JP2004189143A - 飛行記録表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トランスポンダの信号或いはGPSを利用した位置情報を用いて、正確な位置情報及び高度情報を得て、その情報を自機の進行方向に観ることができる視界の撮像データにインポーズさせて画面表示させ、且つ録画再生できるようにして、簡易であっても極めて使用勝手のよいフライレコーダの機能を果たす飛行記録表示装置を提供する。
【解決手段】飛行記録表示装置は、自機に着脱自在に取り付けることができると共に飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、自機からのトランスポンダ信号を受信するトランスポンダ受信手段と、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段と、自機の視界を撮像することができる撮像手段と、トランスポンダ受信手段で得られたトランスポンダ信号と位置算出手段で得られた自機の位置情報を、記撮像手段で得られた撮像データにスーパーインポーズして画面に表示する表示手段と、を備えてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】飛行記録表示装置は、自機に着脱自在に取り付けることができると共に飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、自機からのトランスポンダ信号を受信するトランスポンダ受信手段と、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段と、自機の視界を撮像することができる撮像手段と、トランスポンダ受信手段で得られたトランスポンダ信号と位置算出手段で得られた自機の位置情報を、記撮像手段で得られた撮像データにスーパーインポーズして画面に表示する表示手段と、を備えてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飛行記録表示装置に関し、詳しくは小型飛行機等のフライトレコーダ等を標準装備していない飛行機を対象にして、自機のトランスポンダ信号を受信し、或いは高度計の高度情報に加えてGPSで得られた位置情報と前方、下方又は左右の視界を撮像した撮像データを同時に記録し且つ再生表示できるようにして、特別な装置を用意することなく簡単に機上からの視界を含んだ飛行履歴を記録し、逐次表示することができる飛行記録表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年において、測位衛星の出現によりGPSが開発され、飛行機の位置情報を即座に得ることが可能になり、又、高度情報は、地上局からの高度情報データを得ることにより気圧高度計を設定して自機の高度を得るようにしている。
【0003】
又、地上局において、飛行中の飛行機の位置を知るために、航空監視レーダASR(Airport Surveillance Radar)を使用するものと、トランスポンダと二次監視レーダSSR(Secondary Surveillance Radar)を使用するものとがある。
【0004】
航空監視レーダASRは、周辺の航空機に向け、レーダパルスを送出し、その反射波を利用して航空機までの距離を計測して表示するものである。
【0005】
トランスポンダと二次監視レーダSSRを使用するものは、飛行機にトランスポンダが搭載されており、このトランスポンダに対して二次レーダの回転する指向性空中線から質問信号が発射される。
飛行機のトランスポンダは、この二次監視レーダSSRからの質問信号を受信すると、それに対する応答信号を発射する。この応答信号は、自機の識別番号や質問の内容に応じた各種の情報、例えば、高度情報等を符号化したものである。次に、二次監視レーダSSRは、トランスポンダからの応答信号を受信すると、その時の空中線方位からトランスポンダの方位を検出すると共に、質問信号が発信されてから応答信号を着信するまでの時間差からトランスポンダまでの距離を検出して、飛行機の位置を知ることができる(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−278364号公報 (第2頁 図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明したように、自機の高度情報や位置情報を得たとしても、その情報と実際にパイロットが観る視界や航空写真を撮るための視界の風景とを一致させるような、例えば、画面の中にGPSの速度、位置情報、進行方向等の情報を重畳させ、後でトランスポンダの高度情報を取り込んだり、又、実際の気圧を設定したコードと気圧高度計の設定が誤っていた場合でもあとから容易に判別できるようなフライトレコーダの機能を有する装置が存在していないという問題がある。
【0008】
従って、GPSを利用して位置情報を得ると共にトランスポンダの信号も利用して高度情報をより忠実に得るようにし、或いはGPSのみを利用して位置情報を得て、その情報を自機からみえる前方、左右或いは下方向の視界をとらえた撮像データにスーパーインポーズさせて録画し、適宜再生表示させることができ、且つ飛行機に着脱自在とした装置に解決しなければならない課題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る飛行記録表示装置は、次に示す構成にすることである。
【0010】
(1)飛行記録表示装置は、自機に着脱自在に取り付けることができると共に自機の高度情報等の飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、自機から発射されたトランスポンダ信号を受信するトランスポンダ受信手段と、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段と、前方、下方又は左右の視界を撮像することができる撮像手段と、前記トランスポンダ受信手段で得られたトランスポンダ信号と前記位置算出手段で得られた自機の位置情報を、前記記撮像手段で得られた撮像データにスーパーインポーズして画面上に表示する表示手段と、前記表示手段により表示されるデータを記録する記録手段と、を備えたことである。
(2)(1)に記載の飛行記録表示装置において、更に、上記記録手段により記録されているデータを再生する再生手段を備えたことを特徴とする飛行記録表示装置。
【0011】
(3)飛行記録表示装置は、自機に着脱自在に取り付けることができると共に自機の高度情報等の飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段と、前方、下方又は左右の視界を撮像することができる撮像手段と、前記位置算出手段で得られた自機の位置情報を、前記記撮像手段で得られた撮像データにスーパーインポーズして画面上に表示する表示手段と、前記表示手段により表示されるデータを記録する記録手段と、を備えたことである。
(4)(3)に記載の飛行記録表示装置において、更に、上記記録手段により記録されているデータを再生する再生手段を備えたことを特徴とする飛行記録表示装置。
【0012】
このように、自機のトランスポンダ信号からの高度情報と、GPSで捉えた位置情報により、正確な情報を得ることが可能になり、又、この情報を前方、下方又は左右の視界が観える方向を撮像した撮像データにスーパーインポーズして表示すると共に、録画するようにしたことにより、特別な装置を用意することなく飛行中の観える視界を含めた飛行データを記録再生すると共に、適宜画面上に表示することが可能になる。
【0013】
又、GPSで捉えた位置情報と、自機からみえる前方、左右或いは下方向の視界を撮像してスーパーインポーズさせることにより、簡単な方法であっても、自機の飛行履歴を再生することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る飛行記録表示装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0015】
本発明に係る第1実施形態の飛行記録表示装置は、図1に示すように、自機に着脱自在に取り付けることができると共に飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、自機からのトランスポンダ信号を受信するトランスポンダ受信手段であるトランスポンダ受信機11と、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段を備えたGPS受信機12と、自機の視界を撮像することができる撮像手段である撮像部13と、トランスポンダ受信機(トランスポンダ受信手段)11で得られたトランスポンダ信号とGPS受信機(位置算出手段)12で得られた自機の位置情報を、撮像部(記撮像手段)13で得られた撮像データに合成する合成部14と、合成されたデータを録画し又は再生する記録手段及び再生手段を有する録画/再生部15と、合成部14にて合成されたトランスポンダ応答信号に含まれている高度情報及びGPSから得られた位置情報をスーパーインポーズして画面に表示する表示手段を有する表示部15とからなる。
表示部16は、合成部14で合成されたデータを逐次表示するようにしてもよく、又は録画/再生部15に蓄積されているデータを再生したときに表示するものである。
【0016】
このような構成からなる飛行記録表示装置は、先ず、飛行機に着脱自在な構成にすることで、特定の飛行機、例えば、一時使用するための飛行機に、撮像部13がパイロットの視界或いは前方、左右或いは下方向の視界を撮影できるようにして搭載する。この状態で、飛行をすると、その出発地から到着地までの前方、左右或いは下方向の視界に入る風景を撮像すると共に、その飛行データも記録することで、撮像された風景に関連させた飛行データを記録することができる。
このことは、その記録されているデータを飛行機から取り外して、後日再生すれば、その飛行機がどのような天候のもと、どのような航路を飛んでいるかを一目瞭然に知ることができる。
このように、飛行機の飛行履歴を知ることで、飛行機の管理運営することが可能になり、又、簡単な構成の装置であっても、一種のフライトレコーダの役目をすることができる。
又、撮像部13は、パイロットがみえる視界ではなく航空撮影をする方向、例えば自機の下部方向の陸地方向を撮像できるように配置する。
そうすると、撮影したい場所にきたことがわかると共に、再生時において、どの位置から撮影したか等の判断に使用することができる。
【0017】
次に、本願発明に係る第2実施形態の飛行記録表意装置について、図2を参照して説明する。
【0018】
本発明に係る第2実施形態の飛行記録表示装置は、図2に示すように、自機に着脱自在に取り付けることができると共に飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段を備えたGPS受信機12と、自機の視界を撮像することができる撮像手段である撮像部13と、GPS受信機(位置算出手段)12で得られた自機の位置情報を、撮像部(記撮像手段)13で得られた撮像データに合成する合成部14と、合成されたデータを録画し又は再生する記録手段及び再生手段を有する録画/再生部15と、合成部14にて合成された位置情報をスーパーインポーズして画面に表示する表示手段を有する表示部15とからなる。
表示部16は、合成部14で合成されたデータを逐次表示するようにしてもよく、又は録画/再生部15に蓄積されているデータを再生したときに表示するものである。
【0019】
このような構成からなる飛行記録表示装置は、先ず、飛行機に着脱自在な構成にすることで、特定の飛行機、例えば、一時使用するための飛行機に、撮像部13がパイロットの視界或いは前方方向、左右方向或いは下方向の視界を撮影できるようにして取り付ける。この状態で、飛行をすると、その出発地から到着地までの視界に入る風景を撮像すると共に、その飛行データも記録することで、撮像された風景に関連させた飛行データを記録することができる。
このことは、その記録されているデータを飛行機から取り外して、後日再生すれば、その飛行機がどのような天候のもと、どのような航路を飛んでいるかを一目瞭然に知ることができる。
このように、飛行機の飛行履歴を知ることで、飛行機の管理運営することが可能になり、又、簡単な構成の装置であっても、一種のフライトレコーダの役目をすることができる。
又、撮像部13は、パイロットがみえる視界ではなく航空撮影をする方向、例えば自機の下部方向の陸地方向を撮像できるように配置する。
そうすると、撮影したい場所にきたことがわかると共に、再生時において、どの位置から撮影したか等の判断に使用することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る飛行記録表示装置は、飛行機の位置情報或いはGPSでの位置情報と、進行方向の視界を撮像した画像データを画面上に表示するようにしたことで、飛行履歴を簡単に知ることができることに加えて、これらの飛行履歴は蓄積しておくことで、再生したときにどうのような航路をとったか、又、高度計の設定が正確であったか等の飛行履歴を再現することができるため、飛行機の運用の検証等を簡単な装置で実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る第1実施形態の飛行記録表示装置の略示的なブロック図である。
【図2】本願発明に係る第2実施形態の飛行記録表示装置の略示的なブロック図である。
【符号の説明】
10;飛行記録表示装置、11;トランスポンダ受信機、12;GPS受信機、13;撮像部、14;合成部、15;録画/再生部、16;表示部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、飛行記録表示装置に関し、詳しくは小型飛行機等のフライトレコーダ等を標準装備していない飛行機を対象にして、自機のトランスポンダ信号を受信し、或いは高度計の高度情報に加えてGPSで得られた位置情報と前方、下方又は左右の視界を撮像した撮像データを同時に記録し且つ再生表示できるようにして、特別な装置を用意することなく簡単に機上からの視界を含んだ飛行履歴を記録し、逐次表示することができる飛行記録表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年において、測位衛星の出現によりGPSが開発され、飛行機の位置情報を即座に得ることが可能になり、又、高度情報は、地上局からの高度情報データを得ることにより気圧高度計を設定して自機の高度を得るようにしている。
【0003】
又、地上局において、飛行中の飛行機の位置を知るために、航空監視レーダASR(Airport Surveillance Radar)を使用するものと、トランスポンダと二次監視レーダSSR(Secondary Surveillance Radar)を使用するものとがある。
【0004】
航空監視レーダASRは、周辺の航空機に向け、レーダパルスを送出し、その反射波を利用して航空機までの距離を計測して表示するものである。
【0005】
トランスポンダと二次監視レーダSSRを使用するものは、飛行機にトランスポンダが搭載されており、このトランスポンダに対して二次レーダの回転する指向性空中線から質問信号が発射される。
飛行機のトランスポンダは、この二次監視レーダSSRからの質問信号を受信すると、それに対する応答信号を発射する。この応答信号は、自機の識別番号や質問の内容に応じた各種の情報、例えば、高度情報等を符号化したものである。次に、二次監視レーダSSRは、トランスポンダからの応答信号を受信すると、その時の空中線方位からトランスポンダの方位を検出すると共に、質問信号が発信されてから応答信号を着信するまでの時間差からトランスポンダまでの距離を検出して、飛行機の位置を知ることができる(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−278364号公報 (第2頁 図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明したように、自機の高度情報や位置情報を得たとしても、その情報と実際にパイロットが観る視界や航空写真を撮るための視界の風景とを一致させるような、例えば、画面の中にGPSの速度、位置情報、進行方向等の情報を重畳させ、後でトランスポンダの高度情報を取り込んだり、又、実際の気圧を設定したコードと気圧高度計の設定が誤っていた場合でもあとから容易に判別できるようなフライトレコーダの機能を有する装置が存在していないという問題がある。
【0008】
従って、GPSを利用して位置情報を得ると共にトランスポンダの信号も利用して高度情報をより忠実に得るようにし、或いはGPSのみを利用して位置情報を得て、その情報を自機からみえる前方、左右或いは下方向の視界をとらえた撮像データにスーパーインポーズさせて録画し、適宜再生表示させることができ、且つ飛行機に着脱自在とした装置に解決しなければならない課題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る飛行記録表示装置は、次に示す構成にすることである。
【0010】
(1)飛行記録表示装置は、自機に着脱自在に取り付けることができると共に自機の高度情報等の飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、自機から発射されたトランスポンダ信号を受信するトランスポンダ受信手段と、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段と、前方、下方又は左右の視界を撮像することができる撮像手段と、前記トランスポンダ受信手段で得られたトランスポンダ信号と前記位置算出手段で得られた自機の位置情報を、前記記撮像手段で得られた撮像データにスーパーインポーズして画面上に表示する表示手段と、前記表示手段により表示されるデータを記録する記録手段と、を備えたことである。
(2)(1)に記載の飛行記録表示装置において、更に、上記記録手段により記録されているデータを再生する再生手段を備えたことを特徴とする飛行記録表示装置。
【0011】
(3)飛行記録表示装置は、自機に着脱自在に取り付けることができると共に自機の高度情報等の飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段と、前方、下方又は左右の視界を撮像することができる撮像手段と、前記位置算出手段で得られた自機の位置情報を、前記記撮像手段で得られた撮像データにスーパーインポーズして画面上に表示する表示手段と、前記表示手段により表示されるデータを記録する記録手段と、を備えたことである。
(4)(3)に記載の飛行記録表示装置において、更に、上記記録手段により記録されているデータを再生する再生手段を備えたことを特徴とする飛行記録表示装置。
【0012】
このように、自機のトランスポンダ信号からの高度情報と、GPSで捉えた位置情報により、正確な情報を得ることが可能になり、又、この情報を前方、下方又は左右の視界が観える方向を撮像した撮像データにスーパーインポーズして表示すると共に、録画するようにしたことにより、特別な装置を用意することなく飛行中の観える視界を含めた飛行データを記録再生すると共に、適宜画面上に表示することが可能になる。
【0013】
又、GPSで捉えた位置情報と、自機からみえる前方、左右或いは下方向の視界を撮像してスーパーインポーズさせることにより、簡単な方法であっても、自機の飛行履歴を再生することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る飛行記録表示装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0015】
本発明に係る第1実施形態の飛行記録表示装置は、図1に示すように、自機に着脱自在に取り付けることができると共に飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、自機からのトランスポンダ信号を受信するトランスポンダ受信手段であるトランスポンダ受信機11と、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段を備えたGPS受信機12と、自機の視界を撮像することができる撮像手段である撮像部13と、トランスポンダ受信機(トランスポンダ受信手段)11で得られたトランスポンダ信号とGPS受信機(位置算出手段)12で得られた自機の位置情報を、撮像部(記撮像手段)13で得られた撮像データに合成する合成部14と、合成されたデータを録画し又は再生する記録手段及び再生手段を有する録画/再生部15と、合成部14にて合成されたトランスポンダ応答信号に含まれている高度情報及びGPSから得られた位置情報をスーパーインポーズして画面に表示する表示手段を有する表示部15とからなる。
表示部16は、合成部14で合成されたデータを逐次表示するようにしてもよく、又は録画/再生部15に蓄積されているデータを再生したときに表示するものである。
【0016】
このような構成からなる飛行記録表示装置は、先ず、飛行機に着脱自在な構成にすることで、特定の飛行機、例えば、一時使用するための飛行機に、撮像部13がパイロットの視界或いは前方、左右或いは下方向の視界を撮影できるようにして搭載する。この状態で、飛行をすると、その出発地から到着地までの前方、左右或いは下方向の視界に入る風景を撮像すると共に、その飛行データも記録することで、撮像された風景に関連させた飛行データを記録することができる。
このことは、その記録されているデータを飛行機から取り外して、後日再生すれば、その飛行機がどのような天候のもと、どのような航路を飛んでいるかを一目瞭然に知ることができる。
このように、飛行機の飛行履歴を知ることで、飛行機の管理運営することが可能になり、又、簡単な構成の装置であっても、一種のフライトレコーダの役目をすることができる。
又、撮像部13は、パイロットがみえる視界ではなく航空撮影をする方向、例えば自機の下部方向の陸地方向を撮像できるように配置する。
そうすると、撮影したい場所にきたことがわかると共に、再生時において、どの位置から撮影したか等の判断に使用することができる。
【0017】
次に、本願発明に係る第2実施形態の飛行記録表意装置について、図2を参照して説明する。
【0018】
本発明に係る第2実施形態の飛行記録表示装置は、図2に示すように、自機に着脱自在に取り付けることができると共に飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段を備えたGPS受信機12と、自機の視界を撮像することができる撮像手段である撮像部13と、GPS受信機(位置算出手段)12で得られた自機の位置情報を、撮像部(記撮像手段)13で得られた撮像データに合成する合成部14と、合成されたデータを録画し又は再生する記録手段及び再生手段を有する録画/再生部15と、合成部14にて合成された位置情報をスーパーインポーズして画面に表示する表示手段を有する表示部15とからなる。
表示部16は、合成部14で合成されたデータを逐次表示するようにしてもよく、又は録画/再生部15に蓄積されているデータを再生したときに表示するものである。
【0019】
このような構成からなる飛行記録表示装置は、先ず、飛行機に着脱自在な構成にすることで、特定の飛行機、例えば、一時使用するための飛行機に、撮像部13がパイロットの視界或いは前方方向、左右方向或いは下方向の視界を撮影できるようにして取り付ける。この状態で、飛行をすると、その出発地から到着地までの視界に入る風景を撮像すると共に、その飛行データも記録することで、撮像された風景に関連させた飛行データを記録することができる。
このことは、その記録されているデータを飛行機から取り外して、後日再生すれば、その飛行機がどのような天候のもと、どのような航路を飛んでいるかを一目瞭然に知ることができる。
このように、飛行機の飛行履歴を知ることで、飛行機の管理運営することが可能になり、又、簡単な構成の装置であっても、一種のフライトレコーダの役目をすることができる。
又、撮像部13は、パイロットがみえる視界ではなく航空撮影をする方向、例えば自機の下部方向の陸地方向を撮像できるように配置する。
そうすると、撮影したい場所にきたことがわかると共に、再生時において、どの位置から撮影したか等の判断に使用することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る飛行記録表示装置は、飛行機の位置情報或いはGPSでの位置情報と、進行方向の視界を撮像した画像データを画面上に表示するようにしたことで、飛行履歴を簡単に知ることができることに加えて、これらの飛行履歴は蓄積しておくことで、再生したときにどうのような航路をとったか、又、高度計の設定が正確であったか等の飛行履歴を再現することができるため、飛行機の運用の検証等を簡単な装置で実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る第1実施形態の飛行記録表示装置の略示的なブロック図である。
【図2】本願発明に係る第2実施形態の飛行記録表示装置の略示的なブロック図である。
【符号の説明】
10;飛行記録表示装置、11;トランスポンダ受信機、12;GPS受信機、13;撮像部、14;合成部、15;録画/再生部、16;表示部。
Claims (4)
- 自機に着脱自在に取り付けることができると共に自機の高度情報等の飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、
自機から発射されたトランスポンダ信号を受信するトランスポンダ受信手段と、
測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段と、
前方、下方又は左右の視界を撮像することができる撮像手段と、
前記トランスポンダ受信手段で得られたトランスポンダ信号と前記位置算出手段で得られた自機の位置情報を、前記記撮像手段で得られた撮像データにスーパーインポーズして画面上に表示する表示手段と、
前記表示手段により表示されるデータを記録する記録手段と、
を備えてなる飛行記録表示装置。 - 請求項1に記載の飛行記録表示装置において、
更に、上記記録手段により記録されているデータを再生する再生手段を備えたことを特徴とする飛行記録表示装置。 - 自機に着脱自在に取り付けることができると共に自機の高度情報等の飛行データを記録再生する機能を備えた飛行記録表示装置であって、
測位衛星から提供される位置情報をもとに自機の位置を算出する位置算出手段と、
前方、下方又は左右の視界を撮像することができる撮像手段と、
前記位置算出手段で得られた自機の位置情報を、前記記撮像手段で得られた撮像データにスーパーインポーズして画面上に表示する表示手段と、
前記表示手段により表示されるデータを記録する記録手段と、
を備えてなる飛行記録表示装置。 - 請求項3に記載の飛行記録表示装置において、
更に、上記記録手段により記録されているデータを再生する再生手段を備えたことを特徴とする飛行記録表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002360931A JP2004189143A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 飛行記録表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002360931A JP2004189143A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 飛行記録表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004189143A true JP2004189143A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32759854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002360931A Pending JP2004189143A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 飛行記録表示装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004189143A (ja) |
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JP2012224210A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Japan Aerospace Exploration Agency | 赤外線映像の視認性向上方法とその機能を備えた装置 |
US10636312B2 (en) * | 2018-05-24 | 2020-04-28 | Federal Express Corporation | Aircraft status determination based on aircraft transponder signals |
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-
2002
- 2002-12-12 JP JP2002360931A patent/JP2004189143A/ja active Pending
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