JP2004196961A - シート用洗剤及びシートの洗浄方法 - Google Patents

シート用洗剤及びシートの洗浄方法 Download PDF

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Hideaki Tojo
英明 東条
Kenji Yamashita
憲二 山下
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RINREI WAX CO
Honda Motor Co Ltd
Rinrei Wax Co Ltd
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RINREI WAX CO
Honda Motor Co Ltd
Rinrei Wax Co Ltd
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Abstract

【課題】洗浄性に優れ、しかも洗浄されたシートが短時間で乾燥し使用可能となるシート用洗剤及びシートの洗浄方法を提供する。
【解決手段】シート用洗剤を、使用時の表面張力が30mN/m以上70mN/m以下に設定した液状の洗剤とし、この液状の洗剤を発泡させて、泡状洗剤をシートの被洗浄面に付着させ、ブラッシングした後、汚水をバキューマーで吸引除去する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート表面についた汚れを除去し、洗浄後短時間で使用に供することの出来るシート用洗剤及び該洗剤を使用したシートの洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車等の車両用のシートやオフィス等で使用されるシートの洗浄として、一般に液状の洗剤が使用され、液状の洗剤をシート表面に吹き付けてブラッシング等によりシート表面の汚れを落とした後、汚水を洗い流し、或いはバキューマーで吸引除去するといった方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、他の方法として、シート表面に洗浄水を吹き付けてシート表面の汚れをシート表面から剥離させ、直ちに汚水をバキューマーで吸引除去するといった方法が知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−11258号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の液状の洗剤を使用したシートの洗浄方法によれば、洗浄時に多量の洗剤分、水分がシート素地に入り込み、乾燥して使用可能なまでに長時間かかり、特に、繊維製のシートである場合、乾燥までに長時間を要するといった問題があった。また、シート表面に洗浄水を吹き付け、汚水をバキューマーで吸引除去するといった方法では、前者の洗浄方法に比べ、洗浄時における水分のシート素地への入り込みが少なく、乾燥までの時間も短縮されるものの、洗浄性に劣るといった問題があった。このため、特に、使用頻度が高く、そして美麗さが求められる自動車等の車両用のシートやオフィス等で使用されるシートの洗浄方法としては、前者は長時間使用が制限され、不便を余儀なくされ、また、後者は満足する美麗さが得難いものとなっている。
【0006】
本発明は、洗浄性に優れ、しかも洗浄されたシートが短時間で乾燥し使用可能となるシート用洗剤及びシートの洗浄方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート用洗剤は、発泡させて使用される液状の洗剤であって、使用時の表面張力が30mN/m以上70mN/m以下であることを特徴とする。
【0008】
このように、液状の洗剤の使用時の表面張力が30mN/m以上70mN/m以下であると、十分な発泡性と泡保持性が得られ、液状の洗剤を発泡させた泡状洗剤をシートの被洗浄面に付着させて洗浄したとき、十分な洗浄性が得られるとともに、シート素地への洗剤分、水分の浸透する量が抑制されシートの乾燥時間が早くなり、洗浄後短時間で使用に供することを可能にする。
【0009】
液状の洗剤の使用時の表面張力が30mN/m未満であると、泡保持性が弱く、直ぐに破泡して液状になり、シート素地への浸透性が早くなり、シートの乾燥時間が長くかかることになる。また、70mN/m以上であると、十分な洗浄効果が得られない。
【0010】
本発明に係るシートの洗浄方法は、使用時の表面張力を30mN/m以上70mN/m以下となるように設定した液状の洗剤を発泡させて、泡状洗剤をシートの被洗浄面に付着させ、ブラッシングした後、汚水をバキューマーで吸引除去することを特徴とする。
【0011】
このように使用時の表面張力を30mN/m以上70mN/m以下となるように設定した液状の洗剤を発泡させて、泡状洗剤をシートの被洗浄面に付着させることにより、シートの被洗浄面に付着した泡状洗剤は泡の状態を保ちシート素地への洗剤分、水分の浸透する量が抑制され、かかる状態でブラッシングすることにより、破泡した洗剤がシートの被洗浄面の汚れを落とし、この後汚水をバキューマーで吸引除去するので、シートの被洗浄面の汚れを効果的に落とし美麗なシートの洗浄面を得ることができるとともに、シート素地への洗剤分、水分の浸透する量が抑制され、浸透量を少なくすることができるので、シートの乾燥時間が早くなり、洗浄後短時間で使用に供することを可能にする。
【0012】
また、前記ブラッシングした後、汚水をバキューマーで吸引除去するに際し、清水を被洗浄面に濯ぎながら汚水をバキューマーで吸引除去すると、シートの被洗浄面の汚れを一層効果的に除去すことができ、より一層美麗なシートの洗浄面を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るシート用洗剤及び洗浄方法の実施の形態の一例を説明する。
【0014】
本発明に係るシート用洗剤は、発泡させて使用される液状の洗剤であって、使用時の表面張力が30mN/m以上70mN/m以下である。前記洗剤は、使用時の表面張力が30mN/m以上70mN/m以下であるかぎり、その成分にあっては特に限定されるものではない。
【0015】
本発明に係るシートの洗浄方法は、使用時の表面張力を30mN/m以上70mN/m以下となるように設定した液状の洗剤を発泡させて、泡状洗剤をシートの被洗浄面に付着させる。このときの泡状洗剤は、上側にあるできるだけ軽い、即ち水分の少ない泡状洗剤を使用する。水分の少ない泡状洗剤を使用することにより、シート素地への洗剤分、水分の浸透する量をより効果的に抑制することができ、浸透量を少なくすることができる。
【0016】
泡状洗剤をシートの被洗浄面に付着させたら、ブラッシングする。ブラッシングにあっては、シート材質を傷めることの少ない材質の毛をつけたブラシを所定のトルクで回転させてシートの被洗浄面を擦ることにより行う。ブラッシングのトルクは10kg以下が好ましい。このブラッシングにより、シートの被洗浄面に付着した前記泡状洗剤が破泡し、シートの被洗浄面がブラシで擦られることにより、シートの被洗浄面の汚れが落とされる。
【0017】
ブラッシングした後、汚水をバキューマーで吸引除去する。この汚水をバキューマーで吸引除去するに際し、清水を被洗浄面に濯ぎながら汚水をバキューマーで吸引除去するとよい。前記バキューマーにあっては、真空圧で2000mmHq前後で吸引することが好ましい。1500mmHq以下であると洗浄液の吸引力が弱く、シートへの浸透が多くなって乾燥時間が長くなり、また2500mmHq以下であると吸引力が強すぎて、シート材質を傷めてしまうおそれがある。
【0018】
前記のように、シートの被洗浄面に泡状洗剤を付着させブラッシングすることによって、シートの被洗浄面の洗浄性を高めることができるとともに、泡状洗剤を使用し、洗浄後速やかにバキューマーを使用して汚水を回収することで、洗浄液の浸透が最低限に抑えられシート使用可能までの時間が大幅に短縮可能となった。
【0019】
【実施例】
次に、本発明の実施例及び比較例を挙げて本発明の特徴について例証する。但し、本発明はこれらの実施例及び比較例によって何等限定されるものではない。
【0020】
[実施例1]
ラウリル硫酸ソーダ 7重量%
αオレフィンスルフォン酸ソーダ 3重量%
アルコール系溶剤 5重量%
グリコールエーテル類 1重量%
水 残り
希釈倍率 10倍
表面張力(mN/m) 30
[実施例2]
ラウリル硫酸ソーダ 7重量%
αオレフィンスルフォン酸ソーダ 3重量%
アルコール系溶剤 5重量%
グリコールエーテル類 1重量%
水 残り
希釈倍率 150倍
表面張力(mN/m) 40
[実施例3]
ラウリル硫酸ソーダ 7重量%
αオレフィンスルフォン酸ソーダ 3重量%
アルコール系溶剤 5重量%
グリコールエーテル類 1重量%
水 残り
希釈倍率 200倍
表面張力(mN/m) 70
[実施例4]
ラウリル硫酸ソーダ 5重量%
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
グリコール系溶剤 10重量%
STPP 3重量%
水 残り
希釈倍率 20倍
表面張力(mN/m) 43
[実施例5]
ラウリル硫酸ソーダ 5重量%
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
グリコール系溶剤 10重量%
STPP 3重量%
水 残り
希釈倍率 100倍
表面張力(mN/m) 50
[実施例6]
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
STPP 5重量%
水 残り
希釈倍率 30倍
表面張力(mN/m) 60
[実施例7]
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
STPP 3重量%
アルコール系溶剤 5重量%
グリコールエーテル類 5重量%
水 残り
希釈倍率 70倍
表面張力(mN/m) 40
[実施例8]
ラウリル硫酸ソーダ 0.1重量%
ケイ酸ソーダ 2重量%
水 残り
希釈倍率 5倍
表面張力(mN/m) 35
[比較例1]
ラウリル硫酸ソーダ 7重量%
αオレフィンスルフォン酸ソーダ 3重量%
アルコール系溶剤 5重量%
グリコールエーテル類 1重量%
水 残り
希釈倍率 2倍
表面張力(mN/m) 28
[比較例2]
ラウリル硫酸ソーダ 7重量%
αオレフィンスルフォン酸ソーダ 3重量%
アルコール系溶剤 5重量%
グリコールエーテル類 1重量%
水 残り
希釈倍率 300倍
表面張力(mN/m) 72
[比較例3]
ラウリル硫酸ソーダ 5重量%
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
グリコール系溶剤 10重量%
STPP 3重量%
水 残り
希釈倍率 2倍
表面張力(mN/m) 28
[比較例4]
ラウリル硫酸ソーダ 5重量%
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
グリコール系溶剤 10重量%
STPP 3重量%
水 残り
希釈倍率 250倍
表面張力(mN/m) 71
[比較例5]
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
STPP 5重量%
水 残り
希釈倍率 2倍
表面張力(mN/m) 29
[比較例6]
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
STPP 5重量%
水 残り
希釈倍率 100倍
表面張力(mN/m) 73
[比較例7]
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
STPP 3重量%
アルコール系溶剤 5重量%
グリコールエーテル類 5重量%
水 残り
希釈倍率 5倍
表面張力(mN/m) 28
[比較例8]
脂肪酸ジエタノールアミド 2重量%
STPP 3重量%
アルコール系溶剤 5重量%
グリコールエーテル類 5重量%
水 残り
希釈倍率 200倍
表面張力(mN/m) 71
[比較例9]
ラウリル硫酸ソーダ 0.1重量%
ケイ酸ソーダ 2重量%
水 残り
希釈倍率 30倍
表面張力(mN/m) 72
<試験項目及び試験方法>
実施例1〜8、比較例1〜9で調整された液状の洗剤を発泡させて、布製シートの被洗浄面に泡状洗剤を付着させ、トルクを10kg以下とした回転式の洗浄機を使用して、シート材質を傷めることの少ない材質の毛をつけたブラシにより、直ちにブラッシングを開始し、30秒間ブラッシングした後、真空圧で2000mmHqでバキューミングして、シートの乾燥時間と洗浄性を試験した。
【0021】
<試験項目の評価方法>
乾燥時間にあっては、バキューミング後、指触にて乾燥状態を0.5時間毎に確認して乾燥時間を評価した。また、洗浄性にあっては、乾燥後シート表面を目視により観察して洗浄性を評価した。
【0022】
これらの試験結果を表1に示した。表中、乾燥時間の「◎」はバキューミング後30分以内で乾燥状態が得られたものを、「○」は1時間以内で乾燥状態が得られたものを、「×」はバキューミング後1時間以内で乾燥状態が得られなかったものを示している。また、表中、洗浄性の「◎」は汚れ落ちが非常に良好なものを、「○」は汚れ落ちが良好なものを、「×」は汚れ落ちにむらがあるものを示している。
【0023】
【表1】
Figure 2004196961
試験の結果、本発明の実施例では、シートの汚れ落ちが良好で、かつ洗浄後1時間以内でシートの乾燥状態が得られた。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るシート用洗剤及び洗浄方法によれば、シートの洗浄性に優れ、しかも洗浄されたシートが短時間で乾燥し使用可能となることができ、特に、使用頻度が高く、そして美麗さが求められる自動車等の車両用のシートやオフィス等で使用されるシートの洗浄に最適である。

Claims (3)

  1. 発泡させて使用される液状の洗剤であって、使用時の表面張力が30mN/m以上70mN/m以下であることを特徴とするシート用洗剤。
  2. 使用時の表面張力を30mN/m以上70mN/m以下となるように設定した液状の洗剤を発泡させて、泡状洗剤をシートの被洗浄面に付着させ、ブラッシングした後、汚水をバキューマーで吸引除去することを特徴とするシートの洗浄方法。
  3. 使用時の表面張力を30mN/m以上70mN/m以下となるように設定した液状の洗剤を発泡させて、泡状洗剤をシートの被洗浄面に付着させ、ブラッシングした後、清水を被洗浄面に濯ぎながら汚水をバキューマーで吸引除去することを特徴とするシートの洗浄方法。
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