても携帯電話が
故障せず、しかも多様なデザインを施すことが可能な携
帯電話保護ケースを開発することにある。 【解決手段】 ケース本体(1)に凹設され、棒状の携
帯電話(20)を収納するための凹部(7)と、凹部(7)の開口
縁部に突設され、凹部(7)に収納された携帯電話(20)の
ボタン操作部(22)及び表示窓(28)以外の部分に係合する
係合片(8)と、係合片(8)と凹部(7)の内面に配設され、
携帯電話(20)を表裏から挟持するクッション材(61)(62)
とを有する事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を保護す
る携帯電話保護ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】携帯電話のケーシングはプラスチックか
らなっており、ある程度の衝撃には耐えられるようにな
っている。ところが、地面に落としたり、或いは誤って
重量物を携帯電話の上に置いたりして、携帯電話に強い
衝撃や大荷重が加わった場合、衝撃が携帯電話の内部に
まで伝わり電子部品の故障や部品の破損の原因となるこ
とがあった。

【０００３】そこで、昨今は携帯電話の耐衝撃性や強度
面の向上が要求されてきていると共に、コンパクト化な
どが進みデザイン面も重視されてきており、アクセサリ
としても使用する事の出来るファッション性に富んだ携
帯電話を生産することも重要な課題となっている。しか
しながら携帯電話の持つ機能面から或る程度形状は限定
されてしまっており、奇抜なデザインなどの採用は不可
能である。

【０００４】また、携帯電話は現在では殆どの人が持ち
歩く迄に普及しているので、その外観の広告機能は計り
知れないものがあるが、広告のために例えば携帯電話の
外形をコカコーラの瓶のような形状にしたりハンバーグ
のような形にした場合、コカコーラやハンバーグ会社の
宣伝には非常に効果的であるとしても大量の携帯電話の
外形をそのような形にしても消費者に受け入れられるは
ずがなく、前述のようなオーソドックスな形状のものし
か生産されなかったと言うのが現状である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
衝撃や大荷重が加わっても携帯電話が故障せず、しかも
多様なデザインを施すことが可能な携帯電話保護ケース
を開発することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】「請求項１」は、図１、
２に示す携帯電話保護ケース(A1)で、「ケース本体(1)
に凹設され、棒状の携帯電話(20)を収納するための凹部
(7)と、凹部(7)の開口縁部に突設され、凹部(7)に収納
された携帯電話(20)のボタン操作部(22)及び表示窓(28)
以外の部分に係合する係合片(8)と、係合片(8)と凹部
(7)の内面に配設され、携帯電話(20)を表裏から挟持す
るクッション材(61)(62)とを有する」事を特徴とする。

【０００７】これによれば、携帯電話(20)は携帯電話保
護ケース(A1)に保護されているため、落としたり何かに
ぶつけたとしても携帯電話(20)に直接衝撃が加わること
がない。また、携帯電話保護ケース(A1)の内面にはクッ
ション材(61)(62)が配設されており、携帯電話(20)は表
裏からクッション材(61)(62)で挟持されているので、携
帯電話保護ケース(A1)に衝撃が加わっても、クッション
材(6)が衝撃を吸収し、その衝撃は携帯電話(20)には伝
わりにくいようになっている。従って、携帯電話(20)を
落としたり何かにぶつけたとしても携帯電話(20)が故障
するのを防ぐことが出来る。

【０００８】また、開口縁部から係合片(8)が内側に突
出しているため、一度、携帯電話保護ケース(A1)内に収
納された携帯電話(20)は容易に携帯電話保護ケース(A1)
から離脱する事がない。

【０００９】さらに、本発明の携帯電話保護ケース(A1)
は携帯電話(20)とは個別に製造するため、消費者が好み
のデザインのものを自由に選択・交換出来るため、携帯
電話(20)の形状はオーソドックスなものであっても携帯
電話保護ケース(A1)としては自由な形状（例えばコカコ
ーラの瓶やハンバーグ或いはフランスパンのような形
状）にする事が出来、消費者の遊び心をくすぐるような
デザインを採用してメーカの宣伝広告媒体としての用途
に供することが出来るなど、幅広く且つ多様なデザイン
を施すことが可能である。

【００１０】「請求項２」は、図３〜７に示す携帯電話
保護ケース(A2)で、「ケース本体(1)に凹設され、携帯
電話(20)を収納するための凹部(7)と、凹部(7)の一端部
に配設され、携帯電話(20)の一端を保持するクッション
材(6)と、凹部(7)に配設され、携帯電話(20)の他端を押
圧することにより前記クッション材(6)とで携帯電話(2
0)を狭持する支持バネ材(9)とを有する」事を特徴とす
る。

【００１１】これによれば、請求項１と同様に、携帯電
話(20)は携帯電話保護ケース(A2)に保護されているた
め、携帯電話(20)に直接衝撃が加わることはなく、携帯
電話(20)を落としたりしても故障するのを防ぐことが出
来る。また、本発明は底面部(4)にクッション材(6)が配
設され、支持バネ材(9)によりクッション材(6)に押圧さ
れているため、携帯電話保護ケース(A2)に衝撃が加わっ
ても、クッション材(6)が衝撃を吸収し、携帯電話(20)
には衝撃が伝わりにくいようになっている。

【００１２】また、本請求項２の携帯電話(20)は、下端
部がクッション材(6)により保持され、上端部が支持バ
ネ材(9)により押圧される事により、クッション材(6)と
支持バネ材(9)によって狭持されている。従って、携帯
電話(20)は携帯電話保護ケース(A)の所定位置に保持さ
れ、容易に携帯電話保護ケース(A)から離脱する事がな
いようになっている。そして、前述のように奇抜なデザ
インのものを採用して宣伝広告機能を発揮させる事も可
能である。

【００１３】「請求項３」は、図８〜１０に示す携帯電
話保護ケース(A3)で、「ケース本体(1)に凹設され、棒
状の携帯電話(20)を収納するための凹部(7)と、一端が
凹部(7)に取り付けられ、先端部(31a)を凹部(7)に収納
された携帯電話(20)のボタン操作部(22)及び表示窓(28)
以外の部分に係合するように折り曲げる事が出来る係止
金具(31)と、凹部(7)の背面部の内面に配設され、前記
係止金具(31)とで携帯電話(20)を表裏から挟持するクッ
ション材(67)とを有する」事を特徴とする。

【００１４】これによれば、携帯電話(20)は携帯電話保
護ケース(A3)に保護されているため、携帯電話(20)に直
接衝撃が加わることはなく、携帯電話(20)を落としたり
しても故障するのを防ぐことが出来る。また、本請求項
３の携帯電話(20)は、背面部がクッション材(67)により
支持され、正面部が係止金具(31)により係止される事に
より、クッション材(67)と係止金具(31)の先端部(31a)
によって表裏から狭持されている。従って、携帯電話(2
0)は携帯電話保護ケース(A3)の所定位置に保持され、容
易に携帯電話保護ケース(A)から離脱する事がないよう
になっている。

【００１５】さらに、携帯電話保護ケース(A3)に衝撃が
加わっても、凹部(7)の背面部に配設されたクッション
材(67)が衝撃を吸収し、携帯電話(20)には衝撃が伝わり
にくいようになっている。そして、前述のように奇抜な
デザインのものを採用して宣伝広告機能を発揮させる事
も可能である。

【００１６】「請求項４」に記載の携帯電話保護ケース
(A4)は図11〜14に示すように折り畳み式携帯電話(30)に
も対応できるもので「折り畳み式携帯電話(30)のディス
プレイ部(21)を収納し、ディスプレイ部(21)の表示窓(2
8)が露出する凹部(71)を有し、凹部(71)の内面にディス
プレイ部(21)保持用のクッション材(63)が配設されたデ
ィスプレイ保護部(12)と、携帯電話(30)のボタン操作部
(22)を収納し、ボタン操作部(22)のボタン操作面(22a)
が露出する凹部(72)を有し、凹部(72)の内面にボタン操
作部(22)保持用のクッション材(64)が配設されたボタン
操作保護部(13)とからなる」事を特徴とする。

【００１７】これによれば、本請求項の携帯電話保護ケ
ース(A4)はディスプレイ保護部(12)とボタン操作保護部
(13)とが独立して構成されているため、ディスプレイ部
(21)をディスプレイ保護部(12)が保護し、ボタン操作部
(22)をボタン操作保護部(13)が保護する事が出来る。従
って、折り畳み式の携帯電話(30)にも対応することが出
来、携帯電話(30)に直接衝撃が加わるのを防ぐことが出
来る。また、ディスプレイ保護部(12)とボタン操作保護
部(13)とが独立しているため、携帯電話保護ケース(A)
を取り付けた状態でも、折畳式の携帯電話(30)を折り畳
んだり、開けたりする事が出来る。その他、前述のよう
な宣伝広告機能を付与した奇抜なデザインにする事も可
能である。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明の携帯電話保護ケース(A)
について実施例に従って説明する。第１実施例の携帯電
話保護ケース(A1)は円柱を縦方向に切断したような半円
柱状で中空となっており、正面部(2)と、底面部(4)と、
上面部(5)と、柱状曲面の背面部(3)とからなるケース本
体(1)と、ケース本体(1)の内面に配設されるクッション
材(61)(62)とから構成されている。

【００１９】正面部(2)は平面になっており、棒状の携
帯電話(20)を挿脱する事が出来るよう携帯電話(20)とほ
ぼ同一の大きさの凹部(7)が形成されている。凹部(7)の
形状は携帯電話(20)と同様に略長方形状であるが、長方
形の開口縁部の４隅に内側に向かって係合片(8)が突設
され、その係合片(8)が凹部(7)に収納された携帯電話(2
0)のボタン操作部(22)及び表示窓(28)以外の部分に係合
する事が出来るようになっている。本実施例の係合片
(8)は開口縁部の４隅に突設されているが、突設位置に
限定はせず、ボタン操作部(22)の操作及び表示窓(28)の
表示が遮られない限り、一度、収納された携帯電話(20)
が係合片(8)に引っ掛かることにより、離脱するのを防
ぐことが出来ればどこに突設されても良い。

【００２０】底面部(4)と上面部(5)は共に半円状をして
おり、上面部(5)にはアンテナ(23)やホルダー(24)を挿
通させるために、アンテナ孔(10)とホルダー孔(11)とが
設けられている。背面部(3)は本実施例では持ちやすい
ように半円状に弧を描いているが、特に形状について限
定するものではない。

【００２１】クッション材(61)(62)は携帯電話(20)を正
面と背面とから狭持する事が出来るように配設され、小
形矩形のクッション材(61)が４隅の開口縁部に突設され
た係合片(8)の内面に配設され、大形矩形のクッション
材(62)が背面部(3)の内面に配設されている。本実施例
のクッション材(61)(62)は発泡ウレタンからなるが、衝
撃が加わったときにその衝撃を吸収し、かつ携帯電話(2
0)を固定するための弾力性を持つものであれば何でも良
い。

【００２２】次に、本実施例(A1)の使用方法について説
明する。携帯電話(20)をアンテナ(23)側から携帯電話保
護ケース(A1)の凹部(7)の開口部に挿入し、携帯電話(2
0)を携帯電話保護ケース(A1)に収納する。この時、携帯
電話(20)のアンテナ(23)がアンテナ孔(10)に一致し、ア
ンテナ(23)を伸ばしたときにアンテナ孔(10)を挿通でき
るように携帯電話(20)の位置を決める。一度収納された
携帯電話(20)は、携帯電話(20)を表裏から挟持するクッ
ション材(61)(62)を介して開口縁部の４隅に突設された
係合片(8)によって係合されており、地面に落としてし
まった場合でも携帯電話(20)は離脱しない。本実施例(A
1)は正面部(2)に凹部(7)が形成され、前記係合片(8)が
凹部(7)に収納された携帯電話(20)のボタン操作部(22)
及び表示窓(28)以外の部分に係合し、ボタン操作部(22)
の操作及び表示窓(28)の表示が遮られないようになって
いるので、電話を掛けるときは携帯電話保護ケース(A1)
を装着したままで通常通り凹部(7)の開口面を通じて電
話番号を押したり、会話をしたりする事が可能である。

【００２３】また、背面部(3)の外面にデザインを施す
ことも出来、アクセサリーとしても使用したり、背面部
(3)の外面に宣伝広告を載せたりする事により、携帯電
話保護ケース(A1)の付加価値を高めることも出来るし、
携帯電話保護ケース(A1)の外形形状そのものをコカコー
ラの瓶のようにする事も出来、奇抜なデザインを採用す
る事が出来る。また、本実施例にはホルダー孔(11)が設
けられているため、携帯電話(20)に付けたロングストラ
ップ(27)をホルダー孔(11)に通して首からつるしたり、
取り外し可能なホルダー(24)をつけて、カバン等にぶら
下げる事が出来る。

【００２４】次に第２実施例(A2)について説明する。本
実施例の携帯電話保護ケース(A2)は、物の形、例えばフ
ランスパン或いはコッペパンのような形をした背面部
(3)を有し、正面部(2)に凹部(7)が凹設されたケース本
体(1)と、前記凹部(7)の底部内面と前記背面部(3)の内
面に配設されるクッション材(65)と、背面部(3)に配設
される支持バネ材(9)とから構成されている。

【００２５】ケース本体(1)の正面部(2)は平面状で凹部
(7)を有するが、第１実施例(A1)の様に開口縁部に係合
片(8)が突設されていない。その代わりクッション材(6
5)と支持バネ材(9)が設けられており、これらで携帯電
話(20)を保持する。前記凹部(7)の横幅は収納された携
帯電話(20)が多少左右に移動することが出来るよう、携
帯電話(20)の横幅より大きい。また、アンテナ(23)を挿
通する事が出来るように連通溝(10a)が凹部(7)の上面部
(5)に凹設されている。連通溝(10a)は、前記のような形
状に限られず、第１実施例と同様にアンテナ(23)が伸び
る位置にアンテナ孔(10)を設けても良い。

【００２６】ケース本体(1)の底面部(4)の内面には凹所
(4a)が形成されており、その凹所(4a)と嵌合する凸部(6
a)を有するクッション材(6)が底面部(4)に配設されてい
る。クッション材(6)を配設した際に上面となる面に
は、携帯電話(20)を載置する事が出来るよう保持凹部(6
b)が形成され、収納された携帯電話(20)の底部を保持す
るようになっている。クッション材(6)は高さが異なる
複数のものがあり、携帯電話(20)の高さに応じて選択す
ることが出来る。

【００２７】ケース本体(1)の背面部(3)には第１実施例
(A1)と同様のクッション材(66)が配設されており、その
クッション材(61)には支持バネ材(9)が取り付けられて
いる。支持バネ材(9)は前記クッション材(6)に埋設され
る取付片(9b)と、携帯電話(20)の上面を押圧する保持片
(9a)とが直角に近い角度で折り曲げられた状態で一体に
形成されている。前記取付片(9b)の一部は背面部(3)の
クッション材(6)に背面部(3)に沿うように埋設されてお
り、クッション材(6)から突出している取付片(9b)は上
面部(5)に向かって延出しており、その後水平に折れ曲
がって保持片(9a)となる。保持片(9a)には、携帯電話(2
0)の上面に形成された凹溝(25)に嵌り込んで携帯電話(2
0)を固定することが出来るように、下方に向かって突出
部(9c)が形成されている。

【００２８】本実施例では背面部(3)の外面に図４に示
すようなデザインが施されており、アクセサリーとして
も使用する事が出来る。また、商品名或いは商品形状等
のデザインを施すことにより宣伝広告としての機能を果
たすことも可能である。

【００２９】次に、本実施例(A2)の使用方法について説
明する。まず、携帯電話(20)を凹所(7)に挿入し、底面
部(4)に配設されたクッション材(6)に携帯電話(20)の底
部を嵌め込む。クッション材(6)に嵌め込まれた携帯電
話(20)の上面に支持バネ材(9)の突出部(9c)を嵌め込
み、これにより携帯電話(20)を凹所(7)内に固定する。
もし、携帯電話(20)の高さに不具合がある場合にはクッ
ション材(6)を変える事になる。

【００３０】携帯電話(20)の上面に形成される凹溝(25)
の位置は、携帯電話(20)によって若干異なる場合がある
が、本実施例の凹部(7)の横幅は携帯電話(20)の横幅よ
り大きく形成されているため、携帯電話(20)を凹部(7)
内で横にずらし、支持バネ材(9)が配設された位置に凹
溝(25)の位置を合わせればよい。また、クッション材
(6)上に載置された携帯電話(20)の上面が支持バネ材(9)
の配設位置より若干高い場合は、支持バネ材(9)の保持
片(9a)の上下方向に働く弾性を利用して、確実に携帯電
話(20)を上下から狭持することが出来る。

【００３１】次に本発明の第３実施例(A3)の構成につい
て第２実施例(A2)と異なる点を中心に説明する。本実施
例の携帯電話保護ケース(A3)はケース本体(1)と、クッ
ション材(67)と、帯状の係止金具(31)とから構成されて
いる。ケース本体(1)は第２実施例と同様にコッペパン
のような形をした背面部(3)を有し、正面部(2)に略長方
形状の凹部(7)が凹設されている。本実施例の凹部(7)の
上面部(5)には左右の２箇所にアンテナ孔(10)が穿設さ
れている。

【００３２】クッション材(67)は、前記背面部(3)の内
面に配設されている。クッション材(67)は厚さが異なる
複数のものがあり、携帯電話(20)の厚さに応じて選択す
ることが出来る。

【００３３】係止金具(31)は帯状になっており、その材
質は携帯電話(20)を保持することが出来る強度を有する
と共に、折り曲げ可能な柔軟性を併せ持っているもので
ある。通常、表面が樹脂で覆われたアルミ板や銅板など
の金属板が使用される。係止金具(31)の一端は凹部(7)
の背面部(3)の内面或いは内側面に取り付けられてお
り、他端は凹部(7)の開口面から突出している。本実施
例(A3)では係止金具(31)の取付位置は携帯電話(20)を凹
部(7)内に収納した時に、携帯電話(20)の側面付近に位
置するように、凹部(7)の両側辺の上下２箇所に取り付
けられているが、携帯電話(20)を両側から保持できるの
であれば、係止金具(31)の取付位置や個数は限定するも
のではない。勿論、凹部(7)に収納された携帯電話(20)
のボタン操作部(22)及び表示窓(28)以外の部分に係合す
る係合するように設定される。

【００３４】本実施例では第２実施例と同様に背面部
(3)の外面にデザインが施されており、アクセサリーと
しても使用する事が出来る。また、商品名或いは商品形
状等のデザインを施すことにより宣伝広告としての機能
を果たすことも可能である。

【００３５】次に、本実施例(A3)の使用方法について説
明する。まず、携帯電話(20)をアンテナ(23)がアンテナ
孔(10)を挿通するように凹部(7)内に収納し、携帯電話
(20)の背面をクッション材(67)に接触させる。この時、
携帯電話(20)の正面が凹部(7)の開口面とほぼ一致する
か、或いは少なくとも凹部(7)内に収納されるよう、携
帯電話(20)の厚さに応じてクッション材(67)の厚さを決
定する。

【００３６】そして、凹部(7)の開口面から突出してい
る係止金具(31)を内側に折り曲げ、携帯電話(20)を両側
から保持する。こうすることで、携帯電話(20)の正面を
係止金具(31)の折り曲げ部(31a)で係止し、携帯電話(2
0)が凹部(7)内から離脱するのを防ぐ事が出来る。尚、
係止金具(31)は柔軟性を有しているため、携帯電話(20)
の形状に合わせて任意の位置で折り曲げることが出来
る。

【００３７】次に、第４実施例(A4)について説明する。
本実施例の携帯電話保護ケース(A4)はディスプレイ部(2
1)に装着されるディスプレイ保護部(12)と、ボタン操作
部(22)に装着されるボタン操作保護部(13)とが独立して
構成されており、二つ折りの携帯電話(30)に使用され
る。

【００３８】ディスプレイ保護部(12)は、携帯電話(30)
のディスプレイ部(21)を収納する凹部(7)が正面部(28)
に形成されており、その凹部(71)はディスプレイ保護部
(12)の底面部(4)まで達している。また、アンテナ(23)
を挿通する事が出来るように凹部(71)の上面部(5)に連
通溝(10a)が形成されている。凹部(71)の開口縁部には
係合片(8)が突設されており、その係合片(8)が携帯電話
(30)のディスプレイ部(21)の側面に形成された凹溝(30
a)に係合するようになっている。また、凹部(71)の内面
にクッション材(63)が配設され、ディスプレイ部(21)の
背面に接触している。

【００３９】ボタン操作保護部(13)の構成は、連通溝(1
0a)が設けられていないのを除いてディスプレイ保護部
(12)と同様であり、凹部(72)を有し、前記凹部(72)内に
クッション材(64)が配設され、携帯電話(30)のボタン操
作部(22)の背面に接触し、凹部(71)の開口縁部に突設さ
れた係合片(8)が携帯電話(30)のボタン操作部(22)の側
面に形成された凹溝(30b)に係合するようになってい
る。

【００４０】次に、本実施例(A4)の使用方法について説
明する。本実施例は折畳式携帯電話(30)に対応した携帯
電話保護ケース(A4)で、ディスプレイ保護部(12)とボタ
ン操作保護部(13)とが独立しているため、それぞれ個別
に携帯電話(30)に装着する。ディスプレイ保護部(12)を
装着するには、携帯電話(30)のディスプレイ部(21)の背
面をディスプレイ保護部(12)の凹部(7)に嵌め込むので
あるが、開口縁部に係合片(8)が突設されているため、
ディスプレイ部(21)をディスプレイ保護部(12)の底部側
から凹部(7)に挿入し、係合片(8)が携帯電話保護ケース
(30)の側面の凹溝に係合するよう少し力を入れて嵌め込
む。一度、ディスプレイ保護部(12)が装着されると、前
記係合片(8)がディスプレイ部(21)を両側から挟持して
いるため、ディスプレイ保護部(12)はディスプレイ部(2
1)から容易に離脱することがない。そして、ディスプレ
イ保護部(12)と同様にボタン操作保護部(13)をボタン操
作部(22)に装着する。

【００４１】この様にして、携帯電話(30)の折り畳むと
きの開閉軸(26)を挟んでそれぞれディスプレイ保護部(1
2)とボタン操作保護部(13)とを装着させているので、折
畳式携帯電話(30)に対応した携帯電話保護ケース(A4)と
することが出来、携帯電話保護ケース(A4)をしたままで
通常通り携帯電話(30)を開いたり閉じたりそして通話し
たりする事が出来る。

【００４２】また、係合片(8)は、ディスプレイ保護部
(12)とボタン操作保護部(13)の正面部(28)(29)と面一に
構成され且つ携帯電話(30)の側面の凹溝(30a)(30b)に嵌
め込まれているので、ディスプレイ保護部(12)とボタン
操作保護部(13)の正面部(28)(29)は携帯電話(30)のディ
スプレイ部(21)及びボタン操作部(22)の表面より上に突
出せず、携帯電話(30)を折り畳む際の障害となることは
ない。

【００４３】

【発明の効果】本発明の携帯電話保護ケースは、携帯電
話に装着して使用されるため携帯電話の形状関係なく自
由な外形にする事が出来、宣伝広告効果を狙った奇抜な
デザインを採用する事が出来、デザインの自由度を大幅
に高める事が出来る。その他凹部内にクッション材が配
設されているので、これに携帯電話を収納しておけば携
帯電話保護ケースに衝撃が加わっても、前記クッション
材が衝撃を吸収し、携帯電話には衝撃が伝わらず、携帯
電話を保護することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例に携帯電話を収納した斜視
図

【図２】本発明の第１実施例の斜視図

【図３】本発明の第２実施例の正面図

【図４】本発明の第２実施例の背面図

【図５】本発明の第２実施例に携帯電話を収納した正面
図

【図６】本発明の第２実施例に携帯電話を収納した側断
面図

【図７】本発明の第２実施例に使用される支持バネ材の
斜視図

【図８】本発明の第３実施例に携帯電話を収納した正面
図

【図９】本発明の第３実施例に携帯電話を収納した側断
面図

【図１０】本発明の第３実施例の側断面図

【図１１】本発明の第４実施例を装着した折り畳み式携
帯電話を開いた状態の斜視図

【図１２】本発明の第４実施例を装着した折り畳み式携
帯電話を閉じた状態の斜視図

【図１３】本発明の第４実施例にロングストラップを付
けた斜視図

【図１４】本発明の第４実施例にホルダーを付けて使用
した斜視図

【符号の説明】

(A) 携帯電話保護ケース (6) クッション材 (7) 凹部 (8) 係合片 (20) 携帯電話

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Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】(a) ケース本体に凹設され、棒状の携帯
   電話を収納するための凹部と、(b) 凹部の開口縁部に
   突設され、凹部に収納された携帯電話のボタン操作部及
   び表示窓以外の部分に係合する係合片と、(c) 係合片
   と凹部の内面に配設され、携帯電話を表裏から挟持する
   クッション材とを有する事を特徴とする携帯電話保護ケ
   ース。
2. 【請求項２】(a) ケース本体に凹設され、棒状の携帯
   電話を収納するための凹部と、(b) 凹部の一端部に配
   設され、携帯電話の一端を保持するクッション材と、
   (c) 凹部に配設され、携帯電話の他端を押圧すること
   により前記クッション材とで携帯電話を狭持する支持バ
   ネ材とを有する事を特徴とする携帯電話保護ケース。
3. 【請求項３】(a) ケース本体に凹設され、棒状の携帯
   電話を収納するための凹部と、(b) 一端が凹部に取り
   付けられ、先端部を凹部に収納された携帯電話のボタン
   操作部及び表示窓以外の部分に係合するように折り曲げ
   る事が出来る係止金具と、(c) 凹部の背面部の内面に
   配設され、前記係止金具とで携帯電話を表裏から挟持す
   るクッション材とを有する事を特徴とする携帯電話保護
   ケース。
4. 【請求項４】(a) 折り畳み式携帯電話のディスプレイ
   部を収納し、ディスプレイ部の表示窓が露出する凹部を
   有し、凹部の内面にディスプレイ部保持用のクッション
   材が配設されたディスプレイ保護部と、(b) 携帯電話
   のボタン操作部を収納し、ボタン操作部のボタン操作面
   が露出する凹部を有し、凹部の内面にボタン操作部保持
   用のクッション材が配設されたボタン操作保護部とから
   なる事を特徴とする携帯電話保護ケース。