JP2004179715A - 告知放送端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】告知放送端末装置に、外部映像機器を接続する機能を付加した装置を提供する。
【解決手段】告知放送受信部101と、告知放送受信部101の出力信号1から映像信号S1を抽出する映像信号抽出部102と、告知放送受信部101の出力信号2から音声信号S2を抽出する音声信号抽出部105と、告知放送受信部101の出力信号3から制御信号S3を抽出する制御信号抽出部108と、制御信号S3の緊急度を判別する制御信号判別部109と、判別部109からの判別信号S6に基づき、映像情報受信装置の信号と告知放送センタからの信号とを切替える音声・映像切替部120と、判別部109からの制御信号S7に基づき映像情報受信装置を制御するための信号S22を出力する制御信号出力部110とを備えたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】告知放送受信部101と、告知放送受信部101の出力信号1から映像信号S1を抽出する映像信号抽出部102と、告知放送受信部101の出力信号2から音声信号S2を抽出する音声信号抽出部105と、告知放送受信部101の出力信号3から制御信号S3を抽出する制御信号抽出部108と、制御信号S3の緊急度を判別する制御信号判別部109と、判別部109からの判別信号S6に基づき、映像情報受信装置の信号と告知放送センタからの信号とを切替える音声・映像切替部120と、判別部109からの制御信号S7に基づき映像情報受信装置を制御するための信号S22を出力する制御信号出力部110とを備えたものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、告知放送端末装置に係り、例えば、CATVシステムに用いて好適な告知放送端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、CATVの加入者宅に設置され、CATVセンタからの生活情報等を知らせる一般告知放送や災害時の緊急放送を受信する告知放送端末装置が実用化されていた。図5を参照して、従来の告知放送端末装置の一例を説明する。図5は従来の告知放送端末装置を含む加入者宅内に設置される機器のブロック図である。図5において、50はCATVセンタからの信号を、S.T.B.(セツト トップ ボックス)200と告知放送端末装置150側とに分岐する分配器、200はS.T.B.、300はテレビ、150は告知放送端末装置である。
【0003】
図示する如く、CATVセンタから周波数変調された映像信号及び音声信号並びに特定の周波数を割り当てている告知放送の音声信号の合成信号が伝送されてくる。この伝送されてくる合成信号が加入者宅に設置されている分配器50に入力する。前記分配器50は合成信号をCATVシステムの一部であるS.T.B.200及びテレビ300側と、告知放送端末装置150側に分岐させて分配する。
【0004】
分岐・分配された告知放送端末装置150に入力された入力信号は、フィルタリングが施され告知放送の音声信号を抽出し、これを増幅し、前記告知放送端末装置150のスピーカーにより放送されていた。
【0005】
なお、出願人が知っている先行技術が文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術情報がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、生活情報を知らせる一般告知放送や災害時の緊急放送を受信する告知放送がますます重要視されてきた。このため、告知放送センタが設けられ、該告知放送センタからの告知信号が伝送され告知放送端末装置で放送されていた。しかし、一般に告知放送端末装置のスピーカーは小容量であり且つ性能が高レベルでないため、告知放送の音量が不足しており、且つ音質も必ずしもよいとはいえないという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明は、告知放送端末装置の小容量且つ低音質のスピーカーから放送する代わりに、加入者宅内に設置されている映像情報受信装置、例えば一般テレビの大容量且つ高音質のスピーカーを利用できるような構成を付加し、その機能を充実させた告知放送端末装置を提供することを第一の目的とする。
また、告知放送端末装置の小容量且つ低音質のスピーカーから放送する代わりに、加入者宅内に設置されている映像情報受信装置(告知放送端末装置に接続される端末機器をいう)、例えば一般テレビの大容量且つ高品質のスピーカーを利用できるようにした構成とともに、映像系の構成を加え、一層機能を充実させた告知放送端末装置を提供することをその第二の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第一の目的を達成するため、本発明に係わる告知端末装置の構成は、映像情報受信装置を利用し、告知放送センタからの音声信号を受信する告知放送端末装置において、
前記告知放送センタからの音声信号を受信する音声告知放送受信部と、該告知放送受信部の出力信号から音声信号を抽出する音声信号抽出部と、前記告知放送受信部の出力信号から制御信号を抽出する制御信号抽出部と、告知放送対象の情報に応じて前記抽出された制御信号の緊急告知度を判別する制御信号判別部と、該判別部からの制御信号によって音声信号を入力させる映像情報受信装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力部とを、備えたことを特徴とするものである。
【0009】
上記第二の目的を達成するため、本発明に係わる告知端末装置の他の構成は、映像情報受信装置を利用し、告知放送センタからの信号を受信する告知放送端末装置において、前記告知放送センタからの信号を受信する告知放送受信部と、該告知放送受信部からの出力信号から映像信号を抽出する映像信号抽出部と、前記告知放送受信部からの出力信号から音声信号を抽出する音声信号抽出部と、前記告知放送受信部からの出力信号から制御信号を抽出する制御信号抽出部と、告知放送対象の情報に応じて前記抽出された制御信号の緊急告知度を判別する制御信号判別部と、該判別部からの制御信号に基づき、映像情報受信装置からの信号と当該告知放送センタからの信号とを切替える音声・映像切替部と、前記判別部からの制御信号によって映像および音声信号を入力させる映像情報受信装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力部とを、備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる告知放送端末装置の各実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明に係わる告知放送端末装置における一実施形態のブロック図、図2は、図1に係わる告知放送端末装置の機能説明のためのブロック図、図3は、本発明に係わる告知放送端末装置における他の一実施形態のブロック図、図4は、図3に係わる告知放送端末装置の機能説明のためのブロック図である。
【0011】
[実施の形態 1]
本発明に係わる告知放送端末装置の一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1において、告知放送センタには、告知すべき内容を映像信号と音声信号とに変調し、さらに、前記変調出力と、告知放送対象に応じて告知放送の開始、終了等の情報を示す制御信号とを混合し、この混合出力をテレビ信号として形成し、予め告知メッセージとして登録する。この登録告知メッセージを適宜な手段、例えば前記告知放送センタのオペレータの出力指示信号により告知放送端末装置100の告知放送受信部101(後述)に出力するように構成されている。なお、前記制御信号は、映像出力と音声出力との変調信号において、例えば垂直同期信号中に混合して合成映像出力として前記告知放送受信部101に出力する。
【0012】
告知放送センタと接続される告知放送端末装置100は、告知放送受信部101、映像信号抽出部102、映像増幅部103、映像外部出力端子104、音声信号抽出部105、音声増幅部106、音声外部出力端子107、制御信号抽出部108、制御信号判別部109、制御信号出力部110、音声・映像切替部120を有している。
【0013】
告知放送受信部101は告知放送センタからのテレビ信号、すなわち合成映像出力(映像出力、音声出力、制御信号を合成したもの)を入力し、該合成映像出力を映像信号抽出部102への分岐信号1、音声信号抽出部105への分岐信号2、制御信号抽出部108への分岐出力3とに復調して出力するように構成されている。
【0014】
映像信号抽出部102は、告知放送受信部101と接続され、それからの分岐信号1を受信し、例えばダイオード検波することにより映像信号S1を抽出することができる検波部である。同様にして音声信号抽出部105は、告知放送受信部101と接続され、それからの分岐信号2を受信し、例えばFM検波することにより音声信号S2を抽出できるようになっている検波部である。
【0015】
制御信号抽出部108は、告知放送受信部101と接続され、それからの分岐信号3を受信し、例えばダイオード検波することにより、告知メッセージの内容に応ずる制御信号S3を抽出する検波部であり、また、告知メッセージの終了信号に応ずる制御信号S3’を抽出する検波部である。
映像増幅部103は、映像信号抽出部102と接続され、該映像信号抽出部102からの映像信号S1を所定の大きさの映像信号S4に増幅する増幅部である。音声増幅部106は、音声信号抽出部102において、例えばFM検波により抽出された音声信号S2を所定の大きさの音声信号S5に増幅する増幅部である。
【0016】
制御信号判別部109は、告知放送対象情報を予め記憶しておき、制御信号抽出部108からの制御信号S3を入力し、前記告知放送対象情報に基づき、告知放送の要否を判別する。この判別に従い、制御信号(以下、判別信号という)S6を音声・映像切替部120へ出力する。ここに、前記告知放送対象情報とは、地域、顧客業務、顧客の環境等に関する情報をいう。また、同時に判別信号S7を制御信号出力部110へ出力するようになっている。さらに、告知メッセージの終了信号に応ずる制御信号S3’に応ずる制御信号S6’を出力するようになっている。
【0017】
音声・映像切替部120は、リレー、半導体スイッチ等で構成され、公知のマルチスイッチ回路で容易に具現化したものであるので、詳細な説明を省略する。
前記音声・映像切替部120は、映像情報受信装置、実際にはCATVシステムのS.T.B.200(後述)と接続されると共に、告知放送端末装置100の映像増幅部103及び音声増幅部106とそれぞれに接続されている。そして、前記S.T.B.200から入力する映像信号S8及び音声信号S9を、判別信号S6に基づき映像増幅部103及び音声増幅部106それぞれからの映像信号S4及び音声信号S5に切替えるものである。また、告知メッセージの伝送が終了した場合、その終了に応ずる制御信号S6’によりS.T.B.200からの映像信号S8及び音声信号S9が入力するように切替えるものである。
【0018】
映像外部出力端子104は、音声・映像切替部120と接続され、その映像出力が告知放送端末装置100の外部、実際にはテレビ300に出力する映像信号S20を出力する出力端子である。また、音声外部出力端子107は、音声・映像切替部120と接続され、その音声信号S21が告知放送端末装置100の外部、実際にはテレビ300に出力する出力端子である。
【0019】
制御信号出力部110は、制御信号判別部109と接続され、その判別信号S7に基づいて、告知放送端末装置100の映像情報受信装置に対して赤外線通信等の制御信号S22を出力する出力部である。
【0020】
次に、図2を参照して、告知端末放送装置100の動作について説明する。
本実施形態においては、映像情報受信装置としては、CATVのS.T.B.200及びテレビ300が利用するものとする。ここで、簡単に、S.T.B.200及びテレビ300を説明する。
【0021】
S.T.B.200は、チューナー部201と、該チューナー部201からの映像信号S8、音声信号S9を告知放送端末装置100の音声・映像切替部120に出力する映像外部出力端子201及び音声外部出力端子203とを有する構成となっている。CATVからの信号を映像信号8及び音声信号9に分離する機能を有する。
【0022】
テレビ部300は、通常の商用テレビであり、チューナー部301と、マルチチャンネルの映像音声入力切替部310と、映像外部入力端子302と、音声外部入力端子303と、制御信号受信部311と、映像信号を表示する画面320と、音声信号を発声する大容量且つ高音質のスピーカー321とを有する構成となっている。
前記構成により、通常のテレビ放送およびCATV放送を受信することができる機能を有している。
【0023】
次に、図2を参照して、告知放送端末装置100の動作を説明する。
まず、CATVの映像、音声信号が告知放送端末装置100の音声・映像切替部120で伝送されテレビ300で放映される動作を説明する。
図示しない操作器により、S.T.B.200の電源オン及び告知放送端末装置100の電源オン並びテレビ300の電源オンとする。なお、告知メッセージの予告信号により告知放送端末装置100の電源オンとなるようにしても差支えない。
【0024】
チューナー部201が選択した所望のチャンネルが受信できるように前記テレビ300の映像音声入力切替部310も連動して切替る。CATVからの選択されたテレビ信号をS.T.B.200内のチューナー部201で増幅し、映像信号S8と音声信号S9に分離し、それぞれ映像外部出力端子202及び音声外部出力端子203から告知放送端末装置100の音声・映像切替部120に伝送される。
【0025】
音声・映像切替部120は、初めに、S.T.B.200の映像信号S8、音声信号S9が告知放送端末装置100の映像外部出力端子104及び音声外部出力端子105へと伝送するように調整されている。該映像外部出力端子104及び音声外部出力端子107からテレビ300の映像外部入力端子302及び音声外部入力端子303に映像信号S20、音声信号S21として入力する。
【0026】
映像信号S20、音声信号S21は、映像外部入力端子302及び音声外部入力端子303を経て映像入力切替部310を伝送され、映像信号S32、音声信号S33として出力させ、画面320で放映し、大容量且つ高音質のスピーカー321で放送される。
【0027】
本発明の要旨であるCATVのテレビ信号から告知放送センタの告知メッセージのテレビ信号に告知放送端末装置100の音声・映像切替部120による切替動作を説明する。
告知メッセージは、告知放送センタに予め登録されており、適宜な手段、例えば前記告知放送センタのオペレータの出力指示信号により告知放送受信部101に出力される。また、登録告知メッセージではなく、新たな告知メッセージを送ることもできる。
【0028】
告知放送受信部101は、告知放送センタからのテレビ信号を入力し、これを復調・分岐し、映像信号抽出部102への分岐信号1、音声信号抽出部105への分岐信号2、制御信号抽出部108への分岐出力3を出力する。
映像信号抽出部102は、前記分岐信号1から映像信号S1を検波・抽出し映像増幅部103へ送る。音声信号抽出部105は、前記分岐信号2から音声信号S2を検波・抽出し音声増幅部106へ送る。前記映像増幅部103、音声増幅部106は映像信号S1、音声信号S2を所定の大きさ(画面320及びスピーカー321で明確な映像・音声となる大きさ)の映像信号S4、音声信号S5となるように、増幅して音声・映像切替部120に出力する。
【0029】
制御信号抽出部108は、前記分岐信号3から制御信号S3、S3’を検波・抽出し、制御信号判別部109へ送る。制御信号判別部109は、制御信号S3を予め記憶させてある告知放送対象の情報と比較して必要度、緊急性等を判断し、告知放送要と判断した場合は音声・映像切替部120に判別信号S6を送信する。同時に、制御信号出力部110へ判別信号S7を送信する。
【0030】
音声・映像切替部120は、制御信号判別部109からの判別信号S6を受信し、S.T.B.200からの映像信号S8、音声信号S9を遮断し、告知放送センタから映像信号抽出部102、映像増幅部103及び音声信号抽出部105、音声増幅部106を経た映像信号S4、音声信号S5がそれぞれ外部出力端子104、音声外部出力端子107へ伝送されるように切替る。該映像外部出力端子104及び音声外部出力端子107は映像信号S4、音声信号S5を、それぞれ映像信号S20、音声信号S21として映像情報受信装置、テレビ300に対して出力し、テレビ300の映像外部入力端子302、音声外部入力端子303に入力する。
【0031】
一方、制御信号出力部110は、判別信号S7が入力すると、これに応ずる赤外線通信等の制御出力S22がテレビ300の制御信号受信部311に入力する。該制御信号受信部311は制御出力S22が入力すると、制御信号S34が出力し、映像音声入力切替部310が、登録告知メッセージに対応する所望のチャンネルに切替える。それ以後については、段落[0025]と同様にして、画面320及び大容量且つ高音質のスピーカー321で前記映像信号S32、音声信号S33がそれぞれ放映、放送される。
【0032】
また、前記分岐信号3の告知メッセージの終了信号から制御信号S3’が検波・抽出され、該制御信号S3’に基づく判別信号S6’により、音声・映像切替部120がS.T.B.200側の映像信号S8、音声信号S9を入力するように切替わる。また、前記制御信号S3’に基づく判別信号S7により制御信号出力部から赤外線通信等S22により制御信号受信部311を経てS34により映像音声入力切替部310がCATVのテレビ信号を受信できるように切替る。このようにして、次の告知メッセージの伝送があるまで、映像信号S8、音声信号S9が画面320、スピーカー321で放映、放送される。
【0033】
また、告知放送時に画面320及びスピーカー321を調整したいときは、制御信号出力部110からの赤外線通信等で、画面320及びスピーカー321の調整用のボリュームを調整することができる。
【0034】
本実施形態に係る告知放送端末装置は、音声・映像切替部の映像・音声信号を切替える動作により、告知放送端末装置の従来に動作させていた小容量且つ低音質のスピーカーを用いて放送していたものを、映像情報受信装置、例えば一般の家庭テレビと接続し、大容量且つ高音質のスピーカーを用いて放送し、さらに、映像系も加え、告知放送端末装置の機能を一段と向上させることができる。
【0035】
[実施の形態 2]
本発明に係わる告知放送端末装置の他の一実施形態について、図3及び図4を参照して説明する。
図3において、告知放送端末装置400は、音声告知放送受信部401と、音声信号抽出部402と、音声増幅部403と、音声外部出力端子404と、制御信号抽出部405と、制御信号抽出部405と、制御信号判別部406と、制御信号出力部407と、を有している。
【0036】
音声告知放送受信部401は、図示しない告知放送センタからの音声信号に、フィルタリングを施し、分岐信号2、分岐信号3を復調・出力するように構成されている。音声信号抽出部402は、前記音声告知放送受信部401からの分岐信号2に検波を施して音声増幅部403に音声信号S11を出力する検波部である。前記音声増幅部403は、前記音声信号S11を増幅し、音声外部出力端子404に音声信号S12を出力する増幅部である。前記音声外部出力端子404は、前記増幅された音声信号S12を映像情報受信装置、実際にはテレビ500に音声信号S23として出力する端子である。
【0037】
一方、制御信号抽出部405は、音声告知放送受信部401からの分岐出力3から制御信号S13を抽出する検波部である。
制御信号判別部406は、制御信号抽出部405からの制御信号S13を入力し、すなわち告知放送対象の情報に基づき、告知放送の内容を判別し、告知放送の要否を判別し、判別信号S14を制御信号出力部407へ出力する出力部である。
【0038】
制御信号出力部407は、制御信号判別部406と接続され、その判別信号S14に基づいて、告知放送端末装置400の映像情報受信装置、実際にはテレビ500に対して赤外線通信等の制御信号S24を出力する出力部である。
【0039】
次に、図4を参照して、告知端末放送装置400の動作について説明する。
本実施形態は、映像情報受信装置として、テレビ部500の音声系を利用する。テレビ部500は、図2のテレビ300と、映像系が図示されていないが、同様の構成、機能であるので説明を省略する。
告知放送端末装置400及びテレビ500の電源を図示しない操作器を操作してオンにする。また、告知メッセージの予告信号により告知放送端末装置400の電源オンとなるようにしても差支えない。
【0040】
告知放送センタには、告知メッセージが予め登録されており、この登録告知メッセージを適宜な手段の出力指令により告知放送受信部401に出力される。
告知メッセージは音声信号と制御信号を混合・変調した信号である。告知放送受信部401は告知放送センタからの変調信号を入力し、これを復調・分岐し、音声信号抽出部402への分岐信号2、制御信号抽出部405への分岐出力3を出力する。音声信号抽出部402は、前記分岐信号2から音声信号S11を検波・抽出し音声増幅部403へ送る。該音声増幅部403は音声信号S11を増幅し、音声信号S12を音声外部出力端子404に出力する。該音声外部出力端子404は、入力した音声信号S12を、映像情報受信装置、実際にはテレビ500に音声信号S23として出力する。
【0041】
制御信号抽出部405は、分岐信号3から制御信号S13を検波・抽出し、制御信号判別部406へ送る。制御信号判別部406は、告知放送対象情報に基づき告知放送の要否を判別し、該判別に応じて判別信号S14を制御信号出力部407に送信する。該制御信号出力部407は、前記判別信号S14を入力し、赤外線通信等の制御信号S24をテレビ500の制御信号受信部511に出力する。
【0042】
テレビ500においては、制御信号出力部407からの赤外線通信等の制御出力S24が制御信号受信部511に入力し、制御信号S24に応じて制御信号S59が出力し、映像音声入力切替部510は音声信号S23が音声外部入力端子502を経て音声信号54として入力するように所定のチャンネルに切替える。
【0043】
映像音声入力切替部510に音声信号S54が入力すると、音声信号がスピーカー521に入力し、音声放送するのは、段落[0025]の映像の場合と同様であるので再度の説明を省略する。
また、告知放送時に、スピーカー521の音量を調整したいときは、制御信号出力部407からの赤外線通信等の制御信号S24で前記スピーカー521のボリュームを調整して行うことができる。
【0044】
本実施形態に係る告知放送端末装置は、音声・映像切替部の映像・音声信号を切替える動作により、告知放送端末装置の従来動作させていた小容量且つ低音質のスピーカーを用いて放送していたものを、映像情報受信装置、例えば一般家庭テレビの大容量且つ高音質のスピーカーを用いて放送し、告知放送端末装置の機能を向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上、詳細に説明した如く、本発明に係る告知端末装置の構成によれば、第一に、告知放送端末装置の従来の小容量且つ低音質のスピーカーから放送する代わりに、加入者宅内に設置されている映像情報受信装置、例えば一般テレビの大容量且つ高音質のスピーカーを利用する構成を付加し、その機能を充実させた告知放送端末装置を提供することができる。
第二に、告知放送端末装置の従来の小容量且つ低音質のスピーカーから放送する代わりに、加入者宅内に設置されている映像情報受信装置、例えば一般テレビの大容量且つ高音質のスピーカーを利用するとともに、新たに、映像伝送系の構成を加え、一層機能を充実させた告知放送端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる告知放送端末装置における一実施形態のブロック図である。
【図2】図1に係わる告知放送端末装置の機能説明のためのブロック図である。
【図3】本発明に係わる告知放送端末装置における他の一実施形態のブロック図である。
【図4】図3に係わる告知放送端末装置の機能説明のためのブロック図である。
【図5】従来の告知放送端末装置を含む加入者宅に設置される機器のブロック図である。
【符号の説明】
100、400 告知放送端末装置
101、401 告知放送受信部
102 映像信号抽出部
105、402 音声信号抽出部
108、405 制御信号抽出部
109、406 制御信号判別部
120 音声・映像切替部
110、407 制御信号出力部
1、2、3 告知放送受信部の出力信号
S1、S4、S8、S20 映像信号
S2、S5、S9、S12、S20、S23 音声信号
S3、S3’、S13、S22、S24 制御信号
S6、S6’、S7、S14 判別信号
【発明の属する技術分野】
本発明は、告知放送端末装置に係り、例えば、CATVシステムに用いて好適な告知放送端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、CATVの加入者宅に設置され、CATVセンタからの生活情報等を知らせる一般告知放送や災害時の緊急放送を受信する告知放送端末装置が実用化されていた。図5を参照して、従来の告知放送端末装置の一例を説明する。図5は従来の告知放送端末装置を含む加入者宅内に設置される機器のブロック図である。図5において、50はCATVセンタからの信号を、S.T.B.(セツト トップ ボックス)200と告知放送端末装置150側とに分岐する分配器、200はS.T.B.、300はテレビ、150は告知放送端末装置である。
【0003】
図示する如く、CATVセンタから周波数変調された映像信号及び音声信号並びに特定の周波数を割り当てている告知放送の音声信号の合成信号が伝送されてくる。この伝送されてくる合成信号が加入者宅に設置されている分配器50に入力する。前記分配器50は合成信号をCATVシステムの一部であるS.T.B.200及びテレビ300側と、告知放送端末装置150側に分岐させて分配する。
【0004】
分岐・分配された告知放送端末装置150に入力された入力信号は、フィルタリングが施され告知放送の音声信号を抽出し、これを増幅し、前記告知放送端末装置150のスピーカーにより放送されていた。
【0005】
なお、出願人が知っている先行技術が文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術情報がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、生活情報を知らせる一般告知放送や災害時の緊急放送を受信する告知放送がますます重要視されてきた。このため、告知放送センタが設けられ、該告知放送センタからの告知信号が伝送され告知放送端末装置で放送されていた。しかし、一般に告知放送端末装置のスピーカーは小容量であり且つ性能が高レベルでないため、告知放送の音量が不足しており、且つ音質も必ずしもよいとはいえないという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明は、告知放送端末装置の小容量且つ低音質のスピーカーから放送する代わりに、加入者宅内に設置されている映像情報受信装置、例えば一般テレビの大容量且つ高音質のスピーカーを利用できるような構成を付加し、その機能を充実させた告知放送端末装置を提供することを第一の目的とする。
また、告知放送端末装置の小容量且つ低音質のスピーカーから放送する代わりに、加入者宅内に設置されている映像情報受信装置(告知放送端末装置に接続される端末機器をいう)、例えば一般テレビの大容量且つ高品質のスピーカーを利用できるようにした構成とともに、映像系の構成を加え、一層機能を充実させた告知放送端末装置を提供することをその第二の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第一の目的を達成するため、本発明に係わる告知端末装置の構成は、映像情報受信装置を利用し、告知放送センタからの音声信号を受信する告知放送端末装置において、
前記告知放送センタからの音声信号を受信する音声告知放送受信部と、該告知放送受信部の出力信号から音声信号を抽出する音声信号抽出部と、前記告知放送受信部の出力信号から制御信号を抽出する制御信号抽出部と、告知放送対象の情報に応じて前記抽出された制御信号の緊急告知度を判別する制御信号判別部と、該判別部からの制御信号によって音声信号を入力させる映像情報受信装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力部とを、備えたことを特徴とするものである。
【0009】
上記第二の目的を達成するため、本発明に係わる告知端末装置の他の構成は、映像情報受信装置を利用し、告知放送センタからの信号を受信する告知放送端末装置において、前記告知放送センタからの信号を受信する告知放送受信部と、該告知放送受信部からの出力信号から映像信号を抽出する映像信号抽出部と、前記告知放送受信部からの出力信号から音声信号を抽出する音声信号抽出部と、前記告知放送受信部からの出力信号から制御信号を抽出する制御信号抽出部と、告知放送対象の情報に応じて前記抽出された制御信号の緊急告知度を判別する制御信号判別部と、該判別部からの制御信号に基づき、映像情報受信装置からの信号と当該告知放送センタからの信号とを切替える音声・映像切替部と、前記判別部からの制御信号によって映像および音声信号を入力させる映像情報受信装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力部とを、備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる告知放送端末装置の各実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明に係わる告知放送端末装置における一実施形態のブロック図、図2は、図1に係わる告知放送端末装置の機能説明のためのブロック図、図3は、本発明に係わる告知放送端末装置における他の一実施形態のブロック図、図4は、図3に係わる告知放送端末装置の機能説明のためのブロック図である。
【0011】
[実施の形態 1]
本発明に係わる告知放送端末装置の一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1において、告知放送センタには、告知すべき内容を映像信号と音声信号とに変調し、さらに、前記変調出力と、告知放送対象に応じて告知放送の開始、終了等の情報を示す制御信号とを混合し、この混合出力をテレビ信号として形成し、予め告知メッセージとして登録する。この登録告知メッセージを適宜な手段、例えば前記告知放送センタのオペレータの出力指示信号により告知放送端末装置100の告知放送受信部101(後述)に出力するように構成されている。なお、前記制御信号は、映像出力と音声出力との変調信号において、例えば垂直同期信号中に混合して合成映像出力として前記告知放送受信部101に出力する。
【0012】
告知放送センタと接続される告知放送端末装置100は、告知放送受信部101、映像信号抽出部102、映像増幅部103、映像外部出力端子104、音声信号抽出部105、音声増幅部106、音声外部出力端子107、制御信号抽出部108、制御信号判別部109、制御信号出力部110、音声・映像切替部120を有している。
【0013】
告知放送受信部101は告知放送センタからのテレビ信号、すなわち合成映像出力(映像出力、音声出力、制御信号を合成したもの)を入力し、該合成映像出力を映像信号抽出部102への分岐信号1、音声信号抽出部105への分岐信号2、制御信号抽出部108への分岐出力3とに復調して出力するように構成されている。
【0014】
映像信号抽出部102は、告知放送受信部101と接続され、それからの分岐信号1を受信し、例えばダイオード検波することにより映像信号S1を抽出することができる検波部である。同様にして音声信号抽出部105は、告知放送受信部101と接続され、それからの分岐信号2を受信し、例えばFM検波することにより音声信号S2を抽出できるようになっている検波部である。
【0015】
制御信号抽出部108は、告知放送受信部101と接続され、それからの分岐信号3を受信し、例えばダイオード検波することにより、告知メッセージの内容に応ずる制御信号S3を抽出する検波部であり、また、告知メッセージの終了信号に応ずる制御信号S3’を抽出する検波部である。
映像増幅部103は、映像信号抽出部102と接続され、該映像信号抽出部102からの映像信号S1を所定の大きさの映像信号S4に増幅する増幅部である。音声増幅部106は、音声信号抽出部102において、例えばFM検波により抽出された音声信号S2を所定の大きさの音声信号S5に増幅する増幅部である。
【0016】
制御信号判別部109は、告知放送対象情報を予め記憶しておき、制御信号抽出部108からの制御信号S3を入力し、前記告知放送対象情報に基づき、告知放送の要否を判別する。この判別に従い、制御信号(以下、判別信号という)S6を音声・映像切替部120へ出力する。ここに、前記告知放送対象情報とは、地域、顧客業務、顧客の環境等に関する情報をいう。また、同時に判別信号S7を制御信号出力部110へ出力するようになっている。さらに、告知メッセージの終了信号に応ずる制御信号S3’に応ずる制御信号S6’を出力するようになっている。
【0017】
音声・映像切替部120は、リレー、半導体スイッチ等で構成され、公知のマルチスイッチ回路で容易に具現化したものであるので、詳細な説明を省略する。
前記音声・映像切替部120は、映像情報受信装置、実際にはCATVシステムのS.T.B.200(後述)と接続されると共に、告知放送端末装置100の映像増幅部103及び音声増幅部106とそれぞれに接続されている。そして、前記S.T.B.200から入力する映像信号S8及び音声信号S9を、判別信号S6に基づき映像増幅部103及び音声増幅部106それぞれからの映像信号S4及び音声信号S5に切替えるものである。また、告知メッセージの伝送が終了した場合、その終了に応ずる制御信号S6’によりS.T.B.200からの映像信号S8及び音声信号S9が入力するように切替えるものである。
【0018】
映像外部出力端子104は、音声・映像切替部120と接続され、その映像出力が告知放送端末装置100の外部、実際にはテレビ300に出力する映像信号S20を出力する出力端子である。また、音声外部出力端子107は、音声・映像切替部120と接続され、その音声信号S21が告知放送端末装置100の外部、実際にはテレビ300に出力する出力端子である。
【0019】
制御信号出力部110は、制御信号判別部109と接続され、その判別信号S7に基づいて、告知放送端末装置100の映像情報受信装置に対して赤外線通信等の制御信号S22を出力する出力部である。
【0020】
次に、図2を参照して、告知端末放送装置100の動作について説明する。
本実施形態においては、映像情報受信装置としては、CATVのS.T.B.200及びテレビ300が利用するものとする。ここで、簡単に、S.T.B.200及びテレビ300を説明する。
【0021】
S.T.B.200は、チューナー部201と、該チューナー部201からの映像信号S8、音声信号S9を告知放送端末装置100の音声・映像切替部120に出力する映像外部出力端子201及び音声外部出力端子203とを有する構成となっている。CATVからの信号を映像信号8及び音声信号9に分離する機能を有する。
【0022】
テレビ部300は、通常の商用テレビであり、チューナー部301と、マルチチャンネルの映像音声入力切替部310と、映像外部入力端子302と、音声外部入力端子303と、制御信号受信部311と、映像信号を表示する画面320と、音声信号を発声する大容量且つ高音質のスピーカー321とを有する構成となっている。
前記構成により、通常のテレビ放送およびCATV放送を受信することができる機能を有している。
【0023】
次に、図2を参照して、告知放送端末装置100の動作を説明する。
まず、CATVの映像、音声信号が告知放送端末装置100の音声・映像切替部120で伝送されテレビ300で放映される動作を説明する。
図示しない操作器により、S.T.B.200の電源オン及び告知放送端末装置100の電源オン並びテレビ300の電源オンとする。なお、告知メッセージの予告信号により告知放送端末装置100の電源オンとなるようにしても差支えない。
【0024】
チューナー部201が選択した所望のチャンネルが受信できるように前記テレビ300の映像音声入力切替部310も連動して切替る。CATVからの選択されたテレビ信号をS.T.B.200内のチューナー部201で増幅し、映像信号S8と音声信号S9に分離し、それぞれ映像外部出力端子202及び音声外部出力端子203から告知放送端末装置100の音声・映像切替部120に伝送される。
【0025】
音声・映像切替部120は、初めに、S.T.B.200の映像信号S8、音声信号S9が告知放送端末装置100の映像外部出力端子104及び音声外部出力端子105へと伝送するように調整されている。該映像外部出力端子104及び音声外部出力端子107からテレビ300の映像外部入力端子302及び音声外部入力端子303に映像信号S20、音声信号S21として入力する。
【0026】
映像信号S20、音声信号S21は、映像外部入力端子302及び音声外部入力端子303を経て映像入力切替部310を伝送され、映像信号S32、音声信号S33として出力させ、画面320で放映し、大容量且つ高音質のスピーカー321で放送される。
【0027】
本発明の要旨であるCATVのテレビ信号から告知放送センタの告知メッセージのテレビ信号に告知放送端末装置100の音声・映像切替部120による切替動作を説明する。
告知メッセージは、告知放送センタに予め登録されており、適宜な手段、例えば前記告知放送センタのオペレータの出力指示信号により告知放送受信部101に出力される。また、登録告知メッセージではなく、新たな告知メッセージを送ることもできる。
【0028】
告知放送受信部101は、告知放送センタからのテレビ信号を入力し、これを復調・分岐し、映像信号抽出部102への分岐信号1、音声信号抽出部105への分岐信号2、制御信号抽出部108への分岐出力3を出力する。
映像信号抽出部102は、前記分岐信号1から映像信号S1を検波・抽出し映像増幅部103へ送る。音声信号抽出部105は、前記分岐信号2から音声信号S2を検波・抽出し音声増幅部106へ送る。前記映像増幅部103、音声増幅部106は映像信号S1、音声信号S2を所定の大きさ(画面320及びスピーカー321で明確な映像・音声となる大きさ)の映像信号S4、音声信号S5となるように、増幅して音声・映像切替部120に出力する。
【0029】
制御信号抽出部108は、前記分岐信号3から制御信号S3、S3’を検波・抽出し、制御信号判別部109へ送る。制御信号判別部109は、制御信号S3を予め記憶させてある告知放送対象の情報と比較して必要度、緊急性等を判断し、告知放送要と判断した場合は音声・映像切替部120に判別信号S6を送信する。同時に、制御信号出力部110へ判別信号S7を送信する。
【0030】
音声・映像切替部120は、制御信号判別部109からの判別信号S6を受信し、S.T.B.200からの映像信号S8、音声信号S9を遮断し、告知放送センタから映像信号抽出部102、映像増幅部103及び音声信号抽出部105、音声増幅部106を経た映像信号S4、音声信号S5がそれぞれ外部出力端子104、音声外部出力端子107へ伝送されるように切替る。該映像外部出力端子104及び音声外部出力端子107は映像信号S4、音声信号S5を、それぞれ映像信号S20、音声信号S21として映像情報受信装置、テレビ300に対して出力し、テレビ300の映像外部入力端子302、音声外部入力端子303に入力する。
【0031】
一方、制御信号出力部110は、判別信号S7が入力すると、これに応ずる赤外線通信等の制御出力S22がテレビ300の制御信号受信部311に入力する。該制御信号受信部311は制御出力S22が入力すると、制御信号S34が出力し、映像音声入力切替部310が、登録告知メッセージに対応する所望のチャンネルに切替える。それ以後については、段落[0025]と同様にして、画面320及び大容量且つ高音質のスピーカー321で前記映像信号S32、音声信号S33がそれぞれ放映、放送される。
【0032】
また、前記分岐信号3の告知メッセージの終了信号から制御信号S3’が検波・抽出され、該制御信号S3’に基づく判別信号S6’により、音声・映像切替部120がS.T.B.200側の映像信号S8、音声信号S9を入力するように切替わる。また、前記制御信号S3’に基づく判別信号S7により制御信号出力部から赤外線通信等S22により制御信号受信部311を経てS34により映像音声入力切替部310がCATVのテレビ信号を受信できるように切替る。このようにして、次の告知メッセージの伝送があるまで、映像信号S8、音声信号S9が画面320、スピーカー321で放映、放送される。
【0033】
また、告知放送時に画面320及びスピーカー321を調整したいときは、制御信号出力部110からの赤外線通信等で、画面320及びスピーカー321の調整用のボリュームを調整することができる。
【0034】
本実施形態に係る告知放送端末装置は、音声・映像切替部の映像・音声信号を切替える動作により、告知放送端末装置の従来に動作させていた小容量且つ低音質のスピーカーを用いて放送していたものを、映像情報受信装置、例えば一般の家庭テレビと接続し、大容量且つ高音質のスピーカーを用いて放送し、さらに、映像系も加え、告知放送端末装置の機能を一段と向上させることができる。
【0035】
[実施の形態 2]
本発明に係わる告知放送端末装置の他の一実施形態について、図3及び図4を参照して説明する。
図3において、告知放送端末装置400は、音声告知放送受信部401と、音声信号抽出部402と、音声増幅部403と、音声外部出力端子404と、制御信号抽出部405と、制御信号抽出部405と、制御信号判別部406と、制御信号出力部407と、を有している。
【0036】
音声告知放送受信部401は、図示しない告知放送センタからの音声信号に、フィルタリングを施し、分岐信号2、分岐信号3を復調・出力するように構成されている。音声信号抽出部402は、前記音声告知放送受信部401からの分岐信号2に検波を施して音声増幅部403に音声信号S11を出力する検波部である。前記音声増幅部403は、前記音声信号S11を増幅し、音声外部出力端子404に音声信号S12を出力する増幅部である。前記音声外部出力端子404は、前記増幅された音声信号S12を映像情報受信装置、実際にはテレビ500に音声信号S23として出力する端子である。
【0037】
一方、制御信号抽出部405は、音声告知放送受信部401からの分岐出力3から制御信号S13を抽出する検波部である。
制御信号判別部406は、制御信号抽出部405からの制御信号S13を入力し、すなわち告知放送対象の情報に基づき、告知放送の内容を判別し、告知放送の要否を判別し、判別信号S14を制御信号出力部407へ出力する出力部である。
【0038】
制御信号出力部407は、制御信号判別部406と接続され、その判別信号S14に基づいて、告知放送端末装置400の映像情報受信装置、実際にはテレビ500に対して赤外線通信等の制御信号S24を出力する出力部である。
【0039】
次に、図4を参照して、告知端末放送装置400の動作について説明する。
本実施形態は、映像情報受信装置として、テレビ部500の音声系を利用する。テレビ部500は、図2のテレビ300と、映像系が図示されていないが、同様の構成、機能であるので説明を省略する。
告知放送端末装置400及びテレビ500の電源を図示しない操作器を操作してオンにする。また、告知メッセージの予告信号により告知放送端末装置400の電源オンとなるようにしても差支えない。
【0040】
告知放送センタには、告知メッセージが予め登録されており、この登録告知メッセージを適宜な手段の出力指令により告知放送受信部401に出力される。
告知メッセージは音声信号と制御信号を混合・変調した信号である。告知放送受信部401は告知放送センタからの変調信号を入力し、これを復調・分岐し、音声信号抽出部402への分岐信号2、制御信号抽出部405への分岐出力3を出力する。音声信号抽出部402は、前記分岐信号2から音声信号S11を検波・抽出し音声増幅部403へ送る。該音声増幅部403は音声信号S11を増幅し、音声信号S12を音声外部出力端子404に出力する。該音声外部出力端子404は、入力した音声信号S12を、映像情報受信装置、実際にはテレビ500に音声信号S23として出力する。
【0041】
制御信号抽出部405は、分岐信号3から制御信号S13を検波・抽出し、制御信号判別部406へ送る。制御信号判別部406は、告知放送対象情報に基づき告知放送の要否を判別し、該判別に応じて判別信号S14を制御信号出力部407に送信する。該制御信号出力部407は、前記判別信号S14を入力し、赤外線通信等の制御信号S24をテレビ500の制御信号受信部511に出力する。
【0042】
テレビ500においては、制御信号出力部407からの赤外線通信等の制御出力S24が制御信号受信部511に入力し、制御信号S24に応じて制御信号S59が出力し、映像音声入力切替部510は音声信号S23が音声外部入力端子502を経て音声信号54として入力するように所定のチャンネルに切替える。
【0043】
映像音声入力切替部510に音声信号S54が入力すると、音声信号がスピーカー521に入力し、音声放送するのは、段落[0025]の映像の場合と同様であるので再度の説明を省略する。
また、告知放送時に、スピーカー521の音量を調整したいときは、制御信号出力部407からの赤外線通信等の制御信号S24で前記スピーカー521のボリュームを調整して行うことができる。
【0044】
本実施形態に係る告知放送端末装置は、音声・映像切替部の映像・音声信号を切替える動作により、告知放送端末装置の従来動作させていた小容量且つ低音質のスピーカーを用いて放送していたものを、映像情報受信装置、例えば一般家庭テレビの大容量且つ高音質のスピーカーを用いて放送し、告知放送端末装置の機能を向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上、詳細に説明した如く、本発明に係る告知端末装置の構成によれば、第一に、告知放送端末装置の従来の小容量且つ低音質のスピーカーから放送する代わりに、加入者宅内に設置されている映像情報受信装置、例えば一般テレビの大容量且つ高音質のスピーカーを利用する構成を付加し、その機能を充実させた告知放送端末装置を提供することができる。
第二に、告知放送端末装置の従来の小容量且つ低音質のスピーカーから放送する代わりに、加入者宅内に設置されている映像情報受信装置、例えば一般テレビの大容量且つ高音質のスピーカーを利用するとともに、新たに、映像伝送系の構成を加え、一層機能を充実させた告知放送端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる告知放送端末装置における一実施形態のブロック図である。
【図2】図1に係わる告知放送端末装置の機能説明のためのブロック図である。
【図3】本発明に係わる告知放送端末装置における他の一実施形態のブロック図である。
【図4】図3に係わる告知放送端末装置の機能説明のためのブロック図である。
【図5】従来の告知放送端末装置を含む加入者宅に設置される機器のブロック図である。
【符号の説明】
100、400 告知放送端末装置
101、401 告知放送受信部
102 映像信号抽出部
105、402 音声信号抽出部
108、405 制御信号抽出部
109、406 制御信号判別部
120 音声・映像切替部
110、407 制御信号出力部
1、2、3 告知放送受信部の出力信号
S1、S4、S8、S20 映像信号
S2、S5、S9、S12、S20、S23 音声信号
S3、S3’、S13、S22、S24 制御信号
S6、S6’、S7、S14 判別信号
Claims (4)
- 映像情報受信装置を利用し、告知放送センタからの信号を受信する告知放送端末装置において、
前記告知放送センタからの信号を受信し、該信号を音声信号、制御信号に分離する告知放送信号分離部と、告知放送対象の情報に応じて前記制御信号の緊急告知度を判別し、前記映像情報受信装置の音声信号と当該告知放送センタからの音声信号とを切替える制御信号を出力する制御信号出力部とを、備えたことを特徴とする告知放送端末装置。 - 請求項1に記載の告知放送端末装置において、
告知放送センタからの音声信号を受信する音声告知放送受信部と、該告知放送受信部の出力信号から音声信号を抽出する音声信号抽出部と、前記告知放送受信部の出力信号から制御信号を抽出する制御信号抽出部と、告知放送対象の情報に応じて前記抽出された制御信号の緊急告知度を判別する制御信号判別部と、該判別部からの制御信号によって音声信号を入力させる映像情報受信装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力部とを、備えたことを特徴とする告知放送端末装置。 - 映像情報受信装置を利用し、告知放送センタからの信号を受信する告知放送端末装置において、
前記告知放送センタからの信号を受信し、該信号を映像信号、音声信号、制御信号に分離する告知放送信号分離部と、告知放送対象の情報に応じて前記制御信号の緊急告知度を判別し判別信号を出力するとともに、該判別信号を受信し前記映像情報受信装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力部と、該制御信号出力部からの判別信号に基づき、前記映像情報受信装置の映像信号、音声信号と当該告知放送センタからの映像信号、音声信号とを切替える音声・映像切替部とを、備えたことを特徴とする告知放送端末装置。 - 請求項3に記載の告知放送端末装置において、
告知放送センタからの信号を受信する告知放送受信部と、該告知放送受信部からの出力信号から映像信号を抽出する映像信号抽出部と、前記告知放送受信部からの出力信号から音声信号を抽出する音声信号抽出部と、前記告知放送受信部からの出力信号から制御信号を抽出する制御信号抽出部と、告知放送対象の情報に応じて前記抽出された制御信号の緊急告知度を判別する制御信号判別部と、該制御信号判別部からの判別信号に基づき、前記映像情報受信装置の映像信号、音声信号と当該告知放送センタからの映像信号、音声信号とを切替える音声・映像切替部と、前記判別部からの判別信号によって映像信号、音声信号を入力させる映像情報受信装置を制御するための制御信号を出力する制御信号出力部とを、備えたことを特徴とする告知放送端末装置。
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Cited By (2)
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JP2008092245A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Hokuriyou Denko Kk | Catvシステムの端末装置 |
JP2008245220A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Sharp Corp | ユーザ告知システム |
-
2002
- 2002-11-25 JP JP2002340408A patent/JP2004179715A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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