JP2004189415A - トレーラシャーシ積み込み方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】積み込み順の決定を自動化し、契約関係の判定を自動化し、シャーシ番号の照合を自動化したトレーラシャーシ積み込み方法を提供する。
【解決手段】トラクタヘッド1と管理サーバ2間で通信を行い、管理サーバ2では、積み込み待ちトレーラシャーシ3の識別情報、シャーシサイズ、シャーシ駐車場62内の駐車場所を記録したリスト11を予め作成しておくと共に、フェリー内の積み込みスペースの情報を予め得て、積み込み指示を出す度に残りの積み込みスペースを認識しておき、シャーシサイズと残りの積み込みスペースとから次に積み込むトレーラシャーシ3と積み込み位置とを決定し、管理サーバ2から当該トラクタヘッド1に、次に積み込むトレーラシャーシ3の識別情報、駐車場所、積み込み位置を指定した積み込み指示を出す。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレーラシャーシをトラクタヘッドで牽引してフェリーターミナルからフェリーへ積み込む方法に係り、特に、積み込み順の決定を自動化し、契約関係の判定を自動化し、シャーシ番号の照合を自動化したトレーラシャーシ積み込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に示されるように、フェリー埠頭に設けられたフェリーターミナル61には、トレーラシャーシのための駐車場62が設けられている。トラクタヘッドにトレーラシャーシを連結したトレーラ63は、陸送によってこのシャーシ駐車場62に到着すると、トレーラシャーシ3だけ駐車させてトラクタヘッド単体で帰っていく。シャーシ駐車場62には積み込み待ちのトレーラシャーシ3が並ぶことになる。
【0003】
フェリーターミナル61には、船積み専用のトラクタヘッド(以下、構内ヘッドと呼ぶ)1が待機しており、この構内ヘッド1がトレーラシャーシ3を連結してフェリー64に乗り込み、トレーラシャーシ3だけフェリー内の駐車場に駐車させて構内ヘッド1単体でフェリーターミナル61に戻る。このようにして、シャーシ駐車場62に並べて置いてあるトレーラシャーシ3を構内ヘッド1が牽引してフェリー64まで往復し、次々とフェリー64に積み込んでいる。
【0004】
従来は、フェリー64からシャーシ駐車場62へ至る構内ヘッド1の通路に面して管理者の詰所65があり、シャーシ駐車場62のどこに駐車しているトレーラシャーシ3を取り出すかという順番やフェリー内のどこに置くかという積込み先の決定は、管理者が人為的に行い、詰所65の窓口に接近して停車した構内ヘッド1の運転者に対する指示も口頭及び手書き伝票で行っている。この管理者の作業は、積み込み順の決め方などに管理者独特のノウハウがあり、熟練を要する作業である。積み込み順を決めるための情報材料は、シャーシ番号、トレーラシャーシの長さ、所有者(荷主や運送会社)の名前、フェリー内の駐車場見取り図などを記載した帳票である。管理者は、フェリー64から戻ってきた構内ヘッド1の運転者に対し、フェリー64内の空きスペースの大きさと各トレーラシャーシ3の長さとを比べて、次に積み込むべきトレーラシャーシ3の番号とシャーシ駐車場62での駐車位置と積込み位置とを迅速に決定して、間違いのないよう運転者に指示しなければならない。積込み位置を指示するのは、トレーラシャーシ3をランダムに積み込むとスペースに無駄ができて、輸送効率が悪くなるからである。
【0005】
また、規模の大きいフェリーターミナル61などでは、構内ヘッド1を提供する業者が複数入っていることがある。トレーラシャーシ3の所有者は、構内ヘッド1の業者と契約をしており、契約をしている業者しかトレーラシャーシ3を積み込むことはできない。従って、管理者は、シャーシ駐車場62に駐車している複数の所有者のトレーラシャーシ3のうちで、窓口に来た構内ヘッド1の業者との契約関係に応じて次に積み込むべきトレーラシャーシ3を決定しなければならない。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−304648号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、積み込み順の決定が管理者に任せられており、管理者の労働負担が大きい。そして、人為的ミスも発生しやすい。
【0008】
構内ヘッドの業者が複数あって、トレーラシャーシの所有者と契約を結んでいる場合、構内ヘッド1とトレーラシャーシ3との契約関係も判断しなければならないから、管理者の労働負担がいっそう大きくなる。
【0009】
また、シャーシ駐車場62には、駐車位置を示す標識がペイントなどで表記されているが、剥がれていることも多く、構内ヘッド1の運転者が確認するのが困難な時がある。さらに、駐車してあるトレーラシャーシ3のシャーシ番号(ナンバープレートの番号)を伝票に書かれたシャーシ番号と照合するのも運転者に任せられており、運転者の労働負担が大きい。雨中、夜間などでは、こうした標識やナンバープレートを目視確認する作業はいっそう困難である。
【0010】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、積み込み順の決定を自動化し、契約関係の判定を自動化し、シャーシ番号の照合を自動化したトレーラシャーシ積み込み方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、フェリーターミナルのシャーシ駐車場に駐車させてある積み込み待ちのトレーラシャーシをフェリーに積み込むべくシャーシ駐車場に向かうトラクタヘッドと管理サーバとの間で通信を行い、管理サーバでは、積み込み待ちのトレーラシャーシの識別情報(シャーシ識別情報)、そのトレーラシャーシのサイズ(シャーシサイズ)、シャーシ駐車場内の駐車場所を記録したリストを予め作成しておくと共に、フェリー内の積み込みスペースの情報を予め得て、積み込み指示を出す度に残りの積み込みスペースを認識しておき、シャーシサイズと残りの積み込みスペースとから次に積み込むトレーラシャーシと積み込み位置とを決定し、管理サーバから当該トラクタヘッドに、次に積み込むトレーラシャーシのシャーシ識別情報、駐車場所、積み込み位置を指定した積み込み指示を出すようにしたものである。
【0012】
トラクタヘッドから管理サーバに当該トラクタヘッドの識別情報(ヘッド識別情報)を通知し、管理サーバでは、上記リストにトレーラシャーシとトラクタヘッドとの契約関係を予め記録しておき、ヘッド識別情報で上記リストを検索して当該トラクタヘッドが積み込む契約関係にあるトレーラシャーシの中から次に積み込むトレーラシャーシを決定するようにしてもよい。
【0013】
トラクタヘッドとトレーラシャーシとの間で通信を行い、トラクタヘッドは、指定されたシャーシ識別情報とトレーラシャーシから読み出したシャーシ識別情報とを照合することにより、次に積み込むトレーラシャーシを確認するようにしてもよい。
【0014】
トレーラシャーシの前部にシャーシ識別情報を担持した媒体を取り付け、トラクタヘッドには上記媒体を読み取る機器を後方に望ませて設置しておき、トラクタヘッドがトレーラシャーシを連結する態勢になったときに、シャーシ識別情報が読み取れるようにしてもよい。
【0015】
フェリーからシャーシ駐車場へ至るトラクタヘッドの通路近傍に管理サーバのための通信ノードを設置し、この通信ノードから所定の通信可能範囲に入ったトラクタヘッドに対し、次に積み込むトレーラシャーシを決定して積み込みの指示を出すようにしてもよい。
【0016】
トラクタヘッドに画面表示器を搭載し、この画面表示器に管理サーバからの積み込み指示を表示するようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0018】
図1に示されるように、本発明に係るトレーラシャーシ積み込み方法を実現する積み込み指示装置は、構内ヘッド1と管理サーバ2との間で通信を行うことができると共に、構内ヘッド1とトレーラシャーシ3との間で通信を行うことができるようになっている。具体的には、フェリー64からシャーシ駐車場62へ至る構内ヘッド1の通路近傍に管理サーバ2のための通信ノード(路側無線機)4を設置し、構内ヘッド1にも1台毎に無線端末5を搭載する。各無線端末5には、構内ヘッド1のヘッド識別情報を登録しておき、通信電文中にヘッド識別情報を含めておくことで、管理サーバ2は、現在通信相手となっている構内ヘッド1を識別することができる。路側無線機4と無線端末5との通信距離は、数メートルから数十メートル程度の近距離であり、通路通過中に路側無線機4から所定の通信可能範囲に構内ヘッド1が入ると通信を行うことができる。この通信により、ヘッド識別情報や積み込み指示を送受信することになる。以下では、ヘッド識別情報を車両を特定する番号としてヘッド番号と呼ぶが、ナンバープレートの番号と同じである必要は無い。また、ヘッド識別情報の中に業者識別情報(業者名、業者番号など)が含まれていてもよい。
【0019】
構内ヘッド1とトレーラシャーシ3との間の通信は、保持している情報を受動的に応答する媒体をトレーラシャーシ3に持たせ、その媒体に電磁波を照射して応答電磁波から内容を読み取る機器を構内ヘッド1に持たせる。通信距離は、数十センチから数メートル程度の至近距離とする。例えば、図2に示されるように、トレーラシャーシ3の前部にシャーシ識別情報を書き込んだRFタグ6を取り付け、構内ヘッド1にはタグリーダ7を後方に臨ませて設置しておく。すると、構内ヘッド1がトレーラシャーシ3にバックでアクセスして連結する態勢になったときに、シャーシ識別情報が読み取れる。トレーラシャーシ3の並んでいる列の前を構内ヘッド1が通過しても通信はできない。以下では、シャーシ識別情報をシャーシ番号と呼ぶが、ナンバープレートの番号と同じである必要は無い。
【0020】
構内ヘッド1には、トレーラシャーシ3との連結機構における連結状態を検出するセンサを設けてもよい。
【0021】
図1の管理サーバ2は、以下のような電子ファイル(データベース)を備えている。
【0022】
積み込み待ちリスト11は、シャーシ駐車場62に駐車しているトレーラシャーシ3について、シャーシ識別情報、シャーシサイズ、駐車区画番号を記録したものである。トレーラシャーシ3の電源需要の有無についても記録してあるとよい。駐車区画番号は、駐車場所を示すもので、実際のシャーシ駐車場62にペイントなどで区画された場所にペイントで表記された標識の番号と対応している。この積み込み待ちリスト11は、陸送トレーラがフェリーターミナル61に到着したときに、管理者が管理サーバ2の端末を用いて入力して作成する。積み込みが進むにつれて、既に積み込み位置の指示を出したトレーラシャーシ3についての記録が抹消され、新規に陸送で到着したトレーラシャーシ3についての記録が追加される。
【0023】
積み込みスペースファイル12は、フェリー内の積み込みスペースを座標などで表したもので、フェリー会社から見取り図などのかたちで供給された情報を予め入力して記録したものである。トレーラシャーシ3への電源供給機能の有無についてもその位置座標と共に記録してあるとよい。積み込みが進むにつれて、既に積み込み位置の指示を出したスペースと未だ空いている残りの積み込みスペースとを区別する情報も入力される。また、残りの積み込みスペースの中で、次に積み込みをしてよい部分毎について積み込み可能な最大のシャーシサイズが随時判定され、記憶される。積み込みスペースファイル12は、読み出した情報を見取り図の形式で画面表示器に表示することができる。
【0024】
契約リスト13は、トレーラシャーシ3の所有者と構内ヘッド1の業者との契約関係を記録したリストである。積み込み待ちリスト11の作成時に契約リスト13を参照して積み込み待ちリスト11の中に契約関係の情報を取り込んでおいてもよい。
【0025】
ヘッド識別情報の中に業者識別情報が含まれない場合は、ヘッド番号から業者名を検索できるリスト(図示せず)も用いる。
【0026】
構内ヘッド1に搭載する無線端末5には、画面表示器8を付属させ、この画面表示器8に管理サーバ2からの積み込み指示を表示させてもよい。積み込み位置の指示は、見取り図の形式で表示したフェリー64内の積み込みスペースに、着色・点滅などで指示することができる。
【0027】
図1の積み込み指示装置は、例えば、図6のようなフェリー埠頭に設置することができる。
【0028】
以下、管理サーバ2及び構内ヘッド1が動作する手順を説明する。
【0029】
図3に示されるように、管理サーバ2は、ステップ101にて、構内ヘッド1の無線端末5との通信接続があったかどうかチェックする。通信接続は、無線端末5又は路側無線機4のいずれかより、連続的又は適宜な時間間隔で呼び出し信号を出し続け、両者の距離が通信可能範囲に入ったときに、呼び出し信号が届くようにすればよい。ステップ101で通信接続がなければステップ101を繰り返す。これは、構内ヘッド1が路側無線機4の近くを通過するのを待っている状態である。ステップ101で通信接続があれば、ステップ102にて、構内ヘッド1からヘッド識別情報(ヘッド番号と業者名)を取得する。
【0030】
ステップ103にて、ヘッド識別情報を用いて積み込み待ちリスト11から当該構内ヘッド1と契約関係のあるトレーラシャーシ3を検索する。次いで、ステップ104にて、積み込みスペースファイル12から次に積み込みしてよい部分(積み込み位置)と、そこへ積み込み可能なシャーシサイズとを検索する。次に積み込みしてよい部分とは、既に積み込みされているトレーラシャーシ3に接して隣接する部分、或いはフェリー内の積み込みスペースの縁端部分を言い、縦横列にして順番に詰めて積み込みをする場合、各列の最も奥の空きスペースを指す。そして、ステップ105にて、ステップ103で検索した構内ヘッド1と契約関係のあるトレーラシャーシ3のうちで、ステップ104で検索した積み込み可能なシャーシサイズに適合するトレーラシャーシ3を選択する。
【0031】
ステップ106にて、ステップ105で選択したトレーラシャーシ3のシャーシ番号と、そのトレーラシャーシ3が置いてある駐車区画番号と、ステップ104で検索した積み込み位置とを積み込み指示として構内ヘッド1の無線端末5に送信する。
【0032】
ステップ107にて、ステップ106で積み込み指示を出したトレーラシャーシ3についての記録を積み込み待ちリスト11から削除する。ステップ108にて、ステップ106で積み込み指示を出した積み込み位置を既に積み込み位置の指示を出したスペースに編入してスペースファイル12に記録する。これにより、残りの積み込みスペースは削減され、次に積み込みをしてよい部分(空きスペース)も更新される。新しい空きスペースについて積み込み可能なシャーシサイズや電源供給機能の有無などの条件を求めて積み込みスペースファイル12に記録する。その後、ステップ101に戻る。
【0033】
なお、ステップ104及びステップ105の詳細は、積み込み順番判定手順として後に詳述する。
【0034】
図4に示されるように、構内ヘッド1の無線端末5は、ステップ201にて、管理サーバ2との通信接続があったかどうかチェックする。通信接続がなければステップ201を繰り返す。これは、シャーシ駐車場62へ向かう構内ヘッド1が路側無線機4の近くを通過するのを待っている状態である。ステップ201で通信接続があれば、ステップ202にて、管理サーバ2から積み込み指示を受信する。前述した図3の手順は構内ヘッド1の移動に比べて瞬時に終了するので、構内ヘッド1が路側無線機4の近くを通過している間にステップ202は実行される。
【0035】
ステップ203にて、積み込み指示中のシャーシ番号と駐車区画番号とを画面表示器8に表示する。ステップ204は、運転手がシャーシ駐車場62内の当該番号の駐車区画まで構内ヘッド1を走行するステップである。運転手は、目視で駐車区画の標識を確認してトレーラシャーシ3にアクセスする。
【0036】
ステップ203の後、無線端末5はステップ205にて、RFタグ6の読み取りがあったかどうかをチェックする。ステップ205で読み取りがなければ、ステップ205を繰り返す。この間に、構内ヘッド1がトレーラシャーシ3の並んでいる列の前を構内ヘッド1が通過しても、RFタグ6とタグリーダ7との距離や方向が十分でないため、読み取りは生じない。構内ヘッド1がトレーラシャーシ3にバックでアクセスして連結する態勢になったときに、初めて読み取りが生じる。
【0037】
ステップ205で読み取りがあれば、ステップ206にて、RFタグ6から読み取ったシャーシ番号と積み込み指示に含まれるシャーシ番号とが一致するかどうかをチェックする。ここで不一致であれば、運転手が駐車区画を間違えたと考えられるので、ステップ207にて、画面表示器8にシャーシ番号が不一致である警告を表示する。このとき、運転手は正しい駐車区画に移動してトレーラシャーシ3へのアクセスをやり直すことになる。なお、指示された駐車区画に指示されたシャーシ番号と異なるトレーラシャーシ3が駐車されていた場合などに行う異常処理については説明を省略する。
【0038】
ステップ206でシャーシ番号が一致であれば、ステップ208にて、画面表示器8にシャーシ番号が一致した旨を表示する。運転手は、構内ヘッド1とトレーラシャーシ3との連結作業に入る。連結機構における連結状態を検出するセンサが設けられている場合、無線端末5はステップ209にてセンサ出力から構内ヘッド1とトレーラシャーシ3とが連結されたかどうかチェックしてもよい。連結されていなければ、ステップ209を繰り返し、連結作業が達成されるのを待つ。ステップ209で連結されていれば次へ進む。
【0039】
これまでのステップが終了した時点で、構内ヘッド1には次に積み込むトレーラシャーシ3が連結されたことになる。
【0040】
無線端末5は、ステップ210にて、画面表示器8に積込み位置を表示する。ステップ211は、運転手がトレーラシャーシ3を連結した構内ヘッド1を走行させ、シャーシ駐車場62を出てフェリー64に向かい、フェリー内の積込み位置に到着し、トレーラシャーシ3を切り離すステップである。ここでも、連結機構における連結状態を検出するセンサが設けられている場合、無線端末5はステップ212にてセンサ出力から構内ヘッド1とトレーラシャーシ3とが切り離されたかどうかチェックしてもよい。切り離されていなければ、ステップ212を繰り返し、切離作業が達成されるのを待つ。ステップ212で切り離されていれば次へ進む。
【0041】
無線端末5は、画面表示器8の表示を消去してステップ201に戻る。運転手は、単体になった構内ヘッド1を走行させ、フェリーターミナルへ戻る。
【0042】
図5に示されるように、フェリー内にトレーラシャーシ3を縦横に整列させて積み込む場合、ステップ301にて、積み込みスペースファイル12から各列の最も奥の空きスペースを検索する。検索した各空きスペースについて、ステップ302にて、積み込み可能なシャーシサイズや電源供給機能の有無などの条件を参照する。次いで、ステップ303にて、ステップ103で検索したトレーラシャーシ3のうちシャーシサイズの長いものについて、上記条件に合致するかどうかチェックする。合致していれば、そのトレーラシャーシ3を次に積み込むトレーラシャーシ3とする。合致していなければ、次にシャーシサイズの長いトレーラシャーシ3について、ステップ303を行う。このようにして、積み込み可能なシャーシサイズより短いシャーシサイズの中で一番長いトレーラシャーシ3が選択される。ただし、電源供給機能の無い空きスペースに対して保冷シャーシなどの電源需要の有るトレーラシャーシ3が選択されることはない。
【0043】
このようなアルゴリズムにより、空きスペースを最も有効に余すところなく利用した積み込み順が決定される。
【0044】
以上の実施形態では、構内ヘッド1の業者が複数あってトレーラシャーシ3の所有者と個別に契約しているものとした。構内ヘッド1の業者が1つであったり、トレーラシャーシ3の所有者と契約関係を問わない場合、図3の手順から契約関係を検索するステップを除外して実行することになる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0046】
(1)積み込み順の決定が自動化されるので、管理者の労働負担が軽減され、人為的ミスもなくなる。
【0047】
(2)契約関係の判定が自動化されるので、管理者の労働負担が軽減され、人為的ミスもなくなる。
【0048】
(3)構内ヘッドを停車して管理者から指示を受ける必要がなくなり、構内ヘッドがノンストップでシャーシ駐車場へ向かうことができるので、時間効率が向上する。
【0049】
(4)シャーシ番号の照合が自動化されるので、運転者の労働負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す積み込み指示装置の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すトラクタヘッド・トレーラシャーシ間通信の媒体配置図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す管理サーバの動作手順図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す構内ヘッドの動作手順図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す積み込み順番判定手順の図である。
【図6】フェリーターミナルの平面図である。
【符号の説明】
1 構内ヘッド
2 管理サーバ
3 トレーラシャーシ
4 通信ノード(路側無線機)
5 無線端末
6 RFタグ
7 タグリーダ
8 画面表示器
11 積み込み待ちリスト
12 積み込みスペースファイル
13 契約リスト

Claims (6)

  1. フェリーターミナルのシャーシ駐車場に駐車させてある積み込み待ちのトレーラシャーシをフェリーに積み込むべくシャーシ駐車場に向かうトラクタヘッドと管理サーバとの間で通信を行い、管理サーバでは、積み込み待ちのトレーラシャーシの識別情報(シャーシ識別情報)、そのトレーラシャーシのサイズ(シャーシサイズ)、シャーシ駐車場内の駐車場所を記録したリストを予め作成しておくと共に、フェリー内の積み込みスペースの情報を予め得て、積み込み指示を出す度に残りの積み込みスペースを認識しておき、シャーシサイズと残りの積み込みスペースとから次に積み込むトレーラシャーシと積み込み位置とを決定し、管理サーバから当該トラクタヘッドに、次に積み込むトレーラシャーシのシャーシ識別情報、駐車場所、積み込み位置を指定した積み込み指示を出すようにしたことを特徴とするトレーラシャーシ積み込み方法。
  2. トラクタヘッドから管理サーバに当該トラクタヘッドの識別情報(ヘッド識別情報)を通知し、管理サーバでは、上記リストにトレーラシャーシとトラクタヘッドとの契約関係を予め記録しておき、ヘッド識別情報で上記リストを検索して当該トラクタヘッドが積み込む契約関係にあるトレーラシャーシの中から次に積み込むトレーラシャーシを決定するようにしたことを特徴とする請求項1記載のトレーラシャーシ積み込み方法。
  3. トラクタヘッドとトレーラシャーシとの間で通信を行い、トラクタヘッドは、指定されたシャーシ識別情報とトレーラシャーシから読み出したシャーシ識別情報とを照合することにより、次に積み込むトレーラシャーシを確認するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のトレーラシャーシ積み込み方法。
  4. トレーラシャーシの前部にシャーシ識別情報を担持した媒体を取り付け、トラクタヘッドには上記媒体を読み取る機器を後方に望ませて設置しておき、トラクタヘッドがトレーラシャーシを連結する態勢になったときに、シャーシ識別情報が読み取れるようにしたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のトレーラシャーシ積み込み方法。
  5. フェリーからシャーシ駐車場へ至るトラクタヘッドの通路近傍に管理サーバのための通信ノードを設置し、この通信ノードから所定の通信可能範囲に入ったトラクタヘッドに対し、次に積み込むトレーラシャーシを決定して積み込みの指示を出すようにしたことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のトレーラシャーシ積み込み方法。
  6. トラクタヘッドに画面表示器を搭載し、この画面表示器に管理サーバからの積み込み指示を表示するようにしたことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のトレーラシャーシ積み込み方法。
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