JP2004180308A - 拡張レンジパノラマ合成に用いる画像を生成する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイナミックレンジを拡張したパノラマ画像を撮影する方法の提供。
【解決手段】まず、画像センサにより捕捉された限定的ダイナミックレンジの複数の画像を得る。この複数のデジタル画像は記憶され、続いて、記憶されたデジタル画像は、合成画像を生成するよう処理される。各合成画像は、デジタル画像自体より大きい拡張ダイナミックレンジを有する。複数の合成画像は、拡張レンジパノラマを生成するのに用いられる。更に、光減衰データは、オリジナルのパノラマよりも高いビット深度のパノラマを次に再構成するために、画像と共に記憶され得る。
【選択図】図5
【解決手段】まず、画像センサにより捕捉された限定的ダイナミックレンジの複数の画像を得る。この複数のデジタル画像は記憶され、続いて、記憶されたデジタル画像は、合成画像を生成するよう処理される。各合成画像は、デジタル画像自体より大きい拡張ダイナミックレンジを有する。複数の合成画像は、拡張レンジパノラマを生成するのに用いられる。更に、光減衰データは、オリジナルのパノラマよりも高いビット深度のパノラマを次に再構成するために、画像と共に記憶され得る。
【選択図】図5
Description
本発明は、デジタル画像処理の分野に関り、より具体的には、拡張ダイナミックレンジパノラマ画像の捕捉及びデジタル処理に係る。
過去数十年間におけるデジタル撮像技術の発展と共に、実際の写真の画期的な使用は、様々な方面に出現している。例えば、複数の写真から実際の世界のシーンのパノラマビューを作成して、それにより、観察者に、全方向のフォトリアリスティックな仮想現実を与えることができる。そのようなパノラマビューを作成する1つの標準的な方法は、従来のデジタルカメラを三脚に載せ、カメラを三脚の中心を通る垂直軸について回転させて様々なビューからの画像を捕捉し、捕捉画像を互いにつなぎ合わせて1つの大きな視野のパノラマ画像を形成することである。画像のステッチングを行う様々なソフトウェアパッケージ(例えば、アップルコンピュータ社によるクイックタイム(商標)VR オーサリングスタジオ、MGIソフトウェア社によるライブピクチャ、及び、REALVIZ(商標)によるステッチャー(商標))があり、これらのパッケージの多くは、何らかの一般的な問題に対処する。そのような問題には、レンズ歪み、遠近感の歪み、未知の焦点距離、画像が三脚上で捕捉されない場合のパララックス誤差、及び、画像が同じ露光設定で捕捉されない場合の露光差が含まれる。
捕捉画像間の露光差の問題に特に関連して、MGIソフトウェアは、可能性のある解決策を提供する。MGIソフトウェアに譲渡された特許文献1では、テオ(Teo)は、2つの重なる画像を組み合わせる方法を説明し、この方法において、片方の又は両方の画像のコード値は、非線形最適化手順によって調整され、それにより、両方の画像の全体の輝度、コントラスト、及び、ガンマ係数が同様であるようにされる。しかし、テオの方法は、各捕捉画像が、ハードコピー出力又はソフトコピー表示に適した形式に既に最適にレンダリングされている場合には、対応できない。この場合、非線形最適化手順は、これらの最適の特徴を調整して、最適ではなくレンダリングされるパノラマ画像を生成してしまう。
最適にレンダリングすることのできるパノラマ画像を生成する、露光差を補正する別の技術は、共通に譲渡され、同時継続中の特許文献2(「Method and System for Compositing Images」なる名称で、2001年11月5日出願)に説明される。特許文献2は、本願に参考として組み込む。この技術では、2つの重なり合う画像は、メトリック変換によって最初に変換される。メトリック変換は、デジタル画像の画素値に適用される変換を意味し、この変換は、シーンの輝度値に線形で又は対数で関連する変換された画素値を生成する。シーン輝度値に対数で関連する色空間の一例は、非線形符号化されるエキステンディッド・レフェレンス・インプット・メディウム・メトリック(MRIMM)(PIMA規格#7466、ワールドワイドウェブ上のhttp://www.pima.net/standards/it10/IT10 POW.htmにおいて見つかる)である。一度メトリック変換が適用されると、少なくとも1つの画像の画素値は、線形露光変換により変更されて、それにより、重なり合う画像の重なり合う領域における画素値は同様にされ、調整された画像のセットを生成する。調整された画像は次に、フェザリングスキーム、加重平均、又は、当該技術において知られているその他のブレンド技術によって組み合わされて、合成画像を形成する。合成画像は、選択的に、オリジナルの色空間に変換で戻すことも可能である。
露光差を補正する上述したどちらの方法においても、別の問題、即ち、2つ以上の画像における露光差が大きいときは、調整をすることによって、パノラマ画像の特定の領域が、画像センサのダイナミックレンジの低い方の端又は高い方の端においてクリッピングされてしまう問題がある。このような強烈なシナリオの一例として、8ビットの画像が屋外でカメラによって自動露光モードにて捕捉されたとする。更に、1つの位置において、カメラは、明るい領域が画像の左側を占め、木が画像の右側を占めるよう向けられる。カメラは、第2の位置に回転され、第2の位置では、先ほどの木が、今度は、画像の左側を占め、影の領域が画像の右側を占めるようにする。カメラの自動露光モードは、明るい領域と影の領域をカメラのダイナミックレンジ内に入れようと試みる。従って、第1の画像における木の露光を、第2の画像における木の露光に対し少なくする。露光が次なるステッチング目的のために調整されるとき、調整段階は、第1の画像の露光を増加するか、又は、第2の画像の露光を減少するかのいずれか、或いはその両方を行って、重なる領域(木)の露光が合うようにしなければならない。この調整は、明るい領域又は影の領域、又は両方を、8ビットのレンジ外に押し出す傾向があり、従って、クリッピングが発生する。
クリッピングの問題を解決するために、多数の可能性のある解決策が提案されている。例えば、非特許文献1では、スケッチナー及びナヤーは、空間的に変化する透過率を有する光学フィルタをデジタルカメラに取付け、それにより、カメラが動いたときに、異なる露光を有する各シーン点を効果的に測定する方法を教示する。この方法では、シーンの拡張ダイナミックレンジパノラマは、複数の測定から構築することができる。
非特許文献2では、アガーワル及びアフジャは、シーンの拡張ダイナミックレンジパノラマを生成する方法を教示する。この方法は、カメラセンサの前に、勾配が付けられたトランスペアレンシ(マスク)を配置することに関り、このトランスペアレンシは、カメラがパンするに従って各シーン点が複数の露光設定で撮像されることを可能にする。この方法は、高い解像度で、大きい視野を捕捉することを必要とする。画像のシーケンスは次にステッチングされて、高解像度の、拡張ダイナミックレンジパノラマ画像が形成される。
これらの方法は共に、固定透過率減衰パターンを、実際の輝度に関係なく全てのシーンに採用している。しかし、パターン自体は空間的に変化する。更に、各シーン点に対し、必要以上に多くの測定が事実上行われる。各シーン点が、同じ透過率変化パターンで露光されるには、カメラのパニング速度とカメラフレーム捕捉レートとの間の注意深い較正が行われなければならない。更に、どちらの方法も、拡張ダイナミックレンジパノラマ画像を形成する方法において高ビット‐深度パノラマを生成する方法については教示していない。
1つの現行のカメラシステムは、従来の低ビット‐深度電子カメラに追加することのできる単純な付属品を用いることによって、拡張ダイナミックレンジ画像及び高ビット‐深度パノラマ画像の両方を生成することが可能である。共通に譲渡される特許文献3(「Method and Apparatus for Generating Images Used in Extended Range Image Composition」なる名称で2002年7月11日出願)は、本願に参考として組み込むが、チェン外は、カメラの最適な電荷移動効率(CTE)を変更することなく、複数のセンサ及び鏡を用い、又は、画像解像度に悪影響を与えないという利点を有する、拡張ダイナミックレンジ及び高ビット‐深度画像を生成する方法を説明する。
米国特許第6,128,108号
米国特許出願番号10/008,026
米国特許出願番号10/193,342
米国特許第5,144,442号
米国特許第5,629,988号
スケッチナー(Schechner)及びナヤー(Nayar)、「ジェネライズド・モザイキング(Generalized Mosaicing)、コンピュータビジョン国際会議プロシーディングス、2001年
アガーワル(Aggarwal)及びアフジャ(Ahuja)、「ハイ・ダイナミック・レンジ・パノラミック・イメージング(High Dynamic Panoramic Imaging)」、コンピュータビジョン国際会議プロシーディングス、2001年
C.D.クグリン(Kuglin)及びD.C.ハインズ(Hines)、「ザ・フェーズ・コリレーション・イメージ・アライメント・メソッド(The Phase Correlation Image Alignment Method)」、サイバネティック及び社会に関する1975年国際会議のプロシーディングス、1975年9月23日‐25日
インターネット<http://www.pima.net/standards/it10/IT10_ POW.htm>
シグデム・エログル(Cigdem Eroglu)及びA.タンユ・エルデン(Erdem)、「ファースト・アルゴリズム・フォ・サブピクセル・アキュレシー・イメージ・スタビライゼーション・フォ・デジタル・フィルム・アンド・ビデオ(A fast algorithm for subpixel accuracy image stabilization for digital film and video)」、SPIEコミュニケーションズ・アンド・イメージ・プロセシングのプロシーディングス、第3309版、p.786−797、1998年
従って、当該技術において必要とされているのは、シーンの写真のシーケンスから、拡張ダイナミックレンジパノラマ画像及び高ビット‐深度のパノラマを構築する方法である。
概略するに、本発明は、デジタルカメラ内の画像センサにより捕捉される複数の限定的ダイナミックレンジ画像から、シーンの拡張ダイナミックレンジパノラマ画像を得る方法である。本発明の方法は、(a)第1の位置から観察されるようにシーンから伝えられる光を画像センサに露光させることにより、第1の位置から、シーンの画像画素を含む第1の複数のデジタル画像を捕捉する段階において、画像センサへの光の透過率は調整可能である、段階と、(b)各画像が捕捉された後に、画像画素の少なくとも一部について、限定的ダイナミックレンジの高い方の端又は低い方の端のいずれかにおいて限定的ダイナミックレンジを超える照明レベルに関して、各画像を評価する段階と、(c)限定的ダイナミックレンジを超える各画像の評価に基づいて、異なるシーン輝度レンジを有する次なるデジタル画像が得られるよう画像センサへの光の透過率を調整する段階と、(d)第1の複数のデジタル画像を記憶する段階と、(e)いずれのデジタル画像自体より大きい拡張ダイナミックレンジを有する第1の合成画像を生成するよう記憶されるデジタル画像を処理する段階と、(f)第2の位置から観察されるようにシーンから伝えられる光を画像センサに露光させることにより、第2の位置から、シーンの画像画素を含む第2の複数のデジタル画像を捕捉し、第2の合成画像を生成するよう第2の複数のデジタル画像について段階(b)乃至(e)を繰り返す段階と、(g)拡張ダイナミックレンジパノラマ画像を生成するよう第1の合成画像及び第2の合成画像を処理する段階を含む。
本発明のもう1つの面によると、シーンの高ビット深度パノラマが、デジタルカメラ内の画像センサにより捕捉される複数の低ビット深度の画像から変換される複数の高ビット深度画像から得られる。ここでは、低ビット深度画像は、低いダイナミックレンジ画像を含む。本発明の方法は、(a)第1の位置から観察されるようにシーンから伝えられる光を画像センサに露光させることにより、第1の位置から、シーンの画像画素を含む第1の複数の低ビッド深度デジタル画像を捕捉する段階において、画像センサへの光の透過率は、少なくとも1つの画像に対し可変に減衰される、段階と、(b)各画像が捕捉された後に、画像画素の少なくとも一部について、画像の限定的ダイナミックレンジを超える照明レベルに関して、各画像を評価する段階と、(c)限定的ダイナミックレンジを超える各画像の評価に基づいて、異なるシーン輝度レンジを有する次なるデジタル画像が得られるよう画像センサへの光の透過率を調整する段階と、(d)各画像についての減衰度に対応する各画像の減衰係数を計算する段階と、(e)低ビット深度画像から1つ以上の高ビット深度画像を再構成するためにデータを記憶する段階において、このデータは、第1の複数のデジタル画像と減衰係数を含む、段階と、(f)デジタル画像自体より高いビット深度を有する第1の合成画像を生成するよう記憶されるデータを処理する段階と、(g)第2の位置から観察されるようにシーンから伝えられる光を画像センサに露光させることにより、第2の位置から、シーンの画像画素を含む第2の複数の低ビット深度デジタル画像を捕捉し、第2の合成画像を生成するよう第2の複数のデジタル画像について段階(b)乃至(f)を繰り返す段階と、(h)高いビット深度を有するパノラマ画像を生成するよう第1の合成画像及び第2の合成画像を処理する段階を含む。
それぞれの実施例における段階(f)及び(g)は、1つ以上の追加の合成画像を適宜生成するよう1つ以上の追加の位置について繰り返され得、拡張レンジパノラマ画像は、第1の合成画像、第2の合成画像、さらに、1つ以上の追加の合成画像から最終段階において生成される。
本発明の利点は、カメラの最適な電荷移動効率(CTE)を変更することなく、複数のセンサ及び鏡を用いる必要なく、又は、画像解像度に影響を与えることなく、従来の低ビット‐深度電子カメラ(例えば、電子センサデバイスを有する)を、拡張ダイナミックレンジパノラマ撮像装置に変換することができる点である。更に、一連の異なるシーン輝度レンジを得るために、画像群に対し、画像センサへの光透過率を変えることにより、画像に対し減衰定数を計算し得る。減衰定数は、画像のビット‐深度を更に特徴付けるために画像データ(低ビット‐深度データ)と共に利用することのできる追加の画像情報を表し、それにより、低ビット‐深度装置から高ビット深度パノラマ画像の生成を可能にする。
本発明の上述した面及び他の面、目的、特徴、及び、利点は、添付図面を参照しながら、好適な実施例の詳細な説明と特許請求の範囲を読むことにより明確に理解し把握することができるであろう。
電子センサを用いる撮像装置は周知であるので、本発明の説明は、特に、本発明による方法及びシステムの一部を形成する、又は、本発明による方法及びシステムにより直接的に関連する素子に向けられる。本願に特に示さない又は説明しない素子は、当該技術において周知であるものから選択され得る。説明する実施例の一部の面は、ソフトウェアとして提供されることも可能である。本発明の方法及びシステムを以下の資料に示し且つ説明するように、本発明の実現に有用である、本願に特に示さない、説明しない、又は提案しないソフトウェアは、従来のものであり、当該技術における通常の技術である。
本発明は、拡張ダイナミックレンジパノラマ画像及び高ビット‐深度パノラマを構築する方法及びシステムを説明するが、これは、可変減衰器として知られる装置と及び制限追加電子回路をカメラシステムに取付けることにより、カメラ最適電荷伝達効率(CTE)を変えることなく、従来の低ビット‐深度電子カメラ(例えば、CCDセンサデバイスを有する)を拡張ダイナミックレンジ撮像装置に変換し、また、得られた画像にデジタル画像処理方法を適用することによって行われる。光の透過率を変化させる光学装置は、市販されている。メドウラーク・オプティックス(Meadowlark Optics)は、液晶可変減衰器として知られる一揃いの装置を製造する。液晶可変減衰器は、光度をリアルタイムで連続的に制御する。光の透過は、液晶から半波長の遅延特性を達成するよう正しい電圧を印加することによって最大限にされる。透過は、印加される電圧の振幅が増加するにつれて減少する。
拡張ダイナミックレンジ画像を形成するために使用する画像のコレクションを捕捉する任意のタイプの単一センサ方法は、必然的に、画像のコレクションが捕捉されるときに、カメラ又はシーンにおける望ましくない動きの影響を受ける。従って、本発明は更に、液晶可変減衰器が取付けられる単一CCDセンサカメラを用いて、画像のコレクションを捕捉することによって、拡張ダイナミックレンジ画像を生成する方法を説明する。この方法では、次なる処理は、画像のコレクションにおける望ましくない動きを補正する。
更に、本発明は、拡張ダイナミックレンジ画像(低ビット‐深度画像)を生成するために、低ビット‐深度装置を用い、同時に、高ビット‐深度画像を生成するのに用いる回復可能な情報を生成し、高ビット‐深度画像は、高ビット‐深度パノラマを生成するよう用いられる方法を教示する。
図1A、図1B、及び図2は、本発明の拡張ダイナミックレンジパノラマ合成に用いる画像を生成するのに有用なカメラシステムの幾つか関連する斜視図を示す。各図は、カメラ本体104、レンズ102、液晶可変減衰器100、画像捕捉スイッチ318、及び、減衰器の電圧のための手動制御器322を示す。レンズ102は、カメラ本体104内の画像センサ308(例えば、電荷結合装置(CCD)センサ)上に画像をフォーカスし、捕捉された画像は、図2に示す発光ダイオード(LED)ディスプレイ316上で表示される。メニュスクリーン210及びメニュセレクタ206が設けられて、カメラの動作モードを選択することができるようにされる。
図1Bに示すカメラの第2の実施例は、カメラの光路102A(図3参照)に置かれる付属品としての可変減衰器100を示す。取付けを可能にするために、可変減衰器100は、ネジセクション100Aを含み、このネジセクション100Aは、レンズ102のレンズバレルの内部102Bにある対応するネジセクションに係合するよう合わされる。例えば、差込取付けといった他の形式の取付けも使用し得る。この取付けの目的は、可変減衰器を、従来のカメラと共に用いることを可能にすることである。しかし、従来のカメラは、可変減衰器のための電圧制御回路を含まない。従って、この第2の実施例では、手動制御器322が、電力付属品106に設置される。電力付属品106は、例えば、カメラ本体104の底板上の接続に取付けることによって、カメラに取付けられる。可変減衰器100と電力付属品106は、ケーブル108で接続され、それにより、その間で電力及び制御信号が送られる。(ケーブル108は、一般的に、接続の少なくとも減衰器側においてケーブルジャック(図示せず)に接続し、それにより、減衰器100は、レンズ102にネジ込められ、その後に、ケーブル108に接続され得る。)
図3のブロック図を参照するに、拡張ダイナミックレンジパノラマ合成のための画像を生成するのに用いるカメラシステムを、参照番号300により示す。カメラシステム300は、本体104を含み、本体104は、カメラシステム300の全てのカメラ素子がしっかりと取付けられるケース及びシャーシを提供する。対象物301からの光は、液晶可変減衰器100に入り、減衰器100を出る光は、レンズ102によってアパーチャ306を介して集められ、CCDセンサ308上にフォーカスされる。CCDセンサ308では、光は、電気信号に変換されて、増幅器310に供給される。増幅器310からの増幅された電気信号は、アナログ‐デジタル変換器312によりデジタル化される。デジタル化された信号は、次に、デジタルプロセッサ314内で処理され、表示又は記憶のための準備が整う。
図3のブロック図を参照するに、拡張ダイナミックレンジパノラマ合成のための画像を生成するのに用いるカメラシステムを、参照番号300により示す。カメラシステム300は、本体104を含み、本体104は、カメラシステム300の全てのカメラ素子がしっかりと取付けられるケース及びシャーシを提供する。対象物301からの光は、液晶可変減衰器100に入り、減衰器100を出る光は、レンズ102によってアパーチャ306を介して集められ、CCDセンサ308上にフォーカスされる。CCDセンサ308では、光は、電気信号に変換されて、増幅器310に供給される。増幅器310からの増幅された電気信号は、アナログ‐デジタル変換器312によりデジタル化される。デジタル化された信号は、次に、デジタルプロセッサ314内で処理され、表示又は記憶のための準備が整う。
デジタルプロセッサ314からの信号は、次に、LEDディスプレイ316を励起するために用いられ、その表面に画像が生成される。この画像は、CCDセンサ308の入力面にて形成される画像の複製である。一般的に、シーン中の明るい対象物は、CCDセンサ308の対応部分を飽和状態にさせ、それにより、LEDディスプレイ316の表示面上に示される画像において、テクスチャの詳細のまったくない又はほとんどない白い領域を生成してしまう。少なくとも飽和状態部分からの明るさの情報は、プロセッサ314によって、線330上の電圧変化に変換される。この電圧変化は、自動コントローラ324により処理され、ゲート328を介して、液晶可変減衰器100に、電圧333として印加される。或いは、手動コントローラ322が、ゲート328を介して液晶可変減衰器100に印加される電圧変化を生成し得る。
図4を参照するに、液晶可変減衰器100は、2つのクロスされる線形偏光子、即ち、入口偏光子402と出口偏光子406の間で動作する液晶可変リターダ404を含む。このような液晶可変減衰器は、メドウラーク・オプティックス(フレデリック、コロラド州)から市販される。クロスされる偏光子を用いて、光透過は、図4に示すように、その液晶セルからの半波長リターダンスを達成するようリターダ404に正しい電圧333を印加することにより最大限にされる。入来する非偏光の入力光線ビーム400は、入口偏光子402により偏光される。リターダ404の半波長オペレーションは、入来偏光方向を90度回転させる。それにより、光線は、出口偏光子406によって通される。リターダ404がゼロ波長で動作すると最小の透過が得られる。
透過は、印加される電圧333が増加すると減少する(半波長からゼロ波長へのリターダンス)。クロスされる偏光子の構成に対する透過率Tとリターダンスδ(角度)との関係は、以下のように与えられる。
最大透過は、用いられる液晶可変リターダ404、および、偏光子402及び406の特性に依存する。図4に示すような構成を有するシステムでは、非偏光の光線源400は、出口偏光子406を、偏光された光線ビーム408として出る。カメラシステム300は、モードセレクタ206により選択される様々なモードで動作する。手動制御モードでは、電圧調整333が、手動コントローラ322からゲート328に送られる。手動コントローラ322は、表示画像に飽和状態部分がある場合に、ユーザによって作動され且つ制御される。それに応じて、減衰器100は、低い光透過を生成し、それにより、CCDセンサ308が生成し得る飽和の量を減少する。画像を、ユーザにより作動される画像捕捉スイッチ318を閉成することによって捕捉し、ゲート326を介して記憶装置320に記憶することが可能である。
手動制御モードでは、ユーザは、シーン照明レベルに依存して、拡張ダイナミックレンジ画像合成に必要な画像をできるだけ多く撮り得る。言い換えるならば、任意のダイナミックレンジ解像度を達成することができる。例えば、エリアB1の飽和状態領域は、光減衰器100の透過率T1(δ)が適切なレベルに設定されるようコントローラ322を調整することによって、エリアB2に縮小することができる(ただし、B2 <B1)。対応する画像I1は、そのレベルの減衰について記憶される。同様に、コントローラ322は、2回目の調整をして、光減衰器100の透過率T2(δ)が、ディスプレイ316におけるスポットB2を、B3に縮小させる(ただし、B3 <B2)ことを可能にする。対応する画像I2は、そのレベルの輝度について記憶される。この処理は、N、BN=0、又は、光減衰器により最小の透過率が得られるまで繰り返すことができる。
自動制御モードでは、プロセッサ314が飽和状態を検出し、自動コントローラ324に線330を介して信号を供給すると、自動コントローラ324は、ゲート328に送られる電圧調整333を生成する。それに応じて、減衰器100は、低い光透過率を生成し、それにより、CCDセンサ308が生成し得る飽和の量を減少する。結果として得られる画像は、自動コントローラ324から信号が供給されると、ゲート326を介して記憶装置320に供給され、画像は記憶装置320内に記憶される。デジタルプロセッサ314による飽和状態の検出、及び、自動コントローラ324により行われる自動制御処理を、以下に説明する。
自動モードでは、プロセッサ314は、画像を確認して、画素数のどれくらいの割合が、予めプログラムされる閾値TVを超える輝度レベルを有するかを判断する。例示的な値TVは、240.0である。その輝度レベルがTVを超える画素があり、その割合Rが、予めプログラムされる閾値TNより大きい場合(ただし、Rは、その輝度レベルがTVを超える画素数の、画像の全画素数に対する割合である)、プロセッサ314は、非ゼロ値信号を生成し、この信号は、線330を介して自動コントローラ324に供給される。小さい場合、プロセッサ314は、ゼロ値を生成し、それを、自動コントローラ324に供給する。閾値TNの例示的な値は、0.001である。非ゼロ信号を受信すると、自動コントローラ324は、調整電圧Vを、δVの量分増加する。調整電圧Vの初期値は、Vminである。調整電圧Vの最大許容値はVmaxである。δVの値は、所望される減衰レベルの数と減衰器の仕様に基づいて容易に決定できる。δVの例示的な値は、0.5ボルトである。Vmin及びVmaxは共に、減衰器の仕様により決められる値である。Vminの例示的な値は、2ボルトであり、Vmaxの例示的な値は、7ボルトである。
図7は、動作の自動制御モードの処理の流れを示す。初期状態では、カメラは画像を捕捉し(段階702)、調整電圧VをVminに設定する(段階704)。段階706において、プロセッサ314は、画像画素の輝度を確認して、画像中に飽和状態領域(画素輝度レベルがTVを超える領域)があるか否かを判断し、R>TNであるか否かを判断するよう割合Rを確認する。ここで、Rは、上述したように、その輝度レベルがTVを超える画素数の、画像の全画素数に対する割合である。「ノー」である場合、プロセッサ314は、画像を記憶装置320に保存し、処理は、段階722において終了する。「イエス」である場合、プロセッサ314は、画像を記憶装置320に保存し、調整電圧Vを、δVの量分増加する(段階712)。段階714において、プロセッサ314は、自動コントローラ324からのフィードバック332を確認し、調整電圧VがVmaxより小さいか否かを確認する。「イエス」である場合、プロセッサ314は、自動コントローラ324に命令して、調整電圧Vをゲート328に供給させる。次に別の画像が捕捉され、処理が繰り返される。段階714からの答えが「ノー」である場合には、処理は終了する。
高い方の端の(明るい)飽和状態の画素を回復するための上述した光透過率調整方法は、方法に用いられるパラメータ及び式を適宜変更することにより、下の方の端のクリッピングされる画素を回復するのにも適用可能であることを理解するものとする。
図12を参照するに、第1の位置1202から第2の位置1204に、次に、第3の位置1206に動く拡張ダイナミックレンジパノラマを生成するのに用いられるカメラシステム(300)を示す例示的な動作である。各位置において、カメラシステム300は、上述の説明に従って1つ以上の画像を撮る。例示的な画像を図13に示す。第1の位置では、カメラシステム300は、3つの画像を撮る。即ち、画像I1 1(1302)、画像I1 2(1303)、及び、画像I1 3(1304)を撮る。上付き添え字は、カメラの位置を示す。第2の位置では、カメラシステム300は、2つの画像を撮る。即ち、画像I2 1(1306)と、画像I2 2(1307)である。第3の位置では、カメラシステム300は、3つの画像を撮る。即ち、画像I3 1(1308)、画像I3 2(1309)、及び画像I3 3(1310)である。これらの画像は、記憶装置320内に記憶される。
カメラ300の記憶装置320内に集められた画像は更に、図8に示す画像処理システムにおいて位置合わせ及び合成のために処理される。
図8を参照するに、デジタル画像記憶装置320からのデジタル画像は、例えば、プログラム可能なパーソナルコンピュータ、又は、サンスパーク(Sun Sparc)ワークステーションといったデジタル画像処理ワークステーションのような画像プロセッサ802に供給される。画像プロセッサ802は、CRTディスプレイ804、キーボード806及びマウス808のようなオペレータインタフェースに接続され得る。画像プロセッサ802は、コンピュータ可読記憶媒体807にも接続し得る。画像プロセッサ807は、処理されたデジタル画像を出力装置809に送信する。出力装置809は、ハードコピープリンタ、長期間画像保存装置、別のプロセッサへの接続、又は、例えば、インターネットに接続される画像通信装置が含まれる。画像プロセッサ802は、次に説明する画像位置合わせ及び合成の処理を実行するソフトウェアを含む。
上述したように、拡張ダイナミックレンジ画像を形成するよう特定の位置において複数の画像を捕捉する好適なシステムは、全ての画像を同時には捕捉しない。従って、捕捉処理時のカメラ又はシーンにおける任意の望ましくない動きは、画像のずれをもたらす。拡張ダイナミックレンジ画像の正しい形成は、カメラは静止しており、又は、動いておらず、従って、画像のコレクションを捕捉する間にシーンの動きがないことを想定する。カメラが三脚又はモノポッド上に取付けられる、又は、静止している対象物の上に置かれる又は静止している対象物に接触して置かれる場合、安定性の前提は成立する可能性はある。しかし、画像のコレクションが、カメラが撮影者の手に持たれて捕捉される場合、僅かなジッタ又は手の動作が安定性の誤差をもたらし、この誤差は、拡張ダイナミックレンジ画像の形成に悪影響を与える。
カメラが特定の位置にあるときに捕捉される画像のシーケンスから望ましくない動きを除去する処理は、画像安定化と称する。一部のシステムは、光学的、機械的、又は、他の物理的な手段を用いて、捕捉又は走査時の望ましくない動作を補正する。しかし、これらのシステムは一般的に複雑且つ高価である。一般的なデジタル画像シーケンスに安定を与えるために、幾つかのデジタル画像処理方法が開発され、従来技術において説明される。
多数のデジタル画像処理法は、シーケンス中の連続フレーム間の、ズーム、並進、回転等の1つ以上のパラメータを評価するために、特定のカメラ動作モデルを用いる。これらのパラメータは、2つの連続フレームにおける画像点の対応を記述する動きベクトルフィールドから計算される。結果として得られるパラメータは、多数のフレームに亘ってフィルタリングされることが可能であり、それにより、滑らかな動きが与えられる。このようなシステムの一例は、バート(Burt)外の名前で1997年5月13日に発行された「System and Method for Electronic Image Stabilization」なる名称の米国特許第5,629,988号に説明される。この特許は、本願に参考として組み込む。これらのシステムにおける基本的な前提は、大域的変換が隣接フレーム間の動きを左右するということである。例えば、複数の対象物が独立した動作軌道で動いているといったように顕著な局所的な動作がある場合、これらの方法は、誤りを含む大域的な動きパラメータを計算してしまい、失敗し得る。更に、これらの方法を、異なる露光で捕捉された画像のコレクションに適用することは困難であり得る。何故なら、画像は、全体の輝度においてかなり異なるからである。画像のフーリエ変換の段階において含まれる情報のみが類似する。
望ましくない動作を除去するための他のデジタル画像処理方法は、連続フレームを正確に位置合わせさせる位相相関として知られる技術を用いる。このような方法の一例は、エログル(Eroglu)外により報告されている(「A fast algorithm for subpixel accuracy image stabilization for digital film and video」、SPIEコミュニケーションズ・アンド・イメージ・プロセシングのプロシーディングス、第3309版、p.786−797、1998年)。これらの方法は、拡張ダイナミックレンジ画像を形成するために用いる画像のコレクションの安定化により適用可能である。というのは、相関方法は、画像のフーリエ変換の段階に含まれる情報を比較するだけだからである。
図5は、上述した手動制御モードと自動制御モードを1つにするシステムのフローチャートである。このシステムは、画像の位置合わせ及び合成の処理を含む。このシステムは、画像のコレクションを捕捉し、記憶し、且つ、位置合わせすることが可能である。画像のコレクションの各画像は、別個の輝度レベルに対応する。このシステムでは、拡張ダイナミックレンジカメラ300を用いて、シーンの画像を捕捉する(段階500)。この捕捉画像は、第1の輝度レベルに対応し、メモリに記憶される(段階502)。拡張ダイナミックレンジ画像を形成するのに十分な画像が捕捉されたか否かに関するクエリー504がされる。クエリー504に対する否定の応答は、例えば、自動コントローラ324によって、又は、手動コントローラ322のユーザ調整によって、光の減衰の度合いが変更されることを示す(段階506)。異なる輝度レベルに対応する、捕捉の処理(段階500)と画像の記憶(段階502)は、クエリー504の肯定の応答が得られるまで繰り返される。クエリー504に対する肯定の応答は、全ての画像が捕捉され且つ記憶されたことを示し、システムは、記憶された画像を位置合わせする段階508に進む。尚、手動制御モードでは、段階504及び506は、手動電圧調整と、ユーザによるその結果の視覚的な検査を含む動作を表す。自動制御モードでは、前述したように、段階504及び506は、自動画像飽和テスト、自動電圧調整、自動電圧制限テスト等を含む動作を表す。更に、段階502は、記憶装置320に画像を記憶する。
図6を参照するに、記憶された画像を位置合わせする段階508の実施例を説明する。記憶された画像600を位置合わせする段階508において、IjとIj+1との並進差Tj,j+1(水平及び垂直並進に対応する2要素ベクトル)が、1<j<N−1(ただし、Nは、記憶画像の総数)について、jの各整数値にたいし、位相相関602(上述のエルグル、又は、C.カグリン(Kuglin)及びD.ハイネス(Hines)による「The Phase Correlation Image Alignment Method」、サイバネティック及び社会に関する1975年国際会議のプロシーディングス、p.163−165、1975年に説明される)によって計算される。カウンタiが1に初期化され(段階604)、画像Ii+1はシフトされる(段階606)か、
図9は、カメラ300が図13に示す第1の位置にあるときに撮影された3つの画像の例示的な内容を示す。第1の画像I1 1902は、手動又は自動の光減衰調整の前に撮影され、第2の画像I1 2904は、第1の手動又は自動の光減衰調整の後に撮影され、第3の画像I1 3906は、第2の手動又は自動の光減衰調整の後に撮影される。尚、図9は、例示的な画像セットを示すに過ぎない。セットにおける画像(又は調整段階)の数は、理論上は、任意の正の整数であり得る。第1の画像902は、飽和状態領域B1(922)を有する。第2の画像904は、飽和状態領域B2(924)を有する。(ただし、B2<B1)第3の画像は飽和状態領域がない。図9は、画像902における画素908と、画像904における画素910と、画像906における画素912を示す。画素908、910、及び912は、上述した位置合わせ段階において合わされる。図9は、画素908、910、及び912が、異なる照明レベルを反射することを示す。画素908、910、及び912は、合成画像I1 C942の場所944における値を形成するよう、合成に用いられる。画像I1 Cは、図14にも1410として示す。従って、同じ方法を用いて、第2の位置において、合成画像I2 C(1412)が、画像I2 1(1306)と画像I2 2(1307)から生成され、第3の位置において、合成画像I3 C(1414)が、画像I3 1(1308)と、画像I3 2(1309)と、画像I3 3(1310)から生成される。
合成画像における画素の値を生成する方法は、ロバストな統計的推定として定式化することができる(ミトラ・カイザー(Mitra Kaiser)による「Handbook for Digital Signal Processing」、1993年)。N個の位置合わせされた画像から集められた画素のセット(例えば、画素908、910、912)を{pi}とし、ただし、i∈[1,…,N]とする。セット{pi}に対応する合成画像における合成画素の推定をpestとする。pestの計算は、単純に、
上述したロバストな推定方法は、集められた画像における各画素に適用されて、図5における段階510を終了する。図11Aに示す例示的なシーン輝度分布について、本発明を用いる合成画像の輝度レベルのヒストグラムは、0(1152)から255(1158)の範囲を有する図11Cに示すような曲線1156のように予測される。尚、輝度分布1156は、オリジナルのシーン(図11A)の輝度分布曲線1116と似た形状を有する。しかし、図面から分かるように、輝度解像度は、1024レベルから256レベルまで減少されている。しかし、対照的に、本発明により与えられるダイナミックレンジの補正無しでは、輝度レベルのヒストグラムは、図11Bに示すようなものになり、ここでは、かなりの飽和状態が明らかにある。
図10は、低ビット‐深度捕捉装置から高ビット‐深度画像を生成するために用いられる回復可能な情報を生成する、本発明の1つの好適な実施例に対応するフローチャートである。このフローチャートの初期状態では、カメラは、段階1002において、第1の画像を捕捉する。段階1006では、プロセッサ314(自動モード)又はユーザ(手動モード)が、その画像に飽和状態の画素があるか否かクエリーする。ノーである場合、画像は保存され、処理は終了する(段階1007)。イエスである場合、処理は、段階1008に進み、段階1008では、画像が第1の画像であるか否かを判断する。画像が第1の画像である場合、プロセッサ314は、非飽和状態の画素の位置及び輝度値を、第1のファイルに記憶する。画像が第1の画像以外である場合又は段階1009を終了した後、飽和状態の画素の場所は、一時的に、第2のファイルに記憶される(段階1010)。減衰器電圧が、自動的に(図3中の自動制御器324により)、又は、手動で(図3中の手動制御器322により)、段階1011に示すように、調整される。電圧制限の調整及び確認は、上述したように行われる。
減衰器電圧が調整された後、段階1016に示すように、次の画像が捕捉され、この新しい画像が現在の画像となる。段階1018では、プロセッサ314は、前の画像においては飽和状態であるが現在の画像では飽和状態ではない輝度レベルを有する画素のみの位置及び輝度レベルを、第1のファイルに記憶する。これらの画素は、「脱飽和状態(de−saturated)」の画素と称する。プロセッサ314は更に、式(3)において定義付けられる関連の透過減衰係数
処理を、図13における例示的な画像を用いて更に説明する。処理をより理解するためには、幾つかの一般項を定義付けることが役に立つであろう。Ik iは、位置kにおける捕捉画像を表し、恐らく、飽和状態の画素を有し、ただし、i∈{1,…,Mk}である。Mkは、捕捉画像の総数を表し、ただし、Mk >1である。全ての捕捉画像は、同数の画素Nを含み、位置kにおける特定の画像Ik iにおける各画素は、指数nにより識別され、ただし、n∈{1,…,N}であると仮定する。更に、全ての画像は互いに位置合わせされ、それにより、画素指数nの特定の値は、画素の場所を示し、これは、Ik iとは関係がない。画素nに関連付けられるデカルト座標は、(xn,yn)と表し、位置kにおいて画像Ik i中のこの画素に関連付けられる輝度レベルは、Pk i(xn,yn)と表す。項
図9を参照するに、飽和状態領域を有する例示的な画像は、I1 1と示す第1の画像902と、I1 2と示す第2の画像904である。図9に示す例示的な最後の画像I1 3が、第3の画像906である。例示的な飽和状態のセットは、S1 1と示す領域922と、S1 2と示す領域924である。前の段落において記載した仮定によると、S1 3=NULLである。
減衰器制御電圧Vの調整の後、及び、位置kにおける新しい現在の画像k i+1の捕捉の後(即ち、図10における段階1011及び1016の後)、プロセッサ314は、第2のファイルに一時的に記憶される位置kにおける画像Ik i中の飽和状態の画素の場所を取出しする。段階1018において、プロセッサは、場所
図10に示す処理フローチャートと共に図9を再び参照するに、第1の画像902における非飽和状態の画素の場所及び輝度は、第1の記憶ファイルに記憶される(段階1009)。領域922における飽和状態の画素の場所は、第2の記憶ファイルに一時的に記憶される(段階1010)。第2の画像904が、減衰器制御電圧の第1の調整(段階1011)の後に、捕捉される(段階1016)。次に、プロセッサ314は、第2の一時的な記憶ファイルから、第1の画像902の領域922における飽和状態の画素の場所を取出しする。これらの場所における画素が、第2の画像904において脱飽和状態になったか否かを確認するための判断が、プロセッサにより自動的に行われるか、又は、オペレータにより手動で行われる。次に、第1の記憶ファイルは、新しい脱飽和状態の画素の位置及び輝度によって更新される(段階1018)。例えば、第1の画像の飽和状態領域922に位置付けられる画素908である。この画素は、第2の画像904における画素910に対応する。この画素910は、第2の画像904における脱飽和状態領域905にある。領域905における全ての画素の輝度及び場所は、透過減衰係数
式(4)は、K個の位置におけるこの処理を記述する擬似コードの一部を表す。式(49において、iは画像の指数であり、nは画素の指数であり、(xn,yn)は画素nのデカルト座標であり、Pk i(xn,yn)は、画素nに関連付けられて、位置kにおける画像Ik iの輝度であり、nijは、画像Ik iにおけるj番目の飽和状態の画素に関連付けられる指数である。
この情報は、式(4)に記憶されるので、この記憶されるデータを用いて高ビット‐深度画像を生成する方法は簡単である。尚、ファイルにおける例示的なデータ形式は、各行が、3つの素子、即ち、デカルト座標における画素位置、画素輝度、及び、減衰係数を有する。便宜上、各行についてのファイルにおける位置kにおける輝度データをPkとし、位置データをXkとし、減衰係数を
好適な実施例を用いて説明した、高ビット‐深度画像を生成するために用いる回復可能な情報を生成する方法は、デジタルカメラのCCDセンサの積分時間を制御するといったように、他の種類の拡張ダイナミックレンジ技術のために修正することができる(ラン・ギノサー(Ran Ginosar)外の名前で、1992年9月1日に発行された「Wide Dynamic Range Camera」なる名称の米国特許第5,144,442号を参照されたい)。この場合、透過減衰係数は、時間の関数、即ち、
結果として得られる合成画像Ik Cは、シーンの拡張ダイナミックパノラマを生成するよう用いられる。尚、各2つの隣接する合成画像は、ステッチングのために必要な重なる領域を有する。例示的な領域を図14に示す。図14において、画像I1 C(1410)の一部
図15を参照するに、2つのソースデジタル画像(2つの隣接合成画像)が、段階2200において与えられる。少なくとも一方のソースデジタル画像の画素値は、線形露光変換により変更され(段階2202)、それにより、重なり合うソースデジタル画像の重なり領域における画素値が同様となり、調整されたソースデジタル画像のセットが得られる。線形露光変換とは、ソースデジタル画像の画素値に適用される変換を意味し、この変換は、各画素におけるシーンの輝度値に対して線形である。調整されたソースデジタル画像は、フェザリングスキーム、加重平均、又は、当該技術において知られる他のブレンド技術を用いて組み合わされて(段階2204)、合成デジタル画像を形成する(段階2206)。この処理を、K個の合成画像Ik Cの全てに適用した後、段階2206における最終合成画像は、シーンの拡張ダイナミックレンジパノラマとなる。
同一の変換処理を、再構成される高ビット‐深度画像
100 可変減衰器
100A ネジセクション
100B ネジセクション
102 レンズ
102A 光学路
104 カメラ本体
106 電力付属品
108 ケーブル
206 メニュコントローラ
210 メニュディスプレイ
300 拡張ダイナミックレンジカメラ
301 対象物
306 アパーチャ
308 画像センサ
310 増幅器
312 A/D変換器
314 プロセッサ
316 ディスプレイ
318 スイッチ
320 記憶装置
322 手動コントローラ
324 自動コントローラ
326 ゲート
328 ゲート
330 線
332 フィードバック
333 電圧
334 命令線
400 非偏光光線
402 入口偏光子
404 リターダ
406 出口偏光子
408 偏光光線
500 画像捕捉段階
502 画像記憶段階
504 クエリー
506 調整光減衰段階
508 画像位置合わせ段階
510 画像合成段階
600 記憶画像
602 並進差
604 初期化カウンタ
606 画像シフト段階
608 クエリー
610 増分カウンタ
612 位置合わせ終了
702 画像捕捉段階
704 V設定案カイ
706 クエリー段階
708 画像保存段階
710 画像保存段階
712 V設定段階
714 クエリー段階
716 Vを送信する段階
718 画像を撮る段階
720 終了段階
722 終了段階
802 画像プロセッサ
804 画像ディスプレイ
806 データ及び命令入力装置
807 コンピュータ可読記憶媒体
808 データ及び命令制御装置
809 出力装置
902、904、906 画像
908、910、912 画素
922、924 領域
942 合成画像
944 合成画素
1002 画像捕捉段階
1006 クエリー段階
1007 終了段階
1008 クエリー
1009、1010 データ記憶段階
1011 電圧調整段階
1016 画像捕捉段階
1018 データ記憶段階
1112、1114 レベル
1116 輝度分布曲線
1134 レベル
1136 歪んだ輝度ヒストグラム
1138、1152 レベル
1156 輝度分布曲線
1158 レベル
1201 位置1におけるカメラ
1204 位置2におけるカメラ
1206 位置3におけるカメラ
1302、1303、1304、1306、1307、1308、1309、1310、1410、1411、1414 画像
1420、1422 部分画像
2200、2202、2203、2206 段階
100A ネジセクション
100B ネジセクション
102 レンズ
102A 光学路
104 カメラ本体
106 電力付属品
108 ケーブル
206 メニュコントローラ
210 メニュディスプレイ
300 拡張ダイナミックレンジカメラ
301 対象物
306 アパーチャ
308 画像センサ
310 増幅器
312 A/D変換器
314 プロセッサ
316 ディスプレイ
318 スイッチ
320 記憶装置
322 手動コントローラ
324 自動コントローラ
326 ゲート
328 ゲート
330 線
332 フィードバック
333 電圧
334 命令線
400 非偏光光線
402 入口偏光子
404 リターダ
406 出口偏光子
408 偏光光線
500 画像捕捉段階
502 画像記憶段階
504 クエリー
506 調整光減衰段階
508 画像位置合わせ段階
510 画像合成段階
600 記憶画像
602 並進差
604 初期化カウンタ
606 画像シフト段階
608 クエリー
610 増分カウンタ
612 位置合わせ終了
702 画像捕捉段階
704 V設定案カイ
706 クエリー段階
708 画像保存段階
710 画像保存段階
712 V設定段階
714 クエリー段階
716 Vを送信する段階
718 画像を撮る段階
720 終了段階
722 終了段階
802 画像プロセッサ
804 画像ディスプレイ
806 データ及び命令入力装置
807 コンピュータ可読記憶媒体
808 データ及び命令制御装置
809 出力装置
902、904、906 画像
908、910、912 画素
922、924 領域
942 合成画像
944 合成画素
1002 画像捕捉段階
1006 クエリー段階
1007 終了段階
1008 クエリー
1009、1010 データ記憶段階
1011 電圧調整段階
1016 画像捕捉段階
1018 データ記憶段階
1112、1114 レベル
1116 輝度分布曲線
1134 レベル
1136 歪んだ輝度ヒストグラム
1138、1152 レベル
1156 輝度分布曲線
1158 レベル
1201 位置1におけるカメラ
1204 位置2におけるカメラ
1206 位置3におけるカメラ
1302、1303、1304、1306、1307、1308、1309、1310、1410、1411、1414 画像
1420、1422 部分画像
2200、2202、2203、2206 段階
Claims (3)
- デジタルカメラ内の画像センサにより捕捉される複数の限定的ダイナミックレンジ画像から、シーンの拡張ダイナミックレンジパノラマ画像を得る方法であって、
(a)第1の位置から観察されるように上記シーンから伝えられる光を上記画像センサに露光させることにより、上記第1の位置から、上記シーンの画像画素を含む第1の複数のデジタル画像を捕捉する段階において、上記画像センサへの上記光の透過率は調整可能である、段階と、
(b)各画像が捕捉された後に、上記画像画素の少なくとも一部について、上記限定的ダイナミックレンジの高い方の端又は低い方の端のいずれかにおいて上記限定的ダイナミックレンジを超える照明レベルに関して、各画像を評価する段階と、
(c)上記限定的ダイナミックレンジを超える各画像の上記評価に基づいて、異なるシーン輝度レンジを有する次なるデジタル画像が得られるよう上記画像センサへの上記光の透過率を調整する段階と、
(d)上記第1の複数のデジタル画像を記憶する段階と、
(e)いずれの上記デジタル画像自体より大きい拡張ダイナミックレンジを有する第1の合成画像を生成するよう上記記憶されるデジタル画像を処理する段階と、
(f)第2の位置から観察されるように上記シーンから伝えられる光を上記画像センサに露光させることにより、上記第2の位置から、上記シーンの画像画素を含む第2の複数のデジタル画像を捕捉し、第2の合成画像を生成するよう上記第2の複数のデジタル画像について段階(b)乃至(e)を繰り返す段階と、
(g)拡張ダイナミックレンジパノラマ画像を生成するよう上記第1の合成画像及び上記第2の合成画像を処理する段階と、を含む方法。 - 捕捉された後に、各画像を評価する上記段階(b)は、上記画像の飽和状態の領域を示す照明レベルに関して、各画像を評価する段階を含む請求項1記載の方法。
- 捕捉された後に、各画像を評価する上記段階(b)は、捕捉された後に各画像を表示する段階と、上記画像の上記限定的ダイナミックレンジを超える上記画像の1つ以上の領域を示す照明レベルに関して、上記表示された画像を評価する段階とを含む請求項1記載の方法。
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