JP2004187901A - 液状化粧料容器及びその製造方法 - Google Patents

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Sachiko Toyoda
幸子 豊田
Seiichi Hakamata
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Abstract

【課題】本体部、口部並びにシゴキ部を一体に備えた化粧料容器をブロー成形手段で成形可能として、従来の容器に見られた問題点を解消せんとするものである。
【解決手段】底部を閉止した筒状の本体部と、該本体部の開口部に連接された口元部と、本体部と口元部との間の首部を内方に縮径して形成したシゴキ部とからなり、樹脂材料で一体に成形したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する分野】
この発明は、マスカラ、液状眉墨、頭髪用毛染め剤、ネイルエナメル等の液状化粧料を収納するための容器及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マスカラ、液状眉墨、頭髪用毛染め剤、ネイルエナメル等の液状化粧料は、化粧料を収納した容器の口元部に口径を細くしたシゴキ構造を設け、化粧料を付着したブラシ等の塗布具をしごいて化粧料の付着量を適宜に調整するようにしている。このようなシゴキ構造を有する化粧料の容器は、通常図9に示すように容器とは別体に形成したしごき部材(A)を容器口部に装着する構造であるため、部品点数が多くなると共に製作工程数が増えコスト高となっている。そこで、シゴキ部を容器と一体に形成してコストの低下を図るようにしたものが、実公平1−26329号公報、特開2002−238655号公報等に開示されている。
【0003】
実公平1−26329号公報に開示された液体化粧料等の収納容器は、スライド中子を用いた金型によって、底部が開口した容器本体、口部、キャップ嵌合部並びにシゴキ部を一体に成形し、底部を融着して閉塞するようにしたものである。この収納容器にあっては、底部の閉塞は通常中味を充填後融着するようになっているので、充填後の底部閉塞の工程が追加になると共に、溶着不良が発生し易く、溶着部の外観が汚くなる問題がある。更に、かかる構造の容器は射出成形にて製造しなければならないため、収納する化粧料の組成、性状によって求められる多層構造の容器材質を適用することが出来ない問題もある。
【0004】
特開2002−238655号公報に開示された化粧用塗布具は、容器部の口部を、ブラシ部を備えた軸部材に切断容易に一体に取付け、使用時に容器部の口部を軸部材から切断してブラシ部を引き出し、絞られた口部によりブラシ部に付着した化粧料のシゴキを行うようにしたものである。しかしながら、かかる容器の構造にあっては、容器部の口部は軸部から切断して分離されるため、再度ブラシ部を挿入する際口部が破損若しくは拡径されたり或いはブラシの挿入により収納された化粧料が溢れてきたりするおそれがあり、長期に亘って安定して使用することが出来なかった。
【0005】
【特許文献1】
実公平1−26329号公報
【特許文献2】
特開2002−238655号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、本体部、口部並びにシゴキ部を一体に備えた化粧料容器をブロー成形手段で成形可能として、従来の容器に見られた問題点を解消せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、底部を閉止した筒状の本体部と、該本体部の開口部に連接された口元部と、本体部と口元部との間の首部を内方に縮径して形成したシゴキ部とからなり、樹脂材料で一体に成形したことを特徴とする。
【0008】
所望の直径と長さの本体部に対応する型部と、本体部の開口部に連接されキャップを挿着可能とした口元部に対応する型部と、本体部と口元部との間の首部を縮径したシゴキ部に対応する型部とを有する二つ割りのボトル金型に溶融樹脂を筒状に押出し、金型を閉じて底部を食い切った後、エアーを吹き込んでブロー成形するようにしたことを特徴とする。
【0009】
エアーの吹き込みを行うブローピンが、口元部の内部形状とシゴキ部の縮径された内部形状に対応する段付き形状を有していることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。この発明の化粧料容器は、底部を閉塞した所望の容積を有する本体部と、該本体部の上部開口に連接された口元部と、本体部と口元部の間の首部を内方に絞って内径を小さくしたシゴキ部からなることを特徴とする。本体部、口元部並びにシゴキ部は所望の樹脂材料で一体成形される。本体部は、マスカラ、液状眉墨、頭髪用毛染め剤、ネイルエナメル等の液状化粧料を収納するに適した所望の容積を有する筒形状に形成され、底部は閉塞され、上部開口に口元部が連接される。口元部の外周にはキャップが着脱自在である。シゴキ部は、本体部と口元部の間の首部を内方に絞って形成され、内径が縮小され、そこを通って出入りする塗布部をしごいて付着した化粧料を適量に調整する。塗布部は、好ましくはキャップに固着された軸部の先端に設けられており、例えばブラシ、スポンジ、樹脂或いは金属製のブリッスル等からなる。
【0011】
この発明の容器は、本体部と口元部との間の首部を縮径した形状を有するボトル金型と、口元部から首部の形状に倣った段付き形状としたブローピンとの組み合わせによるブロー成型方法で成形することを特徴とする。例えば前記本体部と口元部との間の首部を縮径した二つ割りのボトル金型内に溶融樹脂(バリソン)を筒状にして押出し、金型を締めてバリソンの下部を食い切った後、ブローピンを適用してエアーを吹き込んでブロー成形した後金型を開放して、底部が閉止されていると共に首部を縮径してシゴキ部とした容器を得る。得られた容器は、そのまま化粧料を収納して使用しても良い。この場合、使い捨て或いは試供品等のための安価な容器とするのに適している。又、美麗な化粧容器に挿入、収納して使用するようにしても良い。
【0012】
【実施例】
図1を参照して、容器は、所望の容積を有する本体部(1)と、該本体部の口部を形成する口元部(2)並びに本体部(1)と口元部(2)の間に位置する首部(3)とからなり、首部(3)は内方に径が絞られており、内径が縮小したシゴキ部に形成される。口元部(2)の外周面には、キャップを螺着するためのネジ(4)が形成される。容器は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂で形成され、本体部(1)、口元部(2)、首部(3)並びにネジ(4)が一体に成形される。収納する化粧料の組成、性状に応じて、耐酸素性、耐光性或いは耐揮発性等を要求される場合には、外層と内層の組合せとして、外層:ポリエチレン(PE)−内層:エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、外層:ポリプロピレン(PP)−内層:エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、外層:エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)−内層:ポリエチレン(PE)等とした多層構造の樹脂材質を使用することも出来る。容器は、例えば直径11.5mm、長さ約50mmのサイズを有し、首部(3)の内径は3.5mmに形成される。首部(3)の内部は図示のように断面U字形状に縮径されているが、後述するように内方に向かって若干断面先鋭状に形成して、シゴキ効果を高める構造としても良いことは勿論である。
【0013】
図2〜8を参照して、製造方法を説明する。先ず、溶融樹脂(バリソン)(10)を筒状にしてボトル金型(11)内に押出す(図2、図3)。ボトル金型(11)は、二つ割り金型であり、本体部(1)に対応する本体部型部(12)、口元部(2)に対応する口元部型部(13)及び首部(3)に対応する首部型部(14)を備え、底部(15)はバリソン(10)の下部を食い切るための型部に形成されている。ボトル金型(11)の型締めにより、バリソン(10)の下部が底部(15)で食い切られる(図4)。型締め後、型に保持されたバリソン(10)の上部開口に、ブローピン(16)が適用される(図5)。ブローピン(16)は、大径の口元部内径と縮径された首部内径に対応する段形状を有している。ブローピン(16)の適用後、エアーを吹き込み(図6)、バリソン(10)を所要の容器形状にブロー成形する(図7)。最後に、ブローピン(16)を離脱させ、型を開いて製品を取り出す(図8)。
【0014】
成形された容器は、所望の直径と高さを有する本体部(1)、外周面にネジ(4)を形成した口元部(2)並びに本体部(1)と口元部(2)の間に位置する首部(3)からなり、首部(3)は縮径されてシゴキ部となる。図8に示す容器の首部の内面は、ブローピン(16)の適用により若干内方に先鋭状に延出されたシゴキ部(5)を備え、シゴキ効果を向上させる形状となっている。
【0015】
【発明の効果】
この発明によれば、化粧料容器の口部に内径を縮小したシゴキ部を一体に成形することが出来、容器の部品点数の減少を図りコストの低下をもたらすことが出来る。又、容器の材質に関わりなく成形することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる容器の一部を断面した正面図
【図2】製造工程を示す断面図
【図3】製造工程を示す断面図
【図4】製造工程を示す断面図
【図5】製造工程を示す断面図
【図6】製造工程を示す断面図
【図7】製造工程を示す断面図
【図8】製造工程を示す断面図
【図9】従来のシゴキ構造を有する化粧料容器を示す断面図
【符号の説明】
(1)本体部
(2)口元部
(3)首部
(4)ネジ
(5)先鋭状シゴキ部
(10)バリソン
(11)ボトル金型
(12)本体部型部
(13)口元部型部
(14)首部型部
(15)底部
(16)ブローピン

Claims (3)

  1. 底部を閉止した筒状の本体部と、該本体部の開口部に連接された口元部と、本体部と口元部との間の首部を内方に縮径して形成したシゴキ部とからなり、樹脂材料で一体に成形したことを特徴とする液状化粧料容器。
  2. 所望の直径と長さの本体部に対応する型部と、本体部の開口部に連接されキャップを挿着可能とした口元部に対応する型部と、本体部と口元部との間の首部を縮径したシゴキ部に対応する型部とを有する二つ割りのボトル金型に溶融樹脂を筒状に押出し、金型を閉じて底部を食い切った後、エアーを吹き込んでブロー成形するようにしたことを特徴とする液状化粧料容器の製造方法。
  3. エアーの吹き込みを行うブローピンが、口元部の内部形状とシゴキ部の縮径された内部形状に対応する段付き形状を有していることを特徴とする請求項2記載の製造方法。
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