JP2004182438A - 動く歩道装置 - Google Patents

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JP2004182438A JP2002353682A JP2002353682A JP2004182438A JP 2004182438 A JP2004182438 A JP 2004182438A JP 2002353682 A JP2002353682 A JP 2002353682A JP 2002353682 A JP2002353682 A JP 2002353682A JP 2004182438 A JP2004182438 A JP 2004182438A
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Masatoshi Kojima
正年 小島
Kenichi Sagara
賢一 佐柄
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、動く歩道装置の乗降案内に関し、乗降位置が近づいたことを搭乗者に知らせることができる動く歩道装置を提供することを目的とする。
【解決手段】踏板ベルトと手摺りベルトが同期して同一方向に移動する動く歩道装置において、間接光用投光装置131をスカートガード垂直部112の範囲L,Mに設け、搭乗者300に間接光を投光することで、搭乗者300に踏板ベルト41の乗降位置を認識させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動く歩道装置に係り、特に搭乗者に対して乗降位置を知らせる機構を設けた動く歩道装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
動く歩道装置は、空港や駅においての搭乗者の移動手段として位置づけられている。このような動く歩道装置を利用する場合には、動いている踏板ベルトに乗る位置や降りる位置が明確に分からないとスムーズな乗降ができない。そこで、スムーズな乗降を行うために、搭乗者に乗降位置が近づいたことを知らせる必要がある。また、目の不自由な視覚障害者や御年寄りに対しては、乗降位置が近づいたことを知らせることは動く歩道装置を安全に利用する上で特に重要となる。
【0003】
このような搭乗者に対して乗降位置が近づいたことを知らせることのできる従来技術としては、床に点字のブロックを設けた動く歩道装置がある(例えば、特許文献1参照。)。また、他の従来技術としては、音声案内を設けた動く歩道装置がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−17257号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、床に点字のブロックを設けた動く歩道装置の場合は、移動している踏板ベルトのかなり手前にあり、乗り位置と移動している踏板ベルトとの間隔が不明瞭であるという問題がある。また、構造上踏板ベルトには点字のブロックを取り付けられないため降り位置を示すことができない。更に、音声案内を設けた動く歩道装置の場合は、具体的な乗降位置を示すことができない上、動く歩道装置の周囲がにぎやかな場所では周囲の音に音声案内がかき消されて聞き取れないという問題がある。
【0006】
そこで本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、乗降位置が近づいたことを搭乗者に知らせることができる動く歩道装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を、請求項1記載の発明では、駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に対し光源から光を投光する投光装置とを具備する動く歩道装置において、前記投光装置は、前記搭乗者に対し間接光を投光するよう構成したことを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0008】
上記発明によれば、搭乗者が目の不自由な視覚障害者の場合でも、間接光を投光することで搭乗者に動く歩道での現在位置を知らせることができる。
【0009】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の動く歩道装置において、前記投光装置は、複数個の光源から構成されており、前記投光装置は、前記搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を認知させうる位置に配置されていることを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0010】
上記発明によれば、搭乗者が目の不自由な視覚障害者の場合でも、間接光を投光することで搭乗者に踏板ベルトへの乗降位置を知らせることができる。
【0011】
請求項3記載の発明では、駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置とを具備する動く歩道装置において、前記投光装置は、前記搭乗者に対し間接光を投光する第1の投光部と、前記搭乗者に対し直接光を投光する第2の投光部とを有することを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0012】
上記発明によれば、搭乗者が直接光を認識しにくい、目の不自由な視覚障害者の場合には、搭乗者は間接光が投光されることで、踏板ベルトへの乗降位置を知ることができる。また、搭乗者が健常者の場合には、間接光よりも直接光のほうがはっきりと認識することができるため、直接光を投光することで踏板ベルトへの乗降位置を知ることができる。
【0013】
請求項4記載の発明では、駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置とを具備する動く歩道装置において、前記投光装置は、乗り位置と、降り位置とに前記搭乗者の足元に光を投光するように配設され、前記光は、前記乗り位置と、前記降り位置とで違う色を用いることを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0014】
上記発明によれば、乗り位置と降り位置とに色の違う光を投光することで、搭乗者に乗り位置と降り位置の判別をさせることができる。
【0015】
請求項5記載の発明では、駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置と、該投光装置が配設される側面部フレームとを具備する動く歩道装置において、
前記側面部フレームを前記踏板ベルトの配設位置に沿って形成すると共に、
前記側面部フレームの前記乗降位置に、光源を複数個配設したことを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0016】
上記発明によれば、踏板ベルトの両側に設けられた側面部フレームに光源を複数個配設した投光装置を設けることで、搭乗者に光を投光することができる。これにより、搭乗者に動く歩道での現在位置を知らせることができる。
【0017】
請求項6記載の発明では、駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置とを具備する動く歩道装置において、前記投光装置は、点滅する複数個の光源から構成されており、該複数個の光源が点滅することにより、前記光源から発せられる光が、前記踏板ベルトの移動方向へ見かけ上移動するように見える構成とし、前記光の移動速度を、前記踏板ベルトの移動速度と同期させると共に、前記光の移動速度を、30m/min〜50m/minの範囲内に設定したことを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0018】
上記発明によれば、光の移動速度と踏板ベルトの移動速度とを同期させることで、搭乗者は光の移動を見ることで踏板ベルトの移動速度を知ることができる。これにより、搭乗者は踏板ベルトへ搭乗するタイミングを計ることができる。
【0019】
請求項7記載の発明では、駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置と、該投光装置が配設される側面部フレームとを具備する動く歩道装置において、前記側面部フレームを前記踏板ベルトの配設位置に沿って形成すると共に、光源を複数個配設し、該複数の光源を前記側面部フレームの前記踏板ベルトの全長に渡り設けたことを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0020】
上記発明によれば、踏板ベルトの位置によって、いろいろな種類の投光装置を配設することができる。これにより、搭乗者に踏板ベルトの乗降位置だけでなく、他の踏板ベルト上での搭乗者の位置をも知らせることができる。
【0021】
請求項8記載の発明では、請求項7記載の動く歩道装置において、前記投光装置は、点滅する複数個の光源から構成されており、該複数個の光源が点滅することにより、前記光源から発せられる光が、前記踏板ベルトの移動方向へ見かけ上移動するように見える構成とし、前記光の移動速度を、前記乗降位置に配設された第1の光の移動速度と、前記乗降位置以外の位置に配設された第2の光の移動速度とを設けたことを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0022】
上記発明によれば、乗降位置に第1の光の移動速度と、乗降位置以外の場所に第2の光の移動速度とを設けることで、光の移動速度を第1の光の移動速度と第2の光の移動速度との間で変えることができる。
【0023】
請求項9記載の発明では、請求項8記載の動く歩道装置において、前記第1の光の移動速度と、前記第2の光の移動速度の値を変えたことを特徴とする動く歩道装置により、解決する。
【0024】
上記発明によれば、乗降位置に設けられた第1の光の移動速度と、乗降位置以外の場所に設けられた第2の光の移動速度の速度を変えることで、搭乗者は踏板ベルトの乗降位置を認識することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による動く歩道装置の構造の斜視図である。尚、同図に示した範囲L,Mは、間接光用投光装置が設けられた範囲を示している。
【0026】
図1に示すように、動く歩道装置は大略すると、駆動部と、踏板ベルト部と、手摺り部を支持する側面部フレームとからなる。
【0027】
駆動部は、手摺りベルト71と踏板ベルト41を駆動させるためのものであり、大略すると、電動機51と、減速機81と、駆動チェーン21と、駆動プーリ11と、従動プーリ12と、手摺りベルト駆動装置31とからなる。
【0028】
減速機81は、電動機51の回転速度を減速するためのものであり、減速機81の回転は駆動チェーン21により駆動プーリ11に伝えられる。駆動プーリ11と対向離間した位置には、従動プーリ12が設けられている。踏板ベルト41は、この一対のプーリ11,12間に張架されている。そして、駆動プーリ21が回転駆動することにより、踏板ベルト41は移動する。手摺りベルト71は、手摺りベルト駆動装置31により踏板ベルト41の移動速度と同期した速度で、かつ、踏板ベルト41の移動方向と同一方向へ移動される。
【0029】
次に、踏板ベルト部の構成について説明する。
【0030】
図2は、本発明の第1の実施形態の降り位置付近の動く歩道装置の側面図を示したものである。尚、図2に示した範囲L,Mの範囲は、間接光用投光装置が設けられた範囲を示している。
【0031】
図2に示すように、踏板ベルト部は大略すると、搭乗者が歩行する踏板ベルト41と、踏板ベルト41を支持移動させるためのローラ161と、ローラ161を支持回転させるための回転軸171とにより構成されている。そして、図1に示した駆動プーリ21が回転駆動することにより、踏板ベルト41はローラ161に支持されながら移動される。
【0032】
次に、手摺り部を支持する側面部フレームについて説明する。
【0033】
図2に示すように、側面部フレーム200は大略すると、手摺り部支持板123とスカートガード110とにより構成されている。
【0034】
手摺り部支持板123の同図中の上部には、手摺り部121が手摺り部受け台122を介して配設されている。
【0035】
スカートガード110は、大略するとスカートガード垂直部112とスカートガードテーパー部111とにより構成されている。スカートガード110は、手摺り部支持板123の一部と、踏板ベルト41の一部とを覆うように踏板ベルト41の全長に渡り形成されている。
【0036】
次に、搭乗者に乗降位置を知らせるための投光装置についての説明を行う。
【0037】
図3は、図1の線A1−A2に沿う動く歩道の断面図である。尚、同図に示した範囲L,Mの範囲は、間接光用投光装置が設けられた範囲を示している。
【0038】
同図に示すように、本実施例の動く歩道装置には、搭乗者に乗降位置を認識させるための間接光用投光装置131が設けられた構成となっている。
【0039】
乗り位置側には、踏板ベルト始点102から範囲Lの範囲に、複数個の光源からなる間接光用投光装置131がスカートガード垂直部112と手摺り部支持板123との間に配設されている。
【0040】
また、間接光用投光装置131は、乗り位置230に立った搭乗者に間接光が投光できるような方向に配設されている。間接光用投光装置131が設けられる範囲Lは、例えば、3mm程度とすることができる。
【0041】
図3に示すように、降り位置側には、踏板ベルト終点92から乗り位置側方向へ範囲Lに、複数個の光源からなる間接光用投光装置131が、スカートガード垂直部112と手摺り部支持板123との間に配設されている。また、間接光用投光装置131は、図2に示すように搭乗者300が範囲M内に存在する時に、間接光が搭乗者300に投光されるような方向に配設されている。
【0042】
また、間接光用投光装置131が設けられる範囲Mは、例えば、3mm程度とすることができる。
【0043】
このような構成の場合のスカートガード110は、例えば、光を透過するタイプの材質が好ましい。光が透過できるスカートガード110を用いることにより、間接光用投光装置131からの間接光を搭乗者300に投光することが可能となる。また、搭乗者が目の不自由な視覚障害者の場合には、直接光をまぶしく感じ認識しにくい方もいるので、投光する光には間接光を利用することが有効である。
【0044】
次に、乗降位置に設ける間接光用投光装置131の動く歩道への取り付け位置について説明する。
【0045】
図4は間接光用投光装置をスカートガードテーパー部に設けた動く歩道の断面図であり、図5は間接光用投光装置を手摺り部支持板に設けた動く歩道の断面図である。
【0046】
尚、先に説明した図3の実施例では、搭乗者300に乗降位置を認識させるための複数個の光源からなる間接光用投光装置131を、スカートガード垂直部112と手摺り部支持板123との間に設けたが、図4に示すように間接光用投光装置131をスカートガードテーパー部111と手摺り部支持板123との間に設けても良いし、図5に示すように間接光用投光装置131を手摺り部支持板123に設けても良い。
【0047】
また、間接光用投光装置131を設ける場所は、搭乗者に間接光を投光できるのであれば、側面部フレーム200上のどこに設けても良い。さらに、間接光用投光装置131を設ける範囲L,Mについては、搭乗者300が踏板ベルト41の乗降位置を認識できる範囲であればよく、上記数値に限定されることはない。
【0048】
次に、複数個の光源からなる間接光用投光装置131の投光方法について説明する。
【0049】
間接光用投光装置131の投光方法には、点灯させたままの状態にする投光方法と、点滅させる投光方法がある。
【0050】
間接光用投光装置131を点灯させたままの状態にする投光方法は、動く歩道が稼動している間、常に、間接光を投光させておく方法である。このようにすることで、搭乗者300に間接光を投光することができ、搭乗者300は踏板ベルト41の乗降位置を認識することができる。
【0051】
複数個の光源からなる間接光用投光装置131を、点滅させて搭乗者300に踏板ベルト41の乗降位置を認識させる場合には、投光される間接光が、踏板ベルト41の移動方向へ見かけ上、移動するように見える構成として、間接光の移動速度を、前記踏板ベルト41の移動速度と同期させると良い。
【0052】
このようにすることで搭乗者300は、踏板ベルト41の移動速度を点滅する間接光から認識することができ、踏板ベルト41に搭乗するタイミングをつかむことができる。
【0053】
尚、間接光の移動速度を、30m/min〜50m/minの範囲内とすることで、視覚障害者の方が利用しやすい踏板ベルト41の移動速度とすることができる。
【0054】
このように構成することにより、搭乗者300が目の不自由な視覚障害者の場合でも、乗り位置230に到達した時に間接光用投光装置131から投光される間接光により、踏板ベルト41の乗り位置を搭乗者300に認識させることができる。また、踏板ベルト終点92から乗り位置側方向へ間接光用投光装置131を設けることで、降り位置240の手前で、搭乗者300に間接光を投光することができ、踏板ベルト41の降り位置を搭乗者300に認識させることができる。
【0055】
また、目の不自由な視覚障害者の方が認識しやすい間接光を利用しているため、踏板ベルト41の乗降位置を認識しやすく、目の不自由な視覚障害者の方々でも安心して動く歩道装置を利用することができる。
【0056】
さらに、間接光用投光装置131から投光される間接光を点滅させることで、搭乗者300は、踏板ベルト41の移動速度を点滅する間接光から認識することができ、踏板ベルト41に搭乗するタイミングをつかむことができる。
(第2の実施形態)
図6は本発明の第2の実施形態による動く歩道装置の構造の斜視図であり、図7は図6の線B1−B2に沿う動く歩道の断面図であり、図8は本発明の第2の実施形態の降り位置付近の動く歩道装置の側面図を示したものである。
【0057】
尚、図6〜図7に示した範囲L,Mは、間接光用投光装置が設けられた範囲を示している。
【0058】
図8に示すように、本実施例の動く歩道装置には、踏板ベルト41の両側に設けられた一対の側面部フレーム200に、搭乗者に乗降位置を認識させるための間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とが設けられている。
間接光用投光装置131は、スカートガード垂直部112と手摺り部支持板123との間に配設されており、直接光用投光装置181は、スカートガードテーパー部と手摺り部支持板123との間に配設されている。
【0059】
図7に示すように、乗り位置側には、踏板ベルト始点102から幅Lの範囲に、複数個の光源からなる間接光用投光装置131がスカートガード垂直部112と手摺り部支持板123との間に配設されている。また、複数個の光源からなる直接光用投光装置181が、スカートガードテーパー部111と手摺り部支持板123との間に配設されている。
【0060】
さらに、間接光用投光装置131は、乗り位置230に立った搭乗者300に間接光が投光できるような方向に配設され、直接光用投光装置181は、搭乗者300に直接光が投光できるような方向に配設されている。
【0061】
間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とを設ける範囲Lは、例えば、3mm程度とすることができる。
【0062】
図7に示すように、降り位置側には、踏板ベルト終点92から乗り位置側方向へ範囲Lの範囲に、複数個の光源からなる間接光用投光装置131が、スカートガード垂直部112と手摺り部支持板123との間に配設されている。また、複数個の光源からなる直接光用投光装置181は、スカートガードテーパー部111と手摺り部支持板123との間に配設されている。
【0063】
図8に示すように、間接光用投光装置131は、搭乗者300が範囲Mの範囲内に存在する時に、搭乗者300に間接光が投光できるような方向に配設されている。また、直接光用投光装置181は、搭乗者300が範囲Mの範囲内に存在する時に、搭乗者300に直接光が投光できるような方向に配設されている。
【0064】
間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とを設ける範囲Mは、例えば、3mm程度とすることができる。
【0065】
尚、スカートガード110は、例えば、光を透過するタイプの材質が好ましい。光が透過できるスカートガード110を用いることにより、間接光用投光装置131からの間接光を搭乗者300に投光することが可能となる。
【0066】
また、間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とを設ける位置は、搭乗者300に間接光と直接光とを投光できるのであれば、側面部フレーム200のどこに設けても良い。また、間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とを設ける範囲L,Mについては、搭乗者300が踏板ベルト41の乗降位置を認識できる範囲であればよく、上記値に限定されることはない。
【0067】
このように構成することにより、搭乗者300が目の不自由な視覚障害者の場合でも、間接光用投光装置131から投光される間接光により、踏板ベルト41の乗降位置を認識させることができる。また、直接光用投光装置181を設けて併用することで、間接光よりも直接光を認識しやすい健常者にも、明確に踏板ベルト41の乗降位置を認識させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第2の実施形態の変形例である。
【0068】
図9は、本発明の第3の実施形態の降り位置付近の動く歩道装置の側面図を示したものである。同図中に示した範囲P,Qはそれぞれ踏板ベルト41の範囲を示している。
【0069】
同図に示すように本実施形態の動く歩道装置は、一対の側面部フレーム200のうちの一方の側面部フレーム200には間接光用投光装置131を設け、他方の側面部フレーム200には直接光用投光装置181を設けたものである。
【0070】
間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とは、共に搭乗者に踏板ベルト41の乗降位置を認識させるための手段である。
【0071】
間接光用投光装置131は、スカートガード垂直部112と手摺り部支持板123との間に配設されており、直接光用投光装置181は、スカートガードテーパー部と手摺り部支持板123との間に配設されている。
【0072】
間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とを設ける範囲L,Mは、例えば、範囲Lを3mm程度、範囲Mを3mm程度とすることができる。
【0073】
尚、スカートガード110は、例えば、光を透過するタイプの材質が好ましい。光が透過できるスカートガード110を用いることにより、間接光用投光装置131からの間接光を搭乗者300に投光することが可能となる。
【0074】
また、間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とを設ける位置は、搭乗者300に間接光と直接光とを投光できるのであれば、側面部フレーム200のどこに設けても良い。また、間接光用投光装置131と直接光用投光装置181とを設ける範囲L,Mについては、搭乗者300が踏板ベルト41の乗降位置を認識できる範囲であればよく、上記値に限定されることはない。
【0075】
このように構成して、かつ、動く歩道装置の乗り位置の手前で、例えば、アナウンス等により、健常者には踏板ベルト41の範囲Pに搭乗してもらい、視覚障害者の方には踏板ベルト41の範囲Qに搭乗してもらうことで、健常者には直接光により踏板ベルト41の乗降位置を認識させ、視覚障害者の方には間接光により踏板ベルト41の乗降位置を認識させることができる。
【0076】
また、搭乗者が目の不自由な視覚障害者の場合には、直接光をまぶしく感じ認識しにくい方もいるが、視覚障害者の方には間接光のみ投光されるため乗降位置を認識しやすい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第1の実施形態の動く歩道装置の乗降位置付近のスカートガードにそれぞれ発色の違うフットライトを設けた動く歩道装置である。
【0077】
図10は本発明の第4の実施形態による動く歩道装置の構造の斜視図であり、図11は図10の線C1−C2に沿う動く歩道の断面図であり、図12は本発明の第4の実施形態による動く歩道装置の乗り位置付近の断面図である。
【0078】
尚、図10〜図11に示した、範囲L,Mの範囲は間接光用投光装置が設けられている範囲を示している。また、範囲Rは移動手摺り始点101から踏板ベルト始点102までの範囲のスカートガード110を示しており、範囲Sは踏板ベルト終点92から移動手摺り終点91からまでの範囲のスカートガード垂直部112を示している。
【0079】
図10において、先の第1の実施形態の説明で使用した図1に示した構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略する。また、図11においても、先の第1の実施形態の説明で使用した図3に示した構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0080】
図11〜図12に示すように、乗り位置230付近の踏板ベルト41の両側に設けられたスカートガード垂直部112と手摺り部支持板123の範囲Rには、フットライト211が搭乗者の足元を投光するように配設されている。また、降り位置240付近の踏板ベルト41の両側に設けられたスカートガード垂直部112と手摺り部支持板123の範囲Rには、フットライト221が搭乗者の足元を投光するように配設されている。
【0081】
フットライト211,221の発色は、例えば、フットライト211を緑色、フットライト221を赤色にすることができるが、これに限定されない。
【0082】
尚、フットライト211,221の動く歩道への取り付け位置に関しては、搭乗者の足元を投光することができるのであれば、側面部フレーム200のどこに設けても良い。
【0083】
このように構成することにより、乗り位置230にいる搭乗者300の足元を、例えば、発色が緑色のフットライト211により投光することで搭乗者300は、乗り位置230まで移動したことと、踏板ベルト始点102が近いことを認識できる。それにより、搭乗者300は踏板ベルト41に搭乗する準備をすることができる。
【0084】
また、降り位置240付近に、例えば、発色が赤色のフットライト221を設けることにより、踏板ベルト41に搭乗している搭乗者300は、降り位置240の位置を認識することができる。これにより、搭乗者300は踏板ベルト41から降りる準備をすることができる。
【0085】
さらに、間接光用投光装置131とフットライト211,221とを併用することにより搭乗者300は、乗り位置230と踏板ベルト41の境界と、降り位置240と踏板ベルト41の境界とをはっきりと認識することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、第1の実施形態の変形例である。
【0086】
第1の実施形態では範囲Lと範囲Mのみに間接光用投光装置131が配設されていたが、第5の実施形態は範囲Lと範囲Mの間にも間接光用投光装置131を配設した動く歩道装置である。
【0087】
図13は本発明の第5の実施形態による動く歩道装置の構造の斜視図であり、図14は図13の線D1−D2に沿う動く歩道の断面図である。
【0088】
尚、図13〜図14に示した、範囲Uは踏板ベルト始点102から踏板ベルト終点92までの範囲を示している。また、範囲Lは乗り位置230付近に設けられた間接光用投光装置132の範囲、範囲Mは降り位置240付近に設けられた間接光用投光装置Mの範囲、範囲Tは踏板ベルト41の中間地点に設けられた間接光用投光装置134の範囲をそれぞれ示している。
【0089】
図14に示すように、本実施例の動く歩道装置は、踏板ベルト始点102から踏板ベルト終点92までの範囲Uの一対のスカートガード垂直部112に、間接光用投光装置132,133,134,135が配設されている。
【0090】
同図中の範囲Lには、間接光用投光装置132が乗り位置230の搭乗者300に間接光を投光できるように配設されており、この間接光により搭乗者300は踏板ベルト41の乗り位置を認識することができる。
【0091】
範囲Mには、範囲Mにいる搭乗者300に間接光を投光できるように間接光用投光装置135が配設されており、搭乗者300はこの間接光により踏板ベルト41の降り位置を認識することができる。
【0092】
踏板ベルトの中間地点には範囲Tには、範囲Mにいる搭乗者300に間接光を投光できるように間接光用投光装置135が配設されており、この間接光により搭乗者300は踏板ベルト41の中間位置まで移動したことを認識することができる。
【0093】
範囲Uのうちで範囲L,T,M以外の範囲のスカートガード垂直部112には、間接光用投光装置133が配設されている。
【0094】
また、間接光用投光装置132,133,134,135の間接光の種類は、それぞれ違うものを適用することが望ましく、例えば、間接光用投光装置132は踏板ベルト41と同期した点滅可能な間接光、間接光用投光装置133は点灯状態の間接光、間接光用投光装置134は点滅速度を間接光用投光装置132と変えた点滅光、間接光用投光装置135は間接光用投光装置132,134よりも早いタイミングで点滅する間接光を用いることができる。
【0095】
また、動く歩道装置の全長が長い場合には、間接光用投光装置134が配設された範囲Tを複数箇所に設けることで、搭乗者300に踏板ベルト41上での搭乗者300の現在位置を認識させることができる。
【0096】
尚、間接光用投光装置132,133,134,135の投光する間接光の種類については、搭乗者300が踏板ベルト41の乗降位置と踏板ベルト41上の中間地点を認識できれば良く、これに限定されない。また、間接光用投光装置132,133,134,135を設ける位置は、搭乗者300に間接光を投光できるのであれは、側面部フレーム200のどの位置に設けても良い。
【0097】
このように、踏板ベルトの全長に沿って間接光用投光装置132,133,134,135を設けることで、搭乗者300に踏板ベルト41の乗降位置の認識だけでなく、踏板ベルト41上での搭乗者300の位置を認識させることができる。
【0098】
そのため、目の不自由な視覚障害者の方が踏板ベルト41上での自分の位置を認識でき、降り位置240にまでどれくらいの距離まで近づいているか知ることができる。これにより、目の不自由な視覚障害者の方が搭乗中に降り位置240を気にして不安な状態でいる必要は無く、リラックスした状態で動く歩道装置を利用することができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、第5の実施形態の変形例である。
【0099】
第6の実施形態は、第5の実施形態の動く歩道装置の踏板ベルト始点102から踏板ベルト終点92までの範囲Uの一対のスカートガードテーパー部111に、直接光用投光装置を配設した動く歩道装置である。
【0100】
図15は、本発明の第6の実施形態による動く歩道装置の踏板ベルト方向の断面図である。
【0101】
尚、図15において、先の第5の実施形態の説明で使用した図14に示した構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0102】
図15に示すように、本実施例の動く歩道装置は、踏板ベルト始点102から踏板ベルト終点92までの範囲Uのうちの一対のスカートガード垂直部112には間接光用投光装置132,133,134,135が配設され、一対のスカートガードテーパー部111には直接光用投光装置182,183,184,185が配設されている。
【0103】
次に、本実施形態に配設された直接光用投光装置182,183,184,185について説明する。
【0104】
同図中の範囲Lには、直接光用投光装置182が乗り位置230の搭乗者300に間接光を投光できるように配設されており、この間接光により搭乗者300は踏板ベルト41の乗り位置を認識することができる。
【0105】
範囲Mには、範囲Mにいる搭乗者300に直接光を投光できるように直接光用投光装置185が配設されており、搭乗者300はこの直接光により踏板ベルト41の降り位置を認識することができる。
【0106】
踏板ベルトの中間地点には範囲Tには、範囲Mにいる搭乗者300に直接光を投光できるように直接光用投光装置185が配設されており、この直接光により搭乗者300は踏板ベルト41の中間位置まで移動したことを認識することができる。
【0107】
範囲Uのうちで範囲L,T,M以外の範囲のスカートガードテーパー部111には、直接光用投光装置183が配設されている。
【0108】
また、直接光用投光装置182,183,184,185の直接光の種類は、それぞれ違うものを適用することが望ましく、例えば、直接光用投光装置182は踏板ベルト41と同期した点滅可能な直接光、直接光用投光装置183は点灯状態の直接光、直接光用投光装置184は点滅速度を直接光用投光装置182と変えた点滅光、直接光用投光装置185は直接光用投光装置182,184よりも早いタイミングで点滅する直接光を用いることができる。
【0109】
また、動く歩道装置の全長が長い場合には、直接光用投光装置184が配設された範囲Tを複数箇所に設けることで、搭乗者300に踏板ベルト41上での搭乗者300の現在位置を認識させることができる。
【0110】
さらに、一方の側面部フレーム200には間接光用投光装置132,133,134,135を設けて、他方の側面部フレーム200には直接光用投光装置182,183,184,185を設けるように構成しても良い。
【0111】
この場合、間接光用投光装置132,133,134,135が設けられている側の踏板ベルト41上を目の不自由な視覚障害者の方が利用して、直接光用投光装置182,183,184,185が設けられている側の踏板ベルト41上を健常者が利用することで、視覚障害者の方は間接光のみ投光されるため、はっきりと踏板ベルト41の乗降位置を認識することができる。
【0112】
尚、直接光用投光装置182,183,184,185の投光する直接光の種類については、搭乗者300が踏板ベルト41の乗降位置と踏板ベルト41上の中間地点を認識できれば良く、これに限定されない。また、直接光用投光装置182,183,184,185を設ける位置は、搭乗者300に直接光を投光できるのであれは、側面部フレーム200のどの位置に設けても良い。
【0113】
このように、踏板ベルトの全長に沿って直接光用投光装置182,183,184,185を設けることで、搭乗者300に踏板ベルト41の乗降位置の認識だけでなく、踏板ベルト41上での搭乗者300の位置を認識させることができる。また、踏板ベルト41に搭乗中に、搭乗者300が会話や余所見などをしていた場合でも、直接光用投光装置184が配設された範囲Tを複数箇所に設けることで搭乗者300は踏板ベルト41の降り位置を認識することができる。
【0114】
さらに、一方の側面部フレーム200に間接光用投光装置132,133,134,135を設け、他方の側面部フレーム200に直接光用投光装置182,183,184,185を設けることで、健常者には直接光により踏板ベルト41の乗降位置を認識させ、視覚障害者の方には間接光により踏板ベルト41の乗降位置を認識させることができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、第5の実施形態の変形例である。
【0115】
第7の実施形態は、第5の実施形態の動く歩道装置の乗り位置230付近と降り位置240付近に、発色の違うフットライトを配設した動く歩道装置である。
【0116】
図16は、本発明の第7の実施形態による動く歩道装置の踏板ベルト方向の断面図である。
【0117】
同図中に示す、範囲Rは移動手摺り始点101から踏板ベルト始点102までの範囲のスカートガード110を示しており、範囲Sは踏板ベルト終点92から移動手摺り終点91からまでの範囲のスカートガード垂直部112を示している。
【0118】
尚、図16において、先の第5の実施形態の説明で使用した図14に示した構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0119】
図16に示すように、本実施形態の動く歩道装置のスカートガード垂直部112の範囲Uには、間接光用投光装置132,133,134,135が配設され、範囲Rのスカートガード垂直部112にはフットライト211が配設され、範囲Sのスカートガード垂直部112にはフットライト221が配設されている。
【0120】
フットライト211,221の発色は、例えば、フットライト211を緑色、フットライト221を赤色にすることができるが、これに限定されない。
【0121】
尚、フットライト211,221の動く歩道への取り付け位置に関しては、搭乗者の足元を投光することができるのであれば、側面部フレーム200のどこに設けても良い。
【0122】
このように構成することにより、乗り位置230にいる搭乗者300の足元を、例えば、発色が緑色のフットライト211により投光することで搭乗者300は、乗り位置230まで移動したことと、踏板ベルト始点102が近いことを認識できる。それにより、搭乗者300は踏板ベルト41に搭乗する準備をすることができる。
【0123】
また、降り位置240付近に、例えば、発色が赤色のフットライト221を設けることにより、踏板ベルト41に搭乗している搭乗者300は、降り位置240の位置を認識することができる。これにより、搭乗者300は踏板ベルト41から降りる準備をすることができる。
【0124】
以上、これまで説明したような、目の不自由な視覚障害者の方が認識しやすい間接光を投光する間接光用投光装置131,132,133,134,135を踏板ベルト41の乗降位置に設けることで、視覚障害者の方に踏板ベルト41の乗降位置を認識させることができる。
【0125】
また、間接光用投光装置131,132,133,134,135と直接光用投光装置181,182,183,184,185を併せて設けることで、健常者には直接光により踏板ベルト41の乗降位置や、搭乗者300の踏板ベルト41上の位置を認識させ、視覚障害者の方には間接光により踏板ベルト41の乗降位置と搭乗者300の踏板ベルト41上の位置を認識させることができる。
【0126】
さらに、乗り位置230と降り位置240に発色の違うフットライトを配設することにより、乗り位置230と降り位置240の位置を認識することができる。
【0127】
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0128】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、搭乗者が目の不自由な視覚障害者の場合でも、間接光を投光することで搭乗者に動く歩道での現在位置を知らせることができる。
【0129】
また請求項2記載の発明では、搭乗者が目の不自由な視覚障害者の場合でも、間接光を投光することで搭乗者に踏板ベルトへの乗降位置を知らせることができる。
【0130】
また請求項3記載の発明では、搭乗者が直接光を認識しにくい、目の不自由な視覚障害者の場合には、搭乗者は間接光が投光されることで、踏板ベルトへの乗降位置を知ることができる。また、搭乗者が健常者の場合には、間接光よりも直接光のほうがはっきりと認識することができるため、直接光を投光することで踏板ベルトへの乗降位置を知ることができる。
【0131】
また請求項4記載の発明では、乗り位置と降り位置とに色の違う光を投光することで、搭乗者に乗り位置と降り位置の判別をさせることができる。
【0132】
また請求項5記載の発明では、踏板ベルトの両側に設けられた側面部フレームに光源を複数個配設した投光装置を設けることで、搭乗者に光を投光することができる。これにより、搭乗者に動く歩道での現在位置を知らせることができる。
【0133】
また請求項6記載の発明では、光の移動速度と踏板ベルトの移動速度とを同期させることで、搭乗者は光の移動を見ることで踏板ベルトの移動速度を知ることができる。これにより、搭乗者は踏板ベルトへ搭乗するタイミングを計ることができる。
【0134】
また請求項7記載の発明では、踏板ベルトの位置によって、いろいろな種類の投光装置を配設することができる。これにより、搭乗者に踏板ベルトの乗降位置だけでなく、他の踏板ベルト上での搭乗者の位置をも知らせることができる。
【0135】
また請求項8記載の発明では、乗降位置に第1の光の移動速度と、乗降位置以外の場所に第2の光の移動速度とを設けることで、光の移動速度を第1の光の移動速度と第2の光の移動速度との間で変えることができる。
【0136】
また請求項9記載の発明では、乗降位置に設けられた第1の光の移動速度と、乗降位置以外の場所に設けられた第2の光の移動速度の速度を変えることで、搭乗者は踏板ベルトの乗降位置を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による動く歩道装置の構造の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の降り位置付近の動く歩道装置の側面図である。
【図3】図1の線A1−A2に沿う動く歩道の断面図である。
【図4】間接光用投光装置をスカートガードテーパー部に設けた動く歩道の断面図である。
【図5】間接光用投光装置を手摺り部支持板に設けた動く歩道の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態による動く歩道装置の構造の斜視図である。
【図7】図6の線B1−B2に沿う動く歩道の断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の降り位置付近の動く歩道装置の側面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の降り位置付近の動く歩道装置の側面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態による動く歩道装置の構造の斜視図である。
【図11】
図10の線C1−C2に沿う動く歩道の断面図である。
【図12】本発明の第4の実施形態による動く歩道装置の乗り位置付近の断面図である。
【図13】本発明の第5の実施形態による動く歩道装置の構造の斜視図である。
【図14】図13の線D1−D2に沿う動く歩道の断面図である。
【図15】本発明の第6の実施形態による動く歩道装置の踏板ベルト方向の断面図である。
【図16】本発明の第7の実施形態による動く歩道装置の踏板ベルト方向の断面図である。
【符号の説明】
11 駆動プーリ
12 従動プーリ
21 駆動チェーン
31 手摺りベルト駆動装置
41 踏板ベルト
51 電動機
61 制御盤
71 手摺りベルト
81 減速機
91 移動手摺り終点
92 踏板ベルト終点
101 移動手摺り始点
102 踏板ベルト始点
110 スカートガード
111 スカートガードテーパー部
112 スカートガード垂直部
121 手摺り部
122 手摺り台
123 手摺り部支持板
131、132、133、134、135 間接光用投光装置
150 踏板ベルト部
161 ローラ
171 回転軸
181、182、183、184、185 直接光用投光装置
200 側面部フレーム
211 緑色フットライト
221 赤色フットライト
230 乗り位置
240 降り位置
300 搭乗者
301 健常者
302視覚障害者

Claims (9)

  1. 駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に対し光源から光を投光する投光装置とを具備する動く歩道装置において、
    前記投光装置は、
    前記搭乗者に対し間接光を投光するよう構成したことを特徴とする動く歩道装置。
  2. 請求項1記載の動く歩道装置において、
    前記投光装置は、複数個の光源から構成されており、
    前記投光装置は、前記搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を認知させうる位置に配置されていることを特徴とする動く歩道装置。
  3. 駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置とを具備する動く歩道装置において、
    前記投光装置は、
    前記搭乗者に対し間接光を投光する第1の投光部と、
    前記搭乗者に対し直接光を投光する第2の投光部とを有することを特徴とする動く歩道装置。
  4. 駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置とを具備する動く歩道装置において、
    前記投光装置は、乗り位置と、降り位置とに前記搭乗者の足元に光を投光するように配設され、
    前記光は、前記乗り位置と、前記降り位置とで違う色を用いることを特徴とする動く歩道装置。
  5. 駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置と、該投光装置が配設される側面部フレームとを具備する動く歩道装置において、
    前記側面部フレームを前記踏板ベルトの配設位置に沿って形成すると共に、
    前記側面部フレームの前記乗降位置に、光源を複数個配設したことを特徴とする動く歩道装置。
  6. 駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置とを具備する動く歩道装置において、
    前記投光装置は、点滅する複数個の光源から構成されており、
    該複数個の光源が点滅することにより、前記光源から発せられる光が、前記踏板ベルトの移動方向へ見かけ上移動するように見える構成とし、
    前記光の移動速度を、前記踏板ベルトの移動速度と同期させると共に、
    前記光の移動速度を、30m/min〜50m/minの範囲内に設定したことを特徴とする動く歩道装置。
  7. 駆動することにより搭乗者を搬送する踏板ベルトと、該搭乗者に前記踏板ベルトへの乗降位置を知らせる光を投光する投光装置と、該投光装置が配設される側面部フレームとを具備する動く歩道装置において、
    前記側面部フレームを前記踏板ベルトの配設位置に沿って形成すると共に、
    光源を複数個配設し、該複数の光源を前記側面部フレームの前記踏板ベルトの全長に渡り設けたことを特徴とする動く歩道装置。
  8. 請求項7記載の動く歩道装置において、
    前記投光装置は、点滅する複数個の光源から構成されており、
    該複数個の光源が点滅することにより、前記光源から発せられる光が、前記踏板ベルトの移動方向へ見かけ上移動するように見える構成とし、
    前記光の移動速度を、前記乗降位置に配設された第1の光の移動速度と、前記乗降位置以外の位置に配設された第2の光の移動速度とを設けたことを特徴とする動く歩道装置。
  9. 請求項8記載の動く歩道装置において、
    前記第1の光の移動速度と、前記第2の光の移動速度の値を変えたことを特徴とする動く歩道装置。
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KR101645220B1 (ko) * 2015-06-19 2016-08-03 목포대학교산학협력단 시각 장애인을 위한 대피경로 알림시스템
JP2018150143A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 フジテック株式会社 マンコンベア

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