JP2004185292A - 学習支援サービス装置、学習支援サービス端末、プログラム及び学習支援サービス方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込みができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報を利用することができる学習支援サービス装置、学習支援サービス端末、プログラム及び学習支援サービス方法を提供する。
【解決手段】第1の学習支援サービス端末2にコンテンツ情報を送信し、この第1の学習支援サービス端末1で編集されたコンテンツ情報の編集情報を受信、記憶し、第2の学習支援サービス端末1nから記憶した編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し該当するコンテンツ情報に当該編集情報を組み込み、前記第2の学習支援サービス端末1nに送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】第1の学習支援サービス端末2にコンテンツ情報を送信し、この第1の学習支援サービス端末1で編集されたコンテンツ情報の編集情報を受信、記憶し、第2の学習支援サービス端末1nから記憶した編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し該当するコンテンツ情報に当該編集情報を組み込み、前記第2の学習支援サービス端末1nに送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパーソナル・コンピュータ等の情報端末装置を利用してe−Learning(イーラーニング)を行う技術に係り、特にコンピュータの画面上でコンテンツの編集が可能な学習支援サービス装置、学習支援サービス端末、プログラム及び学習支援サービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークを介してインターネット等のコンピュータを用いた通信が盛んに行われている。このコンピュータを用いた通信によって、表示されたコンピュータの画面上で各種講座等の学習を行うサービスが行われている。これらのサービスを利用するユーザは、画面上でマーキングしたい箇所があったときは、当該画面をプリントアウトする等して、このプリントアウトされた紙面上にマーキングを行っている。また、学習を行っているコンピュータの画面上で書き込みたい内容があったときには、前述同様にプリントアウトを行って紙面上に書き込むか、別途ノート等を用意してメモしている。
【0003】
また、コンピュータを用いて表示される形式がWebブラウザを用いた形式(HTML形式)である場合は、ホームページ作成ソフト等を用いてHTML形式のファイルを編集し、マーキングや書き込みを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のようにコンピュータの画面をプリントアウトしてマーキングや書き込みを行う場合は、プリンターを使用できない環境ではマーキングや書き込みを行うことができない。また、マーキングや書き込みを行いたいページをすべてプリントアウトしなければならず煩雑である。さらに、ホームページ作成ソフト等を用いてHTML形式のファイルを編集し、マーキングや書き込みを行う場合は、当該マーキングや書き込みが行われた編集箇所だけをファイルとして抽出し、このファイルを利用することはできない。
【0005】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込みができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報を利用することができる学習支援サービス装置、学習支援サービス端末、プログラム及び学習支援サービス方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス装置であって、前記学習支援コンテンツ情報を記憶する第1の記憶手段と、前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信手段と、前記学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信手段と、前記編集情報受信手段によって受信した編集情報を記憶する第2の記憶手段と、前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出し手段と、この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工手段と、この加工手段によって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
したがって本発明によれば、コンテンツ情報を記憶し、学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記コンテンツ情報を読み出し、前記学習支援サービス端末へ送信する。そして前記学習支援サービス端末で編集されたコンテンツ情報の編集情報を受信し、記憶する。その後に、前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し、読み出された前記編集情報に該当するコンテンツ情報に対し前記編集情報を組み込み、前記学習支援サービス端末に送信する。このため、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込み等の編集処理ができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報だけを抽出して記憶し、当該書き込み情報を利用することができる。
【0008】
また本発明は、第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス装置であって、前記学習支援コンテンツ情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記第1の学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信手段と、前記第1の学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信手段と、前記編集情報受信手段によって受信した編集情報を記憶する第2の記憶手段と、第2の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出し手段と、この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工手段と、この加工手段によって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記第2の学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
したがって本発明によれば、コンテンツ情報を記憶し、第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記コンテンツ情報を読み出し、前記第1の学習支援サービス端末へ送信する。そして前記第1の学習支援サービス端末で編集されたコンテンツ情報の編集情報を受信し、記憶する。その後に、第2の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し、読み出された前記編集情報に該当するコンテンツ情報に対し前記編集情報を組み込み、前記第2の学習支援サービス端末に送信する。このため、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込み等の編集処理ができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報だけを抽出して記憶し、当該書き込み情報を利用することができる。
【0010】
また本発明は、学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス方法であって、前記学習支援コンテンツ情報を第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信ステップと、前記学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信ステップと、前記編集情報受信ステップによって受信した編集情報を第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップと、学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出しステップと、この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工ステップと、前記加工ステップによって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信ステップとを有することを特徴とする。
【0011】
したがって本発明によれば、学習支援サービスサーバにネットワークを通じてアクセスを行い、前記学習支援サービスサーバに記憶されているコンテンツ情報を受信し、記憶する。そして前記コンテンツ情報に対し編集処理を行い、編集されたコンテンツ情報から当該コンテンツ情報中の編集が行われた箇所の情報である編集情報を抽出し、記憶する。その後に、記憶されている編集情報の閲覧のリクエストがあった場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し、読み出された前記編集情報に該当するコンテンツ情報に対し前記編集情報を組み込み、表示する。このため、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込み等の編集処理ができ、さらにテキストの編集処理だけでなくグラフィック的にコンテンツ情報全体に渡って編集処理ができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報だけを抽出して記憶し、当該書き込み情報を利用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係わる学習支援サービス方法を適用した学習支援サービスシステムの一実施の形態を示す系統構成図である。
【0013】
この実施の形態は、例えばパーソナル・コンピュータであるユーザ端末1(学習支援サービス端末)を所持するサービスのユーザである学習者(利用者)が、学習支援サービスサーバ2にアクセスを行い、所要のサービスを受ける例である。
【0014】
この学習支援サービスシステムは、通信接続提供事業者(プロバイダ)を含む各種の通信事業者が所有し管理するインターネット3を含むインターネット接続手段4・・・4n、5のネットワークが設けられ、このネットワークには、それぞれ各ユーザが所有し、当該ネットワークを通して所要の学習支援情報の授受を行う各種のユーザ端末1・・・1n(以下、代表してユーザ端末1と称す)と、ユーザが必要とする各種の学習支援情報を提供する学習支援サービスサーバ2が接続されている。
【0015】
前記ネットワークとしては、電話通信事業者が所有する電話網またはテレビ局等が所有するケーブルTV網、異なるネットワーク間のプロトコル変換を行うインターネットゲートウェイ、通信接続提供事業者が提供するアクセスポイント等が挙げられる。なお、ユーザ端末1と学習支援サービスサーバ2とを接続する形態であるネットワークは、インターネットだけでなく、LAN等のネットワークであってもよく、必ずしも図1に示すような形態に限定されるものではない。
【0016】
ユーザ端末1は、Webブラウザや所要の通信ソフトが搭載され、学習支援サービスサーバ2にアクセスして所要の学習支援情報を取り込んで表示する情報表示処理部10及び情報記憶部20が設けられ、情報表示処理部10は、少なくとも書き込みツール手段111,ユーザ認証処理手段112及び書き込み処理手段113を備えたブラウザ機能部11及び制御処理部12を有し、情報記憶部20は、ユーザ識別情報記憶エリア121,コンテンツ情報記憶エリア122,書き込み情報一時記憶エリア123及びプログラム記憶エリア124を有する。
【0017】
前記書き込み処理手段113には、図2に示すように書き込み情報識別処理手段113aが設けられている。
【0018】
また、前記ユーザ識別情報記憶エリア121はユーザ識別情報121aを記憶しており、前記コンテンツ情報記憶エリア122は、コンテンツ情報122aを記憶している。また、前記書き込み情報一時記憶エリア123は、書き込み情報(編集情報)123a及び書き込み履歴情報123bを記憶しており、前記プログラム記憶エリア124は、プログラムメモリ124aを備えている。ここで、ユーザ識別情報121aとは、各ユーザ別に記憶されているID情報やパスワード情報を意味する。コンテンツ情報122aとは、学習支援サービスサーバ2からユーザ端末1にダウンロードする講座内容等の情報を意味する。書き込み情報123aとは、書き込みツール手段111によってコンテンツ情報にマーキングした情報や書き込んだ情報を意味する。書き込み履歴情報123bとは、書き込みツール手段111によってコンテンツ情報の各ページ内のどの箇所に書き込みが行われ編集されたかの履歴情報を意味する。プログラムメモリ124aとは、ユーザ端末1で使用されるオペレーションシステムやWebブラウザ等のプログラムを意味する。
【0019】
学習支援サービスサーバ2は、Webサーバや所要の通信ソフトが搭載され、各ユーザ端末1からの要求に応じて学習支援情報を提供するもので、機能的には、少なくともユーザ認証処理手段131、制御処理手段132及び書き込み情報加工処理手段134を有する情報処理部30と、ユーザ情報記憶エリア141,コンテンツ情報記憶エリア142,書き込み情報記憶エリア143及びプログラム記憶エリア144を有する情報記憶部40とが設けられている。
【0020】
前記ユーザ情報記憶エリア141には、図3に示すようにユーザ識別情報141a、講座履修情報141b及びユーザ固有情報141cが記憶されており、コンテンツ情報記憶エリア142には、コンテンツ情報142a及びテンプレート情報142bが記憶されている。また、書き込み情報記憶エリア143には、ユーザ別書き込み情報143a及び書き込み情報別公開許諾情報(以下、公開許諾情報と称す)143bが記憶されており、プログラム記憶エリア144には、プログラムメモリ144aが記憶されている。ここで、ユーザ識別情報141aとは、各ユーザ別に記憶されているID情報やパスワード情報を意味する。講座履修情報141bとは、各ユーザ別に記憶されている履修済みの科目の情報、履修選択をされているがまだ未履修の科目の情報、履修中でまだ履修途中の科目の情報及び履修選択されていない科目の情報を意味する。ユーザ固有情報141cとは、ユーザの名前や年齢、住所、ユーザの子供の有無や子供のデータ等のユーザの個人情報を意味する。コンテンツ情報142aとは、ユーザ端末1から当該学習支援サービスサーバ2にリクエストが来るとユーザ端末1へダウンロードさせるための講座内容等の情報を意味する。テンプレート情報142bとは、前記コンテンツ情報142aをユーザ端末1のWebブラウザの表示画面に表示させるためのフォーマット情報であり、予め決められたデザイン、文字や画像の配置等の情報である。ユーザ別書き込み情報143aとは、ユーザ端末1の書き込みツール手段111によってコンテンツ情報の各ページにマーキングした情報や書き込んだ情報を意味する。公開許諾情報143bとは、前記ユーザ別書き込み情報143aのうち、他のユーザ等に公開して良いか否かの情報であり、ユーザ別書き込み情報143aのそれぞれについて設定されている情報を意味する。プログラムメモリ144aとは、学習支援サービスサーバ2で使用されるオペレーションシステムやシステムの管理アプリケーション等のプログラムを意味する。
【0021】
次に、本発明に係わる学習支援サービス方法を適用した学習支援サービスシステムの一連の処理例について図4を参照して説明する。
【0022】
先ず、ユーザはユーザ端末1のブラウザ機能部11であるWebブラウザに本発明の学習支援サービスで用いる専用のプラグインソフトをインストールする(S1)。このインストールはCD−ROM等の記憶媒体から行ったり、ネットワークに接続された所定のサーバ装置等からダウンロードすることで行ってもよく、インストール方法は特に限定されるものではない。
【0023】
以上のように専用のプラグインソフトがインストールされたブラウザ機能部11は、学習支援サービスサーバ2にログインのためにアクセスすると、学習支援サービスサーバ2のユーザ認証処理手段131は、例えばID情報とパスワード情報の入力を促す画面をユーザ端末1のブラウザ機能部11に表示させる(S2)。このID情報とパスワード情報の入力を受けてユーザ端末1のユーザ認証処理手段112はユーザ識別情報記憶エリア121に記憶されているユーザ識別情報121aである例えばID情報及びパスワード情報を学習支援サービスサーバ2に送信する。このID情報及びパスワード情報を受信した学習支援サービスサーバ2は、ユーザ認証処理を行う(S3)。このユーザ認証処理では、学習支援サービスサーバ2のユーザ認証処理手段131が、ユーザ情報記憶エリア141に記憶されているユーザ識別情報141aであるID情報及びパスワード情報を読み出し、ユーザ端末1のユーザ認証処理手段112から送信されてきたID情報及びパスワード情報と照合する。この照合が一致しなかった場合は、学習支援サービスサーバ2のユーザ認証処理手段131が照合不一致のエラーをユーザ端末1に送信する。
【0024】
一方、照合が一致した場合は学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、ログインが完了したと判断し、学習支援サービスサーバ2の情報記憶部40のユーザ情報記憶エリア141に記憶されている講座履修情報141bを呼び出す。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、前記講座履修情報141bに基づいてユーザが初めて当該サービスを利用すると判断したときには、図5に示すような初期画面をユーザ端末1に送信する。該初期画面を受信したユーザ端末1のブラウザ機能部11は、この初期画面では、ユーザ端末1の制御処理部12は、講座名が表示されている領域5a内で希望の講座の右側に位置するチェックボックス領域5b内のチェックボックスへのチェックを促す。ここで、講座名がクリックされると、ユーザ端末1の制御処理部12によって例えば別ウインドウが開かれ、当該講座の詳細な情報が表示される。選択された講座の情報はユーザ端末1の制御処理部12によって学習支援サービスサーバ2に送信され、当該学習支援サービスサーバ2のユーザ情報記憶エリア141に講座履修情報141bとして記憶される。
【0025】
一方、学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、以前講座を受講しているユーザであり、講座履修情報141bに基づいてユーザが選択している講座の情報が得られるときは、この情報を読み出してユーザ個別メニューを作成し、ユーザ端末1に送信する(S4)。当該ユーザ個別メニューを受信したユーザ端末1は、情報表示処理部10によって図6に示すような画面をWebブラウザ上に表示する(S5)。当該ユーザは、予め選択している講座名が講座名表示領域6aに表示されており、各講座名がクリックされると、ユーザ端末1のブラウザ機能部11によって講座が開始される。また、学習進捗度の表示領域6bには、ユーザ端末1のブラウザ機能部11によって、すでに履修が終了している”履修済み”、履修中の段階を示す”ステップ2”、及び履修選択をしたがまた履修を開始していないことを示す”未履修”等が表示される。なお、各講座は複数のステップから構成されているものとする。
【0026】
ユーザ端末1の制御処理部12は、例えば「新米ママ講座」が選択された履修課目情報を学習支援サービスサーバ2に送信する(S6)。当該履修課目情報を受信した学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、「新米ママ講座」は、未履修講座であると判断し、学習支援サービスサーバ2のコンテンツ情報記憶エリア142に記憶されている「新米ママ講座」のコンテンツ情報142a及び「新米ママ講座」で用いるテンプレート情報142bを呼び出す(S7)。なお、このステップS7では、例えば選択された履修項目が未履修科目及び履修済み科目であれば該当科目の扉ページを読み出し、履修中科目であれば、履修中に最後に開いていたページを読み出す。この際、該当ページに書き込み情報が付加されていれば同時に当該書き込み情報も呼び出す。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、呼び出した「新米ママ講座」のコンテンツ情報142a及びテンプレート情報142bから「新米ママ講座」のページを作成した後、ユーザ端末1に送信する(S8)。
【0027】
選択された講座である「新米ママ講座」のページを受信したユーザ端末1の情報表示処理部10は、図7に示すような画面をWebブラウザ上に表示する(S9)。このWebブラウザの表示画面では、予めインストールされたプラグインソフトによってユーザ端末1の書き込みツール手段111である書き込みツール領域7aが表示されている。この書き込みツール領域7aには、ボールド体やアンダーライン等の文字書式設定ツール7bが表示されている。ユーザ端末1の書き込み処理手段113は、この文字書式設定ツール7bによってWebブラウザ上に表示されたテキストデータ領域7d等の書式の編集を行い、マーキングや文字サイズの編集を施すことや、メモ欄7eにテキスト等のメモ情報を付加する。また、インストールされたプラグインソフトが複数の場合には、プラグインソフト選択領域7cにてインストールされたプラグインソフトを切り替える。これらの編集は例えば図8に示すように、メモ欄7eにメモ情報8aが書き込まれている(S10)。また、テキストデータ領域7dでは、領域8bのテキスト「消毒液に漬ける方法」がボールド体、アンダーライン、文字サイズ+2及び文字色が赤に編集されている。ユーザ端末1の制御処理部12は、ページ内の一カ所(例えばメモ欄7e)の編集が終わった時点で表示されているページ内から編集された書き込み情報を抽出し、ユーザ端末1の書き込み情報一時記憶エリア123に逐一記憶する。同時に編集された書き込み履歴情報も記憶される。
【0028】
このように記憶された書き込み情報は例えば基本的に公開許諾が行われることになるが、公開許諾を行わない書き込み情報については、例えば公開許諾不可のフラグを当該書き込み情報に設定する。また逆に記憶された書き込み情報を基本的に公開許諾不可とすることもでき、学習支援サービスサーバ2を管理する事業者の任意で設定することができる。なお、編集されたページ内から当該書き込み情報を抽出する方法については後述する。
【0029】
ユーザ端末1の制御処理部12は、表示されているコンテンツ情報の表示ページが終了されたことを認識すると、ユーザ端末1の書き込み情報一時記憶エリア123に記憶されている当該終了された1ページ分の書き込み情報を呼び出し、学習支援サービスサーバ2に送信する(S11)。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、この1ページ分の書き込み情報を受信すると、当該1ページ分の書き込み情報を学習支援サービスサーバ2の書き込み情報記憶エリア143に、ユーザ別書き込み情報143a及び公開許諾情報143bとして記憶する(S12)。また当該ページがユーザによって最後に開かれたページであるという情報を講座履修情報141bとして記憶する。
【0030】
次に、コンテンツ情報の各ページに書き込み情報が付加され当該ページが編集された後、この編集されたページ内から前記書き込み情報を抽出する方法について図8〜図10を用いて説明する。図10(a)は図8の領域8bの編集前のソースコードであり、図10(b)は図8の領域8bの編集後のソースコードである。なお、図8は説明を容易にするためにテキストデータ領域7dについてのみ説明を行い、メモ欄7eの説明は行わないものとする。
【0031】
ユーザ端末1の書き込み処理手段113によって、図8の領域8bのテキスト「消毒液に漬ける方法」がボールド体、アンダーライン、文字サイズ+2及び文字色が赤に編集される。この状態で図9に示すようにユーザ端末1の書き込み情報識別処理手段113aは、コンテンツ情報に書き込みが行われた履歴である書き込み履歴情報123bを用いて編集箇所を特定し、当該表示されたページ中に変更された文字がソースコードの中の何行目にあるかを認識する(S20)。例えば編集された箇所は、図10(a)に示すように波線領域10a、すなわちタグ10bとタグ10cとで挟まれた領域であり、例えばソースコード中の35行目であるとする。ユーザ端末1の制御処理部12は、編集前と編集後とで変更のあった情報として差分情報であるタグ10dとタグ10eが当該編集で追加された情報であると判断する(S21)。ユーザ端末1の制御処理部12は、この差分情報であるタグ10dとタグ10eとを書き込み情報として抽出し、ユーザ端末1の制御処理部12は、ユーザ端末1の書き込み情報一時記憶エリア123に記憶する(S22)。ユーザ端末1の制御処理部12は、コンテンツ情報の表示ページから別のページに移動する際、または表示ページを終了する際に、当該表示ページに書き込み情報が付加されていれば、ユーザ端末1の書き込み情報一時記憶エリア123に記憶されている1ページ分の書き込み情報を読み出し、公開許諾情報を付加して学習支援サービスサーバ2に送信する(S23)。1ページ分の書き込み情報を受信した学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、この1ページ分の書き込み情報、公開許諾情報及び当該ページを特定する情報、例えばURLを学習支援サービスサーバ2の書き込み情報記憶エリア143に記憶する(S24)。
【0032】
次に、ユーザが学習支援サービスサーバ2に記憶されている書き込み情報を閲覧する例について説明する。ステップS30〜S33までは図4に示した例と同様であるので同図の説明に譲り、制御処理部12は、ユーザ個別メニューから書き込み情報閲覧が選択されると、当該書き込み情報閲覧が選択されたことを学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132に通知する(S34)。この通知を受けた学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、当該学習支援サービスサーバ2のコンテンツ情報記憶エリア142のテンプレート情報142bから書き込み情報閲覧のメニューを呼び出して、ユーザ端末1に送信する(S35)。ユーザ端末1のブラウザ機能部11は、書き込み情報閲覧のメニューを受信すると当該書き込み情報閲覧のメニューをユーザ端末1のWebブラウザに表示させ、検索条件の入力を促す。ここで、例えば「新米」という検索条件が入力されると、当該検索条件を学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132に送信する(S36)。この検索条件を受信した学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、当該検索条件に該当する履修科目をコンテンツ情報記憶エリア142から検索し、例えば「新米ママ講座」が抽出される(S37)。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、当該講座に書き込まれた書き込み情報の内、公開許諾情報143bに基づいて公開許諾が可とされている書き込み情報が存在する当該講座のステップの一覧を作成し、ユーザ端末1に送信する(S38)。なお、ステップの一覧を作成する代わりに書き込み情報の作成者別の一覧を作成する等、作成情報は任意に設定できるものとする。ユーザ端末1のブラウザ機能部11は、「新米ママ講座」のステップの一覧の情報を受信すると、当該ステップの一覧を図12に示すようにユーザ端末1のWebブラウザに表示させる(S39)。引き続き、ユーザ端末1のブラウザ機能部11は、表示された項目の選択を促し、例えば「step1(ステップ1)哺乳瓶の消毒方法」が選択されると、選択された項目情報を学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132に送信する(S40)。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、選択された項目情報を受信すると書き込み情報記憶エリア143のユーザ別書き込み情報143a及び公開許諾情報143bを参照し、「step1哺乳瓶の消毒方法」で公開許諾が可の設定がされている書き込み情報を抽出し、書き込み情報を作成したユーザのリスト及び任意のデータ、例えば各ユーザの子供のデータをユーザ情報記憶エリア141のユーザ固有情報141cを参照することで作成し、ユーザ端末1の制御処理部12に送信する(S41)。なお、ユーザ情報記憶エリア141に記憶されているユーザ固有情報141cには、予め公開許諾の可否が設定されているものとし、公開許諾が可の情報だけをここでは利用する。ユーザのリスト及び各ユーザの子供のデータを受信したユーザ端末1の制御処理部12は、当該ユーザ端末1のブラウザ機能部11によって受信した情報を図13に示すように表示し、ニックネームで表示された例えば2名までのユーザの選択を促し、選択された2名のユーザの情報(例えば、「はは」と「ヤンまま」)を学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132に送信する(S42)。ユーザの情報を受信した学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、書き込み情報記憶エリア143から該当するユーザ別書き込み情報143aを読み出し、書き込み情報加工処理手段134によって2名のユーザの書き込み情報を用いて後述する一定の規則の元にコンテンツ情報を加工し、ユーザ端末1の制御処理手段132に送信する(S43)。なお、2名のユーザの書き込み情報を用いてコンテンツ情報を作成する方法については、後述する。
【0033】
作成されたコンテンツ情報を受信したユーザ端末1の制御処理手段132は、当該ユーザ端末1のブラウザ機能部11によって受信した情報を図14に示すように表示する(S44)。表示領域14aは、書き込み情報のユーザである「はは」及び「ヤンまま」の共通の書き込み情報に基づいてコンテンツが表示されていることを示している。表示領域14bは、ユーザである「はは」及び「ヤンまま」がメモ欄7eに書き込んだ書き込み情報が並列して表示される。表示領域14cは、ユーザである「はは」及び「ヤンまま」がテキストを編集した書き込み情報が学習支援サービスサーバ2の書き込み情報加工処理手段134によって後述する一定の規則の元に加工されたテキストが表示される。
【0034】
このような2名のユーザの書き込み情報に基づいて加工する方法を図15に示した。例えば2名のユーザがAさん及びBさんである場合、それぞれのユーザが以下のようにテキスト箇所を編集しているとする。
【0035】
Aさんは、ソースコード領域15a及びブラウザ表示イメージ領域15dのように「消毒液に漬ける方法」の箇所をアンダーライン、ボールド体、サイズを+2、色を黄色、「電子レンジを使う方法」の箇所をアンダーライン、ボールド体、サイズを+2、色を黄色として編集している。Bさんは、ソースコード領域15b及びブラウザ表示イメージ領域15eのように「消毒液に漬ける方法」の箇所をアンダーライン、ボールド体、サイズを+1、色を緑、「お湯を沸かして煮沸消毒」の箇所をボールド体、サイズを+1、色を緑として編集している。このような2名のユーザの編集情報を元に、学習支援サービスサーバ2の書き込み情報加工処理手段134は一定の規則、例えばソースコード領域15c及びブラウザ表示イメージ領域15fのように、AさんとBさんの2名ともが編集をしている箇所は、アンダーライン、ボールド体、サイズを+2、色を赤とし、Aさんだけが編集をしている箇所は、ボールド体、色を緑とし、Bさんだけが編集をしている箇所は、ボールド体、色を青として加工する。
【0036】
従って、以上のような学習支援装置で構成された学習支援サービスシステムの形態によれば、ユーザ端末1でコンテンツ情報を編集した書き込み情報を受信、記憶すると、ユーザ端末1からのリクエストに基づいて当該書き込み情報を必要に応じて加工し、学習支援サービスサーバ2の記憶されているコンテンツ情報に組み込んでユーザ端末1に送信するので、学習支援サービスサーバ2に記憶されているユーザごとの書き込み情報をコンテンツ情報に組み込んで参照したり、ユーザのリクエストに応じて加工して利用することが出来る。また書き込み情報だけを分離して扱うことができるため、コンテンツ情報全体を一括して扱う場合に比べ処理の負荷を低減させることができる。
【0037】
(第2の実施の形態)
図16は、本発明に係わる学習支援サービス端末であるユーザ端末1を備えた学習支援サービスシステムの一実施の形態を示す系統構成図である。
【0038】
この実施の形態は、学習支援サービスサーバ2からダウンロードしたコンテンツ情報をユーザ端末1で編集し、編集された書き込み情報を学習支援サービスサーバ2に送信せずにユーザ端末1で記憶、管理する実施の形態であり、さらに書き込み情報を記憶する形式をHTML形式のファイルを編集する形式ではなく、コンテンツ情報の表示ページに書き込み情報用のレイヤーファイルを重ねて表示させ、この書き込み情報用のレイヤーファイルに書き込み情報を記憶させ、当該書き込み情報用のレイヤーファイルをコンテンツ情報のページから抽出、分離させ、分離した前記書き込み情報用のレイヤーファイルを記憶、管理する例である。
【0039】
書き込み情報記憶エリア300は、書き込み情報を記憶し、保存する。図17に示すように、書き込み情報記憶エリア300は書き込み情報301、書き込み履歴情報302及び公開許諾情報303が記憶されている。書き込み情報301、書き込み履歴情報302及び公開許諾情報303は、前記書き込み情報123a、書き込み履歴情報123b及び公開許諾情報143bと同様でありその詳しい説明は上述に譲る。また学習支援サービスサーバ2からは、図18に示すように書き込み情報を記憶する記憶エリアや編集する手段が省かれている。なお、図16〜18において図1〜図3と同一部分には同一符号を付し、詳しくは図1〜図3の説明に譲る。
【0040】
図19はユーザ端末1のWebブラウザ画面の一実施の形態を示す図である。図19(a)は、ユーザ端末1のWebブラウザに表示されたコンテンツ情報に書き込み情報が付加されている画面の例である。図19(b)は、コンテンツ情報に付加されている書き込み情報用のレイヤーファイルを示す画面の例である。書き込み情報はこのレイヤーファイルに記憶される。図19(a)で書き込みが行われている箇所としては、書き込み情報付加領域19aのように、テキスト上に円線でチェックした箇所と、テキストの右側に矢印マークを付加した箇所である。これらの書き込み情報は、例えば書き込みツール19bを用いて行われる。当該書き込みツール19bは、例えばWebブラウザに専用のプラグインソフトをインストールすることで行われる。また、レイヤーファイルは、JPGファイル等をWebブラウザの表示画面に重なる形式にしてもよく、Webブラウザに重ねて当該Webブラウザの表示画面がレイヤーファイルを通して透けて確認できるものであれば特に限定されるものではない。前記書き込み情報を記憶する場合は、図19(b)に示した書き込み情報用のレイヤーファイルだけを分離して、ユーザ端末1の書き込み情報記憶エリア300に記憶する。
【0041】
次に、本発明に係わるCPUで構成されたユーザ端末1(学習支援サービス端末)がプログラムメモリ124aを読みとって一連の処理を実行する例について図20,図21のフローチャートを用いて説明する。なお、ユーザ端末1がプログラムメモリ124aを読みとって一連の処理を実行するに先立ち、当該プログラムメモリ124aに対応するユーザ端末1内プログラムがすでに搭載されているか、或いは搭載されて居ない場合は学習支援サービスサーバ2等のWebサーバからダウンロードするか、CD−ROM等の記憶媒体からインストールすることにより、ユーザ端末1側のプログラムメモリ124aの処理に対応可能にするものとする。
【0042】
情報表示処理部10の制御処理部12は、学習支援サービスサーバ2からコンテンツ情報を受信、記憶し、書き込みツール手段111によってユーザ端末1のWebブラウザに表示されているコンテンツ情報の編集が行われるか否かを判断し(S50)、編集を行うと判断した場合には編集処理を監視する。ユーザ端末1のWebブラウザに表示されているコンテンツ情報のページが別のページに移動したか、またはユーザ端末1のWebブラウザに表示されているコンテンツ情報のページが終了したかどうかを判断し(S51)、これらのどちらかに該当すると判断した場合は、コンテンツ情報に付加されている書き込み情報用レイヤーファイルを分離、抽出する(S52)。引き続き情報表示処理部10の制御処理部12は、分離、抽出した書き込み情報用レイヤーファイル、この書き込み情報用レイヤーファイルの公開許諾情報303及びユーザ端末1のWebブラウザに表示されているコンテンツ情報のページのURLを互いに関連づけてそれぞれ書き込み情報記憶エリア300に記憶する。情報表示処理部10の制御処理部12は編集処理が終了したと判断すると一連の処理を終了する(S54)。
【0043】
次に、ユーザ端末1の書き込み情報記憶エリア300に記憶された書き込み情報を閲覧する場合、情報表示処理部10の制御処理部12は、書き込み情報の閲覧のリクエストがあるか否かを判断し(S60)、書き込み情報の閲覧のリクエストがあると判断した場合には、書き込み情報の閲覧の検索のためにキーワード等の検索条件が入力されたか否かを判断する(S61)。引き続き情報表示処理部10の制御処理部12は、抽出されたデータから書き込み情報の学習者等の必要な項目が選択されたか否かを判断し(S62)、必要な項目が選択されたと判断した場合には、選択された項目の情報を用いて書き込み情報を抽出し、コンテンツ情報に前記書き込み情報を組み込むために加工を行い(S63)、加工されたコンテンツ情報を表示する(S64)。情報表示処理部10の制御処理部12は、閲覧処理が終了したと判断すると一連の処理を終了する(S65)。
【0044】
従って、以上のような学習支援装置によれば、ユーザ端末1のWebブラウザにレイヤーファイルを重ねて表示させ、当該レイヤーファイルに書き込み情報を付加し、書き込み情報をレイヤーファイルで記憶、管理することにより、テキストだけでなくコンテンツ情報の全体に渡って書き込みやマーキングを行うことができる。
【0045】
(その他の実施の形態)
第1の実施の形態では、コンテンツ情報に書き込まれた書き込み情報をユーザ端末1から学習支援サービスサーバ2に送信し、当該学習支援サービスサーバで書き込み情報を記憶、管理しているが、書き込み情報をユーザ端末1自身で記憶、管理してもよい。また、第2の実施の形態では、書き込み情報であるレイヤーファイルをユーザ端末1で記憶、管理しているが、当該レイヤーファイルをユーザ端末1から学習支援サービスサーバ2に送信し、学習支援サービスサーバ2で記憶、管理してもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コンテンツ情報を記憶し、第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記コンテンツ情報を読み出し、前記第1の学習支援サービス端末へ送信する。そして前記第1の学習支援サービス端末で編集されたコンテンツ情報の編集情報を受信し、記憶する。その後に、第2の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し、読み出された前記編集情報に該当するコンテンツ情報に対し前記編集情報を組み込み、前記第2の学習支援サービス端末に送信する。このため、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込み等の編集処理ができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報だけを抽出して記憶し、当該書き込み情報を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる学習支援サービスシステムを示す系統構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わる学習支援サービス端末であるユーザ端末を示す機能ブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係わる学習支援サービスサーバを示す機能ブロック図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る学習支援サービスシステムの学習支援サービスサーバに学習者がユーザ端末を用いてアクセスして学習支援サービスを受ける一連の処理を示すシーケンス図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した初期画面を示す図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信したユーザ個別メニューの画面を示す図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した履修科目の画面を示す図。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した履修科目のコンテンツ情報が編集され書き込み情報が付加された状態の画面を示す図。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末がコンテンツ情報を編集し、書き込み情報を付加し、学習支援サービスサーバに送信する一連の処理を示すシーケンス図。
【図10】図10(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ情報中の「消毒液に漬ける方法」箇所の編集が行われる前のソースコードを示す図、図10(b)は、コンテンツ情報中の「消毒液に漬ける方法」箇所の編集が行われた後のソースコードを示す図。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る本発明の第1の実施の形態に係る学習支援サービスシステムの学習支援サービスサーバに学習者がユーザ端末を用いてアクセスして書き込み情報を閲覧する一連の処理を示すシーケンス図。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した書き込み情報の閲覧メニューの画面を示す図。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した書き込み情報の閲覧メニューの画面を示す図。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した2名のユーザの書き込み情報が付加されたコンテンツ情報の画面を示す図。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る2名のユーザの書き込み情報の加工方法を示すソースコードとWebブラウザでの表示イメージを示す図。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係わる学習支援サービスシステムを示す系統構成図。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係わる学習支援サービス端末であるユーザ端末を示す機能ブロック図。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係わる学習支援サービスサーバを示す機能ブロック図。
【図19】図19(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るユーザ端末が編集し、書き込み情報が付加されたコンテンツ情報の画面を示す図、図19(b)は、書き込み情報のみを記憶したレイヤーファイルを示した図。
【図20】本発明の第2の実施の形態に係るユーザ端末がコンテンツ情報を編集し、編集された書き込み情報を記憶する一連の処理を示すフローチャート。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係るユーザ端末に記憶された書き込み情報をリクエストに応じて読み出し、加工して表示する一連の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1.1n…ユーザ端末
2…学習支援サービスサーバ
3…インターネット
4、4n…インターネット接続手段
10…情報表示処理部
10a…波線領域
11…ブラウザ機能部
12…制御処理部
20、40…情報記憶部
30…情報処理部
111…書き込みツール手段
112…ユーザ認証処理手段
113…書き込み処理手段
113a…書き込み情報識別処理手段
121…ユーザ識別情報記憶エリア
122…コンテンツ情報記憶エリア
123…書き込み情報一時記憶エリア
124…プログラム記憶エリア
124a、144a…プログラムメモリ
131…ユーザ認証処理手段
132…制御処理手段
134…書き込み情報加工処理手段
141…ユーザ情報記憶エリア
142…コンテンツ情報記憶エリア
143、300…書き込み情報記憶エリア
144…プログラム記憶エリア
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパーソナル・コンピュータ等の情報端末装置を利用してe−Learning(イーラーニング)を行う技術に係り、特にコンピュータの画面上でコンテンツの編集が可能な学習支援サービス装置、学習支援サービス端末、プログラム及び学習支援サービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークを介してインターネット等のコンピュータを用いた通信が盛んに行われている。このコンピュータを用いた通信によって、表示されたコンピュータの画面上で各種講座等の学習を行うサービスが行われている。これらのサービスを利用するユーザは、画面上でマーキングしたい箇所があったときは、当該画面をプリントアウトする等して、このプリントアウトされた紙面上にマーキングを行っている。また、学習を行っているコンピュータの画面上で書き込みたい内容があったときには、前述同様にプリントアウトを行って紙面上に書き込むか、別途ノート等を用意してメモしている。
【0003】
また、コンピュータを用いて表示される形式がWebブラウザを用いた形式(HTML形式)である場合は、ホームページ作成ソフト等を用いてHTML形式のファイルを編集し、マーキングや書き込みを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のようにコンピュータの画面をプリントアウトしてマーキングや書き込みを行う場合は、プリンターを使用できない環境ではマーキングや書き込みを行うことができない。また、マーキングや書き込みを行いたいページをすべてプリントアウトしなければならず煩雑である。さらに、ホームページ作成ソフト等を用いてHTML形式のファイルを編集し、マーキングや書き込みを行う場合は、当該マーキングや書き込みが行われた編集箇所だけをファイルとして抽出し、このファイルを利用することはできない。
【0005】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込みができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報を利用することができる学習支援サービス装置、学習支援サービス端末、プログラム及び学習支援サービス方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス装置であって、前記学習支援コンテンツ情報を記憶する第1の記憶手段と、前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信手段と、前記学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信手段と、前記編集情報受信手段によって受信した編集情報を記憶する第2の記憶手段と、前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出し手段と、この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工手段と、この加工手段によって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
したがって本発明によれば、コンテンツ情報を記憶し、学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記コンテンツ情報を読み出し、前記学習支援サービス端末へ送信する。そして前記学習支援サービス端末で編集されたコンテンツ情報の編集情報を受信し、記憶する。その後に、前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し、読み出された前記編集情報に該当するコンテンツ情報に対し前記編集情報を組み込み、前記学習支援サービス端末に送信する。このため、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込み等の編集処理ができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報だけを抽出して記憶し、当該書き込み情報を利用することができる。
【0008】
また本発明は、第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス装置であって、前記学習支援コンテンツ情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記第1の学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信手段と、前記第1の学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信手段と、前記編集情報受信手段によって受信した編集情報を記憶する第2の記憶手段と、第2の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出し手段と、この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工手段と、この加工手段によって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記第2の学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
したがって本発明によれば、コンテンツ情報を記憶し、第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記コンテンツ情報を読み出し、前記第1の学習支援サービス端末へ送信する。そして前記第1の学習支援サービス端末で編集されたコンテンツ情報の編集情報を受信し、記憶する。その後に、第2の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し、読み出された前記編集情報に該当するコンテンツ情報に対し前記編集情報を組み込み、前記第2の学習支援サービス端末に送信する。このため、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込み等の編集処理ができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報だけを抽出して記憶し、当該書き込み情報を利用することができる。
【0010】
また本発明は、学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス方法であって、前記学習支援コンテンツ情報を第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信ステップと、前記学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信ステップと、前記編集情報受信ステップによって受信した編集情報を第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップと、学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出しステップと、この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工ステップと、前記加工ステップによって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信ステップとを有することを特徴とする。
【0011】
したがって本発明によれば、学習支援サービスサーバにネットワークを通じてアクセスを行い、前記学習支援サービスサーバに記憶されているコンテンツ情報を受信し、記憶する。そして前記コンテンツ情報に対し編集処理を行い、編集されたコンテンツ情報から当該コンテンツ情報中の編集が行われた箇所の情報である編集情報を抽出し、記憶する。その後に、記憶されている編集情報の閲覧のリクエストがあった場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し、読み出された前記編集情報に該当するコンテンツ情報に対し前記編集情報を組み込み、表示する。このため、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込み等の編集処理ができ、さらにテキストの編集処理だけでなくグラフィック的にコンテンツ情報全体に渡って編集処理ができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報だけを抽出して記憶し、当該書き込み情報を利用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係わる学習支援サービス方法を適用した学習支援サービスシステムの一実施の形態を示す系統構成図である。
【0013】
この実施の形態は、例えばパーソナル・コンピュータであるユーザ端末1(学習支援サービス端末)を所持するサービスのユーザである学習者(利用者)が、学習支援サービスサーバ2にアクセスを行い、所要のサービスを受ける例である。
【0014】
この学習支援サービスシステムは、通信接続提供事業者(プロバイダ)を含む各種の通信事業者が所有し管理するインターネット3を含むインターネット接続手段4・・・4n、5のネットワークが設けられ、このネットワークには、それぞれ各ユーザが所有し、当該ネットワークを通して所要の学習支援情報の授受を行う各種のユーザ端末1・・・1n(以下、代表してユーザ端末1と称す)と、ユーザが必要とする各種の学習支援情報を提供する学習支援サービスサーバ2が接続されている。
【0015】
前記ネットワークとしては、電話通信事業者が所有する電話網またはテレビ局等が所有するケーブルTV網、異なるネットワーク間のプロトコル変換を行うインターネットゲートウェイ、通信接続提供事業者が提供するアクセスポイント等が挙げられる。なお、ユーザ端末1と学習支援サービスサーバ2とを接続する形態であるネットワークは、インターネットだけでなく、LAN等のネットワークであってもよく、必ずしも図1に示すような形態に限定されるものではない。
【0016】
ユーザ端末1は、Webブラウザや所要の通信ソフトが搭載され、学習支援サービスサーバ2にアクセスして所要の学習支援情報を取り込んで表示する情報表示処理部10及び情報記憶部20が設けられ、情報表示処理部10は、少なくとも書き込みツール手段111,ユーザ認証処理手段112及び書き込み処理手段113を備えたブラウザ機能部11及び制御処理部12を有し、情報記憶部20は、ユーザ識別情報記憶エリア121,コンテンツ情報記憶エリア122,書き込み情報一時記憶エリア123及びプログラム記憶エリア124を有する。
【0017】
前記書き込み処理手段113には、図2に示すように書き込み情報識別処理手段113aが設けられている。
【0018】
また、前記ユーザ識別情報記憶エリア121はユーザ識別情報121aを記憶しており、前記コンテンツ情報記憶エリア122は、コンテンツ情報122aを記憶している。また、前記書き込み情報一時記憶エリア123は、書き込み情報(編集情報)123a及び書き込み履歴情報123bを記憶しており、前記プログラム記憶エリア124は、プログラムメモリ124aを備えている。ここで、ユーザ識別情報121aとは、各ユーザ別に記憶されているID情報やパスワード情報を意味する。コンテンツ情報122aとは、学習支援サービスサーバ2からユーザ端末1にダウンロードする講座内容等の情報を意味する。書き込み情報123aとは、書き込みツール手段111によってコンテンツ情報にマーキングした情報や書き込んだ情報を意味する。書き込み履歴情報123bとは、書き込みツール手段111によってコンテンツ情報の各ページ内のどの箇所に書き込みが行われ編集されたかの履歴情報を意味する。プログラムメモリ124aとは、ユーザ端末1で使用されるオペレーションシステムやWebブラウザ等のプログラムを意味する。
【0019】
学習支援サービスサーバ2は、Webサーバや所要の通信ソフトが搭載され、各ユーザ端末1からの要求に応じて学習支援情報を提供するもので、機能的には、少なくともユーザ認証処理手段131、制御処理手段132及び書き込み情報加工処理手段134を有する情報処理部30と、ユーザ情報記憶エリア141,コンテンツ情報記憶エリア142,書き込み情報記憶エリア143及びプログラム記憶エリア144を有する情報記憶部40とが設けられている。
【0020】
前記ユーザ情報記憶エリア141には、図3に示すようにユーザ識別情報141a、講座履修情報141b及びユーザ固有情報141cが記憶されており、コンテンツ情報記憶エリア142には、コンテンツ情報142a及びテンプレート情報142bが記憶されている。また、書き込み情報記憶エリア143には、ユーザ別書き込み情報143a及び書き込み情報別公開許諾情報(以下、公開許諾情報と称す)143bが記憶されており、プログラム記憶エリア144には、プログラムメモリ144aが記憶されている。ここで、ユーザ識別情報141aとは、各ユーザ別に記憶されているID情報やパスワード情報を意味する。講座履修情報141bとは、各ユーザ別に記憶されている履修済みの科目の情報、履修選択をされているがまだ未履修の科目の情報、履修中でまだ履修途中の科目の情報及び履修選択されていない科目の情報を意味する。ユーザ固有情報141cとは、ユーザの名前や年齢、住所、ユーザの子供の有無や子供のデータ等のユーザの個人情報を意味する。コンテンツ情報142aとは、ユーザ端末1から当該学習支援サービスサーバ2にリクエストが来るとユーザ端末1へダウンロードさせるための講座内容等の情報を意味する。テンプレート情報142bとは、前記コンテンツ情報142aをユーザ端末1のWebブラウザの表示画面に表示させるためのフォーマット情報であり、予め決められたデザイン、文字や画像の配置等の情報である。ユーザ別書き込み情報143aとは、ユーザ端末1の書き込みツール手段111によってコンテンツ情報の各ページにマーキングした情報や書き込んだ情報を意味する。公開許諾情報143bとは、前記ユーザ別書き込み情報143aのうち、他のユーザ等に公開して良いか否かの情報であり、ユーザ別書き込み情報143aのそれぞれについて設定されている情報を意味する。プログラムメモリ144aとは、学習支援サービスサーバ2で使用されるオペレーションシステムやシステムの管理アプリケーション等のプログラムを意味する。
【0021】
次に、本発明に係わる学習支援サービス方法を適用した学習支援サービスシステムの一連の処理例について図4を参照して説明する。
【0022】
先ず、ユーザはユーザ端末1のブラウザ機能部11であるWebブラウザに本発明の学習支援サービスで用いる専用のプラグインソフトをインストールする(S1)。このインストールはCD−ROM等の記憶媒体から行ったり、ネットワークに接続された所定のサーバ装置等からダウンロードすることで行ってもよく、インストール方法は特に限定されるものではない。
【0023】
以上のように専用のプラグインソフトがインストールされたブラウザ機能部11は、学習支援サービスサーバ2にログインのためにアクセスすると、学習支援サービスサーバ2のユーザ認証処理手段131は、例えばID情報とパスワード情報の入力を促す画面をユーザ端末1のブラウザ機能部11に表示させる(S2)。このID情報とパスワード情報の入力を受けてユーザ端末1のユーザ認証処理手段112はユーザ識別情報記憶エリア121に記憶されているユーザ識別情報121aである例えばID情報及びパスワード情報を学習支援サービスサーバ2に送信する。このID情報及びパスワード情報を受信した学習支援サービスサーバ2は、ユーザ認証処理を行う(S3)。このユーザ認証処理では、学習支援サービスサーバ2のユーザ認証処理手段131が、ユーザ情報記憶エリア141に記憶されているユーザ識別情報141aであるID情報及びパスワード情報を読み出し、ユーザ端末1のユーザ認証処理手段112から送信されてきたID情報及びパスワード情報と照合する。この照合が一致しなかった場合は、学習支援サービスサーバ2のユーザ認証処理手段131が照合不一致のエラーをユーザ端末1に送信する。
【0024】
一方、照合が一致した場合は学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、ログインが完了したと判断し、学習支援サービスサーバ2の情報記憶部40のユーザ情報記憶エリア141に記憶されている講座履修情報141bを呼び出す。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、前記講座履修情報141bに基づいてユーザが初めて当該サービスを利用すると判断したときには、図5に示すような初期画面をユーザ端末1に送信する。該初期画面を受信したユーザ端末1のブラウザ機能部11は、この初期画面では、ユーザ端末1の制御処理部12は、講座名が表示されている領域5a内で希望の講座の右側に位置するチェックボックス領域5b内のチェックボックスへのチェックを促す。ここで、講座名がクリックされると、ユーザ端末1の制御処理部12によって例えば別ウインドウが開かれ、当該講座の詳細な情報が表示される。選択された講座の情報はユーザ端末1の制御処理部12によって学習支援サービスサーバ2に送信され、当該学習支援サービスサーバ2のユーザ情報記憶エリア141に講座履修情報141bとして記憶される。
【0025】
一方、学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、以前講座を受講しているユーザであり、講座履修情報141bに基づいてユーザが選択している講座の情報が得られるときは、この情報を読み出してユーザ個別メニューを作成し、ユーザ端末1に送信する(S4)。当該ユーザ個別メニューを受信したユーザ端末1は、情報表示処理部10によって図6に示すような画面をWebブラウザ上に表示する(S5)。当該ユーザは、予め選択している講座名が講座名表示領域6aに表示されており、各講座名がクリックされると、ユーザ端末1のブラウザ機能部11によって講座が開始される。また、学習進捗度の表示領域6bには、ユーザ端末1のブラウザ機能部11によって、すでに履修が終了している”履修済み”、履修中の段階を示す”ステップ2”、及び履修選択をしたがまた履修を開始していないことを示す”未履修”等が表示される。なお、各講座は複数のステップから構成されているものとする。
【0026】
ユーザ端末1の制御処理部12は、例えば「新米ママ講座」が選択された履修課目情報を学習支援サービスサーバ2に送信する(S6)。当該履修課目情報を受信した学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、「新米ママ講座」は、未履修講座であると判断し、学習支援サービスサーバ2のコンテンツ情報記憶エリア142に記憶されている「新米ママ講座」のコンテンツ情報142a及び「新米ママ講座」で用いるテンプレート情報142bを呼び出す(S7)。なお、このステップS7では、例えば選択された履修項目が未履修科目及び履修済み科目であれば該当科目の扉ページを読み出し、履修中科目であれば、履修中に最後に開いていたページを読み出す。この際、該当ページに書き込み情報が付加されていれば同時に当該書き込み情報も呼び出す。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、呼び出した「新米ママ講座」のコンテンツ情報142a及びテンプレート情報142bから「新米ママ講座」のページを作成した後、ユーザ端末1に送信する(S8)。
【0027】
選択された講座である「新米ママ講座」のページを受信したユーザ端末1の情報表示処理部10は、図7に示すような画面をWebブラウザ上に表示する(S9)。このWebブラウザの表示画面では、予めインストールされたプラグインソフトによってユーザ端末1の書き込みツール手段111である書き込みツール領域7aが表示されている。この書き込みツール領域7aには、ボールド体やアンダーライン等の文字書式設定ツール7bが表示されている。ユーザ端末1の書き込み処理手段113は、この文字書式設定ツール7bによってWebブラウザ上に表示されたテキストデータ領域7d等の書式の編集を行い、マーキングや文字サイズの編集を施すことや、メモ欄7eにテキスト等のメモ情報を付加する。また、インストールされたプラグインソフトが複数の場合には、プラグインソフト選択領域7cにてインストールされたプラグインソフトを切り替える。これらの編集は例えば図8に示すように、メモ欄7eにメモ情報8aが書き込まれている(S10)。また、テキストデータ領域7dでは、領域8bのテキスト「消毒液に漬ける方法」がボールド体、アンダーライン、文字サイズ+2及び文字色が赤に編集されている。ユーザ端末1の制御処理部12は、ページ内の一カ所(例えばメモ欄7e)の編集が終わった時点で表示されているページ内から編集された書き込み情報を抽出し、ユーザ端末1の書き込み情報一時記憶エリア123に逐一記憶する。同時に編集された書き込み履歴情報も記憶される。
【0028】
このように記憶された書き込み情報は例えば基本的に公開許諾が行われることになるが、公開許諾を行わない書き込み情報については、例えば公開許諾不可のフラグを当該書き込み情報に設定する。また逆に記憶された書き込み情報を基本的に公開許諾不可とすることもでき、学習支援サービスサーバ2を管理する事業者の任意で設定することができる。なお、編集されたページ内から当該書き込み情報を抽出する方法については後述する。
【0029】
ユーザ端末1の制御処理部12は、表示されているコンテンツ情報の表示ページが終了されたことを認識すると、ユーザ端末1の書き込み情報一時記憶エリア123に記憶されている当該終了された1ページ分の書き込み情報を呼び出し、学習支援サービスサーバ2に送信する(S11)。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、この1ページ分の書き込み情報を受信すると、当該1ページ分の書き込み情報を学習支援サービスサーバ2の書き込み情報記憶エリア143に、ユーザ別書き込み情報143a及び公開許諾情報143bとして記憶する(S12)。また当該ページがユーザによって最後に開かれたページであるという情報を講座履修情報141bとして記憶する。
【0030】
次に、コンテンツ情報の各ページに書き込み情報が付加され当該ページが編集された後、この編集されたページ内から前記書き込み情報を抽出する方法について図8〜図10を用いて説明する。図10(a)は図8の領域8bの編集前のソースコードであり、図10(b)は図8の領域8bの編集後のソースコードである。なお、図8は説明を容易にするためにテキストデータ領域7dについてのみ説明を行い、メモ欄7eの説明は行わないものとする。
【0031】
ユーザ端末1の書き込み処理手段113によって、図8の領域8bのテキスト「消毒液に漬ける方法」がボールド体、アンダーライン、文字サイズ+2及び文字色が赤に編集される。この状態で図9に示すようにユーザ端末1の書き込み情報識別処理手段113aは、コンテンツ情報に書き込みが行われた履歴である書き込み履歴情報123bを用いて編集箇所を特定し、当該表示されたページ中に変更された文字がソースコードの中の何行目にあるかを認識する(S20)。例えば編集された箇所は、図10(a)に示すように波線領域10a、すなわちタグ10bとタグ10cとで挟まれた領域であり、例えばソースコード中の35行目であるとする。ユーザ端末1の制御処理部12は、編集前と編集後とで変更のあった情報として差分情報であるタグ10dとタグ10eが当該編集で追加された情報であると判断する(S21)。ユーザ端末1の制御処理部12は、この差分情報であるタグ10dとタグ10eとを書き込み情報として抽出し、ユーザ端末1の制御処理部12は、ユーザ端末1の書き込み情報一時記憶エリア123に記憶する(S22)。ユーザ端末1の制御処理部12は、コンテンツ情報の表示ページから別のページに移動する際、または表示ページを終了する際に、当該表示ページに書き込み情報が付加されていれば、ユーザ端末1の書き込み情報一時記憶エリア123に記憶されている1ページ分の書き込み情報を読み出し、公開許諾情報を付加して学習支援サービスサーバ2に送信する(S23)。1ページ分の書き込み情報を受信した学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、この1ページ分の書き込み情報、公開許諾情報及び当該ページを特定する情報、例えばURLを学習支援サービスサーバ2の書き込み情報記憶エリア143に記憶する(S24)。
【0032】
次に、ユーザが学習支援サービスサーバ2に記憶されている書き込み情報を閲覧する例について説明する。ステップS30〜S33までは図4に示した例と同様であるので同図の説明に譲り、制御処理部12は、ユーザ個別メニューから書き込み情報閲覧が選択されると、当該書き込み情報閲覧が選択されたことを学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132に通知する(S34)。この通知を受けた学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、当該学習支援サービスサーバ2のコンテンツ情報記憶エリア142のテンプレート情報142bから書き込み情報閲覧のメニューを呼び出して、ユーザ端末1に送信する(S35)。ユーザ端末1のブラウザ機能部11は、書き込み情報閲覧のメニューを受信すると当該書き込み情報閲覧のメニューをユーザ端末1のWebブラウザに表示させ、検索条件の入力を促す。ここで、例えば「新米」という検索条件が入力されると、当該検索条件を学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132に送信する(S36)。この検索条件を受信した学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、当該検索条件に該当する履修科目をコンテンツ情報記憶エリア142から検索し、例えば「新米ママ講座」が抽出される(S37)。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、当該講座に書き込まれた書き込み情報の内、公開許諾情報143bに基づいて公開許諾が可とされている書き込み情報が存在する当該講座のステップの一覧を作成し、ユーザ端末1に送信する(S38)。なお、ステップの一覧を作成する代わりに書き込み情報の作成者別の一覧を作成する等、作成情報は任意に設定できるものとする。ユーザ端末1のブラウザ機能部11は、「新米ママ講座」のステップの一覧の情報を受信すると、当該ステップの一覧を図12に示すようにユーザ端末1のWebブラウザに表示させる(S39)。引き続き、ユーザ端末1のブラウザ機能部11は、表示された項目の選択を促し、例えば「step1(ステップ1)哺乳瓶の消毒方法」が選択されると、選択された項目情報を学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132に送信する(S40)。学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、選択された項目情報を受信すると書き込み情報記憶エリア143のユーザ別書き込み情報143a及び公開許諾情報143bを参照し、「step1哺乳瓶の消毒方法」で公開許諾が可の設定がされている書き込み情報を抽出し、書き込み情報を作成したユーザのリスト及び任意のデータ、例えば各ユーザの子供のデータをユーザ情報記憶エリア141のユーザ固有情報141cを参照することで作成し、ユーザ端末1の制御処理部12に送信する(S41)。なお、ユーザ情報記憶エリア141に記憶されているユーザ固有情報141cには、予め公開許諾の可否が設定されているものとし、公開許諾が可の情報だけをここでは利用する。ユーザのリスト及び各ユーザの子供のデータを受信したユーザ端末1の制御処理部12は、当該ユーザ端末1のブラウザ機能部11によって受信した情報を図13に示すように表示し、ニックネームで表示された例えば2名までのユーザの選択を促し、選択された2名のユーザの情報(例えば、「はは」と「ヤンまま」)を学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132に送信する(S42)。ユーザの情報を受信した学習支援サービスサーバ2の制御処理手段132は、書き込み情報記憶エリア143から該当するユーザ別書き込み情報143aを読み出し、書き込み情報加工処理手段134によって2名のユーザの書き込み情報を用いて後述する一定の規則の元にコンテンツ情報を加工し、ユーザ端末1の制御処理手段132に送信する(S43)。なお、2名のユーザの書き込み情報を用いてコンテンツ情報を作成する方法については、後述する。
【0033】
作成されたコンテンツ情報を受信したユーザ端末1の制御処理手段132は、当該ユーザ端末1のブラウザ機能部11によって受信した情報を図14に示すように表示する(S44)。表示領域14aは、書き込み情報のユーザである「はは」及び「ヤンまま」の共通の書き込み情報に基づいてコンテンツが表示されていることを示している。表示領域14bは、ユーザである「はは」及び「ヤンまま」がメモ欄7eに書き込んだ書き込み情報が並列して表示される。表示領域14cは、ユーザである「はは」及び「ヤンまま」がテキストを編集した書き込み情報が学習支援サービスサーバ2の書き込み情報加工処理手段134によって後述する一定の規則の元に加工されたテキストが表示される。
【0034】
このような2名のユーザの書き込み情報に基づいて加工する方法を図15に示した。例えば2名のユーザがAさん及びBさんである場合、それぞれのユーザが以下のようにテキスト箇所を編集しているとする。
【0035】
Aさんは、ソースコード領域15a及びブラウザ表示イメージ領域15dのように「消毒液に漬ける方法」の箇所をアンダーライン、ボールド体、サイズを+2、色を黄色、「電子レンジを使う方法」の箇所をアンダーライン、ボールド体、サイズを+2、色を黄色として編集している。Bさんは、ソースコード領域15b及びブラウザ表示イメージ領域15eのように「消毒液に漬ける方法」の箇所をアンダーライン、ボールド体、サイズを+1、色を緑、「お湯を沸かして煮沸消毒」の箇所をボールド体、サイズを+1、色を緑として編集している。このような2名のユーザの編集情報を元に、学習支援サービスサーバ2の書き込み情報加工処理手段134は一定の規則、例えばソースコード領域15c及びブラウザ表示イメージ領域15fのように、AさんとBさんの2名ともが編集をしている箇所は、アンダーライン、ボールド体、サイズを+2、色を赤とし、Aさんだけが編集をしている箇所は、ボールド体、色を緑とし、Bさんだけが編集をしている箇所は、ボールド体、色を青として加工する。
【0036】
従って、以上のような学習支援装置で構成された学習支援サービスシステムの形態によれば、ユーザ端末1でコンテンツ情報を編集した書き込み情報を受信、記憶すると、ユーザ端末1からのリクエストに基づいて当該書き込み情報を必要に応じて加工し、学習支援サービスサーバ2の記憶されているコンテンツ情報に組み込んでユーザ端末1に送信するので、学習支援サービスサーバ2に記憶されているユーザごとの書き込み情報をコンテンツ情報に組み込んで参照したり、ユーザのリクエストに応じて加工して利用することが出来る。また書き込み情報だけを分離して扱うことができるため、コンテンツ情報全体を一括して扱う場合に比べ処理の負荷を低減させることができる。
【0037】
(第2の実施の形態)
図16は、本発明に係わる学習支援サービス端末であるユーザ端末1を備えた学習支援サービスシステムの一実施の形態を示す系統構成図である。
【0038】
この実施の形態は、学習支援サービスサーバ2からダウンロードしたコンテンツ情報をユーザ端末1で編集し、編集された書き込み情報を学習支援サービスサーバ2に送信せずにユーザ端末1で記憶、管理する実施の形態であり、さらに書き込み情報を記憶する形式をHTML形式のファイルを編集する形式ではなく、コンテンツ情報の表示ページに書き込み情報用のレイヤーファイルを重ねて表示させ、この書き込み情報用のレイヤーファイルに書き込み情報を記憶させ、当該書き込み情報用のレイヤーファイルをコンテンツ情報のページから抽出、分離させ、分離した前記書き込み情報用のレイヤーファイルを記憶、管理する例である。
【0039】
書き込み情報記憶エリア300は、書き込み情報を記憶し、保存する。図17に示すように、書き込み情報記憶エリア300は書き込み情報301、書き込み履歴情報302及び公開許諾情報303が記憶されている。書き込み情報301、書き込み履歴情報302及び公開許諾情報303は、前記書き込み情報123a、書き込み履歴情報123b及び公開許諾情報143bと同様でありその詳しい説明は上述に譲る。また学習支援サービスサーバ2からは、図18に示すように書き込み情報を記憶する記憶エリアや編集する手段が省かれている。なお、図16〜18において図1〜図3と同一部分には同一符号を付し、詳しくは図1〜図3の説明に譲る。
【0040】
図19はユーザ端末1のWebブラウザ画面の一実施の形態を示す図である。図19(a)は、ユーザ端末1のWebブラウザに表示されたコンテンツ情報に書き込み情報が付加されている画面の例である。図19(b)は、コンテンツ情報に付加されている書き込み情報用のレイヤーファイルを示す画面の例である。書き込み情報はこのレイヤーファイルに記憶される。図19(a)で書き込みが行われている箇所としては、書き込み情報付加領域19aのように、テキスト上に円線でチェックした箇所と、テキストの右側に矢印マークを付加した箇所である。これらの書き込み情報は、例えば書き込みツール19bを用いて行われる。当該書き込みツール19bは、例えばWebブラウザに専用のプラグインソフトをインストールすることで行われる。また、レイヤーファイルは、JPGファイル等をWebブラウザの表示画面に重なる形式にしてもよく、Webブラウザに重ねて当該Webブラウザの表示画面がレイヤーファイルを通して透けて確認できるものであれば特に限定されるものではない。前記書き込み情報を記憶する場合は、図19(b)に示した書き込み情報用のレイヤーファイルだけを分離して、ユーザ端末1の書き込み情報記憶エリア300に記憶する。
【0041】
次に、本発明に係わるCPUで構成されたユーザ端末1(学習支援サービス端末)がプログラムメモリ124aを読みとって一連の処理を実行する例について図20,図21のフローチャートを用いて説明する。なお、ユーザ端末1がプログラムメモリ124aを読みとって一連の処理を実行するに先立ち、当該プログラムメモリ124aに対応するユーザ端末1内プログラムがすでに搭載されているか、或いは搭載されて居ない場合は学習支援サービスサーバ2等のWebサーバからダウンロードするか、CD−ROM等の記憶媒体からインストールすることにより、ユーザ端末1側のプログラムメモリ124aの処理に対応可能にするものとする。
【0042】
情報表示処理部10の制御処理部12は、学習支援サービスサーバ2からコンテンツ情報を受信、記憶し、書き込みツール手段111によってユーザ端末1のWebブラウザに表示されているコンテンツ情報の編集が行われるか否かを判断し(S50)、編集を行うと判断した場合には編集処理を監視する。ユーザ端末1のWebブラウザに表示されているコンテンツ情報のページが別のページに移動したか、またはユーザ端末1のWebブラウザに表示されているコンテンツ情報のページが終了したかどうかを判断し(S51)、これらのどちらかに該当すると判断した場合は、コンテンツ情報に付加されている書き込み情報用レイヤーファイルを分離、抽出する(S52)。引き続き情報表示処理部10の制御処理部12は、分離、抽出した書き込み情報用レイヤーファイル、この書き込み情報用レイヤーファイルの公開許諾情報303及びユーザ端末1のWebブラウザに表示されているコンテンツ情報のページのURLを互いに関連づけてそれぞれ書き込み情報記憶エリア300に記憶する。情報表示処理部10の制御処理部12は編集処理が終了したと判断すると一連の処理を終了する(S54)。
【0043】
次に、ユーザ端末1の書き込み情報記憶エリア300に記憶された書き込み情報を閲覧する場合、情報表示処理部10の制御処理部12は、書き込み情報の閲覧のリクエストがあるか否かを判断し(S60)、書き込み情報の閲覧のリクエストがあると判断した場合には、書き込み情報の閲覧の検索のためにキーワード等の検索条件が入力されたか否かを判断する(S61)。引き続き情報表示処理部10の制御処理部12は、抽出されたデータから書き込み情報の学習者等の必要な項目が選択されたか否かを判断し(S62)、必要な項目が選択されたと判断した場合には、選択された項目の情報を用いて書き込み情報を抽出し、コンテンツ情報に前記書き込み情報を組み込むために加工を行い(S63)、加工されたコンテンツ情報を表示する(S64)。情報表示処理部10の制御処理部12は、閲覧処理が終了したと判断すると一連の処理を終了する(S65)。
【0044】
従って、以上のような学習支援装置によれば、ユーザ端末1のWebブラウザにレイヤーファイルを重ねて表示させ、当該レイヤーファイルに書き込み情報を付加し、書き込み情報をレイヤーファイルで記憶、管理することにより、テキストだけでなくコンテンツ情報の全体に渡って書き込みやマーキングを行うことができる。
【0045】
(その他の実施の形態)
第1の実施の形態では、コンテンツ情報に書き込まれた書き込み情報をユーザ端末1から学習支援サービスサーバ2に送信し、当該学習支援サービスサーバで書き込み情報を記憶、管理しているが、書き込み情報をユーザ端末1自身で記憶、管理してもよい。また、第2の実施の形態では、書き込み情報であるレイヤーファイルをユーザ端末1で記憶、管理しているが、当該レイヤーファイルをユーザ端末1から学習支援サービスサーバ2に送信し、学習支援サービスサーバ2で記憶、管理してもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コンテンツ情報を記憶し、第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記コンテンツ情報を読み出し、前記第1の学習支援サービス端末へ送信する。そして前記第1の学習支援サービス端末で編集されたコンテンツ情報の編集情報を受信し、記憶する。その後に、第2の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を読み出し、読み出された前記編集情報に該当するコンテンツ情報に対し前記編集情報を組み込み、前記第2の学習支援サービス端末に送信する。このため、コンピュータの画面上で行う学習サービスの場合でも紙を用いたテキストと同様にマーキングや書き込み等の編集処理ができ、かつマーキングや書き込みがされた書き込み情報だけを抽出して記憶し、当該書き込み情報を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる学習支援サービスシステムを示す系統構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わる学習支援サービス端末であるユーザ端末を示す機能ブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係わる学習支援サービスサーバを示す機能ブロック図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る学習支援サービスシステムの学習支援サービスサーバに学習者がユーザ端末を用いてアクセスして学習支援サービスを受ける一連の処理を示すシーケンス図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した初期画面を示す図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信したユーザ個別メニューの画面を示す図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した履修科目の画面を示す図。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した履修科目のコンテンツ情報が編集され書き込み情報が付加された状態の画面を示す図。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末がコンテンツ情報を編集し、書き込み情報を付加し、学習支援サービスサーバに送信する一連の処理を示すシーケンス図。
【図10】図10(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ情報中の「消毒液に漬ける方法」箇所の編集が行われる前のソースコードを示す図、図10(b)は、コンテンツ情報中の「消毒液に漬ける方法」箇所の編集が行われた後のソースコードを示す図。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る本発明の第1の実施の形態に係る学習支援サービスシステムの学習支援サービスサーバに学習者がユーザ端末を用いてアクセスして書き込み情報を閲覧する一連の処理を示すシーケンス図。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した書き込み情報の閲覧メニューの画面を示す図。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した書き込み情報の閲覧メニューの画面を示す図。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ端末が受信した2名のユーザの書き込み情報が付加されたコンテンツ情報の画面を示す図。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る2名のユーザの書き込み情報の加工方法を示すソースコードとWebブラウザでの表示イメージを示す図。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係わる学習支援サービスシステムを示す系統構成図。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係わる学習支援サービス端末であるユーザ端末を示す機能ブロック図。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係わる学習支援サービスサーバを示す機能ブロック図。
【図19】図19(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るユーザ端末が編集し、書き込み情報が付加されたコンテンツ情報の画面を示す図、図19(b)は、書き込み情報のみを記憶したレイヤーファイルを示した図。
【図20】本発明の第2の実施の形態に係るユーザ端末がコンテンツ情報を編集し、編集された書き込み情報を記憶する一連の処理を示すフローチャート。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係るユーザ端末に記憶された書き込み情報をリクエストに応じて読み出し、加工して表示する一連の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1.1n…ユーザ端末
2…学習支援サービスサーバ
3…インターネット
4、4n…インターネット接続手段
10…情報表示処理部
10a…波線領域
11…ブラウザ機能部
12…制御処理部
20、40…情報記憶部
30…情報処理部
111…書き込みツール手段
112…ユーザ認証処理手段
113…書き込み処理手段
113a…書き込み情報識別処理手段
121…ユーザ識別情報記憶エリア
122…コンテンツ情報記憶エリア
123…書き込み情報一時記憶エリア
124…プログラム記憶エリア
124a、144a…プログラムメモリ
131…ユーザ認証処理手段
132…制御処理手段
134…書き込み情報加工処理手段
141…ユーザ情報記憶エリア
142…コンテンツ情報記憶エリア
143、300…書き込み情報記憶エリア
144…プログラム記憶エリア
Claims (10)
- 学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス装置であって、
前記学習支援コンテンツ情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信手段と、
前記学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信手段と、
前記編集情報受信手段によって受信した編集情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出し手段と、
この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工手段と、
この加工手段によって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信手段とを備えたことを特徴とする学習支援サービス装置。 - 第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス装置であって、
前記学習支援コンテンツ情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記第1の学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信手段と、
前記第1の学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信手段と、
前記編集情報受信手段によって受信した編集情報を記憶する第2の記憶手段と、
第2の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出し手段と、
この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工手段と、
この加工手段によって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記第2の学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信手段と
を備えたことを特徴とする学習支援サービス装置。 - 前記編集情報は、この編集情報の公開の可否である公開許諾情報及び前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報の編集箇所を特定する情報が付加されていることを特徴とする請求項1または2に記載の学習支援サービス装置。
- 学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス方法であって、
前記学習支援コンテンツ情報を第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、
前記学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信ステップと、
前記学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信ステップと、
前記編集情報受信ステップによって受信した編集情報を第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップと、
学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出しステップと、
この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工ステップと、
前記加工ステップによって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信ステップと
を有することを特徴とする学習支援サービス方法。 - 第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じてアクセスを受けた場合に学習支援学習支援コンテンツ情報の提供を行う学習支援サービス方法であって、
前記学習支援コンテンツ情報を第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、
前記第1の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記学習支援コンテンツ情報の送信のリクエストを受けた場合に前記学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、前記第1の学習支援サービス端末へ送信する第1の学習支援コンテンツ情報送信ステップと、
前記第1の学習支援サービス端末で編集された学習支援コンテンツ情報の編集情報を受信する編集情報受信ステップと、
前記編集情報受信ステップによって受信した編集情報を第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップと、
第2の学習支援サービス端末からネットワークを通じて前記編集情報の閲覧のリクエストを受けた場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出しステップと、
この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工ステップと、
前記加工ステップによって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を前記第2の学習支援サービス端末に送信する第2の学習支援コンテンツ情報送信ステップと
を有することを特徴とする学習支援サービス方法。 - 前記編集情報は、この編集情報の公開の可否である公開許諾情報及び前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報の編集箇所を特定する情報が付加されていることを特徴とする請求項4または5に記載の学習支援サービス方法。
- ネットワークを通じて学習支援サービスサーバにアクセスを行い、学習支援サービスサーバに記憶されている学習支援コンテンツ情報を受信するコンテンツ受信手段と、
この受信された学習支援コンテンツ情報を記憶する第1の記憶手段と、
この受信された学習支援コンテンツ情報を編集処理する編集手段と、
この編集処理された学習支援コンテンツ情報から当該学習支援コンテンツ情報中の編集が行われた箇所の情報である編集情報を抽出する編集情報抽出手段と、
この抽出された編集情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に記憶されている編集情報の閲覧のリクエストがあった場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶手段から読み出す編集情報読み出し手段と、
この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工手段と、
この加工手段によって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を表示する学習支援コンテンツ情報表示手段と
を備えたことを特徴とする学習支援サービス端末。 - 前記編集情報は、この編集情報の公開の可否である公開許諾情報及び前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報の編集箇所を特定する情報が付加されていることを特徴とする請求項7に記載の学習支援サービス装置。
- ネットワークを通じて学習支援サービスサーバに記憶されている学習支援コンテンツ情報を受信するコンピュータに、
ネットワークを通じて学習支援サービスサーバにアクセスを行い、前記学習支援サービスサーバに記憶されている学習支援コンテンツ情報を受信するコンテンツ受信機能と、
この受信された学習支援コンテンツ情報を第1の記憶手段に記憶する第1の記憶機能と、
この受信された学習支援コンテンツ情報を編集処理する編集機能と、
この編集処理された学習支援コンテンツ情報から当該学習支援コンテンツ情報中の編集が行われた箇所の情報である編集情報を抽出する編集情報抽出機能と、
この抽出された編集情報を第2の記憶手段に記憶する第2の記憶機能と、
前記第2の記憶手段に記憶されている編集情報の閲覧のリクエストがあった場合には、前記リクエストに該当する編集情報を前記第2の記憶機能から読み出す編集情報読み出し機能と、
この読み出された前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報を前記第1の記憶手段から読み出し、当該学習支援コンテンツ情報に対し読み出された前記編集情報を組み込む加工機能と、
前記加工機能によって編集情報が組み込まれた前記学習支援コンテンツ情報を表示する学習支援コンテンツ情報表示機能と
をコンピュータに実行させる機能を実現させるプログラム。 - 前記編集情報は、この編集情報の公開の可否である公開許諾情報及び前記編集情報に該当する学習支援コンテンツ情報の編集箇所を特定する情報が付加されていることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-12-03 JP JP2002351332A patent/JP2004185292A/ja active Pending
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