JP2004191727A - 入場記念チケットシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】付加価値を有し、耐性があり、入場者の情報管理を可能とする入場記念チケットを提供すること。
【解決手段】入場記念チケットの発行時及び/又は入場時において、入場記念チケットの発行日時及び/又は入場日時の情報を、読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、退場時に、前記発行日時及び/又は入場日時の情報を読取装置にて読み取る読取り手段と、記憶手段により前記読み取った発行日時及び/又は入場日時の情報を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】入場記念チケットの発行時及び/又は入場時において、入場記念チケットの発行日時及び/又は入場日時の情報を、読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、退場時に、前記発行日時及び/又は入場日時の情報を読取装置にて読み取る読取り手段と、記憶手段により前記読み取った発行日時及び/又は入場日時の情報を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊園地や公園、記念館などの入場記念チケットの利用方法に関し、特には付加価値をもつチケットであり、かつ入退場の情報管理を可能とする入場記念チケットの利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような遊園地や公園、記念館では、入場者に入場料等と引き換えに紙製のチケットを発行し、入場時間などを記録したり、入場時にチケットに印字したり、入場時に一部を切り取ったり、退場時に回収するなどして、入場者数、入退場の時刻、中にいた時間などの情報管理などをおこなっている。
【0003】
しかしながら、これらの紙製のチケットは、表面は文字だけであったり、カラー印刷があったとしてもこれら遊園地や公園、記念館の外観の写真やポスター等の他の広告と同じ絵であったりなど、入場者として特に付加価値を感じるものではなかった。
【0004】
そして退場時に回収する場合などでは上記のようなことから廃棄してしまうこともあるため回収率が悪い。たとえ回収できたとしても紙製のチケットであるため、折り曲げ、破れ、汚れ、濡れ、しわ等に対する耐性が低いものであるので、回収できても管理情報の読み出しが困難となるという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、付加価値を有し、耐性があり、入場者の情報管理を可能とする入場記念チケットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はこの課題を解決するため、すなわち請求項1記載の発明は、レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムであって、入場記念チケットの発行時及び/又は入場時において、入場記念チケットの発行日時及び/又は入場日時の情報を、読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、退場時に、前記発行日時及び/又は入場日時の情報を読取装置にて読み取る読取り手段と、記憶手段により前記読み取った発行日時及び/又は入場日時の情報を記憶する記憶手段と、を有すること特徴とする入場記念チケットシステムである。
【0007】
本発明はこの手段により、レンチキュラレンズシートとその裏面に設けられた画像印刷層により、立体視可能な画像や見る角度によって変わる画像となりカラーコピー等の偽造物との対比が目視により容易に可能となる。また、レンチキュラレンズシートと合成紙に接着により、折り曲げ、破れ、反りなどに対する耐性の高いものとすることが可能となる。さらに合成紙に機械読取可能な印刷層を設け、この印刷層に発行日時及び/又は入場日時を設けることで、退場時にこれを読み取り集計する事で日付別の入場者数の情報を管理できる。また、退場時にこれらの情報を読み取り、退場時刻の情報を追加することで、客の場内にいる時間を算出、時刻別の場内客数の情報を管理できる。
【0008】
また請求項2記載の発明は、退場時に、入場記念情報を前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段を有することを特徴とする請求項1記載の入場記念チケットシステムである。
【0009】
本発明はこの手段によりさらに画像層や印刷層を入場記念として付加価値の高いものとすることが可能となり、さらに再利用再入場禁止の為の確認情報とすることが可能となる。
【0010】
また請求項3記載の発明は、レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムであって、場内に任意に設けた通過確認地点によって、通過確認地点の情報を、読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、退場時に、前記通過確認地点の情報を読取装置にて読み取る読取手段と、記憶手段により前記通過確認地点の情報を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とする入場記念チケットシステムである。
【0011】
本発明はこの手段により、通過確認地点の情報を印刷し、これを読取装置で読み取ることで、場内の通過箇所別の通過者数を管理可能となるととに、入場者が場内のどこを通過したかということが記念として残るという付加価値の高いものとすることが可能となる。
【0012】
また、請求項4記載の発明は、レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムあって、入場記念チケットの発行時及び/又は入場時において、入場記念チケット所持者に関する情報を読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、場内に任意に設けた通過確認地点及び/又は退場時において、前記入場記念チケット所持者に関する情報を読取装置にて読み取る読取り手段と、記憶手段により前記入場記念チケット所持者に関する情報を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とする入場記念チケットシステムである。
【0013】
本発明はこの手段により、各通過箇所には印刷手段を設けることなく、各通過箇所、退場箇所にて入場者者通過時刻を管理する事が可能となり、さらに各通過箇所を通過した入場者情報を管理することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図3に本発明の入場記念チケットシステムの一例の概略を示す。図4に本発明における入場記念チケットの断面の構造の一例の概略を示す。図5に本発明における入場記念チケットの一実施例の機械読取可能な印刷を含む印刷を示す。
【0015】
本発明における入場記念チケットとしては、レンチキュラレンズシートに合成紙を貼り合せたものであって、レンチキュラレンズシートの裏面に直接印刷されるか印刷したものを転写するか貼り合わせることで立体視可能な画像もしくは見る角度によって異なる画像が目視であれば好適であるが、特にこれに限定されるものではなく、実施可能である。
【0016】
前記レンチキュラレンズシートとしては、グリゴール変性ポリエチレンテレフタレートを8〜12%配合した非結晶性ポリエチレンテレフタレートが挙げられる。さらに前記非結晶性ポリエチレンテレフタレートとしては、1,4−シクロヘキサンジメタノール変性ポリエチレンテレフタレートが挙げられる。上記であれば加工適性、印刷適性、合成紙との接着などの適性などの点で好適に実施可能であるが、特にこれに限定するものではなく、適宜適用可能である。
【0017】
前記立体視可能な画像もしくは見る角度によって異なる画像としては、紫外線硬化型インキによる印刷が、製造工程上で乾燥の為に熱を加えないで良いことから、レンチキュラレンズシートに直接印刷する場合に特に好適なものとなる。しかしながら特にこれに限定するものではなく、レンチキュラレンズシートを通して上記画像が目視可能となるものであれば良い。また画像を4色印刷で設け、さらに反射層となる白色全面印刷を設けても良い。
【0018】
本発明における入場記念チケットのレンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せる接着剤としては、後述する合成紙により用途別に特に選定されている接着剤を用いるのが好適であるが、特にこれに限定されるものではなく、強固に接着可能なものであれば適用可能である。
【0019】
本発明における合成紙としては、ポリプロピレン樹脂を主成分とするものがしなやかさと強さ、高級品質感を共存したものとして挙げられる。例えば「ユポ」(YUPO、三菱化学、王子製紙)が好適であるが、特にこれに限定するものではなく、後述する機械読取可能な印刷を含む印刷が可能である、各種耐性、レンチキュラレンズシートとの接着適性に優れたものであれば適用可能である。
【0020】
本発明における読取可能な印刷を入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段としては、入場記念チケットの発行と連動するものであれば感熱転写印刷装置が好適であるが、特にこれに限定するものではなく、合成紙の種類にもよるがインクジェット印刷装置などでも可能である。
【0021】
本発明における入場記念チケットの読取可能な印刷を含む層としては、バーコードが好適であるが、特にこれに限定するものではなく、カルラコード、2次元バーコードなど、上記印刷手段により印刷可能であり、各種耐性に優れ、後述する機械読取可能なものであれば適用可能である。また、図5に一例を示すように、機械読取可能なバーコード6の他に入場時間や退場時間7を入口と出口の印刷装置で印刷し、読取装置で読み取りつつ記録してもよい。また印刷装置にて名前8を印刷できるようにしても良い。また例えば公園内の各エリア毎に設けた通過確認装置にて、通過エリアを示す印刷9を施しても良い。その他当日の入場記念となるような情報を印刷するようにして記念チケットとしての付加価値を高めることが可能となる。
【0022】
本発明における入場記念チケットの製造方法としては、まず、レンチキュラレンズシートとしては凹凸ロールとニップロール間に連続押出にウエブ状連続成形が製造効率上好適であるが、特にこれに限定されるものではなく、金型によるプレス成形等でも可能である。印刷層は枚葉状レンチキュラレンズシート裏面に紫外線硬化型インキを枚葉オフセット印刷により施すのが、上記レンチキュラレンズシートに熱圧の負荷をそれほどかけずに印刷可能であるので好適であるが、特にこれに限定されるものはなく、位置あわせをして転写印刷するものであってもよい。合成紙の接着としては、各種合成紙推賞の接着剤を適用すればよい。合成紙への機械読取可能な印刷としては、入場記念チケットの発行と連動するものであれば感熱転写印刷が好適であるが、特にこれに限定するものではなく、合成紙の種類にもよるがインクジェット印刷などでも可能である。
【0023】
本発明における読取手段としては、バーコードリーダー等、印刷手段に対応した読取手段であれば良く、特に限定されたものではない。
【0024】
本発明における記憶手段としては、読取手段で読み取った情報を記憶するものであって、印刷手段や読取手段に接続したハードディスク等の情報記録媒体が好適であるが、特にこれに限定するものではなく、適用可能である。また、図3に示すように、各エリアの読取手段より読み取った情報をラインにより1箇所に結合して記憶するものなどが好適であるが、特にこれに限定されるものではなく、各エリアごとにデータをディスク等の携帯用情報記録媒体に記録し、これを集めめたのち大型の情報記録媒体にデータを写してもよいし、各読取装置のデータを無線にて記録手段に順次記録するものであってもよい。
【0025】
本発明における場内に設けた通過確認地点としては、例えば公園内の各エリアのアトラクションごとの入場ゲートなどが好適であるが、とくにこれに限定されるものではなく、入場記念チケットで入場する場内において、何らかの方法で仕切りがされた複数の範囲であれば、適用可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上に示したように、本発明の請求項1記載の発明により、レンチキュラレンズシートとその裏面に設けられた画像印刷層により、立体視可能な画像や見る角度によって変わる画像となりカラーコピー等の偽造物との対比が目視により容易に可能となる。また、レンチキュラレンズシートと合成紙に接着により、折り曲げ、破れ、反りなどに対する耐性の高いものとすることが可能となる。さらに合成紙に機械読取可能な印刷層を設け、この印刷層に発行日時及び/又は入場日時を設けることで、退場時にこれを読み取り集計する事で日付別の入場者数の情報を管理できる。また、退場時にこれらの情報を読み取り、退場時刻の情報を追加することで、客の場内にいる時間を算出、時刻別の場内客数の情報を管理できるという作用効果を奏する。
【0027】
また請求項2記載の発明により、さらに画像層や印刷層を入場記念として付加価値の高いものとすることが可能となり、さらに再利用再入場禁止の為の確認情報とすることが可能となるという作用効果を奏する。
【0028】
また請求項3記載の発明により、通過確認地点の情報を印刷し、これを読取装置で読み取ることで、場内の通過箇所別の通過者数を管理可能となるととに、入場者が場内のどこを通過したかということが記念として残るという付加価値の高いものとすることが可能となるという作用効果を奏する。
【0029】
また請求項4記載の発明により、各通過箇所には印刷手段を設けることなく、各通過箇所、退場箇所にて入場者者通過時刻を管理する事が可能となり、さらに各通過箇所を通過した入場者情報を管理することが可能となるという作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における入場記念チケットシステムの一例の概略を示す説明図である。
【図2】本発明における入場記念チケットシステムの一例の概略を示す説明図である。
【図3】本発明における入場記念チケットシステムの一例の概略を示す説明図である。
【図4】本発明における入場記念チケットの一実施例の断面の構造を示す説明図である。
【図5】本発明における入場記念チケットの機械読取可能な印刷を含む印刷を示す説明図である。
【符号の説明】
1…レンチキュラレンズシート
2…画像層
3…接着剤層
4…合成紙
5…機械読取可能な印刷を含む層
6…バーコード
7…入場時間、退場時間
8…名前
9…通過エリアを示す印刷
【発明の属する技術分野】
本発明は遊園地や公園、記念館などの入場記念チケットの利用方法に関し、特には付加価値をもつチケットであり、かつ入退場の情報管理を可能とする入場記念チケットの利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような遊園地や公園、記念館では、入場者に入場料等と引き換えに紙製のチケットを発行し、入場時間などを記録したり、入場時にチケットに印字したり、入場時に一部を切り取ったり、退場時に回収するなどして、入場者数、入退場の時刻、中にいた時間などの情報管理などをおこなっている。
【0003】
しかしながら、これらの紙製のチケットは、表面は文字だけであったり、カラー印刷があったとしてもこれら遊園地や公園、記念館の外観の写真やポスター等の他の広告と同じ絵であったりなど、入場者として特に付加価値を感じるものではなかった。
【0004】
そして退場時に回収する場合などでは上記のようなことから廃棄してしまうこともあるため回収率が悪い。たとえ回収できたとしても紙製のチケットであるため、折り曲げ、破れ、汚れ、濡れ、しわ等に対する耐性が低いものであるので、回収できても管理情報の読み出しが困難となるという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、付加価値を有し、耐性があり、入場者の情報管理を可能とする入場記念チケットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はこの課題を解決するため、すなわち請求項1記載の発明は、レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムであって、入場記念チケットの発行時及び/又は入場時において、入場記念チケットの発行日時及び/又は入場日時の情報を、読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、退場時に、前記発行日時及び/又は入場日時の情報を読取装置にて読み取る読取り手段と、記憶手段により前記読み取った発行日時及び/又は入場日時の情報を記憶する記憶手段と、を有すること特徴とする入場記念チケットシステムである。
【0007】
本発明はこの手段により、レンチキュラレンズシートとその裏面に設けられた画像印刷層により、立体視可能な画像や見る角度によって変わる画像となりカラーコピー等の偽造物との対比が目視により容易に可能となる。また、レンチキュラレンズシートと合成紙に接着により、折り曲げ、破れ、反りなどに対する耐性の高いものとすることが可能となる。さらに合成紙に機械読取可能な印刷層を設け、この印刷層に発行日時及び/又は入場日時を設けることで、退場時にこれを読み取り集計する事で日付別の入場者数の情報を管理できる。また、退場時にこれらの情報を読み取り、退場時刻の情報を追加することで、客の場内にいる時間を算出、時刻別の場内客数の情報を管理できる。
【0008】
また請求項2記載の発明は、退場時に、入場記念情報を前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段を有することを特徴とする請求項1記載の入場記念チケットシステムである。
【0009】
本発明はこの手段によりさらに画像層や印刷層を入場記念として付加価値の高いものとすることが可能となり、さらに再利用再入場禁止の為の確認情報とすることが可能となる。
【0010】
また請求項3記載の発明は、レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムであって、場内に任意に設けた通過確認地点によって、通過確認地点の情報を、読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、退場時に、前記通過確認地点の情報を読取装置にて読み取る読取手段と、記憶手段により前記通過確認地点の情報を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とする入場記念チケットシステムである。
【0011】
本発明はこの手段により、通過確認地点の情報を印刷し、これを読取装置で読み取ることで、場内の通過箇所別の通過者数を管理可能となるととに、入場者が場内のどこを通過したかということが記念として残るという付加価値の高いものとすることが可能となる。
【0012】
また、請求項4記載の発明は、レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムあって、入場記念チケットの発行時及び/又は入場時において、入場記念チケット所持者に関する情報を読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、場内に任意に設けた通過確認地点及び/又は退場時において、前記入場記念チケット所持者に関する情報を読取装置にて読み取る読取り手段と、記憶手段により前記入場記念チケット所持者に関する情報を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とする入場記念チケットシステムである。
【0013】
本発明はこの手段により、各通過箇所には印刷手段を設けることなく、各通過箇所、退場箇所にて入場者者通過時刻を管理する事が可能となり、さらに各通過箇所を通過した入場者情報を管理することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図3に本発明の入場記念チケットシステムの一例の概略を示す。図4に本発明における入場記念チケットの断面の構造の一例の概略を示す。図5に本発明における入場記念チケットの一実施例の機械読取可能な印刷を含む印刷を示す。
【0015】
本発明における入場記念チケットとしては、レンチキュラレンズシートに合成紙を貼り合せたものであって、レンチキュラレンズシートの裏面に直接印刷されるか印刷したものを転写するか貼り合わせることで立体視可能な画像もしくは見る角度によって異なる画像が目視であれば好適であるが、特にこれに限定されるものではなく、実施可能である。
【0016】
前記レンチキュラレンズシートとしては、グリゴール変性ポリエチレンテレフタレートを8〜12%配合した非結晶性ポリエチレンテレフタレートが挙げられる。さらに前記非結晶性ポリエチレンテレフタレートとしては、1,4−シクロヘキサンジメタノール変性ポリエチレンテレフタレートが挙げられる。上記であれば加工適性、印刷適性、合成紙との接着などの適性などの点で好適に実施可能であるが、特にこれに限定するものではなく、適宜適用可能である。
【0017】
前記立体視可能な画像もしくは見る角度によって異なる画像としては、紫外線硬化型インキによる印刷が、製造工程上で乾燥の為に熱を加えないで良いことから、レンチキュラレンズシートに直接印刷する場合に特に好適なものとなる。しかしながら特にこれに限定するものではなく、レンチキュラレンズシートを通して上記画像が目視可能となるものであれば良い。また画像を4色印刷で設け、さらに反射層となる白色全面印刷を設けても良い。
【0018】
本発明における入場記念チケットのレンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せる接着剤としては、後述する合成紙により用途別に特に選定されている接着剤を用いるのが好適であるが、特にこれに限定されるものではなく、強固に接着可能なものであれば適用可能である。
【0019】
本発明における合成紙としては、ポリプロピレン樹脂を主成分とするものがしなやかさと強さ、高級品質感を共存したものとして挙げられる。例えば「ユポ」(YUPO、三菱化学、王子製紙)が好適であるが、特にこれに限定するものではなく、後述する機械読取可能な印刷を含む印刷が可能である、各種耐性、レンチキュラレンズシートとの接着適性に優れたものであれば適用可能である。
【0020】
本発明における読取可能な印刷を入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段としては、入場記念チケットの発行と連動するものであれば感熱転写印刷装置が好適であるが、特にこれに限定するものではなく、合成紙の種類にもよるがインクジェット印刷装置などでも可能である。
【0021】
本発明における入場記念チケットの読取可能な印刷を含む層としては、バーコードが好適であるが、特にこれに限定するものではなく、カルラコード、2次元バーコードなど、上記印刷手段により印刷可能であり、各種耐性に優れ、後述する機械読取可能なものであれば適用可能である。また、図5に一例を示すように、機械読取可能なバーコード6の他に入場時間や退場時間7を入口と出口の印刷装置で印刷し、読取装置で読み取りつつ記録してもよい。また印刷装置にて名前8を印刷できるようにしても良い。また例えば公園内の各エリア毎に設けた通過確認装置にて、通過エリアを示す印刷9を施しても良い。その他当日の入場記念となるような情報を印刷するようにして記念チケットとしての付加価値を高めることが可能となる。
【0022】
本発明における入場記念チケットの製造方法としては、まず、レンチキュラレンズシートとしては凹凸ロールとニップロール間に連続押出にウエブ状連続成形が製造効率上好適であるが、特にこれに限定されるものではなく、金型によるプレス成形等でも可能である。印刷層は枚葉状レンチキュラレンズシート裏面に紫外線硬化型インキを枚葉オフセット印刷により施すのが、上記レンチキュラレンズシートに熱圧の負荷をそれほどかけずに印刷可能であるので好適であるが、特にこれに限定されるものはなく、位置あわせをして転写印刷するものであってもよい。合成紙の接着としては、各種合成紙推賞の接着剤を適用すればよい。合成紙への機械読取可能な印刷としては、入場記念チケットの発行と連動するものであれば感熱転写印刷が好適であるが、特にこれに限定するものではなく、合成紙の種類にもよるがインクジェット印刷などでも可能である。
【0023】
本発明における読取手段としては、バーコードリーダー等、印刷手段に対応した読取手段であれば良く、特に限定されたものではない。
【0024】
本発明における記憶手段としては、読取手段で読み取った情報を記憶するものであって、印刷手段や読取手段に接続したハードディスク等の情報記録媒体が好適であるが、特にこれに限定するものではなく、適用可能である。また、図3に示すように、各エリアの読取手段より読み取った情報をラインにより1箇所に結合して記憶するものなどが好適であるが、特にこれに限定されるものではなく、各エリアごとにデータをディスク等の携帯用情報記録媒体に記録し、これを集めめたのち大型の情報記録媒体にデータを写してもよいし、各読取装置のデータを無線にて記録手段に順次記録するものであってもよい。
【0025】
本発明における場内に設けた通過確認地点としては、例えば公園内の各エリアのアトラクションごとの入場ゲートなどが好適であるが、とくにこれに限定されるものではなく、入場記念チケットで入場する場内において、何らかの方法で仕切りがされた複数の範囲であれば、適用可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上に示したように、本発明の請求項1記載の発明により、レンチキュラレンズシートとその裏面に設けられた画像印刷層により、立体視可能な画像や見る角度によって変わる画像となりカラーコピー等の偽造物との対比が目視により容易に可能となる。また、レンチキュラレンズシートと合成紙に接着により、折り曲げ、破れ、反りなどに対する耐性の高いものとすることが可能となる。さらに合成紙に機械読取可能な印刷層を設け、この印刷層に発行日時及び/又は入場日時を設けることで、退場時にこれを読み取り集計する事で日付別の入場者数の情報を管理できる。また、退場時にこれらの情報を読み取り、退場時刻の情報を追加することで、客の場内にいる時間を算出、時刻別の場内客数の情報を管理できるという作用効果を奏する。
【0027】
また請求項2記載の発明により、さらに画像層や印刷層を入場記念として付加価値の高いものとすることが可能となり、さらに再利用再入場禁止の為の確認情報とすることが可能となるという作用効果を奏する。
【0028】
また請求項3記載の発明により、通過確認地点の情報を印刷し、これを読取装置で読み取ることで、場内の通過箇所別の通過者数を管理可能となるととに、入場者が場内のどこを通過したかということが記念として残るという付加価値の高いものとすることが可能となるという作用効果を奏する。
【0029】
また請求項4記載の発明により、各通過箇所には印刷手段を設けることなく、各通過箇所、退場箇所にて入場者者通過時刻を管理する事が可能となり、さらに各通過箇所を通過した入場者情報を管理することが可能となるという作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における入場記念チケットシステムの一例の概略を示す説明図である。
【図2】本発明における入場記念チケットシステムの一例の概略を示す説明図である。
【図3】本発明における入場記念チケットシステムの一例の概略を示す説明図である。
【図4】本発明における入場記念チケットの一実施例の断面の構造を示す説明図である。
【図5】本発明における入場記念チケットの機械読取可能な印刷を含む印刷を示す説明図である。
【符号の説明】
1…レンチキュラレンズシート
2…画像層
3…接着剤層
4…合成紙
5…機械読取可能な印刷を含む層
6…バーコード
7…入場時間、退場時間
8…名前
9…通過エリアを示す印刷
Claims (4)
- レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムであって、
入場記念チケットの発行時及び/又は入場時において、入場記念チケットの発行日時及び/又は入場日時の情報を、読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、
退場時に、前記発行日時及び/又は入場日時の情報を読取装置にて読み取る読取り手段と、
記憶手段により前記読み取った発行日時及び/又は入場日時の情報を記憶する記憶手段と、
を有すること特徴とする入場記念チケットシステム。 - 退場時に、入場記念情報を前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段を有することを特徴とする請求項1記載の入場記念チケットシステム。
- レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムであって、
場内に任意に設けた通過確認地点によって、通過確認地点の情報を、読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、
退場時に、前記通過確認地点の情報を読取装置にて読み取る読取手段と、
記憶手段により前記通過確認地点の情報を記憶する記憶手段と、
を有することを特徴とする入場記念チケットシステム。 - レンチキュラレンズシートと合成紙を貼り合せてなる入場記念チケットシステムあって、
入場記念チケットの発行時及び/又は入場時において、入場記念チケット所持者に関する情報を読取装置で読取可能な印刷として、前記入場記念チケットの合成紙面に印刷する印刷手段と、
場内に任意に設けた通過確認地点及び/又は退場時において、前記入場記念チケット所持者に関する情報を読取装置にて読み取る読取り手段と、
記憶手段により前記入場記念チケット所持者に関する情報を記憶する記憶手段と、
を有することを特徴とする入場記念チケットシステム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002360530A JP2004191727A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 入場記念チケットシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002360530A JP2004191727A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 入場記念チケットシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004191727A true JP2004191727A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32759582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002360530A Withdrawn JP2004191727A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 入場記念チケットシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004191727A (ja) |
-
2002
- 2002-12-12 JP JP2002360530A patent/JP2004191727A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050916 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070803 |