JP2004187455A - リニアモータおよびその製造方法 - Google Patents

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JP2004187455A JP2002354068A JP2002354068A JP2004187455A JP 2004187455 A JP2004187455 A JP 2004187455A JP 2002354068 A JP2002354068 A JP 2002354068A JP 2002354068 A JP2002354068 A JP 2002354068A JP 2004187455 A JP2004187455 A JP 2004187455A
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Toshio Uehara
敏夫 植原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】作業性がよく、小型で大推力を得ることができるリニアモータを提供する。
【解決手段】マグネットユニット2aとマグネットユニット2bとに、別々に外周表面が単一極で異極のラジアル着磁を施す。2種類のマグネットユニット2aとマグネットユニット2bを交互に配列して、ヨークホルダー2cを貫通させて連結した後、ヨークホルダー2cと出力軸2eを固着する。このリニアモータの磁気回路は、外筒ヨーク1b、マグネット2a、リングヨーク2d、隣接するマグネット2b、外筒ヨーク1b間で磁気回路が形成され、この磁気ギャップ内にある互いに電流の向きが逆になるように接続したコイル1cに電流を流すと、4つのコイル1cに同じ向きの推力が作用する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアモータに係るもので、特にマグネットを備えた内ヨーク側の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のムービングマグネットタイプのリニアモータについて、図を用いて説明する。図4において、10は内ヨーク、11は第1マグネット、12は第1マグネットと磁極が逆の第2マグネット、13はボビン、14は第1コイル、15は第2コイルである。16はハウジング、17はカバー、18は軸受、19は出力軸である。
【0003】
円筒状のハウジング16、半径方向に着磁された第1マグネット11、内ヨーク10、第2マグネット12、ハウジング16間で磁気回路が構成され、この磁気回路の磁気ギャップ間に配設された第1コイル14、第2コイル15に電流を流すと、これらコイルに作用する力の反作用として、内ヨーク10に推力が発生し、この内ヨーク10に固着され、ハウジング16内を軸方向に移動可能に配設された出力軸19とが移動する(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−189518号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成のまま、さらに、小径のリニアモータを製作しようとする場合、下記のような問題点がある。
【0006】
まず、小径でかつ推力の大きなリニアモータを製作するには、マグネットにラジアル異方性マグネットを使用する必要があるが、小径のリング状異方性マグネットは製作が困難であり、そのためラジアル異方性のあるマグネット個片を内ヨーク外周に環状に接着することになる。この時、マグネットの同磁極どうしが反発し合い作業が非常に難しく、作業効率が悪いという問題点がある。
【0007】
また、接着剤を熱硬化させるため乾燥炉に入れる場合には、マグネットの減磁を防ぐためのバックヨークが必要である。
【0008】
一方、未着磁のマグネット片を環状に接着し着磁するには、専用の着磁ヨークが必要であり、第1マグネットと第2マグネットが隣接しているため上手く着磁できないという問題点があった。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、作業性がよく、小型で大推力を得ることができるリニアモータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明のリニアモータは、外筒ヨークと、前記外筒ヨークの内側に配設した複数のコイルと、前記コイルとギャップを有して対向する外周面が単一極の複数のマグネットと、前記マグネットを外周上に固着した複数のリングヨークと、前記リングヨークを貫通するヨークホルダーとを備え、マグネット磁極が交互になるように前記リングヨークを配列して前記ヨークホルダーで貫通連結したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記の課題を解決するために請求項1記載のリニアモータは、外筒ヨークと、前記外筒ヨークの内側に配設した複数のコイルと、前記コイルとギャップを有して対向する外周面が単一極の複数のマグネットと、前記マグネットを外周上に固着した複数のリングヨークと、前記リングヨークを貫通するヨークホルダーとを備え、マグネット磁極が交互になるように前記リングヨークを配列して前記ヨークホルダーで貫通連結したもので、リングヨークとヨークホルダーに分割したので、マグネットがリング状であれば、先着磁にも後着磁にも対応できる。また、簡単に複数個のマグネットを精度よく連結できる。さらに、後着磁の場合、接着工程までは共通部品での同じ作業となるため、間違いがなくなり部品と工程の標準化ができるとともに、着磁は着磁ヨークの配線を逆接続するだけで簡単に行える。
【0012】
また、請求項2記載のリニアモータは、請求項1のマグネットに異方性のセグメントマグネットを用いたもので、特に後着磁する場合に有効で、同磁極どうしによる反発力が発生せず、作業が大幅に簡略化できる。また、減磁防止のためのバックヨークが不要である。
【0013】
さらに、請求項3記載のリニアモータの製造方法は、複数のリングヨークと、前記リングヨークの外周上に固着したマグネットと、前記複数のリングヨークを貫通するヨークホルダーとを備え、未着磁のマグネットをリングヨーク外周に環状に固着する固着工程と、その後、マグネットの外周面を単一極に着磁する着磁工程と、着磁したマグネットの磁極が交互になるようにリングヨークを配列し、ヨークホルダーを貫通させ固定する連結工程とを備えたもので、異方性のセグメントマグネットを用いての後着磁が容易となる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図を用いて説明する。
【0015】
固定子1は、コイルボビン1a、外筒ヨーク1b、コイル1cとで構成され、4つに区分されたコイルボビン1aの外周に、4つのコイル1cを巻回し、隣り合うコイルの電流の向きが逆方向になるように結線して円筒状の外筒ヨーク1b内に固着している。
【0016】
可動子2は、2つのマグネットユニット2aおよびマグネットユニット2b、1つのヨークホルダー2cおよび出力軸2eで構成される。
【0017】
そして、図2に示すように、未着磁のラジアル異方性のセグメントマグネット3をリングヨーク2dに環状に接着する。未着磁のためセグメントマグネット3の同磁極どうしによる反発力が発生せず、作業が大幅に簡略化できる。また、リングヨーク2dがあるため減磁防止のためのバックヨークは不要である。
【0018】
その後、マグネットユニット2aとマグネットユニット2bとに、別々に外周表面が単一極で異極のラジアル着磁を施す。この時、使用する着磁ヨークは1種類でもよく、着磁ヨークのプラスとマイナスの配線を切換えればよい。これにより、2種類のマグネットユニットが簡単に製作できる。
【0019】
そして、マグネットユニット2aとマグネットユニット2bを交互に配列して、ヨークホルダー2cを貫通させて連結した後、ヨークホルダー2cと出力軸2eを固着する。
【0020】
このリニアモータの磁気回路は、外筒ヨーク1b、マグネット2a、リングヨーク2d、隣接するマグネット2b、外筒ヨーク1b間で磁気回路が形成され、この磁気ギャップ内にある互いに電流の向きが逆になるように接続したコイル1cに電流を流すと、4つのコイル1cに同じ向きの推力が作用する。外筒ヨーク1bを固定しているので、その推力の反作用として、可動子2に推力が発生する。このため、図3に示すように出力軸2eを支持部材4および支持部材5で支持する。これにより出力軸2eが軸方向に移動可能となる。
【0021】
このように、複数個のリングヨークに分割し、このリングヨークの内周部にヨークホルダーを貫通固着させたものであり、複数個のマグネットユニットを精度よく連結できる。
【0022】
また、未着磁のラジアル異方性のセグメントマグネットを用いて後着磁する場合、接着工程で同磁極どうしによる反発力が発生せず、作業が大幅に簡略化できる。
【0023】
さらに、マグネットユニットの接着工程までは共通部品での同じ作業となるため、間違いがなくなり部品と工程の標準化ができるとともに、着磁ヨークの配線を逆接続するだけで2種類のマグネットユニットが容易に製作できる。
【0024】
なお、本実施例はコイルおよびマグネットをそれぞれ4つ組み合わせた例であるが、それぞれ2つ以上あれば磁気回路が構成でき、コイルとマグネットユニットとを同数にして、隣り合う電流の向きおよび磁極を逆にする。また、出力軸とヨークホルダーは1つの部品で兼ねてもよい。また、セグメントマグネットに換えてリングマグネットとしても同様に実施できる。この場合は、前着磁したマグネットを用いてもよい。さらに、コイル側を固定子としたが、出力軸側を固定して外筒ヨークを可動子としても同様に実施できる。
【0025】
【発明の効果】
上記の実施例から明らかなように本発明によれば、リングヨークとヨークホルダーとに分割したので、互いに隣り合う外周表面が単一極で異極のマグネットユニットを簡単に構成できる。特に、異方性のセグメントマグネットを用いての後着磁が容易となり、同磁極どうしによる反発力が発生せず、作業が大幅に簡略化でき、小型で大推力を得ることができるリニアモータが得られる。
【0026】
また、接着工程まで同じ部品、同じ作業で実施でき、着磁作業もユニット単位で簡単にできる作業性の向上したリニアモータとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるリニアモータの要部断面図
【図2】本発明の実施例におけるマグネットユニットの斜視図
【図3】本発明の実施例におけるリニアモータの断面図
【図4】従来のリニアモータの断面図
【符号の説明】
1 固定子
1b 外筒ヨーク
1c コイル
2 可動子
2c ヨークホルダー
2d リングヨーク
3 マグネット(セグメントマグネット)

Claims (3)

  1. 外筒ヨークと、前記外筒ヨークの内側に配設した複数のコイルと、前記コイルとギャップを有して対向する外周面が単一極の複数のマグネットと、前記マグネットを外周上に固着した複数のリングヨークと、前記リングヨークを貫通するヨークホルダーとを備え、マグネット磁極が交互になるように前記リングヨークを配列して前記ヨークホルダーで貫通連結したリニアモータ。
  2. マグネットに異方性のセグメントマグネットを用いた請求項1記載のリニアモータ。
  3. 複数のリングヨークと、前記リングヨークの外周上に固着したマグネットと、前記複数のリングヨークを貫通するヨークホルダーとを備え、未着磁のマグネットをリングヨーク外周に環状に固着する固着工程と、その後、マグネットの外周面を単一極に着磁する着磁工程と、着磁したマグネットの磁極が交互になるようにリングヨークを配列し、ヨークホルダーを貫通させ固定する連結工程とを備えたリニアモータの製造方法。
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