JPH07169266A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JPH07169266A
JPH07169266A JP5315456A JP31545693A JPH07169266A JP H07169266 A JPH07169266 A JP H07169266A JP 5315456 A JP5315456 A JP 5315456A JP 31545693 A JP31545693 A JP 31545693A JP H07169266 A JPH07169266 A JP H07169266A
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JP
Japan
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refresh
circuit
clock
memory array
word line
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Pending
Application number
JP5315456A
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English (en)
Inventor
Hisakazu Kotani
久和 小谷
Hironori Akamatsu
寛範 赤松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/358,606 priority patent/US5555527A/en
Publication of JPH07169266A publication Critical patent/JPH07169266A/ja
Priority to US08/593,851 priority patent/US5805524A/en
Priority to US09/003,821 priority patent/US5949733A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部からリフレッシュの制御の不要な大容量
高速シリアルアクセス半導体メモリを提供する。 【構成】 チップ内に、分割した複数個のメモリアレイ
1…を設け、所定のメモリアレイ1がメモリアレイ選択
回路5で選択されたときは、外部アドレス信号群1のア
ドレスにより、選択されたメモリアレイ1内のワード線
の選択を行う。これと同時に、選択されないメモリアレ
イ1…に対しては、チップ内に内蔵するセルフリフレッ
シュ用クロック発生回路6からセルフリフレッシュ用ワ
ード線基本クロック及びリフレッシュ用ワード線基本ク
ロック/RASFを出力して、選択されないメモリアレ
イ内のワード線の選択を行う。メモリアレイ1が選択さ
れる設定時間前でリフレッシュ停止信号を出力してリフ
レッシュ動作を強制的に停止し、メモリセルの不十分な
電荷再蓄積を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリに関し、
特にリフレッシュ回路を有するものの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリの中で最も高集積化が可能
なダイナミックRAM(以下、DRAMという)は、情
報を記憶する単位であるメモリセルが、1個のトランジ
スタと1個のキャパシタとから構成され、情報は前記キ
ャパシタに電荷を蓄積することによって記憶される。し
かしながら、その構造上、電荷のリークがあるため、定
期的に電荷を再蓄積するリフレッシュ動作が必要とな
る。
【0003】このリフレッシュ動作は、メモリセルのト
ランジスタのゲートであるワード線を選択し、1本のワ
ード線につながる全キャパシタから同数のビット線に転
送された微小信号を同数のセンスアンプで増幅して、全
メモリセルのキャパシタに再充電することにより行われ
る。ワード線単位で1回の動作が終了し、定期的に全ワ
ード線を選択し、センスアンプを活性化する。通常、リ
フレッシュ動作中はノーマルリードライト動作を中断し
て行われる。従って、このノーマル動作の中断によりメ
モリ自体へのアクセスが禁止状態となり、システム自体
も待機状態となるため、システムの動作効率を低下させ
る欠点があった。更に、リフレッシュを行うための命令
もシステムが行うため、システム上の付加回路が増加
し、制御も複雑になるという課題があった。
【0004】ところで、メモリセルへのリフレッシュ動
作が不可欠であるDRAMは、近年の開発動向として、
大容量化と高性能化が同時に進行しつつある。前者の大
容量化については、3年で4倍のペースで高集積化がな
され、最先端レベルでは、1チップ当り256Mビット
のものが開発されつつある。後者の高性能化としては、
高速化や低電力化が進展しており、例えば高速化につい
ては、従来のように、完全にランダムなアドレス指定を
想定した場合の高速化ではなく、先頭アドレスのみを指
定して外部クロックに同期して連続的にデータ入出力を
する形(以下シリアルアクセスと呼ぶ)での高速化が進
展している。クロックの周波数は100MHz前後とい
う高周波数が要望されつつあり、同時に製品レベルでも
出現しつつある。データをランダムではなく、シリアル
に高速アクセスするアプリケーションとしては、映像機
器において非常に要望されている。
【0005】このような映像機器に使用される映像用メ
モリとして、従来、フィールドメモリが製品化されてい
るが、このフィールドメモリは現状最先端で4Mビット
の容量で50〜100MHzの周波数で動作する。この
映像用メモリでは、全ワード線を順次選択する関係上、
等価的にリフレッシュ動作をしていることになる。具体
的に4MビットDRAMを8ビット構成で50MHzで
動作させる場合には、そのリフレッシュ周期のスペック
は16ミリ秒であるところ、4Mビット全て読み出すの
に約10ミリ秒しか要さないので、リフレッシュ動作が
不要であることが判る。
【0006】しかしながら、256Mビットの容量で1
00MHz動作をするチップが将来映像用等に要望され
ることが十分予測されるが、この場合に、例えば入出力
が16ビット構成であって256Mビットの全てを読み
出そうとすると、100MHz動作で、約168ミリ秒
必要となる。前述の通りDRAMは定期的にリフレッシ
ュする必要があり、256MビットDRAMの場合はそ
のスペックは約128ミリ秒となることが予想されるの
で、シリアルアクセス動作を中断してリフレッシュを行
う必要があり、システムの動作サイクル時間の高速化の
阻害要因となることが十分予想される。
【0007】以上述べたことをDRAM各世代に対して
整理して下表に示す。同表では、ハイビジョンを想定し
て、データ転送速度が1.2Gビット/秒であることか
ら、動作周波数を80MHz、入出力を16ビット構成
とし、このときのDRAMの容量、そのリフレッシュ期
間、及び全ビットアクセスに要する時間を示す。
【0008】
【表1】 上記表から判るように、1M〜64Mの容量クラスのシ
リアルメモリにおいては、フルビットを順次アクセスす
れば、等価的にリフレッシュを行うことになるが、25
6Mビットクラスの大容量メモリになると、ランダムア
クセスメモリ同様、シリアルアクセスメモリにおいて
も、リフレッシュが必要となり、その結果、リフレッシ
ュのためにシステムの動作効率が低下するという課題が
発生する。
【0009】以上のような課題を解決する例として、従
来、仮想SRAMがあった(例えば、参考文献:198
7 IEEE International Solid- State Circu
itsConference Digest of Technical Papers ,p
p20−21,Feb 1987、又は日経エレクトロニ
クス1987年4月6日号、pp167ー184)。この
仮想SRAMは、内部でリフレッシュ信号を発生させ、
この信号の発生時にはノーマルアクセスを待機させて、
リフレッシュ動作を行わせる構成となっている。即ち、
仮想SRAMでは、外部から見てリフレッシュ動作がな
く、全て内部制御で自動的にリフレッシュする構成(以
下、セルフリフレッシュという)であるが、結果的に外
部からのノーマルアクセスとセルフリフレッシュアクセ
スが競合した場合には、図14(a)のタイミングチャ
ートに示すように、ノーマルアクセスを待たせ、リフレ
ッシュを優先させることとして、先ずリフレッシュ動作
のためにワード線を立ち挙げてセルフリフレッシュ動作
を行い、その後、ノーマルアクセスイネーブル信号/C
Eと外部アドレスとからワード線が選択されて、読み出
しデータが入出力ポートI/Oに現れる構成となってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような仮想SRAMの構成では、リフレッシュアク
セスを優先した後にノーマルアクセスを行う構成である
ため、ワード線のアクセス時間が遅くなる(以下、これ
をワード線遅延という)問題点を有しており、その結
果、上記従来例の図14(a)及び(b)からも判るよ
うに、リフレッシュアクセスがノーマルアクセスと競合
する場合には、読み出しデータが現れるまでの時間は長
くなり、仮想SRAMのサイクル時間は、ノーマルアク
セスのサイクル時間とセルフリフレッシュのサイクル時
間の和がサイクル時間の保証値となって、長くなる欠点
が生じていた。
【0011】以下、具体的に、ワード線の遅延が如何な
る悪影響を及ぼすかについて説明する。シリアルアクセ
スメモリにおいては、同一チップで高速の動作周波数と
低速の動作周波数との双方で使用する場合が多々あるの
で、以下、例えば高速の100MHz動作と低速の10
MHz動作とを交互に行なう場合について説明すると、
DRAMのアクセス時間(ワード線のアクセスを含む)
は60ns程度であるので、100MHz動作の場合に
は、メモリに対してアクセスを開始した後の6クロック
でデータが出力されるが、仮想SRAMでは、ワード線
の遅延量は一般的に30ns程度であるため、このワー
ド線遅延の30ns程度の時間だけアクセス時間が遅れ
て、アクセスを開始した後の9クロックでデータが出力
されることになる。一方、10MHz動作の場合には、
前記100MHz動作の場合と同一のクロックタイミン
グにする必要がある関係上、ワード線遅延がなければ6
00ns(=100ns×6クロック)でデータ出力
し、ワード線遅延があれば900ns(=100ns×
9クロック)でデータ出力する必要が生じる。従って、
ワード線遅延が大きい場合には、ワード線が遅延しない
場合に比して、データを遅延させるための回路をチップ
内部に余分に設ける必要が生じると共に、チップ外部に
おいても、データの取り込みタイミングを遅延させる回
路が余分に必要になるという課題があった。特に、以上
の説明では100MHz動作の場合に3クロック遅延す
る例を上げたが、500MHz動作では15クロックの
遅延となるため、動作周波数が高速になるほど前記の課
題は顕著になる。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ワード線遅延を発生させないで外
部からリフレッシュ制御が不要な大容量高速シリアルア
クセス半導体メモリを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、ノーマルリード/ライト動作時に、こ
れと併行して同時に他のメモリセルに対して非同期にリ
フレッシュ動作を行う構成とする。
【0014】すなわち、請求項1記載の発明の半導体メ
モリの具体的な構成は、外部クロックに同期して連続的
にデータを入出力することが可能な半導体メモリであっ
て、チップ内に複数個配置されたメモリアレイと、外部
から入力されるアドレス群に応じて前記複数個のメモリ
アレイのうち少くとも1個のメモリアレイを選択するメ
モリアレイ選択回路と、リフレッシュアドレス及びリフ
レッシュ用ワード線基本クロックを生成するリフレッシ
ュ用信号生成回路と、前記各メモリアレイに対応して前
記メモリアレイの個数と同数設けられたアドレス選択回
路とを設ける。そして、前記各アドレス選択回路を、対
応するメモリアレイが前記メモリアレイ選択回路により
選択されたとき、外部から入力されるアドレス群及びワ
ード線基本クロックにより前記選択されたメモリアレイ
内のワード線を選択する一方、対応するメモリアレイが
前記メモリアレイ選択回路により選択されないとき、前
記リフレッシュ用信号生成手段により生成されたリフレ
ッシュアドレス及びリフレッシュ用ワード線基本クロッ
クにより前記選択されないメモリアレイ内のワード線を
選択するように構成する。更に、前記各メモリアレイが
前記メモリアレイ選択回路により選択されていない状態
から選択された状態に切換わる時の設定時間前の時点を
予測する切換直前予測回路と、前記切換直前予測回路に
より予測された設定時間前の時点で前記リフレッシュ用
信号生成回路によるリフレッシュ用ワード線基本クロッ
クの生成を禁止するリフレッシュ禁止回路とを設ける構
成である。
【0015】また、請求項6記載の発明の半導体メモリ
は、前記請求項1記載の発明の構成に加えて、メモリア
レイ選択回路により選択されたメモリアレイにおいて1
つのワード線上のデータのアクセスが終了したことを検
出するアクセス終了検出回路と、前記アクセス終了検出
回路によりアクセスの終了が検出された時以降で、前記
メモリアレイ選択回路によるメモリアレイの選択を停止
させて、アドレス選択回路によりリフレッシュ用信号生
成手段のリフレッシュアドレスに基づく前記メモリアレ
イのワード線の選択を行わせるノーマル動作停止制御回
路と、前記ノーマル動作停止制御回路によりメモリアレ
イの選択が停止されたとき、前記リフレッシュ用信号生
成手段のリフレッシュアドレスのインクリメント周期を
短く設定する周期設定回路とを設ける構成である。
【0016】更に、請求項11記載の発明の半導体メモ
リは、前記請求項1又は請求項6記載の発明の構成に加
えて、リフレッシュ用信号生成回路により生成されたリ
フレッシュ用ワード線基本クロックを、前記リフレッシ
ュ用信号生成回路により生成されるリフレッシュアドレ
スのインクリメント周期内で設定時間だけ遅延させた遅
延リフレッシュ用ワード線基本クロックを生成する遅延
回路を設け、前記リフレッシュ用信号生成回路により生
成されたリフレッシュ用ワード線基本クロック及び前記
遅延回路により生成された遅延リフレッシュ用ワード線
基本クロックは、メモリアレイ選択回路により選択され
ない状態にある複数個のメモリアレイに対応するアドレ
ス選択回路に入力して、前記メモリアレイ選択回路によ
り選択されない状態にある複数個のメモリアレイのリフ
レッシュのためのワード線の立上げ及び立下げ動作を前
記複数個のメモリアレイ間で時間を異ならせて行う構成
である。
【0017】加えて、請求項15記載の発明の半導体メ
モリは、前記請求項1、請求項6又は請求項11記載の
発明の構成に加えて、メモリアレイ選択回路によるメモ
リアレイの選択の有無を検出する選択検出回路を設ける
と共に、タイマ回路のタイマ時間を、前記選択検出回路
により何れのメモリアレイも選択されない状態が検出さ
れたときには所定時間に設定される一方、前記選択検出
回路により何れかのメモリアレイが選択されたことが検
出されたときには、前記所定時間よりも短い時間に設定
する構成である。
【0018】
【作用】以上の構成により、請求項1記載の発明では、
メモリアレイ選択回路により選択されたメモリアレイで
は、対応するアドレス選択回路が外部アドレス群及びワ
ード線基本クロックに従ってワード線を選択して、デー
タのノーマルリード/ライト動作が行われる。また、こ
れと同時に、メモリアレイ選択回路により選択されない
メモリアレイでは、対応するアドレス選択回路がリフレ
ッシュ用信号生成回路のリフレッシュアドレス及びリフ
レッシュ用ワード線基本クロックに従ってワード線を選
択して、リフレッシュ動作が行われる。
【0019】また、1個のメモリアレイについて見れ
ば、リフレッシュ動作の途中でメモリアレイ選択回路に
より選択されて、ノーマルリード/ライト動作に切換わ
る場合があるが、この場合には、その切換時の設定時間
前が切換直前予測回路により予測されて、その切換時の
設定時間前から切換時までの期間では、リフレッシュ用
信号生成回路によるリフレッシュアドレス及びリフレッ
シュ用ワード線基本クロックの生成がリフレッシュ禁止
回路により禁止されて、リフレッシュ動作が禁止される
ので、途中段階でリフレッシュ動作が停止すること,即
ちビット線の増幅が未だ十分でなくてメモリセルへの再
書き込みが不十分な段階でノーマルリード/ライト動作
に切換わることが防止できて、メモリセルのデータが破
壊されることが確実に防止される。
【0020】ここに、選択されたメモリアレイでノーマ
ルリード/ライト動作を行うと同時に、他の選択されな
いメモリアレイでリフレッシュ動作を行うので、1個の
メモリアレイを見ればノーマル動作とリフレッシュ動作
との競合がなく、従って従来のようなワード線の遅延は
生じない。
【0021】しかも、外部アドレスとは無関係に内部で
リフレッシュアドレスを独立して発生させてリフレッシ
ュ動作を行う非同期式であるので、外部アドレスに同期
してリフレッシュ動作を行う同期式に比べて、外部アド
レスの入力が停止した待機時であっても自動的にリフレ
ッシュ動作を行うことができると共に、種々のモードに
応じて動作周波数が変更される場合に、動作周波数が低
く変更されたときでもリフレッシュ周期が必要周期より
も長くなってしまう不都合が回避できる。
【0022】また、請求項6記載の発明の半導体メモリ
では、メモリアレイ選択回路で選択されたメモリアレイ
であっても、動作周波数が低い場合には、ノーマルリー
ド/ライト動作の途中でリフレッシュ動作を行う必要が
生じる。この場合には、1本のワード線上のデータのア
クセスが終了し、この終了がアクセス終了検出回路によ
り検出されると、ノーマル動作停止制御回路がノーマル
リード/ライト動作を停止させ、この動作に代えて、イ
ンクリメント周期の短いリフレッシュアドレスに基づく
ワード線の選択を行わせるので、リフレッシュ動作が行
われる。
【0023】更に、請求項11記載の発明の半導体メモ
リでは、選択されない複数個のメモリアレイのリフレッ
シュ動作に際して、その選択されない各メモリアレイの
アドレス選択回路には、互いに遅延時間の異なる遅延リ
フレッシュ用ワード線基本クロックが入力されて、各選
択されないメモリアレイ相互で時間を異にしてリフレッ
シュ動作が行われる。従って、選択されない複数個のメ
モリアレイに対するリフレッシュ動作が同時に行われる
ことに起因するメモリセルの活性化時のピーク電流、リ
セット時のピーク電流を低く制限することが可能であ
る。その結果、電源電圧の変動が小さく制限されて、同
時期で行われている選択中のメモリアレイでのノーマル
リード/ライト動作の誤動作が有効に防止される。
【0024】加えて、請求項15記載の発明の半導体メ
モリでは、メモリアレイ選択回路によるメモリアレイの
選択の有無が選択検出回路により検出されていて、何れ
のメモリアレイも選択されていない状態では、リフレッ
シュ周期として、比較的長い時間が設定され、何れかの
メモリアレイが選択されている場合には、比較的短い時
間が設定される。従って、何れかのメモリアレイが選択
されたノーマルリード/ライト動作時には、その動作に
伴い基板電位や半導体温度が変動して、メモリセルのポ
ーズタイム特性が劣化し易い傾向となり、より早い周期
でリフレッシュ動作を行う必要が生じるが、この場合に
は比較的短い時間のリフレッシュ周期によってリフレッ
シュ動作を行うことができる。一方、何れのメモリアレ
イでもノーマルリード/ライト動作が行われていない待
機状態では、通常のポーズタイム特性が維持されてい
て、比較的長いリフレッシュ周期でもってリフレッシュ
動作が行われて、周期の短いリフレッシュ動作によるデ
ータ保持電流の不必要な増加が防止される。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
【0026】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例における基本構成のブロック図を示す。同図におい
て、1…は1個のメモリアレイを分割してなる複数個の
メモリアレイであって、各々、複数個のメモリセルから
構成される。2…は各々対応するメモリアレイ1…内の
ワード線を選択するためのロウデコーダ、3…は各メモ
リアレイ1…に対応して設けられたアドレス選択回路で
ある。
【0027】また、4…はメモリアレイ1…と同数のリ
フレッシュカウンタ、5は前記複数個のメモリアレイ1
…のうち所望の1個以上のメモリアレイ1を選択するメ
モリアレイ選択回路、6はリフレッシュカウンタをイン
クリメントするためのセルフリフレッシュ用クロックを
生成するセルフリフレッシュ用クロック発生回路(請求
項1記載のクロック生成回路)、7はセルフリフレッシ
ュのサイクルを決定するためのタイマ回路、8は外部か
ら入力される第1のアドレス群のための第1のアドレス
バッファ群、9は外部から入力される第2のアドレス群
のための第2のアドレスバッファ群である。
【0028】メモリアレイ1…の1個以上の選択は、外
部から第2のアドレス群をアドレスバッファ群9を介し
てチップ内に入力してメモリアレイ選択回路5に転送
し、メモリアレイ選択回路5内で通常のデコード動作に
よりメモリアレイ1…と同数個のメモリアレイ選択信号
を発生して、この各メモリアレイ選択信号を対応するメ
モリアレイ1…に転送してなされる。
【0029】各メモリアレイ1…には、ワード線を選択
するための前記ロウデコーダ2、アドレス選択回路3及
びリフレッシュカウンタ4が対応して配置される。
【0030】前記アドレス選択回路3…は、各々、メモ
リアレイ選択信号が活性化されているとき、アドレスバ
ッファ群8の出力及びワード線基本クロック/RASの
組の出力を選択し、メモリアレイ選択信号が活性化され
ていないとき、リフレッシュカウンタ4及びリフレッシ
ュ用ワード線クロック/RASFの組の出力を選択す
る。
【0031】前記ワード線基本クロック/RASは外部
から入力され、リフレッシュ用ワード線基本クロック/
RASFはセルフリフレッシュ用クロック発生回路6か
ら生成される。/RAS、/RASFは、共にワード線
を選択するためのアドレスの取り込み、リセット、ビッ
ト線のイコライズ、及びプリチャージを行うためのクロ
ックであって、リフレッシュ用ワード線基本クロック/
RASFの周期は、ワード線基本クロック/RASの周
期よりも長い。図1に示す通り、外部から入力される第
1、第2のアドレス群は/RASにより取り込まれる。
【0032】タイマ回路7は、セルフリフレッシュ開始
信号により起動される。このタイマ回路7は、リフレッ
シュ動作のサイクルタイムを決定し、その信号によりセ
ルフリフレッシュ用クロック発生回路6でセルフリフレ
ッシュ用ワード線基本クロックを発生させ、このセルフ
リフレッシュ用ワード線基本クロックは各リフレッシュ
カウンタ4…に転送される。各リフレッシュカウンタ4
はリフレッシュアドレスを生成し、リフレッシュアドレ
スはセルフリフレッシュ用ワード線基本クロックに同期
してインクリメントされる。
【0033】尚、セルフリフレッシュ開始信号の発生手
段は、予めボンディングオプション等で活性化させてお
き、常にリフレッシュ開始状態とする構成が可能であ
る。
【0034】前記タイマ回路7と、セルフリフレッシュ
用クロック発生回路6と、複数個のリフレッシュカウン
タ4…とにより、リフレッシュアドレス及びリフレッシ
ュ用ワード線基本クロックを生成するリフレッシュ用信
号生成回路を構成する。
【0035】本実施例では、ノーマルリード/ライト動
作は、メモリアレイ選択信号が活性化されたメモリアレ
イ1に対して行われる。外部から入力されたアドレス
は、アドレスバッファ群8、アドレス選択回路3及びロ
ウデコーダ2を介して選択されたメモリアレイ1内のワ
ード線を選択する。一方、ノーマルリード/ライト動作
をしていない待機状態のメモリアレイ1…では、チップ
内部で発生したリフレッシュカウンタ4のアドレスがア
ドレス選択回路3及びロウデコーダ2を介して非選択の
メモリアレイ1…内のワード線を選択し、リフレッシュ
動作をする。
【0036】以上の動作を図2(a)のタイミングチャ
ートに基いて説明する。
【0037】図2(a)において、/RASはワード線
用基本クロック、ADは外部から入力するアドレスであ
って、図1の第1のアドレス群に相当する。/RASF
はリフレッシュ用ワード線基本クロック、ARY0,A
RY1,ARY2,ARYnはメモリアレイ選択信号、
AD0,AD1,ADnはメモリアレイ内部のロウデコ
ーダ2に入力されるアドレスであって、各々メモリアレ
イ選択信号ARY0,ARY1,ARY2,ARYnに
対応している。同様に、WL1,WL2,WLnはメモ
リアレイ選択信号ARY0,ARY1,ARY2,AR
Ynに対応したメモリアレイ内のワード線である。
【0038】図2(a)から判るように、メモリアレイ
選択信号が活性化されているときは、外部の制御に従っ
てワード線が選択され、メモリアレイ選択信号が非活性
のときは、セルフリフレッシュ制御に従ってワード線が
選択される。例えば、同図の期間2に注目すれば、メモ
リアレイ選択信号ARY1が活性化されており、この活
性化されたメモリアレイ選択信号ARY1に対応したメ
モリアレイ1のワード線WL1は外部クロック/RAS
に同期して選択され、それ以外のメモリアレイ選択信号
ARY0,ARYnに対応した選択されないメモリアレ
イ1…のワード線WL0,WL2はセルフリフレッシュ
用ワード線基本クロック/RASFに従って選択されて
いる。
【0039】図2(b)は、前記ワード線基本クロック
/RASとアドレスとの関係を示す、同図において、A
Dnは外部から入力されるアドレス、AXnはメモリア
レイ内のワード線を選択させるための内部アドレス、A
RYnはメモリアレイ選択信号である。内部アドレスA
Xnの取り込みタイミングとそのリセットのタイミング
は通常のDRAM同様に/RASで行われる。一方、メ
モリアレイ選択信号ARYnに関しては、/RASの立
ち下がりでアドレスを取り込み、次の/RASの立ち下
がりまで保持する。メモリアレイ選択信号ARYnのリ
セットは、専用のリセット信号ARRSTにより行う。
この専用のリセット信号ARRSTは外部入力でもよい
し、内部で発生させてもよい。
【0040】本実施例では、前述のように選択されたメ
モリアレイ1のワード線WL1を外部クロック/RAS
に同期して選択してノーマルリード/ライト動作を行
い、選択されないメモリアレイ1…のワード線WL0,
WL2をセルフリフレッシュ用ワード線基本クロック/
RASFに従って選択してセルフリフレッシュ動作を行
っている。従って、各メモリアレイ1…では、ノーマル
アクセスとリフレッシュアクセスとの競合がないので、
ワード線の遅延は生じない。従って、外部からのリフレ
ッシュの制御が不要でかつ、高速シリアルアクセスが可
能である。
【0041】次に、請求項1記載の発明の特徴点を説明
する。
【0042】先ず、図3に示すようにメモリアレイ選択
信号ARYnが非選択状態から選択状態に遷移するタイ
ミングについて説明する。同図において、/RASnは
メモリアレイ選択信号ARYnに対応したメモリアレイ
の中のワード線基本クロック、ADn、WLnA〜WL
nF、BLnA〜BLnFは各々メモリアレイ選択信号
ARYnに対応したメモリアレイの中のアドレス信号、
ワード線、ビット線である。前述したように、メモリア
レイ選択信号ARYnがLレベルのときは、リフレッシ
ュ動作であり、Hレベルのときはノーマル動作であり、
それぞれ非同期で動作している。
【0043】図3のタイミング1はリフレッシュ動作か
らノーマル動作に切り替わる時点であって、タイミング
1の直前でワード線基本クロック/RASnが立ち下が
って、アドレスADnがリフレッシュアドレスCnを指
定すると、ワード線WLnCが立ち上がり、それに伴い
ビット線BLnCが増幅される。しかし、図3に示すよ
うに、その増幅動作が完了する前に、メモリアレイ選択
信号ARYnがLレベルからHレベルに切替ってノーマ
ルリード/ライト動作に切り替わり、その結果としてワ
ード線WLnDが選択されと、その後は、ワード線WL
nE、WLnFが順次選択されることになる。つまり、
図3の例では、楕円で囲んだ部分のように、リフレッシ
ュ動作でのビット線BLnCの増幅が不十分なため、メ
モリセルへの再書き込みが不十分になり、ワード線WL
nCにつながるメモリセルのリフレッシュ動作が不可能
となり、またメモリセルのデータを破壊する可能性も考
えられる。
【0044】このような問題点を解決するために、本実
施例の特徴点は図4に示すように構成される。
【0045】図4において、41は外部から入力するア
ドレスを取り込むための基本クロックであるRAS信号
の数をカウントするRASカウンタ(請求項4記載のカ
ウンタ)であり、シリアル動作起動信号により起動され
る。42はRASカウンタ41の結果を検知するカウン
ト数検知回路であって、予め、検知するカウント数が設
定され、検知信号1、検知信号2を出力する。前記検知
信号1はカウント数検知回路がカウント数n−3をカウ
ントしたときに出力され、検知信号2はカウント数検知
回路がカウント数nをカウントしたときに出力される。
前記RASカウンタ41及びカウント数検知回路42に
より、各メモリアレイ1…が前記メモリアレイ選択回路
5により選択されていない状態から選択された状態に切
換わる時の設定時間前の時点を予測する切換直前予測回
路を構成する。
【0046】また、43は前記検知信号1、検知信号2
をもとにリフレッシュ停止信号を発生するリフレッシュ
停止制御回路(請求項1記載のリフレッシュ禁止回路)
である。このリフレッシュ停止信号は、前記検知信号1
の立ち下りでHレベルとなり、検知信号2の立ち下りで
Lレベルになり、図1のセルフリフレッシュ用クロック
発生回路6に入力される。
【0047】次に、本発明の特徴点の動作を図5のタイ
ミングチャートをもとに説明する。シリアル動作起動信
号とともにRASカウンタ41が動作を開始し、RAS
カウンタ41は1からnまでカウントする。RASカウ
ンタ41がnー3をカウントしたとき検知信号1がHレ
ベルになり、RASカウンタ41がnをカウントしたと
き検知信号2がHレベルになる。
【0048】ここで、RAS信号のカウントにおけるカ
ウント数nは、1個以上のメモリアレイ1…が選択され
たときにそのメモリアレイ1…に対して入力されるRA
S信号の数に対応する。通常、メモリをシリアル動作さ
せる場合は、ワード線は順次アクセスされるので、メモ
リアレイ1…に対して入力されるRAS信号の数、即ち
選択されるワード線の数は一定である。
【0049】したがって、図5の例では、RASカウン
タ41がnになったとき、メモリアレイ選択信号が切り
替わることになる。そのメモリアレイ選択信号が切り替
わる前において、検知信号1の立ち下がりでリフレッシ
ュ停止信号がHレベルになり、検知信号2の立ち下がり
でLレベルになる。このリフレッシュ停止信号は、図1
のセルフリフレッシュ用クロック発生回路6に入力され
て、この発生回路6の動作を停止させて、セルフリフレ
ッシュ動作を停止させる。即ち、メモリアレイ選択信号
の切り替わり時直前の設定時間のあいだはリフレッシュ
動作は停止することになる。
【0050】前記の動作を図6のタイミングチャートで
更に説明する。図6は図3に対して、リフレッシュ停止
信号RFSTPを追加したタイミングチャートである。
前述のとおり、セルフリフレッシュ動作はリフレッシュ
停止信号により停止するので、リフレッシュ動作による
ワード線WLnB、WLnCは、図3のようには選択さ
れない。従って、図6に点線で示すように、ビット線B
LnCは増幅動作されないので、不十分なリフレッシュ
動作を防止できる。
【0051】しかも、前記リフレッシュ動作の強制的な
停止によってリフレッシュされなかったワード線に対し
ては、ノーマルリード/ライト動作に切換わったメモリ
アレイ1…では、そのノーマルリード/ライト動作によ
る全ワード線のシリアルアクセスによって等価的にリフ
レッシュ動作が行われ、一方、依然として選択されない
メモリアレイ1…に対しては、図1の対応するリフレッ
シュカウンタ4がリフレッシュした最後のアドレスをラ
ッチしているので、その後に続行されるリフレッシュ動
作によりリフレッシュされる。
【0052】(第2の実施例)前記第1の実施例では、
所定のメモリアレイ1…が選択されたときはノーマルリ
ード/ライト動作を行い、選択されないときはリフレッ
シュ動作を行った。ここで、再度、256Mビットで1
6ビット構成のチップをシリアル動作させる場合を考え
てみる。メモリアレイは32Mビットのものが8つある
と仮定する。
【0053】所定のメモリアレイが選択された場合、3
2Mビットに対して16ビット構成でリード/ライトす
る。1つの32Mビットメモリアレイに対して、リフレ
ッシュ周期=128ミリ秒を満足させるための最低動作
周波数fMINは、 fMIN=(32Mビット/16ビット)/128ミリ
秒 =16.384MHz となる。即ち、動作周波数が16.384MHz以下に
低下すると、前記第1の実施例のように、選択されない
メモリアレイ1…のみをリフレッシュするだけでは不十
分であって、選択されたメモリアレイ1…に対してもノ
ーマルリード/ライト動作の途中でリフレッシュ動作を
割込ませる必要がある。
【0054】映像データを圧縮した場合を考えると、例
えば国際規格であるMPEG2においてはデータ転送速
度が5〜10Mビット/秒であるので、動作周波数は、
1ビット構成の場合には、明らかに5〜10MHzとな
り、16ビット構成では312.5KHz〜625KH
zとなる。即ち、MPEG2で圧縮されたデータを上記
の例の256Mビットメモリに適用すれば、前記第1の
実施例のリフレッシュ動作だけでは不十分であり、選択
されたメモリアレイ1…のリフレッシュ動作が必要であ
る。
【0055】本実施例は、選択されたメモリアレイ1…
のリフレッシュ動作を、ノーマルリード/ライト動作の
途中でこれに割込ませて行うことができる構成を採用し
たものであり、動作周波数が低い場合には、1ワード線
のデータのノーマルリード/ライト動作の周期は長く
て、その1周期内で1ワード線上のデータのラッチは早
期に終了するので、その1周期内の余り時間を利用し
て、リフレッシュ動作を行う構成とする。
【0056】以下、本第2の実施例を図7を参照しつつ
説明する。
【0057】同図において、71は外部から連続してデ
ータをリード/ライトするための同期信号,即ちデータ
クロックの数をカウントするデータクロックカウンタ
(請求項7記載のクロックカウンタ)であり、一本のワ
ード線からデータを選択するためのアドレスを取り込む
ための基本クロック,即ちCAS信号により起動され
る。72は前記データクロックカウンタ71の結果を検
知するカウンタ数検知回路であって、予め、検知するカ
ウント数(即ち、選択されたメモリアレイ1での1つの
ワード線上のデータのアクセスが終了する時間に相当す
る値)が設定され、カウント数がこの設定値になったと
きに検知信号を出力する。前記データクロックカウンタ
71及びカウンタ数検知回路72により、選択されたメ
モリアレイ1…において1つのワード線上のデータのア
クセスが終了したことを検出するアクセス終了検出回路
を構成する。
【0058】また、73は前記検知信号とCAS信号を
もとにノーマル動作停止信号を発生するノーマル動作停
止制御回路であって、前記カウンタ数検知回路72の検
知信号によりノーマル動作停止信号を発生し、このノー
マル動作停止信号の発生をCAS信号の立ち下りで停止
する。このノーマル動作停止信号は、図1に示すメモリ
アレイ選択回路5、及びクロック選択回路75に入力さ
れる。前記クロック選択回路75は、ノーマル動作停止
信号をもとに、ノーマル動作停止信号が活性化されたと
きにデータクロックを選択し、ノーマル動作停止信号が
非活性化されたときにセルフリフレッシュ用ワード線基
本クロックを選択する回路であって、その出力は図1に
示すリフレッシュカウンタ4…に転送される。前記クロ
ック選択回路75により、前記ノーマル動作停止制御回
路73でメモリアレイ1…の選択が停止されたとき、リ
フレッシュ用信号生成手段のリフレッシュアドレスのイ
ンクリメント周期を短く設定する周期設定回路を構成す
る。
【0059】前記データクロックカウンタ71は、デー
タクロックの周波数検知信号により動作を行うか否かが
決定される。即ち、データクロックの動作周波数が遅い
場合はデータクロックカウンタ71は活性化され、一
方、データクロックの動作周波数が速いときは非活性化
される。従って、動作周波数が速いときは前記第1の実
施例の通りの動作が行われる。周波数検知信号の設定の
仕方については、ビット構成の選択に使用されるボンデ
ィングオプション、冗長アドレスのプログラミングに使
用されるヒューズプログラム方式、又は動作周波数が変
更されるときにチップ外部から周波数選択信号を入力す
る等の構成が採用可能である。
【0060】次に、本実施例を図8のタイミングチャー
トをもとに動作を説明する。図8は1個のメモリアレイ
1が選択されて、ノーマルリード/ライト動作が行われ
ている状態を示す。シリアル動作上、CAS信号は数ク
ロック毎に入力される。即ち、1個のコラムアドレスを
入力して、数ビット連続してデータクロックに同期して
リード/ライト動作を行う。
【0061】CAS信号によりデータクロックカウンタ
71に起動がかかってカウント動作が開始され、図8で
は1から16までカウントしている。カウント数が設定
値(例えば11)になるまでの段階では、ノーマル動作
用のワード線1に対して、コラムアドレスCA1に対応
するデータのアクセスが行われる。
【0062】データクロックカウンタ71のカウント数
が11になったタイミング1の時点で、選択されたメモ
リアレイ1での1つのワード線上のデータのアクセスが
終了し、この時点でカウンタ数検知回路72の検知信号
がHレベルに遷移して、ノーマル動作停止信号がHレベ
ルに遷移する。このタイミング1以降でクロック選択回
路75は前述のようにノーマル動作停止信号が活性化さ
れているのでデータクロックを選択し、リフレッシュ用
ワード線基本クロックはデータクロックを反映した波形
になる。以上の結果、ノーマル動作用のワード線1はH
レベルからLレベルに遷移し、これ代わってリフレッシ
ュ用にワード線2からワード線7までがリフレッシュ用
ワード線基本クロックに同期して順次選択されて、リフ
レッシュ動作が行われる。
【0063】次に、図示のタイミング2で次のCAS信
号が入力され、その結果、データクロックカウンタがリ
セットされると共に、ノーマル動作停止信号がHレベル
からLレベルに遷移する。即ち、ノーマルリード/ライ
ト動作に戻り、ワード線1が再度選択されて、コラムア
ドレスCA2に対するデータのアクセスが再開されるこ
とになる。
【0064】以上のように、本実施例によれば、前記第
1の実施例のように選択されないメモリアレイ1…のみ
をリフレッシュするだけでなく、選択されたメモリアレ
イ1…に対しても、そのノーマル動作の途中でリフレッ
シュ動作が可能となる。よって、データクロックの動作
周波数が遅くなっても、リフレッシュ制御を外部から行
うことが不要となる。
【0065】(第2の実施例の変形例)前記第2の実施
例ではノーマル動作時のデータクロックと同じサイクル
タイムでリフレッシュ動作がなされる。従って、動作周
波数が例えばz前述の256Mビットの例で12MHz
とすると、サイクルタイムは約83nsとなって、ワー
ド線の立ち上げ及び立ち下げの動作を行うためには、か
なり速いタイミングになり、リフレッシュ動作が困難に
なる。この問題点を解決するため、前記第2の実施例の
変形例を図9をもとに説明する。基本構成は第2の実施
例と同様であり、異なる点は分周器97を設けた点であ
る。分周器97の入力波形であるデータクロックを分周
するか否かは周波数検知信号で決定する。前記第2の実
施例では、データクロックをそのままクロック選択回路
75に入力したが、本変形例では、分周器97を介して
クロック選択回路95に入力する。この構成により、図
10のタイミングチャートに示す通り、リフレッシュ用
ワード線基本クロックはデータクロックの2倍のサイク
ルタイムで動作する。即ち、リフレッシュ動作の周波数
は約83nsから約166nsになり、十分動作マージ
ンを得ることが可能になる。
【0066】(第3の実施例)以上の説明では、選択さ
れないメモリアレイ1…はリフレッシュ動作を行うが、
図1のセルフリフレッシュ用クロック発生回路6のセル
フリフレッシュ用ワード線基本クロックは全てのメモリ
アレイ1…に対し共通であるため、256Mチップにつ
いては7つの32Mビットのメモリアレイが同時にリフ
レッシュ動作を行うことになる。ここで、7つのメモリ
アレイ1…に対して同時にリフレッシュ動作を行わせる
と、ワード線の立ち上げ、センスアンプ増幅のタイミン
グ及びリセットのタイミングで非常に大きなピーク電流
が流れることが予想されるが、このピーク電流により電
源ラインの電圧レベル変動が生じる欠点がある。
【0067】ここで、前記リフレッシュ時の電源電圧レ
ベルの変動を抑えるための技術の従来例(参考文献:1
993 IEEE International So
lid−State Circuits Confer
ence Digest of Technical
Papers,pp50−51,Feb 1993)に
ついて、以下、説明する。図16はブロック図、図17
はタイミングチャートである。
【0068】図16において、161はメモリアレイで
あって、8つに分割されている。SWLはメモリアレイ
161中のワード線である。内部クロックICLKによ
りシフトレジスタSRが動作し、このシフトレジスタS
Rに従って8つのメモリアレイ内のワード線SWLが順
次選択され、リフレッシュされる。図17のタイミング
チャートのように、ワード線SWL1〜SWL8は順次
選択されて立ち上がるため、センス活性時のピーク電流
は分散されて、電源電流波形ICCのように大きなピー
ク電流が伴わない。しかし、内部クロックICLKの立
ち上がりでワード線を立ち上げ、内部クロックICLK
の立ち下がりでセンスアンプを活性化させるタイミング
構成であるため、ワード線関連のリセットは同時に行わ
れて、電源電流波形ICCに大きなピーク電流が流れる
ことが予想される。
【0069】つまり、前記従来例では、通常のDRAM
における1本のワード線を8分割する構成をとっている
関係上、内部クロックICLKは7nsという短いパル
スにしか設定できず、リセットのタイミングを時分割で
きないのである。その理由は、内部クロックICLKの
周期を大きくしてリセットタイミングを時分割しようと
すると、8分割されたワード線を全て活性化させるため
のサイクル時間(通常のDRAMの1本のワード線を活
性化するためのサイクル時間)が増大し、結果的に通常
のDRAMよりもリフレッシュ時間が増大し、チップの
使用効率が低下してしまうからである。
【0070】また、前記従来例では、ワード線のリセッ
トタイミングにおいて電源変動に弱いセンスアンプ活性
化の動作を伴わないので、図17に示すリセット時点の
ピーク電流については何ら問題はないが、本発明ではリ
フレッシュ動作と同時にノーマルリード/ライト動作が
非同期で行われている関係上、リセット時の電源ライン
の電圧レベル変動によってノーマルリード/ライト動作
の誤動作を引き起こすことが予想される。
【0071】本実施例は、前記のような問題点を解決す
るための構成を採用する。図11は第3の実施例を示
す。同図において、セルフリフレッシュ用ワード線基本
クロックRFSTは起動信号RINGENを発生するセ
ルフリフレッシュ制御回路111に入力される。112
はリング発振器であって、前記起動信号RINGENに
より起動されて、複数個のレジスタ113…(請求項1
3記載のシフトレジスタ回路)用のクロックRFCKを
発生する。114は遅延素子であって、リング発振器1
12のクロックRFCKを遅延させて、遅延クロックR
FCKDを発生させ、この遅延クロックRFCKDを各
シフトレジスタ113…に転送する。
【0072】初段のシフトレジスタ113…には、リフ
レッシュ用ワード系クロックRFRASが入力される。
シフトレジスタ113…の各段の出力は、各メモリアレ
イ1…に対してリフレッシュ用ワード線基本クロックと
して転送される。最終段のシフトレジスタ113の出力
は前記セルフリフレッシュ制御回路111に入力され、
リング発振器112の動作を停止させる。
【0073】前記リング発振器112及び複数個のレジ
スタ113…により、リフレッシュ用信号生成回路によ
り生成されたリフレッシュ用ワード線基本クロックを、
前記リフレッシュ用信号生成回路により生成されるリフ
レッシュアドレスのインクリメント周期内で設定時間だ
け遅延させた遅延リフレッシュ用ワード線基本クロック
を生成する遅延回路を構成する。
【0074】次に、本実施例の動作を図12のタイミン
グチャートにより説明する。
【0075】セルフリフレッシュ用ワード線基本クロッ
クRFSTによりリング発振器開始信号RINGENが
Hレベルに遷移して、リング発振器112が動作を開始
し、タイミング1でシフトレジスタ用クロックRFC
K、遅延クロックRFCKDがシフトレジスタ113…
に出力される。同時に初段のシフトレジスタ113はリ
フレッシュ用ワード線基本クロックRFRASを取り込
む。図12では、初段のシフトレジスタ113は遅延ク
ロックRFCKDの立ち上がりエッジで取り込んだデー
タを転送している。
【0076】続いて、図示のタイミング2で、メモリア
レイ1用リフレッシュクロックRFRAS1が初段のシ
フトレジスタ113…からメモリアレイ1へ転送され、
メモリアレイ1内のワード線WL1、及びビット線BL
1、/BL1が活性化され、クロックRFCKの1サイ
クル内でワード線関連の活性化からリセットまでのリフ
レッシュ動作が行われる。このとき図12から判るよう
に、他のメモリアレイ1…は待機状態となっている。
【0077】尚、リフレッシュクロックRFRAS1の
リセットタイミングはクロックRFCKの立ち上がりに
同期させる。この構成は、メモリアレイ1におけるワー
ド線WL1のリセットタイミングと、メモリアレイ2に
おけるワード線WL2の立ち上がりタイミングをずらす
目的で採用される。
【0078】同様に、図示のタイミング3で、メモリア
レイ2用リフレッシュクロックRFRAS2が2段目の
シフトレジスタ113からメモリアレイ2へ転送され
て、メモリアレイ2内のワード線WL2、ビット線BL
2、/BL2が活性化され、リフレッシュ動作が行われ
る。最後にタイミング4で、メモリアレイn内のリフレ
ッシュ動作が行われ、全メモリアレイのリフレッシュ動
作が完了し、同時にリング発振器112の起動信号RI
NGENがLレベルに遷移し、レジスタ用クロックRF
CKがリセットされる。
【0079】このように、本実施例によれば、複数個の
選択されないメモリアレイ1…のリフレッシュ動作を時
間を異にして行い、且つレジスタ用クロックの1サイク
ル内で各メモリアレイ1…のワード線関連の活性化から
リセット動作まで行うので、リフレッシュ動作における
メモリセルの活性化時のピーク電流、及びリセット時の
ピーク電流を分散して、その最大値を低く制限すること
が可能であり、電源ラインの電圧レベルの変動を小さく
抑えることができる。従って、前記複数個のメモリアレ
イ1…のリフレッシュ動作と同時期で行われる,選択さ
れたメモリアレイ1…でのノーマルリード/ライト動作
を、電源電圧変動の影響を受けずに誤動作なく、正常に
動作させることができる。
【0080】(第4の実施例)以上の説明では、通常の
待機状態におけるセルフリフレッシュ(以下、データ保
持モードという)と異なり、ノーマルリード/ライト動
作とリフレッシュ動作とが非同期に同時動作している関
係上、このノーマルリード/ライト動作によって基板電
位やチップ温度等に変動が生じ、これ等の変動に起因し
て前記データ保持モード時よりもメモリセルのポーズタ
イム特性は劣化し、電荷のリークは早くなることが予想
される。従って、本発明でのノーマル動作と同時に行う
リフレッシュ動作の周期は、前記データ保持モードでの
リフレッシュ周期よりも長く設定する必要がある。
【0081】しかしながら、本発明のノーマル動作時で
のセルフリフレッシュ周期に設定すると、リフレッシュ
のスペックは満たすが、データ保持モード時のリフレッ
シュ動作電流がサイクルの短縮化に伴い増加して、結果
的にデータ保持電流が増加する欠点が生じる。一方、デ
ータ保持モード時のポーズタイム特性に合せた比較的長
いリフレッシュ周期に設定した場合には、良好なリフレ
ッシュを行うことが困難である。
【0082】本実施例は以上の問題点を解決する公正を
採用する。図13に本実施例の構成を示す。同図におい
て、メモリアレイ選択回路5の出力はOR回路132
(請求項15記載の選択検出回路)に入力され、そのO
R回路132の出力であるリフレッシュ周期選択信号を
リフレッシュ周期選択回路133に入力する。一方、リ
フレッシュ周期を決定するタイマは2種類設けられ、タ
イマA134(請求項16記載の第1のタイマ回路)は
データ保持モード用であって、比較的長いリフレッシュ
周期が設定され、タイマB135(請求項16記載の第
2のタイマ回路)はノーマル動作用セルフリフレッシュ
モード用であって、比較的短いリフレッシュ周期が設定
されている。
【0083】前記OR回路132の入力が全てLレベル
のとき、即ちメモリアレイ1…の全てが選択されていな
いときは、リフレッシュ周期選択信号はLレベルとな
り、リフレッシュ周期選択回路133はタイマA134
を選択し、OR回路132の入力のうち1つ以上がHレ
ベルのとき、即ち1つ以上のメモリアレイが選択された
ときは、リフレッシュ周期選択信号はHレベルとなり、
リフレッシュ周期選択回路133はタイマB135を選
択する。
【0084】したがって、本実施例においては、各リフ
レッシュモードに応じた最適のリフレッシュ周期を選択
できるので、データ保持モード時には、リフレッシュ動
作電流を少なく制限して、データ保持電流を少なくでき
ると共に、1個以上のメモリアレイ1…が選択された場
合の他の選択されないメモリアレイ1…に対するセルフ
リフレッシュを最適時期で行うことが可能であり、チッ
プの高性能化を図ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の半導体メモリによれば、メモリアレイを複数に分割
し、そのうち、選択されたメモリアレイでノーマルリー
ド/ライト動作を行うと同時に、他の選択されないメモ
リアレイでリフレッシュ動作を行うので、1個のメモリ
アレイを見ればノーマル動作とリフレッシュ動作との競
合がなく、従ってワード線の遅延は生じることなく、外
部からのリフレッシュの制御が不要で且つ高速シリアル
アクセスが可能である効果を奏する。
【0086】また、請求項6記載の発明の半導体メモリ
によれば、選択されていないメモリアレイに対してリフ
レッシュ動作を行うに留まらず、選択されたメモリアレ
イに対しても、ノーマルリード/ライト動作を一時停止
してリフレッシュ動作を行うので、データクロックの動
作周波数が遅い場合であっても、リフレッシュ制御を外
部から行うことは不要であるという効果を奏する。
【0087】更に、請求項11記載の発明の半導体メモ
リによれば、選択されない複数個のメモリアレイのリフ
レッシュ動作を時間を異にして行ったので、メモリセル
の活性化時及びリセット時のピーク電流を分散して低く
制限することができて、電源電圧の変動を小さく抑え
て、そのリフレッシュ動作と同時期に行われる選択され
たメモリアレイでのノーマルリード/ライト動作をその
電源電圧の変動に起因して誤動作することを有効に防止
できる効果を奏する。
【0088】加えて、請求項15記載の発明の半導体メ
モリによれば、データ保持モード及びノーマル動作セル
フリフレッシュモードに応じて最適のリフレッシュ周期
を選択してリフレッシュ動作を行うことができるので、
データ保持電流の増加を招くことなくリフレッシュ動作
を適時に確実に行い得て、チップの高性能化を図ること
ができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における基本的部分の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の基本的部分のタイミン
グチャートを示す図である。
【図3】リフレッシュ動作の途中でメモリアレイが選択
された場合の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例の特徴部分の構成を示す
ブロック図である。
【図5】検知信号1、2及びリフレッシュ停止信号の波
形を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例の特徴部分のタイミング
チャートを示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図8】本発明の第2の実施例のタイミングチャートを
示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例の変形例の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】本発明の第2の実施例のタイミングチャート
を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図12】本発明の第3の実施例のタイミングチャート
を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図14】従来のリフレッシュ方式のタイミングチャー
トを示す図である。
【図15】従来のリフレッシュ方式のブロック図であ
る。
【図16】図15のリフレッシュ方式のタイミングチャ
ートを示す図である。
【符号の説明】
1 メモリアレイ 2 ロウデコーダ 3 アドレス選択回路 4 リフレッシュカウンタ 5 メモリアレイ選択回路 6 セルフリフレッシュ用クロック
発生回路 7 タイマ回路 8 アドレスレスバッファ群 41 カウンタ 42、72、92 カウント数検知回路 43 リフレッシュ停止制御回路 71、91 データクロックカウンタ 73、93 ノーマル動作停止制御回路 75、95 クロック選択回路 97 分周器 111 セルフリフレッシュ制御回路 113 レジスタ 114 遅延素子

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部クロックに同期して連続的にデータ
    を入出力することが可能な半導体メモリであって、 チップ内に複数個配置されたメモリアレイと、 外部から入力されるアドレス群に応じて前記複数個のメ
    モリアレイのうち少くとも1個のメモリアレイを選択す
    るメモリアレイ選択回路と、 リフレッシュアドレス及びリフレッシュ用ワード線基本
    クロックを生成するリフレッシュ用信号生成回路と、 前記各メモリアレイに対応して前記メモリアレイの個数
    と同数設けられたアドレス選択回路とを備え、 前記各アドレス選択回路は、対応するメモリアレイが前
    記メモリアレイ選択回路により選択されたとき、外部か
    ら入力されるアドレス群及びワード線基本クロックによ
    り前記選択されたメモリアレイ内のワード線を選択する
    一方、対応するメモリアレイが前記メモリアレイ選択回
    路により選択されないとき、前記リフレッシュ用信号生
    成手段により生成されたリフレッシュアドレス及びリフ
    レッシュ用ワード線基本クロックにより前記選択されな
    いメモリアレイ内のワード線を選択するように構成さ
    れ、 更に、各メモリアレイが前記メモリアレイ選択回路によ
    り選択されていない状態から選択された状態に切換わる
    時の設定時間前の時点を予測する切換直前予測回路と、 前記切換直前予測回路により予測された設定時間前の時
    点で前記リフレッシュ用信号生成回路によるリフレッシ
    ュ用ワード線基本クロックの生成を禁止するリフレッシ
    ュ禁止回路とを備えたことを特徴とする半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 リフレッシュ用信号生成回路は、リフレ
    ッシュ周期を決定するタイマ回路と、セルフリフレッシ
    ュ用クロック及びリフレッシュ用ワード線基本クロック
    を前記タイマ回路のリフレッシュ周期で生成するクロッ
    ク生成回路と、前記クロック生成回路で生成されたセル
    フリフレッシュ用クロックを入力してリフレッシュアド
    レスを生成するリフレッシュカウンタとから成ることを
    特徴とする請求項1記載の半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 リフレッシュ用信号生成回路のタイマ回
    路及びクロック生成回路は1個設けられ、リフレッシュ
    カウンタは各メモリアレイに対応して複数個のメモリア
    レイと同数個設けられることを特徴とする請求項1記載
    の半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 切換直前予測回路は、ワード用基本クロ
    ックをインクリメント用クロックとするカウンタと、前
    記カウンタのカウント数を検知するカウント数検知回路
    とから成り、 リフレッシュ禁止回路は、前記カウント数検知回路によ
    り検知したカウント数が、メモリアレイが選択された状
    態に切換わる時に相当する設定カウント数よりも所定数
    小さいカウント数から前記設定カウント数までの間でリ
    フレッシュ停止信号をリフレッシュ用信号生成回路に出
    力してリフレッシュ用ワード線基本クロックの生成を禁
    止するリフレッシュ停止制御回路により構成されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体メモ
    リ。
  5. 【請求項5】 リフレッシュ停止制御回路は、リフレッ
    シュ停止信号をリフレッシュ用信号生成回路のクロック
    生成回路に出力することを特徴とする請求項4記載の半
    導体メモリ。
  6. 【請求項6】 メモリアレイ選択回路により選択された
    メモリアレイにおいて1つのワード線上のデータのアク
    セスが終了したことを検出するアクセス終了検出回路
    と、 前記アクセス終了検出回路によりアクセスの終了が検出
    された時以降で、前記メモリアレイ選択回路によるメモ
    リアレイの選択を停止させて、アドレス選択回路により
    リフレッシュ用信号生成手段のリフレッシュアドレスに
    基づく前記メモリアレイのワード線の選択を行わせるノ
    ーマル動作停止制御回路と、 前記ノーマル動作停止制御回路によりメモリアレイの選
    択が停止されたとき、前記リフレッシュ用信号生成手段
    のリフレッシュアドレスのインクリメント周期を短く設
    定する周期設定回路とを備えたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載の
    半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 アクセス終了検出回路は、コラムアドレ
    スを取り込むためのコラム用基本クロックによりリセッ
    トされると共にリフレッシュ用信号生成手段のセルフリ
    フレッシュ用クロックよりもサイクルタイムの短い外部
    クロックによりインクリメントされるクロックカウンタ
    と、前記クロックカウンタのカウント数がワード線上の
    データのアクセスの終了時点に相当する設定カウント数
    であることを検知するカウント数検知回路とから成り、 周期設定回路は、ノーマル動作停止制御回路によりメモ
    リアレイの選択が停止されたとき、クロック生成回路の
    セルフリフレッシュ用クロックに代えて、前記外部クロ
    ックの周波数に応じた周波数のクロックをインクリメン
    ト用クロックとしてリフレッシュカウンタに出力するク
    ロック選択回路から成ることを特徴とする請求項6記載
    の半導体メモリ。
  8. 【請求項8】 クロックカウンタは、外部クロックの周
    波数が設定値以下のとき動作し、設定値を越えるとき動
    作を停止するよう制御されることを特徴とする請求項7
    記載の半導体メモリ。
  9. 【請求項9】 クロック選択回路は、外部クロック自体
    をインクリメント用クロックとしてリフレッシュカウン
    タに出力することを特徴とする請求項7記載の半導体メ
    モリ。
  10. 【請求項10】 外部クロックを分周する分周器を備
    え、クロック選択回路は、前記分周器により分周された
    周波数のクロックをインクリメント用クロックとしてリ
    フレッシュカウンタに出力することを特徴とする請求項
    7記載の半導体メモリ。
  11. 【請求項11】 リフレッシュ用信号生成回路により生
    成されたリフレッシュ用ワード線基本クロックを、前記
    リフレッシュ用信号生成回路により生成されるリフレッ
    シュアドレスのインクリメント周期内で設定時間だけ遅
    延させた遅延リフレッシュ用ワード線基本クロックを生
    成する遅延回路を備え、 前記リフレッシュ用信号生成回路により生成されたリフ
    レッシュ用ワード線基本クロック及び前記遅延回路によ
    り生成された遅延リフレッシュ用ワード線基本クロック
    は、メモリアレイ選択回路により選択されない状態にあ
    る複数個のメモリアレイに対応するアドレス選択回路に
    入力されて、 前記メモリアレイ選択回路により選択されない状態にあ
    る複数個のメモリアレイのリフレッシュのためのワード
    線の立上げ及び立下げ動作を前記複数個のメモリアレイ
    間で時間を異ならせて行うことを特徴とする請求項1、
    請求項4、請求項6又は請求項7記載の半導体メモリ。
  12. 【請求項12】 遅延回路は、メモリアレイ選択回路に
    より選択されない状態にあるメモリアレイの個数と同数
    の,設定遅延時間が互いに異なる遅延リフレッシュ用ワ
    ード線基本クロックを生成し、 前記メモリアレイ選択回路により選択されない状態にあ
    る複数個のメモリアレイを1個づつ順次時間を異ならせ
    てリフレッシュすることを特徴とする請求項11記載の
    半導体メモリ。
  13. 【請求項13】 遅延回路は、セルフリフレッシュ用ク
    ロックを入力し、この入力毎に前記セルフリフレッシュ
    用クロックよりも短い周期のクロックを発生するリング
    発振器と、 メモリアレイ選択回路により選択されない状態にあるメ
    モリアレイの個数と同数の段数のシフトレジスタ回路と
    を備え、 前記リング発振器の出力は、前記シフトレジスタ回路の
    各段の転送用クロックとして使用され、 前記シフトレジスタ回路の初段には、リフレッシュ用信
    号生成回路のリフレッシュ用ワード線基本クロックが入
    力されて、 前記シフトレジスタ回路の各段の出力を、設定遅延時間
    が互いに異なる複数の遅延リフレッシュ用ワード線基本
    クロックとすることを特徴とする請求項12記載の半導
    体メモリ。
  14. 【請求項14】 リング発振器の出力を遅延させる遅延
    素子を備え、 前記遅延素子の出力はシフトレジスタ回路の各段の他の
    転送用クロックとして使用され、 各遅延リフレッシュ用ワード線基本クロックは、前記遅
    延素子の出力によりセットされ、前記リング発振器の出
    力によりリセットされることを特徴とする請求項13記
    載の半導体メモリ。
  15. 【請求項15】 メモリアレイ選択回路によるメモリア
    レイの選択の有無を検出する選択検出回路を備え、 タイマ回路のタイマ時間は、前記選択検出回路により何
    れのメモリアレイも選択されない状態が検出されたとき
    には所定時間に設定される一方、前記選択検出回路によ
    り何れかのメモリアレイが選択されたことが検出された
    ときには、前記所定時間よりも短い時間に設定されるこ
    とを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6、請求項
    7、請求項11、請求項12又は請求項13記載の半導
    体メモリ。
  16. 【請求項16】 選択検出回路は、メモリアレイ選択回
    路の出力であるメモリアレイ選択信号を入力とするOR
    回路により構成され、 タイマ回路は、第1のリフレッシュ周期を決定する第1
    のタイマ回路と、前記第1のリフレッシュ周期よりも短
    い第2のリフレッシュ周期を決定する第2のタイマ回路
    とから成り、 前記OR回路の出力を制御信号とし、前記出力信号がL
    レベルである何れのメモリアレイも選択されないときに
    は前記第1のタイマ回路を選択し、前記出力信号がHレ
    ベルである何れかのメモリアレイが選択されたときには
    前記第2のタイマ回路を選択するリフレッシュ周期選択
    回路を備えたことを特徴とする請求項15記載の半導体
    メモリ。
  17. 【請求項17】 チップ内に複数個配置されたメモリア
    レイを備え、そのうち、選択したメモリアレイに対して
    ノーマルリード/ライト動作を行い、これと同時に、選
    択されないメモリアレイに対してリフレッシュ動作を行
    うようにした半導体メモリにおいて、前記メモリアレイ
    の選択の有無を検出する選択検出回路と、前記選択検出
    回路により何れのメモリアレイも選択されない状態が検
    出されたときにはリフレッシュ周期として所定時間を設
    定する一方、前記選択検出回路により何れかのメモリア
    レイが選択されたことが検出されたときにはリフレッシ
    ュ周期として前記所定時間よりも短い時間を設定するタ
    イマ回路とを備えたことを特徴とする半導体メモリ。
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US08/593,851 US5805524A (en) 1993-12-15 1996-01-30 Semiconductor memory, moving-picture storing memory, moving-picture storing apparatus, moving-picture displaying apparatus, static-picture storing memory, and electronic notebook
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US09/320,577 US6023440A (en) 1993-12-15 1999-05-27 Semiconductor memory, moving-picture storing memory, moving-picture storing apparatus, moving-picture displaying apparatus, static-picture storing memory, and electronic notebook

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