JP2004180213A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラ等の撮像装置を用いて撮像を行う際に、撮像装置の測距機能を用いることなく撮像装置と被写体との間の距離を測定して、撮像に用いる。
【解決手段】デジタルカメラ1の無線通信部33から測距用のパイロット信号を携帯電話2に送信する。携帯電話2の無線通信部27はパイロット信号を受信すると、同様のパイロット信号をデジタルカメラ1に送信する。デジタルカメラ1の測距部17は、受信したパイロット信号と送信したパイロット信号との遅延時間に基づいて、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離を算出する。撮像条件設定部18は算出された距離に基づいて撮像条件を設定し、この撮像条件に基づいて撮像部11が撮像を行い画像データを取得する。
【選択図】 図1
【解決手段】デジタルカメラ1の無線通信部33から測距用のパイロット信号を携帯電話2に送信する。携帯電話2の無線通信部27はパイロット信号を受信すると、同様のパイロット信号をデジタルカメラ1に送信する。デジタルカメラ1の測距部17は、受信したパイロット信号と送信したパイロット信号との遅延時間に基づいて、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離を算出する。撮像条件設定部18は算出された距離に基づいて撮像条件を設定し、この撮像条件に基づいて撮像部11が撮像を行い画像データを取得する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体を撮像して画像データを取得する撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラ等の撮像装置を遠隔操作して撮像を行うシステムが知られているが、カメラ付き携帯電話の撮影角度、ズーム機能、フォーカス機能等をリモコン装置により遠隔操作して、遠隔地にあるカメラ付き携帯電話が撮像した被写体の画像をリモコン装置に表示するシステムが提案されている(特許文献1参照)。このようなシステムによれば、リモコン装置により遠隔地にあるカメラ付き携帯電話を操作することにより、所望とする被写体の画像をリモコン装置に表示することができる。
【0003】
一方、ブルートゥース等の近距離無線インターフェースにより通信可能な2台の端末装置間の距離を測定するシステムが提案されている(特許文献2参照)。このシステムによれば、端末装置が取得するGPS衛星からの測位用電波に基づいて端末装置間の距離を測定することにより、端末装置同士が近距離通信可能か否かを判定することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−50999号公報
【0005】
【特許文献1】
特開2001−359143号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されたシステムにおいては、遠隔操作によりカメラ付き携帯電話のフォーカスを調整することができるものの、フォーカスを遠隔操作しなければカメラ付き携帯電話と被写体との間の距離の測定をカメラが有する測距機能を用いてカメラ自身が行って、その結果に基づいてカメラ自身がフォーカスを行うものである。したがって、遠隔地にあるリモコン装置は、カメラ付き携帯電話を操作するためにのみ用いられることとなる。
【0007】
また、特許文献2に記載されたシステムは、2台の端末装置間の距離を測定して近距離通信可能であるか否かを判定するものであり、その距離に基づいてカメラのフォーカス、撮像等の処理を行うものではない。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、デジタルカメラ等の撮像装置を用いて撮像を行う際に、撮像装置の測距機能を用いることなく撮像装置と被写体との間の距離を測定して、撮像に用いるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による撮像装置は、撮像により画像データを取得する撮像手段と、
無線よるデータ通信を行う無線通信手段と、
該無線通信手段に、被写体が所持する端末装置との間でデータ通信を行わせて、前記撮像手段と前記被写体との間の距離を測定する距離測定手段と、
該距離測定手段が測定した距離に基づいて撮像時の撮像条件を設定する撮像条件設定手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
「無線通信手段」としては、無線LAN、ブルートゥースなどの近距離通信を行う手段、UWB(Ultra Wide Band)等、無線より距離を測定するためのデータ通信を行うことが可能な手段であれば、いかなる手段をも用いることができる。
【0011】
「撮像条件」とは、距離測定手段が測定した距離に基づいて設定されるものであり、具体的にはフォーカス値、ストロボ発光の有無並びに距離および撮像手段におけるズーム値に基づく、撮像した画像データにより表される画像に含まれる顔等の被写体の大きさ等、撮像により取得された画像データにより表される画像の画質を向上させることに使用可能な種々の条件を用いることができる。
【0012】
なお、本発明による撮像装置においては、前記撮像条件に基づいて、前記画像データに対して画像処理を施す画像処理手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0013】
また、本発明による撮像装置においては、前記無線通信手段により、撮像しようとする被写体が所持する端末装置に撮像装置自身を特定する撮像装置情報を送信する撮像装置情報送信手段をさらに備えるものとしてもよい。
【0014】
「撮像装置情報」とは、端末装置を所持する被写体を撮像しようとしている撮像装置を特定することが可能な撮像装置に固有の情報であり、例えば、撮像装置の機種名および撮像装置の所持者の氏名等を用いることができる。
【0015】
また、本発明による撮像装置においては、前記無線通信手段により、前記端末装置から送信された該端末装置を特定する端末情報を取得する端末情報取得手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0016】
「端末情報」とは、撮像しようとする被写体が所持する端末装置を特定することが可能な端末装置に固有の情報であり、例えば、端末装置の機種名、端末装置を所持する者の氏名および端末装置が携帯電話である場合には電話番号等を用いることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、距離測定手段が、無線通信手段に被写体が所持する端末装置との間でデータ通信を行わせ、撮像手段と端末情報すなわち本発明による撮像装置と被写体との距離を測定する。そして、測定された距離に基づいて撮像条件設定手段が撮像条件を設定する。このため、撮像装置の測距機能を用いることなく撮像装置と被写体との間の距離を測定することができ、また、測定された距離に基づいて撮像により取得された画像データにより表される画像の画質を向上させることが可能な撮像条件を得ることができる。
【0018】
また、撮像条件に基づいて、画像処理手段により画像データに対して画像処理を施すことにより、被写体と撮像手段との間の距離に応じた適切な画像処理が施された高画質の画像を得ることができる。
【0019】
また、撮像装置情報送信手段を設け、撮像装置自身を特定する撮像装置情報を、撮像しようとする被写体が所持する端末装置に送信することにより、例えば撮像装置の前に大勢の人物がいてその各々が端末装置を所持している場合において、撮像しようとする被写体が所持する端末装置に撮像装置情報を送信することにより、その端末装置に送信された撮像装置情報に基づいて、その端末装置の所持者は撮像装置が自信を撮像しようとしていることを認識することができる。したがって、間違いなく自身を撮像装置に撮像させることができる。
【0020】
また、無線通信手段により端末装置を特定する端末情報を取得することにより、端末情報に基づいて撮像しようとする被写体を特定することができる。このため、例えば撮像装置の前に大勢の人物がいてその各々が端末装置を所持している場合において、端末情報を取得した端末装置を所持する被写体を撮像すべき被写体と特定することができる。したがって、その人物を追従することにより、間違いなくその人物を撮像することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による撮像装置を備えた撮像システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように本発明の実施形態による撮像システムは、デジタルカメラ1と被写体となるユーザが所持する携帯電話2との間でデータ通信を行ってデジタルカメラ1において被写体を撮像するものである。
【0022】
デジタルカメラ1は、撮像により被写体の画像を表す画像データS0を取得する撮像部11と、デジタルカメラ1全体の制御を行うとともに画像データS0を含む種々の情報の記録制御、通信制御、表示制御等を行う制御部12と、撮像部11が取得した画像データS0に対して画像処理を施して処理済みの画像データS1を得る画像処理部13と、表示のために画像データS1を一時的に保存するフレームメモリ14と、画像データS1等種々の情報を表示する液晶モニタ15と、レリーズボタン、送信ボタン、十字キー等を有する操作部16と、後述するようにデジタルカメラ1と携帯電話2との間の距離を測定する測距部17と、測距部17が測定した距離に基づいて、後述する撮像条件を設定する撮像条件設定部18と、画像データS1を記憶するメモリカード5を装填するためのカードインターフェース19と、後述するように携帯電話2と無線によるデータ通信を行う無線通信部33とを備える。
【0023】
撮像部11は、撮影レンズ、ズーム機構、シャッタおよびCCD等を有し、シャッタの駆動により被写体を撮像して被写体の画像を表す画像データS0を得る。
【0024】
制御部12は、デジタルカメラ1全体の制御を行うとともに画像データS0を含む種々の情報の記録制御、通信制御、表示制御を行う。
【0025】
また、制御部12は、デジタルカメラ1の動作モードをリモコンモードまたは被写体検知モードに設定する。リモコンモードは、被写体となる被写体ユーザが所持する携帯電話2からの指示により被写体ユーザの撮像をデジタルカメラ1に行わせるモードであり、被写体検知モードは、携帯電話2を所持する被写体ユーザを特定してデジタルカメラ1がデジタルカメラ1を所持する撮像ユーザに操作されることにより撮像を行うモードである。
【0026】
リモコンモードは被写体ユーザが所持する携帯電話2からの指示により設定される。また、リモコンモードの場合は、制御部12はデジタルカメラ1を特定するデジタルカメラ情報(例えばデジタルカメラ1の機種名および所持者名)を、被写体ユーザが所持する携帯電話2に送信する。被写体ユーザはデジタルカメラ情報を参照することにより、デジタルカメラ1が自身を撮像しようとしていることを認識できる。なお、デジタルカメラ1が向きを変更可能な支持台に支持されている場合には、携帯電話2からの指示により、被写体ユーザの動きに追従するようにデジタルカメラ1の向きを変更してもよい。
【0027】
なお、リモコンモードの場合には、制御部12は、撮像部11が取得した画像データS0のサムネイル画像データSMを生成し、サムネイル画像データSMを携帯電話2に無線通信部33を介して送信する。このサムネイル画像データSMの送信は、撮像される画像を携帯電話2においてモニタするために用いられるものであり、例えば1/10秒程度の所定時間間隔にて撮像部11から画像データS0を取得して、サムネイル画像データSMを生成してこれを携帯電話2に送信する。このため、携帯電話2においては動画のようにサムネイル画像データSMが表示される。
【0028】
被写体検知モードは撮像ユーザが操作部16からその旨を入力することにより設定されるものであり、被写体検知モードに設定する旨の情報が携帯電話2にも送信される。また、被写体検知モードの場合は、制御部12は、被写体ユーザが所持する携帯電話2から送信されるその携帯電話2を特定する携帯電話情報(例えば機種名、所持者名)を液晶モニタ15に表示する。これにより、撮像ユーザは、撮像を行おうとする被写体ユーザを特定することができる。
【0029】
画像処理部13は画像データS0に対して、色変換処理、階調変換処理、シャープネス処理、ホワイトバランス調整処理、濃度変換処理等の画質を向上させるための種々の画像処理を施して処理済みの画像データS1を得る。また、撮像条件設定部18において取得された撮像条件にも基づいて、画像データS0に対して画像処理を施して処理済みの画像データS1を得る。
【0030】
測距部17は、後述するようにしてデジタルカメラ1と携帯電話2との間の距離、すなわちデジタルカメラ1と被写体との間の距離を測定する。
【0031】
撮像条件設定部18は、測距部17が測定したデジタルカメラ1と被写体との間の距離に基づいて撮像条件を設定する。撮像条件設定部18が設定する撮像条件とは、距離に基づくフォーカス値、距離がストロボが届く範囲か否かを判定することに基づくストロボオン・オフの設定値等、撮像時に用いられる条件の他、画像データS0に対する画像処理に用いられる条件も含む。
【0032】
ここで、デジタルカメラ1と被写体との間の距離とともに、撮像部11におけるズーム倍率が分かると、画像データS0により表される画像中に含まれる人物の顔のサイズが概ね分かる。このため、顔の肌色を適切なものとするための画像処理を施すために、顔を抽出する際に必要なテンプレート(例えば顔抽出のためのワイヤーフレーム)のサイズを決定することができ、これにより、肌色を適切な色とする処理に必要な顔の画像データを容易に抽出できる。このため、本実施形態においては撮像条件設定部18において顔のサイズを撮像条件として設定する。
【0033】
無線通信部33は、ブルートゥースのような近距離無線、無線LAN等により携帯電話2とデータ通信を行うものであるが、本実施形態においては無線LANによりデータ通信を行うものとする。なお、無線LANの規格としては、IEEE802.11b、11aの他、UWB(Ultra Wide Band)等を用いることができ、データ転送速度は11Mbbs〜数十Mbbsのものである。また、データ通信可能な範囲は数十メートルである。
【0034】
デジタルカメラ1のユーザは、撮像により取得した画像データ(画像処理部13において画像処理が行われるため処理済みの画像データS1)を液晶モニタ15に表示して観察できる。また、画像データS1はカードインターフェース19を介してメモリカード5に保存される。
【0035】
携帯電話2は、通話や電子メールの送信を行うための通信部21と、種々の表示を行う液晶モニタ22と、テンキー、通話開始ボタン、通話切断ボタン、十字キー等を備える操作部23と、液晶モニタ22に表示する画像データ等を一時的に保存するフレームメモリ24と、液晶モニタ22に画像データを表示する際の再生に必要な処理を行う再生処理部25と、携帯電話2全体の制御を行うとともに種々の情報の記録制御、通信制御、表示制御等を行う制御部26と、デジタルカメラ1と無線によるデータ通信を行う無線通信部27とを備える。
【0036】
無線通信部27は、デジタルカメラ1の無線通信部33と同様の規格を有する。
【0037】
制御部26は、被写体ユーザによる操作部23からの指示により、携帯電話2の動作モードをリモコンモードに設定するとともに、デジタルカメラ1をリモコンモードに設定するための指示情報を無線通信部27を介してデジタルカメラ1に送信する。一方、デジタルカメラ1の動作モードが被写体検知モードに設定された場合には、デジタルカメラ1の無線通信部33から送信された指示情報に基づいて携帯電話2の動作モードを被写体検知モードに設定する。
【0038】
ここで、デジタルカメラ1の測距部17において行われる処理について説明する。なお、この処理は例えば特表2002−517001号公報に記載された方法を用いることができる。以下、この方法について説明する。測距部17は撮像する被写体ユーザが特定されると、その被写体ユーザが所持する携帯電話2に無線通信部33を介して距離測定のためのパイロット信号P1を送信する。図2(a)はパイロット信号P1の波形を示す図である。無線通信部33が送信したパイロット信号P1は携帯電話2の無線通信部27が受信する。図2(b)は無線通信部27が受信したパイロット信号P1の波形を示す図である。図2(b)に示すように無線通信部27が受信したパイロット信号P1は、デジタルカメラ1と携帯電話2との間の距離に応じて、無線通信部33から送信された直後とはΔt1遅延したものとなる。
【0039】
無線通信部27はパイロット信号P1を受信するとパイロット信号P1と同様の波形のパイロット信号P3をデジタルカメラ1に送信する。図2(c)はパイロット信号P3の波形を示す図である。図2(c)に示すようにパイロット信号P3は、無線通信部33から送信された直後とはΔt1遅延するとともに、無線通信部27が送信のための処理を行う時間であるΔt2遅延する。
【0040】
無線通信部27が送信したパイロット信号P3はデジタルカメラ1の無線通信部33が受信する。図2(d)は無線通信部33が受信したパイロット信号P3の波形を示す図である。図2(d)に示すように無線通信部33が受信したパイロット信号P3は、デジタルカメラ1と携帯電話2との間の距離に応じて、無線通信部27から送信された直後とはΔt3遅延したものとなる。
【0041】
したがって、無線通信部33がパイロット信号P1を送信してから、無線通信部27が送信したパイロット信号P3を受信するまで、Δt1+Δt2+Δt3(=ΔTとする)遅延することとなる。なお、厳密に言うと、上記遅延時間Δt2は無線通信部27が行う処理による遅延時間であり、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離に拘わらず一定の値となるものである。このため、測距部17は携帯電話2の機種に応じた遅延時間Δt2を情報を予め記憶しており、測距時には、遅延時間ΔTを計測し、遅延時間ΔTから機種に応じた遅延時間Δt2を減算し、パイロット信号P1,P3の伝搬速度に(ΔT−Δt2)を乗算してデジタルカメラ1と携帯電話2との距離を算出する。
【0042】
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図3は本実施形態においてリモコンモード時に行われる処理を示すフローチャートである。まず、携帯電話2の制御部26は、携帯電話2の所持者である被写体ユーザが操作部23から入力する情報に基づいて携帯電話2の動作をリモコンモードに設定する(ステップS1)。次いで、リモコンモードに設定する旨の指示情報を、携帯電話2の機種情報とともに無線通信部27を介してデジタルカメラ1に送信する(ステップS2)。
【0043】
デジタルカメラ1の制御部12は、携帯電話2が送信した指示情報に基づいてデジタルカメラ1の動作モードをリモコンモードに設定する(ステップS3)。そして、制御部12は、撮像部11が撮像中の画像データS0のサムネイル画像データSMを生成し(ステップS4)、デジタルカメラ1を特定するデジタルカメラ情報(デジタルカメラの機種名および所持者名)をサムネイル画像データSMとともに、指示情報を送信した携帯電話2に送信する(ステップS5)。
【0044】
携帯電話2の制御部26は、デジタルカメラ1が送信したサムネイル画像データSMおよびデジタルカメラ情報を液晶モニタ22に表示する(ステップS6)。図4は液晶モニタ22に表示されたサムネイル画像データSMおよびデジタルカメラ情報を示す図である。図4に示すように、液晶モニタ22には、デジタルカメラ1が撮像しようとしている画像のサムネイル画像と、デジタルカメラ1を特定するデジタルカメラ情報(デジタルカメラの機種名および所持者名)とが表示される。
【0045】
その一方で、デジタルカメラ1の測距部17は無線通信部33からパイロット信号P1を送信する(ステップS7)。携帯電話2の無線通信部27はパイロット信号P1を受信し(ステップS8)、パイロット信号P3を送信する(ステップS9)。デジタルカメラ1の無線通信部33はパイロット信号P3を受信する(ステップS10)。測距部17は送信したパイロット信号P1と受信したパイロット信号P3との遅延時間ΔTを計測し、携帯電話2の機種に応じた遅延時間Δt2を遅延時間ΔTから減算してパイロット信号P1,P3の伝搬速度を乗算することにより、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離を算出する(ステップS11)。そして、ステップS4に戻り、ステップS4からステップS11の処理を繰り返す。なお、距離の算出後は算出された距離を携帯電話2に送信して、携帯電話2の液晶モニタ22にデジタルカメラ1と携帯電話2との距離を表示することが好ましい。
【0046】
一方、携帯電話2の制御部26は、被写体ユーザが操作部23を操作して撮像の指示を行ったか否かを監視し(ステップS12)、ステップS12が肯定されると、デジタルカメラ1に撮像の指示を行う撮像指示情報を送信する(ステップS13)。
【0047】
デジタルカメラ1の制御部12は、撮像指示情報を受信すると、測距部17が算出した距離に基づいて撮像条件設定部18が撮像条件を設定し(ステップS14)、設定した撮像条件に基づいて制御部12が撮像部11を駆動して撮像を行って画像データS0を取得する(ステップS15)。画像データS0を取得すると、撮像条件設定部18が設定した撮像条件に基づいて画像処理部13が画像データS0に画像処理を施して処理済み画像データS1を取得し(ステップS16)、画像データS1をメモリカード5に保存し(ステップS17)、処理を終了する。
【0048】
なお、画像データS1をメモリカード5に保存するのに代えて、無線通信部33を介してデジタルカメラ1の近傍にあるホットスポット経由で画像データS1を保管する画像サーバに送信し、被写体となったユーザが後にパソコンを用いて画像サーバにアクセスして画像データS1を閲覧できるようにしてもよい。
【0049】
図5は本実施形態において被写体検知モード時に行われる処理を示すフローチャートである。デジタルカメラ1の制御部12は、デジタルカメラ1の所持者である撮像ユーザが操作部16から入力する情報に基づいて、デジタルカメラ1の動作モードを被写体検知モードに設定する(ステップS21)。次いで、被写体検知モードに設定する旨の指示情報を、無線通信部33を介して携帯電話2に送信する(ステップS22)。
【0050】
携帯電話2の制御部26は、デジタルカメラ1が送信した指示情報に基づいて携帯電話2の動作モードを被写体検知モードに設定する(ステップS23)。そして、携帯電話2を特定する携帯電話情報(携帯電話の機種名および所持者名)を指示情報を送信したデジタルカメラ1に送信する(ステップS24)。
【0051】
デジタルカメラ1の制御部12は、携帯電話2が送信した携帯電話情報を、撮像部11が撮像しようとする画像とともに液晶モニタ15に表示する(ステップS25)。図6は液晶モニタ15に表示された画像および携帯電話情報を示す図である。図6に示すように、液晶モニタ15には撮像部11が撮像しようとする画像と携帯電話情報(携帯電話の機種名および所持者名)とが表示される。
【0052】
その一方で、デジタルカメラ1の測距部17は無線通信部33からパイロット信号P1を送信する(ステップS26)。携帯電話2の無線通信部27はパイロット信号P1を受信し(ステップS27)、パイロット信号P3を送信する(ステップS28)。デジタルカメラ1の無線通信部33はパイロット信号P3を受信する(ステップS29)。測距部17は送信したパイロット信号P1と受信したパイロット信号P3との遅延時間ΔTを計測し、携帯電話2の機種に応じた遅延時間Δt2を遅延時間ΔTから減算してパイロット信号P1,P3の伝搬速度を乗算することにより、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離を算出する(ステップS30)。なお、距離の算出後は算出された距離を液晶モニタ15に表示することが好ましい。
【0053】
そして、デジタルカメラ1の制御部12は操作部16に含まれるレリーズボタンが撮像ユーザに押下されたか否かを判定し(ステップS31)、ステップS31が否定されるとステップS26に戻り、ステップS26からステップS31の処理を繰り返す。ステップS31が肯定されると、測距部17が算出した距離に基づいて撮像条件設定部18が撮像条件を設定し(ステップS32)、撮像条件設定部18が設定した撮像条件に基づいて制御部12が撮像部11を駆動して撮像を行って画像データS0を取得する(ステップS33)。画像データS0を取得すると、撮像条件設定部18が設定した撮像条件に基づいて画像処理部13が画像データS0に画像処理を施して処理済み画像データS1を取得し(ステップS34)、画像データS1をメモリカード5に保存し(ステップS35)、処理を終了する。
【0054】
なお、画像データS1をメモリカード5に保存するのに代えて、無線通信部33を介してデジタルカメラ1の近傍にあるホットスポット経由で画像データS1を保管する画像サーバに送信し、被写体となったユーザが後でパソコンを用いて画像サーバにアクセスして画像データS1を閲覧できるようにしてもよい。
【0055】
このように、本実施形態においては、測距部17が無線通信部33に被写体ユーザが所持する携帯電話2との間でデータ通信を行わせ、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離を測定し、測定した距離に基づいて撮像条件設定部18が撮像条件を設定するようにしたものである。このため、デジタルカメラ1の測距機能を用いることなくデジタルカメラ1と携帯電話2との距離距離を測定することができ、また、測定された距離に基づいて撮像により取得された画像データS0により表される画像の画質を向上させることが可能な撮像条件を得ることができる。
【0056】
また、撮像条件に基づいて、画像処理部13により画像データS0に対して画像処理を施すようにしたため、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離に基づいて適切な画像処理が施された高画質の画像を得ることができる。
【0057】
また、リモコンモード時には、デジタルカメラ1を特定するデジタルカメラ情報を、撮像しようとする被写体ユーザが所持する携帯電話2に送信するようにしたため、例えばデジタルカメラ1の前に大勢の人物がいてその各々が携帯電話2を所持している場合においても、携帯電話2を所持する被写体ユーザは携帯電話2に送信されたデジタルカメラ情報に基づいて、デジタルカメラ1が自信を撮像しようとしていることを認識することができる。したがって、間違いなく被写体ユーザをデジタルカメラ1に撮像させることができる。
【0058】
また、被写体検知モード時には、携帯電話2を特定する携帯電話情報を取得し、携帯電話情報に基づいて被写体ユーザを特定するようにすれば、例えばデジタルカメラ1の前に大勢の人物がいてその各々が携帯電話2を所持している場合において、携帯電話情報に基づいて撮像すべき被写体ユーザを特定することができる。したがって、その被写体ユーザを追従することにより、間違いなくその被写体ユーザを撮像することができる。
【0059】
なお、上記実施形態においては、被写体が所持する携帯電話2とデジタルカメラ1との間の距離を測定しているが、被写体が所持する端末装置は携帯電話2に限定されるものではなく、PDAやデジタルカメラ1との距離を測定するに特化した専用の端末装置であってもよい。
【0060】
また、上記実施形態においては、撮像条件に基づいて画像データS0に対して画像処理を施しているが、画像データS0に撮像条件を付与して画像処理を施すことなくメモリカード5に保存してもよい。この場合、画像データS0を再生する際に画像データS0に付与された撮像条件に基づいて画像処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による撮像装置を備えた撮像システムの構成を示す概略ブロック図
【図2】距離の測定を説明するための図
【図3】リモコンモード時に行われる処理を示すフローチャート
【図4】携帯電話の液晶モニタの表示状態を示す図
【図5】被写体検知モード時に行われる処理を示すフローチャート
【図6】デジタルカメラの液晶モニタの表示状態を示す図
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 携帯電話
11 撮像部
12,26 制御部
13 画像処理部
14,24 フレームメモリ
15,22 液晶モニタ
16,23 操作部
17 測距部
18 撮像条件設定部
19 カードインターフェース
21 通信部
25 再生処理部
27,33 無線通信部
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体を撮像して画像データを取得する撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラ等の撮像装置を遠隔操作して撮像を行うシステムが知られているが、カメラ付き携帯電話の撮影角度、ズーム機能、フォーカス機能等をリモコン装置により遠隔操作して、遠隔地にあるカメラ付き携帯電話が撮像した被写体の画像をリモコン装置に表示するシステムが提案されている(特許文献1参照)。このようなシステムによれば、リモコン装置により遠隔地にあるカメラ付き携帯電話を操作することにより、所望とする被写体の画像をリモコン装置に表示することができる。
【0003】
一方、ブルートゥース等の近距離無線インターフェースにより通信可能な2台の端末装置間の距離を測定するシステムが提案されている(特許文献2参照)。このシステムによれば、端末装置が取得するGPS衛星からの測位用電波に基づいて端末装置間の距離を測定することにより、端末装置同士が近距離通信可能か否かを判定することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−50999号公報
【0005】
【特許文献1】
特開2001−359143号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されたシステムにおいては、遠隔操作によりカメラ付き携帯電話のフォーカスを調整することができるものの、フォーカスを遠隔操作しなければカメラ付き携帯電話と被写体との間の距離の測定をカメラが有する測距機能を用いてカメラ自身が行って、その結果に基づいてカメラ自身がフォーカスを行うものである。したがって、遠隔地にあるリモコン装置は、カメラ付き携帯電話を操作するためにのみ用いられることとなる。
【0007】
また、特許文献2に記載されたシステムは、2台の端末装置間の距離を測定して近距離通信可能であるか否かを判定するものであり、その距離に基づいてカメラのフォーカス、撮像等の処理を行うものではない。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、デジタルカメラ等の撮像装置を用いて撮像を行う際に、撮像装置の測距機能を用いることなく撮像装置と被写体との間の距離を測定して、撮像に用いるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による撮像装置は、撮像により画像データを取得する撮像手段と、
無線よるデータ通信を行う無線通信手段と、
該無線通信手段に、被写体が所持する端末装置との間でデータ通信を行わせて、前記撮像手段と前記被写体との間の距離を測定する距離測定手段と、
該距離測定手段が測定した距離に基づいて撮像時の撮像条件を設定する撮像条件設定手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
「無線通信手段」としては、無線LAN、ブルートゥースなどの近距離通信を行う手段、UWB(Ultra Wide Band)等、無線より距離を測定するためのデータ通信を行うことが可能な手段であれば、いかなる手段をも用いることができる。
【0011】
「撮像条件」とは、距離測定手段が測定した距離に基づいて設定されるものであり、具体的にはフォーカス値、ストロボ発光の有無並びに距離および撮像手段におけるズーム値に基づく、撮像した画像データにより表される画像に含まれる顔等の被写体の大きさ等、撮像により取得された画像データにより表される画像の画質を向上させることに使用可能な種々の条件を用いることができる。
【0012】
なお、本発明による撮像装置においては、前記撮像条件に基づいて、前記画像データに対して画像処理を施す画像処理手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0013】
また、本発明による撮像装置においては、前記無線通信手段により、撮像しようとする被写体が所持する端末装置に撮像装置自身を特定する撮像装置情報を送信する撮像装置情報送信手段をさらに備えるものとしてもよい。
【0014】
「撮像装置情報」とは、端末装置を所持する被写体を撮像しようとしている撮像装置を特定することが可能な撮像装置に固有の情報であり、例えば、撮像装置の機種名および撮像装置の所持者の氏名等を用いることができる。
【0015】
また、本発明による撮像装置においては、前記無線通信手段により、前記端末装置から送信された該端末装置を特定する端末情報を取得する端末情報取得手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0016】
「端末情報」とは、撮像しようとする被写体が所持する端末装置を特定することが可能な端末装置に固有の情報であり、例えば、端末装置の機種名、端末装置を所持する者の氏名および端末装置が携帯電話である場合には電話番号等を用いることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、距離測定手段が、無線通信手段に被写体が所持する端末装置との間でデータ通信を行わせ、撮像手段と端末情報すなわち本発明による撮像装置と被写体との距離を測定する。そして、測定された距離に基づいて撮像条件設定手段が撮像条件を設定する。このため、撮像装置の測距機能を用いることなく撮像装置と被写体との間の距離を測定することができ、また、測定された距離に基づいて撮像により取得された画像データにより表される画像の画質を向上させることが可能な撮像条件を得ることができる。
【0018】
また、撮像条件に基づいて、画像処理手段により画像データに対して画像処理を施すことにより、被写体と撮像手段との間の距離に応じた適切な画像処理が施された高画質の画像を得ることができる。
【0019】
また、撮像装置情報送信手段を設け、撮像装置自身を特定する撮像装置情報を、撮像しようとする被写体が所持する端末装置に送信することにより、例えば撮像装置の前に大勢の人物がいてその各々が端末装置を所持している場合において、撮像しようとする被写体が所持する端末装置に撮像装置情報を送信することにより、その端末装置に送信された撮像装置情報に基づいて、その端末装置の所持者は撮像装置が自信を撮像しようとしていることを認識することができる。したがって、間違いなく自身を撮像装置に撮像させることができる。
【0020】
また、無線通信手段により端末装置を特定する端末情報を取得することにより、端末情報に基づいて撮像しようとする被写体を特定することができる。このため、例えば撮像装置の前に大勢の人物がいてその各々が端末装置を所持している場合において、端末情報を取得した端末装置を所持する被写体を撮像すべき被写体と特定することができる。したがって、その人物を追従することにより、間違いなくその人物を撮像することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による撮像装置を備えた撮像システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように本発明の実施形態による撮像システムは、デジタルカメラ1と被写体となるユーザが所持する携帯電話2との間でデータ通信を行ってデジタルカメラ1において被写体を撮像するものである。
【0022】
デジタルカメラ1は、撮像により被写体の画像を表す画像データS0を取得する撮像部11と、デジタルカメラ1全体の制御を行うとともに画像データS0を含む種々の情報の記録制御、通信制御、表示制御等を行う制御部12と、撮像部11が取得した画像データS0に対して画像処理を施して処理済みの画像データS1を得る画像処理部13と、表示のために画像データS1を一時的に保存するフレームメモリ14と、画像データS1等種々の情報を表示する液晶モニタ15と、レリーズボタン、送信ボタン、十字キー等を有する操作部16と、後述するようにデジタルカメラ1と携帯電話2との間の距離を測定する測距部17と、測距部17が測定した距離に基づいて、後述する撮像条件を設定する撮像条件設定部18と、画像データS1を記憶するメモリカード5を装填するためのカードインターフェース19と、後述するように携帯電話2と無線によるデータ通信を行う無線通信部33とを備える。
【0023】
撮像部11は、撮影レンズ、ズーム機構、シャッタおよびCCD等を有し、シャッタの駆動により被写体を撮像して被写体の画像を表す画像データS0を得る。
【0024】
制御部12は、デジタルカメラ1全体の制御を行うとともに画像データS0を含む種々の情報の記録制御、通信制御、表示制御を行う。
【0025】
また、制御部12は、デジタルカメラ1の動作モードをリモコンモードまたは被写体検知モードに設定する。リモコンモードは、被写体となる被写体ユーザが所持する携帯電話2からの指示により被写体ユーザの撮像をデジタルカメラ1に行わせるモードであり、被写体検知モードは、携帯電話2を所持する被写体ユーザを特定してデジタルカメラ1がデジタルカメラ1を所持する撮像ユーザに操作されることにより撮像を行うモードである。
【0026】
リモコンモードは被写体ユーザが所持する携帯電話2からの指示により設定される。また、リモコンモードの場合は、制御部12はデジタルカメラ1を特定するデジタルカメラ情報(例えばデジタルカメラ1の機種名および所持者名)を、被写体ユーザが所持する携帯電話2に送信する。被写体ユーザはデジタルカメラ情報を参照することにより、デジタルカメラ1が自身を撮像しようとしていることを認識できる。なお、デジタルカメラ1が向きを変更可能な支持台に支持されている場合には、携帯電話2からの指示により、被写体ユーザの動きに追従するようにデジタルカメラ1の向きを変更してもよい。
【0027】
なお、リモコンモードの場合には、制御部12は、撮像部11が取得した画像データS0のサムネイル画像データSMを生成し、サムネイル画像データSMを携帯電話2に無線通信部33を介して送信する。このサムネイル画像データSMの送信は、撮像される画像を携帯電話2においてモニタするために用いられるものであり、例えば1/10秒程度の所定時間間隔にて撮像部11から画像データS0を取得して、サムネイル画像データSMを生成してこれを携帯電話2に送信する。このため、携帯電話2においては動画のようにサムネイル画像データSMが表示される。
【0028】
被写体検知モードは撮像ユーザが操作部16からその旨を入力することにより設定されるものであり、被写体検知モードに設定する旨の情報が携帯電話2にも送信される。また、被写体検知モードの場合は、制御部12は、被写体ユーザが所持する携帯電話2から送信されるその携帯電話2を特定する携帯電話情報(例えば機種名、所持者名)を液晶モニタ15に表示する。これにより、撮像ユーザは、撮像を行おうとする被写体ユーザを特定することができる。
【0029】
画像処理部13は画像データS0に対して、色変換処理、階調変換処理、シャープネス処理、ホワイトバランス調整処理、濃度変換処理等の画質を向上させるための種々の画像処理を施して処理済みの画像データS1を得る。また、撮像条件設定部18において取得された撮像条件にも基づいて、画像データS0に対して画像処理を施して処理済みの画像データS1を得る。
【0030】
測距部17は、後述するようにしてデジタルカメラ1と携帯電話2との間の距離、すなわちデジタルカメラ1と被写体との間の距離を測定する。
【0031】
撮像条件設定部18は、測距部17が測定したデジタルカメラ1と被写体との間の距離に基づいて撮像条件を設定する。撮像条件設定部18が設定する撮像条件とは、距離に基づくフォーカス値、距離がストロボが届く範囲か否かを判定することに基づくストロボオン・オフの設定値等、撮像時に用いられる条件の他、画像データS0に対する画像処理に用いられる条件も含む。
【0032】
ここで、デジタルカメラ1と被写体との間の距離とともに、撮像部11におけるズーム倍率が分かると、画像データS0により表される画像中に含まれる人物の顔のサイズが概ね分かる。このため、顔の肌色を適切なものとするための画像処理を施すために、顔を抽出する際に必要なテンプレート(例えば顔抽出のためのワイヤーフレーム)のサイズを決定することができ、これにより、肌色を適切な色とする処理に必要な顔の画像データを容易に抽出できる。このため、本実施形態においては撮像条件設定部18において顔のサイズを撮像条件として設定する。
【0033】
無線通信部33は、ブルートゥースのような近距離無線、無線LAN等により携帯電話2とデータ通信を行うものであるが、本実施形態においては無線LANによりデータ通信を行うものとする。なお、無線LANの規格としては、IEEE802.11b、11aの他、UWB(Ultra Wide Band)等を用いることができ、データ転送速度は11Mbbs〜数十Mbbsのものである。また、データ通信可能な範囲は数十メートルである。
【0034】
デジタルカメラ1のユーザは、撮像により取得した画像データ(画像処理部13において画像処理が行われるため処理済みの画像データS1)を液晶モニタ15に表示して観察できる。また、画像データS1はカードインターフェース19を介してメモリカード5に保存される。
【0035】
携帯電話2は、通話や電子メールの送信を行うための通信部21と、種々の表示を行う液晶モニタ22と、テンキー、通話開始ボタン、通話切断ボタン、十字キー等を備える操作部23と、液晶モニタ22に表示する画像データ等を一時的に保存するフレームメモリ24と、液晶モニタ22に画像データを表示する際の再生に必要な処理を行う再生処理部25と、携帯電話2全体の制御を行うとともに種々の情報の記録制御、通信制御、表示制御等を行う制御部26と、デジタルカメラ1と無線によるデータ通信を行う無線通信部27とを備える。
【0036】
無線通信部27は、デジタルカメラ1の無線通信部33と同様の規格を有する。
【0037】
制御部26は、被写体ユーザによる操作部23からの指示により、携帯電話2の動作モードをリモコンモードに設定するとともに、デジタルカメラ1をリモコンモードに設定するための指示情報を無線通信部27を介してデジタルカメラ1に送信する。一方、デジタルカメラ1の動作モードが被写体検知モードに設定された場合には、デジタルカメラ1の無線通信部33から送信された指示情報に基づいて携帯電話2の動作モードを被写体検知モードに設定する。
【0038】
ここで、デジタルカメラ1の測距部17において行われる処理について説明する。なお、この処理は例えば特表2002−517001号公報に記載された方法を用いることができる。以下、この方法について説明する。測距部17は撮像する被写体ユーザが特定されると、その被写体ユーザが所持する携帯電話2に無線通信部33を介して距離測定のためのパイロット信号P1を送信する。図2(a)はパイロット信号P1の波形を示す図である。無線通信部33が送信したパイロット信号P1は携帯電話2の無線通信部27が受信する。図2(b)は無線通信部27が受信したパイロット信号P1の波形を示す図である。図2(b)に示すように無線通信部27が受信したパイロット信号P1は、デジタルカメラ1と携帯電話2との間の距離に応じて、無線通信部33から送信された直後とはΔt1遅延したものとなる。
【0039】
無線通信部27はパイロット信号P1を受信するとパイロット信号P1と同様の波形のパイロット信号P3をデジタルカメラ1に送信する。図2(c)はパイロット信号P3の波形を示す図である。図2(c)に示すようにパイロット信号P3は、無線通信部33から送信された直後とはΔt1遅延するとともに、無線通信部27が送信のための処理を行う時間であるΔt2遅延する。
【0040】
無線通信部27が送信したパイロット信号P3はデジタルカメラ1の無線通信部33が受信する。図2(d)は無線通信部33が受信したパイロット信号P3の波形を示す図である。図2(d)に示すように無線通信部33が受信したパイロット信号P3は、デジタルカメラ1と携帯電話2との間の距離に応じて、無線通信部27から送信された直後とはΔt3遅延したものとなる。
【0041】
したがって、無線通信部33がパイロット信号P1を送信してから、無線通信部27が送信したパイロット信号P3を受信するまで、Δt1+Δt2+Δt3(=ΔTとする)遅延することとなる。なお、厳密に言うと、上記遅延時間Δt2は無線通信部27が行う処理による遅延時間であり、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離に拘わらず一定の値となるものである。このため、測距部17は携帯電話2の機種に応じた遅延時間Δt2を情報を予め記憶しており、測距時には、遅延時間ΔTを計測し、遅延時間ΔTから機種に応じた遅延時間Δt2を減算し、パイロット信号P1,P3の伝搬速度に(ΔT−Δt2)を乗算してデジタルカメラ1と携帯電話2との距離を算出する。
【0042】
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図3は本実施形態においてリモコンモード時に行われる処理を示すフローチャートである。まず、携帯電話2の制御部26は、携帯電話2の所持者である被写体ユーザが操作部23から入力する情報に基づいて携帯電話2の動作をリモコンモードに設定する(ステップS1)。次いで、リモコンモードに設定する旨の指示情報を、携帯電話2の機種情報とともに無線通信部27を介してデジタルカメラ1に送信する(ステップS2)。
【0043】
デジタルカメラ1の制御部12は、携帯電話2が送信した指示情報に基づいてデジタルカメラ1の動作モードをリモコンモードに設定する(ステップS3)。そして、制御部12は、撮像部11が撮像中の画像データS0のサムネイル画像データSMを生成し(ステップS4)、デジタルカメラ1を特定するデジタルカメラ情報(デジタルカメラの機種名および所持者名)をサムネイル画像データSMとともに、指示情報を送信した携帯電話2に送信する(ステップS5)。
【0044】
携帯電話2の制御部26は、デジタルカメラ1が送信したサムネイル画像データSMおよびデジタルカメラ情報を液晶モニタ22に表示する(ステップS6)。図4は液晶モニタ22に表示されたサムネイル画像データSMおよびデジタルカメラ情報を示す図である。図4に示すように、液晶モニタ22には、デジタルカメラ1が撮像しようとしている画像のサムネイル画像と、デジタルカメラ1を特定するデジタルカメラ情報(デジタルカメラの機種名および所持者名)とが表示される。
【0045】
その一方で、デジタルカメラ1の測距部17は無線通信部33からパイロット信号P1を送信する(ステップS7)。携帯電話2の無線通信部27はパイロット信号P1を受信し(ステップS8)、パイロット信号P3を送信する(ステップS9)。デジタルカメラ1の無線通信部33はパイロット信号P3を受信する(ステップS10)。測距部17は送信したパイロット信号P1と受信したパイロット信号P3との遅延時間ΔTを計測し、携帯電話2の機種に応じた遅延時間Δt2を遅延時間ΔTから減算してパイロット信号P1,P3の伝搬速度を乗算することにより、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離を算出する(ステップS11)。そして、ステップS4に戻り、ステップS4からステップS11の処理を繰り返す。なお、距離の算出後は算出された距離を携帯電話2に送信して、携帯電話2の液晶モニタ22にデジタルカメラ1と携帯電話2との距離を表示することが好ましい。
【0046】
一方、携帯電話2の制御部26は、被写体ユーザが操作部23を操作して撮像の指示を行ったか否かを監視し(ステップS12)、ステップS12が肯定されると、デジタルカメラ1に撮像の指示を行う撮像指示情報を送信する(ステップS13)。
【0047】
デジタルカメラ1の制御部12は、撮像指示情報を受信すると、測距部17が算出した距離に基づいて撮像条件設定部18が撮像条件を設定し(ステップS14)、設定した撮像条件に基づいて制御部12が撮像部11を駆動して撮像を行って画像データS0を取得する(ステップS15)。画像データS0を取得すると、撮像条件設定部18が設定した撮像条件に基づいて画像処理部13が画像データS0に画像処理を施して処理済み画像データS1を取得し(ステップS16)、画像データS1をメモリカード5に保存し(ステップS17)、処理を終了する。
【0048】
なお、画像データS1をメモリカード5に保存するのに代えて、無線通信部33を介してデジタルカメラ1の近傍にあるホットスポット経由で画像データS1を保管する画像サーバに送信し、被写体となったユーザが後にパソコンを用いて画像サーバにアクセスして画像データS1を閲覧できるようにしてもよい。
【0049】
図5は本実施形態において被写体検知モード時に行われる処理を示すフローチャートである。デジタルカメラ1の制御部12は、デジタルカメラ1の所持者である撮像ユーザが操作部16から入力する情報に基づいて、デジタルカメラ1の動作モードを被写体検知モードに設定する(ステップS21)。次いで、被写体検知モードに設定する旨の指示情報を、無線通信部33を介して携帯電話2に送信する(ステップS22)。
【0050】
携帯電話2の制御部26は、デジタルカメラ1が送信した指示情報に基づいて携帯電話2の動作モードを被写体検知モードに設定する(ステップS23)。そして、携帯電話2を特定する携帯電話情報(携帯電話の機種名および所持者名)を指示情報を送信したデジタルカメラ1に送信する(ステップS24)。
【0051】
デジタルカメラ1の制御部12は、携帯電話2が送信した携帯電話情報を、撮像部11が撮像しようとする画像とともに液晶モニタ15に表示する(ステップS25)。図6は液晶モニタ15に表示された画像および携帯電話情報を示す図である。図6に示すように、液晶モニタ15には撮像部11が撮像しようとする画像と携帯電話情報(携帯電話の機種名および所持者名)とが表示される。
【0052】
その一方で、デジタルカメラ1の測距部17は無線通信部33からパイロット信号P1を送信する(ステップS26)。携帯電話2の無線通信部27はパイロット信号P1を受信し(ステップS27)、パイロット信号P3を送信する(ステップS28)。デジタルカメラ1の無線通信部33はパイロット信号P3を受信する(ステップS29)。測距部17は送信したパイロット信号P1と受信したパイロット信号P3との遅延時間ΔTを計測し、携帯電話2の機種に応じた遅延時間Δt2を遅延時間ΔTから減算してパイロット信号P1,P3の伝搬速度を乗算することにより、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離を算出する(ステップS30)。なお、距離の算出後は算出された距離を液晶モニタ15に表示することが好ましい。
【0053】
そして、デジタルカメラ1の制御部12は操作部16に含まれるレリーズボタンが撮像ユーザに押下されたか否かを判定し(ステップS31)、ステップS31が否定されるとステップS26に戻り、ステップS26からステップS31の処理を繰り返す。ステップS31が肯定されると、測距部17が算出した距離に基づいて撮像条件設定部18が撮像条件を設定し(ステップS32)、撮像条件設定部18が設定した撮像条件に基づいて制御部12が撮像部11を駆動して撮像を行って画像データS0を取得する(ステップS33)。画像データS0を取得すると、撮像条件設定部18が設定した撮像条件に基づいて画像処理部13が画像データS0に画像処理を施して処理済み画像データS1を取得し(ステップS34)、画像データS1をメモリカード5に保存し(ステップS35)、処理を終了する。
【0054】
なお、画像データS1をメモリカード5に保存するのに代えて、無線通信部33を介してデジタルカメラ1の近傍にあるホットスポット経由で画像データS1を保管する画像サーバに送信し、被写体となったユーザが後でパソコンを用いて画像サーバにアクセスして画像データS1を閲覧できるようにしてもよい。
【0055】
このように、本実施形態においては、測距部17が無線通信部33に被写体ユーザが所持する携帯電話2との間でデータ通信を行わせ、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離を測定し、測定した距離に基づいて撮像条件設定部18が撮像条件を設定するようにしたものである。このため、デジタルカメラ1の測距機能を用いることなくデジタルカメラ1と携帯電話2との距離距離を測定することができ、また、測定された距離に基づいて撮像により取得された画像データS0により表される画像の画質を向上させることが可能な撮像条件を得ることができる。
【0056】
また、撮像条件に基づいて、画像処理部13により画像データS0に対して画像処理を施すようにしたため、デジタルカメラ1と携帯電話2との距離に基づいて適切な画像処理が施された高画質の画像を得ることができる。
【0057】
また、リモコンモード時には、デジタルカメラ1を特定するデジタルカメラ情報を、撮像しようとする被写体ユーザが所持する携帯電話2に送信するようにしたため、例えばデジタルカメラ1の前に大勢の人物がいてその各々が携帯電話2を所持している場合においても、携帯電話2を所持する被写体ユーザは携帯電話2に送信されたデジタルカメラ情報に基づいて、デジタルカメラ1が自信を撮像しようとしていることを認識することができる。したがって、間違いなく被写体ユーザをデジタルカメラ1に撮像させることができる。
【0058】
また、被写体検知モード時には、携帯電話2を特定する携帯電話情報を取得し、携帯電話情報に基づいて被写体ユーザを特定するようにすれば、例えばデジタルカメラ1の前に大勢の人物がいてその各々が携帯電話2を所持している場合において、携帯電話情報に基づいて撮像すべき被写体ユーザを特定することができる。したがって、その被写体ユーザを追従することにより、間違いなくその被写体ユーザを撮像することができる。
【0059】
なお、上記実施形態においては、被写体が所持する携帯電話2とデジタルカメラ1との間の距離を測定しているが、被写体が所持する端末装置は携帯電話2に限定されるものではなく、PDAやデジタルカメラ1との距離を測定するに特化した専用の端末装置であってもよい。
【0060】
また、上記実施形態においては、撮像条件に基づいて画像データS0に対して画像処理を施しているが、画像データS0に撮像条件を付与して画像処理を施すことなくメモリカード5に保存してもよい。この場合、画像データS0を再生する際に画像データS0に付与された撮像条件に基づいて画像処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による撮像装置を備えた撮像システムの構成を示す概略ブロック図
【図2】距離の測定を説明するための図
【図3】リモコンモード時に行われる処理を示すフローチャート
【図4】携帯電話の液晶モニタの表示状態を示す図
【図5】被写体検知モード時に行われる処理を示すフローチャート
【図6】デジタルカメラの液晶モニタの表示状態を示す図
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 携帯電話
11 撮像部
12,26 制御部
13 画像処理部
14,24 フレームメモリ
15,22 液晶モニタ
16,23 操作部
17 測距部
18 撮像条件設定部
19 カードインターフェース
21 通信部
25 再生処理部
27,33 無線通信部
Claims (4)
- 撮像により画像データを取得する撮像手段と、
無線よるデータ通信を行う無線通信手段と、
該無線通信手段に、被写体が所持する端末装置との間でデータ通信を行わせて、前記撮像手段と前記被写体との間の距離を測定する距離測定手段と、
該距離測定手段が測定した距離に基づいて撮像時の撮像条件を設定する撮像条件設定手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像条件に基づいて、前記画像データに対して画像処理を施す画像処理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記無線通信手段により、撮像しようとする被写体が所持する端末装置に撮像装置自身を特定する撮像装置情報を送信する撮像装置情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
- 前記無線通信手段により、前記端末装置から送信された該端末装置を特定する端末情報を取得する端末情報取得手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
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Cited By (4)
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