JP2004194732A - 収納棚とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対のステンレス板16に、一辺と平行に切り目16が各々入れられ、切り目18の両端部から続いてその切り目18に対して交差する方向であって両端部同方向に短い切り目22を有する。切り目18,22が、ステンレス板16に所定間隔で互いに平行に複数形成され、切り目18,22で囲まれた部分をその板面に対して直角に内側に折り曲げて、係止縁部24を形成する。折り曲げられた係止縁部24を互いに対向させて、所定の下枠12に固定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、食品や薬品その他種々の材料をトレー等に入れた状態で整列させて収納する収納棚とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平11−187935号公報
従来、一般に大きなトレーを段々にして収納する収納棚は、断面がL字状の鉄製のアングル材を縦横に組んで接合箇所を溶接して形成されていた。また、トレーを載せる縁部も、棚の骨組みの内側にL字状のアングル材が水平方向に位置するようにして溶接されて設けられていた。
【0003】
また、特許文献1にあるように、枠体にパイプ状の桟が所定間隔で設けられた棚を有するものも提案されている。この場合、枠体は内側面に射面を有した断面台形状に形成され、この斜面に桟の両端部が各々溶接されている。枠体は、この棚が形成された収納ボックスの支柱や桁にボルトとナット等で固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の前者の場合、トレーを載せる縁部や枠組み自体がアングル材を溶接して形成されているので、溶接箇所の角部内側にゴミや水分が溜まりやすく、細菌の繁殖場所になりやすいものであった。また、薬品や食品等の管理の厳しい場所で使用される場合、棚を洗浄しているが、溶接箇所の角部内側等は洗浄しにくく、また洗浄液が乾きにくいため再びその場所が細菌等の繁殖場所となる場合があった。
【0005】
また上記従来の技術の後者の場合も、格子状の桟は、枠体の内側に設けられているが、桟の両端部は枠体に溶接され、その溶接箇所や枠体の溶接箇所も水分やゴミが溜まりやすいものである。
【0006】
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で洗浄が容易であり、ゴミが付着しにくく水分が溜まりにくい構造の収納棚とその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ステンレス板等の一対の矩形の金属板を備え、各々一辺と平行に切り目が入れられ、この切り目の両端部から続いてその切り目に対して交差する方向であって両端部同方向に短い切り目が形成され、この切り目が上記金属板に所定間隔で互いに平行に複数形成され、この切り目で囲まれた上記金属板の部分をその板面に対して直角に内側に折り曲げて係止縁部が形成され、この折り曲げられた係止縁部を互いに対向させて所定の枠体に上記金属板が固定されてなる収納棚である。
【0008】
さらに、上記金属板の上記切り目に対して直角の一対の側縁部は、各々上記係止縁部に対して反対側にコ字状に折り曲げられて支柱部を形成して成る。
【0009】
またこの発明は、ステンレス板等の一対の矩形の金属板を、各々一辺と平行にレーザー加工機により切り目を入れ、この切り目の両端部から続いてその切り目に対して交差する方向であって両端部同方向に短い切り目を形成し、この切り目を所定間隔で互いに平行に複数形成し、この切り目で囲まれた上記金属板の部分をその板面に対して直角に内側に折り曲げて係止縁部を形成し、この折り曲げた係止縁部を互いに対向させて、所定の枠体上に上記一対の金属板を固定して棚部材を設ける収納棚の製造方法である。
【0010】
さらに、上記金属板の上記切り目に対して直角の一対の側縁部を、各々上記係止縁部に対して反対側にコ字状に折り曲げて支柱部を形成するものである。上記切り目は、長手方向に所定の隙間を空けてスリットを形成するようにレーザー光を移動させ、上記短い切り目の箇所を往復動して形成するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の収納棚10は、アングル材を四角形に組んで形成した枠体である下枠12の一対の対向する2辺に、一対の板状の棚部材14が固定されている。
【0012】
棚部材14は、適宜の大きさの矩形のステンレス板16から成り、その一辺と平行に切り目18が入れられて細長いスリット20が互いに平行に複数形成されている。切り目18の両端部は連続してその切り目22に対して直角に交差する方向であって両端部同方向に短い切り目18が形成されている。この切り目18,22で囲まれた金属板の部分をその板面に対して直角に内側に折り曲げられて係止縁部24が形成されている。係止縁部24は、ステンレス板16の棚部材14に所定間隔で互いに平行に複数形成されている。
【0013】
さらに、棚部材14は、ステンレス板16の切り目18に対して直角の一対の側縁部が、各々係止縁部24に対して反対側にコ字状に折り曲げられて形成された支柱部26を備えている。そして、一対の棚部材14は、その係止縁部24が互いに対向するように下枠12に溶接されている。
【0014】
一対の棚部材14はその上端部及び適宜中間部で連結部材28により互いに連結され、その間隔一定にしている。また、下枠12の下面には4個のキャスタ30が取り付けられ、移動自在としている。
【0015】
この実施形態の収納棚10の製造方法は、四角形のステンレス板16の一辺と平行に、レーザー加工機により切り目18を入れる。切り目18は、図2に示すように、先ず、ステンレス板16の一対の端縁部の一端部に一辺と平行に短い切り目22を形成し、切り目22と直角に切り目18を形成し、他方の辺の近傍の端部で、一方の切り目22と同じ方向に平行に他方の短い切り目22を形成する。そして、その切り目22に沿って戻り、切り目22の途中で切り目18と平行にさらにステンレス板16を切断し、一方の切り目22に繋ぐ。これにより切り目18,22で囲まれる部分が細長く除去されてスリット20が形成される。
【0016】
なお、スリット20を形成するためのレーザー加工機によるレーザーの移動経路は、上記の他、適宜設定可能なものであり、図2に示すように切り目18,22及びスリット20等を形成するものであればよい。
【0017】
この動作を繰り返して、ステンレス板16に所定間隔で複数の切り目18,22、スリット20を形成する。この後、図2に示すように、ステンレス板16の短い切り目22同士の端部を繋ぐ折罫線32で、プレス機械によりステンレス板16の部分を板面に対して直角に内側に折り曲げて、係止縁部24を形成する。
【0018】
さらに、ステンレス板16の切り目18に対して直角の一対の辺の側縁部を、各々係止縁部24に対して反対側にコ字状に折り曲げて支柱部26を形成する。支柱部26は、図2に示す折罫線34,36で、ステンレス板16の側縁部をプレス機械でコ字状に折り曲げて形成する。
【0019】
この後、一対の棚部材14を、その係止縁部24が互いに対向するように下枠12に載せ、端部を溶接して固定する。さらに、一対の棚部材14の上端部及び適宜中間部に、連結部材28を掛け渡し端部を係止縁部24の裏面等に溶接して、互いに連結し、間隔が一定に成るように固定する。そして、下枠12の下面に、4個のキャスタ30を取り付けて収納棚10が完成する。
【0020】
この実施形態の収納棚10の使用方法は、図1,図4に示すように、互いに対向した係止縁部24にトレー38を載せて、適宜収納する。
【0021】
この実施形態の収納棚10によれば、収納棚10の係止縁部24や支柱部26が一枚のステンレス板16の一部を折り曲げて形成され、溶接部分が無く、折り曲げた部分はアールが付いた曲面であり、ゴミや水分が溜まりにくく、衛生的である。また洗浄も容易であり、乾燥も速いので、雑菌等の繁殖も無い。また、一対のステンレス板16により棚部材14が形成されるので、製造が容易でコストが安価であり、外観上も良好なものである。
【0022】
なお、この発明に使用可能な金属板はステンレス以外の板でも良く、鉄やアルミ、アルミ合金等の板も使用可能である。また、係止縁部の形状は適宜設定可能であり、レーザー加工機で任意の係止縁部を形成し得るものである。また支柱部は、コ字状以外に、L字状やロ字状でも良く適宜設定可能なものでる。
【0023】
【発明の効果】
この発明の収納棚は、金属板から棚の係止縁部を折り曲げて形成しているので、溶接箇所が少なく、ゴミや水分が溜まりにくく、衛生的であり、洗浄が容易で乾燥も速い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の収納棚の斜視図である。
【図2】この実施形態の収納棚の棚部材の折り曲げ前の正面図である。
【図3】この実施形態の収納棚の棚部材の上面図である。
【図4】この実施形態の収納棚の使用状態を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
10 収納棚
12 下枠
14 棚部材
16 ステンレス板
18,22 切り目
20 スリット
24 係止縁部
26 支柱部
Claims (4)
- 一対の矩形の金属板を備え、各々一辺と平行に切り目が入れられ、この切り目の両端部から続いてその切り目に対して交差する方向であって両端部同方向に短い切り目が形成され、この切り目が上記金属板に所定間隔で互いに平行に複数形成され、この切り目で囲まれた上記金属板の部分をその板面に対して直角に内側に折り曲げて係止縁部が形成され、この折り曲げられた係止縁部を互いに対向させて、所定の枠体に上記金属板が固定されてなることを特徴とする収納棚。
- 上記金属板の上記切り目に対して直角の一対の側縁部は、各々上記係止縁部に対して反対側に折り曲げられて支柱部を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の収納棚。
- 一対の矩形の金属板を、各々一辺と平行にレーザー加工機により切り目を入れ、この切り目の両端部から続いてその切り目に対して交差する方向であって両端部同方向に短い切り目を形成し、この切り目を所定間隔で互いに平行に複数形成し、この切り目で囲まれた上記金属板の部分をその板面に対して直角に内側に折り曲げて係止縁部を形成し、この折り曲げた係止縁部を互いに対向させて、所定の枠体上に上記一対の金属板を固定することを特徴とする収納棚の製造方法。
- 上記切り目は、長手方向に所定の隙間を空けてスリットを形成するようにレーザー加工機により上記金属板を切断し、上記短い切り目の箇所を往復動して形成することを特徴とする請求項3記載の収納棚。
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