JP2004195593A - フラップ式研磨ロール - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの研磨ロール中で、外周寄りに比べて中心部の研磨材の配列密度が高く、ロールの磨耗により研磨力が低下し、ワークにも悪影響を与えていた。
【解決手段】本件出願のフラップ式研磨ロール2は、心材1の外周に、不織布製のシート状の研磨材3を多数枚、放射状に配置してロール状に形成したものであり、該研磨材3の配列密度を、心材側を粗く、外周側を密としたものである。また、配置した幅の広い研磨材間の外周寄りに、幅の狭い研磨材3を配置したり、幅の狭い研磨材3を二枚以上幅の広いものから狭いものの順に配置して、それら研磨材3の外周面を揃えることもできる。また、研磨材3の肉厚を、心材側を肉薄に、外周側を肉厚とすることもできる。また、研磨材3に砥粒、発泡剤5を含ませ、発泡剤の発泡により当該研磨材3を接合したり、接着剤で接着したり、縫製したり、さらには縫合した研磨材3を発泡剤により研磨材を接合することもできる。
【選択図】 図1
【解決手段】本件出願のフラップ式研磨ロール2は、心材1の外周に、不織布製のシート状の研磨材3を多数枚、放射状に配置してロール状に形成したものであり、該研磨材3の配列密度を、心材側を粗く、外周側を密としたものである。また、配置した幅の広い研磨材間の外周寄りに、幅の狭い研磨材3を配置したり、幅の狭い研磨材3を二枚以上幅の広いものから狭いものの順に配置して、それら研磨材3の外周面を揃えることもできる。また、研磨材3の肉厚を、心材側を肉薄に、外周側を肉厚とすることもできる。また、研磨材3に砥粒、発泡剤5を含ませ、発泡剤の発泡により当該研磨材3を接合したり、接着剤で接着したり、縫製したり、さらには縫合した研磨材3を発泡剤により研磨材を接合することもできる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は多数枚の研磨材が心材の外周に縦向きに配設されてロール状に設けられたフラップ式研磨ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板の製造工程においては、メッキやエッチングによる配線パターンの形成前後にその表面を研磨して整面している。プリント基板はスルーホールのダレやバリを除去するためにも表面研磨している。また、プリント基板以外にも、銅・アルミニウム・樹脂といった各種素材からなる板材も表面研磨が行われることがある。このような研磨を行う研磨ロールの一つとしてフラップ式研磨ロールがある。この研磨ロールは図6に示すように、円筒状の心材Aの外周に不織布製のシート状の研磨材Bが放射状に配置され、その不織布に含まれている発泡剤Cを発泡させて研磨材BをロールDにしてある。
【0003】
フラップ式研磨ロールは図7のようにロールDの外周面Eをワークの表面に押し付けながら回転させてワーク(例えば基板)の表面を研磨することができる。この場合、放射状に配置されている研磨材Bが弾性を有するため、研磨材Bの先端部Fが回転に伴って揺れてワークGの表面にソフトに接触し、ワークの表面形状や凹凸に追従してワークGを表面研磨する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のフラップ式研磨ロールは図6に示すように同じ厚さ、幅、長さのシート状の研磨材Bが放射状に配置されているため、研磨材Bの配列密度が外周面E寄りに比べて心材A寄りが密になっている。このため、使用によってロールDが磨耗してロール径が小さくなると、研磨材Bの配列密度の高い心材A寄りの部分がワークに接触する。これにより次のような課題が発生していた。
(1)研磨具の外径が小さくなるためロールDの周速が小さくなり、研磨能力が低下する。研磨能力の低下を補うためにロールをワークに強く押し付けるとロールとワークの接触抵抗が大きくなってワークが損傷し易くなる。ワークがプリント基板の場合は回路パターンが変形したり、剥離したり、切断したりすることもある。近年は小型化、高密度化のために回路パターンが細くなったり密になったりしているため、回路パターンが変形したり、剥離したり、切断したりし易い。
(2)回路パターンが変形したり、剥離したり、切断したりすると、基板を積層して積層基板を作る場合に回路パターンが合わなくなり、使用不可となる。
(3)ワークに無理が掛からないようにするためには、ワークへのロールDの接触を弱くしてワークを数回繰り返し研磨することが考えられるが、そのようにすると作業能率が悪くなり、コスト高になる。
(4)研磨材Bの先端部Fが揺れにくくなるため、外周面Eがワーク表面の凹凸に追随しにくくなり、ワークの微細部分の研磨が不十分になり易い。
(5)研磨材Bの先端部Fが揺れにくくなると、研磨屑が隣接する研磨材B間に入り込みにくくなるとか、研磨材B間に入り込んだ研磨屑が研磨材Bから逃げにくくなり、研磨材Bが目詰まりし、研磨力が低下する。そのため研磨能力があまり低下しないうち(ロール径の大きいうち)に新たな研磨ロールと交換しなければならず、研磨ロールの無駄が多くなり、不経済である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は研磨ロールの径が小さくなっても研磨材の配列密度が一定であり、ワークに無理な負担を掛けずにワークを研磨することができ、前記課題を一掃することができるフラップ式研磨ロールを提供することにある。
【0006】
本件出願のフラップ式研磨ロールは、心材の外周に、不織布製のシート状の研磨材が多数枚放射状に配置されてロール状に形成されたフラップ式研磨ロールにおいて、研磨材の放射状の配列密度を、心材側を粗く、外周側を密にしたものである。この場合、放射状に配置された幅の広い研磨材の間の外周寄りに幅の狭い研磨材を配置し、それら研磨材の外周面を揃えることにより、研磨材の配列密度を心材側が粗く、外周側を密にすることができる。また、放射状に配置された幅の広い研磨材間の外周寄りに幅の狭い研磨材を二枚以上配置し、二枚以上の研磨材を広いものから狭いものの順に配置して、研磨材の配列密度を心材側が粗く、外周側が密となるようにすることもできる。或いは、心材の外周に、心材側が肉薄で外周側の研磨材を、心材側を粗、外周側を密にして放射状に配置することもできる。放射状に配置されたシート状の研磨材に含ませた発泡剤を発泡させて当該研磨材をロール状に成形することができる。この場合、研磨材に砥粒を含ませることができる。放射状に配置されたシート状の研磨材を接着剤で接着してロール状に成形することもできる。この場合も研磨材に砥粒を含ませることができる。放射状に配置されたシート状の研磨材を縫合してロール状に成形することもできる。この場合、研磨材に砥粒と発泡剤を含ませ、発泡剤を発泡させて研磨材を接合させてロール状に成形することもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明のフラップ式研磨ロールの実施形態の一例を図1〜図3に基づいて説明する。図1のフラップ式研磨ロールは円筒状の心材1の外周にロール2を設けてある。心材1は硬質樹脂とか他の硬質材で円筒状に成形されている。
【0008】
前記ロール2は図2に示すように、厚さWが同じで、幅Lの異なる三枚のシート状の研磨材3を、幅Lの広い研磨材3から狭い研磨材3の順に重ねて配列し、三枚の研磨材3の外側端面4を揃えて配列して三枚一組とし、この三枚一組の配列を繰り返して図1のように心材1の全周に放射状に配列し、研磨材3の配列密度を心材1側が粗く、外周側が密になるようにしてある。研磨材3は研磨砥粒と発泡剤5とを含み、発泡剤5の発泡により接着してロール2に成形されている。
【0009】
各研磨材3は砥粒、例えば、シリコンカーバイトと、短繊維とをバインダー(樹脂)で固着させた不織布製である。砥粒の種類や粒径、短繊維の種類や長さには特に限定はなく、用途に適したものを適宜選択することができる。短繊維が短過ぎると互いの短繊維同士の絡み合いが弱くなって不織布の強度や耐久性が劣り、短繊維が長過ぎるとバインダー用の樹脂との混合が不十分となって不織布の均質性が損なわれるため、短繊維の種類や長さを決定するのが望ましい。
【0010】
(使用例)
本発明のフラップ式研磨ロールは、従来からのこの種のフラップ式研磨ロールと同様に、図3(a)のように、ロール2の外周面をワークGの表面に押し付けながら回転させて、ワークGの表面を研磨する。この場合、ロール2を構成する研磨材3の先端部が回転に伴ってワークGの凹凸に応じて捩れ、凹凸を通過すると反発して元に戻る。この捩れと復元の繰り返し(揺れ)によってワークGへの追従性が向上し、ワークGの表面に存在する凹凸、スルーホールの周縁や内面等がむらなく均一に研磨される。
【0011】
本発明のフラップ式研磨ロールのロール2は使用により磨耗する。三枚一組の研磨材3のうち最も幅の狭い研磨材3が磨耗して消失すると、図3(b)に示すように最も幅の広い研磨材3と二番目に幅の広い研磨材3との外周面がワークGに接触してワークGを研磨する。ロール2が更に磨耗してに三枚一組の研磨材3のうち二番目に幅の広い研磨材3まで磨耗して消失すると、図3(c)に示すように最も幅の広い研磨材3だけがワークGに接触してワークGを研磨する。図3(c)のようにロール2が磨耗すると、研磨材3の幅が狭くなってロール2の外径が小さくなる。しかし、本発明のフラップ式研磨ロールのロール2は、心材1寄りの研磨材3の密度が粗になっているため、夫々の研磨材3の弾力性が確保され、研磨材3の先端部の揺れが確保され、ワークGの表面へソフトに接触する事ができる。
【0012】
(実施の形態2)
本発明のフラップ式研磨ロールの実施形態の他の例を図4に基づいて説明する。図4は三枚の研磨材3の他の配列例であり、最も幅の広い研磨材3の片面に二番目に幅の広い研磨材3を配置し、他方の片面に最も幅の狭い研磨材3を配置して三枚一組とし、しかも、三枚の研磨材3の外周面を揃えて配置してある。本発明では図4の配列を繰り返して心材1の全周に放射状に配置することにより、研磨材3の配列密度を心材1側が粗く、外周側が密になるようにすることもできる。
【0013】
(実施の形態3)
本発明のフラップ式研磨ロールは研磨材3を二枚以上であれば任意の枚数を一組として配列することができる。図5に五枚一組とする場合を示す。これは最も幅の広い研磨材3の両面に二番目に幅の広い研磨材を配置し、その外側に最も幅の狭い研磨材3を配置したものである。本発明では図5の配列を繰り返して心材1の全周に放射状に配置することにより、研磨材3の配列密度を心材1側が粗く、外周側が密になるようにすることもできる。この場合は研磨材3の枚数が多いため、各研磨材3の肉厚を薄目にして、研磨材3の心材1側の配列密度が必要以上に粗くならないようにするのが望ましい。
【0014】
(実施の形態4)
研磨材3の配列は、前記実施形態1〜3に記載の配列には限られない。例えば、幅の広いものの間に幅の狭いものを配置したりすることもできる。本発明の研磨材3はその配列密度、ロール2の外径、形状等に合わせて、枚数を変えたり、肉厚や幅の異なるものを使用したりすることができる。
【0015】
放射状に配列した研磨材3は接着剤で接着してロール状に成形することもできる。この場合も、必要に応じて、不織布製の研磨材3に砥粒を含ませることができる。研磨材3は縫合してロール状に成形することもできる。研磨材3の縫合箇所は任意に選択することができる。縫合箇所は一箇所に限らず、例えば、図5に仮想線aで示すように二箇所以上とすることもできる。この場合も、必要であれば、不織布製の研磨材3に砥粒や発泡剤を含ませ、発泡剤を発泡させて研磨材3を接合することもできる。
【0016】
【発明の効果】
本件出願の請求項1のフラップ式研磨ロールは、研磨材の配列密度を、心材寄りが粗、外周寄りが密になるようにしてあるため、ロールが磨耗する前も、使用により磨耗しても、研磨材の弾性が確保され、ワークに接触して回転する研磨材は回転に伴って振れることができ、次のような効果がある。
(1)磨耗してもワークへの研磨材の追従性が低下せず、ワークを十分に研磨することができ、ワークに凹凸があっても均一に研磨することができ、研磨ムラが出にくくなる。また、ワークを2回研磨する必要も無いため、研磨作業の効率も良くなる。
(2)磨耗しても研磨材がワークへソフトに接触するため、ロールをワークに強く押し付けなくともワークを十分に研磨することができ、ワークへの接触抵抗が小さくなって、ワークが損傷しにくくなる。ワークがプリント基板の場合は、回路パターンが剥離したり、浮いたり、切断したりすることが殆どない。このため、基板を積層して積層基板を作る場合に回路パターンが合わなくなることも殆ど無い。このため研磨に起因するワークの不良が殆ど無く、歩留まりが向上し、コストの低減にも役立つ。
(3)ロールの外径が小さくなるまで使用できるので、従来のフラップ式研磨ロールに比べて無駄が少なく、コストダウンにもつながる。
(4)研磨材の配列密度が中心側は粗いため、研磨ロールが心材付近まで擦り減っても研磨材間に入り込んだ砥粒や研磨屑が回転中に自動的に逃げ出すことができ、目詰まりしない。
【0017】
本件出願の請求項2のフラップ式研磨ロールは、幅の異なる研磨材を組み合わせて放射状に配置するので、上記の各効果に加えて、次のような効果もある。
(1)使用する研磨材の枚数、幅、肉厚、組み合わせ等を変えることによって研磨材の配列密度を調整することができ、ロールの径やワークに合わせてロールの密度を手軽に調節することができる。
【0018】
本件出願の請求項3のフラップ式研磨ロールは、心材の外周に放射状に配置された幅の広い研磨材の間の外周寄りに、幅の狭い研磨材を2枚以上配置し、2枚以上の研磨材は広いものから狭いものの順に配置して、研磨材の配列密度が、心材側が粗く、外周側が密となるようにしたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)研磨材の配列が規則正しくなり、ワークへのロール全周の接触圧が均一になり、研磨ムラが発生しにくくなる。
【0019】
本件出願の請求項4のフラップ式研磨ロールは、心材の外周の周方向に配置された研磨材の肉厚が、心材側が薄く、外周側が厚く形成され、その研磨材が心材側を粗、外周側を密にして放射状に配置したので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)複数枚の研磨材を組み合わせる面倒がなく、フラップ式研磨ロールの製作が容易になる。
【0020】
本件出願の請求項5のフラップ式研磨ロールは、放射状に配置されたシート状の研磨材が砥粒、発泡剤を含み、発泡剤の発泡により当該研磨材がロール状に成形されたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)多数枚の研磨材の接合が容易になり、多数枚の研磨材をロールに成形し易い。
【0021】
本件出願の請求項6のフラップ式研磨ロールは、放射状に配置されたシート状の研磨材が接着剤で接着されてロール状に成形されたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)多数枚の研磨材の接合が容易になり、多数枚の研磨材をロールに成形し易い。
【0022】
本件出願の請求項7のフラップ式研磨ロールは、放射状に配置されたシート状の研磨材が縫合されてロール状に成形されたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)多数枚の研磨材の接合が容易になり、多数枚の研磨材をロールに成形し易い。また、研磨材が硬く固まらないため研磨材の外周寄りが揺れ易くなり、ワークへの接触がソフトになる。
【0023】
本件出願の請求項8のフラップ式研磨ロールは、縫合された研磨材を発泡剤で接合してロール状に成形されたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)多数枚の研磨材の接合が確実になり、多数枚の研磨材をロールに成形し易い。また、発泡剤の量を調節することによりロールの硬度を調節することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラップ式研磨具の実施形態の一例を示す断面斜視図。
【図2】図1に示すフラップ式研磨具の、三枚の研磨材の配列例を示す斜視図。
【図3】(a)〜(c)は、図1に示すフラップ式研磨具の使用の様子を示す説明図。
【図4】本発明のフラップ式研磨具の、三枚の研磨材の他の配列例を示す斜視図。
【図5】本発明のフラップ式研磨具の、五枚の研磨材の他の配列例を示す斜視図。
【図6】従来のフラップ式研磨具を示す断面斜視図。
【図7】図6に示すフラップ式研磨具の使用の様子を示す説明図。
【符号の説明】
1 心材
2 ロール
3 研磨材
4 外側端面
5 発泡材
【発明の属する技術分野】
本発明は多数枚の研磨材が心材の外周に縦向きに配設されてロール状に設けられたフラップ式研磨ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板の製造工程においては、メッキやエッチングによる配線パターンの形成前後にその表面を研磨して整面している。プリント基板はスルーホールのダレやバリを除去するためにも表面研磨している。また、プリント基板以外にも、銅・アルミニウム・樹脂といった各種素材からなる板材も表面研磨が行われることがある。このような研磨を行う研磨ロールの一つとしてフラップ式研磨ロールがある。この研磨ロールは図6に示すように、円筒状の心材Aの外周に不織布製のシート状の研磨材Bが放射状に配置され、その不織布に含まれている発泡剤Cを発泡させて研磨材BをロールDにしてある。
【0003】
フラップ式研磨ロールは図7のようにロールDの外周面Eをワークの表面に押し付けながら回転させてワーク(例えば基板)の表面を研磨することができる。この場合、放射状に配置されている研磨材Bが弾性を有するため、研磨材Bの先端部Fが回転に伴って揺れてワークGの表面にソフトに接触し、ワークの表面形状や凹凸に追従してワークGを表面研磨する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のフラップ式研磨ロールは図6に示すように同じ厚さ、幅、長さのシート状の研磨材Bが放射状に配置されているため、研磨材Bの配列密度が外周面E寄りに比べて心材A寄りが密になっている。このため、使用によってロールDが磨耗してロール径が小さくなると、研磨材Bの配列密度の高い心材A寄りの部分がワークに接触する。これにより次のような課題が発生していた。
(1)研磨具の外径が小さくなるためロールDの周速が小さくなり、研磨能力が低下する。研磨能力の低下を補うためにロールをワークに強く押し付けるとロールとワークの接触抵抗が大きくなってワークが損傷し易くなる。ワークがプリント基板の場合は回路パターンが変形したり、剥離したり、切断したりすることもある。近年は小型化、高密度化のために回路パターンが細くなったり密になったりしているため、回路パターンが変形したり、剥離したり、切断したりし易い。
(2)回路パターンが変形したり、剥離したり、切断したりすると、基板を積層して積層基板を作る場合に回路パターンが合わなくなり、使用不可となる。
(3)ワークに無理が掛からないようにするためには、ワークへのロールDの接触を弱くしてワークを数回繰り返し研磨することが考えられるが、そのようにすると作業能率が悪くなり、コスト高になる。
(4)研磨材Bの先端部Fが揺れにくくなるため、外周面Eがワーク表面の凹凸に追随しにくくなり、ワークの微細部分の研磨が不十分になり易い。
(5)研磨材Bの先端部Fが揺れにくくなると、研磨屑が隣接する研磨材B間に入り込みにくくなるとか、研磨材B間に入り込んだ研磨屑が研磨材Bから逃げにくくなり、研磨材Bが目詰まりし、研磨力が低下する。そのため研磨能力があまり低下しないうち(ロール径の大きいうち)に新たな研磨ロールと交換しなければならず、研磨ロールの無駄が多くなり、不経済である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は研磨ロールの径が小さくなっても研磨材の配列密度が一定であり、ワークに無理な負担を掛けずにワークを研磨することができ、前記課題を一掃することができるフラップ式研磨ロールを提供することにある。
【0006】
本件出願のフラップ式研磨ロールは、心材の外周に、不織布製のシート状の研磨材が多数枚放射状に配置されてロール状に形成されたフラップ式研磨ロールにおいて、研磨材の放射状の配列密度を、心材側を粗く、外周側を密にしたものである。この場合、放射状に配置された幅の広い研磨材の間の外周寄りに幅の狭い研磨材を配置し、それら研磨材の外周面を揃えることにより、研磨材の配列密度を心材側が粗く、外周側を密にすることができる。また、放射状に配置された幅の広い研磨材間の外周寄りに幅の狭い研磨材を二枚以上配置し、二枚以上の研磨材を広いものから狭いものの順に配置して、研磨材の配列密度を心材側が粗く、外周側が密となるようにすることもできる。或いは、心材の外周に、心材側が肉薄で外周側の研磨材を、心材側を粗、外周側を密にして放射状に配置することもできる。放射状に配置されたシート状の研磨材に含ませた発泡剤を発泡させて当該研磨材をロール状に成形することができる。この場合、研磨材に砥粒を含ませることができる。放射状に配置されたシート状の研磨材を接着剤で接着してロール状に成形することもできる。この場合も研磨材に砥粒を含ませることができる。放射状に配置されたシート状の研磨材を縫合してロール状に成形することもできる。この場合、研磨材に砥粒と発泡剤を含ませ、発泡剤を発泡させて研磨材を接合させてロール状に成形することもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明のフラップ式研磨ロールの実施形態の一例を図1〜図3に基づいて説明する。図1のフラップ式研磨ロールは円筒状の心材1の外周にロール2を設けてある。心材1は硬質樹脂とか他の硬質材で円筒状に成形されている。
【0008】
前記ロール2は図2に示すように、厚さWが同じで、幅Lの異なる三枚のシート状の研磨材3を、幅Lの広い研磨材3から狭い研磨材3の順に重ねて配列し、三枚の研磨材3の外側端面4を揃えて配列して三枚一組とし、この三枚一組の配列を繰り返して図1のように心材1の全周に放射状に配列し、研磨材3の配列密度を心材1側が粗く、外周側が密になるようにしてある。研磨材3は研磨砥粒と発泡剤5とを含み、発泡剤5の発泡により接着してロール2に成形されている。
【0009】
各研磨材3は砥粒、例えば、シリコンカーバイトと、短繊維とをバインダー(樹脂)で固着させた不織布製である。砥粒の種類や粒径、短繊維の種類や長さには特に限定はなく、用途に適したものを適宜選択することができる。短繊維が短過ぎると互いの短繊維同士の絡み合いが弱くなって不織布の強度や耐久性が劣り、短繊維が長過ぎるとバインダー用の樹脂との混合が不十分となって不織布の均質性が損なわれるため、短繊維の種類や長さを決定するのが望ましい。
【0010】
(使用例)
本発明のフラップ式研磨ロールは、従来からのこの種のフラップ式研磨ロールと同様に、図3(a)のように、ロール2の外周面をワークGの表面に押し付けながら回転させて、ワークGの表面を研磨する。この場合、ロール2を構成する研磨材3の先端部が回転に伴ってワークGの凹凸に応じて捩れ、凹凸を通過すると反発して元に戻る。この捩れと復元の繰り返し(揺れ)によってワークGへの追従性が向上し、ワークGの表面に存在する凹凸、スルーホールの周縁や内面等がむらなく均一に研磨される。
【0011】
本発明のフラップ式研磨ロールのロール2は使用により磨耗する。三枚一組の研磨材3のうち最も幅の狭い研磨材3が磨耗して消失すると、図3(b)に示すように最も幅の広い研磨材3と二番目に幅の広い研磨材3との外周面がワークGに接触してワークGを研磨する。ロール2が更に磨耗してに三枚一組の研磨材3のうち二番目に幅の広い研磨材3まで磨耗して消失すると、図3(c)に示すように最も幅の広い研磨材3だけがワークGに接触してワークGを研磨する。図3(c)のようにロール2が磨耗すると、研磨材3の幅が狭くなってロール2の外径が小さくなる。しかし、本発明のフラップ式研磨ロールのロール2は、心材1寄りの研磨材3の密度が粗になっているため、夫々の研磨材3の弾力性が確保され、研磨材3の先端部の揺れが確保され、ワークGの表面へソフトに接触する事ができる。
【0012】
(実施の形態2)
本発明のフラップ式研磨ロールの実施形態の他の例を図4に基づいて説明する。図4は三枚の研磨材3の他の配列例であり、最も幅の広い研磨材3の片面に二番目に幅の広い研磨材3を配置し、他方の片面に最も幅の狭い研磨材3を配置して三枚一組とし、しかも、三枚の研磨材3の外周面を揃えて配置してある。本発明では図4の配列を繰り返して心材1の全周に放射状に配置することにより、研磨材3の配列密度を心材1側が粗く、外周側が密になるようにすることもできる。
【0013】
(実施の形態3)
本発明のフラップ式研磨ロールは研磨材3を二枚以上であれば任意の枚数を一組として配列することができる。図5に五枚一組とする場合を示す。これは最も幅の広い研磨材3の両面に二番目に幅の広い研磨材を配置し、その外側に最も幅の狭い研磨材3を配置したものである。本発明では図5の配列を繰り返して心材1の全周に放射状に配置することにより、研磨材3の配列密度を心材1側が粗く、外周側が密になるようにすることもできる。この場合は研磨材3の枚数が多いため、各研磨材3の肉厚を薄目にして、研磨材3の心材1側の配列密度が必要以上に粗くならないようにするのが望ましい。
【0014】
(実施の形態4)
研磨材3の配列は、前記実施形態1〜3に記載の配列には限られない。例えば、幅の広いものの間に幅の狭いものを配置したりすることもできる。本発明の研磨材3はその配列密度、ロール2の外径、形状等に合わせて、枚数を変えたり、肉厚や幅の異なるものを使用したりすることができる。
【0015】
放射状に配列した研磨材3は接着剤で接着してロール状に成形することもできる。この場合も、必要に応じて、不織布製の研磨材3に砥粒を含ませることができる。研磨材3は縫合してロール状に成形することもできる。研磨材3の縫合箇所は任意に選択することができる。縫合箇所は一箇所に限らず、例えば、図5に仮想線aで示すように二箇所以上とすることもできる。この場合も、必要であれば、不織布製の研磨材3に砥粒や発泡剤を含ませ、発泡剤を発泡させて研磨材3を接合することもできる。
【0016】
【発明の効果】
本件出願の請求項1のフラップ式研磨ロールは、研磨材の配列密度を、心材寄りが粗、外周寄りが密になるようにしてあるため、ロールが磨耗する前も、使用により磨耗しても、研磨材の弾性が確保され、ワークに接触して回転する研磨材は回転に伴って振れることができ、次のような効果がある。
(1)磨耗してもワークへの研磨材の追従性が低下せず、ワークを十分に研磨することができ、ワークに凹凸があっても均一に研磨することができ、研磨ムラが出にくくなる。また、ワークを2回研磨する必要も無いため、研磨作業の効率も良くなる。
(2)磨耗しても研磨材がワークへソフトに接触するため、ロールをワークに強く押し付けなくともワークを十分に研磨することができ、ワークへの接触抵抗が小さくなって、ワークが損傷しにくくなる。ワークがプリント基板の場合は、回路パターンが剥離したり、浮いたり、切断したりすることが殆どない。このため、基板を積層して積層基板を作る場合に回路パターンが合わなくなることも殆ど無い。このため研磨に起因するワークの不良が殆ど無く、歩留まりが向上し、コストの低減にも役立つ。
(3)ロールの外径が小さくなるまで使用できるので、従来のフラップ式研磨ロールに比べて無駄が少なく、コストダウンにもつながる。
(4)研磨材の配列密度が中心側は粗いため、研磨ロールが心材付近まで擦り減っても研磨材間に入り込んだ砥粒や研磨屑が回転中に自動的に逃げ出すことができ、目詰まりしない。
【0017】
本件出願の請求項2のフラップ式研磨ロールは、幅の異なる研磨材を組み合わせて放射状に配置するので、上記の各効果に加えて、次のような効果もある。
(1)使用する研磨材の枚数、幅、肉厚、組み合わせ等を変えることによって研磨材の配列密度を調整することができ、ロールの径やワークに合わせてロールの密度を手軽に調節することができる。
【0018】
本件出願の請求項3のフラップ式研磨ロールは、心材の外周に放射状に配置された幅の広い研磨材の間の外周寄りに、幅の狭い研磨材を2枚以上配置し、2枚以上の研磨材は広いものから狭いものの順に配置して、研磨材の配列密度が、心材側が粗く、外周側が密となるようにしたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)研磨材の配列が規則正しくなり、ワークへのロール全周の接触圧が均一になり、研磨ムラが発生しにくくなる。
【0019】
本件出願の請求項4のフラップ式研磨ロールは、心材の外周の周方向に配置された研磨材の肉厚が、心材側が薄く、外周側が厚く形成され、その研磨材が心材側を粗、外周側を密にして放射状に配置したので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)複数枚の研磨材を組み合わせる面倒がなく、フラップ式研磨ロールの製作が容易になる。
【0020】
本件出願の請求項5のフラップ式研磨ロールは、放射状に配置されたシート状の研磨材が砥粒、発泡剤を含み、発泡剤の発泡により当該研磨材がロール状に成形されたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)多数枚の研磨材の接合が容易になり、多数枚の研磨材をロールに成形し易い。
【0021】
本件出願の請求項6のフラップ式研磨ロールは、放射状に配置されたシート状の研磨材が接着剤で接着されてロール状に成形されたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)多数枚の研磨材の接合が容易になり、多数枚の研磨材をロールに成形し易い。
【0022】
本件出願の請求項7のフラップ式研磨ロールは、放射状に配置されたシート状の研磨材が縫合されてロール状に成形されたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)多数枚の研磨材の接合が容易になり、多数枚の研磨材をロールに成形し易い。また、研磨材が硬く固まらないため研磨材の外周寄りが揺れ易くなり、ワークへの接触がソフトになる。
【0023】
本件出願の請求項8のフラップ式研磨ロールは、縫合された研磨材を発泡剤で接合してロール状に成形されたので、前記効果に加えて次のような効果もある。
(1)多数枚の研磨材の接合が確実になり、多数枚の研磨材をロールに成形し易い。また、発泡剤の量を調節することによりロールの硬度を調節することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラップ式研磨具の実施形態の一例を示す断面斜視図。
【図2】図1に示すフラップ式研磨具の、三枚の研磨材の配列例を示す斜視図。
【図3】(a)〜(c)は、図1に示すフラップ式研磨具の使用の様子を示す説明図。
【図4】本発明のフラップ式研磨具の、三枚の研磨材の他の配列例を示す斜視図。
【図5】本発明のフラップ式研磨具の、五枚の研磨材の他の配列例を示す斜視図。
【図6】従来のフラップ式研磨具を示す断面斜視図。
【図7】図6に示すフラップ式研磨具の使用の様子を示す説明図。
【符号の説明】
1 心材
2 ロール
3 研磨材
4 外側端面
5 発泡材
Claims (8)
- 心材の外周に、不織布製のシート状の研磨材が多数枚、放射状に配置されてロール状に形成されたフラップ式研磨ロールにおいて、研磨材の放射状の配列密度が、心材側が粗く、外周側が密であることを特徴とするフラップ式研磨ロール。
- 請求項1記載のフラップ式研磨ロールにおいて、心材の外周に放射状に配置された幅の広い研磨材間の外周寄りに幅の狭い研磨材を配置し、それら研磨材の外周面を揃えることにより研磨材の配列密度を心材側を粗く、外周側を密にしたことを特徴とするフラップ式研磨ロール。
- 請求項1又は請求項2記載のフラップ式研磨ロールにおいて、心材の外周に放射状に配置された幅の広い研磨材の間の外周寄りに、幅の狭い研磨材を二枚以上幅の広いものから狭いものの順に配置し、それら研磨材の外周面を揃えることにより研磨材の配列密度を心材側を粗く、外周側を密としたことを特徴とする請求項1記載のフラップ式研磨ロール。
- 請求項1記載のフラップ式研磨ロールにおいて、心材の外周に放射状に配置された研磨材の肉厚が、心材側が肉薄で、外周側が肉厚であり、その研磨材が心材側を粗、外周側を密にして放射状に配置したことを特徴とするフラップ式研磨ロール。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフラップ式研磨ロールにおいて、放射状に配置されたシート状の研磨材が砥粒、発泡剤を含み、発泡剤の発泡により当該研磨材が接合されてロール状に成形されたことを特徴とするフラップ式研磨ロール。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフラップ式研磨ロールにおいて、放射状に配置されたシート状の研磨材が接着剤で接着されてロール状に成形されたことを特徴とするフラップ式研磨ロール。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフラップ式研磨ロールにおいて、放射状に配置されたシート状の研磨材が縫製されてロール状に成形されたことを特徴とするフラップ式研磨ロール。
- 請求項7記載のフラップ式研磨ロールにおいて、縫合された研磨材に砥粒と発泡剤が含まれ、発泡剤の発泡により研磨材が接合されてロール状に成形されたことを特徴とするフラップ式研磨ロール。
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-
2002
- 2002-12-18 JP JP2002367182A patent/JP2004195593A/ja active Pending
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