JP2004188069A - 歯間ブラシホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】歯間ブラシ部分を交換する際の交換が容易で、歯間ブラシの向きを使い易い方向に向けて使用でき、また携帯に便利なようにコンパクトに収納できるようにした歯間ブラシホルダーを提供する。
【解決手段】歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転部2と、割りピン方式にて長手方向に半分に分割された回転部2を軸支するヘッド部3及び該ヘッド部3を一端に取り付け支持するネジシャフト部4と、該ネジシャフト部4に螺着するナット部6と、該ネジシャフト部4の他端を支持するシャフト支持部7とからなる歯間ブラシホルダー部Aと、該歯間ブラシホルダーを収納するホルダーキャップ部Bとからなる歯間ブラシホルダーであって、回転部2はその両側支軸2a、2aを分割されたヘッド本体3の両側軸受3a、3aにて回動可能に軸支され、ネジシャフト部4に螺着したリングナット6により締め付け保持されている。
【選択図】図1
【解決手段】歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転部2と、割りピン方式にて長手方向に半分に分割された回転部2を軸支するヘッド部3及び該ヘッド部3を一端に取り付け支持するネジシャフト部4と、該ネジシャフト部4に螺着するナット部6と、該ネジシャフト部4の他端を支持するシャフト支持部7とからなる歯間ブラシホルダー部Aと、該歯間ブラシホルダーを収納するホルダーキャップ部Bとからなる歯間ブラシホルダーであって、回転部2はその両側支軸2a、2aを分割されたヘッド本体3の両側軸受3a、3aにて回動可能に軸支され、ネジシャフト部4に螺着したリングナット6により締め付け保持されている。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯間ブラシホルダーに関し、歯間ブラシ部分が角度可変となっている構造の長柄状の歯間ブラシホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
歯間ブラシ部分が角度可変となっている構造の従来の長柄状の歯間ブラシホルダーとしては、ブラシホルダーの長手方向に対して直交方向に設けた支軸を介して歯間ブラシ部をブラシホルダーに回動可能に設けた構造のものがあり、歯間ブラシ部を長柄状の歯間ブラシホルダーに対して使い易い所定の角度に調整することができるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−121942号公報
【特許文献2】
実公昭54−5165号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
また、上記のような従来の歯間ブラシホルダーは、歯間ブラシ部を交換する際には、ブラシホルダーから支軸部分を取り外して交換する必要があるが、その支軸部分をブラシホルダーから取り外す際に簡単に外すことができず、そのために時間が掛かったり、ブラシホルダー本体を破損したりして、交換が面倒であり、また歯間ブラシホルダーを旅行カバンなどに入れて携帯するような場合には、ホルダー部分が長柄状であるためにコンパクトに携帯できない不都合があった。
【0005】
本発明の課題は、これらの不都合を解消することにあり、歯間ブラシ部分を交換する際の交換が容易で、歯間ブラシの向きを使い易い方向に向けて使用でき、また携帯に便利なようにコンパクトに収納できるようにした歯間ブラシホルダーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転部2と、割りピン方式にて長手方向に半分に分割された回転部2を軸支するヘッド部3及び該ヘッド部3を一端に取り付け支持するネジシャフト部4と、該ネジシャフト部4に螺着するナット部6と、該ネジシャフト部4の他端を支持するシャフト支持部7とからなる歯間ブラシホルダー部Aと、該歯間ブラシホルダーを収納するホルダーキャップ部Bとからなる歯間ブラシホルダーであって、前記回転部2はその両側支軸2a、2aを前記分割されたヘッド本体3の両側軸受3a、3aにて回動可能に軸支され、ネジシャフト部4に螺着したリングナット6により締め付け保持されていることを特徴とする歯間ブラシホルダーである。
【0007】
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る歯間ブラシホルダーにおいて、前記ブラシ回転部2の外周には所定間隔に複数の凸部2bを備え、各凸部2bをヘッド部3の凹部3bに嵌合させて、一旦停止できるようにしたことを特徴とする歯間ブラシホルダーである。
【0008】
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る歯間ブラシホルダーにおいて、前記割りピン方式にて分割されたネジシャフト部4の他端におけるシャフト支持部7により支持された部分に位置合わせ嵌合部4bを設けたことを特徴とする歯間ブラシホルダーである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の歯間ブラシホルダーの実施の形態を、図1(a)に示す全体斜視図及び図1(b)に示す全体側断面図に沿って以下に詳細に説明する。
【0010】
歯間ブラシホルダーを構成する歯間ブラシホルダー部Aは、歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転部2と、該回転部2を軸線Oを回転中心として回転可能に軸支するヘッド部3と、該ヘッド部3を一端に一体に設けたネジシャフト部4と、ネジシャフト部4に螺着するナット部6と、ネジシャフト部4の他端を支持するシャフト支持部7とにより構成される。
【0011】
歯間ブラシ1はブラシ回転部2に取り付けられていて、該回転部2は歯間ブラシ1の向きを垂直乃至水平方向に姿勢変換できるようにヘッド部3に回転可能に軸支されている。
【0012】
ヘッド部3及びヘッド部3を一端に取り付け支持するネジシャフト部4は割りピン方式(又は割りシャフト方式)にて長手方向に、そのヘッド部3及びシャフト部4の中心を通る断面にて半分に分割されている。
【0013】
分割されたヘッド部3及びシャフト部4(割りピン形式部分)は、ネジシャフト部4の外周ネジ部4aに螺着する内周ネジ部6aを有するナット部6を回転させてヘッド部3方向に移動させることにより、分割された両側ヘッド部3、3下部の分割対向断面5を互いに密着させて締め付けることがてきる。
【0014】
回転部2は、その軸線Oを回転中心とする支軸2aが、分割された両側ヘッド部3、3の対向内面側に孔設した軸受孔3aに軸支され、且つナット部6のシャフト部4上方への螺着により分割対向断面5が締め付けられて挟持され、歯間ブラシ1の向きを垂直方向乃至水平方向に回転可能に軸支されている。なお、回転部2の回転抵抗力は、支軸2aと軸受孔3aとの間の周接クリアランスを狭く乃至緩くして、周接静止摩擦力を付与する方向又は付与しない方向に設定することにより調整することができる。
【0015】
また回転部2の外周には、図1(a)、(b)に示すように所定間隔に複数の凸部2bを備え、各凸部2bをヘッド部3の凹部3bに嵌合させて、数カ所の回転角位置にてにて一旦停止できる停止ロック機構を設けるようにしてもよい。
【0016】
なお回転部2の回転動作は、回転部2外周を直接手指で触れて押しながら回転させてもよいが、必要に応じて回転部2の外周にヘッド部3より外側に突出する突起部2cを設け、該突起部2cを手指で押すことによって回転動作させるようにしてもよい。
【0017】
シャフト支持部7は、前記分割されて対向するネジシャフト部4、4の他端を取り付け支持する筒状体であり、該シャフト支持部7の筒内面7aに密着するように分割したネジシャフト部4、4を差し込み装着支持している。なお分割したネジシャフト部4、4の互いの分割対向断面5には、ボス形式(凹凸嵌合形式)の位置合わせ嵌合部4bが設けられている。
【0018】
またシャフト支持部7の筒状体の中間外周にはリング状に連続又は断続的に中間突起部7bを備え、また筒状体の下端側の筒内には底板部7cが設けられている。
【0019】
またシャフト支持部7の筒状体のリング状の中間突起部7bを挟んで両側は、それぞれ上記歯間ブラシホルダー部Aを、後述するホルダーキャップ部Bに収納する際の収納時のキャップ嵌合部8と、ホルダーを伸長する際の伸長時のキャップ嵌合部9となっていて、中間突起部7bはホルダーキャップ部Bの嵌合部12に歯間ブラシホルダー部Aの嵌合部8又は9を嵌合した際のストッパーであり、その突起部7bの突起高さは、特に限定されないが、その突起部7bの上部外周面がホルダーキャップ部Bの外周面より突出せずに面一となるような高さであることが適当である。
【0020】
また嵌合取り付け取り外しにおける脱着容易性とその際の通気性を良好にするために、必要に応じて、該嵌合部8、9の外周に沿って3個所又は複数個所に、等間隔にホルダー長手方向にリブ8a、9aが設けられている。
【0021】
図2は、本発明の歯間ブラシホルダーにおけるホルダーキャップBを説明する側面図であり、上記歯間ブラシホルダー部Aに、ホルダー収納用及び伸長用のホルダーキャップBを接続した状態を説明する側面図であり、ホルダーキャップBは筒体10の一端に閉鎖部11、他端に開口する嵌合部12を備え、該閉鎖部11には、必要に応じて1乃至複数の通気孔11aが形成されている。
【0022】
上記歯間ブラシホルダー部Aは、図2に示すように、そのシャフト支持部7の嵌合部9を、ホルダーキャップBの開口する嵌合部12内に、その突起部7bまで差し込むことにより、そのホルダー長さを伸長し、長柄状(ロングスティック状)に伸ばして手で持ち易くすることができる。
【0023】
また上記歯間ブラシホルダー部Aは、図3に示すように、その先端の歯間ブラシ1をホルダーキャップBの開口する嵌合部12に向けて、ホルダーキャップB内に挿入し、そのシャフト支持部7の嵌合部8を、ホルダーキャップBの開口する嵌合部12内に差し込むことにより、その歯間ブラシホルダー部AをホルダーキャップB内に収納することができる。
【0024】
ホルダーキャップ部Bの筒体10の外径及び内径は、歯間ブラシホルダー部Aを収納できる程度の大きさであれば、その開口する嵌合部12から閉鎖部11まで長手方向に亘って同じ直径でもよいが、例えば、筒体10は、歯間ブラシホルダー部Aの収納スペースを確保できる程度の外径及び内径を備えた嵌合部12側の筒部と、歯間ブラシ1の細い収納スペースを確保できる程度の嵌合部12側の筒部よりも細い外径及び内径を備えた閉鎖部11側の筒部とにより構成されていてもよい。
【0025】
図4は、本発明の歯間ブラシホルダーの使用方法を説明する側面図であり、前記図3に示したホルダーキャップ部C内から収納されている歯間ブラシホルダー部Aを取り出し、ホルダー部Aの嵌合部9をホルダーキャップ部Cの嵌合部12内に嵌合させた後、ブラシ回転部2を手指で回転させ、適宜な回転角度にて一旦停止させることにより、歯間ブラシ1の向きを、水平180度の範囲内にて適宜な角度(垂直〜水平)の姿勢に変化させることができる。
【0026】
例えば、図4に示すように、ブラシ回転体2を90度の水平方向に回転させ、歯間ブラシ1の向きをホルダー部Aの長手方向に対して90度の水平方向の姿勢にすることにより、ホルダー部分を手で縦方向に持ちながら、歯間ブラシ1を略水平方向にして口腔内に挿入し、楽な姿勢で歯間の清掃を行うことができる。
【0027】
上記歯間ブラシホルダー部Aの歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転体2を取り替え交換する交換方法を以下に説明すれば、図1(a)に示した歯間ブラシホルダー部Aのナット部6を、図5に示すようにネジシャフト4のネジ部4aに沿って矢印方向に回転させてヘッド部3側からシャフト支持部7側に移動させる。これにより割りピン方式のヘッド部3及びネジシャフト部4の分割対向断面5の対向密着面及び分割対向するヘッド部3、3は両側に離反する。
【0028】
対向するヘッド部3、3の両側への離反により、該ヘッド部3、3の軸受孔3a、3aにて軸支されていたブラシ回転体2の両側支軸2a、2aは、それぞれ軸受孔3a、3aから容易に外すことができ、ブラシ回転体2を簡単に取り外して交換することができる。
【0029】
交換後の新規なブラシ回転体2の取り付け方法は、図5に示すように、離反して対向する両側ヘッド部3、3の対向間にブラシ回転体2を装填して、該回転体2の両側支軸2a、2aをヘッド部3、3のそれぞれ軸受孔3a、3a内に位置決め挿入し、続いて図1(a)に示すように、ナット部6をネジシャフト4のネジ部4aに沿って矢印方向に回転させて、シャフト支持部7側からヘッド部3側に移動させる。これにより割りピン方式の離反対向するヘッド部3、3及びネジシャフト部4、4の分割対向断面5は互いに密着して、ブラシ回転体2は、その両側支軸2a、2aをヘッド部3のそれぞれ軸受孔3a、3a内にて挟持されて軸支され、ブラシ回転体2を簡単に取り付けることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の歯間ブラシホルダーは、歯間ブラシ部分を交換する際には、歯間ブラシホルダー部にあるナット部を一方向に回転し、割りピン方式のヘッド部及びネジシャフト部の分割断面の対向密着面及び分割対向するヘッド部を両側に離反させることにより、歯間ブラシを取り付けたブラシ回転体を簡単に取り外すことができ、また、取り付ける際には、両側に離反した状態のヘッド部の対向間にブラシ回転体を装填し、ナット部を他方向に回転し、割りピン方式の離反対向するヘッド部及びネジシャフト部の分割断面を互いに密着させることにより、ブラシ回転体を簡単に取り付けることができる。
【0031】
また本発明の歯間ブラシホルダーは、歯間ブラシホルダー部とホルダーキャップ部から構成されているので、使用する際には、ホルダー部とホルダーキャップ部とを嵌合接続することにより、ブラシの柄を伸長させて使い易くすることができ、また旅行カバンなどに入れて携帯するような場合には、ホルダー部とホルダーキャップ部とを切り離して、ホルダー部をホルダーキャップ部内に収納することができ、コンパクトに携帯できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の歯間ブラシホルダーにおける歯間ブラシホルダー部の全体斜視図、(b)はその全体側断面図。
【図2】本発明の歯間ブラシホルダーの歯間ブラシホルダー部とホルダーキャップ部とを接続してホルダー部分を伸長した状態を示す全体側面図。
【図3】本発明の歯間ブラシホルダーの歯間ブラシホルダー部をホルダーキャップ部内に収納した状態を示す全体側面図。
【図4】本発明の歯間ブラシホルダーの使用方法を説明する全体側面図。
【図5】本発明の歯間ブラシホルダーの歯間ブラシの交換方法を説明する全体側面図。
【符号の説明】
A…歯間ブラシホルダー部 B…ホルダーキャップ部
1…歯間ブラシ 2…ブラシ回転部 2a…支軸 3…ヘッド部 3a…軸受孔4…ネジシャフト部 4a…ネジ部 4b…位置合わせ嵌合部
5…分割対向断面 6…ナット部 6a…ネジ部 7…シャフト支持部
8…嵌合部 9…嵌合部 10…筒体 11…閉鎖部 12…開口嵌合部
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯間ブラシホルダーに関し、歯間ブラシ部分が角度可変となっている構造の長柄状の歯間ブラシホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
歯間ブラシ部分が角度可変となっている構造の従来の長柄状の歯間ブラシホルダーとしては、ブラシホルダーの長手方向に対して直交方向に設けた支軸を介して歯間ブラシ部をブラシホルダーに回動可能に設けた構造のものがあり、歯間ブラシ部を長柄状の歯間ブラシホルダーに対して使い易い所定の角度に調整することができるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−121942号公報
【特許文献2】
実公昭54−5165号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
また、上記のような従来の歯間ブラシホルダーは、歯間ブラシ部を交換する際には、ブラシホルダーから支軸部分を取り外して交換する必要があるが、その支軸部分をブラシホルダーから取り外す際に簡単に外すことができず、そのために時間が掛かったり、ブラシホルダー本体を破損したりして、交換が面倒であり、また歯間ブラシホルダーを旅行カバンなどに入れて携帯するような場合には、ホルダー部分が長柄状であるためにコンパクトに携帯できない不都合があった。
【0005】
本発明の課題は、これらの不都合を解消することにあり、歯間ブラシ部分を交換する際の交換が容易で、歯間ブラシの向きを使い易い方向に向けて使用でき、また携帯に便利なようにコンパクトに収納できるようにした歯間ブラシホルダーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転部2と、割りピン方式にて長手方向に半分に分割された回転部2を軸支するヘッド部3及び該ヘッド部3を一端に取り付け支持するネジシャフト部4と、該ネジシャフト部4に螺着するナット部6と、該ネジシャフト部4の他端を支持するシャフト支持部7とからなる歯間ブラシホルダー部Aと、該歯間ブラシホルダーを収納するホルダーキャップ部Bとからなる歯間ブラシホルダーであって、前記回転部2はその両側支軸2a、2aを前記分割されたヘッド本体3の両側軸受3a、3aにて回動可能に軸支され、ネジシャフト部4に螺着したリングナット6により締め付け保持されていることを特徴とする歯間ブラシホルダーである。
【0007】
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る歯間ブラシホルダーにおいて、前記ブラシ回転部2の外周には所定間隔に複数の凸部2bを備え、各凸部2bをヘッド部3の凹部3bに嵌合させて、一旦停止できるようにしたことを特徴とする歯間ブラシホルダーである。
【0008】
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る歯間ブラシホルダーにおいて、前記割りピン方式にて分割されたネジシャフト部4の他端におけるシャフト支持部7により支持された部分に位置合わせ嵌合部4bを設けたことを特徴とする歯間ブラシホルダーである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の歯間ブラシホルダーの実施の形態を、図1(a)に示す全体斜視図及び図1(b)に示す全体側断面図に沿って以下に詳細に説明する。
【0010】
歯間ブラシホルダーを構成する歯間ブラシホルダー部Aは、歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転部2と、該回転部2を軸線Oを回転中心として回転可能に軸支するヘッド部3と、該ヘッド部3を一端に一体に設けたネジシャフト部4と、ネジシャフト部4に螺着するナット部6と、ネジシャフト部4の他端を支持するシャフト支持部7とにより構成される。
【0011】
歯間ブラシ1はブラシ回転部2に取り付けられていて、該回転部2は歯間ブラシ1の向きを垂直乃至水平方向に姿勢変換できるようにヘッド部3に回転可能に軸支されている。
【0012】
ヘッド部3及びヘッド部3を一端に取り付け支持するネジシャフト部4は割りピン方式(又は割りシャフト方式)にて長手方向に、そのヘッド部3及びシャフト部4の中心を通る断面にて半分に分割されている。
【0013】
分割されたヘッド部3及びシャフト部4(割りピン形式部分)は、ネジシャフト部4の外周ネジ部4aに螺着する内周ネジ部6aを有するナット部6を回転させてヘッド部3方向に移動させることにより、分割された両側ヘッド部3、3下部の分割対向断面5を互いに密着させて締め付けることがてきる。
【0014】
回転部2は、その軸線Oを回転中心とする支軸2aが、分割された両側ヘッド部3、3の対向内面側に孔設した軸受孔3aに軸支され、且つナット部6のシャフト部4上方への螺着により分割対向断面5が締め付けられて挟持され、歯間ブラシ1の向きを垂直方向乃至水平方向に回転可能に軸支されている。なお、回転部2の回転抵抗力は、支軸2aと軸受孔3aとの間の周接クリアランスを狭く乃至緩くして、周接静止摩擦力を付与する方向又は付与しない方向に設定することにより調整することができる。
【0015】
また回転部2の外周には、図1(a)、(b)に示すように所定間隔に複数の凸部2bを備え、各凸部2bをヘッド部3の凹部3bに嵌合させて、数カ所の回転角位置にてにて一旦停止できる停止ロック機構を設けるようにしてもよい。
【0016】
なお回転部2の回転動作は、回転部2外周を直接手指で触れて押しながら回転させてもよいが、必要に応じて回転部2の外周にヘッド部3より外側に突出する突起部2cを設け、該突起部2cを手指で押すことによって回転動作させるようにしてもよい。
【0017】
シャフト支持部7は、前記分割されて対向するネジシャフト部4、4の他端を取り付け支持する筒状体であり、該シャフト支持部7の筒内面7aに密着するように分割したネジシャフト部4、4を差し込み装着支持している。なお分割したネジシャフト部4、4の互いの分割対向断面5には、ボス形式(凹凸嵌合形式)の位置合わせ嵌合部4bが設けられている。
【0018】
またシャフト支持部7の筒状体の中間外周にはリング状に連続又は断続的に中間突起部7bを備え、また筒状体の下端側の筒内には底板部7cが設けられている。
【0019】
またシャフト支持部7の筒状体のリング状の中間突起部7bを挟んで両側は、それぞれ上記歯間ブラシホルダー部Aを、後述するホルダーキャップ部Bに収納する際の収納時のキャップ嵌合部8と、ホルダーを伸長する際の伸長時のキャップ嵌合部9となっていて、中間突起部7bはホルダーキャップ部Bの嵌合部12に歯間ブラシホルダー部Aの嵌合部8又は9を嵌合した際のストッパーであり、その突起部7bの突起高さは、特に限定されないが、その突起部7bの上部外周面がホルダーキャップ部Bの外周面より突出せずに面一となるような高さであることが適当である。
【0020】
また嵌合取り付け取り外しにおける脱着容易性とその際の通気性を良好にするために、必要に応じて、該嵌合部8、9の外周に沿って3個所又は複数個所に、等間隔にホルダー長手方向にリブ8a、9aが設けられている。
【0021】
図2は、本発明の歯間ブラシホルダーにおけるホルダーキャップBを説明する側面図であり、上記歯間ブラシホルダー部Aに、ホルダー収納用及び伸長用のホルダーキャップBを接続した状態を説明する側面図であり、ホルダーキャップBは筒体10の一端に閉鎖部11、他端に開口する嵌合部12を備え、該閉鎖部11には、必要に応じて1乃至複数の通気孔11aが形成されている。
【0022】
上記歯間ブラシホルダー部Aは、図2に示すように、そのシャフト支持部7の嵌合部9を、ホルダーキャップBの開口する嵌合部12内に、その突起部7bまで差し込むことにより、そのホルダー長さを伸長し、長柄状(ロングスティック状)に伸ばして手で持ち易くすることができる。
【0023】
また上記歯間ブラシホルダー部Aは、図3に示すように、その先端の歯間ブラシ1をホルダーキャップBの開口する嵌合部12に向けて、ホルダーキャップB内に挿入し、そのシャフト支持部7の嵌合部8を、ホルダーキャップBの開口する嵌合部12内に差し込むことにより、その歯間ブラシホルダー部AをホルダーキャップB内に収納することができる。
【0024】
ホルダーキャップ部Bの筒体10の外径及び内径は、歯間ブラシホルダー部Aを収納できる程度の大きさであれば、その開口する嵌合部12から閉鎖部11まで長手方向に亘って同じ直径でもよいが、例えば、筒体10は、歯間ブラシホルダー部Aの収納スペースを確保できる程度の外径及び内径を備えた嵌合部12側の筒部と、歯間ブラシ1の細い収納スペースを確保できる程度の嵌合部12側の筒部よりも細い外径及び内径を備えた閉鎖部11側の筒部とにより構成されていてもよい。
【0025】
図4は、本発明の歯間ブラシホルダーの使用方法を説明する側面図であり、前記図3に示したホルダーキャップ部C内から収納されている歯間ブラシホルダー部Aを取り出し、ホルダー部Aの嵌合部9をホルダーキャップ部Cの嵌合部12内に嵌合させた後、ブラシ回転部2を手指で回転させ、適宜な回転角度にて一旦停止させることにより、歯間ブラシ1の向きを、水平180度の範囲内にて適宜な角度(垂直〜水平)の姿勢に変化させることができる。
【0026】
例えば、図4に示すように、ブラシ回転体2を90度の水平方向に回転させ、歯間ブラシ1の向きをホルダー部Aの長手方向に対して90度の水平方向の姿勢にすることにより、ホルダー部分を手で縦方向に持ちながら、歯間ブラシ1を略水平方向にして口腔内に挿入し、楽な姿勢で歯間の清掃を行うことができる。
【0027】
上記歯間ブラシホルダー部Aの歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転体2を取り替え交換する交換方法を以下に説明すれば、図1(a)に示した歯間ブラシホルダー部Aのナット部6を、図5に示すようにネジシャフト4のネジ部4aに沿って矢印方向に回転させてヘッド部3側からシャフト支持部7側に移動させる。これにより割りピン方式のヘッド部3及びネジシャフト部4の分割対向断面5の対向密着面及び分割対向するヘッド部3、3は両側に離反する。
【0028】
対向するヘッド部3、3の両側への離反により、該ヘッド部3、3の軸受孔3a、3aにて軸支されていたブラシ回転体2の両側支軸2a、2aは、それぞれ軸受孔3a、3aから容易に外すことができ、ブラシ回転体2を簡単に取り外して交換することができる。
【0029】
交換後の新規なブラシ回転体2の取り付け方法は、図5に示すように、離反して対向する両側ヘッド部3、3の対向間にブラシ回転体2を装填して、該回転体2の両側支軸2a、2aをヘッド部3、3のそれぞれ軸受孔3a、3a内に位置決め挿入し、続いて図1(a)に示すように、ナット部6をネジシャフト4のネジ部4aに沿って矢印方向に回転させて、シャフト支持部7側からヘッド部3側に移動させる。これにより割りピン方式の離反対向するヘッド部3、3及びネジシャフト部4、4の分割対向断面5は互いに密着して、ブラシ回転体2は、その両側支軸2a、2aをヘッド部3のそれぞれ軸受孔3a、3a内にて挟持されて軸支され、ブラシ回転体2を簡単に取り付けることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の歯間ブラシホルダーは、歯間ブラシ部分を交換する際には、歯間ブラシホルダー部にあるナット部を一方向に回転し、割りピン方式のヘッド部及びネジシャフト部の分割断面の対向密着面及び分割対向するヘッド部を両側に離反させることにより、歯間ブラシを取り付けたブラシ回転体を簡単に取り外すことができ、また、取り付ける際には、両側に離反した状態のヘッド部の対向間にブラシ回転体を装填し、ナット部を他方向に回転し、割りピン方式の離反対向するヘッド部及びネジシャフト部の分割断面を互いに密着させることにより、ブラシ回転体を簡単に取り付けることができる。
【0031】
また本発明の歯間ブラシホルダーは、歯間ブラシホルダー部とホルダーキャップ部から構成されているので、使用する際には、ホルダー部とホルダーキャップ部とを嵌合接続することにより、ブラシの柄を伸長させて使い易くすることができ、また旅行カバンなどに入れて携帯するような場合には、ホルダー部とホルダーキャップ部とを切り離して、ホルダー部をホルダーキャップ部内に収納することができ、コンパクトに携帯できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の歯間ブラシホルダーにおける歯間ブラシホルダー部の全体斜視図、(b)はその全体側断面図。
【図2】本発明の歯間ブラシホルダーの歯間ブラシホルダー部とホルダーキャップ部とを接続してホルダー部分を伸長した状態を示す全体側面図。
【図3】本発明の歯間ブラシホルダーの歯間ブラシホルダー部をホルダーキャップ部内に収納した状態を示す全体側面図。
【図4】本発明の歯間ブラシホルダーの使用方法を説明する全体側面図。
【図5】本発明の歯間ブラシホルダーの歯間ブラシの交換方法を説明する全体側面図。
【符号の説明】
A…歯間ブラシホルダー部 B…ホルダーキャップ部
1…歯間ブラシ 2…ブラシ回転部 2a…支軸 3…ヘッド部 3a…軸受孔4…ネジシャフト部 4a…ネジ部 4b…位置合わせ嵌合部
5…分割対向断面 6…ナット部 6a…ネジ部 7…シャフト支持部
8…嵌合部 9…嵌合部 10…筒体 11…閉鎖部 12…開口嵌合部
Claims (3)
- 歯間ブラシ1を取り付けたブラシ回転部2と、割りピン方式にて長手方向に半分に分割された回転部2を軸支するヘッド部3及び該ヘッド部3を一端に取り付け支持するネジシャフト部4と、該ネジシャフト部4に螺着するナット部6と、該ネジシャフト部4の他端を支持するシャフト支持部7とからなる歯間ブラシホルダー部Aと、該歯間ブラシホルダーを収納するホルダーキャップ部Bとからなる歯間ブラシホルダーであって、前記回転部2はその両側支軸2a、2aを前記分割されたヘッド本体3の両側軸受3a、3aにて回動可能に軸支され、ネジシャフト部4に螺着したリングナット6により締め付け保持されていることを特徴とする歯間ブラシホルダー。
- 前記ブラシ回転部2の外周には所定間隔に複数の凸部2bを備え、各凸部2bをヘッド部3の凹部3bに嵌合させて、一旦停止できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の歯間ブラシホルダー。
- 前記割りピン方式にて分割されたネジシャフト部4の他端におけるシャフト支持部7により支持された部分に位置合わせ嵌合部4bを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の歯間ブラシホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002362116A JP2004188069A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 歯間ブラシホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002362116A JP2004188069A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 歯間ブラシホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004188069A true JP2004188069A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32760658
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004188069A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011078523A2 (ko) * | 2009-12-22 | 2011-06-30 | (주)씨앤씨 | 치간 세척구 |
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2002
- 2002-12-13 JP JP2002362116A patent/JP2004188069A/ja active Pending
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