JP2004180813A - 薬臭脱臭装置 - Google Patents

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JP2004180813A
JP2004180813A JP2002349512A JP2002349512A JP2004180813A JP 2004180813 A JP2004180813 A JP 2004180813A JP 2002349512 A JP2002349512 A JP 2002349512A JP 2002349512 A JP2002349512 A JP 2002349512A JP 2004180813 A JP2004180813 A JP 2004180813A
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Masakazu Shoji
正和 東海林
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Osada Research Institute Ltd
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Abstract

【課題】病院等で使用する薬の薬臭が院内に漂うのを効果的に防止するようにした薬臭脱臭装置を提供する。
【解決手段】上面12aが通気性の気密容器12と、該気密容器12に接続され、該気密容器の上面周囲の空気を吸引・排出する空気吸引装置16と、吸引された空気中の臭いを脱臭する脱臭装置15とから成る。気密容器12の上面12aに置かれた薬液ビン11から発せられる臭いを空気吸引装置16にて吸引し、脱臭装置15により脱臭して、院外に排出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬品臭脱臭装置、より詳細には、例えば、歯科医院等において、ワークテーブルに置かれる薬品から発生される薬品臭を吸引・排出するようにした薬品臭脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、本発明が適用される一例としての歯科治療ユニットの概略構成を示す全体構成図で、該歯科治療ユニットは、治療椅子1,ワークテーブル2,スピットン3,無影灯4,インスツルメントホルダー5,フットコントローラ6,アシスタント用インスツルメントホルダー7等から成り、インスツルメントホルダー5には、歯科治療において使用する種々のインスツルメント8が収納されており、周知のように、歯科治療に当り、患者は歯科治療椅子1に座り、頭を安頭台9に固定し、一般的には、腕を肘受け10に乗せて治療を受ける。治療中、術者は治療椅子1を上下動,起倒,傾斜動倒させて、患者を治療しやすい姿勢にして治療を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ワークテーブル2上には、歯科治療に必要なピンセット等各種治療器具、ガーゼ等の治療材、及び、各種薬液ビン等が置かれているが、薬液ビンから薬液臭が発生し、院内に薬液臭が漂い、室内環境を悪くしていた。
【0004】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、歯科医院に限定されるものではなく、通常の病院等も適用できるものであるが、病院で使用する薬の薬臭が院内に漂うのを効果的に防止するようにした薬臭脱臭装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上面が通気性の気密容器と、該気密容器に接続され、該気密容器の上面周囲の空気を吸引・排出する空気吸引装置と、吸引された空気中の臭いを脱臭する脱臭装置とから成り、前記気密容器の上面に置かれた薬品から発せられる臭いを吸引,脱臭するようにしたことを特徴としたものである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記気密容器から吸引・排出される空気の流量を調整する風量調整手段を有することを特徴としたものである。
【0007】
請求項3の発明は、歯科用ワークテーブルに一体的に取り付けられた薬品臭脱臭装置であって、該脱臭装置は、上面が通気性の薬品載置板で構成された気密性の筐体と、該筐体の上面周囲の空気を前記通気性の薬品載置板を通して吸引・排出する空気吸引装置とから成り、前記薬品載置板上に置かれた薬品から発せられた臭いを吸引・排出するようにしたことを特徴としたものである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記空気吸引装置は、歯科治療に用いるバキューム装置と共用の空気吸引装置であることを特徴としたものである。
【0009】
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において、前記筐体から吸引された空気中の臭いを脱臭する脱臭装置を有することを特徴としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による薬臭脱臭装置の一例を説明するための要部構成図で、図中、11は薬液ビン、12は該薬液ビン11を載せる容器で、該容器12の上面板12aは通気性の部材、例えば、多数の孔を有するメッシュ板等で構成され、該上面板12aの下部の容器は気密構造となっており、前記上面板12aの上に薬液ビン11等が置かれるようになっている。
【0011】
気密容器12には、該気密容器12の通気性上面板(メッシュ板)12a上に置かれた薬液ビン11の周辺の空気を該上面板12aの通気孔を通して吸引・排気するための吸気管13が接続されており、該吸気管13には、必要に応じて、空気流量調整装置14、脱臭装置(例えば、オゾン脱臭装置)15、吸気装置(バキュームブロアー)16等が接続されており、該吸気装置16によって、薬液ビン11の近傍の薬臭のついた空気を吸引、脱臭して排気する。なお、図1は、本発明を歯科医院に適用した場合を想定しており、そのため、吸気装置16は、歯科治療に用いるバキューム管用の吸気装置と共用するようにしている。
【0012】
図2は、本発明による薬臭脱臭装置の薬液ビン載置用容器12を歯科治療ユニットのワークテーブルに取り付けた場合の一例を示す概略図で、例えば、図示のように、図1に示したワークテーブル2の側部に薬液ビン載置用の容器12が一体的に取り付けられており、その上に、薬液ビン11が載せられるようになっている。薬液ビン11の周囲の空気は、前述のように、吸気管13を通して脱臭装置に導かれ、脱臭された後に院外に排出される。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明により、歯科医院、病院等において使用される薬液の液臭を効果的に院外に排出させることができ、院内の空気環境を清潔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による薬臭脱臭装置の一実施例を説明するための要部構成図である。
【図2】本発明による薬臭脱臭装置を歯科治療ユニットのワークテーブルに取り付けた時の状態の一例を示す図である。
【図3】本発明が適用される一例としての歯科治療ユニットの概略全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1…治療椅子、2…ワークテーブル、11…薬液ビン、12…薬液ビン載置用容器、13…吸気管、14…空気流量調整装置、15…脱臭装置、16…空気吸引装置(バキュームブロアー)。

Claims (5)

  1. 上面が通気性の気密容器と、該気密容器に接続され、該気密容器の上面周囲の空気を吸引・排出する空気吸引装置と、吸引された空気中の臭いを脱臭する脱臭装置とから成り、前記気密容器の上面に置かれた薬品から発せられる臭いを吸引,脱臭するようにしたことを特徴とする薬臭脱臭装置。
  2. 前記気密容器から吸引・排出される空気の流量を調整する風量調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の薬臭脱臭装置。
  3. 歯科用ワークテーブルに一体的に取り付けられた薬品臭脱臭装置であって、該脱臭装置は、上面が通気性の薬品載置板で構成された気密性の筐体と、該筐体の上面周囲の空気を前記通気性の薬品載置板を通して吸引・排出する空気吸引装置とから成り、前記薬品載置板上に置かれた薬品から発せられた臭いを吸引・排出するようにしたことを特徴とする薬品臭脱臭装置。
  4. 前記空気吸引装置は、歯科治療に用いるバキューム装置と共用の空気吸引装置であることを特徴とする請求項3に記載の薬品臭脱臭装置。
  5. 前記筐体から吸引された空気中の臭いを脱臭する脱臭装置を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の脱臭装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007130135A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Osada Res Inst Ltd アシスタント用インスツルメントホルダ
JP2017225687A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 タカラベルモント株式会社 医療用脱臭装置

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