JP2004184902A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液晶パネルを赤色、緑色、青色の画像データで順次所定の順次で切り替え走査していくと共に、これに同期して液晶パネル面に照射する光を、画像データと同じ順序で時系列的に赤色光、緑色光、青色光と切り替える。それに同期して画素シフト素子により4つの画素PA〜PDの画像の表示位置を切り替える。すなわち、画素PAの位置で緑色の画像データを表示し、次に画素PBの位置で赤色、青色の画像データを順次に切換表示し、次に画素PCの位置で緑色の画像データを表示し、次に画素PDの位置で赤色、青色の画像データを順次に切換表示し、次に元の画素PAの位置に戻るという具合に画像表示する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置に係り、特に液晶パネル面に照射する光を、赤色光、緑色光、青色光で時系列的に順次に切り替えてカラー表示する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶と薄膜トランジスタを用いて構成される液晶パネルは、複数の走査信号配線とこれに交差する画像信号配線との交差部に画素駆動素子がマトリクス状に配置され、画素電極を表面に形成したアクティブマトリクス基板と、アクティブマトリクス基板に対向する面上に光透過性の共通電極が被着形成された光透過性基板との間に液晶層を充填することによって構成される。
【0003】
ここで、液晶パネルの等価回路の構成の一例を図6に基づいて説明する。ここでは、平行に配列された複数本の画像信号線Xと、平行に配列された複数本の走査信号線Yとが、互いに直交するように配列され、各信号線X、Yの交差部にそれぞれ1つの画素Pが単位画素として配列される。なお、図6では符号X、Y、Pに添字としてそれぞれ整数を表すi、jが記されており、任意の位置の画素を一般化して示している。液晶パネルの単位画素Pは、トランジスタTR、電荷蓄積用コンデンサC、そして液晶層LCなどにより構成される。この液晶層LCは各画素Pに対し共通である。上述のように、この画素Pを二次元マトリクス状に配列し、列方向(X方向)及び行方向(Y方向)に走査することにより画面を構成することが可能である。
【0004】
一般に、同一走査信号線Yに接続されているトランジスタTRのゲート端子に走査信号が同時に加わり、それらのトランジスタTRを一斉にオンさせて、複数本の画像信号線Xを介して供給される画像信号を、オンとされたトランジスタTRのソース、ドレインを通して電荷蓄積用コンデンサCに電荷として書き込ませるようにし、このコンデンサCの端子電圧が液晶層LCに印加されて液晶分子の配向状態が変化する。これを行方向に順次走査を繰り返す線順次走査によって画面が形成される。
【0005】
従来の液晶表示装置における液晶と薄膜トランジスタを用いて構成される液晶パネルの一例を図7に示す。同図において、マトリクス基板1には不純物を拡散した多結晶シリコンによるドレイン2が形成されており、更にドレイン2には絶縁層3の開口を介して画素電極4と接続されている。なお、マトリクス基板1には不純物を拡散した多結晶シリコンによるソース(図示せず)とゲートが形成されており、ドレイン2と共にトランジスタを構成している。マトリクス基板1の画素電極4が形成された面とは反対側の面には偏光板5が設けられている。
【0006】
一方、ITO等の光透過性基板6の表面にはカラーフィルタ7を介して光透過性の共通電極8が被着形成されている。上記のマトリクス基板1と光透過性基板6とは、画素電極4が形成された面と共通電極8が形成された面とが配向層9、10を介して対向配置され、それらの間に液晶層11が充填されている。光透過性基板6の共通電極8とは反対側の面には偏光板12が形成されている。上記の構造の液晶パネルの内側には、4画素を1単位として緑色が対角に配置されるカラーフィルタ7が設けられている。
【0007】
液晶パネルを用いて構成される、液晶表示装置を図8に示す。液晶表示装置は、液晶パネル15と、液晶パネル駆動回路16と、液晶パネル15を照射する光源17とから構成される。液晶パネル15は図7に示した構成である。この液晶表示装置では多くの画素が液晶パネル16に形成され、この画素数によって解像度が決まる。
【0008】
液晶パネル15の画素の位置と表示色を図9に示す。画素位置(A)とその対角の画素位置(C)には緑色が、画素位置(B)には青色、画素位置(D)には赤色が表示される。このように、4画素を1単位として表示する場合、視感度の高い緑色を対角に配置することで、解像度を上げられることは、PDP(プラズマディスプレイパネル)の表示方法で一般に知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の液晶表示装置では、図9に示したように4画素を1単位として緑色表示画素が対角に配置されるカラーフィルタで解像度を上げる技術が知られているが、従来の方式では、赤色、緑色、青色用の各画素を設けて高解像度化するには、4画素を1単位とするため、液晶パネルが大きくなってしまうことや、製造の歩留まりを著しく低下させるといった問題がある。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、液晶パネルを大型化することなく、かつ、駆動周波数を低く抑え、高精細なカラー表示を容易に実現することが可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、互いに平行な複数の走査信号配線と、これに直交する複数の画像信号配線との交差部に画素がマトリクス状に配置されており、かつ、画素の画素電極が表面に形成されたアクティブマトリクス基板と、アクティブマトリクス基板の表面に対向する側の表面に光透過性の共通電極が形成された光透過性電極基板と、アクティブマトリクス基板と光透過性電極基板との間に狭持された液晶層とを備えた液晶パネルと、赤色光、緑色光及び青色光のうち、選択された一の原色光で液晶パネルを照射する光源と、少なくとも1枚以上の液晶セルと、少なくとも1枚以上の複屈折板とよりなり、液晶パネルから入射される各画素の原色光の表示画素位置を、外部からの駆動信号に基づきシフトする画素シフト素子と、液晶パネルに供給する赤色、緑色及び青色の3原色の画像データを、所定の原色順で、かつ、所定時間単位で順次切り替えて走査していくと共に、これに同期して光源を駆動して液晶パネル面に照射する原色光を、画像データの原色順と同じ順序で時系列的に順次切り替える第1の駆動回路と、画像データ及び光源の切り替えに同期して、画素シフト素子の液晶セルに印加する駆動信号を順次切り替えて、液晶パネルから入射される各画素の原色光の表示画素位置を順次切り替える第2の駆動回路とを有する構成としたものである。
【0012】
この発明では、液晶パネルに供給する3原色の画像データを、所定の原色順で、かつ、所定時間単位で順次切り替えて走査していくと共に、これに同期して光源を駆動して液晶パネル面に照射する原色光を、画像データの原色順と同じ順序で時系列的に順次切り替え、更に画像データ及び光源の切り替えに同期して画素シフト素子により、液晶パネルから入射される各画素の原色光の表示画素位置を順次切り替えるようにしたため、各原色光に対応した残像を人の網膜上で合成させてカラー画像として認識させることができる。
【0013】
また、上記に目的を達成するため、本発明は上記の第2の駆動回路を、水平方向2画素及び垂直方向2画素の隣接する第1乃至第4の画素からなる計4画素のうち、第1の画素に緑色画像、第1の画素に対して垂直方向又は水平方向に隣接する第2の表示画素に赤色及び青色のうち一方の原色の画像と他方の原色の画像、第1の表示画素の対角位置にある第3の表示画素に緑色画像、第3の表示画素及び第1の表示画素に隣接する第4の表示画素に赤色及び青色のうち一方の原色の画像と他方の原色の画像の順で順次表示させるように画素シフト素子による表示画素位置を切り替える構成としたことを特徴とする。この発明では、視感度の高い緑色を対角の画素で表示するようにしたため、解像度を向上できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明なる液晶表示装置の一実施の形態の概略構成図を示す。同図において、液晶表示装置は、液晶パネル21と、液晶パネル21を照射する光源22と、少なくとも1枚以上の液晶セルと少なくとも1枚以上の複屈折板とで構成される画素シフト素子23と、液晶パネル21を駆動する液晶パネル駆動回路24と、画素シフト素子23を駆動する画素シフト素子駆動回路25とよりなる。
【0015】
図2は液晶と薄膜トランジスタを用いて構成される液晶パネル21の一例の構造断面図を示す。同図中、図7と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。この液晶パネル21は、図7に示した液晶パネルと比べてカラーフィルタ7がない点が異なるだけで、それ以外は従来と同じ構造である。
【0016】
マトリクス基板1上の不純物を拡散した多結晶シリコンは、画素を構成するトランジスタのソース、ドレイン2、ゲートを構成し、また不純物を拡散した多結晶シリコンと金属配線は電荷蓄積用コンデンサを形成する。また、ITO等の金属酸化物から成る画素電極4はマトリクス基板1上に形成され、対向する面上に共通電極8としてのITO等の光透過性電極が被着形成された光透過性基板6との間に、配向層9、10を介して液晶層11が充填されている。ここで、本実施の形態では、光透過性基板6と共通電極8の間にはカラーフィルタは設けられていない。
【0017】
図3は液晶パネル21の各画素Pの一実施の形態の等価電気回路を示す。各画素Pを構成するのは第1のトランジスタTR1、第2のトランジスタTR2、電荷蓄積用コンデンサC、および液晶セルLCである。第1のトランジスタTR1はゲートが走査信号線Yに、ソースが画像信号線Xに、ドレインがコンデンサCの一端にそれぞれ接続され、第2のトランジスタTR2はゲートが共通にトリガー信号線Zに接続され、ソースが同じ画素内のコンデンサCの一端に、ドレインが画素電極(液晶セルLC)にそれぞれ接続されている。液晶セルLCは各画素Pに対し共通であり、液晶層11により構成されている。なお、図3では符号X、Y、Pに添字としてそれぞれ整数を表すi、jが記されており、任意の位置の画素を一般化して示している。
【0018】
上述のように、この画素Pをマトリクス基板1上に二次元マトリクス状に配列し、列方向(X方向)及び行方向(Y方向)に走査することにより画面を構成することが可能である。すなわち、同一走査信号線Yに接続されている複数の画素の各第1のトランジスタTR1のゲート端子に、液晶パネル駆動回路24から走査信号が同時に加わり、それらのトランジスタTR1を一斉にオンさせると共に、液晶パネル駆動回路24から複数本の画像信号線Xを介して供給される画像信号を、オンとされた第1のトランジスタTR1のソース、ドレインを通して電荷蓄積用コンデンサCに電荷として同時に書き込ませる。
【0019】
この動作を順次、走査線単位で進めていき、すべての走査線(ゲート電極線)への書き込みが終了した時点で、すなわち、画像データが電荷としてすべての画素の電荷蓄積用コンデンサCに書き込まれた後、全画素の第2のトランジスタTR2のゲートに共通に接続されている信号線Zに、液晶パネル駆動回路24から画面の切り替えタイミングでトリガー信号を印加して全画素の第2のトランジスタTR2を同時にオンとする。これにより、電荷蓄積用コンデンサCに書き込まれた電荷により生じたコンデンサの端子電圧が、第2のトランジスタTR2のソース、ドレインを介して液晶セルLCへ同時に印加され、画面の書き込みが終了する。ただし、本実施の形態では、後述するように、画素信号は水平方向及び垂直方向共に1画素おきに間引かれている。
【0020】
再び図1に戻って説明するに、光源22は、例えば赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子を有しており、例えば液晶パネル駆動回路24からの信号により赤色光、緑色光、青色光を選択的に発光し得るようになっている。なお、この光源22は、上記構成に限定されず、赤色光、緑色光、青色光の3原色光を選択的に出力できればその構成を問わず、例えば白色光源と、この白色光源からの白色光から赤色光、緑色光、青色光の各原色光を順次に選択透過する回転フィルタを設けた機構であってもよい。
【0021】
次に、図1に示す画素シフト素子23の構成及び動作について説明する。図4は画素シフト素子23の一実施の形態の構成図を示す。図4に示すように、画素シフト素子23は、液晶セル231、複屈折板232、液晶セル233及び複屈折板234とが所定間隔で配列された構成である。ここで、液晶セル231及び233は偏光方向制御用である。また、複屈折板232及び234は、例えば水晶からなり、常光線と異常光線との通過で1/2画素ピッチシフトさせた位置に画像を表示するように厚さが選定され、結晶軸方向でシフトする方向が定まる。なお、液晶セル及び複屈折板は図4ではそれぞれ2枚設けているが、それぞれ少なくとも1枚以上であればよい。
【0022】
上記の画素シフト素子23による見かけ上の画素の位置は、図5に示すように変化する。例えば図5では4つの四角形の画素PA、PB、PC、PDが示されており、元の画素の位置、すなわち図4の液晶セル231、233に共に電圧を印加していない時の画素の位置をPAと仮定すると、この画素PAを基準として1/2画素ピッチ移動する。
【0023】
例えば、液晶セル231のみに電圧を印加すると、画素PAに対して右隣りの画素PBの位置になり、液晶セル231、233に共に電圧を印加すると画素PBの上隣りの画素PCの位置になり、液晶セル233のみに電圧を印加すると画素PCの左隣りの画素PDの位置になる。
【0024】
次に、図1に示した本実施の形態の液晶表示装置の基本動作について説明する。上記した構成において、光源22から出射された光は、液晶パネル21に入射し、その液晶パネル21の入射光側の偏光板にて一方の偏光成分のみが透過され、この透過された偏光は液晶層(図2の11)に入射し、ここで画像信号に応じた変調を受ける。そして、変調を受けた光は出射光側の偏光板で一方の偏光成分のみが透過して光像として可視化された後、図1の画素シフト素子23を通過して画像となる。
【0025】
ここで、液晶パネル駆動回路24は、1画面の映像信号を水平および垂直方向に1画素おきに間引いて、これら各フィールドの画像を液晶パネル21に供給して表示させると共に、それに同期して画素シフト素子駆動回路25から画素シフト素子23に電圧を選択的に印加させる。画素シフト素子23の2枚の液晶セル231及び233への印加電圧を別個に独立して選択的にオン・オフすることで、それぞれの液晶セル231及び233での偏光方向を90°変えることができるので、複屈折板232及び234を通過する常光と異常光とが選択制御可能である。2枚の複屈折板232及び234が、結晶軸方位を直交に成すことにより、水平2位置と垂直2位置の4位置に画像を表示することが可能になる。
【0026】
本発明に係わるカラー表示を実現する画素シフト素子23による画素の位置を図5に示す。上述したように、液晶パネル駆動回路24により、1画面の画像信号を水平および垂直方向に1画素おきに間引いて、更に、それぞれを緑色、赤色、青色の画像データに分解し、これら各フィールドの画像データを液晶パネル21に供給して順次切り替えて表示させる。
【0027】
これと同時に、液晶パネル駆動回路24は、光源22の各色発光素子を制御することにより、上記画面書き替えに同期して液晶パネル21に照射する光を、時系列的に順次に緑色光、赤色光、青色光で切り替える。それに同期して画素シフト素子23の2枚の液晶セル231及び233に個別に電圧を選択的に印加する。
【0028】
このとき、シフトする4位置の画素PA、PB、PC、PDでそれぞれ緑色、赤色、青色の画像データを全て表示すると、従来の液晶パネルに比べて12倍の高速駆動が必要になる。つまり、画素PAで緑色、赤色、青色の画像データを順次に切換表示し、以下同様に、画素PB、PC、PDの各々で緑色、赤色、青色の3つの画像データを順次に切換表示してから次の画素にシフトするとすると、4画素PA、PB、PC、PDを一巡するのに12倍の高速駆動が必要になり現実的ではない。
【0029】
そこで、本実施の形態では、まず画素PAの位置で緑色の画像データを表示し、次に画素PBの位置で赤色、青色の画像データを順次に切換表示し、次に画素PCの位置で緑色の画像データを表示し、次に画素PDの位置で赤色、青色の画像データを順次に切換表示し、次に元の画素PAの位置に戻るという具合に画像表示する。全画面では、これら4画素単位での画像表示が並行して行われる。従って、本実施の形態の表示方法によると、4画素PA、PB、PC、PDを一巡するのに従来の液晶パネルに比べて6倍の高速駆動でありながら、視感度の高い緑色を対角にある画素PA、PCで表示することで高解像度が得られる。
【0030】
本実施の形態の液晶表示装置によると、各色光に対応した残像を人の網膜上で合成されてカラー画像として認識されるので、カラーフィルタが不要であり、単一画素で赤色、緑色、青色すべての色を表示し、かつ、緑色の画像表示画素を対角に配置することで、カラー表示でも高い解像度を得ることができる。
【0031】
なお、上記の実施の形態では、画素をPA→PB→PC→PDの順番で位置をシフトしたが、この順番はどのようにしてもよく、また、画像を緑色→赤色→青色の順番で表示したが、この順番も上述した順番に限定されない。また、液晶パネルは透過型の場合について説明したが、反射型であっても本発明の思想にいささかの変更もなく実現可能なことは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、液晶パネルに供給する3原色の画像データを、所定の原色順で、かつ、所定時間単位で順次切り替えて走査していくと共に、これに同期して光源を駆動して液晶パネル面に照射する原色光を、画像データの原色順と同じ順序で時系列的に順次切り替え、更に画像データ及び光源の切り替えに同期して画素シフト素子により、液晶パネルから入射される各画素の原色光の表示画素位置を順次切り替えることにより、各原色光に対応した残像を人の網膜上で合成させてカラー画像として認識させるようにしたため、カラーフィルタを不要にでき、この結果、液晶パネルの大型化や製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
【0033】
また、本発明によれば、水平方向2画素及び垂直方向2画素の隣接する第1乃至第4の画素からなる計4画素に対して、画素シフト素子による表示画素位置を従来の6倍の高速駆動で済みながら視感度の高い緑色の画像を一方の対角の画素で表示し、3原色の残りの2原色の画像は他方の対角の画素で表示するようにしたため、駆動周波数を低く抑え、容易に実現することが可能な高解像度のカラー液晶表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の液晶パネルの一実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の液晶パネルの単位画素の構成の一例を示す等価回路図である。
【図4】本発明装置における画素シフト素子の一実施の形態の構成図である。
【図5】本発明装置における画素シフト素子による画素の位置と表示色の一例の説明図である。
【図6】従来装置における液晶パネルの単位画素の一例の等価回路図である。
【図7】従来装置における液晶パネルの一例の断面図である。
【図8】従来の液晶表示装置の一例の概略構成図である。
【図9】従来の液晶表示装置におけるカラーフィルタの色配置と表示色の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 マトリクス基板
2 ドレイン
4 画素電極
5、12 偏光板
6 光透過性基板
8 共通電極
21 液晶パネル
22 光源
23 画素シフト素子
24 液晶パネル駆動回路
25 画素シフト素子駆動回路
231、233 液晶セル
232、234 複屈折板
Claims (2)
- 互いに平行な複数の走査信号配線と、これに直交する複数の画像信号配線との交差部に画素がマトリクス状に配置されており、かつ、前記画素の画素電極が表面に形成されたアクティブマトリクス基板と、前記アクティブマトリクス基板の表面に対向する側の表面に光透過性の共通電極が形成された光透過性電極基板と、前記アクティブマトリクス基板と前記光透過性電極基板との間に狭持された液晶層とを備えた液晶パネルと、
赤色光、緑色光及び青色光のうち、選択された一の原色光で前記液晶パネルを照射する光源と、
少なくとも1枚以上の液晶セルと、少なくとも1枚以上の複屈折板とよりなり、前記液晶パネルから入射される各画素の原色光の表示画素位置を、外部からの駆動信号に基づきシフトする画素シフト素子と、
前記液晶パネルに供給する赤色、緑色及び青色の3原色の画像データを、所定の原色順で、かつ、所定時間単位で順次切り替えて走査していくと共に、これに同期して前記光源を駆動して前記液晶パネル面に照射する原色光を、前記画像データの原色順と同じ順序で時系列的に順次切り替える第1の駆動回路と、
前記画像データ及び前記光源の切り替えに同期して、前記画素シフト素子の前記液晶セルに印加する駆動信号を順次切り替えて、前記液晶パネルから入射される各画素の原色光の表示画素位置を順次切り替える第2の駆動回路と
を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記第2の駆動回路は、水平方向2画素及び垂直方向2画素の隣接する第1乃至第4の画素からなる計4画素のうち、第1の画素に緑色画像、該第1の画素に対して垂直方向又は水平方向に隣接する第2の表示画素に赤色及び青色のうち一方の原色の画像と他方の原色の画像、前記第1の表示画素の対角位置にある第3の表示画素に緑色画像、前記第3の表示画素及び第1の表示画素に隣接する第4の表示画素に赤色及び青色のうち一方の原色の画像と他方の原色の画像の順で順次表示させるように前記画素シフト素子による表示画素位置を切り替えることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
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