JP2004190522A - 2速ラジアルピストンモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】小容量モードにおいてモータ回転方向の相違によるトルク効率差を無くす2速マルチストローク形ラジアルピストンモータを提供することにある。
【解決手段】2速マルチストローク形ラジアルピストンモータ(110 )は、各々がカム面上を転動するようになったローラを備える複数の半径方向ピストンを含む押退け機構部(24)と、作動油を押退け機構部のピストンに順次給排する複数の通し孔(132 )を備えるバルブプレート(132 )とを有する。モータを低速高トルクモードと高速低トルクモードとの間で切り換えることができる切換弁装置(142 )が設けられている。切換弁装置は、2つの作動油ポート(A,B )をそれぞれバルブプレートの選択された数の通し孔(130 )に連結する少なくとも4つの別々の給排ライン(54−60 )を有する主切換弁(62)と、高速低トルクモードにおいて、2つの作動油ポートのうち高圧の作動油ポートからのパイロット圧により高圧の作動油ポートを主切換弁の前記給排ラインのうち一つだけに連通させる補助切換弁(68)とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2速ラジアルピストンモータ、特に2速マルチストローク(多行程)形ラジアルピストンモータの切換弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ラジアルピストンモータは、代表的には各種土木建設機械、例えば移動式クレーンやトラッククレーンの旋回又は走行用の定容量形低速高トルクモータとして広く用いられている。周知のように、この種のラジアルピストンモータにはモノストローク(偏心)形とマルチストローク(多行程)形のものがある。また、当業者には周知のように、ラジアルピストンモータは、2速切換弁の採用により圧油供給ポートの数を変えることで高速低トルクモータとして動作できる。換言すると、ラジアルピストンモータは、2速切換弁により低速高トルク(大容量)モードと高速低トルク(小容量)モードとの間で切り換え動作可能である。一例として、従来型2速マルチストローク(多行程)形ラジアルピストンモータの構造及び動作原理を図4〜図7に示している。
【0003】
ラジアルピストンモータ10は、内側カム面12を備えたリング状のカム14、各々がカム面に係合した状態でこの上を相対的に転動するようになったローラ16を備える複数の半径方向ピストン18及びこれらピストンを収納する複数のボア20が設けられたシリンダブロック22を含む押退け機構部24と、押退け機構部24に隣接してハウジング26内に設けられていて、作動油を押退け機構部のピストンに、これと対応してシリンダブロックに設けられた油穴28を介して圧油を順次給排する円周方向に等角度間隔に設けられた複数の通し孔30を備えるタイミングプレート又はバルブプレート32を有する。ピストンの往復運動をシャフトの回転運動として取り出す出力シャフト34が、符号36のところでシリンダブロック22にスプライン連結されると共にカム14及びハウジング26に対して固定されるケーシング38内でテーパころ軸受40によって支持されている。高圧状態と低圧状態に選択的に切り換え可能な2つの作動油ポートA,Bをバルブプレートの選択された数の通し孔30に連通させることにより大容量モードと小容量モードとの間で動作の切り換えを行う2速切換弁42が組み込まれている。
【0004】
ラジアルピストンモータ(なお、一般に「カムモータ」とも呼ばれているので、以下の説明において、カムモータという場合がある)10の動作原理は当業者には周知なので、ごく簡単に述べると、図5で分かるように、複数のピストン18が油穴28を介してバルブプレートの通し孔からの油圧の作用を受けてボア内で往復動し、ピストン先端に取り付けられたローラ16が、カム面12上を転動することによりシリンダブロックに回転運動を生じさせ、この回転運動を出力シャフトの回転運動として取り出すようになっている。
【0005】
図示の例では、バルブプレートは、リングカムの6つのカム山に対応して12個の通し孔30を備えている。また、図示の切換弁は、スプリング44により常態では図6及び図7Aに示すように左位置にある(これは、カムモータの大容量モードに対応する)2位置切換弁である。なお、大容量モードでは、タンク圧力が符号46のところに作用する。かくして、例示の2速カムモータ10では、2位置切換弁42が例えば常態の左位置にあるとき、ポートAは、1つの給排ライン48を介してバルブプレート32の1つ置きの通し孔30に通じ、ポートBは、切換弁内の分流路を経て2つの給排ライン50,52を介してそれぞれバルブプレートの2つ置きの通し孔30に通じるようになっている。
【0006】
カムモータを大容量モード(図7Aに示す)から小容量モード(これに対応して切換弁の状態が図7Bに示されている)に切り換えるには、油圧パイロット源(図示せず)からの高圧パイロット信号を符号46のところで切換弁42に印加する。すると、切換弁は図6の右位置をとり、かくして図7Bで分かるように、ポートAが給排ライン48を介してバルブプレートの1つ置きの通し孔30に通じると共に給排ライン50を介して2つ置きの通し孔30に通じ、他方、ポートBは、1つの給排ライン52を介してバルブプレートの2つ置きの通し孔30に通じる。今、ポートAが高圧状態にあるとすれば、全部で8つのうち6つのピストンが、バルブプレートの通し孔30及びこれと対応した油穴28を介してポートAと連通するが、図5及び図6から当業者には理解できるように6つのうち4つのピストンは膨張行程にあり、残りの2つは圧縮行程にあることになるので、前者はモータ作用を発揮し、後者はこれとは逆のポンプ作用を発揮することになる。かくして、カムモータの発揮するモータ作用は全体として、通常の大容量モードのトルクの1/2のトルクを発揮し、かくしてカムモータは小容量モードで動作する。逆に、ポートBに高圧作動油が作用する場合、8つのピストンのうち2つのピストンが圧油の作用を受けてモータ作用を発揮し、これ又、通常の大容量モードにおいて生じるトルクの1/2のトルクを発揮し、カムモータは小容量モードとなって高速で動作することになる。
【0007】
上述したような3通路(給排ライン)方式の従来型2速カムモータは、その小容量モードにおいて左回転と右回転では高圧状態になるピストンの数の差に起因して動作効率の相違を生じることになる場合がある。より具体的に説明すると、高圧状態にあるピストンの数が多ければそれだけ一層ピストンの運動に対する摩擦力の合計が多くなり、しかもピストンの中にはポンプ作用を発揮するものがあることになるのでカムモータにより得られるトルク効率が全体として大幅に低下する。また、高圧ピストンの数が多ければ、それだけ容積効率が低下することは明らかである。実験の示すところによれば、カムモータの小容量モードでは、供給圧力が28MPaの場合、カムモータの左右の回転時において、トルク効率の差が15%〜20%になることが分かっている。また、この場合、容積効率の差は、5%程度になる。
【0008】
このように、小容量モードにおけるカムモータの左右の回転にトルク効率の差があると、カムモータを走行用として用いた場合、前進と後退の速度が異なるという不利益を生じる場合がある。また、車両の左右に独立の走行用カムモータ回路を設けた場合、配管構成が左右対称であれば高低圧ポートが左右で逆になるため、小容量モードでは車両が直進せず、危険である。したがって、一般的には押退け機構部に対する左右のバルブプレートのタイミングを逆にしてモータを左右で逆回転させることにより、かかる欠点を克服している。しかしながら、かかる対策では、車両の左右に構成の異なるカムモータを使用する必要があり、点検整備にが面倒になると共に構成の異なるカムモータを在庫する必要があり、コスト高を招いていた。
【0009】
本発明は、かかる欠点に鑑みて、小容量モードにおいてモータの回転方向の相違によるトルク効率の差を無くすよう構成した2速ラジアルピストンモータを提供することにある。
【0010】
また、本発明のもう一つの目的は特に、小容量モードにおいてモータの回転方向の相違によるトルク効率の差を無くすよう構成した2速マルチストローク形ラジアルピストンモータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、カム面を備えたカム、各々がカム面に係合した状態でこの上を相対的に転動するようになったローラを備える複数の半径方向ピストン及びこれらピストンを収納する複数のボアが設けられたシリンダブロックを含む押退け機構部と、作動油を押退け機構部のピストンに順次給排する円周方向に等角度間隔に設けられた複数の通し孔を備えるバルブプレートと、ピストンの往復運動をシャフトの回転運動として取り出す手段と、高圧状態と低圧状態に選択的に切り換え可能な2つの作動油ポートをバルブプレートの選択された数の通し孔に連通させることにより低速高トルク(大容量)モードと高速低トルク(小容量)モードとの間で動作の切り換えを行う切換弁装置とを有する2速ラジアルピストンモータに関する。本発明の特徴によれば、切換弁装置は、2つの作動油ポートに連通可能であって、バルブプレートの選択された数の通し孔に通じる少なくとも4つの別々の給排ラインを有する主切換弁と、主切換弁と連携して設けられていて、2つの作動油ポートのうち一方を高圧にすると、これに応じて油圧パイロット源を主切換弁に印加して高圧の作動油ポートを主切換弁の給排ラインのうち一つだけに連通させるよう動作できる補助切換弁とを有する。
【0012】
本発明は又、内側カム面を備えたカムリング内に半径方向に設けられていて、各々が内側カム面に係合した状態でこの上を相対的に転動するようになったローラを備える複数のピストン及びこれらピストンを収納する複数のボアが設けられた単一のシリンダブロックを含む押退け機構部と、作動油を押退け機構部のピストンに順次給排する円周方向に等角度間隔に設けられた複数の通し孔を備えたバルブプレートと、ピストンの往復運動をシャフトの回転運動として取り出す手段と、高圧状態と低圧状態に選択的に切り換え可能な2つの作動油ポートをバルブプレートの選択された数の通し孔に連通させることにより低速高トルク(大容量)モードと高速低トルク(小容量)モードとの間で動作の切り換えを行う切換弁装置とを有する2速マルチストローク形ラジアルピストンモータにおいて、前記切換弁装置は、前記2つの作動油ポートに連通可能であって、バルブプレートの選択された数の通し孔に通じる少なくとも4つの別々の給排ラインを有する主切換弁と、主切換弁と連携して設けられていて、前記2つの作動油ポートのうち一方を高圧にすると、これに応じて油圧パイロット源からのパイロット圧を主切換弁に印加して高圧の作動油ポートを主切換弁の前記給排ラインのうち一つだけに連通させるよう動作できる補助切換弁とを有することを特徴とする2速マルチストローク形ラジアルピストンモータを提供する。
【0013】
本発明の構成によれば、2つの作動油ポートのうち何れが高圧であっても、この作動油ポートがモータ内の4つの給排ラインのうち何れか1つに通じ、これに対応してバルブプレートの通し孔のうち何れか3つが常に高圧ポートに連通するようになり、かくしてモータの左右の回転時における効率の差が実質的に無くなる。
【0014】
好ましい実施形態では、主切換弁は、2つの作動油ポートのうち一方が高圧である場合に、パイロット圧により、一方の作動油ポートと4つの給排ラインのうち1つを連通させると共に残りの3つの給排ラインを低圧の他方の作動油ポートに連通させる第1の位置と、パイロット圧が生じていない場合に取る中立位置と、他方の作動油ポートが高圧である場合に、パイロット圧により、他方の作動油ポートと1つの給排ライン以外の1つの給排ラインに連通させると共に残りの3つの給排ラインを低圧の一方の作動油ポートに連通させる第2の位置との間で動くことができるスプールを有する。
【0015】
好ましい形態では、主切換弁は、スプールの互いに反対側にパイロット室を有し、これらパイロット室は、それぞれ補助切換弁を介して油圧パイロット源に連結される。4つの給排ラインは、それぞれバルブプレートの所定の角度間隔毎に位置する通し孔に連通することが望ましい。
【0016】
一実施形態では、バルブプレートには12個の通し孔が設けられており、この場合、上記の角度は、120°である。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の2速マルチストローク形ラジアルピストンモータ110を示している。本発明のカムモータ110は、バルブプレート132及びこれと連携して設けられた切換弁装置142を除き、図4の従来形カムモータと実質的に同一なので、以下、これら本発明の特徴部分について図2及び図3を参照しながら説明する。
【0018】
図1に示すカムモータと図4の従来型カムモータとの構成上の差異は、ポートA及びポートBに選択的に連結される作動油給排ラインが4つ(54〜60)になったことにある。すなわち、図1及び図2で最もよく理解できるように、切換弁装置142は、ポートA及びBの油圧ラインをそれぞれ2つの作動油給排ライン54,56及び58,60に分割するような内部構成の3位置主切換弁62を有している。この主切換弁62は、好ましい実施形態では、2つの作動油ポートのうち一方、例えばポートAが高圧である場合に、この高圧の一方の作動油ポートからのパイロット圧に応じてポートAと給排ライン54を連通させると共に残りの3つの給排ライン56,58,60と他方の作動油ポートBを連通させる第1の位置(図2及び図3A参照)と、パイロット圧が生じていない場合に取る中立位置(図2に示す状態)と、ポートBが高圧である場合に、この高圧の作動油ポートからのパイロット圧に応じてポートBと給排ライン60を連通させると共に残りの3つの給排ライン54,56,58とポートBを連通させる第2の位置(図2及び図3B参照)との間で動くことができるスプール64を有している。図示の実施形態では、4つの給排ライン54,56,58,60はそれぞれ、バルブプレート132の120°間隔毎に位置する3つの通し孔130に連通している。
【0019】
本発明のもう一つの重要な特徴として、本発明の切換弁装置142は、上記の主切換弁の動作を可能にするための手段として、ポートA又はポートBの何れかの高圧信号(高圧作動油)により動作して、油圧パイロットライン66を通る上述のパイロット圧を主切換弁に通じさせるようになった3位置補助切換弁68が設けられている。かくして、もしポートAを高圧にしてカムモータ110を動作させようとした場合(例えば、カムモータを一方向に回転させて車両を前進させようとした場合)、ポートBが低圧又はタンク圧状態なので、ポートAの高圧により補助切換弁68は、図2で見て左位置をとる。すると油圧ライン66は、補助切換弁68を介して通路70に連結される。すると、油圧ライン66中のパイロット圧が通路70を経て主切換弁62に作用し、このスプールを左に移動させて(図3A参照)、主切換弁は、上述の第1の位置(図2で見て、右位置)をとる。その結果、高圧ポートAは、給排ライン54に連通し、低圧ポートBは、残りの3つの給排ライン56,58,60と連通する。逆に、車両を後退させるためにポートBに高圧作動油を導入すると、ポートAが低圧なので、ポートBの高圧により補助切換弁68は、図2で見て右位置をとる。すると油圧ライン66は、補助切換弁68を介して通路72に連結される。この場合、油圧ライン66中のパイロット圧が通路72を経て主切換弁62に作用し、このスプールを右に移動させて(図3B参照)、主切換弁は、上述の第2の位置(図2で見て、左位置)をとる。その結果、高圧ポートBは、給排ライン60に連通し、低圧ポートAは、残りの3つの給排ライン54,56,58と連通する。
【0020】
上述のことから理解できるように、従来型カムモータとは異なり、本発明のカムモータは、小容量モードにおいて、ポートA,Bの何れが高圧状態になっても、高圧作動油は、カムモータ内の一つの給排ラインを流れ、バルブプレートの常に3つの通し孔が高圧状態となり、大容量モードだけでなく小容量モードにおいてもカムモータの左右回転時における効率差の発生が防止される。したがって、本発明のカムモータを車両の走行用モータとして採用した場合、前進速度と後退速度の差が生じることはなく、また左右回転時における出力トルクの差が生じることもない。また、本発明のカムモータは、車両の左右何れにも走行用モータとして利用でき、この場合、従来必要であった配管の非対称配置及び左右配置に合わせた構成の別々のカムモータの在庫が不要になり、従来型カムモータと比較して点検整備の手間が省ける。
【0021】
本発明を、カム山数が6、ピストンの個数が8、バルブプレートの通し孔の数が12の2速マルチストローク形ラジアルピストンモータについて説明したが、カム山数が6よりも多い数、かくしてピストンの個数が8よりも多い数のラジアルピストンモータについて同様に適用できる。この場合、バルブプレートの通し孔の数は、カム山数×2に等しいが、これに対応する通し孔の相互角度間隔及び上記4つの通路54〜60に通じる通し孔の数も上記とは異なるが、これは当業者であれば容易に設計変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切換弁装置が組み込まれた2速マルチストローク形ラジアルピストンモータの断面略図である。
【図2】図1に示す2速マルチストローク形ラジアルピストンモータの動作原理を説明する油圧回路図であり、バルブプレートと本発明の切換弁装置の関係を示す図である。
【図3A】本発明の主切換弁のスプールの動作状態を示す略図である。
【図3B】本発明の主切換弁の動作状態を示す略図であり、スプールが図3Aとは逆の方向に付勢された状態を示す図である。
【図4】従来型2速マルチストローク形ラジアルピストンモータの断面略図である。
【図5】図4に示す2速マルチストローク形ラジアルピストンモータの押退け機構部を示す略図である。
【図6】図4の2速マルチストローク形ラジアルピストンモータの動作原理を示す略図であり、バルブプレートと2速切換弁の関係を示す図である。
【図7A】従来型2速マルチストローク形ラジアルピストンモータの切換弁の大容量モードにおける状態を示す図である。
【図7B】従来型2速マルチストローク形ラジアルピストンモータの切換弁の小容量モードにおける状態を示す図であり、スプールが図7Aとは逆の方向に付勢された状態を示す図である。
【符号の説明】
10,110 2速マルチストローク形ラジアルピストンモータ
24 押退け機構部
32,132 バルブプレート
34 出力シャフト
42,142 切換弁装置
54,56,58,60 給排ライン
62 主切換弁
68 補助切換弁

Claims (7)

  1. カム面を備えたカム、各々がカム面に係合した状態でこの上を相対的に転動するようになったローラを備える複数の半径方向ピストン及びこれらピストンを収納する複数のボアが設けられたシリンダブロックを含む押退け機構部と、作動油を押退け機構部のピストンに順次給排する円周方向に等角度間隔に設けられた複数の通し孔を備えるバルブプレートと、ピストンの往復運動をシャフトの回転運動として取り出す手段と、高圧状態と低圧状態に選択的に切り換え可能な2つの作動油ポートをバルブプレートの選択された数の通し孔に連通させることにより低速高トルク(大容量)モードと高速低トルク(小容量)モードとの間で動作の切り換えを行う切換弁装置とを有する2速ラジアルピストンモータにおいて、前記切換弁装置は、前記2つの作動油ポートに連通可能であって、バルブプレートの選択された数の通し孔に通じる少なくとも4つの別々の給排ラインを有する主切換弁と、主切換弁と連携して設けられていて、前記2つの作動油ポートのうち一方を高圧にすると、これに応じて油圧パイロット源を主切換弁に印加して高圧の作動油ポートを主切換弁の前記給排ラインのうち一つだけに連通させるよう動作できる補助切換弁とを有することを特徴とする2速ラジアルピストンモータ。
  2. 前記2速ラジアルピストンモータは、マルチストローク形のものであり、前記カムは、内側カム面を備えたリング状のカムから成り、前記シリンダブロックは、前記カムの内側に設けられた単一のシリンダブロックから成ることを特徴とする2速ラジアルピストンモータ。
  3. 内側カム面を備えたカムリング内に半径方向に設けられていて、各々が内側カム面に係合した状態でこの上を相対的に転動するようになったローラを備える複数のピストン及びこれらピストンを収納する複数のボアが設けられた単一のシリンダブロックを含む押退け機構部と、作動油を押退け機構部のピストンに順次給排する円周方向に等角度間隔に設けられた複数の通し孔を備えたバルブプレートと、ピストンの往復運動をシャフトの回転運動として取り出す手段と、高圧状態と低圧状態に選択的に切り換え可能な2つの作動油ポートをバルブプレートの選択された数の通し孔に連通させることにより低速高トルク(大容量)モードと高速低トルク(小容量)モードとの間で動作の切り換えを行う切換弁装置とを有する2速マルチストローク形ラジアルピストンモータにおいて、前記切換弁装置は、前記2つの作動油ポートに連通可能であって、バルブプレートの選択された数の通し孔に通じる少なくとも4つの別々の給排ラインを有する主切換弁と、主切換弁と連携して設けられていて、前記2つの作動油ポートのうち一方を高圧にすると、これに応じて油圧パイロット源からのパイロット圧を主切換弁に印加して高圧の作動油ポートを主切換弁の前記給排ラインのうち一つだけに連通させるよう動作できる補助切換弁とを有することを特徴とする2速マルチストローク形ラジアルピストンモータ。
  4. 前記主切換弁は、前記2つの作動油ポートのうち一方が高圧である場合に、前記パイロット圧により、前記一方の作動油ポートと前記4つの給排ラインのうち1つを連通させると共に残りの3つの給排ラインを低圧の他方の作動油ポートに連通させる第1の位置と、前記パイロット圧が生じていない場合に取る中立位置と、前記他方の作動油ポートが高圧である場合に、前記パイロット圧により、前記他方の作動油ポートと前記1つの給排ライン以外の1つの給排ラインに連通させると共に残りの3つの給排ラインを低圧の一方の作動油ポートに連通させる第2の位置との間で動くことができるスプールを有することを特徴とする請求項3記載の2速マルチストローク形ラジアルピストンモータ。
  5. 前記主切換弁は、スプールの互いに反対側にパイロット室を有し、これらパイロット室は、それぞれ補助切換弁を介して前記油圧パイロット源に連結されることを特徴とする請求項4記載の2速マルチストローク形ラジアルピストンモータ。
  6. 前記4つの給排ラインは、それぞれバルブプレートの所定の角度間隔毎に位置する通し孔に連通することを特徴とする請求項4記載の2速マルチストローク形ラジアルピストンモータ。
  7. 前記バルブプレートには、12個の通し孔が設けられており、前記角度は、120°であることを特徴とする請求項6記載の2速マルチストローク形ラジアルピストンモータ。
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