JP2004183965A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Takaaki Mizozoe
孝陽 溝添
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Abstract

【課題】冷蔵庫にて青果物を保存しても、青果物に萎れ、変色、軟腐、異臭などがみられず、青果物の鮮度を保持する冷蔵庫を提供する。
【解決手段】すなわち本発明は、青果物を収納する収納庫を有する冷蔵庫であって、収納庫は穴又は/及び隙間を有し、当該穴又は/及び隙間を除いて密封状態にあり、青果物を収納すると収納庫内は大気中より低酸素、高二酸化炭素状態であり、収納庫が、収納庫の内側の表面積1m当たり総開孔面積0.0001〜100mmの穴又は/及び隙間を有する冷蔵庫である。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫内で保存される青果物の鮮度保持に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫は、食品を3〜10℃に冷やして保存するものであり、青果物も低温に置くことで老化・劣化の原因となる呼吸を抑制する効果はあるが、消費者が新鮮な野菜を店で購入して冷蔵庫で冷蔵保存しても萎れ、変色などで鮮度が低下していることが多かった。
【0003】
近年MA(Modified Atomosphere)効果を有する青果物鮮度保持資材が開発され、主に流通用に使用されている。青果物は収穫後も呼吸を続けており、大気(酸素約21%、二酸化炭素約0.04%)よりも酸素濃度が低く、二酸化炭素濃度が高い環境に置くと呼吸が抑制され鮮度保持が可能であることが知られている。しかし、包装体内が過度に低酸素、高二酸化炭素の環境になると、青果物が呼吸障害を起こして異臭を発生するなど劣化を促進することになってしまい、逆に高酸素、低二酸化炭素になると葉が黄化し、十分な鮮度保持効果が得られない。すなわち包装内を適切な酸素濃度、二酸化炭素濃度にコントロールすることがきわめて重要になる。この様にMA資材は、個別包装してそのまま冷蔵庫で保存できる利点があるが、青果物を一部料理に使用し、残りを冷蔵庫にしまう場合は、袋が破かれている為資材による鮮度保持効果は発揮されないし、また裸の状態で購入された青果物はなおさら鮮度保持効果が期待できない。
【0004】
近年冷蔵庫として、青果物にマイナスイオンを吹き付けたり、水分を補うタイプの冷蔵庫があるが、いずれも消臭・除菌や、萎れ防止などを目的としており、本発明の様な青果物の鮮度保持に着目した冷蔵庫やその技術は無かった。またエチレンガスを透過する膜を蓋に設置している発明(特開平7−071865号公報)があるが本発明の様に酸素、二酸化炭素の濃度を調整する発明とは異なっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−071865号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、冷蔵庫にて青果物を保存しても、青果物に萎れ、変色、軟腐、異臭などが発生せず、青果物の鮮度を保持する冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、青果物を収納する収納庫を有する冷蔵庫であって、収納庫は穴又は/及び隙間を有し、かつ該穴又は/及び隙間を除いて密封状態にあり、青果物を収納すると収納庫内は大気中より低酸素、高二酸化炭素状態である冷蔵庫である。
更に好ましい形態としては、収納庫が、収納庫の内側の表面積1m当たり総開孔面積0.0001〜1000mmの穴又は/及び隙間を有し、収納庫に収納した青果物の重量減少が1日当り2%以下であり、収納庫の酸素透過量が収納庫1リットル当り10〜4000cc/day・atmであり、収納庫の穴又は/及び隙間が外気に通じていない冷蔵庫である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の冷蔵庫は、青果物保存用の収納庫を有しており、収納庫は穴又は/及び隙間を有し、その収納庫に青果物を収納して保存すると収納庫内は大気中より低酸素、高二酸化炭素状態になり、青果物に対して適切な保存条件を保つ収納庫である。ここでいう収納庫内は大気中より低酸素、高二酸化炭素状態であるとは、必ずしも青果物が常にその状態に置かれているということに限定されず、青果物の出し入れにより収納庫の状態が大気と同じ条件に戻ったとしても、その後低酸素、高二酸化炭素の状態に長く置かれれば良く、保存されている期間の半分以上が低酸素、高二酸化炭素の状態にあれば本発明の効果は得られる。
【0009】
収納庫は、冷蔵庫であれば、例えば、冷蔵庫の中に野菜室が設けられておればその中に設けても良いし、通常の冷蔵室内に設けても良く、収納庫は、収納庫に設けられた穴又は/及び隙間を除いて密封状態に保たれている。収納庫の穴又は/及び隙間は、穴又は/及び隙間を経由して外気に通じていない箇所に設けられている方が好ましい。これは、穴又は/及び隙間が外気に通じていれば、収納庫内の温度が設定温度に保たれない可能性があるためであり、ほぼ設定温度に保たれるのなら、外気に通じていても良い。
収納庫の形状としては、例えば、直方体のように6面を有する形状でも良く、また、冷蔵庫内の仕切りの天井を利用した上面のない箱型の形状でも良く、上面の全てまたは一部に蓋を設けたものでも良く、また、曲面を有しても良く、特に形状に制限はない。冷蔵庫内に水平に設置されている仕切りの板を収納庫の天井として利用した場合、収納庫の側壁の上部と冷蔵庫内の仕切りの天井とは密着している必要がある。
なお、収納庫は蓋付きが好ましい。青果物の収納庫からの出し入れが容易であり、収納庫内を青果物の最適な条件である低酸素、高二酸化炭素状態に保ち易いためである。
【0010】
収納庫の穴又は/及び隙間の総開孔面積は、収納庫の内側の表面積1m当たり0.0001〜1000mmが好ましい。総開孔面積が、0.0001mm未満の場合、ゴミが詰まり酸素透過不足という問題が起こる可能性があり、1000mmを超えると酸素透過過多による青果物の黄変、褐変という問題が起こる可能性がある。穴、隙間の数は、1個でも、複数個でもよく、複数個の場合は分散していることが好ましい。穴、隙間の形状も特に制限されず、円、長円、角等各種の形状を適用できる。また、収納庫における穴、隙間の位置は、特に制限されず、収納庫の側面、前面、角、面と面の接触部などに設けてよい。収納庫に蓋を設けた場合にはこの蓋に穴又は/及び隙間を設けても良い。また、穴又は/及び隙間を収納庫の側壁の上部と冷蔵庫内の仕切りの天井との接触する箇所に設けても良い。また接合部分がゴムやスポンジなどであっても構わない。
【0011】
青果物を収納庫に収納した場合、青果物の重量減少が1日当り2%以下であることが好ましい。青果物の重量減少が1日当り2%を超えると萎れという問題が起こる可能性がある。
本発明による冷蔵庫の収納庫に青果物を保存した場合、収納庫内の酸素濃度は1〜20%、二酸化炭素は1〜20%の範囲にあるのが望ましい。収納庫内がこの範囲を外れて低酸素、高二酸化炭素の環境になると、青果物が呼吸障害を起こして異臭を発生する恐れがあり、逆に高酸素、低二酸化炭素になると葉が黄化し、十分な鮮度保持効果が得られない可能性がある。
【0012】
収納庫に設けた穴又は/及び隙間を通して行なわれる収納庫の酸素透過量は、収納庫1リットル当り10〜4000cc/day・atmであることが好ましい。より好ましくは、収納庫1リットル当り15〜3300cc/day・atmである。収納庫の酸素透過量が、収納庫1リットル当り10cc/day・atm未満であれば、低酸素状態になり呼吸障害による異臭発生という問題が起こる可能性があり、収納庫の酸素透過量が、収納庫1リットル当り4000cc/day・atmを超えれば、黄変、褐変という問題が起こる可能性がある。
【0013】
収納庫の大きさとしては、特に制限されないが、冷蔵庫の大きさ、収納する青果物の量に合わせて設計されれば良い。本発明の収納庫は、家庭用の冷蔵庫やレストランなどの厨房にある業務用の冷蔵庫だけでなく、農協などが所有する大型の冷蔵庫にも適用できる。
収納庫に入れて保存される青果物としては、特に制限されないが、ブロッコリー、枝豆、青ウメ、ホウレンソウ、コマツナ、ニラ、アスパラガス、ハーブ、オオバなど呼吸が活発で鮮度低下が早い青果物に対しては効果が大きい。
【0014】
収納庫の材質としては、プラスチック、ガラス、ゴム、金属等特に制限されないが、安価であり、強度が大きい、成形加工し易いという点でプラスチックが好ましい。プラスチックとしては特に制限されないが、低温の条件にて用いられるため低温特性に優れている樹脂が好ましく、例えば、ポリスチレン、ABS、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニール、ポリエステル樹脂等の樹脂である。
【0015】
収納庫の材質としてプラスチックを用いる場合、一般に収納庫は成形機、金型を用いて形成される場合が多いが、その場合、金型にピン等を設けて成形時に所定の穴が形成される様に収納庫を製作しても良く、成形した成形品に後で穴加工を施しても良い。
穴加工の方法は、材質がプラスチックである場合、例えばレーザー、熱針などを用いて穴をあけることができ、その方法は特に限定されず、他の材質であっても公知の方法を用いることが出来る。また、収納庫の穴をあける箇所の厚みをその他の箇所より薄くしても良い。また、内容量が少ない場合は板や風船で余分な空間を遮って酸素濃度を調整しても、また大きな穴の場合、一部分だけ面積を遮って調整しても構わない。また、酸素濃度、二酸化炭素濃度を調整する方法は、どのような方法を用いても良い。青果物自身の酸素を消費し、二酸化炭素を排出するという呼吸作用を利用して、低酸素濃度、高二酸化炭素濃度にしても良いし、ドライアイスで庫内に二酸化炭素を充満させても、ボンベで強制的に置換しても良い。
【0016】
透明なプラスチック樹脂で収納庫を形成する場合では結露が生じると中身が見えなくなるため防曇剤を表面に施したほうが良い。用いる防曇剤としては、食品衛生上安全性が確認されているものならば、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどどんなものを使用しても良い。
また、汚染防止のため、プラスチックに抗菌作用のあるキトサン、アリルイソチオシアネート、ヒノキチオール、リモネンなどを配合しても良い。
本発明の収納庫内に、脱臭剤、エチレン除去剤、オゾン発生器などを組合わせても良い。
本発明の収納庫を有する冷蔵庫としては、収納庫以外は特に制限されず公知の冷蔵庫を用いることができる。
【0017】
【実施例】
《実施例1》
家庭用電気冷蔵庫(容量400リットル)の温度を7℃に設定し、巾51cm、奥行き51cm、高さ21cmのポリエチレン製の50リットルの青果物収納庫(収納庫のポリエチレンの厚さ0.5cm、収納庫の内表面積0.9m)に、収納庫を密封状態に保つために厚さ1cmのポリエチレン製の蓋を付けたものをこの冷蔵庫に設けた。収納庫の側面の一部(5cm四方)の厚みは0.1mmになっており、この箇所にレーザーで直径0.03mmの穴を100個(総開孔面積0.0706mm、酸素透過量850cc/day・atm)あけた。この収納庫に枝豆10kgを入れて5日間保存した。その間、実際の使用を想定して冷蔵庫を5時間後、5時間後、14時間後のサイクルで1日3回収納庫の蓋を30秒間/1回開け、その間に枝豆を取り出した後その枝豆を収納庫に戻すという作業を行った場合と、収納庫の蓋を5日間全く開閉しなかった場合の評価を行った。5日後枝豆の重量は蓋の開閉を行った場合は5%、開閉を行なわなかった場合は1%当初の重量より減少していたが、鮮度は良好であった。酸素、二酸化炭素の濃度変化を表1に示す。
なお、実施例におけるガス濃度は、ガス分析用注射器を収納庫に入れ、収納庫を1日3回開く際にすぐに庫内のガスを抜取り、ガスクロマトグラフィーで測定した。
【0018】
《実施例2》
実施例1と同様の家庭用電気冷蔵庫の温度を7℃に設定し、実施例1と同様の蓋付きの収納庫を設けた。但し、収納庫には穴を設けず、蓋との側面との接合部との隙間が90mmになるように調節(酸素透過量9150cc/day・atm)した。この収納庫にホウレンソウ10kgを入れて実施例1と同様の試験を行なって5日間保存した。5日後ホウレンソウの重量は蓋の開閉を行った場合は6%、開閉を行なわなかった場合は2%当初の重量より減少しており、鮮度は良好であった。酸素、二酸化炭素の濃度変化を表2に示す。
【0019】
《実施例3》
実施例1と同様の家庭用電気冷蔵庫の温度を7℃に設定し、実施例1と同様の蓋付きの収納庫を設けた。但し収納庫の側面の一部に直径5mmの孔50個(総開孔面積981.25mm、酸素透過量164000cc/day・atm)を収納庫の成形時に分散させて設けた。この収納庫にアスパラガス10kgを入れて実施例1と同様の試験を行なって5日間保存した。5日後アスパラガスの重量は蓋を開閉した場合は9%、開閉しなかった場合は3%当初の重量より減少しており、どちらも鮮度は良かった。酸素、二酸化炭素の濃度変化を表3に示す。
【0020】
《実施例4》
家庭用電気冷蔵庫(容量300リットル)の温度を7℃に設定し、冷蔵庫内に巾31cm、奥行き31cm、高さ31cmのポリエチレン製の内容量27リットルの青果物収納庫(収納庫のポリエチレンの厚さ0.5cm、収納庫の内表面積0.54m)を設けた。収納庫の前面に青果物取り出し用の扉を設けた。収納庫の側壁の一つに直径2mmの穴を3ケ所設けた(総開孔面積9.42mm、酸素透過量22000cc/day・atm)。この収納庫内に、ブロッコリー2kg、ニラ1kgを入れて5日間収納庫の扉を開閉せずに保存した。保存されたブロッコリー、ニラとも鮮度に問題はなく、食用できるものであった。
【0021】
《比較例1》
実施例1と同様の家庭用電気冷蔵庫及び収納庫を用い、温度を7℃に設定した。収納庫には実施例1と同様の蓋を設けたが、孔又は隙間を設けなかった。収納庫に枝豆10kgを入れ実施例1と同様の試験を5日間行なった。5日後の枝豆の重量減少は開閉した場合は6%、開閉しなかった場合は減少していなかった。開閉したものは鮮度が良かったが、開閉しなかった場合強烈なアルコール臭が発生していた。酸素、二酸化炭素の濃度変化を表4に示す。
【0022】
《比較例2》
実施例1と同様の家庭用電気冷蔵庫及び収納庫を用い、温度を7℃に設定し、収納庫には実施例1と同様の密封用の蓋を設けた。蓋には直径2cmの孔20を均一に設けた(開孔面積6280mm、酸素透過量732000cc/day・atm)。この収納庫にホウレンソウ10kgを入れて密封し5日間保存した。その間実施例1と同様に2種類の使用を想定した試験を実施した。5日後ホウレンソウの重量は開閉した場合12%減り、開閉しなかった場合4%減り、どちらも葉が黄変していた。酸素、二酸化炭素濃度変化を表5に示す。
【0023】
《比較例3》
実施例1と同様の家庭用電気冷蔵庫の温度を7℃に設定し、蓋なしの収納庫でアスパラガス10kgを入れて5日間保存した。その間実施例1と同様に2種類の使用を想定した試験を実施した。収納庫の蓋がないため収納庫内の空気は冷蔵庫内の空気と常時循環しており、5日後アスパラガスの重量は開閉した場合35%減り、開閉しなかった場合13%減り、アスパラガスが伸びており、また萎れて筋張っており食用に出来なかった。酸素、二酸化炭素の濃度は常に大気の濃度とほぼ同じであった。
【0024】
《比較例4》
実施例1と同様の家庭用電気冷蔵庫及び収納庫を用い、温度を7℃に設定し、収納庫には実施例1と同様の密封用の蓋を設けたが、孔又は隙間を設けなかった。収納庫に枝豆10kgを入れ、24時間毎に枝豆の鮮度を観察した。その結果、48時間後には鮮度が低下し、72時間後には異臭がして食用に適さなかった。
【0025】
《比較例5》
実施例4と同様の家庭用電気冷蔵庫を用い、温度を7℃に設定し、収納庫は実施例4と同様の収納庫を用いたが穴は設けなかった。実施例4と同様の野菜を入れて保存し、24時間毎に青果物の鮮度を観察した。その結果、48時間後には異臭と軟腐が発生しており、72時間後にはさらにひどくなり食用に適さなかった。
【0026】
《比較例6》
実施例4と同様の家庭用電気冷蔵庫を用い、温度を7℃に設定し、収納庫を用いず冷蔵庫内に実施例4と同様の野菜を入れて保存した。24時間毎に青果物の鮮度を観察した。その結果、48時間後には異臭と軟腐が発生し、72時間後にはさらにひどくなり食用に適さなかった。
【0027】
【表1】
Figure 2004183965
【0028】
【表2】
Figure 2004183965
【0029】
【表3】
Figure 2004183965
【0030】
【表4】
Figure 2004183965
【0031】
【表5】
Figure 2004183965
【0032】
【発明の効果】
冷蔵庫内に本発明の収納庫を用いて青果物を保存すると、従来の冷蔵庫内での保存と比較して、青果物に萎れ、変色、軟腐、異臭などがみられず、青果物の鮮度を保持することができる。従って、冷蔵庫内で青果物をより長く保存することができ、青果物の萎れ、変色、軟腐、異臭等により食することができないということがなくなり、青果物を廃棄するということがなくなる。

Claims (5)

  1. 青果物を収納する収納庫を有する冷蔵庫であって、収納庫は穴又は/及び隙間を有しかつ該穴又は/及び隙間を除いて密封状態にあり、該収納庫に青果物を収納すると収納庫内は大気中より低酸素、高二酸化炭素状態であることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 収納庫が、収納庫の内側の表面積1m当たり総開孔面積0.0001〜1000mmの穴又は/及び隙間を有する請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 収納庫に収納した青果物の重量減少が1日当り2%以下である請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 収納庫の酸素透過量が収納庫1リットル当り10〜4000cc/day・atmである請求項1、2又は3記載の冷蔵庫。
  5. 収納庫の穴又は/及び隙間が外気に通じていない請求項1記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014029226A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫

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