JP2004192298A - 状態情報蓄積方法および蓄積システム、ならびにそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】状態履歴情報参照者ごとに予め設定された参照範囲とデータ形式で、参照者の所望する時に参照可能となり、統計や動向分析や行動管理や勤務管理等にこれを利用できるようにする。
【解決手段】サーバ31にて状態情報の更新履歴を予め指定される任意の期間蓄積し、任意のネットワーク01に接続された任意の状態履歴参照用端末41からアクセスすることで、統計、分析、管理等に利用される情報の提供を行う。具体的には、状態通知端末11,12と状態参照用端末21〜23の間に位置し、状態情報の開示制御を行うために設置されたサーバ31において、各個人の状態情報の履歴を、予め指定された一定期間だけ蓄積し、任意の端末41からの参照によって任意の形式で表現された履歴情報として提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】サーバ31にて状態情報の更新履歴を予め指定される任意の期間蓄積し、任意のネットワーク01に接続された任意の状態履歴参照用端末41からアクセスすることで、統計、分析、管理等に利用される情報の提供を行う。具体的には、状態通知端末11,12と状態参照用端末21〜23の間に位置し、状態情報の開示制御を行うために設置されたサーバ31において、各個人の状態情報の履歴を、予め指定された一定期間だけ蓄積し、任意の端末41からの参照によって任意の形式で表現された履歴情報として提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された端末(PC(パーソナルコンピュータ)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話機等)間において、状況や気持ち等の状態情報を予め設定した通知先情報に従って、相互に送受信する情報通信システムにおいて、サーバにて状態情報を予め指定した期間だけ蓄積保存することが可能であり、それらを任意の端末から任意の形式で参照することが可能な状態情報蓄積方法および蓄積システム、ならびにそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、利用者の状態情報(例えば『食事中』,『会議中』等)を発信したり、受信するツールとしては、例えばYahoo!メッセンジャー、MSNメッセンジャー、Niftyメッセンジャー等のインスタントメッセンジャーがある(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。これらのツールにおいては、各個人の状態情報の利用方法は、状態を参照している利用者に通知するのみであり、状態が更新される場合には、過去の状態は削除されているのが一般的であった。
【0003】
例えば、特開2002−73512号公報に記載の『状況通知ネットワークシステム及びコンピュータ可読媒体』では、各ユーザが自分のユーザ端末において、他のユーザ端末のユーザの状況を把握することができる状況通知ネットワークシステムが開示されている。インストールされている状況通知プログラムがユーザ端末で初めに実行されると、ユーザに対して自ユーザIDの設定作業を行うことを要求する。
【0004】
ユーザが設定作業を行うと、ユーザ端末はユーザIDを含む登録依頼通知をサーバ装置に送信する。これにより、サーバ装置は、ユーザIDと在席を示す状況情報と登録依頼通知を出した端末のIPアドレスとを含むレコードを状況管理データベースに追加した後、登録完了の通知をユーザ端末に返送する。このようにして、状況通知ネットワークシステムは、個々のユーザ端末に自ユーザIDが設定されているユーザIDが、全て状況管理データベースに記憶されている状態で動作する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−73512号公報
【非特許文献1】
『モバイル・インスタント・メッセージング・サービス市場の現状と今後』、竹上慶著、情報通信総合研究所InfoComニューズレター、2002年5月掲載、〔2002年9月28日検索〕、インターネット〈URL:http://www.icr.co.jp.newsletter/report/2002/s2002TS158−html〉
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各個人や動物や物の状態情報の更新の履歴情報は、行動特性やトレンドの情報を含んでいると考えられるので、その履歴情報を蓄積し、適切なフォーマットや表現形式で表示することにより、統計、特性分析、行動管理等の任意の用途に利用できる可能性がある。
【0007】
(目的)
本発明の目的は、上記のような従来の課題を解決するもので、従来は有効に利用されていなかった、状態通知者に関する状態の履歴情報を、履歴情報参照者ごとに予め設定された参照範囲とデータ形式で参照者の所望する時に参照可能にして、統計や動向分析や行動管理や勤務管理等に利用することができるような状態情報蓄積方法および蓄積システム、ならびにそのプログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の状態情報蓄積方法は、サーバにて状態情報の更新履歴を予め指定される任意の期間蓄積し、任意のネットワークに接続された任意の端末からアクセスすることで、統計、分析、管理等に利用される情報の提供を実現する。
具体的には、状態通知端末と状態参照用端末の間に位置し、状態情報の開示制御を行うために設置されたサーバにおいて、各個人の状態情報の履歴を、予め指定された一定期間だけ蓄積し、任意の端末からの参照によって任意の形式で表現された履歴情報として提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態を示す状態情報蓄積システムの構成図である。
図1において、01はインターネット等のネットワークであり、これには、状態通知用端末11,12(PC、PDA、携帯電話機など)と、状態参照用端末21,22,23(PC、PDA、携帯電話機など)と、状態情報の収集、開示制御、蓄積を行うサーバ31と、状態履歴参照用端末41(PC、PDA、携帯電話機など)とが接続されている。なお、状態通知用端末11,12と状態参照用端末21〜23と、状態履歴参照用端末41は、全てあるいは部分的に物理的に同一の装置であっても構わない。
【0010】
状態通知用端末11,12からは、個人や物や動物の状況や気持ち等の状態情報を送信する。サーバ31は、これらの状態情報に関連する任意の情報を予め定めた期間だけ蓄積し、状態参照用端末21〜23に配布する。状態参照用端末21〜23では、登録された参照者により予め登録された参照データ範囲の任意のデータ形式により参照または取得することができる。また、状態履歴参照用端末41から状態履歴蓄積要求があれば状態情報の履歴の蓄積を開始し、状態履歴参照用端末41から履歴参照要求があれば、履歴情報をサーバ31から提供する。
【0011】
図2は、図1における状態通知用端末の構成例を示す図である。
状態通知用端末11,12は、他の端末との間でデータを送受信するデータ送受信手段104と、受信した情報、あるいは入力した情報を画面に表示する表示手段101と、キーボードなどの操作手段102と、端末全体を制御する端末制御手段103と、受信した状態情報や処理後のデータを蓄積する状態情報記録手段105と、入力パネル等の状態入力手段106とを備えている。
【0012】
状態通知用端末11,12から送信された状態情報は、サーバ31に蓄積され、状態参照用端末21〜23に配布された後、状態参照用端末21〜23の表示画面に、状態通知用端末の利用者、すなわち状態情報通知者ごとに、個人や動物や物体等の任意のオブジェクトに関する状態情報を表示することができる。
【0013】
図3は、図1におけるサーバの構成例を示す図である。
サーバ31は、ネットワークを介して他の端末、すなわち状態通知用端末11,12、状態参照用端末21〜23、あるいは状態履歴参照用端末41との間でデータをやりとりするデータ送受信手段301と、サーバ31の全体を制御するサーバ制御手段302と、状態通知用端末11,12から送られてきた全情報を蓄積する状態情報蓄積手段303と、状態情報を他のデータ形式に変換する状態情報変換手段304と、蓄積手段303に対して状態情報をアクセス制御する状態情報アクセス制御手段305と、蓄積手段303内の状態情報を削除するための状態情報削除手段306と、蓄積された状態情報をどこに通知するかの通知先を管理する状態通知先情報管理手段307とを備えている。
【0014】
図4は、サーバに蓄積される状態情報のデータ構造例を示す図である。
状態情報としては、状態情報ごとに、その情報の通知元の識別番号である状態通知者IDと、状態通知端末ID(IDアドレス)(PCか、携帯か、PDAかの区別とその番号)と、状態更新時刻(年月日時分)と、更新対象状態情報項目(行動か、位置か、気持ちかの区分)と、更新対象状態情報項目値(休憩中か、仕事中か、睡眠中か、寂しい気持ちか、位置はどこか等の事項)と、履歴削除日(年月日)とが記述される。
【0015】
図5は、サーバに蓄積される状態情報の蓄積期間のデータ構造例を示す図である。
サーバ31において状態通知者ごとに管理される状態情報蓄積期間は、通知者により指定される。それぞれの通知者ID毎に、20日〜365日の期間が記述される。サーバ31の状態情報削除手段306は、このデータを参照して削除対象データを特定する。なお、保存期間が修正された場合には、修正対象となる状態通知者に関するデータそれぞれの履歴保存期限を修正値に更新しておく必要がある。
【0016】
図6は、サーバに蓄積された状態情報履歴へのアクセス制御リストのデータ構造例を示す図である。
サーバ31により状態情報履歴参照要求者者ごとに管理される、状態情報履歴へのアクセスは、状態情報アクセス制御手段305により制御される。状態情報アクセス制御手段305は、本データを利用して、状態情報履歴参照要求者からの参照要求に対して、参照可否を判定する。
アクセス制御リストとしては、状態履歴参照要求者リスト(要求者名)と、パスワードと、状態履歴参照可能状態値情報通知者ID(通知者名または全員(ALL)と、状態履歴データ形式(CSV、テキスト、グラフ等の区分)の欄に区分されている。
【0017】
図7は、サーバに蓄積される状態情報の状態通知先情報のデータ構造例を示す図である。
状態通知者が状態通知用端末11,12から状態情報をサーバ31に対して登録または更新すると、この通知先情報のアドレスに従って状態参照端末21〜23に対して登録または更新された情報が送信される。
状態通知先情報リストとしては、状態通知者IDと、状態通知先情報(状態通知先ID(通知先の名前)とアドレス)とが記述されている。
【0018】
(動作シーケンス)
図8は、本発明の状態情報蓄積方法の動作シーケンスチャートである。
図8には、状態更新時に状態履歴をサーバに蓄積することの開始を指示する段階と、状態更新時に状態履歴がサーバに蓄積される段階と、状態履歴参照要求者が状態履歴参照を行う段階に分けてシーケンスが示されている。
左側から、状態通知者A(状態通知用端末11)と状態通知者B、状態履歴参照要求者C(状態履歴参照用端末41)、サーバ31、状態通知者Aの通知先(状態参照用端末21)と状態通知者Bの通知先(状態参照用端末22)の順序で配列されている。
【0019】
(ステップ−10)では、状態履歴参照要求者は、状態履歴参照用端末41を用いて、状態履歴の蓄積を行う旨を入力し、本人であることを証明するための、ID情報とパスワードを入力する。
(ステップ−9)では、状態履歴参照用端末41は、ステップ7で入力された情報を含む状態履歴蓄積要求メッセージをサーバ31に対して送信する。
(ステップ−8)では、サーバ31は、状態情報アクセス制御手段305によりステップ8で受信したメッセージに含まれる情報(IDとパスワード)と、図6で示されるようなデータを参照し、状態履歴参照要求者の特定と認証を行う。
【0020】
(ステップ−7)では、サーバ31は、ステップ−8と同様の手順を用いて状態履歴参照可能状態情報通知者IDを特定する。
(ステップ−6)では、サーバ31は、ステップ−7で特定された状態履歴参照可能状態情報通知者IDを記憶し、それ以降に当該状態情報通知者に関する状態更新があった場合には、状態情報蓄積手段303に蓄積する準備を整える。
ただし、本発明においては、何等の蓄積要求を行わなくても、全ての状態情報通知者に関する状態更新履歴を蓄積するように構成することも可能である。そのようにした場合には、ステップ−10から−6のステップは省略される。
【0021】
(ステップ1)では、状態通知者が状態通知用端末11の状態入力手段106により、自身の状態を更新する。
(ステップ2)では、状態通知用端末11は、ステップ1にて入力された情報を含む更新を要求するメッセージをサーバ31へ、データ送受信手段104により送信する。
(ステップ3)では、サーバ31は、状態通知先情報管理手段307にて管理されている、図7に例示したデータを参照し、更新された状態の通知先を特定する。
【0022】
(ステップ4)では、サーバ31は、ステップ2にて受信された情報を含む状態を通知するメッセージをステップ3にて特定された通知先へ、データ送受信手段301により送信する。
(ステップ5)では、サーバ31は、ステップ2にて受信されたメッセージに基づき、状態通知者、状態通知用端末、状態項目、状態項目値、更新時刻、履歴削除日等の状態更新に関連する情報を状態情報蓄積手段303により蓄積する。
ここで、ステップ5は、ステップ2の直後であっても構わない。また、履歴削除日の算出のためには、更新時刻と図5で例示される状態通知者ごとの保存期間の情報が利用される。
【0023】
(ステップ6)は、状態通知者等が異なる点を除き、基本的にはステップ1〜5と同様の手順である。本ステップが、複数の状態通知者により繰り返されることにより、状態履歴情報がサーバ31に蓄積されていく。
(ステップ7)では、状態履歴参照要求者は、状態履歴参照用端末41を用いて状態履歴の参照を行う旨を入力し、本人であることを証明するためのID情報とパスワードを入力する。
(ステップ8)では、状態履歴参照用端末41は、ステップ7で入力された情報を含む状態履歴参照要求メッセージをサーバ31に対して送信する。
【0024】
(ステップ9)では、サーバ31は、状態情報アクセス制御手段305により、ステップ8で受信したメッセージに含まれる情報(IDとパスワード)と、図6に例示されるようなデータを参照し、状態履歴参照要求者の特定と認証を行う。ただし、ステップ−10〜−6による状態履歴蓄積要求時のセッションが継続されたままとなっている場合には、ステップ7〜9は省略されても構わない。
(ステップ10)では、サーバ31は、ステップ9と同様の手順を用いて、状態履歴参照可能状態情報通知者IDと状態履歴データ形式を特定する。ここで、本発明においては、状態履歴データ形式は状態履歴参照要求者の全てに対して同一(例えば、一律、CSV形式)としても構わない。
【0025】
(ステップ11)では、サーバ31は、状態情報蓄積手段303により蓄積されている状態履歴情報の中から、状態情報変換手段304によりステップ10で特定された状態通知者に関する履歴情報を抽出するとともに、同じくステップ10にて特定されたデータ形式に変換する。
ここで、本発明においては、ステップ5で示される状態更新時に履歴を蓄積する際に、状態情報アクセス制御手段305にて格納されている図6のテーブルを利用して特定されるデータ形式に変換した上で蓄積するようにすることも可能である。このような方法にした場合には、ステップ11におけるデータ形式変換は不要となる。
【0026】
(ステップ12)では、サーバ31は、ステップ11にて生成した履歴情報を、ステップ8で受信したメッセージの送信元へ、データ送受信手段301により返送する。
(ステップ13)では、状態履歴参照用端末41を利用する状態履歴参照要求者は、ステップ12にて受信した履歴情報を参照、もしくは、ファイルとしてダウンロードする。ここで、状態履歴参照用端末41は、受信した履歴情報を任意の方法で任意の表現形式(例えば、CSV形時で受信して、グラフ形式に変換して表示する)に変換し、表示しても構わない。
【0027】
図9は、蓄積することが不要になった状態履歴情報を削除する際の動作シーケンスチャートである。
左側から、サーバ保守端末(図1では、記載が省略されている)、サーバ31の順に位置している。
(ステップ21)では、サーバ31は、状態情報削除手段306により保存期間の切れた状態履歴情報の削除処理を起動する。この処理は、予め設定された定刻に自動的に起動されるようにプログラムされていても構わないし、手動により起動されても構わない。
【0028】
(ステップ22)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、状態情報蓄積手段303より状態履歴情報を1件抽出する。
(ステップ23)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、ステップ22で抽出した情報における履歴削除日と現在日とを比較し、前者の方が古い場合に、ステップ24に進み、その他の場合にはステップ22に戻る。
(ステップ24)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、ステップ22で抽出した情報を削除する。
【0029】
(ステップ25)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、全ての状態履歴情報に対してステップ23で示す処理を施したか否かを確認し、未実施の場合にはステップ22に戻り、また実施済みの場合にはステップ26に進む。
(ステップ26)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、起動時刻、終了時刻、全数、削除数等を含む状態履歴削除処理の結果を、任意のサーバ保守端末に通知し、当該処理を終了する。
【0030】
なお、図8の状態履歴情報の更新、蓄積、参照に関する処理手順、および図9の状態履歴情報の削除手順をそれぞれプログラムに変換し、変換されたプログラムをCD−ROM等の記録媒体に格納しておけば、プログラムの売買や譲渡の場合に引渡しに便利であり、また、任意のネットワークに接続された任意のコンピュータに記録媒体を装着して、プログラムをインストールすることで、これを実行させることにより、本発明を容易に実現することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下の通りの効果を奏する。
従来は有効に利用されていなかった、状態通知者に関する状態の履歴情報をサーバに予め指定された期間だけ蓄積することにより、状態履歴情報参照者ごとに予め設定された参照範囲とデータ形式で、参照者の所望する時に参照可能となるので、統計や動向分析や行動管理や勤務管理等にこれを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す状態情報蓄積システムの全体構成図である。
【図2】図1における状態通知用端末のブロック構成図である。
【図3】図1におけるサーバのブロック構成図である。
【図4】サーバに蓄積される状態情報の構成例を示す図である。
【図5】サーバに蓄積される状態履歴の保存期間の構成例を示す図である。
【図6】サーバに蓄積される状態履歴参照要求者情報の構成例を示す図である。
【図7】サーバに蓄積される通知先情報のデータ構成例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す状態履歴情報の更新、蓄積、参照に関する処理手順のシーケンスチャートである。
【図9】本発明の一実施形態を示す状態履歴情報の削除手順のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
01…ネットワーク、11,12…状態通知用端末、
21,22,23…状態参照用端末、31…サーバ、
41…状態履歴参照用端末、101…表示手段、102…操作手段、
103…端末制御手段、104…データ送受信手段、
105…状態情報記録手段、106…状態入力手段、
301…データ送受信手段、302…サーバ制御手段、
303…状態情報蓄積手段、304…状態情報変換手段、
305…状態情報アクセス制御手段、306…状態情報削除手段、
307…状態通知先情報管理手段。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された端末(PC(パーソナルコンピュータ)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話機等)間において、状況や気持ち等の状態情報を予め設定した通知先情報に従って、相互に送受信する情報通信システムにおいて、サーバにて状態情報を予め指定した期間だけ蓄積保存することが可能であり、それらを任意の端末から任意の形式で参照することが可能な状態情報蓄積方法および蓄積システム、ならびにそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、利用者の状態情報(例えば『食事中』,『会議中』等)を発信したり、受信するツールとしては、例えばYahoo!メッセンジャー、MSNメッセンジャー、Niftyメッセンジャー等のインスタントメッセンジャーがある(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。これらのツールにおいては、各個人の状態情報の利用方法は、状態を参照している利用者に通知するのみであり、状態が更新される場合には、過去の状態は削除されているのが一般的であった。
【0003】
例えば、特開2002−73512号公報に記載の『状況通知ネットワークシステム及びコンピュータ可読媒体』では、各ユーザが自分のユーザ端末において、他のユーザ端末のユーザの状況を把握することができる状況通知ネットワークシステムが開示されている。インストールされている状況通知プログラムがユーザ端末で初めに実行されると、ユーザに対して自ユーザIDの設定作業を行うことを要求する。
【0004】
ユーザが設定作業を行うと、ユーザ端末はユーザIDを含む登録依頼通知をサーバ装置に送信する。これにより、サーバ装置は、ユーザIDと在席を示す状況情報と登録依頼通知を出した端末のIPアドレスとを含むレコードを状況管理データベースに追加した後、登録完了の通知をユーザ端末に返送する。このようにして、状況通知ネットワークシステムは、個々のユーザ端末に自ユーザIDが設定されているユーザIDが、全て状況管理データベースに記憶されている状態で動作する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−73512号公報
【非特許文献1】
『モバイル・インスタント・メッセージング・サービス市場の現状と今後』、竹上慶著、情報通信総合研究所InfoComニューズレター、2002年5月掲載、〔2002年9月28日検索〕、インターネット〈URL:http://www.icr.co.jp.newsletter/report/2002/s2002TS158−html〉
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各個人や動物や物の状態情報の更新の履歴情報は、行動特性やトレンドの情報を含んでいると考えられるので、その履歴情報を蓄積し、適切なフォーマットや表現形式で表示することにより、統計、特性分析、行動管理等の任意の用途に利用できる可能性がある。
【0007】
(目的)
本発明の目的は、上記のような従来の課題を解決するもので、従来は有効に利用されていなかった、状態通知者に関する状態の履歴情報を、履歴情報参照者ごとに予め設定された参照範囲とデータ形式で参照者の所望する時に参照可能にして、統計や動向分析や行動管理や勤務管理等に利用することができるような状態情報蓄積方法および蓄積システム、ならびにそのプログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の状態情報蓄積方法は、サーバにて状態情報の更新履歴を予め指定される任意の期間蓄積し、任意のネットワークに接続された任意の端末からアクセスすることで、統計、分析、管理等に利用される情報の提供を実現する。
具体的には、状態通知端末と状態参照用端末の間に位置し、状態情報の開示制御を行うために設置されたサーバにおいて、各個人の状態情報の履歴を、予め指定された一定期間だけ蓄積し、任意の端末からの参照によって任意の形式で表現された履歴情報として提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態を示す状態情報蓄積システムの構成図である。
図1において、01はインターネット等のネットワークであり、これには、状態通知用端末11,12(PC、PDA、携帯電話機など)と、状態参照用端末21,22,23(PC、PDA、携帯電話機など)と、状態情報の収集、開示制御、蓄積を行うサーバ31と、状態履歴参照用端末41(PC、PDA、携帯電話機など)とが接続されている。なお、状態通知用端末11,12と状態参照用端末21〜23と、状態履歴参照用端末41は、全てあるいは部分的に物理的に同一の装置であっても構わない。
【0010】
状態通知用端末11,12からは、個人や物や動物の状況や気持ち等の状態情報を送信する。サーバ31は、これらの状態情報に関連する任意の情報を予め定めた期間だけ蓄積し、状態参照用端末21〜23に配布する。状態参照用端末21〜23では、登録された参照者により予め登録された参照データ範囲の任意のデータ形式により参照または取得することができる。また、状態履歴参照用端末41から状態履歴蓄積要求があれば状態情報の履歴の蓄積を開始し、状態履歴参照用端末41から履歴参照要求があれば、履歴情報をサーバ31から提供する。
【0011】
図2は、図1における状態通知用端末の構成例を示す図である。
状態通知用端末11,12は、他の端末との間でデータを送受信するデータ送受信手段104と、受信した情報、あるいは入力した情報を画面に表示する表示手段101と、キーボードなどの操作手段102と、端末全体を制御する端末制御手段103と、受信した状態情報や処理後のデータを蓄積する状態情報記録手段105と、入力パネル等の状態入力手段106とを備えている。
【0012】
状態通知用端末11,12から送信された状態情報は、サーバ31に蓄積され、状態参照用端末21〜23に配布された後、状態参照用端末21〜23の表示画面に、状態通知用端末の利用者、すなわち状態情報通知者ごとに、個人や動物や物体等の任意のオブジェクトに関する状態情報を表示することができる。
【0013】
図3は、図1におけるサーバの構成例を示す図である。
サーバ31は、ネットワークを介して他の端末、すなわち状態通知用端末11,12、状態参照用端末21〜23、あるいは状態履歴参照用端末41との間でデータをやりとりするデータ送受信手段301と、サーバ31の全体を制御するサーバ制御手段302と、状態通知用端末11,12から送られてきた全情報を蓄積する状態情報蓄積手段303と、状態情報を他のデータ形式に変換する状態情報変換手段304と、蓄積手段303に対して状態情報をアクセス制御する状態情報アクセス制御手段305と、蓄積手段303内の状態情報を削除するための状態情報削除手段306と、蓄積された状態情報をどこに通知するかの通知先を管理する状態通知先情報管理手段307とを備えている。
【0014】
図4は、サーバに蓄積される状態情報のデータ構造例を示す図である。
状態情報としては、状態情報ごとに、その情報の通知元の識別番号である状態通知者IDと、状態通知端末ID(IDアドレス)(PCか、携帯か、PDAかの区別とその番号)と、状態更新時刻(年月日時分)と、更新対象状態情報項目(行動か、位置か、気持ちかの区分)と、更新対象状態情報項目値(休憩中か、仕事中か、睡眠中か、寂しい気持ちか、位置はどこか等の事項)と、履歴削除日(年月日)とが記述される。
【0015】
図5は、サーバに蓄積される状態情報の蓄積期間のデータ構造例を示す図である。
サーバ31において状態通知者ごとに管理される状態情報蓄積期間は、通知者により指定される。それぞれの通知者ID毎に、20日〜365日の期間が記述される。サーバ31の状態情報削除手段306は、このデータを参照して削除対象データを特定する。なお、保存期間が修正された場合には、修正対象となる状態通知者に関するデータそれぞれの履歴保存期限を修正値に更新しておく必要がある。
【0016】
図6は、サーバに蓄積された状態情報履歴へのアクセス制御リストのデータ構造例を示す図である。
サーバ31により状態情報履歴参照要求者者ごとに管理される、状態情報履歴へのアクセスは、状態情報アクセス制御手段305により制御される。状態情報アクセス制御手段305は、本データを利用して、状態情報履歴参照要求者からの参照要求に対して、参照可否を判定する。
アクセス制御リストとしては、状態履歴参照要求者リスト(要求者名)と、パスワードと、状態履歴参照可能状態値情報通知者ID(通知者名または全員(ALL)と、状態履歴データ形式(CSV、テキスト、グラフ等の区分)の欄に区分されている。
【0017】
図7は、サーバに蓄積される状態情報の状態通知先情報のデータ構造例を示す図である。
状態通知者が状態通知用端末11,12から状態情報をサーバ31に対して登録または更新すると、この通知先情報のアドレスに従って状態参照端末21〜23に対して登録または更新された情報が送信される。
状態通知先情報リストとしては、状態通知者IDと、状態通知先情報(状態通知先ID(通知先の名前)とアドレス)とが記述されている。
【0018】
(動作シーケンス)
図8は、本発明の状態情報蓄積方法の動作シーケンスチャートである。
図8には、状態更新時に状態履歴をサーバに蓄積することの開始を指示する段階と、状態更新時に状態履歴がサーバに蓄積される段階と、状態履歴参照要求者が状態履歴参照を行う段階に分けてシーケンスが示されている。
左側から、状態通知者A(状態通知用端末11)と状態通知者B、状態履歴参照要求者C(状態履歴参照用端末41)、サーバ31、状態通知者Aの通知先(状態参照用端末21)と状態通知者Bの通知先(状態参照用端末22)の順序で配列されている。
【0019】
(ステップ−10)では、状態履歴参照要求者は、状態履歴参照用端末41を用いて、状態履歴の蓄積を行う旨を入力し、本人であることを証明するための、ID情報とパスワードを入力する。
(ステップ−9)では、状態履歴参照用端末41は、ステップ7で入力された情報を含む状態履歴蓄積要求メッセージをサーバ31に対して送信する。
(ステップ−8)では、サーバ31は、状態情報アクセス制御手段305によりステップ8で受信したメッセージに含まれる情報(IDとパスワード)と、図6で示されるようなデータを参照し、状態履歴参照要求者の特定と認証を行う。
【0020】
(ステップ−7)では、サーバ31は、ステップ−8と同様の手順を用いて状態履歴参照可能状態情報通知者IDを特定する。
(ステップ−6)では、サーバ31は、ステップ−7で特定された状態履歴参照可能状態情報通知者IDを記憶し、それ以降に当該状態情報通知者に関する状態更新があった場合には、状態情報蓄積手段303に蓄積する準備を整える。
ただし、本発明においては、何等の蓄積要求を行わなくても、全ての状態情報通知者に関する状態更新履歴を蓄積するように構成することも可能である。そのようにした場合には、ステップ−10から−6のステップは省略される。
【0021】
(ステップ1)では、状態通知者が状態通知用端末11の状態入力手段106により、自身の状態を更新する。
(ステップ2)では、状態通知用端末11は、ステップ1にて入力された情報を含む更新を要求するメッセージをサーバ31へ、データ送受信手段104により送信する。
(ステップ3)では、サーバ31は、状態通知先情報管理手段307にて管理されている、図7に例示したデータを参照し、更新された状態の通知先を特定する。
【0022】
(ステップ4)では、サーバ31は、ステップ2にて受信された情報を含む状態を通知するメッセージをステップ3にて特定された通知先へ、データ送受信手段301により送信する。
(ステップ5)では、サーバ31は、ステップ2にて受信されたメッセージに基づき、状態通知者、状態通知用端末、状態項目、状態項目値、更新時刻、履歴削除日等の状態更新に関連する情報を状態情報蓄積手段303により蓄積する。
ここで、ステップ5は、ステップ2の直後であっても構わない。また、履歴削除日の算出のためには、更新時刻と図5で例示される状態通知者ごとの保存期間の情報が利用される。
【0023】
(ステップ6)は、状態通知者等が異なる点を除き、基本的にはステップ1〜5と同様の手順である。本ステップが、複数の状態通知者により繰り返されることにより、状態履歴情報がサーバ31に蓄積されていく。
(ステップ7)では、状態履歴参照要求者は、状態履歴参照用端末41を用いて状態履歴の参照を行う旨を入力し、本人であることを証明するためのID情報とパスワードを入力する。
(ステップ8)では、状態履歴参照用端末41は、ステップ7で入力された情報を含む状態履歴参照要求メッセージをサーバ31に対して送信する。
【0024】
(ステップ9)では、サーバ31は、状態情報アクセス制御手段305により、ステップ8で受信したメッセージに含まれる情報(IDとパスワード)と、図6に例示されるようなデータを参照し、状態履歴参照要求者の特定と認証を行う。ただし、ステップ−10〜−6による状態履歴蓄積要求時のセッションが継続されたままとなっている場合には、ステップ7〜9は省略されても構わない。
(ステップ10)では、サーバ31は、ステップ9と同様の手順を用いて、状態履歴参照可能状態情報通知者IDと状態履歴データ形式を特定する。ここで、本発明においては、状態履歴データ形式は状態履歴参照要求者の全てに対して同一(例えば、一律、CSV形式)としても構わない。
【0025】
(ステップ11)では、サーバ31は、状態情報蓄積手段303により蓄積されている状態履歴情報の中から、状態情報変換手段304によりステップ10で特定された状態通知者に関する履歴情報を抽出するとともに、同じくステップ10にて特定されたデータ形式に変換する。
ここで、本発明においては、ステップ5で示される状態更新時に履歴を蓄積する際に、状態情報アクセス制御手段305にて格納されている図6のテーブルを利用して特定されるデータ形式に変換した上で蓄積するようにすることも可能である。このような方法にした場合には、ステップ11におけるデータ形式変換は不要となる。
【0026】
(ステップ12)では、サーバ31は、ステップ11にて生成した履歴情報を、ステップ8で受信したメッセージの送信元へ、データ送受信手段301により返送する。
(ステップ13)では、状態履歴参照用端末41を利用する状態履歴参照要求者は、ステップ12にて受信した履歴情報を参照、もしくは、ファイルとしてダウンロードする。ここで、状態履歴参照用端末41は、受信した履歴情報を任意の方法で任意の表現形式(例えば、CSV形時で受信して、グラフ形式に変換して表示する)に変換し、表示しても構わない。
【0027】
図9は、蓄積することが不要になった状態履歴情報を削除する際の動作シーケンスチャートである。
左側から、サーバ保守端末(図1では、記載が省略されている)、サーバ31の順に位置している。
(ステップ21)では、サーバ31は、状態情報削除手段306により保存期間の切れた状態履歴情報の削除処理を起動する。この処理は、予め設定された定刻に自動的に起動されるようにプログラムされていても構わないし、手動により起動されても構わない。
【0028】
(ステップ22)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、状態情報蓄積手段303より状態履歴情報を1件抽出する。
(ステップ23)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、ステップ22で抽出した情報における履歴削除日と現在日とを比較し、前者の方が古い場合に、ステップ24に進み、その他の場合にはステップ22に戻る。
(ステップ24)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、ステップ22で抽出した情報を削除する。
【0029】
(ステップ25)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、全ての状態履歴情報に対してステップ23で示す処理を施したか否かを確認し、未実施の場合にはステップ22に戻り、また実施済みの場合にはステップ26に進む。
(ステップ26)では、サーバ31の状態情報削除手段306は、起動時刻、終了時刻、全数、削除数等を含む状態履歴削除処理の結果を、任意のサーバ保守端末に通知し、当該処理を終了する。
【0030】
なお、図8の状態履歴情報の更新、蓄積、参照に関する処理手順、および図9の状態履歴情報の削除手順をそれぞれプログラムに変換し、変換されたプログラムをCD−ROM等の記録媒体に格納しておけば、プログラムの売買や譲渡の場合に引渡しに便利であり、また、任意のネットワークに接続された任意のコンピュータに記録媒体を装着して、プログラムをインストールすることで、これを実行させることにより、本発明を容易に実現することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下の通りの効果を奏する。
従来は有効に利用されていなかった、状態通知者に関する状態の履歴情報をサーバに予め指定された期間だけ蓄積することにより、状態履歴情報参照者ごとに予め設定された参照範囲とデータ形式で、参照者の所望する時に参照可能となるので、統計や動向分析や行動管理や勤務管理等にこれを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す状態情報蓄積システムの全体構成図である。
【図2】図1における状態通知用端末のブロック構成図である。
【図3】図1におけるサーバのブロック構成図である。
【図4】サーバに蓄積される状態情報の構成例を示す図である。
【図5】サーバに蓄積される状態履歴の保存期間の構成例を示す図である。
【図6】サーバに蓄積される状態履歴参照要求者情報の構成例を示す図である。
【図7】サーバに蓄積される通知先情報のデータ構成例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す状態履歴情報の更新、蓄積、参照に関する処理手順のシーケンスチャートである。
【図9】本発明の一実施形態を示す状態履歴情報の削除手順のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
01…ネットワーク、11,12…状態通知用端末、
21,22,23…状態参照用端末、31…サーバ、
41…状態履歴参照用端末、101…表示手段、102…操作手段、
103…端末制御手段、104…データ送受信手段、
105…状態情報記録手段、106…状態入力手段、
301…データ送受信手段、302…サーバ制御手段、
303…状態情報蓄積手段、304…状態情報変換手段、
305…状態情報アクセス制御手段、306…状態情報削除手段、
307…状態通知先情報管理手段。
Claims (11)
- ネットワークに接続された端末装置間で、端末利用者個人、動物あるいは物体に関する状況、気持ちを含む状態情報を、予め利用者により設定された通知先情報に従って相互に送受信するために、該状態情報をサーバに蓄積する状態情報蓄積方法であって、
該サーバは、状態情報通知者ごと、かつ状態情報通知端末ごと、かつ状態情報項目ごと、かつ状態情報属性値更新時刻ごとに、端末利用者個人、該個人に係る動物、あるいは該個人に係る物体を含む任意のオブジェクトに関する状態情報に関連する任意の情報を蓄積し、かつ該状態情報を参照することを特徴とする状態情報蓄積方法。 - 請求項1に記載の状態情報蓄積方法において、
前記サーバに蓄積される状態情報は、保存期間として、状態情報通知者ごとに任意の期間が予め設定され、設定された保存期間が超過すると、自動的に蓄積された該状態情報を削除することを特徴とする状態情報蓄積方法。 - 請求項1に記載の状態情報蓄積方法において、
前記サーバに蓄積される状態情報は、任意のネットワークを介して接続される任意の端末から予め登録された参照者により、予め登録された参照データ範囲で、CSVを含む任意のデータ形式により参照されるか、あるいは取得されることを特徴とする状態情報蓄積方法。 - ネットワークに接続された複数の端末間で、端末利用者個人、動物あるいは物体に関する状況、気持ちを含む状態情報を、予め利用者により設定された通知先情報に従って相互に送受信するために、該状態情報をサーバに蓄積するための状態情報蓄積システムであって、
個人や物や動物の状況や気持ちを含む状態情報を送信する状態通知用端末と、
該状態情報に関連する任意の情報を予め定めた期間だけ蓄積するサーバと、
該サーバから予め設定された通知先情報に従って状態情報が送信される状態参照用端末と、該サーバに対して状態履歴蓄積要求を行うことにより、該サーバに状態情報の履歴の蓄積を開始させ、履歴参照要求を行うことにより蓄積された履歴情報を該サーバから取得する状態履歴参照用端末とを具備したことを特徴とする状態情報蓄積システム。 - 請求項1に記載の状態情報蓄積システムにおいて、
前記サーバは、ネットワークを介して他の端末との間でデータをやりとりするデータ送受信手段と、前記状態通知用端末から送られてきた全情報を蓄積する状態情報蓄積手段と、該状態情報を他のデータ形式に変換する状態情報変換手段と、蓄積手段に対して状態情報をアクセス制御する状態情報アクセス制御手段と、該蓄積手段内の状態情報を削除するための状態情報削除手段と、蓄積された状態情報をどこに通知するかの通知先を管理する状態通知先情報管理手段とを具備したことを特徴とする状態情報蓄積システム。 - 請求項1に記載の状態情報蓄積システムにおいて、
前記状態通知用端末は、他の端末との間でデータを送受信するデータ送受信手段と、受信した情報、あるいは入力した情報を画面に表示する表示手段と、キーボードを含む操作手段と、受信した状態情報や処理後のデータを蓄積する状態情報記録手段と、入力パネルを含む状態入力手段とを備えたことを特徴とする状態情報蓄積システム。 - 状態更新時に状態履歴をサーバに蓄積することを開始させるプログラムであって、
サーバコンピュータに、状態履歴参照用端末から状態履歴の蓄積を行う指示と、本人であることを証明するためのID情報とパスワードを受信する手順、受信したメッセージに含まれる情報を参照し、状態履歴参照要求者の特定と認証を行う手順、それ以降に当該状態情報通知者に関する状態更新があった場合には、状態情報を蓄積する手順をそれぞれ実行させるためのプログラム。 - 状態更新時に状態履歴をサーバに蓄積するプログラムであって、
サーバコンピュータに、状態通知用端末から状態情報の更新を要求するメッセージを受信する手順、状態通知先情報管理手段により管理されているデータを参照し、更新された状態の通知先を特定する手順、特定された通知先へ、データ送受信手段により送信する手順、受信したメッセージに基づき、状態通知者、状態通知用端末、状態項目、状態項目値、更新時刻、履歴削除日等の状態更新に関連する情報を状態情報蓄積手段に蓄積する手順、履歴削除日の算出のために、更新時刻と状態通知者ごとの保存期間の情報を特定する手順とをそれぞれ実行させるためのプログラム。 - 状態履歴参照要求者により状態履歴参照を行うためのプログラムであって、
サーバコンピュータに、状態履歴参照用端末から状態履歴参照要求、本人であることを証明するためのID情報とパスワードを含むメッセージを受信する手順、受信したメッセージに含まれる情報を参照し、状態履歴参照要求者の特定と認証を行う手順、状態履歴参照可能状態情報通知者IDと状態履歴データ形式を特定する手順、状態情報蓄積手段に蓄積されている状態履歴情報の中から、状態情報変換手段により特定された状態通知者に関する履歴情報を抽出するとともに、特定されたデータ形式に変換する手順、生成した履歴情報を要求元にデータ送受信手段により返送する手順を、それぞれ実行させるためのプログラム。 - 状態履歴情報を削除するためのプログラムであって、
サーバコンピュータに、状態情報削除手段により状態情報蓄積手段に蓄積された状態履歴情報を1件する抽出する手順、抽出した情報における履歴削除日と現在日とを比較し、前者の方が古い場合に抽出した情報を削除する手順、全ての状態履歴情報に対して処理を施したか否かを確認し、未実施の場合には繰り返し実行する手順、起動時刻、終了時刻、全数、削除数を含む状態履歴削除処理の結果を、任意のサーバ保守端末に通知する手順を、それぞれ実行させるプログラム。 - 請求項7〜10のいずれかに記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002358942A JP2004192298A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 状態情報蓄積方法および蓄積システム、ならびにそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2002358942A Pending JP2004192298A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 状態情報蓄積方法および蓄積システム、ならびにそのプログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008123508A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-29 | Yafoo Japan Corp | ステータス変更情報に関するシステム |
JP2010218442A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Canon Inc | 情報処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム |
-
2002
- 2002-12-11 JP JP2002358942A patent/JP2004192298A/ja active Pending
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