JP2004197624A - 船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置及び方法 - Google Patents

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Hirokazu Akagawa
裕和 赤川
Tatsuo Takaishi
龍夫 高石
Kazuhiko Otake
和彦 大竹
Katsuhiko Sakaguchi
勝彦 阪口
Noriyasu Inanaga
紀康 稲永
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Abstract

【課題】船舶用ディーゼルエンジンの排ガスを海水の水滴粒子と接触させて浄化する装置において、小型で高効率な装置及び方法の提供を目的とする。
【解決手段】船舶用ディーゼルエンジンの排ガスを海水の水滴粒子と接触させて浄化する装置において、排ガス管に接続された洗浄塔と、洗浄塔内に設けられ、加圧海水配管に接続されて、微粒化した海水を噴射する複数の噴射ノズルと、洗浄塔に接続され洗浄塔より落下する廃液を受けるとともに、空間部を経由して洗浄塔経過後の排ガスを排出する出口配管を設けた受槽とを有し、前記複数の噴射ノズルが排ガスの入り口付近に排ガス流と同じ向きで、排ガス流方向と所定の角度をもって海水の水滴粒子を噴射するよう構成・配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、船舶用の大型ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる煤塵などの不純物を浄化する、船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
気体中の固体微粒子を除去する浄化装置としては、古くからいわゆるスクラバータイプが常用されており、その例は機械工学便覧 C8偏 環境装置 p24(非特許文献1)に開示されている。例えば図5に示すジェットスクラバ50は、含塵ガス51を除塵塔52に導き、その先端より噴射する水53のジェット流54と塔内で接触させ固体粒子を水中に捕捉し除去するというものである。この方法は粒子径の小さな塵埃まで洗浄可能であるが、液化ガス比が10〜50L/m3と多いため、船舶に積載する装置としては適当ではない。
【0003】
また、特表平8−511074号公報(特許文献1 図3参照)には、大型過給ディーゼルエンジンに付帯させる排ガスのスクラバと称して図6のごとき気体浄化装置を開示されている。図6において、33は該スクラバ部分(段)でハウジング34に各要素が収められ、フランジ35で循環経路内に固定されている。排ガスの流動方向は矢印36で示してある。淡水又は海水の供給パイプ37は、各々が水53を気体中に噴霧する多数ノズル39を有する分配管38に水53を供給する。図示のノズル39は気体の流動方向とは反対向きに水を噴射するように配置されている。噴射後のガスは、液滴発生装置40を通りミストを液滴にし、その後の液滴補修領域41での液滴除去を容易にする。液滴補修領域41には傾斜させた細長の板領域42が設置されており、液滴は該板領域42上で捕捉され、折り重ね端部43に流れ込み、捕集通路に集められ、排出パイプ44より除去される。
【0004】
しかし、これらの方式における浄化性は、排ガス中に含まれる煤塵粒子の内、数10μm以上の径のものは除去できるが、10μm以下の微細な煤塵は大半が除去出来ずに排出される可能性がある。大型船舶用エンジンは高速、中速エンジンに比較して燃焼率がよく、煤塵粒子径が小さいため、従来の水利用浄化装置では不十分な浄化効率しかえられず、排ガス再循環システム用としては不適切であり、又排出ガスの規制などに適合しないという問題がある。また、排ガスの圧力損失が高くなり、補機効力が大きくなる可能性もある。
【0005】
【特許文献1】特表平8−511074
【非特許文献1】機械工学便覧 C8偏 環境装置 p24
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、船舶用ディーゼルエンジンの排ガスを海水の水滴粒子と接触させて浄化する装置において、小型で高効率な装置及び方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、船舶用ディーゼルエンジンの排ガスを海水の水滴粒子と接触させて浄化する装置において、排ガス管に接続された洗浄塔と、洗浄塔内に設けられ、加圧海水配管に接続されて、微粒化した海水を噴射する複数の噴射ノズルと、洗浄塔に接続され洗浄塔より落下する廃液を受けるとともに、空間部を経由して洗浄塔経過後の排ガスを排出する出口配管を設けた受槽とを有し、前記複数の噴射ノズルが排ガスの入り口付近に排ガス流と同じ向きで、排ガス流方向と所定の角度をもって海水の水滴粒子を噴射するよう構成・配置されていることを特徴とする。
【0008】
発明者等は気流中の水に不溶の固体微粒子を水(本発明の場合は海水)で洗浄して除去する作用を追求するなかで、水滴と気流中の粒子が接触衝突する角度と、気流中の固体粒子径に対する液滴の径及び速度と、気流中の液滴の数即ち液ガス比にその除去効果が左右されることを見出した。そしてその最適な条件を適用することによって、効率の高い船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置を発明するに至った。
【0009】
更に本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置は、前記複数の噴射ノズルの海水の水滴粒子を噴射する角度が排ガス流方向に対して10°以上、45°以下の範囲であるように前記ノズルが構成・配置されていることを特徴とする。
【0010】
この噴射角度は、ノズルの配置角度、ノズルチップの噴射孔の構造によって達成される。当該角度が前記範囲を逸脱すると、著しく除去効果が低下することが判っている。
【0011】
また、水滴の粒子径に影響する要因として、10μm以下の固体粒子を効率よく捕捉する水滴の粒子径が100μmから1000μmの範囲で選定可能であり、その径を実現するには、噴射孔の孔径に応じて適当な水圧を付加する必要がある。又該圧力のエネルギで生じる液滴の気流中の初速が適宜範囲にある必要がある。従って本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置は、前記複数の噴射ノズルの海水の水滴粒子を噴射する加圧圧力が0.5MPa以上で微粒化するよう前記ノズルが構成されていることを特徴とする。
【0012】
また、前記液ガス比は液量が多いと装置が大型化し、且つ動力コストが嵩むので不利であるから、なるべく小さく抑えたいが、除去効果を各種条件を整えても必要最小限の噴射量は必要である。従って、更に本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置は、前記複数の噴射ノズルの海水を噴射する容積量が、単位時間あたり、標準状態の排ガスの容積量に対して1/700以上、1/250以下の範囲の比率となるよう前記ノズルが構成されていることを特徴とする。
【0013】
更に本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置は、前記受槽に定水位を維持すると同時に、洗浄液を排出する手段を有することを特徴とする。該手段は所定水位位置に先端を有するオーバーフロー導管を設けてもよく、所定水位を検出して排水路の弁を開閉するか、ポンプを駆動するかなどの排出手段と検出手段の組み合わせであってもよい。
【0014】
更に本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置は、前記出口配管にミストセパレータを設け浄化ガス中のミストを除去可能にしたことを特徴とする。
【0015】
本発明の他の側面としての船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化方法は、船舶用ディーゼルエンジンの排ガスを海水の水滴粒子と接触させて浄化する方法において、排ガスを洗浄塔に導き、洗浄塔内で加圧海水を噴射して微粒化した海水の水滴粒子と接触させた後、洗浄廃液と浄化ガスを分離する方法であって、前記微粒化した海水の水滴粒子を、排ガス流と同じ向きで、排ガス流方向と所定の角度をもって噴射することを特徴とする。
【0016】
更に、本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化方法は、前記海水の水滴粒子を噴射する角度が排ガス流方向に対して10°以上、45°以下の範囲であることを特徴とする。
【0017】
更に、本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化方法は、前記海水の水滴粒子を噴射する加圧圧力が0.5MPa以上で微粒化することを特徴とする。
【0018】
更に、本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化方法は、前記海水を噴射する容積量が、単位時間あたり、標準状態の排ガスの容積量に対して1/700以上、1/250以下の範囲の比率であることを特徴とする。
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。但し本実施の形態に記載される製品の寸法、形状、材質、その相対配置等は特に特定的な記載が無い限りは本発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0019】
(煤塵除去効率に関係する諸元)
ガス流と液滴の煤塵除去効率に関係する諸元について、実験などで検証した。図7は噴射角度と煤塵除去効率との関係を表したグラフである。これにより効率向上に効果的な角度領域があることが判明し、それがおよそ10°から45°であった。
【0020】
図8は液ガス比と煤塵除去効率との関係を表したグラフである。気体の容積は標準状態の容積mである。液体の容積単位はlである。即ち気流と平行な噴射角度から20°の噴射角度までにおいて、液ガス比5までに急激に煤塵除去効率が上昇し、その後飽和状態を呈した。水の噴射量は少ないほど好ましいことから、効率維持に効果的な領域は液ガス比がおよそ1.4L/m3から4L/m3の範囲であった。これを水と気体の容積単位を同一にすると約1/700〜1/250である。
【0021】
図9は海水圧力と水滴初速度との関係を表したグラフである。又図10は圧力と水滴粒子径との関係を表したグラフである。即ち本発明では、除去効率が海水粒子の速度と粒子径に影響するので、所定のノズル径において好ましい海水の圧力が存在し、それが少なくとも0.5MPaを要した。
【0022】
(本発明の装置構成例)
図1は本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置の一例の略図である。装置は大別して、液ガス接触の行われる洗浄塔6と、その中に配置された噴射ノズル4と、液ガス接触後の気体及び液体を処理する受槽10とからなっている。
【0023】
船舶用ディーゼルエンジンからの排気ガスは、洗浄塔6頭部に接続された排ガス配管2によって導入されガス流3を形成する。洗浄塔6は受槽10の蓋部12に接続挿入され、その下端が液面8に没しない程度に接近して位置している。洗浄塔6の頭部付近即ち排ガスの入り口付近には、噴射ノズル4が複数本(本例では3本)噴射角θで配置され海水配管5に接続されている。受槽10の蓋部12の、前記洗浄塔6挿入部とはなるべく離隔した部分に浄化ガス出口配管11が接続されている。該浄化ガス出口配管11には管路中にミストセパレータ7が設けられ液ガス接触で同伴するミストを除去する。更に所定の液面8を維持すると同時に、洗浄廃液13を排出するためにオーバーフロー導管9が設けられている。前記導入された排ガス流3は噴射ノズル4から噴射角度θ、所定初速度、所定粒子径で噴射された海水水滴粒子と接触し、該ガス中の煤塵粒子は、水滴粒子に捕捉され塔内を落下して、液滴とともに受槽10にいったん貯留され、液面8より溢れる分の廃液13はオーバーフロー導管9を介して排出される。一方、煤塵を除去された排ガスは洗浄塔6塔底から、受槽10空間部を経て浄化ガス出口配管11の管路に設けられたミストセパレータ7でミストを除去されて、浄化装置1の外部へ導かれる。
【0024】
(本発明の水噴射ノズル配置・構成例)
図2は本発明の水噴射ノズルの一つの構成配置例の略図である。図において、洗浄塔6の器壁を貫通した水噴射管21の先端に、海水噴射ノズルがガス流れ方向と同じ下向きに接続配置されている。噴射ノズルのノズルチップ23は図示のように、所定口径の噴射孔24が水噴射角θと同一角度で垂直線より傾斜して穿孔されている。該噴射孔24の開口端部は広くすり鉢状に広がっている。これにより、気体中の固体煤塵微粒子と好ましい接触が得られる。
【0025】
図3は本発明における水噴射ノズル31のもう一つの構成配置例の略図である。図において、水噴射ノズル本体31は洗浄塔6の器壁を噴射角度θと同一角度をなして貫いて配置されている。水噴射ノズル本体31中心には水路32が設けられ、その上端は封止栓33が、その下端にはノズルチップ23が捩じ込められている。前記水路32は水噴射ノズル本体31上部付近で水噴射管21に接続しており、圧力水が導入されるようになっている。ノズルチップ23にはその中心部に所定口径の噴射孔24が穿孔されており、前記水路32末端部の中心と一致している。この場合、噴射孔24の形状は単純な円筒空洞であり、噴射角度θはノズル本体31取付け角度で調整される。これにより、気体中の固体煤塵微粒子と好ましい接触が得られる。
【0026】
図4は本発明の水噴射ノズルの更にもう一つの構成配置例の略図である。図において、洗浄塔6の器壁を貫いて下向きに配置された水噴射管21に、ノズルチップ23が捩じ込められている。該ノズルチップには複数個の噴射孔24が穿孔されており、第1の噴射孔はノズルチップと水噴射管21の垂直中心線から第1の角度θをなし、第1の孔径dを有し、その数がノズルチップ中心の小円周上にn個ある。第2の噴射孔はノズルチップと水噴射管21の垂直中心線から第2の角度θをなし、第2の孔径dを有し、その数がノズルチップ中心の先の第1の小円周より大きな小円上にn個ある。そしてθ、θの範囲は10°≦θ,θ≦40°を満足する範囲にある。また、噴射孔24の形状は単純な円筒空洞であり、噴射角度θはノズルチップに穿孔される角度で調整される。これにより、気体中の固体煤塵微粒子と好ましい接触が得られる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、水滴と接触させて気体中の微粒固体を除く装置及び方法において、水滴と固体粒子と接触する角度、水滴の粒子径、速度を好ましい範囲に設定し、噴射する装置とすることで、少量の水で効率のよい脱塵効果のある装置の提供が可能となり、船舶など移動体上の積載に適した小型で効率のよい、船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置の提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置の一例の略図である。
【図2】本発明の水噴射ノズルの一つの構成配置例の略図である。
【図3】本発明の水噴射ノズルのもう一つの構成配置例の略図である。
【図4】本発明の水噴射ノズルの更にもう一つの構成配置例の略図である。
【図5】従来の気体中の固体粒子を除去するジェットスクラバの略図である。
【図6】従来のディーゼルエンジン排ガスの浄化装置の一例の略図である。
【図7】噴射角度と煤塵除去効率との関係を表したグラフである。
【図8】液ガス比と煤塵除去効率との関係を表したグラフである。
【図9】海水圧力と水滴初速度との関係を表したグラフである。
【図10】圧力と水滴粒子径との関係を表したグラフである。
【符号の説明】
1 浄化装置
2 排ガス配管
3 ガス流
4 噴射ノズル
5 海水配管
6 洗浄塔
7 ミストセパレータ
8 液面
9 オーバーフロー導管
10 受槽
11 浄化ガス出口配管
21 水噴射管
22 排ガス配管
23 ノズルチップ
24 噴射孔
31 水噴射ノズル本体
θ 水噴射角度
θ 第一の水噴射角度
θ 第二の水噴射角度
第一の噴射孔径
第二の噴射孔径
第一の噴射孔数
第二の噴射孔数
33 スクラバ部分(段)
34 ハウジング
35 フランジ
36 排ガスの流動方向
37 海水の供給パイプ
38 分配管
39 多数ノズル
40 液滴発生装置
41 液滴補修領域
42 板領域
43 折り重ね端部
44 排出パイプ

Claims (10)

  1. 船舶用ディーゼルエンジンの排ガスを海水の水滴粒子と接触させて浄化する装置において、
    (a) 排ガス管に接続された洗浄塔と、
    (b) 洗浄塔内に設けられ、加圧海水配管に接続されて、微粒化した海水を噴射する複数の噴射ノズルと、
    (c) 洗浄塔に接続され洗浄塔より落下する廃液を受けるとともに、空間部を経由して洗浄塔経過後の排ガスを排出する出口配管を設けた受槽とを有し、
    前記複数の噴射ノズルが排ガスの入り口付近に排ガス流と同じ向きで、排ガス流方向と所定の角度をもって海水の水滴粒子を噴射するよう構成・配置されていることを特徴とする船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置。
  2. 前記複数の噴射ノズルの海水の水滴粒子を噴射する角度が排ガス流方向に対して10°以上、45°以下の範囲であるように前記ノズルが構成・配置されていることを特徴とする請求項1記載の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置。
  3. 前記複数の噴射ノズルの海水の水滴粒子を噴射する加圧圧力が0.5MPa以上で微粒化するよう前記ノズルが構成されていることを特徴とする請求項1記載の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置。
  4. 前記複数の噴射ノズルの海水を噴射する容積量が、単位時間あたり、標準状態の排ガスの容積量に対して1/700以上、1/250以下の範囲の比率となるよう前記ノズルが構成されていることを特徴とする請求項1記載の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置。
  5. 前記受槽に定水位を維持すると同時に、洗浄液を排出する手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置。
  6. 前記出口配管にミストセパレータを設け浄化ガス中のミストを除去可能にしたことを特徴とする請求項1記載の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化装置。
  7. 船舶用ディーゼルエンジンの排ガスを海水の水滴粒子と接触させて浄化する方法において、排ガスを洗浄塔に導き、洗浄塔内で加圧海水を噴射して微粒化した海水の水滴粒子と接触させた後、洗浄廃液と浄化ガスを分離する方法であって、前記微粒化した海水の水滴粒子を、排ガス流と同じ向きで、排ガス流方向と所定の角度をもって噴射することを特徴とする船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化方法。
  8. 前記海水の水滴粒子を噴射する角度が排ガス流方向に対して10°以上、45°以下の範囲であることを特徴とする請求項7記載の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化方法。
  9. 前記海水の水滴粒子を噴射する加圧圧力が0.5MPa以上で微粒化することを特徴とする請求項7記載の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化方法。
  10. 前記海水を噴射する容積量が、単位時間あたり、標準状態の排ガスの容積量に対して1/700以上、1/250以下の範囲の比率であることを特徴とする請求項7記載の船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化方法。
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