JP2004185733A - 半導体メモリ装置のリフレッシュ制御 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体メモリ装置のロングレート制限を緩和する。
【解決手段】時刻t211におけるリフレッシュタイミング信号RFTMの発生に応じて出力Q202Dが発生すると、これに応じてリフレッシュ要求信号RFREQが発生し、時刻t22におけるATD信号の発生に応じてリフレッシュ実行信号#RFが発生する。リフレッシュ要求信号RFREQは、リフレッシュ実行信号#RFの発生によって解除されるまでその発生が維持される。リフレッシュ要求信号RFREQの発生が解除されると、時刻t212におけるリフレッシュタイミング信号RFTMの発生に応じて発生していた出力Q202Dに応じてリフレッシュ要求信号RFREQが再び発生し、時刻t23におけるATD信号の発生に応じてリフレッシュ実行信号#RFが発生する。このとき、出力Q202Dの発生は、リフレッシュ要求信号RFREQが発生するまで維持される。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体メモリ装置のリフレッシュ制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体メモリ装置としては、一般的にDRAMやSRAMが用いられている。良く知られているように、DRAMはSRAMに比べて安価で大容量であるが、リフレッシュ動作が必要である。一方、SRAMはリフレッシュ動作は不要で使い易いが、DRAMに比べて高価であり、また容量が小さい。
【0003】
DRAMとSRAMの利点を両方備えるように開発された半導体メモリ装置として、仮想SRAM(VSRAM,Virtually Static RAM)が知られている。仮想SRAM(「擬似SRAM(PSRAM,Pseudo Static RAM )」とも呼ばれる)は、DRAMと同じダイナミック型のメモリセルを含むメモリセルアレイを備えているとともに、リフレッシュコントローラ(リフレッシュ制御部)を内蔵しており、リフレッシュ動作を内部で実行している。このため、仮想SRAMに接続される外部装置(例えばCPU)は、リフレッシュ動作を意識せずに仮想SRAMにアクセス(データの読み出しや書き込み)することが可能である。このような仮想SRAMの特徴は、「リフレッシュの透過性」と呼ばれる。
【0004】
従来の仮想SRAMでは、半導体メモリ装置の動作状態に応じたリフレッシュ動作が実行されている。例えば、リフレッシュコントローラは、外部からのアクセスが実行される動作状態(以下、「オペレーションモード」と呼ぶ)の場合、リフレッシュタイマから発生するリフレッシュタイミング信号の発生後に、外部アクセスのタイミングを示す外部アクセスタイミング信号に応じてリフレッシュ実行タイミングを決定して、リフレッシュ動作を実行させている。また、外部からのアクセスが実行されない動作状態(以下、「スタンバイモード」と呼ぶ)の場合、リフレッシュタイミング信号の発生に応じてリフレッシュ実行タイミングを決定して、リフレッシュ動作を実行させている。
【0005】
また、リフレッシュタイミング信号の発生サイクル(以下「リフレッシュサイクル」と呼ぶ)のサイクル時間(リフレッシュサイクルタイム)は、例えば、以下のように設定されている。すなわち、従来の仮想SRAMでは、メモリセルを行単位でリフレッシュする構成となっている。このため、リフレッシュサイクルタイムをTrcとし、メモリセルアレイの行数をm(mは1以上の整数)とすると、全てのメモリセルをリフレッシュするのに必要なリフレッシュタイムTsumは、リフレッシュサイクルタイムTrcをm倍した値(m・Trc)となる。このとき、1つのメモリセルのリフレッシュは、リフレッシュタイムTsumごとに1回実行されることになるため、リフレッシュサイクルタイムTrcの値は、各メモリセルのリフレッシュがリフレッシュタイムTsumごとに1回であってもデータ保持可能なように設定されている。
【0006】
なお、仮想SRAMにおけるリフレッシュ動作については、例えば、特許文献1に記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−74945号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の仮想SRAMでは、外部アクセスタイミング信号は、外部から入力されるアドレスの変化に応じて発生させている。このため、仮に、リフレッシュタイミング信号が発生していても、アドレスの変化が発生しないと外部アクセスタイミング信号が発生しないので、リフレッシュ実行タイミングが決定されずにリフレッシュが延期されることになる。
【0009】
リフレッシュが延期されると、その分だけリフレッシュタイムTsumが長くなることになり、この結果、各メモリセルのリフレッシュの間隔が長くなって、データ保持できなくなる可能性が高くなる。この問題を解決するために、従来の仮想SRAMでは、「所定時間以上連続で、同じアドレスをアクセスし続けてはいけない」という制限(「ロングレート制限」とも呼ぶ)を設けて対応していることが一般的である。通常、ロングレートの制限は、リフレッシュが延期されることのないように、リフレッシュサイクルタイムTrcよりも長くならないように、リフレッシュサイクルタイムTrcに等しい長さ以下に設定されている。
【0010】
しかしながら、SRAMにはロングレート制限がないため、従来の仮想SRAMは、リフレッシュの透過性の点で改善の余地があり、このロングレート制限の緩和が望まれている。
【0011】
この発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、仮想SRAMのような半導体メモリ装置のロングレート制限を緩和することができる技術を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を達成するために、本発明による半導体メモリ装置は、ダイナミック型のメモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイと、外部装置からのアクセス動作の実行タイミングの決定に使用される外部アクセスタイミング信号を発生する外部アクセスタイミング信号発生部と、前記メモリセルアレイにリフレッシュ動作を実行させるリフレッシュ制御部とを備えている。前記リフレッシュ制御部は、前記メモリセルアレイのリフレッシュ動作の実行タイミングの決定に使用されるリフレッシュタイミング信号を発生するリフレッシュタイマと、前記リフレッシュタイミング信号に応じて発生する所定のタイミング信号に従って前記リフレッシュ動作の開始要求を示すリフレッシュ要求信号を発生するリフレッシュ要求部と、前記リフレッシュ要求信号に少なくとも応じて、前記メモリセルアレイに前記リフレッシュ動作を実行させるリフレッシュ実行部とを備えている。そして、前記リフレッシュ実行部が、前記リフレッシュ要求信号の発生後に、前記外部アクセスタイミング信号によって前記リフレッシュ動作の実行タイミングを決定し、決定された前記実行タイミングに従って前記メモリセルアレイに前記リフレッシュ動作を実行させる特定のリフレッシュモードにおいて、前記リフレッシュ要求部は、第1番目の前記リフレッシュタイミング信号の発生後、前記外部アクセスタイミング信号が発生する前に第2番目の前記リフレッシュタイミング信号が発生した場合に、前記第1番目のリフレッシュタイミング信号に応じて発生した第1番目の前記所定のタイミング信号に従って第1番目の前記リフレッシュ要求信号を発生するとともに、第3番目の前記リフレッシュタイミング信号が発生するまでの期間内で、前記リフレッシュ実行部において、最初に発生した前記外部アクセスタイミング信号によって前記第1番目のリフレッシュ要求信号に対応する第1番目の前記実行タイミングが決定されるまで、前記第1番目のリフレッシュ要求信号の発生を維持する。また、前記第1番目の実行タイミングが決定されて前記第1番目のリフレッシュ要求信号を解除した後に、前記第2番目のリフレッシュタイミング信号に応じて発生していた第2番目の前記所定のタイミング信号に従って第2番目の前記リフレッシュ要求信号を発生するとともに、前記第2番目のリフレッシュ要求信号が発生するまで前記第2番目の所定のタイミング信号の発生を維持することができる。
【0013】
上記構成の半導体メモリ装置によれば、第1番目のリフレッシュタイミング信号の発生後、外部アクセスタイミング信号が発生する前に第2番目のリフレッシュタイミング信号が発生した場合に、第3番目のリフレッシュタイミング信号が発生するまでの期間内で、最初に発生する外部アクセスタイミング信号によって第1番目のリフレッシュタイミング信号に対応する第1番目の実行タイミングを決定し、次に発生する外部アクセスタイミング信号によって第2番目のリフレッシュタイミング信号に対応する第2番目の前記実行タイミングを決定することができる。
【0014】
これにより、第1番目のリフレッシュタイミング信号の発生後、外部アクセスタイミング信号が発生する前に第2番目のリフレッシュタイミング信号が発生した場合においても、第3番目のリフレッシュタイミング信号が発生するまでの期間内で、第1番目と第2番目のリフレッシュタイミング信号に対応する第1番目と第2番目の実行タイミングを決定してリフレッシュ動作を実行させることができるので、従来の課題で説明したリフレッシュ動作が延期されることによってリフレッシュタイムが長くなるという問題を解決することができる。この結果、「所定時間以上連続で、同じアドレスをアクセスし続けてはいけない」というロングレート制限を、リフレッシュタイミング信号が発生するサイクルの2倍まで緩和することが可能である。
【0015】
なお、前記リフレッシュ要求部は、
前記リフレッシュタイミング信号の発生に応じて前記所定のタイミング信号を発生し、前記所定のタイミング信号発生時に前記リフレッシュ要求信号が既に発生していた場合には前記所定のタイミング信号の発生を維持する第1のフリップフロップ回路と、
前記所定のタイミング信号に従って前記リフレッシュ要求信号を発生し、前記リフレッシュ実行部で前記リフレッシュ実行タイミングが決定されるまで前記リフレッシュ要求信号の発生を維持する第2のフリップフロップ回路とを備えるように構成することが好ましい。
【0016】
こうすれば、容易に上記発明のリフレッシュ要求回路を実現することが可能となる。
【0017】
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、半導体メモリ装置、半導体メモリ装置のリフレッシュ制御方法、および、半導体メモリ装置を備えた電子機器等の形態で実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.半導体メモリ装置の端子構成と動作状態の概要:
B.半導体メモリ装置内部の全体構成:
C.リフレッシュコントローラの具体的な構成および動作:
C1.スタンバイサイクル時:
C2.通常のオペレーションサイクル時:
C3.ロングレートのオペレーションサイクル時:
D.電子機器への適用例:
【0019】
A.半導体メモリ装置の端子構成と動作状態の概要:
図1は、本発明の半導体メモリ装置の一実施例としてのメモリチップ10の端子構成を示す説明図である。メモリチップ10は、以下のような端子を有している。
【0020】
A0〜A19:アドレス入力端子(20本),
#CS:チップセレクト入力端子,
#WE:ライトイネーブル入力端子,
#OE:アウトプットイネーブル入力端子(出力許可信号入力端子),
IO0〜IO15:入出力データ端子(16本)。
【0021】
なお、以下の説明では、端子名と信号名とに同じ符号を用いている。端子名(信号名)の先頭に「#」が付されているものは、負論理であることを意味している。アドレス入力端子A0〜A19と入出力データ端子IO0〜IO15はそれぞれ複数本設けられているが、図1では簡略化されて描かれている。また、電源端子等の以下の説明で特に必要としない他の端子は省略されている。
【0022】
このメモリチップ10は、通常の非同期型SRAMと同じ手順でアクセスすることが可能な仮想SRAM(VSRAM)として構成されている。ただし、SRAMと異なり、ダイナミック型のメモリセルが用いられているので、所定期間内にリフレッシュが必要となる。このため、メモリチップ10の内部には、後述するリフレッシュコントローラ100が内蔵されている。このリフレッシュコントローラ100が本発明のリフレッシュ制御部に相当する。本明細書では、外部装置(制御装置)からのデータの読み出しや書き込みの動作を「外部アクセス」あるいは単に「アクセス」と呼び、内蔵されたリフレッシュコントローラによるリフレッシュ動作を「内部リフレッシュ」または単に「リフレッシュ」と呼ぶ。また、リフレッシュを「RF」と略す場合もある。
【0023】
メモリチップ10の内部には、入力されたアドレスA0〜A19の中のいずれか1ビット以上が変化したことを検出するためのアドレス遷移検出回路80が設けられている。そして、メモリチップ10内の回路は、アドレス遷移検出回路80から供給されるアドレス遷移信号に基づいて動作する。例えば、外部アクセスと内部リフレッシュとの調停は、アドレス遷移信号に基づいて行われる。このアドレス遷移検出回路80が本発明の外部アクセスタイミング信号発生部に相当する。なお、以下の説明では、アドレス遷移検出回路80を「ATD回路」と呼び、アドレス遷移信号ATDを「ATD信号」と呼ぶ。
【0024】
図1に示すチップセレクト信号#CSは、メモリチップ10の動作状態を制御するための信号である。図2は、チップセレクト信号#CSの信号レベルに応じたメモリチップ10の動作状態の区分を示す説明図である。なお、本明細書において、「Hレベル」は2値信号の2つのレベルのうちの「1」レベルを意味し、「Lレベル」は「0」レベルを意味している。
【0025】
チップセレクト信号#CSがLレベル(アクティブ)のときは、内部の動作状態がオペレーションモードとなり、リード/ライト・オペレーションサイクル(以下、単に「オペレーションサイクル」または「リード/ライトサイクル」とも呼ぶ)が行われる。オペレーションサイクルでは、外部アクセスの実行が可能であり、適時、内部リフレッシュが実行される。
【0026】
チップセレクト信号#CSがHレベルのときには、内部の動作状態がスタンバイモードとなり、スタンバイサイクルが行われる。スタンバイサイクルでは、外部アクセスの実行が禁止されるため、すべてのワード線が非活性状態とされる。但し、内部リフレッシュが行われるときには、後述するようにリフレッシュコントローラ100で発生するリフレッシュアドレスで指定されたワード線は活性化される。
【0027】
なお、リフレッシュ動作は、オペレーションサイクルでは第1のリフレッシュモードに従って実行され、スタンバイサイクルでは第2のリフレッシュモードに従って実行される。第1のリフレッシュモードでは、後述するようにリフレッシュコントローラ100でリフレッシュタイミング信号が発生した後に、ATD信号に同期してリフレッシュ動作が開始される。一方、第2のリフレッシュモードでは、リフレッシュタイミング信号が発生すると直ちにリフレッシュ動作が開始される。第2のリフレッシュモードでのリフレッシュ動作はATD信号と非同期に行われるので、アドレスA0〜A19の入力は不要である。このように、このメモリチップ10は、2つの動作状態にそれぞれ適したリフレッシュモードに従ってリフレッシュを実行する。
【0028】
なお、本明細書において、「ある信号がATD信号に同期する」という文言は、その信号がATD信号のエッジと同じ時刻に発生することを必ずしも意味している訳ではなく、ATD信号のエッジと一定の時間的な関係を保って発生することを意味している。
【0029】
図1に示すアドレスA0〜A19は、20ビットであり、1メガワードのアドレスを指定する。また、入出力データIO0〜IO15は、1ワード分の16ビットのデータである。すなわち、アドレスA0〜A19の1つの値は16ビット(1ワード)に対応しており、一度に16ビットの入出力データIO0〜IO15を入出力することができる。
【0030】
オペレーションサイクルにおいては、ライトイネーブル信号#WEがLレベルになるとライトサイクルが実行され、Hレベルになるとリードサイクルが実行される。また、アウトプットイネーブル信号#OEがLレベルになると、入出力データ端子IO0〜IO15からの出力が可能になる。
【0031】
図3は、メモリチップ10の動作の概要を示すタイミングチャートである。図3(a)〜図3(d)は、外部からメモリチップ10に供給される信号を示し、図3(e)〜図3(h)は内部で発生する信号を示している。図2に示した2つの動作状態(オペレーションモード、スタンバイモード)のいずれであるかは、図3(a)に示すチップセレクト信号#CSの変化に応じて、随時判断される。
【0032】
図3の最初の3つのサイクルでは、チップセレクト信号#CSがLレベルであるので、動作状態がオペレーションモードとなり、オペレーションサイクルが実行されている。オペレーションサイクルでは、図3(h)に示すように、ATD信号に同期して発生する外部アクセス実行信号#EXに従って読み出し(リードサイクル)または書き込み(ライトサイクル)が実行される。また、オペレーションサイクルでは、図3(c)に示すライトイネーブル信号#WEのレベルに応じてリードサイクルとライトサイクルのいずれかが実行される。また、図3(d)に示すアウトプットイネーブル信号#OEのレベルに応じて、具体的には、Lレベルになると入出力データ端子IO0〜IO15からの出力が可能になる。図3は、第1と第3番目のサイクルでリードサイクルが、第2番目のサイクルでライトサイクルが実行されている状態を示している。
【0033】
ただし、図3(f)に示すように、2番目のサイクルでは、後述するリフレッシュコントローラ100に含まれるリフレッシュタイマがリフレッシュタイミング信号RFTMを発生しているので、図3(g)に示すように、3番目のサイクルにおいて、ATD信号に同期して発生するリフレッシュ実行信号#RFに従ってリフレッシュが開始される。そして、外部アクセス実行信号#EXは、リフレッシュ実行信号#RFが非アクティブとなった後にATD信号に同期して発生し、これに従って外部アクセスが実行される。
【0034】
なお、ATD信号の最短周期Tac(すなわち、アドレスA0〜A19の変化の最短周期)は、このメモリチップ10のオペレーションサイクルタイム(「オペレーションサイクル周期」とも呼ばれる)に相当する。オペレーションサイクルタイムTacは、例えばランダムアクセスにおいては約50nsから約100nsの範囲の値に設定される。
【0035】
図3の4番目以降のサイクルでは、チップセレクト信号#CSがHレベルに立ち上がっているので、動作状態がスタンバイモードとなり、スタンバイサイクルが実行されている状態を示している。なお、スタンバイサイクルでは、リフレッシュタイミング信号RFTMが発生すると直ちにリフレッシュ実行信号#RFが発生し、リフレッシュ実行信号#RFに従ってリフレッシュ動作が開始される。リフレッシュタイミング信号RFTMの発生周期Trcは、リフレッシュサイクルタイム(「リフレッシュサイクル周期」とも呼ばれる)に相当する。リフレッシュサイクルタイムTrcは、本例では、約32μsに設定されている。なお、図3(e)に示すように、アドレスA0〜A19が変化しない場合には、ATD信号は生成されない。
【0036】
B.半導体メモリ装置内部の全体構成:
図4は、メモリチップ10の内部構成を示すブロック図である。このメモリチップ10は、入出力バッファ20と、メモリセルアレイ30と、アドレスバッファ40とを備えている。入出力バッファ20とメモリセルアレイ30との間には列ゲート50が設けられ、メモリセルアレイ30とアドレスバッファ40との間には行デコーダ60および列デコーダ70が設けられている。また、メモリチップ10には、さらに、ATD回路80と、アクセスコントローラ90と、リフレッシュコントローラ100とが設けられている。
【0037】
メモリセルアレイ30の構成は、典型的なDRAMのメモリセルアレイと同じである。すなわち、メモリセルアレイ30は、1トランジスタ1キャパシタ型の複数のメモリセルがマトリクス状に配列されたものである。各メモリセルには、ワード線とビット線対(データ線対とも呼ばれる)とが接続されている。なお、本例では、行方向に4096列、列方向に256×16列(4096列)、すなわち、1メガワード(16メガビット)のメモリセルがマトリクス状に配列されている。
【0038】
行デコーダ60は、アドレスバッファ40から供給される12ビットの行アドレスA8〜A19、または、リフレッシュコントローラ100から供給される12ビットのリフレッシュアドレスRA8〜RA19に従ってメモリセルアレイ30内の4096本のワード線のうちの1本を選択して活性化する。なお、行アドレスA8〜A19とリフレッシュアドレスRA8〜RA19のいずれかの選択は、リフレッシュコントローラ100から供給されるリフレッシュ実行信号#RFおよびアクセスコントローラ90から供給される外部アクセス実行信号#EXに従って行われる。
【0039】
列デコーダ70は、供給される列アドレスA0〜A7に従って列ゲート50を介してメモリセルアレイ30内の複数組のビット線対の中の1ワード(16ビット)分のビット線対を同時に選択する。なお、列デコーダ70によるビット線対の選択も、外部アクセス実行信号#EXに従って行われる。なお、列ゲート50には、読み出し回路や書き込み回路が含まれており、入出力バッファ20とメモリセルアレイ30との間のデータのやり取りを可能とする。また、列ゲート50内には、図示しないプリチャージ回路やセンスアンプ、プリアンプなども設けられている。
【0040】
アドレスバッファ40は、外部装置から与えられた複数のアドレスを他の内部回路に供給する回路である。本例では、20ビットのアドレスA0〜A19が与えられている。下位8ビットのアドレスA0〜A7は列アドレスとして列デコーダ70に供給され、上位12ビットのアドレスA8〜A19は行アドレスとして行デコーダ60に供給されている。従って、12ビットの行アドレスA8〜A19と8ビットの列アドレスA0〜A7とによって、1メガワード(16メガビット)のメモリセルを有するメモリセルアレイ30の中から1ワード(16ビット)分のメモリセルが選択される。
【0041】
選択されたメモリセルに対応する1ワード分のデータは、入出力バッファ20を介して読み出され、あるいは書き込まれる。すなわち、外部装置は、1つのアドレスA0〜A19を入力することにより、メモリセルアレイ30内の1ワード分のメモリセルに同時にアクセスすることが可能である。
【0042】
ATD回路80は、外部装置から供給された20ビットのアドレスA0〜A19の中のいずれかに変化があるか否か検出し、変化が検出されたときには、アドレス遷移信号ATD(ATD信号)を生成する。また、ATD回路80は、行アドレスA8〜A19の中のいずれかに変化があるか否か検出し、変化が検出されたときには、行アドレス遷移信号RAT(以下、「RAT信号」と呼ぶ)を生成する。
【0043】
アクセスコントローラ90は、外部装置から供給されるチップセレクト信号#CS、ライトイネーブル信号#WEおよびアウトプットイネーブル信号#OEと、ATD回路80から供給されるATD信号およびRAT信号と、リフレッシュコントローラ100から供給されるリフレッシュ要求信号RFREQとに基づいて、行デコーダ60および列デコーダ70の動作を制御するとともに、入出力バッファ20におけるデータの入出力を制御して、メモリセルアレイ30へのデータの書き込みあるいは読み出しを制御する。なお、リフレッシュ要求信号RFREQではなく、リフレッシュ実行信号#RFを用いるようにしてもよい。具体的には、アクセスコントローラ90は、チップセレクト信号#CSがLレベルでオペレーションモードとなっている場合に、ATD信号およびRAT信号に同期して外部アクセス実行信号#EXを発生し、外部アクセス実行信号#EXを行デコーダ60および列デコーダ70に供給して、それぞれの動作を制御する。ただし、リフレッシュコントローラ100においてリフレッシュ要求信号RFREQが発生している場合には、上述したように、リフレッシュ実行信号#RFに従ってリフレッシュが実行された後に、外部アクセス実行信号#EXを発生する。
【0044】
図5は、リフレッシュコントローラ100の内部構成を示すブロック図である。リフレッシュコントローラ100は、リフレッシュタイマ110と、リフレッシュ要求回路112と、リフレッシュアドレス発生回路114と、リフレッシュ実行回路116とを備えている。なお、リフレッシュ要求回路112が本発明のリフレッシュ要求部に相当し、リフレッシュ実行回路116が本発明のリフレッシュ実行部に相当する。
【0045】
リフレッシュコントローラ100は、リフレッシュタイマ110から供給されるリフレッシュタイミング信号RFTM、ATD回路80から供給されるATD信号、およびチップセレクト信号#CSに基づいてメモリセルアレイ30の内部リフレッシュを制御する。
【0046】
リフレッシュタイマ110は、一定のリフレッシュサイクル毎にリフレッシュタイミング信号RFTMを発生する回路である。リフレッシュタイマ110は、例えばリングオシレータによって構成される。リフレッシュサイクルタイムTrcは、上述したように約32μsに設定されている。
【0047】
リフレッシュ要求回路112は、リフレッシュタイマ110から供給されるリフレッシュタイミング信号RFTMに応じて、リフレッシュ要求信号RFREQを発生する。このリフレッシュ要求信号RFREQは、リフレッシュアドレス発生回路114およびリフレッシュ実行回路116に供給される。また、アクセスコントローラ90にも供給される。
【0048】
リフレッシュアドレス発生回路114は、リフレッシュ要求信号RFREQの発生に応じて12ビットのリフレッシュアドレスRA8〜RA19を発生する。リフレッシュアドレス発生回路114は、例えば12ビットのカウンタにより構成される。
【0049】
リフレッシュ実行回路116は、リフレッシュ要求信号RFREQの発生に応じてリフレッシュ実行信号#RFを発生する。具体的には、上述したように、チップセレクト信号#CSがLレベルでオペレーションモードとなっている場合には、リフレッシュ要求信号RFREQが発生した後に発生するATD信号に同期してリフレッシュ実行信号#RFを発生する。また、チップセレクト信号#CSがHレベルでスタンバイモードとなっている場合には、リフレッシュ要求信号RFREQが発生すると、これに同期してリフレッシュ実行信号#RFを発生する。
【0050】
なお、このリフレッシュ要求回路112とリフレッシュ実行回路116の構成および動作については、さらに後述する。
【0051】
C.リフレッシュコントローラの具体的な構成および動作:
図6は、リフレッシュコントローラ100に含まれるリフレッシュ要求回路112およびリフレッシュ実行回路116の内部構成を示すブロック図である。
【0052】
リフレッシュ要求回路112は、2つのRSフリップフロップ(以下、単に「FF」と呼ぶ)回路202,204と、第1のFF回路202を制御するための第1のセット信号生成回路206および第1のリセット信号生成回路208と、第2のFF回路204を制御するための第2のセット信号生成回路210および第2のリセット信号生成回路212とを備えている。第1のFF回路202のセット端子(#S)には第1のセット信号生成回路206から供給される第1のセット信号#S1が入力され、リセット端子(#R)には第1のリセット信号生成回路208から供給される第1のリセット信号#RST1が入力されている。また、第2のFF回路204のセット端子(#S)には第2のセット信号生成回路210から供給される第2のセット信号#S2が入力され、リセット端子(#R)には第2のリセット信号生成回路212から供給される第2のリセット信号#RST2が入力されている。
【0053】
第1のセット信号生成回路206は、遅延回路(Delay)206aとトリガ回路(Trigger)206bとで構成されている。第1のセット信号生成回路206は、リフレッシュタイミング信号RFTMの立ち上がりエッジに同期したパルス信号をセット信号#S1として第1のFF回路202のセット端子(#S)に供給する。
【0054】
第1のリセット信号生成回路208は、2つのインバータ208a,208bと、2入力のNANDゲート208cとで構成されている。NANDゲート208cには、リフレッシュタイミング信号RFTMと、第2のFF回路204の出力Q204とがそれぞれ対応するインバータ208a,208bで反転されて入力されている。NANDゲート208cの出力は、第1のリセット信号#RST1として第1のFF回路202のリセット端子(#R)に入力されている。なお、第2のFF回路204の出力Q204がリフレッシュ要求信号RFREQとして利用される。
【0055】
第1のリセット信号生成回路208は、リフレッシュタイミング信号RFTMおよびリフレッシュ要求信号RFREQに応じたパルス信号を発生して、第1のリセット信号#RST1として第1のFF回路202のリセット端子(#R)に供給する。
【0056】
第2のセット信号生成回路210は、2入力のNORゲート210aと、遅延回路210bと、2入力のNANDゲート210cとで構成されている。NORゲート210aには、リフレッシュタイミング信号RFTMおよび第2のFF回路204の出力Q204(リフレッシュ要求信号RFREQ)が入力されている。NANDゲート210cには、第1のFF回路202の出力Q202を遅延回路210bによって遅延した遅延出力Q202D(以下、単に「第1のFF回路202の遅延出力Q202D」と呼ぶ)と、NORゲート210aの出力GATE(以下、「GATE信号」とも呼ぶ)とが入力されている。NANDゲート210cの出力は、第2のセット信号#S2として第2のFF回路204のセット端子(#S)に入力されている。
【0057】
第2のセット信号生成回路210は、リフレッシュタイミング信号RFTMと、リフレッシュ要求信号RFREQと、第1のFF回路202の遅延出力Q202Dとに応じたパルス信号を第2のセット信号#S2として第2のFF回路204のセット端子(#S)に供給する。
【0058】
第2のリセット信号生成回路212は、遅延回路212aとトリガ回路212bとで構成される。第2のリセット信号生成回路212は、後述するリフレッシュ実行回路116から供給される正論理のリフレッシュ実行信号RF(第3のFF回路220の出力Q222)の立ち上がりエッジタイミングに応じたパルス信号を、第2のリセット信号#RST2として第2のFF回路204のリセット端子(#R)に供給する。
【0059】
第2のFF回路の出力Q204は、リフレッシュ要求信号RFREQとしてリフレッシュ実行回路116に供給されている。
【0060】
リフレッシュ実行回路116は、第3のFF回路222と、1つのインバータ224と、第3のFF回路222を制御するための第3のセット信号生成回路226および第3のリセット信号生成回路228とを備えている。第3のFF回路222のセット端子(#S)には第3のセット信号生成回路226から供給される第3のセット信号#S3が入力され、リセット端子(#R)には第3のリセット信号生成回路228から供給される第3のリセット信号#RST3が入力されている。
【0061】
第3のFF回路の出力Q222のインバータ224による反転出力がリフレッシュ実行信号#RFとして出力される。
【0062】
第3のセット信号生成回路226は、パルス発生回路(Pulse)226aと、2入力のNORゲート226bと、インバータ226cと、2入力のNANDゲート226dとで構成される。NORゲート226bには、チップセレクト信号#CSと、ATD信号の立ち上がりエッジタイミングに同期してパルス発生回路226aによって生成されるパルス信号とが入力されている。NANDゲート226dには、リフレッシュ要求信号RFREQと、NORゲート226bの出力をインバータ226cで反転したリフレッシュクロック信号CLKRFとが入力されている。NANDゲート226dの出力は、第3のセット信号#S3として第3のFF回路222のセット端子(#S)に入力されている。第3のセット信号生成回路226は、チップセレクト信号#CSの信号レベルに応じて、以下のように異なったパルス信号を生成し、第3のセット信号#S3として第3のFF回路222のセット端子(#S)に供給する。
【0063】
1)チップセレクト信号#CSがLレベル(アクティブ)、すなわち、図2に示したようにオペレーションモードである場合には、第3のセット信号生成回路226は、リフレッシュ要求信号RFREQがHレベル(アクティブ)の時に発生するATD信号の立ち上がりエッジタイミングに同期したパルス信号を第3のセット信号#S3として出力する。
【0064】
2)チップセレクト信号#CSがHレベル(非アクティブ)、すなわち、図2に示したようにスタンバイモードである場合には、ATD信号の有無に関わらず、リフレッシュ要求信号RFREQの立ち上がりエッジタイミングに同期したパルス信号を第3のセット信号#S3として出力する。
【0065】
第3のリセット信号生成回路228は、遅延回路228aとトリガ回路228bとで構成される。第3のリセット信号生成回路228は、リフレッシュ実行信号#RFとして出力されるインバータ224の出力の立下りエッジタイミングに同期したパルス信号を第3のリセット信号#RST3として第3のFF回路222のリセット端子(#R)に供給する。
【0066】
なお、リフレッシュ要求回路112やリフレッシュ実行回路116に含まれる各遅延回路や、トリガ回路、パルス発生は、それぞれの機能や性能を実現する種々の一般的な回路を利用することができるので、ここではその説明を省略する。
【0067】
以下では、リフレッシュ要求回路112およびリフレッシュ実行回路116の具体的な動作を、(1)スタンバイモード、(2)通常のオペレーションサイクル、(3)ロングレートのオペレーションサイクルに分けて説明する。
【0068】
C1.スタンバイモード:
図7は、スタンバイモードにおけるリフレッシュ動作の開始を示すタイミングチャートである。スタンバイモードでは、チップセレクト信号#CS(図7(a))がHレベル(非アクティブ)であるので、ATD信号の状態に関わらず、すなわち、アドレスA0〜A19(図7(b))の変化の有無に関わらず、リフレッシュ実行回路116(図6)では、第3のセット信号生成回路226(図6)のNANDゲート226dに入力されるリフレッシュクロック信号CLKRF(図7(k))がHレベルに保たれる。従って、リフレッシュ要求信号RFREQ(図7(j))がNANDゲート226dで反転されて、第3のセット信号#S3(図7(l))として第3のFF回路222に入力される。
【0069】
時刻t1では、リフレッシュタイマ110(図5)から供給されるリフレッシュタイミング信号RFTM(図7(d))がHレベルに立ち上がると、これによって、リフレッシュ動作を開始すべきことがリフレッシュ要求回路112(図6)に通知される。リフレッシュ要求回路112では、時刻t1においてリフレッシュタイミング信号RFTMがHレベル(アクティブ)に立ち上がると、第1のセット信号生成回路206によって第1のセット信号#S1(図7(g))としてLレベルに立ち下がるパルス信号が発生する。第1のセット信号#S1が発生すると、これに応じて第1のFF回路202の図示しない出力Q202がHレベルに立ち上がり、遅延出力Q202D(図7(h))もHレベルに立ち上がる。また、リフレッシュタイミング信号RFTMがLレベル(非アクティブ)に立ち下がると、第1のリセット信号生成回路208によって第1のリセット信号#RST1(図7(f))としてLレベルに立ち下がるパルス信号が発生する。第1のリセット信号#RST1が発生すると、これに応じて第1のFF回路202の出力Q202がLレベルに立ち下がり、遅延出力Q202DもLレベルに立ち下がる。
【0070】
第2のセット信号生成回路210のNANDゲート210cに入力されるGATE信号(図7(e))は、リフレッシュ要求信号RFREQ(図7(j))がLレベル(非アクティブ)で、リフレッシュタイミング信号RFTMがLレベル(非アクティブ)になると、Hレベルに変化する。そして、第1のFF回路202の遅延出力Q202DがHレベルで、GATE信号がHレベルとなると、これに応じてNANDゲート210cの出力である第2のセット信号#S2(図7(i))としてLレベルに立ち下がるパルス信号が発生する。要するに、リフレッシュ要求信号RFREQがLレベル(非アクティブ)のときに、リフレッシュタイミング信号RFTMがLレベル(非アクティブ)になると、これに応じて第2のセット信号生成回路210により第2のセット信号#S2が発生する。なお、遅延回路210bの遅延量は、リフレッシュタイミング信号RFTMがHレベルの間に遅延出力Q202DがHレベルに立ち上がり、リフレッシュ要求信号RFREQがHレベルになった後にLレベルに立ち下がるようにして、GATE信号がHレベルになったときにセット信号#S2が発生するように調整されている。
【0071】
第2のセット信号#S2が発生すると、これに応じて第2のFF回路204の出力Q204、すなわち、リフレッシュ要求信号RFREQ(図7(j))がHレベル(アクティブ)に立ち上がる。
【0072】
リフレッシュ要求信号RFREQがHレベル(アクティブ)になると、リフレッシュ実行回路116(図6)では、上述したように第3のセット信号#S3としてLレベルに立ち下がるパルス信号が発生し、これに応じて第3のFF回路222の出力Q222がHレベルに立ち上がる。また、出力Q222をインバータ224で反転したリフレッシュ実行信号#RF(図7(m))がLレベル(アクティブ)に立ち下がって、リフレッシュ動作が直ちに開始される。
【0073】
なお、リフレッシュ実行信号#RFがLレベルになって第2のリセット信号生成回路212の遅延回路212aで規定される一定の時間経過後に、第2のリセット信号生成回路212から第2のリセット信号#RST2(図7(o))が発生し、第2のFF回路204がリセットされてリフレッシュ要求信号RFREQがLレベル(非アクティブ)になると、リフレッシュ要求が解除される。
【0074】
また、リフレッシュ実行信号#RFがLレベルになって第3のリセット信号生成回路228の遅延回路228aで規定される一定の時間経過後に、第3のリセット信号生成回路228から第3のリセット信号#RST3(図7(n))が発生すると、第3のFF回路222がリセットされてリフレッシュ実行信号#RFがHレベル(非アクティブ)になると、リフレッシュ動作が終了される。
【0075】
時刻t2において再びリフレッシュタイミング信号RFTMがHレベルに立ち上がると、時刻t1における場合と同様にしてリフレッシュ実行信号#RFが発生してリフレッシュ動作が実行される。
【0076】
以上説明したように、本例のリフレッシュコントローラ100では、スタンバイモード中にリフレッシュタイミング信号RFTMが発生した場合、リフレッシュタイミング信号RFTMの発生に応じてリフレッシュ要求信号RFREQを発生させ、リフレッシュ要求信号RFREQの発生に応じてリフレッシュ実行信号#RFを発生させてリフレッシュ動作を実行させることができる。
【0077】
C2.通常のオペレーションサイクル:
図8は、通常のオペレーションサイクルにおけるリフレッシュ動作の開始を示すタイミングチャートである。通常のオペレーションサイクルにおいては、基本的にアドレスA0〜A19(図8(b))は1サイクル周期(オペレーションサイクルタイム)Tacごとに変化し、これに応じてATD信号(図8(c))が発生する。時刻t11では、リフレッシュ要求信号RFREQ(図8(j))がLレベル(非アクティブ)であるので、ATD信号がLレベル(非アクティブ)に立ち下がると、これに応じて外部アクセス実行信号#EX(図8(p))がLレベル(アクティブ)に立ち下がる。そして、時刻t21においてATD信号がHレベル(アクティブ)に立ち上がると、これに応じて外部アクセス実行信号#EXがHレベル(非アクティブ)に立ち上がる。これにより、リードまたはライトサイクルが実行される。
【0078】
時刻t11から時刻t12までのオペレーションサイクル中の時刻t111においてリフレッシュタイミング信号RFTM(図8(d))がHレベル(アクティブ)に立ち上がると、これに応じてリフレッシュ要求信号RFREQ(図8(j))がHレベル(アクティブ)に立ち上がる。ここまでの動作は、図7に示したスタンバイモードにおける動作と同じである。
【0079】
オペレーションサイクルでは、チップセレクト信号#CS(図8(a))がLレベル(アクティブ)であるので、第3のセット信号生成回路226のNANDゲート226dに入力されるリフレッシュクロック信号CLKRF(図8(k))にはATD信号に応じたパルス信号が発生する。NANDゲート226dの出力である第3のセット信号#S3(図8(l))には、リフレッシュ要求信号RFREQ(図8(j))がHレベル(アクティブ)である場合において、リフレッシュクロック信号CLKRFの発生に応じたパルス信号が発生する。
【0080】
従って、リフレッシュ要求信号RFREQがHレベル(アクティブ)になった後、次のATD信号の立ち上がりエッチの時刻t12では、ATD信号の変化に応じてリフレッシュクロック信号CLKRFがHレベルに立ち上がり、これに応じて第3のセット信号#S3としてLレベルに立ち下がるパルス信号が発生する。第3のセット信号#S3が発生すると、これに応じてリフレッシュ実行信号#RF(図8(m))がLレベル(アクティブ)になって、リフレッシュ動作が開始される。
【0081】
なお、第2のリセット信号#RST2(図8(o))および第3のリセット信号#RST3(図8(n))による動作は、図7に示したスタンバイモードにおける動作と同じである。
【0082】
また、外部アクセス実行信号#EX(図8(p))は、リフレッシュ実行信号#RFがLレベル(アクティブ)からHレベル(非アクティブ)になった後、Lレベル(アクティブ)になり、リードまたはライトサイクルが実行される
【0083】
以上説明したように、リフレッシュコントローラ100では、通常のオペレーションサイクル中にリフレッシュタイミング信号RFTMが発生した場合、リフレッシュタイミング信号RFTMの発生に応じてリフレッシュ要求信号RFREQを発生させた後、次のオペレーションサイクルにおけるATD信号の発生に同期してリフレッシュ実行信号#RFを発生させてリフレッシュ動作を実行させることができる。
【0084】
C3.ロングレートのオペレーションサイクル:
図9は、ロングレートのオペレーションサイクルにおけるリフレッシュ動作の開始を示すタイミングチャートである。図8で説明した通常のオペレーションサイクルでは、オペレーションサイクルタイムTacよりもリフレッシュサイクルタイムTrcのほうがかなり長く、複数回のオペレーションサイクルに1回リフレッシュサイクルが実行される。これに対し、図9では、アドレスA0〜A19(図9(b))が時刻t21の直前で変化してから時刻t22の直前で再び変化するまでのオペレーションサイクルの期間(オペレーションサイクルタイムTac’)中に、リフレッシュタイミング信号RFTMが2回Hレベルに立ち上がり、リフレッシュサイクルが2回発生する場合、いわゆるロングレートのオペレーションサイクルの場合を示している。また、時刻t22以降では、オペレーションサイクルタイムTacごとにアドレスA0〜A19が変化する通常のオペレーションサイクルの場合を示している。なお、チップセレクト信号#CS(図9(a))はLレベル(アクティブ)である。
【0085】
ロングレートのオペレーションサイクル中の時刻t211においてリフレッシュタイミング信号RFTM(図9(d))がHレベルに立ち上がると、通常のオペレーションサイクルの場合と同様に、これに応じてリフレッシュ要求信号RFREQ(図9(j))がHレベルに立ち上がる。そして、リフレッシュタイミング信号RFTMがLレベルになると、第1のFF回路202はリセットされ、これに応じて遅延出力Q202DはLレベルになる。
【0086】
ロングレートのオペレーションサイクル中の時刻t212においてリフレッシュタイミング信号RFTMが再びHレベルに立ち上がると、スタンバイモードにおける場合と同様に、第1のセット信号#S1(図9(e))が発生し、第1のFF回路202がセットされて、これに応じて遅延出力Q202D(図9(h))がHレベルに立ち上がる。
【0087】
しかしながら、時刻t212において再びリフレッシュタイミング信号RFTMが発生しても、時刻t211における1回目のリフレッシュタイミング信号RFTMの発生によってリフレッシュ要求信号RFREQがHレベルとなっているので、リフレッシュタイミング信号RFTMがLレベルになっても第1のリセット信号#RST1が発生しないため、第1のFF回路202がリセットされず、遅延出力Q202DはHレベルに保たれる。
【0088】
リフレッシュ要求信号RFREQがHレベル(アクティブ)になると、通常のオペレーションサイクルの場合と同様に、次のATD信号(図9(c))の立ち上がりエッジの時刻t22では、ATD信号の変化に応じてリフレッシュクロック信号CLKRF(図9(k))としてHレベルに立ち上がるパルス信号が発生し、これに応じて第3のセット信号#S3(図9(l))としてLレベルに立ち下がるパルス信号が発生する。第3のセット信号#S3が発生すると、リフレッシュ実行信号#RF(図9(m))がLレベル(アクティブ)になって、時刻t211におけるリフレッシュタイミング信号RFTMの1回目の発生に対応するリフレッシュ動作が開始される。
【0089】
なお、第2のリセット信号#RST2(図9(o))および第3のリセット信号#RST3(図9(n))による動作は、図7に示したスタンバイモードにおける動作と同じである。
【0090】
また、外部アクセス実行信号#EX(図9(p))は、通常のオペレーションサイクルにおける場合と同様に、リフレッシュ実行信号#RFがLレベル(アクティブ)からHレベル(非アクティブ)になった後、Lレベル(アクティブ)になり、リードまたはライトサイクルが実行される。
【0091】
1回目のリフレッシュタイミング信号RFTMの発生に応じてリフレッシュ実行信号#RFがLレベルになって、第2のリセット信号生成回路212から第2のリセット信号#RST2が発生すると、リフレッシュ要求信号RFREQはLレベル(非アクティブ)になり、リフレッシュ要求が解除される。
【0092】
リフレッシュ要求信号RFREQがLレベルになると、第2のセット信号生成回路210のNANDゲート210cに入力されるGATE信号がHレベルになる。また、NANDゲート210cに入力される第1のFF回路202の遅延出力Q202Dも、上述したように時刻t212における2回目のリフレッシュタイミング信号RFTMの発生によってHレベルに保たれている。これにより、第2のセット信号#S2(図9(i))としてLレベルに立ち下がるパルス信号が発生する。
【0093】
また、リフレッシュ要求信号RFREQがLレベルになると、第1のリセット信号生成回路208により第1のリセット信号#RST1が発生し(Lレベルに立ち下がり)、これに応じて第1のFF回路202がリセットされて、遅延出力Q202DもLレベルに立ち下がる。
【0094】
第2のセット信号#S2が発生すると、これに応じてリフレッシュ要求信号RFREQが再びHレベル(アクティブ)に立ち上がる。リフレッシュ要求信号RFREQが再びHレベルになると、通常のオペレーションサイクルの場合と同様に、次のATD信号の立ち上がりエッジの時刻t23では、ATD信号の変化に応じてリフレッシュクロック信号CLKRFがHレベルに立ち上がり、これに応じて第3のセット信号#S3としてLレベルに立ち下がるパルス信号が発生する。第3のセット信号#S3が発生すると、リフレッシュ実行信号#RFがLレベル(アクティブ)になって、時刻t212におけるリフレッシュタイミング信号RFTMの2回目の発生に対応するリフレッシュ動作が開始される。
【0095】
以上説明したように、本例のリフレッシュコントローラ100では、連続して同じアドレスがアクセスされるロングレートのオペレーションサイクル中に、リフレッシュタイミング信号RFTMが2回発生した場合、その後アドレスA0〜A19の変化によって発生するATD信号に同期して1回目のリフレッシュタイミング信号RFTMの発生に対応するリフレッシ要求信号RFREQを発生してリフレッシュ動作を開始させることができる。このとき、1回目のリフレッシュタイミング信号RFTMの発生に対応するリフレッシュ要求信号RFREQの発生が解除されて、2回目のリフレッシュタイミング信号RFTMの発生に対応するリフレッシュ要求信号RFREQが再び発生するまで、リフレッシュタイミング信号RFTMの発生に応じてセットされる第1のFF回路202の遅延出力Q202DをHレベルに保持することができる。これにより、1回目のリフレッシュタイミング信号RFTMに対応するリフレッシュ要求信号RFREQの解除後、再び2回目のリフレッシュタイミング信号RFTMに対応するリフレッシュ要求信号RFREQを発生させることができる。そして、その後発生するATD信号に同期して2回目のリフレッシュタイミング信号RFTMの発生に対応するリフレッシュ動作を開始させることができる。
【0096】
従って、連続して同じアドレスがアクセスされるロングレートのオペレーションサイクル中に、リフレッシュタイミング信号RFTMが2回発生した場合において、3回目のリフレッシュタイミング信号RFTMが発生するまでの間に、アドレスA0〜A19を変化させて2回のオペレーションサイクルを発生させるようにすれば、3回目のリフレッシュタイミング信号RFTMが発生するまでに2回のリフレッシュを実行することができる。これにより、全てのメモリセルをリフレッシュするのに必要なリフレッシュタイムTsumを、ロングレートのオペレーションサイクルが発生しない場合のリフレッシュタイムと実効的に等しくすることができる。よって、本例のリフレッシュコントローラを用いれば、従来のロングレートの長さがリフレッシュサイクルタイムTrcの長さに制限されていたのに比べて、リフレッシュサイクルタイムTrcの2倍の長さまでその制限を緩和することができる。
【0097】
D.電子機器への適用例:
図10は、本発明による半導体メモリ装置を利用した電子機器の一実施例としての携帯電話機の斜視図である。この携帯電話機700は、本体部710と、蓋部720とを備えている。本体部710には、キーボード712と、液晶表示部714と、受話部716と、本体アンテナ部718とが設けられている。また、蓋部720には、送話部722が設けられている。
【0098】
図11は、図10の携帯電話機700の電気的構成を示すブロック図である。CPU730には、バスラインを介して、キーボード712と、液晶表示部714を駆動するためのLCDドライバ732と、SRAM740と、VSRAM742と、EEPROM744とが接続されている。
【0099】
SRAM740は、例えば高速なキャッシュメモリとして利用される。また、VSRAM742は、例えば画像処理用の作業メモリとして利用される。このVSRAM742(擬似SRAMあるいは仮想SRAMと呼ばれる)としては、上述したメモリチップ10を採用することができる。EEPROM744は、携帯電話機700の各種の設定値を格納するために利用される。
【0100】
携帯電話機700の動作を一時的に停止させるときには、VSRAM742をスヌーズ状態に維持しておくことができる。こうすれば、VSRAM742が内部リフレッシュを自動的に行うので、VSRAM742内のデータを消失させずに保持しておくことが可能である。特に、本実施例のメモリチップ10は比較的大容量なので、画像データなどの大量のデータを長時間保持し続けることができるという利点がある。
【0101】
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体メモリ装置の一実施例としてのメモリチップ10の端子構成を示す説明図である。
【図2】チップセレクト信号#CSの信号レベルに応じたメモリチップ10の動作状態の区分を示す説明図である。
【図3】メモリチップ10の動作の概要を示すタイミングチャートである。
【図4】メモリチップ10の内部構成を示すブロック図である。
【図5】リフレッシュコントローラ100の内部構成を示すブロック図である。
【図6】リフレッシュコントローラ100に含まれるリフレッシュ要求回路112およびリフレッシュ実行回路116の内部構成を示すブロック図である。
【図7】スタンバイモードにおけるリフレッシュ動作の開始を示すタイミングチャートである。
【図8】通常のオペレーションサイクルにおけるリフレッシュ動作の開始を示すタイミングチャートである。
【図9】ロングレートのオペレーションサイクルにおけるリフレッシュ動作の開始を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明による半導体メモリ装置を利用した電子機器の一実施例としての携帯電話機の斜視図である。
【図11】図10の携帯電話機700の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…メモリチップ
20…入出力バッファ
30…メモリセルアレイ
40…アドレスバッファ
50…列ゲート
60…行デコーダ
70…列デコーダ
80…アドレス遷移検出(ATD)回路
90…アクセスコントローラ
100…リフレッシュコントローラ
110…リフレッシュタイマ
112…リフレッシュ要求回路
114…リフレッシュアドレス発生回路
116…リフレッシュ実行回路
202…第1のRSフリップフロック回路(FF回路)
204…第2のRSフリップフロック回路(FF回路)
206…第1のセット信号生成回路
206a…遅延回路
206b…トリガ回路
208…第1のリセット信号生成回路
208a,208b…インバータ
208c…NANDゲート
210…第2のセット信号生成回路
210a…NORゲート
210b…遅延回路
210c…NANDゲート
212…第2のリセット信号生成回路
212a…遅延回路
212b…トリガ回路
222…第3のRSフリップフロック回路(FF回路)
224…インバータ
226…第3のセット信号生成回路
226a…パルス発生回路
226b…NORゲート
226c…インバータ
228…第3のリセット信号生成回路
228a…遅延回路
228b…トリガ回路
700…携帯電話機
710…本体部
720…蓋部
722…送話部
712…キーボード
714…液晶表示部
716…受話部
718…本体アンテナ部
730…CPU
732…LCDドライバ
740…SRAM
742…VSRAM
744…EEPROM

Claims (3)

  1. 半導体メモリ装置であって、
    ダイナミック型のメモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイと、
    外部装置からのアクセス動作の実行タイミングの決定に使用される外部アクセスタイミング信号を発生する外部アクセスタイミング信号発生部と、
    前記メモリセルアレイにリフレッシュ動作を実行させるリフレッシュ制御部と、を備え、
    前記リフレッシュ制御部は、
    前記メモリセルアレイのリフレッシュ動作の実行タイミングの決定に使用されるリフレッシュタイミング信号を発生するリフレッシュタイマと、
    前記リフレッシュタイミング信号に応じて発生する所定のタイミング信号に従って前記リフレッシュ動作の開始要求を示すリフレッシュ要求信号を発生するリフレッシュ要求部と、
    前記リフレッシュ要求信号に少なくとも応じて、前記メモリセルアレイに前記リフレッシュ動作を実行させるリフレッシュ実行部と、を備え、
    前記リフレッシュ実行部が、前記リフレッシュ要求信号の発生後に、前記外部アクセスタイミング信号によって前記リフレッシュ動作の実行タイミングを決定し、決定された前記実行タイミングに従って前記メモリセルアレイに前記リフレッシュ動作を実行させる特定のリフレッシュモードにおいて、
    前記リフレッシュ要求部は、
    第1番目の前記リフレッシュタイミング信号の発生後、前記外部アクセスタイミング信号が発生する前に第2番目の前記リフレッシュタイミング信号が発生した場合に、
    前記第1番目のリフレッシュタイミング信号に応じて発生した第1番目の前記所定のタイミング信号に従って第1番目の前記リフレッシュ要求信号を発生するとともに、第3番目の前記リフレッシュタイミング信号が発生するまでの期間内で、前記リフレッシュ実行部において、最初に発生した前記外部アクセスタイミング信号によって前記第1番目のリフレッシュ要求信号に対応する第1番目の前記実行タイミングが決定されるまで、前記第1番目のリフレッシュ要求信号の発生を維持し、
    前記第1番目の実行タイミングが決定されて前記第1番目のリフレッシュ要求信号を解除した後に、前記第2番目のリフレッシュタイミング信号に応じて発生していた第2番目の前記所定のタイミング信号に従って第2番目の前記リフレッシュ要求信号を発生するとともに、前記第2番目のリフレッシュ要求信号が発生するまで前記第2番目の所定のタイミング信号の発生を維持することを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 請求項1記載の半導体メモリ装置であって、
    前記リフレッシュ要求部は、
    前記リフレッシュタイミング信号の発生に応じて前記所定のタイミング信号を発生し、前記所定のタイミング信号発生時に前記リフレッシュ要求信号が既に発生していた場合には前記所定のタイミング信号の発生を維持する第1のフリップフロップ回路と、
    前記所定のタイミング信号に従って前記リフレッシュ要求信号を発生し、前記リフレッシュ実行部で前記リフレッシュ実行タイミングが決定されるまで前記リフレッシュ要求信号の発生を維持する第2のフリップフロップ回路とを備える、半導体メモリ装置。
  3. ダイナミック型のメモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのリフレッシュ動作の実行タイミングの決定に使用されるリフレッシュタイミング信号を発生するリフレッシュタイマと、外部装置からのアクセス動作の実行タイミングの決定に使用される外部アクセスタイミング信号を発生する外部アクセスタイミング信号発生部とを有する半導体メモリ装置において、前記メモリセルアレイのリフレッシュを制御する方法であって、
    前記リフレッシュタイミング信号に応じて発生する所定のタイミング信号に従って前記リフレッシュ動作の開始要求を示すリフレッシュ要求信号が発生した後に、前記外部アクセスタイミング信号によって前記リフレッシュ動作の実行タイミングを決定し、決定された前記実行タイミングに従って前記メモリセルアレイに前記リフレッシュ動作を実行させる特定のリフレッシュモードにおいて、
    第1番目の前記リフレッシュタイミング信号の発生後、前記外部アクセスタイミング信号が発生する前に第2番目の前記リフレッシュタイミング信号が発生した場合に、
    前記第1番目のリフレッシュタイミング信号に応じて発生した第1番目の前記所定のタイミング信号に従って第1番目の前記リフレッシュ要求信号を発生するとともに、第3番目の前記リフレッシュタイミング信号が発生するまでの期間内で、最初に発生した前記外部アクセスタイミング信号によって前記第1番目のリフレッシュ要求信号に対応する第1番目の前記実行タイミングが決定されるまで、前記第1番目のリフレッシュ要求信号の発生を維持し、
    前記第1番目の実行タイミングが決定されて前記第1番目のリフレッシュ要求信号を解除した後に、前記第2番目のリフレッシュタイミング信号に応じて発生していた第2番目の前記所定のタイミング信号に従って第2番目の前記リフレッシュ要求信号を発生するとともに、前記第2番目のリフレッシュ要求信号が発生するまで前記第2番目の所定のタイミング信号の発生を維持することを特徴とするリフレッシュ制御方法。
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