JP2004181502A - 形状凍結性に優れたプレス加工方法およびそれに用いる加工工具 - Google Patents

形状凍結性に優れたプレス加工方法およびそれに用いる加工工具 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便で、高精度な断面ハット形状の部品を得ることができる形状凍結性に優れたプレス加工方法およびそれに用いる加工工具を提供する。
【解決手段】始めに金属板1に向かって凸となる断面半円形状の凸部を頭部に有するポンチ51を用い、断面ハット形状の壁部となる金属板部分にポンチの凸部を接触させるとともに金属板のハット頭部となる部分が外側に向かって凸となる凸形状に成形する予備加工を金属板に施し、次いで予備加工後の金属板に所定の断面ハット形状を得るためのポンチを用い、仕上げ加工を施す。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、金属板を断面ハット形状に成形する形状凍結性に優れたプレス加工方法およびそれに用いる加工工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車車体重量の軽減を図るため、素材として従来材より板厚が薄い高張力鋼板とか、比重が小さいアルミニウム合金板などが使用されるようになった。これらの素材は、プレス加工によって様々な部品に成形されるが、従来材に比べて強度が大きいか、またはヤング率(縦弾性係数)が小さい性質を有するため、所定の目標形状を得難い場合がある。
【0003】
例えば、金属板1から図7(a)に示すような断面形状がハット形の部品をプレス成形によって得る場合、図7(b)に示す通り、目標とする二点鎖線の形状であるべきところ、ポンチ外形から外れた実線に示すような形状を呈する。これがプレス加工において発生する形状凍結不良である。壁部Aとそれに続くフランジ部Bを有するような断面ハット形状の部品をプレス加工によって得る場合には、壁部Aとハット頭部C間の曲げ部Dおよび壁部Aとフランジ部B間の曲げ部Eが形成され、形状凍結不良は、ポンチの頭部に位置する曲げ部Dでのスプリングバックと、壁部Aでの反りに起因して生じることが知られている。
【0004】
断面ハット形状の金属板部品は、図8(a)、(b)に示すようにポンチ5とダイス3としわ押さえ4を備えた加工工具を用い、断面ハット形状を得るためのポンチ5の外形に沿うように金属板1を曲げることによって成形されるのが一般的であり、工具で拘束された離型前の状態がそのまま凍結されれば問題とならない。しかし、実際にはプレス加工によって付与された曲げモーメントのために、断面ハット形状に成形された成形体を工具から取り外すと、曲げモーメントがゼロになるように成形体が弾性変形する。このプレス加工によって付与された曲げモーメントが形状凍結不良の原因であって、素材の強度が大きいほど曲げモーメントが大きく、また曲げモーメントによって生じる弾性変形量はヤング率が小さいほど大きく、さらに素材板厚が薄いほど弾性変形量が大きくなるから、曲げモーメントを小さくすることが形状凍結性を向上させるうえで重要である。
【0005】
ところで、ポンチの頭部に位置する曲げ部Dでのスプリングバックに関しては、プレス加工における成形ストロークの最終工程において、曲げ加工を受けた金属板1の凸面側の少なくともその一部に所定深さの凹部を付与することにより十分小さくすることができることが知られている(特許文献1)。また、曲げ部Dでのスプリングバックがそれほど大きくない場合には、スプリングバック後に所定の断面ハット形状になるように予め断面ハット形状を得るためのポンチ等の加工工具に見込みを入れておくことによりほぼ解決できる。
【0006】
一方、壁部Aの反りに関しては、その解消が難しいという問題があった。例えば、図8(a)、(b)に示したように、所定のハット断面形状を得るためのポンチ5を用い、金属板1の幅方向両端部にしわ押さえ力を付加して、金属板1に絞り曲げ加工を施すと、金属板1は張力が付与された状態でダイス3の肩部3Aにより曲げ、曲げ戻されて、ポンチ5の外形に沿うように成形されるが、成形体内に生じている曲げモーメントにより、成形体を工具から取り外すと口開きとなるように壁部Aに大きい反りが発生してしまうのである。この壁部Aの反りは、強度が高い金属板素材やヤング率の小さい金属板素材を使用した場合には特に大きくなるので、予め加工工具に見込みを入れておくことで解決するのは困難であった。
【0007】
このような断面ハット形状部品の壁部Aの反りを抑制する技術として、特開平6−246355号公報(特許文献2)や特開2000−42635号公報(特許文献3)が開示されている。特開平6−246355号公報に開示されたプレス加工方法は、横方向にスライドするダイを用い、ポンチの肩部を支点として、金属板の壁部となる部分に反りの方向と逆方向に曲げを起こす予備曲げ加工により、金属板をハット形断面形状に成形する方法である。
【0008】
特開2000−42635号公報に開示されたプレス加工方法は、例えば、肩半径が5mm程度の部品に応じた所定の断面ハット形状のポンチを用い、ダイの肩部の半径が金属板素材板厚の1.0 〜2.5 倍で、ポンチとダイ間のクリアランスが金属板素材板厚の1.0 〜1.4 倍である加工工具を用い、しわ押さえ力を材料流入幅当たり所定範囲内とし、そのうえ、壁部の反りの曲率ρが小さくなるようにしわ押さえ力を付加しつつ、ポンチの工程が成形開始後下死点の直前までの間は、ポンチ頭部で金属板にたわみを付与し、下死点でたわみを解消して金属板をハット形断面形状に成形する方法である。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−174074号公報
【特許文献2】
特開平6−246355号公報
【特許文献3】
特開2000−42635号公報
【0010】
【発明の解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−246355号公報に記載のプレス加工方法は、ダイを横方向にスライドさせる必要があるために、プレス加工装置が複雑になる欠点があった。
特開2000−42635号公報に記載のプレス加工方法は、たわみ量が小さく、パンチ肩部のスプリングバック制御には効果があるが、壁部への影響はなく壁反りを抑制する効果はなかった。また、金属板1のハット頭部となる部分に付与できる曲げひずみが少なく、曲げひずみをより増やして、部品の強度をより向上させたいという要求があった。
【0011】
そこで、本発明は、上記従来の問題点を解決するにあたり、強度が高い金属板素材やヤング率の小さい金属板素材を使用した場合でも簡便な方法で、特に壁部の反りを小さくすることにより高精度な断面ハット形状の部品を得ることができ、かつハット頭部の曲げひずみを増やすことにより断面ハット形状の部品の強度をより高めることができる形状凍結性に優れたプレス加工方法およびそれに用いる加工工具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の通りである。
1. ポンチとダイスとしわ押さえを備えた加工工具を用い、金属板を断面ハット形状に成形するプレス加工を行うに際し、ダイスとしわ押さえとにより前記金属板の幅方向両端部を挟んで挟圧した状態で、始めに前記金属板に向かって凸となる断面半円形状の凸部を頭部に有するポンチを用い、前記断面ハット形状の壁部となる前記金属板部分にポンチの凸部を接触させるとともに前記金属板のハット頭部となる部分が外側に向かって凸となる凸形状に成形する予備加工を前記金属板に施し、次いで予備加工後の金属板に所定の断面ハット形状を得るためのポンチを用い、仕上げ加工を施すことを特徴とする形状凍結性に優れたプレス加工方法。
2. 前記予備加工後の金属板に仕上げ加工を施すに当たり、頭部に凹部を設けた所定の断面ハット形状を得るためのポンチと、該ポンチの凹部に応じた凸部を有するハット頭部成形工具を前記ポンチと対向するダイス側の部位に設けた加工工具を用い、成形ストロークの下死点到達直前で前記金属板のハット頭部となる部分を内側に向かって凸形状に成形することを特徴とする上記1.に記載の形状凍結性に優れたプレス加工方法。
3. 請求項1または2に記載のプレス加工方法に用いるポンチであって、該ポンチは、その頭部が所定の断面ハット形状を得るように形成されていると共に、その頭部に金属板に向かって前進、後退可能な入子ポンチを内蔵し、この入子ポンチは、その頭部に前記金属板に向かって凸となる断面半円形状の凸部を有し、この凸部が前記ポンチの頭部より突き出した状態で前記ポンチの頭部に装着され、かつ所定の押圧力により前記ポンチの頭部内に収納されるように構成されていることを特徴とする加工工具。
【0013】
【発明の実施の形態】
先ず、図1を用い、本発明の第1実施の形態に係るプレス加工方法について説明する。図1(a)〜(d)は、第1工程と第2工程の2工程で金属板のプレス加工を行う際の金属板1の形状を示す概略縦断面図である。
第1実施の形態に係るプレス加工方法は、図1(a)、(b)に示すように第1工程で、金属板に向かって凸となる断面半円形状の凸部を頭部に有するポンチ51を用いて予備加工を金属板1に施し、次いで予備加工後の金属板1に図1(c)、(d)に示すように第2工程で、所定の断面ハット形状を得るためのポンチ52を用いて、仕上げ加工を施し、金属板1を目標のハット形断面に成形するプレス加工を行っている。ポンチ51には、ダイス31としわ押さえ41が対応する加工工具として用いられる。またポンチ52には、ダイス32としわ押さえ42が対応する加工工具として用いられる。
【0014】
第1工程では、ダイス31としわ押さえ41により金属板1の幅方向両端部を挟んで挟圧し、ポンチ51を用いて予備加工を行い、第2工程では、ダイス32としわ押さえ42により予備加工後の金属板1の幅方向両端部を挟んで挟圧し、ポンチ52を用いて仕上げ加工を行っている。
なお、第1工程をポンチ51とダイス31としわ押さえ41を備えた成形工程で、第2工程をポンチ52とダイス32としわ押さえ42を備えたリストライク工程で行うことにより、金属板1を成形工程に続いてリストライク工程に通過させ、従来のリストライク工程を持つプレス加工工程で金属板を断面ハット形状に成形するプレス加工を能率良く実施することができる。しわ押さえ41、42は、ロッドを介して図示しない油圧シリンダーに接続することによって金属板1を所定の押さえ力で挟圧可能である。押さえ力は、油圧シリンダー内の油圧の圧力を調整するレリーフバルブにより所定値に設定することができる。図1中、符号32A は、ダイス32の肩部で、部品の曲げ部E(図7(a)参照)に応じた所定の肩半径に形成されている。
【0015】
ここで、第2工程の仕上げ加工に用いるポンチ52は、得るべき部品に応じた所定の断面ハット形状を得るためのポンチである。所定の断面ハット形状を得るためのポンチ52の肩部の肩半径は、部品の曲げ部Dに応じて決定される。ポンチ52のポンチ幅は、金属板1にしごき加工を付加せずに仕上げ曲げ加工を施すことができるようにポンチ52とダイス3間のクリアランスを成形ストロークの下死点で見て、金属板素材の板厚の1.0 〜1.5 倍とするのが好ましい。なお、ポンチ52、ダイス32、およびしわ押さえ42は、図8に示した加工工具であるポンチ5、ダイス3およびしわ押さえ4と概略同じ形状のものを用いればよい。
【0016】
一方、第1工程の予備加工に用いるポンチ51は、金属板51に向かって凸となる断面半円形状の凸部を頭部に有するポンチである。ポンチ51の凸部の半径はrであり、図1(a)、(b)に示されたポンチ51と、図1(c)、(d)に示されたポンチ52を比較して明らかなように、ポンチ51の凸部の半径rは、所定の断面ハット形状を得るためのポンチ52の肩部の肩半径より大きく、かつ図1(b)に示した成形体上の点Pがポンチ51の凸部と接触する大きさとされている。ここで点Pは、図1(d)に示すように金属板1の壁部となる部分に含まれる成形体上の部位である。
【0017】
このような断面半円形状の凸部を頭部に有するポンチ51を用い、目標形状に到達する前の途中形状に成形する予備曲げ加工を金属板に施し、金属板1の仕上げ加工後のハット形状の壁部となる部分にポンチ51の凸部を接触させると共に、金属板1のハット頭部となる部分が外側に向かって凸となる凸形状に金属板1を成形している。このために、途中形状に成形された成形体の壁部には、予備加工により、仕上げ加工後の成形体の壁部に生じる反りと、反りに対して逆向きの曲げ加工を成形体に付与することができるようになり、この結果、仕上げ加工後の成形体の壁部に生じる反りを小さくすることができるのである。
【0018】
本発明に係るプレス加工方法によれば、強度が高い金属板素材やヤング率の小さい金属板素材を使用した場合であっても主に壁部の反りを小さくすることにより寸法精度を向上させることができる。
ここで、上述した予備加工に用いるポンチ51の頭部半径rは、成形体に生じる壁部の反りをできるだけ0に近づけることがきるように、使用する金属板素材の板厚、強度およびヤング率、断面寸法などにより決めるのが好ましい。その際、ポンチ51のポンチ幅2×rは、ポンチ52の幅と同じもしくは小さくなるように決定するのが好ましい。予備加工に用いるポンチ51のポンチ幅が仕上げ曲げ加工に用いるポンチ52の幅以上であると、第2工程で成形部材が、ダイス内におさまらないもしくは、クリアランスが過少で型かじりが発生するような不具合が発生するからであるである。
【0019】
説明するまでもなくポンチ51を用いた予備加工においては、ダイス31としわ押さえ41により挟まれた金属板1の幅方向端部分、すなわち、金属板1のフランジ部となる部分、金属板1の壁部となる部分および金属板1のハット頭部となる部分をそれぞれ途中形状に成形している。第1工程で使用する凸型の断面半円形状ポンチは、金属板をポンチ外側に凸になるように曲げ加工を施すことができればよく、壁反り量を低減するという本発明の効果はポンチ先端の凸部の形状・曲率の大きさなどにより制限されない。予備加工を金属板に付与する範囲については、仕上げ加工後のハット断面壁部となる金属板の部位に第1成形工程でポンチの凸部が接触し曲げ加工歪みが付与されていれば、凸部が接触した部位の壁反り量は、低減されることになり本発明の効果を得ることができる。
【0020】
製品の形状、金属板の板厚・材質などに応じて、壁部の反り量を適切に抑制するためのポンチ凸部の形状、曲率、予備加工を金属板に付与する範囲などは変化するため、製品に許容される寸法誤差、使用する金属板の材料特性などを考慮し、予め予備実験などによる検証を行い実験的に最適な値を選定すればよい。
また、第1実施の形態に係るプレス加工方法では、金属板1のハット頭部となる部分が外側に向かって凸となる凸形状に成形された後、曲げ戻されて平坦となっている。このために、金属板1のハット頭部となる部分に従来より大きい曲げひずみを導入することができ、金属板1のハット頭部となる部分に加工硬化を生じさせて部品の強度を高めることができる。
【0021】
ところで予備加工により成形体に付与した曲げ歪みは、部品の壁部の反りを抑制するように作用する一方で金属板部品のハット頭部に反りを生じさせる原因になり、問題となる場合がある。そこで、第2工程において、図2に示すような頭部に凹部を設けた所定の断面ハット形状を得るためのポンチ6と、ポンチ6の凹部に応じた凸部を有するハット頭部成形工具3Bをポンチ6と対向するダイス側の部位に設けた加工工具を用い、予備加工後の金属板1に仕上げ加工を施し、第1工程でハット頭部に付与される曲げ歪みと逆方向の曲げ加工を付与することによりハット頭部の反りを小さくするのが好ましい。
【0022】
このような加工工具を用いたプレス加工方法では、頭部に凹部を設けた所定の断面ハット形状を得るためのポンチ6を用い、成形ストロークの下死点到達直前でポンチ6の凹部とハット頭部成形工具3Bの凸部間で金属板1を曲げて金属板1のハット頭部となる部分を内側に向かって凸形状に成形することにより、導入される曲げひずみをより一層増やすことができる。この結果、金属板の加工硬化による強度向上効果をより高くすることができる利点がある。
【0023】
また、本発明に係るプレス加工方法は、以下に説明するように1工程で金属板のプレス加工を行うこともできる。本発明に係る第2実施の形態に係るプレス加工方法は、図3に示すようなポンチ7を用いて行うのが好適である。
上記のポンチ7は、その頭部が所定の断面ハット頭部形状を得るように形成されていると共にその頭部に金属板1に向かって前進、後退可能な入子ポンチ8を内蔵している。この入子ポンチ8は、その頭部に金属板1に向かって凸となる断面半円形状の凸部を有し、この凸部がポンチ7の頭部より突き出した状態でポンチ7の頭部に装着され、かつ所定の押圧力によりポンチ7の頭部内に収納されるように構成されている。入子ポンチ8が第1実施の形態に用いたポンチ51に相当する機能を有し、ポンチ7が第1実施の形態に用いたポンチ52に相当する機能を有する。
【0024】
したがって、このようなポンチ7を用いたプレス加工方法によれば、図3(a)→(b)に示すように入子ポンチ8の凸部をポンチ7の頭部より突き出した状態で目標形状に到達する前の途中形状に成形する予備加工を金属板1に施すことができ、引き続いて、予備加工後の金属板1に図3(b)→(c)にように入子ポンチ8を収納しつつ、ポンチ7により仕上げ加工を施すことができるために1工程で金属板1を断面ハット形状に成形することができる。
【0025】
金属板1を介してハット頭部成形工具3B’の頂点から所定の押圧力が付加されると、図3(c)に示すように入子ポンチ8がポンチ7の頭部内に収納され、入子ポンチ8に代わりポンチ7により仕上げ加工を予備加工後の金属板1に施すことが可能な構造としては、バネに代表される弾性体に入子ポンチ8を支持させる構造とすることができる。例えばバネを用いる場合には、バネ定数の適切なものを選定することが重要である。なお、ポンチ7としては、その頭部に凹部を有する所定の断面ハット形状を得るためのポンチを用いており、成形ストロークの下死点到達直前で金属板1のハット頭部となる部分を内側に向かって凸形状に成形している。図3(c)に示す成形ストロークのエンドから、ダイス3およびしわ押さえ4を上昇させ、成形体を取り出して金属板1を断面ハット形状に成形する1ストロークが終了する。このように第2実施の形態に係るプレス加工方法は、一工程で断面ハット形状の金属板部品を成形する方法である。勿論、ポンチ7の頭部に油圧室を設けて入子ポンチ8のストロークを制御しても同様な作用、効果を発揮させることができる。なお、ここでは、1工程で金属板のプレス加工を行う場合について、ハット頭部を内側に向かって凸形状に成形する場合を例をあげて説明したが、この形状に限定されるものではなく、同様の機構は内側に向って凸形状を有さない場合等、所定の断面ハット形状を得るためのポンチに適用することができる。
【0026】
【実施例】
(実施例1) ポンチとダイスとしわ押さえを備えた加工工具を用い、プレス加工により壁部とフランジ部を有する断面ハット形状の部品を製造し、部品の寸法精度を調べ、その結果を従来例の場合と比較して図4に示した。
金属板素材としては、引張強さが270 MPa 、590 MPa 、980 MPa で、板厚が1.2mm の鋼板と、板厚が1.2mm の5000系のアルミニウム合金板(ヤング率:70GPa )の4種類を用いた。いずれの場合においても成形高さは55mmとし、部品の寸法精度は、工具から成形体を取り出した後、壁部間の高さ方向、ハット頭部から45mm部位での間隔を測定し、ポンチ幅に対する誤差で評価した。しわ押さえ力は、20kNとした。
【0027】
発明例1は、図1(a)〜(d)のようにして初めに、断面半円形状の凸部を頭部に有するポンチ51を用いて成形工程で予備加工を金属板に施し、次いで予備加工後の金属板にリストライク工程で所定の断面ハット形状を得るためのポンチ52を用いて仕上げ加工を施し、2工程でプレス加工を行った場合であり、発明例2は、発明例1におけるポンチ52に代わり、図2(a)、(b)のように頭部に凹部を有する所定の断面ハット形状のポンチ6を用いて仕上げ加工を予備加工後の金属板に施した場合である。また発明例3は、図3のように断面半円形状の凸部を頭部に有する入子ポンチ8を内蔵した所定の断面ハット形状を得るためのポンチ7を用い、予備加工および仕上げ加工を1工程としてプレス加工を行った場合である。従来例の場合は、予備加工を行わずに図8のように所定の断面ハット形状のポンチ5を用いて、1工程でプレス加工を行った場合である。
【0028】
断面ハット形状を得るためのポンチ5、52、6の幅は50mm、ポンチ5、52、6の肩部の半径は5mmとした。また、ポンチ6の凹部の曲率半径は50mmとし、対応するハット頭部成形工具3Bの凸部の曲率半径は50mmとした。但し、予備加工に用いたポンチ51の頭部半径rは25mm、ポンチ幅は50mmとし、同様に予備加工に用いた入子ポンチ8の凸部の半径rは20mm、入子ポンチ8のポンチ幅は40mmとした。入子ポンチ8を内蔵するポンチ7のポンチ幅は50mm、ポンチ7の肩部の半径は5mmとした。なお、ポンチ7の入子ポンチ8は、バネにより支持する構造とした。また、ダイス3、31、32、33の内壁間の間隔は53mmとし、ダイスの肩部の半径は5mmとした。しわ押さえ4、41、42、43の寸法、材質は同じものとした。
【0029】
図4に示す部品の寸法誤差の結果から、頭部形状の特殊なポンチを用いて予備曲げ加工を行わず、所定の断面ハット形状のポンチ5を用いて金属板を断面ハット形状に成形するプレス加工を行った従来例の場合には部品の寸法誤差が大きいが、発明例1、2および3の場合には、頭部形状の特殊なポンチを用いて予備曲げ加工を金属板に施したので、部品の寸法精度が良好であることがわかる。また、発明例2および3の場合には、頭部に凹部を有する断面ハット形状のポンチを用いて成形ストロークの下死点到達直前で金属板のハット頭部となる部分を内側に向かって凸形状に成形したので、一段と部品の寸法精度が良好であることがわかる。
(実施例2)ポンチとダイスとしわ押さえを備えた加工工具を用い、プレス加工により壁部とフランジ部を有する断面ハット形状の金属板部品を製造し、部品の寸法精度および組み立てた場合の耐衝撃特性を調べた。なお、加工工具は、実施例1と同じものを用い、ダイス内壁間のみ、板厚に応じ54mmとした。しわ押さえ力は、20kNとした。
【0030】
金属板素材としては、引張強さが440MPaで、板厚が1.6mm の一般の熱延鋼板(非BH鋼板)と、引張強さが440MPaで、板厚が1.6mm の塗装焼付硬化型高強度熱延鋼板(BH鋼板)を用いた。なお、ここで用いたBH鋼板は10%予歪後、170 ℃×20分の熱処理を施すことによる降伏応力上昇量(ΔYS)が80 MPaであり、引張強度上昇量(ΔTS)が60 MPaとなるものであり、非BH鋼板はΔYSが10MPa程度、ΔTSが5 MPa以下であった。
【0031】
部品の寸法精度は、実施例1と同様にして調べ、その結果を図5に示した。
また耐衝撃特性は、プレス加工により得られた部品を切断して長手方向長さを200mm とし、それぞれの部品のフランジ部に部品に用いたと同じ種類の金属板素材をあて板としてスポット溶接し、断面が閉じた閉断面構造部材を組み立ててから塗装時の熱処理と同じ条件である170 ℃×20分の熱処理を施し、その後熱処理を施した閉断面構造部材の長手方向から時速50kmの速さで錘を衝突させる衝突圧潰試験を行って、得た最大荷重比率で評価した。最大荷重比率は、衝突圧潰試験の衝突時に発生する荷重をロードセルにより測定し、従来方法の場合における最大荷重を1とした比率である。最大荷重比率が1より大きいほど耐衝撃特性が良好であり、部品の強度がより高いと判断した。最大荷重比率の結果を図6に示した。
【0032】
図5に示す部品の寸法誤差の結果から、非BH熱延鋼板および塗装焼付硬化型高強度熱延鋼板(BH鋼板)のどちらでも実施例1に用いた金属板素材と同様な結果が得られている。
また、図6に示す最大荷重比率の結果から、発明例1、2および3の場合には従来例の場合より耐衝撃特性が良好であることがわかる。また発明例2、3の場合には、頭部に凹部を有する断面ハット形状のポンチを用いて成形ストロークの下死点到達直前で金属板のハット頭部となる部分を内側に向かって凸形状に成形したので、さらに耐衝撃特性が良好である。これはプレス加工によりハット頭部の曲げひずみを増やしたことにより、部品の強度をより高めることができたためである。またさらに、発明例1、2、3の場合には、塗装焼付硬化型高強度熱延鋼板を素材として用いることにより、耐衝撃特性向上効果を一層発揮できることがわかる。この塗装焼付硬化型鋼板(いわゆるBH鋼板)は、プレス加工後に施す塗装時の熱処理により、プレス加工によりひずみが導入された部分において金属板の降伏応力(YS)または引張強度(TS)が上昇するという特性を有するからである。
【0033】
以上の説明では、図7(a)に示したようにフランジ部Bに対して略垂直な壁部Aを有する断面ハット形状に金属板1を成形するとしているが、本発明のプレス加工方法によれば、仕上げ加工を施すに当たり、所定の断面ハット形状を得るためのポンチを用いることにより、図9(a)に示すような斜め壁部Aを有する形状に金属板1を成形することもできるし、図9(b)、(c)に示すような傾斜したハット頭部を有する形状やハット頭部に段差を有する形状など、種々の断面ハット形状に金属板1を成形することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、強度が高い金属板素材やヤング率の小さい金属板素材を使用した場合でも簡便な方法で、特に壁部の反りを小さくすることにより高精度な断面ハット形状の部品を得ることができ、かつハット頭部の曲げひずみを増やすことにより断面ハット形状の部品の強度をより高めることができる。この結果、組み立てが容易に行え、かつ耐衝撃特性に優れた自動車用部品とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施の形態に係るプレス加工方法の説明図であって、(a)、(b)は第1加工工程での金属板形状を示す概略縦断面図、図1(c)、(d)は第2加工工程での金属板形状を示す概略縦断面図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施の形態に係るプレス加工方法の第2加工工程で用いて好適な工具形状を示す概略縦断面図である。
【図3】図3は、本発明の第2実施の形態に係るプレス加工方法における金属板形状を示す概略縦断面図である。
【図4】図4は、本発明のプレス加工方法により製造した金属板部品の寸法精度を従来と比較して示すグラフである。
【図5】図5は、本発明のプレス加工方法により製造した、非BH鋼板部品とBH鋼板部品の寸法精度を従来法と比較して示すグラフである。
【図6】図6は、図5に示した非BH鋼板部品とBH鋼板部品の熱処理後の耐衝撃特性を従来法と比較したグラフである。
【図7】図7は、金属板部品の形状を示す(a)は斜視図、(b)は正面図である。
【図8】図8は、従来のプレス加工方法の説明図である。
【図9】図9は、ハット状部品の他の形状を示す正面図である。
【符号の説明】
1 金属板
A 壁部
B フランジ部
C ハット頭部
D 壁部とハット頭部間の曲げ部
E 壁部とフランジ部間の曲げ部
5、51、52、6、7 ポンチ
3、31、32、33 ダイス
3A、31A 、32A 、33A ダイスの肩部
3B、3B’ ハット頭部成形工具
4、41、42、43 しわ押さえ
8 入子ポンチ
半径

Claims (3)

  1. ポンチとダイスとしわ押さえを備えた加工工具を用い、金属板を断面ハット形状に成形するプレス加工を行うに際し、ダイスとしわ押さえとにより前記金属板の幅方向両端部を挟んで挟圧した状態で、
    始めに前記金属板に向かって凸となる断面半円形状の凸部を頭部に有するポンチを用い、前記断面ハット形状の壁部となる前記金属板部分にポンチの凸部を接触させるとともに前記金属板のハット頭部となる部分が外側に向かって凸となる凸形状に成形する予備加工を前記金属板に施し、
    次いで予備加工後の金属板に所定の断面ハット形状を得るためのポンチを用い、仕上げ加工を施すことを特徴とする形状凍結性に優れたプレス加工方法。
  2. 前記予備加工後の金属板に仕上げ加工を施すに当たり、頭部に凹部を設けた所定の断面ハット形状を得るためのポンチと、該ポンチの凹部に応じた凸部を有するハット頭部成形工具を前記ポンチと対向するダイス側の部位に設けた加工工具を用い、成形ストロークの下死点到達直前で前記金属板のハット頭部となる部分を内側に向かって凸形状に成形することを特徴とする請求項1に記載の形状凍結性に優れたプレス加工方法。
  3. 請求項1または2に記載のプレス加工方法に用いるポンチであって、該ポンチは、その頭部が所定の断面ハット形状を得るように形成されていると共に、その頭部に金属板に向かって前進、後退可能な入子ポンチを内蔵し、この入子ポンチは、その頭部に前記金属板に向かって凸となる断面半円形状の凸部を有し、この凸部が前記ポンチの頭部より突き出した状態で前記ポンチの頭部に装着され、かつ所定の押圧力により前記ポンチの頭部内に収納されるように構成されていることを特徴とする加工工具。
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