JP2004184090A - 磁気センサ及び無接点スイッチ並びに位置検出機構 - Google Patents

磁気センサ及び無接点スイッチ並びに位置検出機構 Download PDF

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Koichi Itoigawa
貢一 糸魚川
Kinji Muraki
均至 村木
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Abstract

【課題】一括形成可能でかつ良好な角度検出が可能なブリッジ構成の人工格子型巨大磁気抵抗素子を備えた磁気センサ、及びその磁気センサを備えた無接点スイッチ、及びその無接点スイッチを備えた位置検出機構、並びに上記磁気センサを備えた位置検出機構を提供する。
【解決手段】磁気センサはパターン幅が6μmである人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4をシリコン基板15の主面15aに一括形成(一括成膜)することによりフルブリッジ回路を構成した。このように、各人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4のパターン幅を6μmとすることにより、各人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4は、加えられる磁場(磁界)の角度の違いにより抵抗値がそれぞれ変化する。従って、この磁気センサによれば、一括形成したフルブリッジ回路により良好な角度検出ができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁界を検出する磁気センサ及び無接点スイッチ並びに位置検出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、巨大磁気抵抗素子にてブリッジ回路を構成し、そのブリッジ回路により回転外部磁界を検出する磁気センサが提案されている。上記磁気センサの一例として、基板上に巨大磁気抵抗素子の一種であるスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子にてフルブリッジ回路を構成し、そのブリッジ回路により回転外部磁界を検出する磁気センサが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子は、非磁性体層を挟んで強磁性体層を積層し、最後に設けた前記強磁性体層の表面上に反強磁性体層(バイアス層)を形成した構成とされている。このスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子では、前記反強磁性体層(バイアス層)と接する強磁性体層が固定磁化層と呼ばれ、この固定磁化層に対して非磁性体層を介して隣接する強磁性体層が自由磁化層と呼ばれる。
【0004】
そして、この磁気センサを製作する際には、次に示すようにしている。複数のスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子を一括形成で製作したシリコン基板を、ダイシングソーにより個々のスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子に切り分ける。そして、4つのスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子は、隣り合うもの同士で配列方向を90°ずつ傾けるようにしてセンサホルダ上に配置している。
【0005】
上記のようにシリコン基板上に一括形成したスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子をそれぞれ切り分けてセンサホルダ上に配置する理由を以下に説明する。図20に示すように、例えば、4つのスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子S1,S2,S3,S4を、隣り合うもの同士で配列方向を90°ずつ傾けるようにしてシリコン基板101上に一括形成すると、各スピンバルブ型巨大磁気抵抗素子S1,S2,S3,S4のバイアス方向が全て同じとなってしまう。これは、スピンバルブ型巨大磁気抵抗素子の特徴である。このように、各スピンバルブ型巨大磁気抵抗素子S1,S2,S3,S4のバイアス方向が全て同じとなるように配列すると、回転外部磁界を検出することができない。
【0006】
そのため、図21に示すように、シリコン基板102に対して互いに並列となるようにスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子S1,S2,S3,S4を一括形成し、各スピンバルブ型巨大磁気抵抗素子S1,S2,S3,S4のバイアス方向を自身の短手方向と同方向となるようにする。そして、そのスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子S1,S2,S3,S4を切り分け、図22に示すように隣り合うスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子同士で配列方向を90°ずつ傾けるようにしてセンサホルダ103上に配置する。即ち、隣り合うスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子同士でバイアス方向が90°ずつ傾くように、各スピンバルブ型巨大磁気抵抗素子S1,S2,S3,S4をセンサホルダ103上に配置する。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−159542号公報(段落番号「0019」、「0022」、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1の磁気センサは、各スピンバルブ型巨大磁気抵抗素子をダイシングソーで切り分けて、その各スピンバルブ型巨大磁気抵抗素子をセンサホルダ上に配置しなければならず製作工程が複雑となっていた。
【0009】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は一括形成可能でかつ良好な角度検出が可能なブリッジ構成の人工格子型巨大磁気抵抗素子を備えた磁気センサを提供することにある。
【0010】
また、本発明の別の目的は、上記磁気センサを備えた無接点スイッチ、及びその無接点スイッチを備えた位置検出機構、並びに上記磁気センサを備えた位置検出機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、形状異方性を備えた人工格子型巨大磁気抵抗素子をブリッジ構成したブリッジ回路と、前記ブリッジ回路に対して所定の離間距離を保ちつつ回転可能な磁石とを備えたことを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の磁気センサにおいて、前記ブリッジ回路は1チップで構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の磁気センサを備え、前記ブリッジ回路からの信号を二値化する二値化手段を備えたことを要旨とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の無接点スイッチを備え、前記磁石を固定すると共に自身の軸心を中心に回転可能な回転部材と、前記回転部材の回転に応じて直線運動可能な直線運動部材とを備えたことを要旨とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の磁気センサを備え、前記磁石を固定すると共に自身の軸心を中心に回転可能な回転部材と、前記回転部材の回転に応じて直線運動可能な直線運動部材とを備えたことを要旨とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0016】
図1に示すように、本実施形態の磁気センサ11は、検出体12と、磁石13とを備えている。前記検出体12は合成樹脂製の円柱状をなす検出体配置部材14に対して埋設され、同検出体配置部材14は図示しない固定部材に対して固定されている。
【0017】
図2に示すように前記検出体12は、シリコン基板15と、同シリコン基板15の主面15aに形成(成膜)された4つの人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4とを備えている。前記各人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4は、非磁性体層を挟んで強磁性体層を複数回積層した構成とされている。前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4はシリコン基板15に対して一括形成されている。
【0018】
前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4は、短冊形状とされておりパターン幅(短手辺の長さ)Wが6μmとされている。前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R4は、その長手辺が同じ方向(以下、第1配列方向H1という)を向くように配置されている。前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R2,R3は、その長手辺が前記第1配列方向H1に対して直交する方向(以下、第2配列方向H2という)を向くように配置されている。前記各人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4は、パターン幅が6μmとされていることにより形状異方性が発現する。
【0019】
なお、形状異方性とは、1〜30μmのパターン幅をなす人工格子型巨大磁気抵抗素子に対して、加えられる磁場(磁界)の角度の違いにより、その人工格子型巨大磁気抵抗素子の抵抗値が変化することをいう。人工格子型巨大磁気抵抗素子のパターン幅が狭くなるほど、その人工格子型巨大磁気抵抗素子における抵抗値の変化は大きくなる。
【0020】
図3に示すように、前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4によりブリッジ回路としてのフルブリッジ回路Bが構成されている。この前記フルブリッジ回路Bが形成されたシリコン基板15は1チップで構成されている。前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R1と人工格子型巨大磁気抵抗素子R2とが互いに直列接続され、人工格子型巨大磁気抵抗素子R3と人工格子型巨大磁気抵抗素子R4とが互いに直列接続されている。そして、前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2と、前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R3,R4とが互いに並列接続されている。人工格子型巨大磁気抵抗素子R1と人工格子型巨大磁気抵抗素子R2との間には中点aが形成され、人工格子型巨大磁気抵抗素子R3と人工格子型巨大磁気抵抗素子R4との間には中点bが形成されている。
【0021】
図1及び図4(a),(b)に示すように、前記磁石13は検出体12に対向するように配置されている。前記磁石13は検出体配置部材14の軸心Oを中心として回転可能となるように図示しない支軸に対して固定されている。前記磁石13は棒磁石であり、その長手方向中央を境として長手方向両側にN極とS極とがそれぞれ形成されている。同磁石13はN極とS極との境目でかつ短手方向(幅方向)中央が回転中心とされている。前記磁石13はシリコン基板15の主面15a(図2参照)に対して平行でかつ同主面15aに対して所定の離間距離を保ちつつ、軸心Oを中心として回転可能とされている。
【0022】
つまり、前記磁石13により、人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R4と人工格子型巨大磁気抵抗素子R2,R3とでは、互いに90°異なった磁場が常に加えられていることになる。そして、前記磁石13が軸心Oを中心として回転すると、前記人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4に加える磁場の方向が変化するように構成されている。
【0023】
図4(a),(b)及び図5(a),(b)に示すように、磁石13は、その長手辺が第1配列方向H1に対して平行な状態から、第2配列方向H2に対して平行な状態となる90°の範囲内で回転可能とされている。以下、前記磁石13の長手辺が第1配列方向H1に対して平行な際を磁石13の回転角度が0°といい、前記磁石13の長手辺が第2配列方向H2に対して平行な際を磁石13の回転角度が90°という。
【0024】
次に、上記第1実施形態のように構成された磁気センサ11の作用について説明する。
図6は、磁石13の回転角度に対する、中点aと中点bとの差電圧ΔVの変化を示している。図6では、横軸に磁石13の回転角度(°)をとり、縦軸に差電圧(ΔV)をとっている。
【0025】
図6に示すように、磁石13の回転角度が0°の際(図4(a)及び図5(a)参照)には、差電圧ΔVが0Vとなる。また、図6に示すように、磁石13の回転角度が90°の際(図4(b)及び図5(b)参照)には、差電圧ΔVが約0.18Vとなる。詳しく述べると図6に示すように、前記磁石13の回転角度が0°から90°へと変化すると特性線I1となり、同磁石13の回転角度が90°から0°へと変化すると特性線I2となる。図6から分かるように、特性線I1,I2は、ほぼリニアな変化となりヒステリシスの影響もほとんど受けない。
【0026】
従って、上記第1実施形態の磁気センサ11によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、磁気センサ11はパターン幅Wが6μmである人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4をシリコン基板15の主面15aに一括形成(一括成膜)することによりフルブリッジ回路Bを構成した。このように、各人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4のパターン幅を6μmとすることにより、各人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4は、加えられる磁場(磁界)の角度の違いにより抵抗値がそれぞれ変化する。即ち、磁石13により、人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R4と、人工格子型巨大磁気抵抗素子R2,R3とでは、互いに90°異なった磁場が常に加えられていることになる。従って、本実施形態の磁気センサ11によれば、一括形成したフルブリッジ回路Bにより良好な角度検出ができる。
【0027】
(2)本実施形態では、シリコン基板15に対して人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4を一括形成した。従って、本実施形態の磁気センサ11は1チップでフルブリッジ回路Bを形成できるため、特許文献1に示す磁気センサと比して容易に製作できる。
【0028】
(3)本実施形態では、図6に示すように、磁石13を回転角度0°から90°または回転角度90°から0°へ変化させた際に、リニアな特性を得ることができる。従って、角度検出を精度よく行うことができる。
【0029】
(4)本実施形態では、磁気センサ11に巨大磁気抵抗素子の一種である人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4を用いた。一般に巨大磁気抵抗素子は、ホール素子の約100倍の感度があり、かつ磁気抵抗素子(MRE)の約10倍の感度がある。従って、ホール素子や、磁気抵抗素子(MRE)と比べて、本実施形態の人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4は、検出感度を向上させることができる。
【0030】
(5)本実施形態の磁気センサ11は、検出体12と磁石13とが接触しない非接触方式のセンサのため、接触式のセンサのような接点不良を起こすことがない。また、本実施形態の磁気センサ11は、発光部と受光部とからなる光センサと比して、埃などの光を通さないゴミにより検出感度が悪くなることがない。
【0031】
(6)ところで、図示しない従来の磁気センサにおいて以下に示すようなものがある。この従来のセンサは、巨大磁気抵抗素子(パターン幅30μmを超えるもの)を用いてブリッジ回路構成すると共に、前記磁気センサ11のフルブリッジ回路Bにおける人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R4に相当する巨大磁気抵抗素子に対して磁石の磁場の影響を与えないように配慮したものがある。即ち、この従来の磁気センサは、本実施形態のフルブリッジ回路Bにおける人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R4に相当する巨大磁気抵抗素子に対してシールドを施したり、磁石から離して設けたりして磁石の磁場の影響を受けないようにしている。しかしながら、シールドを施したり、磁石から遠ざけるように巨大磁気抵抗素子を設けたりするため構成が複雑となっていた。
【0032】
従って、本実施形態の磁気センサ11は、人工格子型巨大磁気抵抗素子R1,R2,R3,R4を密集して設けると共にシールドなどを施す必要がないため、この従来の磁気センサに比して簡単な構成とすることができる。
【0033】
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図7及び図8に従って説明する。
本実施形態の無接点スイッチ21は、前記第1実施形態の磁気センサ11における検出体12に対して二値化手段としてのコンパレータCPを付加したものである。
【0034】
即ち、無接点スイッチ21における検出体22は、前記第1実施形態のフルブリッジ回路Bとシリコン基板15の主面15a上に形成(成膜)されたコンパレータCPとを備えている。前記フルブリッジ回路B及びコンパレータCPが形成されたシリコン基板15は1チップで構成されている。本実施形態の磁石13と検出体22におけるフルブリッジ回路Bとの相対的な配置関係は、前記第1実施形態の磁石13と検出体12との配置関係と同様とされている。前記コンパレータCPの非反転入力端子には前記中点aが接続され、同コンパレータCPの反転入力端子には前記中点bが接続されている。前記コンパレータCPは中点aと中点bとの差電圧ΔVが0.1未満の際にはLレベルの信号を出力し、同差電圧ΔVが0.1以上の際にはHレベルの信号を出力するように設定されている。
【0035】
次に、上記第2実施形態のように構成された無接点スイッチ21の作用について説明する。
本実施形態の無接点スイッチ21は、図6に示すように磁石13の回転角度が0°から90°へと変化する際(特性線I1)に、回転角度54°で差電圧ΔVが0.1以上となりコンパレータCPが出力する信号は図8(a)に示すようにLレベルからHレベルとなる。また、同無接点スイッチ21は、図6に示すように磁石13の回転角度が90°から0°へと変化する際(特性線I2)に、回転角度52°で差電圧ΔVが0.1未満となりコンパレータCPが出力する信号は図8(b)に示すようにHレベルからLレベルとなる。
【0036】
従って、上記第2実施形態の無接点スイッチ21によれば、前記第1実施形態の磁気センサ11における(2),(4)〜(6)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
【0037】
(1)本実施形態では、フルブリッジ回路Bからの信号(差電圧ΔV)を二値化するコンパレータCPを備えた。即ち、コンパレータCPは前記フルブリッジ回路Bの差電圧ΔVが0.1未満の際にはLレベルの信号を出力し、同フルブリッジ回路Bの差電圧ΔVが0.1以上に際にはHレベルの信号を出力する。ところで、フルブリッジ回路Bの出力特性である前記特性線I1,I2はヒステリシスの影響がほとんどないリニアな特性であるため、特性線I1においても特性線I2においてもLレベルの信号とHレベルの信号との切り換わり点は磁石13の回転角度が53°付近となる。従って、無接点スイッチ21はヒステリシスの影響をほとんど受けることなくON/OFF精度のよいスイッチングを行うことができる。
【0038】
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図9〜図12に従って説明する。
本実施形態の位置検出機構31は、前記第2実施形態の無接点スイッチ21における磁石13及び検出体22を備えている。即ち、図9及び図10に示すように、本実施形態の位置検出機構31は前記磁石13、検出体22、ケース32、ピニオン歯33aを有するピニオン33、及びラック歯34aを有するラック34を備えている。前記ピニオン33は回転部材に相当し、前記ラック34は直線運動部材に相当する。図11に示すように、前記ケース32は、断面チャンネル形状をなすと共に磁石13及び検出体22を配置するセンサ配置ケース35と、前記ラック34をガイドするガイド部36とを備えている。
【0039】
図9及び図10に示すように、前記ピニオン33の外周には複数の前記ピニオン歯33aが形成されている。同ピニオン33の一側面には軸33bを備え、その軸33bは前記センサ配置ケース35の一側壁(以下、側壁35aという)に設けられた軸支持孔35bに回転可能に支持されている。前記ピニオン33における前記軸33bが設けられた面とは反対側の面には、前記磁石13が固定されている。詳しく述べると、ピニオン33が軸33bを中心として回転した際に、前記磁石13がN極とS極との境目でかつ短手方向(幅方向)中央を回転中心として回転するように磁石13は前記ピニオン33に対して固定されている。
【0040】
前記センサ配置ケース35における前記側壁35aと対向する側壁(以下、側壁35c)のピニオン33側の側面には、前記磁石13と対向するように前記検出体22が固定されている。
【0041】
本実施形態の磁石13と検出体22におけるフルブリッジ回路Bとの相対的な配置関係は、前記第2実施形態の磁石13と検出体22との配置関係と同様とされている。前記センサ配置ケース35は、前記側壁35aと側壁35cとを連結する底部35dを備えている。前記底部35dにおける両側壁35a,35cが対向する方向とは直交する方向(第2配列方向)の一側面には前記ガイド部36が固定されている。
【0042】
前記ガイド部36には前記ラック34を摺動可能に挿通する挿通孔36aが形成され、同挿通孔36aには前記ラック34の基端側が挿通されている。前記ラック34の先端側には複数の前記ラック歯34aが形成され、同ラック歯34aは前記ピニオン33のピニオン歯33aに噛合されている。前記ラック34は第2配列方向に沿って往復動可能に構成されている。即ち、ラック34は直線運動を行う。
【0043】
そして、本実施形態ではラック34を第2配列方向H2に沿って移動量D分だけ移動させた際に、ラック34と噛合しているピニオン33が90°回転するように、ピニオン歯33aとラック歯34aとの歯数が適宜設定されている。
【0044】
そして、ラック34が後退位置P1(図9にて実線で示すラック34)に位置する際には、磁石13は図6に示す回転角度0°に対応するように位置検出機構31は構成されている。また、ラック34が前進位置P2(図9にて二点鎖線で示すラック34及び図12にて実線で示すラック34)に位置する際には、磁石13は図6に示す回転角度90°に対応するように位置検出機構31は構成されている。
【0045】
次に、上記第3実施形態のように構成された位置検出機構31の作用について説明する。
本実施形態の位置検出機構31において、ラック34を後退位置P1から前進位置P2に移動させると、前記磁石13は回転角度が0°から90°へと変化する。図6に示すように、この磁石13の回転角度0°から90°への変化(特性線I1)では、回転角度54°でコンパレータCPが出力する信号が図8(a)に示すようにLレベルからHレベルとなる。一方、ラック34を前進位置P2から後退位置P1に移動させると、前記磁石13は回転角度が90°から0°へと変化する。図6に示すように、この磁石13の回転角度90°から0°への変化(特性線I2)では、回転角度52°でコンパレータCPが出力する信号が図8(b)に示すようにLレベルからHレベルとなる。
【0046】
前記特性線I1,I2はヒステリシスがほとんどない。そのため、特性線I1,I2におけるコンパレータCPの出力信号切り換え誤差に対応する磁石13の回転角度誤差は2°となる。言い換えると、磁石13は0°から90°の回転範囲内で、2°の誤差しかないため、特性線I1,I2におけるコンパレータCPの出力信号切り換え誤差に対応するラック34の移動量の誤差は「1÷45×D」となる。
【0047】
ところで、図13及び図14は従来の位置検出機構41を示したものである。この位置検出機構41は、前記第2実施形態の無接点スイッチ21における磁石13の構成及び動作を変更したものに相当する。即ち、位置検出機構41は前記第2実施形態の検出体22と同様の検出体22を有する検出体配置部材14と、図13及び図14に示す磁石43とを備えている。前記磁石43は棒磁石であり、第1配列方向H1に沿う両辺が短手辺、第2配列方向H2に沿う両辺が長手辺となるように配置されている。同磁石43はその短手方向中央を境として短手方向両側にN極とS極とがそれぞれ形成されている。また、磁石43は第2配列方向H2に沿って往復動可能な図示しない往復動体に固定されており、その往復動体の往復動により磁石43は検出体22に対して対向状態となったり非対向状態となったりするように構成されている。
【0048】
以下、前記検出体22に対して磁石43が対向しない非対向状態を磁石43が後退位置P3に位置するといい、前記検出体22に対して磁石43が対向する対向状態を磁石43が前進位置P4に位置するという。前記磁石43が後退位置P3から前進位置P4に移動した際の移動量は、位置検出機構31におけるラック34の移動量Dと同じとされている。即ち、磁石43は第2配列方向H2に沿って移動量D分だけ往復動可能とされている。
【0049】
図15は、従来の位置検出機構41における磁石43が後退位置P3と前進位置P4との間を往復動した際の差電圧ΔVの変化を示している。図15では、横軸に磁石43の移動量(D)をとり、縦軸に差電圧(ΔV)をとっている。
【0050】
図15において、特性線I3は磁石43が後退位置P3から前進位置P4に移動した際の特性を示し、特性線I4は磁石43が前進位置P4から後退位置P3に移動した際の特性を示している。
【0051】
このように、図15においては、特性線I3,I4がヒステリシスの影響によりリニアな特性となっていない。この位置検出機構41におけるコンパレータCPの出力信号切り換えも差電圧ΔVが0.1の際とする。すると、図15から分かるように、特性線I3,I4におけるコンパレータCPの出力信号切り換え誤差に対応する磁石43の移動量の誤差は、「1÷5×D」となる。
【0052】
従って、従来の位置検出機構41における磁石43の移動量の誤差は、「1÷5×D」に対して、本実施形態の位置検出機構31におけるラック34の移動量の誤差は「1÷45×D」と、その誤差は小さくなり精度よくON/OFF精度のよいスイッチングを行うことができる。
【0053】
従って、上記第3実施形態の位置検出機構31によれば、前記第1実施形態の磁気センサ11における(2),(4)〜(6)の効果、及び第2実施形態の無接点スイッチ21における(1)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
【0054】
(1)本実施形態では、位置検出機構31は、磁石13を固定すると共に自身の軸心(軸心O)を中心に回転するピニオン33を備えた。また、前記ピニオン33の回転に応じて直線運動可能なラック34を備えた。即ち、ラック34が直線運動することによりピニオン33及びピニオン33に固定された磁石13が回転し、この結果、磁石13に対向状態の検出体22に対して、加える磁場の方向を変化させるようにした。従って、位置検出機構31を構成する無接点スイッチ21は、ON/OFF精度のよいスイッチングを行うことができるため、この結果、位置検出機構31は、ラック34の移動量に応じたON/OFF精度のよいスイッチングを行うことができる。
【0055】
(2)本実施形態では、ピニオン33のピニオン歯33aとラック34のラック歯34aとを噛合するようにし、ピニオン33の回転に応じてラック34を直線運動するように構成した。従って、ピニオン33がラック34に対して空回りすることがないため、ラック34の移動量に応じたON/OFF精度のよいスイッチングを確実に行うことができる。
【0056】
(第4実施形態)
以下、本発明を具体化した第4実施形態を図16〜図18に従って説明する。
図17に示すように、本実施形態の磁気センサ51は、磁気センサ11におけるブリッジ回路としてのフルブリッジ回路Bをハーフブリッジ回路52に変更したものに相当する。即ち、図16に示すように、磁気センサ51のシリコン基板15に対して、一括形成された人工格子型巨大磁気抵抗素子53,54にてブリッジ回路としてのハーフブリッジ回路52が構成されている。前記人工格子型巨大磁気抵抗素子53と人工格子型巨大磁気抵抗素子54は互いに直列に接続されると共に、その両者間には中点cが形成されている。
【0057】
なお、本実施形態では、磁石13の長手辺が人工格子型巨大磁気抵抗素子53の長手辺と平行な際を磁石13の回転角度が0°といい、磁石13の長手辺が人工格子型巨大磁気抵抗素子54の長手辺と平行な際を磁石13の回転角度が90°という。
【0058】
図18は、磁石13の回転角度に対する、中点cの電圧Vの変化を示している。図18では、横軸に磁石13の回転角度(°)をとり、縦軸に電圧(V)をとっている。特性線I5,I6,I7は、それぞれ人工格子型巨大磁気抵抗素子53,54のパターン幅が3μm,6μm,24μmの際の特性線である。図18からも分かるように、特性線I5,I6,I7は、ほぼリニアな特性を得ている。また、人工格子型巨大磁気抵抗素子53,54のパターン幅が細くなるほど、電圧の変化率が大きくなる。
【0059】
従って、本実施形態の磁気センサ51においても、前記第1実施形態の磁気センサ11と同様の効果を得ることができる。また、この磁気センサ51を用いて、前記無接点スイッチ21、及び前記位置検出機構31を構成してもよい。
【0060】
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態は以下のような他の実施形態に変更して具体化してもよい。
【0061】
・前記第3実施形態では、ピニオン33の回転に応じてラック34を直線運動するように構成していた。これに限らず、図19に示すように、前記ピニオン33の代わりに外周に滑止防止手段としての滑り防止ゴム60を設けた摩擦車61を設け、前記ラック34の代わりに前記滑り防止ゴム60に摩擦係合する滑止防止手段としての滑り防止ゴム62を有する往復動体63を設けてもよい。前記摩擦車61は回転部材に相当し、前記往復動体63は直線運動部材及び摩擦係合体に相当する。
【0062】
・前記第3実施形態及び上記他の実施形態の位置検出機構31においては、コンパレータCPを備えていたが、省略してもよい。このように構成すると、ラック34及び往復動体63の移動量に応じたリニアな差電圧ΔVの出力が得られる。
【0063】
・前記各実施形態の人工格子型巨大磁気抵抗素子53,54,R1,R2,R3,R4のパターン幅Wは1〜30μmの範囲で形成してもよい。
次に、上記各実施形態及び他の実施形態から把握できる技術的思想について以下に追記する。
【0064】
(イ)前記回転部材はピニオンであり、前記直線運動部材は前記ピニオンに噛合可能なラックであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の位置検出機構。
【0065】
(ロ)前記回転部材は摩擦車であり、前記直線運動部材は前記摩擦車の外周に対して摩擦により係合する摩擦係合体であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の位置検出機構。
【0066】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、一括形成可能でかつ良好な角度検出が可能なブリッジ構成の人工格子型巨大磁気抵抗素子を備えた磁気センサを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における磁気センサの正面部分断面図。
【図2】図1のA−A線矢視における検出体の主面を示す概略図。
【図3】第1実施形態におけるフルブリッジ回路の回路図。
【図4】(a)は、磁石の回転角度が0°のときの磁気センサにおける底面図。(b)は、磁石の回転角度が90°のときの磁気センサにおける底面図。
【図5】(a)は、磁石の回転角度が0°でかつ図1に示すA−A線矢視断面図。(b)は、磁石の回転角度が90°でかつ図1に示すA−A線矢視断面図。
【図6】第1実施形態における磁石の回転角度と差電圧との関係、及び移動量と差電圧との関係を示す特性図。
【図7】第2実施形態における検出体の回路図。
【図8】(a)は、差電圧が0.1未満から0.1以上となった際にコンパレータCPが出力する信号を示す特性図。(b)は、差電圧が0.1以上から0.1未満となった際にコンパレータCPが出力する信号を示す特性図。
【図9】第3実施形態における位置検出機構の部分断面正面図であり、図10のB−B線矢視断面図。
【図10】第3実施形態における位置検出機構の部分断面平面図。
【図11】第3実施形態における位置検出機構の側面図。
【図12】第3実施形態におけるラックが前進位置に位置する際の位置検出機構の部分断面正面図。
【図13】第3実施形態の位置検出機構と比較する従来の位置検出機構における正面部分断面図。
【図14】第3実施形態の位置検出機構と比較する従来の位置検出機構における底面図。
【図15】第3実施形態の位置検出機構と比較する従来の位置検出機構における磁石の移動量と差電圧との関係を示す特性図。
【図16】第4実施形態における検出体を図1のA−A線矢視断面に対応するように図示した説明図。
【図17】第4実施形態における検出体の回路図。
【図18】第4実施形態の検出体における磁石の回転角度と差電圧との関係を示す特性図。
【図19】他の実施形態における位置検出機構の部分断面正面図。
【図20】従来技術における磁気センサを示す概略説明図。
【図21】従来技術におけるスピンバルブ型巨大磁気抵抗素子の形成方法を示す概略説明図。
【図22】従来技術における磁気センサを示す概略説明図。
【符号の説明】
11,51…磁気センサ、13…磁石、21…無接点スイッチ、
31…位置検出機構、33…回転部材としてのピニオン、
34…直線運動部材としてのラック、
52…ブリッジ回路としてのハーフブリッジ回路、
53,54,R1,R2,R3,R4…人工格子型巨大磁気抵抗素子。
61…回転部材としての摩擦車、
63…直線運動部材及び摩擦係合体としての往復動体、
B…ブリッジ回路としてのフルブリッジ回路、
CP…二値化手段としてのコンパレータ、O…軸心。

Claims (5)

  1. 形状異方性を備えた人工格子型巨大磁気抵抗素子をブリッジ構成したブリッジ回路と、前記ブリッジ回路に対して所定の離間距離を保ちつつ回転可能な磁石とを備えた磁気センサ。
  2. 前記ブリッジ回路は1チップで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 請求項2に記載の磁気センサを備え、前記ブリッジ回路からの信号を二値化する二値化手段を備えたことを特徴とする無接点スイッチ。
  4. 請求項3に記載の無接点スイッチを備え、前記磁石を固定すると共に自身の軸心を中心に回転可能な回転部材と、前記回転部材の回転に応じて直線運動可能な直線運動部材とを備えた位置検出機構。
  5. 請求項2に記載の磁気センサを備え、前記磁石を固定すると共に自身の軸心を中心に回転可能な回転部材と、前記回転部材の回転に応じて直線運動可能な直線運動部材とを備えた位置検出機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008525787A (ja) * 2004-12-28 2008-07-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 調節可能な特性を有する磁気センサ
JP2010520458A (ja) * 2007-02-28 2010-06-10 コンティネンタル オートモーティブ システムズ ユーエス, インコーポレイティッド 直線位置センサ
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