JP2004194239A - 電圧電流変換回路 - Google Patents

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久康 後藤
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Abstract

【課題】入力抵抗に並列に容量素子を接続することにより、電圧電流変換抵抗と寄生容量で構成されるローパスフィルタに起因する高周波域での信号減衰を少なくできる電圧電流回路を提供する。
【解決手段】電圧信号を一端から入力する入力抵抗と、2つの入力端子と出力端子とを有し、一方の入力端子が入力抵抗の他端と接続された演算増幅器と、演算増幅器の一方の入力端子と出力端子との間に接続されたフィードバック抵抗と、演算増幅器の出力端子と一端が接続された基準抵抗(電圧電流変換抵抗)と、基準抵抗の他端出力に応じて演算増幅器の他方の入力端子に供給する動作バイアス電圧を変更する動作バイアス設定部とを含み、基準抵抗の他端出力を電圧電流変換出力とする電圧電流変換回路において、上記入力抵抗に並列に容量素子を接続する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、電圧電流変換回路に関し、特には高周波の入力電圧を電流に変換可能な電圧電流変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、交流の入力電圧を電流に変換する回路としては、図4に示すように、カップリングコンデンサ101を介して抵抗102に交流入力電圧を印加して電流を得る方式が採用されていた。また、このような電圧電流変換回路の動作性能を簡単にテストできるように、回路試験用のICソケット103やリレー104を抵抗102の出力側に設けるものもあった。
【0003】
また、特許文献1(特開平6−120763号公報)には、演算増幅器を利用して直流の電圧を直流電流に変換する電圧電流変換回路を有する定インピーダンス電圧制御可変減衰器が記載されている。図5を参照して、この演算増幅器を利用した電圧電流変換回路を簡単に説明する。同図において、1は直流の電圧を受ける入力ポート、2は入力抵抗、3はフィードバック抵抗、4は基準抵抗、5、6は動作バイアス設定用抵抗、7は差動増幅用演算増幅器、8は電圧フォロワとしての演算増幅器である。動作としては、ポート1に入力する直流電圧は演算増幅器7で反転増幅され、基準抵抗4に電圧が印加される。よって、基準抵抗4には電流が流れる。基準抵抗4に流れる電流が増加すると、演算増幅器8には演算増幅器7で出力された電圧値よりも低い電圧がかかる。演算増幅器8は電圧フォロワを構成しているから演算増幅器8の入出力電圧は等しい。よって演算増幅器7の+側端子の電位が下がる。これにより演算増幅器7の+/−端子間で電位差が生じ、演算増幅器7の出力電圧が下がろうとし、基準抵抗4に電流が流れないように働く。このとき演算増幅器8には高い電圧がかかり、出力電圧も高くなる。このように基準抵抗4に電流が流れようとすると流れないように作用し、流れないと流れるように作用するため、基準抵抗4にはポート1で受けた直流電圧に対して常に一定の電流が流れる。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−120763号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示した電圧電流変換回路の場合、ICソケットやリレー等の寄生容量と変換用抵抗とでローパスフィルタが形成されるので、交流電圧が入力する場合、図6に示したように高周波域で出力電流の減衰が著しくなってしまう。
【0006】
従来は、この減衰の問題を回避するために、図4に示した電圧電流変換回路を採用する場合、抵抗102の抵抗値を小さくしてローパスフィルタのカットオフ周波数を高くしていたため、必要な電流を得るためには入力電圧も小さくしなければならず、ノイズに弱くなるという問題があった。
【0007】
そこで、交流電圧を電流に変換する電圧電流変換回路として、図4の構成に代えて図5に記載の演算増幅器を用いた電圧電流回路を採用することが考えられる。この場合、基準抵抗4にはポート1で受けた交流電圧に対応した交流電流が流れることが期待されるが、図5に記載の回路に上述したような回路試験用のICソケットやリレーを基準抵抗4の出力側に設けたりすると、上記と同様の問題が生じてしまう。つまり、一端から演算増幅器の出力を受けて他端出力が電圧電流出力となる基準抵抗4と回路試験用のICソケットやリレーによりローパスフィルタが形成されてしまい、交流電圧の高周波域で出力電流の減衰が著しくなってしまう。
【0008】
このような減衰の問題は、入力電圧の振幅が固定されている状況で、入力電圧を小さい電流を変換しなければならない場合など、電圧電流変換に使用する抵抗(図5の場合は基準抵抗4)の抵抗値を大きくしなければならない状況において、特に顕著となる。
【0009】
本発明の目的は、高周波域での信号減衰を少なくできる電圧電流変換回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、電圧信号を一端から入力する入力抵抗と、上記入力抵抗の他端が入力端子に接続された演算増幅器と、上記演算増幅器の出力端子に一端が接続された基準抵抗とを含み、上記基準抵抗の他端出力を電圧電流変換出力とする電圧電流変換回路であって、上記入力抵抗に並列に接続された容量素子を含む電圧電流変換回路である。このような構成によれば、入力抵抗に並列に接続された容量素子がいわゆるカップリングコンデンサのように機能するので、高周波域の入力電圧を大きい電圧で演算増幅器に入力可能となり、基準抵抗の抵抗値を大きくした場合に基準抵抗と寄生容量とで形成されるローパスフィルタにより生じる可能性の高い高周波域の減衰を補償可能となる。
【0011】
第2の発明は、電圧信号を一端から入力する入力抵抗と、2つの入力端子と出力端子とを有し、一方の上記入力端子が上記入力抵抗の他端と接続された演算増幅器と、上記演算増幅器の上記一方の入力端子と上記出力端子との間に接続されたフィードバック抵抗と、上記演算増幅器の上記出力端子と一端が接続された基準抵抗と、上記基準抵抗の他端出力に応じて上記演算増幅器の他方の上記入力端子に供給する動作バイアス電圧を変更する動作バイアス設定部とを含み、上記基準抵抗の他端出力を電圧電流変換出力とする電圧電流変換回路であって、上記入力抵抗に並列に接続された容量素子を含む電圧電流変換回路である。このような構成によれば、入力抵抗に並列に接続された容量素子がいわゆるカップリングコンデンサのように機能するので、高周波域の入力電圧を大きい電圧で演算増幅器に入力可能となり、基準抵抗の抵抗値を大きくした場合に基準抵抗と寄生容量とで形成されるローパスフィルタにより生じる可能性の高い高周波域の減衰を補償可能となる。
【0012】
第3の発明は、上記基準抵抗の他端出力を検出するための検出部をさらに含む構成としている。このような構成によれば、基準抵抗と検出部とでローパスフィルタ(積分回路)が形成された場合であっても、入力抵抗に並列に接続された容量素子がカップリングコンデンサのようなハイパスフィルタとして機能するので、基準抵抗の抵抗値を大きくしても高周波域の減衰を抑制可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す一実施例に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例の電圧電流変換回路を示した図である。なお、同図において、図4、図5と同一構成のものには同一符号を付してある。
【0014】
図1において、バイアス電流設定回路9は、入力ポート1から入力され、カップリングコンデンサ101を通過した交流電圧のバイアス電圧を設定するもので、電圧源に直列に接続された分圧抵抗91、92とバッファ回路93と備える。
【0015】
容量素子としての位相補償容量10は、入力抵抗2と並列に接続され、いわゆるカップリングコンデンサのように交流成分のみを通す。よって、入力抵抗2と位相補償容量10との並列回路は、入力電圧波形が高周波になる程、後段の演算増幅器7に大きな電圧を印加するようになる。なお、抵抗5、6と電圧フォロワ8とで動作バイアス設定部を構成する。
【0016】
図2(a)〜(c)は、図1に示した電圧電流変換回路の動作特性を説明するための図である。
【0017】
図2(a)は、図1の構成から位相補償容量10を除いた場合の入力高周波電圧とその利得を示した図である。この図に示すように、高周波域で利得が落ちている、すなわち高周波域での出力が減衰しているのがわかる。この減衰は上述したように基準抵抗4と検出部としてのICソケット103やリレー104等の寄生容量により構成されるローパスフィルタ(積分回路)に起因するものと思われる。
【0018】
図2(b)は、図1の構成からICソケット103やリレー104等の寄生容量を除いた理想条件の場合の入力高周波電圧とその利得を示した図である。この図に示すように、高周波域で利得が上昇しているのがわかる。この利得の上昇は上述したように入力電圧波形が高周波になる程、入力抵抗2と位相補償容量10との並列回路が後段の演算増幅器7に大きな電圧を印加することに起因する。
【0019】
よって、図1に示したような構成によれば、ICソケット103やリレー104等の寄生容量に起因する減衰特性と、入力抵抗2と位相補償容量10との並列回路に起因する利得上昇特性の効果を打ち消しあう関係(図2(c)参照)となり、高周波まで信号の減衰のない電圧電流変換が可能となる。
【0020】
したがって、例えば、入力電圧の振幅が固定で、小さい電流に変換しなければならない場合、電圧電流変換に使用する抵抗(基準抵抗)の抵抗値が大きくても、高周波域で信号減衰の少ない電圧電流変換回路が実現可能となる。この効果は、特に、基準抵抗の他端出力を検出するための検出部(本例のICソケット103やリレー104等)が設けてある場合に効果が現れる。なお、基準抵抗の他端出力を検出するための検出部がない場合も、基準抵抗等と協働してローパスフィルタを構成してしまうような素子が接続されている場合や、電圧電流回路を構成する各素子や各回路に起因する寄生容量と基準抵抗等によりローパスフィルタが形成されてしまう場合などに本発明は効果を奏する。
【0021】
なお、図1の例では、ポート1と入力抵抗2との間にカップリングコンデンサ101やバイアス電流設定回路9を設けるようにしたが、これらのいずれか一方または両方を省略してもよい。なお、カップリングコンデンサ101やバイアス電流設定回路9が設けてあれば、出力バイアス電流を定めることが可能となる。
【0022】
また、図1の電圧フォロワ8は、図3に示すような演算増幅器81と非反転増幅率設定抵抗82、83により構成される回路としてもよい。
【0023】
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、入力抵抗に並列に接続された容量素子がいわゆるカップリングコンデンサのように機能するので、高周波域の入力電圧を大きい電圧で演算増幅器に入力可能となり、電圧電流変換に使用する基準抵抗の抵抗値を大きくした場合に基準抵抗と寄生容量とで形成されるローパスフィルタにより生じる可能性の高い高周波域の減衰を補償可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した回路図。
【図2】図1の動作特性を説明するための説明図。
【図3】本発明の他の実施例の要部を示した回路図。
【図4】従来の電圧電流変換回路を示した回路図。
【図5】従来の他の電圧電流変換回路を示した回路図。
【図6】図4の動作特性を説明するための説明図。
【符号の説明】
2 入力抵抗
7 演算増幅器
3 フィードバック抵抗
4 基準抵抗
5、6、8 動作バイアス設定部
10 容量素子
103、104 検出部

Claims (3)

  1. 電圧信号を一端から入力する入力抵抗と、上記入力抵抗の他端が入力端子に接続された演算増幅器と、上記演算増幅器の出力端子に一端が接続された基準抵抗とを含み、上記基準抵抗の他端出力を電圧電流変換出力とする電圧電流変換回路であって、上記入力抵抗に並列に接続された容量素子を含むことを特徴とする電圧電流変換回路。
  2. 電圧信号を一端から入力する入力抵抗と、2つの入力端子と出力端子とを有し、一方の上記入力端子が上記入力抵抗の他端と接続された演算増幅器と、上記演算増幅器の上記一方の入力端子と上記出力端子との間に接続されたフィードバック抵抗と、上記演算増幅器の上記出力端子と一端が接続された基準抵抗と、上記基準抵抗の他端出力に応じて上記演算増幅器の他方の上記入力端子に供給する動作バイアス電圧を変更する動作バイアス設定部とを含み、上記基準抵抗の他端出力を電圧電流変換出力とする電圧電流変換回路であって、
    上記入力抵抗に並列に接続された容量素子を含むことを特徴とする電圧電流変換回路。
  3. 請求項1または2において、上記基準抵抗の他端出力を検出するための検出部をさらに含むことを特徴とする電圧電流変換回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107632004A (zh) * 2017-10-24 2018-01-26 浙江大学宁波理工学院 一种在线三磷酸腺苷检测装置及其检测方法

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