JP2004197467A - 屋根部材又は側壁部材等の取付け構造及びその取付け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根構造体又は側壁構造体の下地材に対して屋根部材又は側壁部材を釘、ボルト、ナットを用いることなく、簡単かつ容易に取付けることができ、その作業性の合理化を図る。
【解決手段】屋根構造体上に敷設される屋根部材Yの取付け構造であって、屋根部材Yの裏面には係合部7が備えられ、この係合部7が係脱する被係合部3を形成した固定桟木部材1を、屋根構造体の下地材Wに、屋根の桁行き方向に沿いかつ屋根の流れ方向に対して少なくとも屋根部材Yの敷設間隔に相当する間隔をおいて固止するとともに、固定桟木部材1の被係合部3に対し屋根部材Yの係合部7を屋根の下向き流れ方向への抜脱を阻止するように係合し、当該固定桟木部材1に係止される屋根部材Yの下位に位置される屋根部材Yを、係合部7と被係合部3との係合方向に弾力的に付勢するようにした構造。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家屋等において、屋根構造体上に敷設される瓦及び太陽光発電パネル等の屋根部材や外壁として使用される外壁用パネル等の側壁部材等の取付け構造及びその取付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
さて、この種の家屋等の屋根構造体上に敷設される瓦及び太陽光発電パネル等の屋根部材にあって、一般に、瓦の場合には、各瓦を下地材に固定された桟木に対し、引っかけて該瓦の一部を釘着等して順次桟木に固止する手段が採用されおり、また、太陽光発電パネル等の場合には、下地材に平面的に枠組み固定された枠体に対して平面的に配設して固定金具及びボルト、ナット等を介して締付け固止する手段が採用されていた。
また、外壁として使用される外壁用パネル等の側壁部材にあっては、一般に、側壁構造体の下地材に対し、側壁部材を該桟木に引っかけてその一部を釘着等して順次桟木に固止する手段が採用されていた。(上述した従来の手段については一般的でおるので、特許文献の調査はしていない。)
【0003】
【課題を解決するための手段】
しかしながら、上記した従来の屋根部材の取付け構造又は側壁部材の取付け構造にあっては、屋根部材又は側壁部材を釘等での打ちつけ或いは固止固定金具及びボルト等を介して締付け固止するものであるため、その施工に際しては、いちいち釘や固止固定金具及びボルト等を用意してその固止作業をしなくてはならず、その作業性の悪化を招来するとともに、屋根部材又は側壁部材等の修繕等、その施工後のメンテナンス等にあっては相当の手間がかかり、その作業性の悪化は免れるものではなかった。
そこで、本発明は、屋根構造体又は側壁構造体の下地材に対して屋根部材又は側壁部材を釘、ボルト、ナットを用いることなく、簡単かつ容易に取付けることができ、その作業性の合理化を図ることができる屋根部材又は側壁部材等の取付け構造及びその取付け装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、屋根構造体上に敷設される屋根部材の取付け構造であって、該屋根部材の裏面には係合部が備えられ、この係合部が係脱する被係合部を形成した固定桟木部材を、前記屋根構造体の下地材に、屋根の桁行き方向に沿いかつ屋根の流れ方向に対して少なくとも屋根部材の敷設間隔に相当する間隔をおいて固止するとともに、該固定桟木部材の被係合部に対し屋根部材の係合部を前記屋根の下向き流れ方向への抜脱を阻止するように係合し、当該固定桟木部材に係止される屋根部材の下位に位置される屋根部材を、係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢するようにしたことを要旨とする。
【0005】
上記した構成によれば、屋根構造体の下地材に対して屋根部材を取付けるの際し、当該固定桟木部材と該固定桟木部材の上位に位置される固定桟木部材(本明細書では、単に、上位に位置される固定桟木部材という。)との間において、当該固定桟木部材上に位置される屋根部材の係合部を該固定桟木部材の被係合部の係合するとともに、該屋根部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢して該屋根部材を固定桟木部材に固止するものであり、その取付け時にあっては、屋根部材を弾性的な付勢力に抗してその係合部を固定桟木部材の被係合部に係合することによって、簡単かつ容易に固定桟木部材に対する固止ができ、その固止状態にあっては、前記係合部と被係合部との係合及び前記屋根部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢することによって、確実かつ強固な固止状態を得ることができ、補修等の作業時にあっては、取付け時と逆の作業によって、固定桟木部材からの固止状態の解離を簡単かつ容易にでき、屋根構造体の下地材に対して屋根部材を釘、ボルト、ナットを用いることなく、その作業性の合理化を図ることができる。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、側壁構造体の表面に敷設される側壁部材の取付け構造であって、該側壁部材の裏面には係合部が備えられ、この係合部に係脱する被係合部を取付けた固定桟木部材を、前記側壁構造体の下地材に、壁面の横方向に沿いかつ壁面の縦方向に対して少なくとも側壁部材の敷設間隔に相当する間隔をおいて固止するとともに、該固定桟木部材の被係合部に対し側壁部材の係合部を前記壁面の下向き方向への抜脱を阻止するように係合し、当該固定桟木部材に係止される側壁部材の下位に位置される側壁部材を、係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢するようにしたことを要旨とするものである。
【0007】
この構成によれば、側壁構造体の下地材に対して側壁部材を取付けるの際し、当該固定桟木部材と該固定桟木部材の上位に位置される固定桟木部材(本明細書では、単に、上位に位置される固定桟木部材という。)との間において、当該固定桟木部材上に位置される側壁部材の係合部を該固定桟木部材の被係合部の係合するとともに、該側壁部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢して該側壁部材を固定桟木部材に固止するものであり、その取付け時にあっては、側壁部材を弾性的な付勢力に抗してその係合部を固定桟木部材の被係合部に係合することによって、簡単かつ容易に固定桟木部材に対する固止ができ、その固止状態にあっては、前記係合部と被係合部との係合及び前記側壁部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢することによって、確実かつ強固な固止状態を得ることができ、補修等の作業時にあっては、取付け時と逆の作業によって、固定桟木部材からの固止状態の解離を簡単かつ容易にでき、側壁構造体の下地材に対して側壁部材を釘等を用いることなく、その作業性の合理化を図ることができる。
【0008】
さらに、請求項3に記載の発明は、屋根部材又は側壁部材等の取付け装置であって、屋根構造体の下地材又は側壁構造体の下地材に固止される固定桟木部材の本体部と、該本体部の上部位に形成されて屋根部材の裏面に形成された係合部又は側壁部材の裏面に形成された係合部が係脱可能に係合する被係合部と、当該固定桟木部材に係止される屋根部材又は側壁部材の下位に位置される屋根部材又は側壁部材を、係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢する弾力付勢手段とを備えたことを要旨とするものである。
【0009】
この構成によれば、屋根構造体又は側壁構造体の下地材に屋根部材又は側壁部材を取付けるの際して、屋根構造体又は側壁構造体の下地材に対し、屋根の桁行き方向に沿いかつ屋根の流れ方向に対して少なくとも屋根部材の敷設間隔に相当する間隔をおいて、又は、壁面の横方向に沿いかつ壁面の縦方向に対して少なくとも側壁部材の敷設間隔に相当する間隔をおいて固定桟木部材を固止し、該固定桟木部材の上位に位置される固定桟木部材(本明細書では、単に、上位に位置される固定桟木部材という。)との間において、当該固定桟木部材上に位置される屋根部材又は側壁部材の係合部を該固定桟木部材の被係合部の係合し、該屋根部材又は側壁部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢して該屋根部材又は側壁部材を固定桟木部材に固止することができ、その取付け時にあっては、屋根部材又は側壁部材の係合部と固定桟木部材の被係合部との係合によって、簡単かつ容易に固定桟木部材に対する固止ができ、その固止状態にあっては、前記係合部と被係合部との係合及び前記屋根部材又は側壁部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢して確実かつ強固な固止状態を得ることができ、補修等の作業時にあっては、取付け時と逆の作業によって、固定桟木部材からの固止状態の解離を簡単かつ容易にでき、釘、ボルト、ナットを用いることなく、その作業性の合理化を図ることができる。
【0010】
さらには、請求項4に記載した発明は、請求項3記載の屋根部材又は側壁部材等の取付け装置であって、固定桟木部材の本体部には、当該固定桟木部材に係止される屋根部材又は側壁部材の下位に位置される屋根部材又は側壁部材の端部を挟持する挟持片を設けたことを要旨とするものである。
【0011】
この構成によれば、固定桟木部材の本体部に設けた挟持辺によって、屋根部材又は側壁部材の端部を挟持することができ、屋根部材又は側壁部材の固止状態を一層確実かつ強固なになし得る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を図にしたがって詳述する。
本実施の形態における固定桟木部材1は、図1に示すように、例えば、軽量金属材料等から成形されるとともに、断面ほぼ矩形の比較的長尺状に形成された本体部2を主体として構成されており、その上部位の一方側には長さ方向に沿って所定の長さ突出された被係合部3がほぼ水平状に一体的に突設され、下部位の前記被係合部3とは反対側の他方側には長さ方向に沿って所定の長さ突出されかつ後述する屋根構造体又は側壁構造体の下地材Wの取付けられる固定片部4がほぼ水平状に一体的に突設されている。なお、固定桟木部材1は、既存の桟木の長さに相当する長さとすることが望ましい。
【0013】
そして、固定桟木部材1の固定片部4側には、その長さ方向に沿って所定の間隔をおいて圧縮ばね等からなる複数個の弾力付与手段5がその本体部2内から側部に突出状に装設され、その弾力付与手段5の突出された先端部には所定の個数の弾力付与手段5を連結する平板状の当て部材6が装設されている。
【0014】
なお、固定桟木部材1の固定片部4の底面及び本体部2の底面側にはその短手方向に水抜き溝9が所定の間隔で複数個形成されている。
【0015】
次に、上述のように構成された固定桟木部材1により、屋根構造体上に屋根部材Yを敷設(固止)する場合、すなわち、屋根部材Yが瓦である場合について説明する。
【0016】
まず、屋根部材Yとしての瓦にはその裏面のほぼ先端部側には前記固定桟木部材1の被係合部3に係脱可能に対向するほぼL状の係合部7が予め突出形成されているもので、そこで、図2に示すように、各固定桟木部材1を、屋根構造体の下地材Wに対し、屋根の桁行き方向に沿いかつ屋根の流れ方向に対して少なくとも屋根部材の敷設間隔に相当する間隔をおいてその固定片部4を当接させて釘T等の手段により固止する。
【0017】
この状態にあっては、被係合部3が上方に向き、弾力付与手段5が下方に向くように固止するものである。
【0018】
そして、当該固定桟木部材1と該固定桟木部材1の上位に位置される固定桟木部材1との間において、当該固定桟木部材1上に位置される屋根部材Yとしての瓦の上端部を上位に位置される固定桟木部材1側の弾力付与手段5に押し付けてその弾力に抗して移動しながら係合部9を当該固定桟木部材1の被係合部3に係合して定置する。
【0019】
これによって、屋根部材Yとしての瓦を当該固定桟木部材1に固止するものであり、その固止状態にあっては、該屋根部材Yとしての瓦を上位に位置される固定桟木部材1側からその係合部7と被係合部3との係合方向に当て部材6を介して弾力付与手段5によって、常に弾力的に付勢されているので、確実かつ強固な固止状態を得るものである。
【0020】
上記のようにして、当該固定桟木部材1と該固定桟木部材1の上位に位置される固定桟木部材1との間において、各屋根部材Yとしての瓦を屋根の桁行方向に順次重合して固止し、その後、流れ方向の上段を同様にして下位の屋根部材Yとしての瓦に対し重合した状態で固止して屋根構造体上に屋根部材Yを敷設(固止)するものである。
【0021】
なお、施工後において、屋根部材Yとしての瓦を補修等する作業時にあっては、屋根部材Yとしての瓦を前述のように弾力付与手段5に押し付けてその弾力に抗して移動しながらその係合部7を当該固定桟木部材1の被係合部3から解離することの作業によって、当該固定桟木部材1からの固止状態の解離を簡単かつ容易になし得るものである。
【0022】
また、屋根部材Yが太陽光発電パネルとした場合においても上述した瓦の場合と同様に、その裏面のほぼ先端部側には前記固定桟木部材1の被係合部3に係脱可能に対向するほぼL状の係合部7を予め突出形成し、上述した瓦の場合と同様に、それぞれ一部が重合した状態で固定桟木部材1固止されるものである。
【0023】
ついで、上述のように構成された固定桟木部材1により、側壁構造体上に側壁部材Y1を敷設(固止)する場合について説明する。
【0024】
前述の、屋根部材Yと同様に、側壁部材Y1にはその裏面のほぼ先端部側には前記固定桟木部材1の被係合部3に係脱可能に対向するほぼL状の係合部7が予め突出形成されているもので、そこで、図3に示すように、各固定桟木部材1を、側壁構造体の下地材Wに対し、壁面の横方向に沿いかつ壁面の縦方向に対して少なくとも側壁部材Y1の敷設間隔に相当する間隔をおいてその固定片部4を当接させて釘T等の手段により固止する。
【0025】
この状態にあっては、被係合部3が上方に向き、弾力付与手段5が下方に向くように固止するものである。
【0026】
そして、当該固定桟木部材1と該固定桟木部材1の上位に位置される固定桟木部材1との間において、当該固定桟木部材1上に位置される側壁部材Y1の上端部を上位に位置される固定桟木部材1側の弾力付与手段5に押し付けてその弾力に抗して移動しながら係合部7を当該固定桟木部材1の被係合部3に係合して定置する。
【0027】
これによって、側壁部材Y1を当該固定桟木部材1に固止するものであり、その固止状態にあっては、該側壁部材Y1を上位に位置される固定桟木部材1側からその係合部7と被係合部3との係合方向に当て部材6を介して弾力付与手段5によって、常に弾力的に付勢されているので、確実かつ強固な固止状態を得るものである。
【0028】
上記のようにして、当該固定桟木部材1と該固定桟木部材1の上位に位置される固定桟木部材1との間において、各側壁部材Y1を壁面の横方向並びに縦方向に順次重合して固止して壁面構造体上に側壁部材Y1を敷設(固止)するものである。
【0029】
なお、施工後において、側壁部材Y1としての瓦を補修等する作業時にあっては、側壁部材Y1を前述のように弾力付与手段5に押し付けてその弾力に抗して移動しながらその係合部7を当該固定桟木部材1の被係合部3から解離することの作業によって、当該固定桟木部材1からの固止状態の解離を簡単かつ容易になし得るものである。
【0030】
なお、複数個の弾力付与手段5を圧縮ばね等から構成したが、これに代え、例えば、板ばね、ゴム等から構成してもよく、また、弾力付与手段5を固定桟木部材1側に設けたが、これに代えて、屋根部材Y又は側壁部材Y1の一方端面側に設けててもよく、この場合は、弾力付与手段5を板ばねから構成することが好ましい。
【0031】
さらに、図4に示すように、固定桟木部材1の弾力付与手段5側に弾性変形可能な挟持片部8を装設し、この挟持片部8により屋根部材Y又は側壁部材Y1の一方端面側を挟持する構成とすることもできる。また、固定桟木部材1自体の形状も図示のものに限定するものではなく、種々の形状に変更が可能である。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明にあっては、屋根構造体の下地材に対して屋根部材を取付けるの際し、その取付け時にあっては、屋根部材を弾性的な付勢力に抗してその係合部を固定桟木部材の被係合部に係合することによって、簡単かつ容易に固定桟木部材に対する固止ができ、その固止状態にあっては、前記係合部と被係合部との係合及び前記屋根部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢することによって、確実かつ強固な固止状態を得ることができ、補修等の作業時にあっては、取付け時と逆の作業によって、固定桟木部材からの固止状態の解離を簡単かつ容易にでき、屋根構造体の下地材に対して屋根部材を釘、ボルト、ナットを用いることなく、その作業性の合理化を図ることができる。
【0033】
また、請求項2に記載の発明にあっては、側壁構造体の下地材に対して側壁部材を取付けるの際し、その取付け時にあっては、側壁部材を弾性的な付勢力に抗してその係合部を固定桟木部材の被係合部に係合することによって、簡単かつ容易に固定桟木部材に対する固止ができ、その固止状態にあっては、前記係合部と被係合部との係合及び前記側壁部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢することによって、確実かつ強固な固止状態を得ることができ、補修等の作業時にあっては、取付け時と逆の作業によって、固定桟木部材からの固止状態の解離を簡単かつ容易にでき、側壁構造体の下地材に対して側壁部材を釘等を用いることなく、その作業性の合理化を図ることができる。
【0034】
さらに、請求項3に記載の発明にあっては、屋根構造体又は側壁構造体の下地材に屋根部材又は側壁部材を取付けるの際して、その取付け時にあっては、屋根部材又は側壁部材の係合部と固定桟木部材の被係合部との係合によって、簡単かつ容易に固定桟木部材に対する固止ができ、その固止状態にあっては、前記係合部と被係合部との係合及び前記屋根部材又は側壁部材を上位に位置される固定桟木部材側からその係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢して確実かつ強固な固止状態を得ることができ、補修等の作業時にあっては、取付け時と逆の作業によって、固定桟木部材からの固止状態の解離を簡単かつ容易にでき、釘、ボルト、ナットを用いることなく、その作業性の合理化を図ることができる。
【0035】
さらには、請求項4に記載した発明にあっては、固定桟木部材の本体部に設けた挟持辺によって、屋根部材又は側壁部材の端部を挟持することができ、屋根部材又は側壁部材の固止状態を一層確実かつ強固なになし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す固定桟木部材の一部破断斜視図である。
【図2】固定桟木部材と屋根部材との固止状態を示す側断面図である。
【図3】固定桟木部材と側壁部材との固止状態を示す側断面図である。
【図4】固定桟木部材の別例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 固定桟木部材
2 本体部
3 被係合部
5 弾力付与手段
7 係合部
Y 屋根部材
Y1 側壁部材
W 下地材

Claims (4)

  1. 屋根構造体上に敷設される屋根部材の取付け構造であって、
    該屋根部材の裏面には係合部が備えられ、
    この係合部が係脱する被係合部を形成した固定桟木部材を、前記屋根構造体の下地材に、屋根の桁行き方向に沿いかつ屋根の流れ方向に対して少なくとも屋根部材の敷設間隔に相当する間隔をおいて固止するとともに、
    該固定桟木部材の被係合部に対し屋根部材の係合部を前記屋根の下向き流れ方向への抜脱を阻止するように係合し、
    当該固定桟木部材に係止される屋根部材の下位に位置される屋根部材を、係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢するようにしたことを特徴とする屋根部材等の取付け構造。
  2. 側壁構造体の表面に敷設される側壁部材の取付け構造であって、
    該側壁部材の裏面には係合部が備えられ、
    この係合部に係脱する被係合部を取付けた固定桟木部材を、前記側壁構造体の下地材に、壁面の横方向に沿いかつ壁面の縦方向に対して少なくとも側壁部材の敷設間隔に相当する間隔をおいて固止するとともに、
    該固定桟木部材の被係合部に対し側壁部材の係合部を前記壁面の下向き方向への抜脱を阻止するように係合し、
    当該固定桟木部材に係止される側壁部材の下位に位置される側壁部材を、係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢するようにしたことを特徴とする側壁部材等の取付け構造。
  3. 屋根部材又は側壁部材等の取付け装置であって、
    屋根構造体の下地材又は側壁構造体の下地材に固止される固定桟木部材の本体部と、
    該本体部の上部位に形成されて屋根部材の裏面に形成された係合部又は側壁部材の裏面に形成された係合部が係脱可能に係合する被係合部と、
    当該固定桟木部材に係止される屋根部材又は側壁部材の下位に位置される屋根部材又は側壁部材を、係合部と被係合部との係合方向に弾力的に付勢する弾力付勢手段と、
    を備えてなる屋根部材又は側壁部材等の取付け装置。
  4. 請求項3記載の屋根部材又は側壁部材等の取付け装置であって、固定桟木部材の本体部には、当該固定桟木部材に係止される屋根部材又は側壁部材の下位に位置される屋根部材又は側壁部材の端部を挟持する挟持片を設けたことを特徴とする屋根部材又は側壁部材等の取付け装置。
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