JP2004184481A - 支持構造、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

支持構造、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004184481A
JP2004184481A JP2002347955A JP2002347955A JP2004184481A JP 2004184481 A JP2004184481 A JP 2004184481A JP 2002347955 A JP2002347955 A JP 2002347955A JP 2002347955 A JP2002347955 A JP 2002347955A JP 2004184481 A JP2004184481 A JP 2004184481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
process cartridge
electrophotographic
frame
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002347955A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Morioka
昌也 森岡
Takeshi Arimitsu
健 有光
Minoru Sato
実 佐藤
Takeshi Kikuchi
健 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002347955A priority Critical patent/JP2004184481A/ja
Publication of JP2004184481A publication Critical patent/JP2004184481A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】省スペースでもって、電子写真感光体を精度良く支持するプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】電子写真感光体7の支持構造であって、電子写真感光体7と該電子写真感光体に作用するプロセス手段とを収納する枠体(クリーニング枠体11d)に設けられた円筒形の欠円部11sに囲まれた穴部(軸受取り付け穴11i)に、前記電子写真感光体7を支持する軸受部材18cを挿通し、前記欠円部11sに設けられ前記枠体(クリーニング枠体11d)の外側に向かう突起部(拘束ボス11k)と、前記軸受部材18cを貫通するように設けられた嵌合部(拘束穴18g)と、を嵌合させ前記電子写真感光体7を支持する。
【選択図】 図17

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの技術に関する。
【0002】
ここで,電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものであり、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
また、プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての帯電手段、現像手段又はクリーニング手段の少なくとも何れか一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
【0005】
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0006】
しかし、上述のプロセスカートリッジ方式においては、感光体ドラムの転写ローラ側表面を、トナー像を転写させるために露出させる必要がある。そのため、感光体ドラムを保持する枠体の一部には、強度確保のための形状を設けることができない。特に、組み立て性を考慮し感光体ドラムの軸受取り付け部を切り欠いた場合、欠円部の転写開口側はその他の部分に比べて強度が弱くなる傾向がある。また、軸受を組み付ける際に枠体が変形してしまうと軸受の芯がズレてしまう可能性がある。
【0007】
そこで、従来では、例えば、特許文献1に開示されている拘束方法を用いて芯ズレを防止している。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−20742号公報(第34図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術をさらに発展させるものであり、その目的とするところは、省スペースでもって、電子写真感光体を精度良く支持する技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る支持構造にあっては、
電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに備えられた電子写真感光体の支持構造であって、
前記電子写真感光体と該電子写真感光体に作用するプロセス手段とを収納する枠体に設けられた円筒形の欠円部に囲まれた穴部に、前記電子写真感光体を支持する軸受部材を挿通し、
前記欠円部に設けられ前記枠体の外側に向かう突起部と、前記軸受部材を貫通するように設けられた嵌合部と、を嵌合させ前記電子写真感光体を支持することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係るプロセスカートリッジにあっては、
電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
電子写真感光体と、
前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、
前記電子写真感光体と前記プロセス手段とを収納する枠体と、
前記枠体に設けられた円筒形の欠円部に囲まれた穴部に挿通され、前記電子写真感光体を支持する軸受部材と、を備え、
前記欠円部に設けられ前記枠体の外側に向かう突起部と、前記軸受部材を貫通するように設けられた嵌合部と、を嵌合させ前記電子写真感光体を支持することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る電子写真画像形成装置にあっては、
プロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置において、
(i)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体と前記プロセス手段とを収納する枠体と、前記枠体に設けられた円筒形の欠円部に囲まれた穴部に挿通され前記電子写真感光体を支持する軸受部材と、を備え、前記欠円部に設けられ前記枠体の外側に向かう突起部と、前記軸受部材を貫通するように設けられた嵌合部と、を嵌合させ前記電子写真感光体を支持するプロセスカートリッジを、
装着位置に案内するガイド部と、
(ii)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、
を有することを特徴とする。
【0013】
本発明の構成によれば、欠円部に設けられた突起部が、軸受部材を貫通して外側から目視確認できる状態で嵌合部と嵌合するので、嵌合部の穴深さを拘束ボスとの嵌合長さとして使うことができ、長手方向の寸法を抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り初めの説明と同様のものである。
【0015】
以下の説明において、プロセスカートリッジの長手方向とは、プロセスカートリッジを装置本体へ着脱する方向と交差する方向(略直交する方向、像担持体の軸線方向)であり、記録媒体の表面と平行であり、かつ記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する方向である。また、左右とは記録媒体の搬送方向にしたがって記録媒体を上から見て左又は右である。また、プロセスカートリッジの上面とは、プロセスカートリッジを装置本体へ装着した状態で上方に位置する面であり、下面とは下方に位置する面である。
【0016】
(電子写真画像形成装置の全体の説明)
まず、電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装置」という)の全体構成について、図1を参照して概略説明する。図1は本実施の形態に係るプロセスカートリッジを装着した画像形成装置の模式的断面図であり、より具体的には画像形成装置の一形態であるレーザービームプリンタの模式的断面図である。
【0017】
図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置(レーザービームプリンタ)Aは、光学手段としての光学系1から画像情報に基づいた情報光をドラム形状の電子写真感光体(像担持体、以下「感光体ドラム」という)7へ照射し、感光体ドラム7に静電潜像を形成する。この静電潜像は現像剤(以下「トナー」という)で現像されトナー像が形成される。そして前記トナー像の形成と同期して、記録媒体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)2をカセット3aからピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cで一枚ずつ分離給送する。
【0018】
給送された記録媒体2は、搬送ガイド3f1に沿ってプロセスカートリッジBの感光体ドラム7と転写手段としての転写ローラ4とが対向する転写部Tに搬送される。
【0019】
転写部Tに搬送された記録媒体2は、電圧印加された転写ローラ4により感光体ドラム7上に形成されたトナー像が転写され、搬送ガイド3f2に沿って定着手段5へと搬送される。
【0020】
定着手段5は、駆動ローラ5aとヒータ5bとを内蔵すると共に、支持体5cによって回転可能に支持された筒状シートで構成された定着回転体5dとからなり、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。
【0021】
排出ローラ3dは、トナー像が定着された記録媒体2を搬送し、反転搬送経路を通して排出部6へと排出するよう構成している。なお、本実施の形態では、ピックアップローラ3b、圧接部材3c、排出ローラ3d等により搬送手段3を構成している。
【0022】
(プロセスカートリッジ)
次に、プロセスカートリッジの全体構成について、図2を参照して概略説明する。図2は本実施の形態に係るプロセスカートリッジの模式的断面図である。
【0023】
図2に示すように、プロセスカートリッジBは、感光体ドラムと、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば、感光体ドラムを帯電させる帯電手段、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像する現像手段、感光体ドラムに残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。
【0024】
本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、感光層を有する感光体ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印加して前記感光体ドラム7の表面を一様に帯電し、この帯電した感光体ドラム7に対して前記光学系1からの画像情報に基づいた情報光(光像)を露光開口9bを通して露光して感光体ドラム7表面に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像ユニット10によって現像するように構成されている。
【0025】
現像ユニット10は、トナー収容部であるトナー室10a内のトナーを回転可能なトナー送り部材10bで送り出す。そして、固定磁石10cを内蔵した現像回転体(現像剤担持体)である現像ローラ10dを回転させると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを前記静電潜像に応じて感光体ドラム7に転移させることによってトナー像を形成して可視像化するものである。
【0026】
そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート11bによってすくい取り、除去トナー収容部11cへ集めるクリーニング手段によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去するように構成している。
【0027】
本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、感光体ドラム7を回転可能に支持し、クリーニングブレード11a、帯電ローラ8が組み込まれたクリーニング枠体11dから構成されるクリーニングユニット11と、現像ローラ10d及びトナー室10aを組み込んだトナー現像枠体10fから構成される現像ユニット10とからなっている。そしてトナー現像枠体10f1は、現像ローラ10dが感光体ドラム7に対し所定の間隔をあけて平行に対向できるようにクリーニング枠体11dに対し回動可能に支持され、現像ローラ10dと感光体ドラム7との間の間隔保持を行うスペーサ10mを現像ローラ10dの両端部に配置してある。
【0028】
トナー現像枠体10f1の両側面には端部部材10g(図7参照)が設けられている。端部部材10gは、現像ローラ10dを含む現像ユニット10を、クリーニングブレード11aを含むクリーニングユニット11に回転可能に吊るための結合穴10g8が形成されたアーム部10g7を備える。また、現像ユニット10とクリーニングユニット11との間には間隔を保持するために所定の加圧力が与えられている。
【0029】
(クリーニングユニット)
次に、プロセスカートリッジBの一部を構成するクリーニングユニット11について図2乃至図4を参照して構成を詳細に説明する。図3は本実施の形態に係るクリーニングユニットの組み立て斜視図、図4はクリーニングユニットの全体斜視図である。
【0030】
クリーニングユニット11は、感光体ドラム7と、感光体ドラム7表面を帯電する帯電ローラ8と、感光体ドラム7表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレード11aと、クリーニングブレード11aが取り付けられるクリーニング枠体11dと、クリーニング枠体11dに回転可能に設けられるドラムシャッター12と、感光体ドラム7を支持する軸受部材18cと、から概略構成されている。
【0031】
第一のシール部材11eは、除去トナー収容部11cに収容されているトナーがクリーニングブレード11aのゴム両端裏から漏れるのを防ぐために、クリーニング枠体11dの所定の位置に両面テープ等で固定される。
【0032】
第二のシール部材11hは、除去トナー収容部11cに収容されているトナーがクリーニングブレード11aの裏から漏れるのを防ぐために、クリーニング枠体11dの所定の位置に両面テープ等で固定される。
【0033】
第三のシール部材11fは、除去トナー収容部11cに収容されているトナーがクリーニングブレード11aのゴム両端から漏れるのを防ぐため、及び、感光体ドラム7上のトナー等の付着物のふき取り部材として、クリーニング枠体11dの所定の位置に両面テープ等により固定される。
【0034】
すくい取り部材であるスクイシート11bは、クリーニング枠体11dに両面テープ11nにより固定される。
【0035】
また、帯電ローラ8の軸部の一端がはめ込まれるローラ軸受8a、8bが、クリーニング枠体11dの長手方向両端に設けられている。さらに、画像形成装置本体Aから帯電ローラ8に給電するための電極8cが、ローラ軸受8bに接触するようにクリーニング枠体11dに設けられている。
【0036】
感光体ドラム7は、その一端に駆動伝達用のカップリング手段である三角カップリング70と、現像ローラ10d及び転写ローラ4に駆動伝達するギア等が一体となったドラムギア71とが結合され、他端には軸受を有するフランジ85が結合されてユニット化されている。感光体ドラム7は、クリーニング枠体11dの三角カップリング70側にビスにより結合された軸受部材18cと、クリーニング枠体11dに設けられた位置決め部18b内に収まるように圧入された位置決めピン18dと、で支持されている。
【0037】
ドラムシャッター12は、感光体ドラム7の転写ローラ4に対向する転写開口9aと露光開口9bとを一体的に覆うことができ、クリーニング枠体11dに回転可能に設けられている。以下にドラムシャッター12の構成を詳述する。
【0038】
ドラム保護部12aは、感光体ドラム7が転写ローラ4と対向する転写開口9aを覆う。回転軸12bは、クリーニング枠体11dの帯電ローラ8近傍に設けられており、クリーニング枠体11dと摺動するように両端部に設けられた摺動部12b1、12b2と、摺動部12b1、12b2をつなぐ軸部12b3と、を備える。連結部12cは、ドラム保護部12aの両端部と回転軸12bとを、回転軸12bの外側で両者をつなぐように左右2箇所に設けられている。
【0039】
シャッターバネ12dは、バネ力によりドラムシャッター12に感光体ドラム7を覆う方向に付勢力を与える。リブ12e(図5参照)は、回転軸12bの外側であって右側の連結部12cに設けられ、ドラムシャッター12の長手方向で外側に延びている。このリブ12eは、後述する画像形成装置本体A側のガイド部材GbのシャッターガイドGb9(図10参照)に受けられ、ドラムシャッター12が開いた姿勢が保持される。
【0040】
なお、プロセスカートリッジBが画像形成装置本体Aより取り出されている状態では、ドラムシャッター12は、シャッターバネ12dのバネ力によって、図4又は図5に示すように、感光体ドラム7の転写開口9aを覆う閉じた状態を維持し、画像形成装置本体A内にあって画像形成動作可能な状態では、画像形成装置本体A側のドラムシャッター開閉手段によって回転し、図1又は図2に示すような転写開口9aを露出させ感光体ドラム7と転写ローラ4が当接可能な姿勢をとる。
【0041】
(現像ユニット)
次に、プロセスカートリッジBの一部を構成する現像ユニット10について図2、図6、図7を参照して構成を詳細に説明する。図6及び図7は本実施の形態に係る現像ユニットの組み立て斜視図である。
【0042】
現像ユニット10は、図6に示すようにトナー現像枠体10f1と蓋部材10f2とを結合してトナー室10a及び現像室10iを構成している。
【0043】
トナー現像枠体10f1は、トナーを供給するための攪拌軸10b1と攪拌軸10b1に固定されるシート部材10b2を内包している。また、トナー現像枠体10f1には、トナー室10aに収納されているトナーが現像ローラ10dに供給される際に通過するトナー通過開口10kが設けられている。
【0044】
搬送ギア10b3は、駆動伝達と攪拌軸10b1の長手位置を規制し、トナー現像枠体10f1外にトナーが漏れることを防ぐシール部材10b4とともに攪拌軸10b1に結合されている。
【0045】
トナーシール部材27は、前記トナー通過開口10kの4辺の縁に沿ってシール取付部10hに加熱固定されている。また、トナー現像枠体10f1の長手方向における一端部には、トナー室10aにトナーを充填するためのトナー充填口(不図示)が設けられ、トナー充填後キャップ部材10jで封止される。
【0046】
さらに、図7に示すように、トナー現像枠体10f1には現像ローラ10dの両端部のトナーの漏れを防止する端部シール10rが取り付けられる。また、トナー現像枠体10f1及び蓋部材10f2には現像ブレード10eの両端部のトナー漏れを防ぐシール部材10sが両面テープ等により貼りつけられる。
【0047】
現像ブレード10eは、トナー現像枠体10f1に板金部10e1両端を現像ローラ10dの端部のトナーを掻き取る掻き取部材10tとともにビスにより固定される。このとき、トナー現像枠体10f1の先端が細くなったリブ10f3は現像ブレードゴム部10e2に必ずくい込む寸法に設定されており、現像ブレードゴム部10e2とトナー現像枠体10f1とは密封された状態となる。
【0048】
現像ユニット10の長手両側に配置された端部部材10gの一方は、感光体ドラム7の端部に固定したドラムギア(不図示)に噛み合っている現像ローラ10dの端部に固定した現像ローラギア10nと、該現像ローラギア10nから前記トナー送り部材10bの搬送ギア10b3に駆動を伝達するための二つのアイドラギア10p、10qからなるギアトレインを覆っている。
【0049】
トナーシール部材27のトナーシール端部27aは、トナー通過開口10kの長手方向一端で折り返され、トナー現像枠体10f1の穴10f11(図6参照)を通って外部へ引き出される。
【0050】
(現像ユニットとクリーニングユニットとの結合)
次に、プロセスカートリッジBの組み立てについて図8及び図9を参照して詳細に説明する。図8は本実施の形態に係るプロセスカートリッジの組み立て斜視図、図9は本実施の形態に係るプロセスカートリッジの全体斜視図である。
【0051】
プロセスカートリッジBは、前述の現像ユニット10とクリーニングユニット11と結合させ組み立てられる。
【0052】
現像ユニット10の両端に配置された二つの端部部材10gは、クリーニング枠体11dへ向かって突出したアーム部10g7を備え、アーム部10g7の先端に設けた長手方向の結合穴10g8とクリーニング枠体11dに設けた不図示の結合穴に嵌入するピン60とによりクリーニング枠体11dと端部部材10gは回動可能に結合することができる。
【0053】
端部部材10gの一方には、バネ止めに内径が嵌入する圧縮コイルバネ10g9aがクリーニング枠体11dとの間に縮設され、また他方には、クリーニング枠体11dと端部部材10gとの間に引っ張りバネ10g9bが掛けられている。この構成により、現像ローラ10d両側に設けられたスペーサ10mと感光体ドラム7が圧接し、現像ローラ10dと感光体ドラム7が所定の隙間をもって保持され、プロセスカートリッジBが完成する。
【0054】
そして、ユーザーがプロセスカートリッジBを購入し使用する際には、図9のトナーシール端部27aを持ち、引き抜くことで、トナー現像枠体10f1のトナー通過開口10kが開封され、トナー室10aからトナーを現像室10iへ送り出し可能となり、プロセスカートリッジBを画像形成装置本体Aへ挿入する準備ができる。
【0055】
(プロセスカートリッジの画像形成装置本体への着脱)
次に、前述のように組み立てられたプロセスカートリッジBを画像形成装置本体Aへ装着する様子を図9乃至図13を参照して説明する。図10は画像形成装置本体に設けられた左側ガイドの概略斜視図、図11は画像形成装置本体に設けられた右側ガイドの概略斜視図、図12はプロセスカートリッジの左側面図、図13はプロセスカートリッジの右側面図である。
【0056】
プロセスカートリッジBのクリーニング枠体11dに取り付けられる軸受部材18cには、画像形成装置本体Aへの装着ガイドとして、ドラム中心軸と同軸で形成された第一の当接部である円弧部18c1(図4参照)と、軸受部材18cの角部に位置してカートリッジ枠体の底面に形成された姿勢を制御するための円弧状とされる第二の当接部である回転止め部18c2(図4参照)とが設けられている。
【0057】
円弧部18c1は、現像ユニット10のドラム軸方向において、現像ユニット10より外側に位置し、かつ、断面上では現像ユニット10と少なくとも一部は重なるように配置されている。また、回転止め部18c2は、現像ユニット10より外側に位置し、現像ユニット10の感光体ドラム7の軸方向全て重なるように形成される。また、回転止め部18c2は、挿入方向で円弧部18c1の後方に配置されている。
【0058】
本実施の形態によれば、画像形成装置本体Aから駆動力を受ける三角カップリング70は、軸受部材18cよりもドラム軸方向の内側に配置されている。
【0059】
図11に示すように、画像形成装置本体Aには、プロセスカートリッジBを画像形成位置(装着位置)まで、前述の二つの円弧部18c1と回転止め部18c2とを滑らせながら案内する第一の本体ガイドとしてのガイド部材Gaが形成されている。
【0060】
一方、プロセスカートリッジBの軸受部材18cとはドラム軸方向にて対向した側のクリーニング枠体11dには、位置決めピン18dをカバーするための位置決め部18bと、着脱時にプロセスカートリッジBの位置を制御する突起11gが形成されている。
【0061】
また、図10に示すように、画像形成装置本体Aには、軸受部材18c側で制御されるプロセスカートリッジBの姿勢を対向側でも同様に保ち、ドラム軸方向に対して斜めにならないように、第二の本体ガイドとしてのガイド部材Gbが設けられている。
【0062】
次に、プロセスカートリッジBの画像形成装置本体Aへの装着態様を説明する。
【0063】
まず、画像形成装置本体Aの排出部6を構成している開閉扉部材(不図示)を開け、ガイド部材Ga、Gbを露出させ、プロセスカートリッジの円弧部18c1が前方となり、回転止め部18c2が後方となるようにして、このガイド部材Gaの、前方が幾分屈曲した第1ガイド面Ga1にプロセスカートリッジBの円弧部18c1、回転止め部18c2を乗せる。したがって、他方のガイド部材Gbには、その第1のガイド面Gb1にプロセスカートリッジBの位置決め部18b、突起11gが当接する。
【0064】
この状態で、プロセスカートリッジBを、画像形成装置本体Aの内方へと押し込む。
【0065】
プロセスカートリッジBが押し込まれると、プロセスカートリッジBの円弧部18c1及び回転止め部18c2は、第1ガイド面Ga1に対して略垂直方向に形成された第2ガイド面Ga2と、第2ガイド面Ga2より略水平に形成された第3ガイド面Ga3と、第3ガイド面Ga3に連接して形成された湾曲した第4ガイド面Ga4とにより規定された装着位置へと、滑動して案内される。
【0066】
これにより、プロセスカートリッジBは、円弧部18c1が、第一本体受部としての第4ガイド面Ga4に当接し、また、回転止め部18c2の後方湾曲面部が第2ガイド面Ga2に当接した状態で、第3ガイド面Ga3上に載置される。また、この載置状態において、転写ローラ4と感光体ドラム7が当接状態になり、プロセスカートリッジBには図13の矢印方向に反発力が付与される。この際、第3ガイド面Ga3の近傍に位置する第5ガイド面Ga5に第三の当接部18c3が当接し、プロセスカートリッジBの位置ずれを防いでいる。第三の当接部18c3は第二の当接部である回転止め部18c2と一体でもよいし、別体でもよい。
【0067】
一方、プロセスカートリッジBの反対側の位置決め部18b、突起11gは、第1ガイド面Gb1に連続して形成される第2ガイド面Gb2、第3ガイド面Gb3、第4ガイド面Gb4等々の複数のガイド面により規定された装着位置へと、滑動して案内される。最終的には位置決め部18bは位置決め位置Gb5まで案内される。
【0068】
以上のようにして、プロセスカートリッジBは画像形成装置本体Aに対する装着位置に装着される。次いで、画像形成装置本体Aの扉を閉じると、画像形成装置本体Aの、不図示のねじり凹略三角形の駆動伝達部材に、プロセスカートリッジBの三角カップリング70が嵌り合い、画像形成装置本体AからプロセスカートリッジBに回転駆動力が伝達される。
【0069】
これによって、プロセスカートリッジBは、感光体ドラム7の軸を回転中心軸に回転する。この時ガイドと当接していた軸受部材18cの第三の当接部18c3と第5ガイド面Ga5は隙間を持つようになり、前述の軸受部材18cの回転止め部18c2がガイド部材Gaの規定面である第3ガイド面Ga3に当接し回転方向の位置決めがなされる。
【0070】
一方、ドラム軸方向対向側のクリーニング枠体11dのドラム軸上の位置決め部18bはプロセスカートリッジBの装着により、第4ガイド面Gb4により形成された位置決め部としてのU字型の溝に収まり、転写ローラ4の反発力や駆動時のぶれを抑えるための押さえバネ(不図示)により位置決めされる。もう一つの、クリーニング枠体11dの突起11gは、画像形成装置本体Aに部品及び組み立て精度の範囲内で当接しない位置、大きさに設定されている。
【0071】
また、ドラムシャッター12は、上述の装着態様の途中にリブ12eがガイド部材Gbに形成された第一のシャッターガイド面Gb7に当接し、ドラムシャッターの回転動作が始まる。その後、プロセスカートリッジBの装着態様にそって、リブ12eは第2のシャッターガイド面Gb8に当接、滑動し、最終的には第3のガイド面Gb9でドラムシャッター12を図1及び図2で示した状態に保持する。
【0072】
以上説明した姿勢が画像形成時のプロセスカートリッジBの姿勢となり、画像形成が開始される。
【0073】
また、画像形成装置本体Aから、プロセスカートリッジBを抜き取る場合には、前述の装着動作とは逆の動作にて、対応する画像形成装置本体Aのガイド部材Ga、Gbに沿って装着位置から装置外へと抜き取られ、同時にドラムシャッター12も順次感光体ドラム7を覆い隠すように回転し閉じていく。
【0074】
なお、突起11gは、プロセスカートリッジBを装着位置から取り出す際に、ガイド部材Gbの上面の第5ガイド面Gb5に接触してプロセスカートリッジが取り出し方向の手前側が上方へ所定量以上に回転しようとするのを規制するように働く。
【0075】
(軸受部材とクリーニング枠体との結合)
次に、本発明の実施の形態に係る軸受部材18cとクリーニング枠体11dとの結合について図14乃至図18を参照して詳細に説明する。図14は本実施の形態に係るクリーニング枠体の側面図、図15は本実施の形態に係る軸受部材の側面図、図16は他の実施の形態に係るクリーニング枠体の側面図、図17は本実施の形態に係るクリーニングユニットの部分組み立て斜視図、図18は本実施の係他に係るクリーニング枠体と軸受部材との結合状態を示す断面図である。
【0076】
クリーニング枠体11dのドラムギア71が近接する側の側面には、欠円筒形の軸受取り付け穴11iが設けられ、円筒の欠部は軸受取り付け穴11iの直径よりも小さな対向間隔を有し、この対向間隔は三角カップリング70の外周の径よりも大きい。
【0077】
ユニット化された感光体ドラム7をクリーニング枠体11dへ取り付けるには、感光体ドラム7を記録媒体2の搬送方向へ移動し、ドラムギア71がクリーニング枠体11d内にあるようにして軸受取り付け穴11iの欠部を通過させて三角カップリング70を挿入する。この状態で、位置決めピン18dをクリーニング枠体11dの側端を貫通させ、フランジ85へ嵌合させる。
【0078】
次に、軸受の外周18e(図18参照)を軸受取り付け穴11iに嵌合させるとともに、軸受の内周18fをドラムギア71の支持部へ嵌合させる。そして、クリーニング枠体11dの位置決めボス11j(図17参照)を軸受部材18cのフランジの位置決め穴18hにはめ込み、軸受部材18cをネジでクリーニング枠体11dへ固定する。
【0079】
クリーニング枠体11dには、図14に示すように、軸受取り付け穴11iの外周側に、長手方向に延びる3個の拘束ボス11kが等間隔で設けられている。
【0080】
軸受部材18cは、図15に示すように、拘束ボス11kと嵌合する位置に軸受部材18cを貫通する拘束穴18gを有する。
【0081】
前述した特許文献1では、クリーニング枠体に設けられた円形のリブをガイド部材に設けられた円形の溝で包み込んで拘束する構成(特許文献1、図34参照)が開示されている。しかし、この構成ではリブを包み込むように拘束しているため、リブが正しく拘束しているかを外側から確認することができず、また、クリーニング枠体とガイド部材とを合わせたユニット全体の長手方向の長さが、リブの先端部に対向する円板部材の厚さ分長くなってしまう。
【0082】
そこで、本実施の形態においては、拘束ボス11kと対向する周辺のみ貫通穴である拘束穴18gを設け、拘束ボス11kを拘束穴18gで拘束するよう構成している。
【0083】
この構成によれば、拘束穴を貫通穴とし、穴深さを拘束リブとの嵌合長さとして使うことができるので長手方向の寸法を抑えることができる。また、組み立て後に拘束ボス11kが貫通穴である拘束穴18gに正常に嵌合しているかを外側から簡単に目視できるため、組み立てが正常に行われたかを確認することができる。その結果、組み立て時の不具合を低減し、作業効率の向上を図ることもできる。
【0084】
本実施の形態をさらに具体的に説明すると、図15(a)に示すように、拘束穴18gは感光体ドラム7の半径方向外側の拘束面mで拘束ボス11kと接する。
【0085】
拘束ボス11kの形状については、図14のように平面で拘束力を受ける場合であっても、円筒の欠円部11sが開くことを防止できる。感光体ドラム7の転写ローラ4側表面は、トナー像を転写させるために露出されている。この露出部を作るため、枠体には強度確保のための形状を作ることが難しい。そこで、拘束ボス11kの一つを、欠円部11sの転写開口側11mに近接する位置に設けることで、欠円部11sの動きが拘束され補強されるため、欠円部11sの開きをより防止することができる。また、欠円部11sの開きを防止することで、ドラム軸受組み立て時の芯ズレを防止することができる。
【0086】
また、図15(b)に示すように、拘束面mを円弧状に設け、円弧の中心が感光体ドラム7の回転中心となるように構成してもよい。これにより、拘束力は軸受取り付け穴11iの中心方向になり、真円度を保ちやすくなる。
【0087】
他の実施の形態としては、図16に示す拘束ボス形状にすることで、軸受部材18cと軸受取り付け穴11iの位置精度をより高めることができる。
【0088】
より具体的には、図16(a)の拘束ボス11kは三角形であり、軸受の拘束面mと線接触をするよう構成されている。
【0089】
また、図16(b)の拘束ボス11kは円弧を持ったボスであり、軸受部材18c組み付け時に接触する部分が曲面同士になるよう構成されているため、削れ粉の発生を抑えることができる。
【0090】
また、図16(c)は、拘束ボスの円弧面の中心を軸受取り付け穴11iの中心となるように構成した例を示している。すなわち、軸受の拘束面mを、感光体ドラム7の回転軸を中心とする円弧Rとすることで、接触部全てにおいて拘束力を軸受取り付け穴11iへの中心へ向けることができる。その結果、軸受部材の取り付け精度を高めることができる。
【0091】
本実施の形態では拘束ボス11kを3箇所、軸受取り付け穴11iの外周に120°の間隔をあけて配置した。なお、拘束ボス11kの形状はモールド成形時のヒケを考慮し、円筒状とした。
【0092】
また、三箇所の拘束ボス11kからなる外接円と、軸受部材18cに設けた拘束穴18gの内接円を嵌合させている。ここで、拘束点を三点以上にすることで、円弧Rの中心を精度よく決めることができる。また、等間隔で配置することで、拘束力のバランスをとり、変形を抑えることができる。
【0093】
次に、上述の拘束力のバランスについて図16(d)を参照して説明する。
【0094】
拘束ボス11kから受ける拘束力F3を、F4及びF5に書き換えると、
F4=F3×sin30°=F3×0.5
F5=F5×cos30°
F4は二本の拘束ボス11kから発生し、F3と打ち消し合う。F5は二本の拘束ボスで打ち消し合う。したがって、拘束ボス外接円の中心をズレさせる力は発生しない。
【0095】
以上説明したように、本実施の形態に係るプロセスカートリッジは、プロセスカートリッジの長手方向の長さを短くすることを可能とし、組み立て時の作業効率や生産性の向上にも寄与するプロセスカートリッジの一つの形態を実現したものである。
【0096】
また、前述した実施の形態で示したプロセスカートリッジは単色画像を形成する場合を例示したが、本発明に係るプロセスカートリッジは現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像あるいはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に適用することができる。
【0097】
また、電子写真感光体としては、前記感光体ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれる。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OPC)等が含まれる。
【0098】
また、前記感光体を搭載する形状としては例えばドラム状又はベルト状のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体にあっては、アルミ合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着あるいは塗工を行ったものである。
【0099】
また現像方法としても、公知の2成分磁気ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可能である。
【0100】
また、帯電手段の構成も、前述した実施の形態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの表面を一様に帯電する構成を用いてもよいことは当然である。
【0101】
なお、前記帯電手段としては前記ローラ型以外にも、ブレード(帯電ブレード)、パッド型、ブロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでもよい。
【0102】
また、感光体ドラムに残存するトナーのクリーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気ブラシなど用いてクリーニング手段を構成してもよい。
【0103】
また、前述したプロセスカートリッジとは、例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1つを備えたものである。したがって、そのプロセスカートリッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外にも、例えば、電子写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。さらには電子写真感光体と、現像手段と、帯電手段又はクリーニング手段のいずれかを組み合わせて一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0104】
すなわち、前述したプロセスカートリッジとは、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。そして、このプロセスカートリッジは、使用者自身が装置本体に着脱することができる。したがって、装置本体のメンテナンスを使用者自身で行うことができる。
【0105】
さらに、前述した実施の形態では、電子写真画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、電子写真複写機、LEDプリンタ等の電子写真プリンタ、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、あるいはこれらの複合機(マルチファンクションプリンタ等)等の電子写真画像形成装置に使用することも当然可能である。
【0106】
また、本発明の実施の形態には、次の実施態様も含まれる。
【0107】
(実施態様1)
電子写真画像形成装置Aに着脱可能なプロセスカートリッジBに備えられた電子写真感光体7の支持構造であって、
前記電子写真感光体7と該電子写真感光体に作用するプロセス手段(例えば、帯電ローラ8、現像ローラ10)とを収納する枠体(クリーニング枠体11d)に設けられた円筒形の欠円部11sに囲まれた穴部(軸受取り付け穴11i)に、前記電子写真感光体7を支持する軸受部材18cを挿通し、
前記欠円部11sに設けられ前記枠体(クリーニング枠体11d)の外側に向かう突起部(拘束ボス11k)と、前記軸受部材18cを貫通するように設けられた嵌合部(拘束穴18g)と、を嵌合させ前記電子写真感光体7を支持することを特徴とする支持構造。
【0108】
(実施態様2)
前記突起部(拘束ボス11k)は、前記欠円部11sの開口部(転写開口側11m)近傍に設けられていることを特徴とする実施態様1に記載の支持構造。
【0109】
(実施態様3)
前記突起部(拘束ボス11k)は、円弧部(円弧R)を有することを特徴とする実施態様1又は2に記載の支持構造。
【0110】
(実施態様4)
前記嵌合部(拘束穴18g)は、前記電子写真感光体7の回転軸を中心とする円弧部を有することを特徴とする実施態様1、2又は3に記載の支持構造。
【0111】
(実施態様5)
電子写真画像形成装置Aに着脱可能なプロセスカートリッジBにおいて、
電子写真感光体7と、
前記電子写真感光体に作用するプロセス手段(例えば、帯電ローラ8、現像ローラ10)と、
前記電子写真感光体7と前記プロセス手段とを収納する枠体(クリーニング枠体11d)と、
前記枠体(クリーニング枠体11d)に設けられた円筒形の欠円部11sに囲まれた穴部(軸受取り付け穴11i)に挿通され、前記電子写真感光体7を支持する軸受部材18cと、を備え、
前記欠円部11sに設けられ前記枠体(クリーニング枠体11d)の外側に向かう突起部(拘束ボス11k)と、前記軸受部材18cを貫通するように設けられた嵌合部(拘束穴18g)と、を嵌合させ前記電子写真感光体7を支持することを特徴とするプロセスカートリッジ。
【0112】
(実施態様6)
前記突起部(拘束ボス11k)は、前記欠円部11sの開口部(転写開口側11m)近傍に設けられていることを特徴とする実施態様5に記載のプロセスカートリッジ。
【0113】
(実施態様7)
前記突起部(拘束ボス11k)は、円弧部(円弧R)を有することを特徴とする実施態様5又は6に記載のプロセスカートリッジ。
【0114】
(実施態様8)
前記嵌合部(拘束穴18g)は、前記電子写真感光体7の回転軸を中心とする円弧部を有することを特徴とする実施態様5、6又は7に記載のプロセスカートリッジ。
【0115】
(実施態様9)
プロセスカートリッジBを着脱可能であって、記録媒体2に画像を形成するための電子写真画像形成装置Aにおいて、
(i)電子写真感光体7と、前記電子写真感光体7に作用するプロセス手段(例えば、帯電ローラ8、現像ローラ10)と、前記電子写真感光体7と前記プロセス手段とを収納する枠体(クリーニング枠体11d)と、前記枠体(クリーニング枠体11d)に設けられた円筒形の欠円部11sに囲まれた穴部(軸受取り付け穴11i)に挿通され前記電子写真感光体7を支持する軸受部材18cと、を備え、前記欠円部11sに設けられ前記枠体(クリーニング枠体11d)の外側に向かう突起部(拘束ボス11k)と、前記軸受部材18cを貫通するように設けられた嵌合部(拘束穴18g)と、を嵌合させ前記電子写真感光体7を支持するプロセスカートリッジBを、
装着位置に案内するガイド部Ga、Gbと、
(ii)前記記録媒体2を搬送するための搬送手段3と、
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
【0116】
(実施態様10)
前記突起部(拘束ボス11k)は、前記欠円部11sの開口部(転写開口側11m)近傍に設けられていることを特徴とする実施態様9に記載の電子写真画像形成装置。
【0117】
(実施態様11)
前記突起部(拘束ボス11k)は、円弧部(円弧R)を有することを特徴とする実施態様9又は10に記載の電子写真画像形成装置。
【0118】
(実施態様12)
前記嵌合部(拘束穴18g)は、前記電子写真感光体7の回転軸を中心とする円弧部を有することを特徴とする実施態様9、10又は11に記載の電子写真画像形成装置。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、省スペースでもって、電子写真感光体を精度良く支持することのできるプロセスカートリッジを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子写真画像形成装置の模式的断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの模式的断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るクリーニングユニットの組み立て斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るクリーニングユニットの全体斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るクリーニングユニットの全体斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る現像ユニットの組み立て斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る現像ユニットの組み立て斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの組み立て斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの全体斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体の左側ガイドの概略斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体の右側ガイドの概略斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの左側面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの右側面図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るクリーニング枠体の側面図である。
【図15】本発明の実施の形態に係る軸受の側面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態に係るクリーニング枠体の側面図である。
【図17】本発明の実施の形態に係るクリーニングユニットの部分組み立て斜視図である。
【図18】本発明の実施の形態に係るクリーニング枠体と軸受部材との結合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置本体
B プロセスカートリッジ
1 光学系
2 記録媒体
3 搬送手段
3a カセット
3b ピックアップローラ
3c 圧接部材
3d 排出ローラ
3f1、3f2 搬送ガイド
4 転写ローラ
5 定着手段
6 排出部
7 感光体ドラム(電子写真感光体)
8 帯電ローラ
9a 転写開口
9b 露光開口
10 現像ユニット
10a トナー室
10b トナー送り部材
10b1 攪拌軸
10b2 シート部材
10b3 搬送ギア
10b4 シール部材
10c 固定磁石
10d 現像ローラ
10e 現像ブレード
10e1 板金部
10e2 ゴム部
10f1 トナー現像枠体
10f2 蓋部材
10f3 リブ
10g 端部部材
10h シール取付部
10i 現像室
10j キャップ部材
10k トナー通過開口
10m スペーサ
10n 現像ローラギア
10p アイドラギア
10r 端部シール
10s シール部材
10t 取部材
11 クリーニングユニット
11a クリーニングブレード
11b スクイシート
11c 除去トナー収容部
11d クリーニング枠体
11e 第一のシール部材
11f 第三のシール部材
11g 突起
11h 第二のシール部材
11i 軸受取り付け穴
11j 位置決めボス
11k 拘束ボス
11m 転写開口側
11n 両面テープ
11s 欠円部11s
12 ドラムシャッター
12a ドラム保護部
12b 回転軸
12c 連結部
12d シャッターバネ
12e リブ
18b 位置決め部
18c 軸受部材
18c1 円弧部
18c2 回転止め部
18c3第三の当接部
18d 位置決めピン
18e 軸受の外周
18f 軸受の内周
18g 拘束穴
18h 位置決め穴
27 トナーシール部材
27aトナーシール端部
60 ピン
70 三角カップリング(カップリング手段)
71 ドラムギア
85 フランジ
Ga ガイド部材
Gb ガイド部材
m 拘束面

Claims (3)

  1. 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに備えられた電子写真感光体の支持構造であって、
    前記電子写真感光体と該電子写真感光体に作用するプロセス手段とを収納する枠体に設けられた円筒形の欠円部に囲まれた穴部に、前記電子写真感光体を支持する軸受部材を挿通し、
    前記欠円部に設けられ前記枠体の外側に向かう突起部と、前記軸受部材を貫通するように設けられた嵌合部と、を嵌合させ前記電子写真感光体を支持することを特徴とする支持構造。
  2. 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    電子写真感光体と、
    前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、
    前記電子写真感光体と前記プロセス手段とを収納する枠体と、
    前記枠体に設けられた円筒形の欠円部に囲まれた穴部に挿通され、前記電子写真感光体を支持する軸受部材と、を備え、
    前記欠円部に設けられ前記枠体の外側に向かう突起部と、前記軸受部材を貫通するように設けられた嵌合部と、を嵌合させ前記電子写真感光体を支持することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. プロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置において、
    (i)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体と前記プロセス手段とを収納する枠体と、前記枠体に設けられた円筒形の欠円部に囲まれた穴部に挿通され前記電子写真感光体を支持する軸受部材と、を備え、前記欠円部に設けられ前記枠体の外側に向かう突起部と、前記軸受部材を貫通するように設けられた嵌合部と、を嵌合させ前記電子写真感光体を支持するプロセスカートリッジを、
    装着位置に案内するガイド部と、
    (ii)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP2002347955A 2002-11-29 2002-11-29 支持構造、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Withdrawn JP2004184481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002347955A JP2004184481A (ja) 2002-11-29 2002-11-29 支持構造、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002347955A JP2004184481A (ja) 2002-11-29 2002-11-29 支持構造、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004184481A true JP2004184481A (ja) 2004-07-02

Family

ID=32751001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002347955A Withdrawn JP2004184481A (ja) 2002-11-29 2002-11-29 支持構造、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004184481A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102289168A (zh) * 2011-07-21 2011-12-21 富美科技有限公司 直插式硒鼓

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102289168A (zh) * 2011-07-21 2011-12-21 富美科技有限公司 直插式硒鼓

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004174694A (ja) 部品及び部品の供給方法
JP4681762B2 (ja) カートリッジ
JP3950892B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP2004177835A (ja) 部品及び部品の供給方法
JP3268162B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3315560B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置及び電子写真感光体ドラムの取り付け方法
JP3382399B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH10222041A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2003307931A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2005148445A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置及び端部規制部材
JP3703450B2 (ja) プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
JP3352328B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004125954A (ja) プロセスカートリッジ、画像形成装置及びプロセスカートリッジ装着システム
JPH08234552A (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像装置及び現像剤補給容器
JP4217474B2 (ja) 磁性体シール部材、これを用いた現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004184481A (ja) 支持構造、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004144844A (ja) 現像剤収納容器、現像装置、除去現像剤収納容器、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
JP2004163812A (ja) プロセスカートリッジ、現像手段、ギヤ及び端部部材
JP2011227532A (ja) トナー供給装置
JP2004361719A (ja) 感光体ドラム支持構造、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2005049762A (ja) プロセスカートリッジ及びドラム支持部材
JP2005077487A (ja) プロセスカートリッジ
JP2002278417A (ja) プロセスカートリッジ及び端部部材
JP2004317643A (ja) 現像枠体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2000056657A (ja) 現像ユニット及びプロセスカ−トリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207