JP2004178525A - 電子メールシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信側は、メールを受信して(S5)、同じタイトルが受信メールボックス内に存在するか否かをチェックし(S6)、存在しなければ、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S9)。存在すれば、メールタイトルが一致したメール送信者(メールアドレス)が同一か否かを判断し(S7)、同一でなければ、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S9)。同一であれば、メールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールを共に受信メールボックスから削除する(S8)。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールシステムに関し、さらに詳しくは、既送信メールを削除、若しくは置き換えを可能とした電子メールシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、IT及びネットワーク技術の発展に伴って電子メールが広く利用されている。電子メールには、瞬時に情報を伝達できることや、一度に複数の人に情報発信が可能であるといった利便性があり、幅広く一般的に使用されるようになってきた。しかし、その手軽さの一方、各利用者の受信メールの情報量も増加の一途を辿り、その中には、送信者の意に反する間違いメールや修正の必要が有るメールも存在する。また、宛先が多人数に対して送信されたメールを受信した人が送信者に返事を出そうとした際、操作ミスのため、自分を除く多人数の宛先全員にも返信してしまったと言う失敗もしばしば発生する。このようなメール使用の状況下では、例えば、間違いメールを送ってしまった人は、送信先の相手にそのメールが間違っていることや、修正の必要があることを再メールにてお詫びして知らせているのが現状である。
特開平7−131480号公報には、宛先のコンピュータがメールサーバからメールを取り出した後でも、送信したメールの取り消し、修正ができるようにする技術について開示されている。それによると、メール送信時には、モード設定手段で、新規メール、取消メール及び修正メールの内のいずれか1つのモードを設定する。メール送信手段で、前記モード設定手段で設定したモード、及びメールIDをメール本体に付加して送信する。一方、メール受信時には、メール受信手段で、受信したメールのモードを調べ、受信したメールが新規メールである場合は、該新規メールをメール保持手段に保持させる。また、取消メールを受信した場合は、該メールが示すメールIDのメールを前記メール保持手段から削除する。そしてまた、修正メールを受信した場合は、該メールが示すメールIDのメールを前記メール保持手段から削除すると共に、修正メールをメール保持手段に保持させるとしている。
【0003】
また、特開平11−252165号公報には、削除要求メールを送信することにより、すでに送信されている通常のメールを削除できるようにする技術について開示されている。それによると、メール送信手段はメール種別、送信側メールアドレスおよび送信時刻をヘッダ情報として格納して通常メールを送信し、送信履歴ファイルは送信された通常メールおよびその送信履歴情報を保存する。メール蓄積手段は、通常メールが送信されてきたときにメールポストに蓄積する。削除要求メール送信手段は、送信履歴ファイルに保存されたメールを取得し、該メールのメール種別を削除要求用に切り換えて削除要求メールとして送信する。メール蓄積手段は、削除要求メールが送信されてきたときにメールポストから同一の送信側メールアドレスおよび送信時刻のメールを検索して該当するメールがあれば、このメールをメールポストから削除するとしている。
また、特開2002−55932公報には、ユーザのプライバシーの保護やセキュリティを確保しながら、一度送信した電子メールの削除や更新を可能にする技術について開示されている。それによると、1以上のメールサーバによって中継され、送信先のメールサーバ内のメールボックスに送られた既送信電子メールの更新方法であって、電子メールの送信者が同じであることを確認できた新たな電子メールに対し、受信者がその存在を認識していない受信者の端末装置に届いている電子メールに、消去を含む更新操作を許可する。更新操作は、別途送信する電子メールのヘッダと本文の間に埋め込んだコマンド(固有のヘッダ情報C)を解釈することによって行なわれ、また、電子メールの送信者が同じであることを、公開鍵を用いた本人認証を行うことで保証するとしている。
【特許文献1】特開平7−131480号公報
【特許文献2】特開平11−252165号公報
【特許文献3】特開2002−55932公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の電子メールによるこのような送信者の意に反するメールは、本来不要なわけであるが、現状のメールシステムでは、一度送信ボタンを押されたメールは、宛先(ccやbccも含む)へ送信され、取り消すことはできない。そして、無条件に受信者側のメールボックスに蓄積される。受信者側にとっても、このような送信者の意に反するメールは不要であり、必要な情報だけを受信したい。このような間違いメールおよびお詫びの再メールは、受信者側にとっては全く無駄な情報であり、しかもメール受信者は、このような不要な情報に対しても、メールの展開とメールに目を通さなければならず無駄な時間を費やすことになる。もともとの不要メールが一人に対して送られた場合には、大きな問題にはならないが、例えば、会社の社内メール等で多人数に間違いメールを送信した場合は、延べの無駄時間は多大となり、会社としては大きな損失をこうむることになる。また、受信者個人について考えても、複数の間違いメールを受信した場合、そのメール数分の無駄な時間を費やすことになる。
また、特許文献1は、モード設定手段により設定されたモードに従ってメールの取消、修正を行うものであり、実現のためにはモードやメールIDをメール本体に付加して送信する必要があるため、制御が複雑となり、操作性が悪くなるといった問題がある。
また、特許文献2は、送信側メールアドレスおよび送信時刻をヘッダ情報として格納して通常メールを送信して、受信側メールサーバのメールポストに蓄積し、削除要求メールが送信されてきたときに、このメールポストの該当メールを削除するものであり、あくまでも、メールサーバが介在して制御をするため、大幅なシステムの改変は避けられない。
また、特許文献3は、送信先のメールサーバ内のメールボックスに送られた既送信電子メールの更新方法であって、特許文献2と同様にメールサーバが介在して制御をするため、大幅なシステムの改変は避けられない。
本発明は、かかる課題に鑑み、簡単な制御方法を端末側に付加するだけで、無駄な間違いメールの情報を自動的に削除若しくは修正が可能な電子メールシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、送信済み電子メール内容を削除修正する電子メールシステムであって、今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルが、既に受信メールボックス内に存在するか否かを判断するメールタイトル判断手段と、メールの送信者が同一人か否かを判断するメール送信者判断手段と、メールボックスから指定のメールを削除するメール削除手段と、を備えたことを特徴とする。
既に送信済みのメールには、そのメールのタイトル、メール本文及びメールアドレスが記録されている。従って、受信したメールタイトルが既に受信した受信メールボックス内のメールのタイトルと同じものであるか否かを判断する手段と、更に、そのメールが同一人(同一アドレス)であるか否かを判断する手段と、指定されたメールを削除する手段と、を備えることにより、送信側の指示により特定のメールを削除することができる電子メールシステムが構築可能となる。
かかる発明によれば、メールタイトル判断手段、メール送信者判断手段及びメール削除手段を備えているので、送信側の指示により特定のメールを削除することができる電子メールシステムを構築できる。
請求項2は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メールタイトル判断手段により今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが、前記受信メールボックスに存在することを確認し、且つ前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断した場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする。
本発明の特徴は、送信側から既に送信したメールが間違いであることを気づいた場合、送信側からそのメールを指定して受信メールボックス内のメールを削除できるところにある。その手順は、送信側では削除するメールのタイトルと同じタイトルでお詫びのメールを送信する。ここで、タイトルを同じにするところが本発明の大きな特徴である。受信側ではメールを受信すると、各メールのタイトルを調べ、メールボックス内に同じタイトルがあるか否かを判定する。もし、存在すれば、そのメールのアドレスが今回受信したアドレスと同一であるか否かを調べ、同一であればメールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールをメールボックスから削除する。
かかる発明によれば、送信側から指定したメールタイトルと同じで、且つ同一アドレスのメールを受信側のメールボックスから削除するので、既に送信した間違いメールを簡単な方法により削除でき、受信側の無駄な操作を低減することができる。
【0006】
請求項3は、送信済み電子メール内容を削除修正する電子メールシステムであって、今回受信したメールタイトルに所定の記号が付加されているか否かを判断する付加記号判断手段と、今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルが、既に受信メールボックス内に存在するか否かを判断するメールタイトル判断手段と、メールの送信者が同一人か否かを判断するメール送信者判断手段と、メールボックス内のメールを指定のメールと置き換えるメール置き換え手段と、を備えたことを特徴とする。
以下、所定の記号とは、文字、数字、アルファベット、記号、及びこれらの組合わせを指す。本発明は、請求項1のメール削除手段の代わりにメール置き換え手段を備え、既に送信したメールの内容を新たなメールの内容に置き換えるものである。
かかる発明によれば、メールタイトル判断手段、メール送信者判断手段及びメール置き換え手段を備えているので、送信側の指示により特定のメールを新たなメールと置き換えることができる電子メールシステムを構築できる。
請求項4は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で新たに受信した再送メールと置き換える場合、送信側は、前記再送メールのタイトルを前記送信済みのメールタイトルと同一にすると共に、前記所定の記号を付加して送信し、該再送メールを受信した受信側は、前記付加記号判断手段によりタイトルに前記記号が付加されていることを確認し、更に、前記再送メールのタイトルから前記記号を削除したタイトルのメールが前記受信メールボックスに存在することを確認し、且つ前記メール送信者判断手段により同一の送信者であると判断した場合、前記受信メールボックスに存在するメールを前記メール置き換え手段により前記再送メールに置き換えることを特徴とする。
本発明の特徴は、送信側から既に送信したメールが間違いであることを気づいた場合、送信側からそのメールを指定して受信メールボックス内のメールを新たなメールと置き換えるところにある。その手順は、送信側では置き換えるメールのタイトルと同じタイトルにして、そのタイトルに所定の記号を付加して送信する。ここで、タイトルに所定の記号を付加するところが本発明の大きな特徴である。受信側ではメールを受信すると、各メールのタイトルに所定の記号が付加されているかを調べ、付加されていれば、その記号を除いたタイトルと同じものがメールボックス内にあるか否かを判定する。もし、存在すれば、そのメールのアドレスが今回受信したアドレスと同一であるか否かを調べ、同一であればメールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールを置き換える。
かかる発明によれば、送信側から指定したメールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールを置き換えるので、既に送信した間違いメールを簡単な方法により修正でき、受信側の無駄な操作を低減することができる。
【0007】
請求項5は、送信済み電子メール内容を削除修正する電子メールシステムであって、今回受信したメールタイトルに所定の記号が付加されているか否かを判断する付加記号判断手段と、今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルが、既に受信メールボックス内に存在するか否かを判断するメールタイトル判断手段と、メールの送信者が同一人か否かを判断するメール送信者判断手段と、メールボックス内のメールを指定のメールと置き換えるメール置き換え手段と、メールボックスから指定のメールを削除するメール削除手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、請求項1と3の機能を併せ持つものである。つまり、メールを受信するとメールタイトルに所定の記号が付加されているか否かを判断し、付加されていなければ、請求項1、2の動作を行い、付加されていれば請求項3,4の動作を行うものである。
かかる発明によれば、タイトルに付加された所定の記号の有無により、メールを削除するか、置き換えるかを選択できるので、削除と修正を一つのソフトで実行することができる。
請求項6は、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除するか若しくは新たに送信した再送メールと置き換えるかを選択する操作選択手段を備え、該操作選択手段が削除を選択した場合、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、前記操作選択手段が置き換えを選択した場合、前記再送メールのタイトルを前記送信済みのメールタイトルと同一にすると共に、前記所定の記号を付加して送信することを特徴とする。
本発明は、請求項5において、送信側で受信側のメールを削除するか、置き換えるかを選択できるようにして、削除を選択すると送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信することにより、請求項1の動作が受信側で行われ、置き換えを選択すると、再送メールのタイトルを送信済みのメールタイトルと同一にすると共に、所定の記号を付加して送信することにより、請求項3の動作が受信側で行われる。
かかる発明によれば、送信側で受信側のメールの削除又は置き換えの指示を行うので、メールの削除と修正を送信側から任意に行うことができる。
【0008】
請求項7は、メールを受信した受信側は、前記付加記号判断手段によりメールタイトルに前記所定の記号が付加されていないことを確認した場合、前記メールタイトル判断手段により今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが、前記受信メールボックスに存在することを確認し、且つ前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断した場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする。
受信したメールタイトルに所定の記号が付加されていなければ、指定された受信メールを削除するか否かの動作を行うものであり、その削除の方法は請求項2の方法に従う。
かかる発明によれば、受信したメールタイトルに所定の記号がない場合、指定された受信メールを削除するか否かの動作を行うので、サブルーチン化したソフトを1つの判断ソフトにより切り替えることができる。
請求項8は、メールを受信した受信側は、前記付加記号判断手段によりメールタイトルに前記所定の記号が付加されていることを確認した場合、前記再送メールのタイトルから前記記号を削除したタイトルのメールが前記受信メールボックスに存在することを確認し、且つ前記メール送信者判断手段により同一の送信者であると判断した場合、前記受信メールボックスに存在するメールを前記メール置き換え手段により前記再送メールに置き換えることを特徴とする。
本発明では、受信したメールタイトルに所定の記号が付加されてれば、指定された受信メールの内容を新たな受信メールの内容と置き換えるか否かの動作を行うものであり、その削除の方法は請求項4の方法に従う。
かかる発明によれば、受信したメールタイトルに所定の記号がある場合、指定された受信メールの内容を新たな受信メールの内容と置き換えるか否かの動作を行うので、サブルーチン化したソフトを1つの判断ソフトにより切り替えることができる。
【0009】
請求項9は、前記再送メールのタイトルに付加する前記所定の記号は、該タイトルの接頭語若しくは接尾語として付加することを特徴とする。
タイトルに付加する記号は、タイトルと明確に識別できなければならない。そのため、記号をタイトルの中に混在させては識別が困難となる。そこで本発明では、記号をタイトルの先頭(接頭語)、或いは後尾(接尾語)に付加するようにして、先頭、或いは後尾から順次所定の数量記号を読んで、決められた記号であるか否かを判定することができる。
かかる発明によれば、記号をメールタイトルの先頭か後尾に付加するので、メールタイトルと記号を明確に識別することができる。
請求項10は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ前記メールタイトルと同一のメールタイトルのメールが一定時間内の過去の受信メールに有る場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする。
かかる発明によれば、メールタイトルが一致した両メールの受信日時の差が一定時間内である場合に、メールボックスから削除するので、時間が近いので間違いメールとして判断できるので削除しても支障がなく不要なメールを無くすことができる。
【0010】
請求項11は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ特定の接頭語または接尾語がメールタイトルに付加されていて、該接頭語または接尾語部分を除いたメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが一定時間内の過去の受信メールに有る場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする。
かかる発明によれば、メールタイトルに特定の接頭語または接尾語が付加されている場合その接頭語または接尾語を取り除いて判断するので、更に確実に不要なメールを削除することができる。
請求項12は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メールタイトルと同一のメールタイトルのメールが未読状態で、且つ前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断した場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする。
間違いメールが未読の場合、そのメールを改めて見る必要はない、従って、間違いメールと分かっていれば未読でも削除して構わない。
かかる発明によれば、間違いメールが未読の場合でも削除するので、不必要な操作をする必要がなくなり、効率的に不要メールを削除することができる。
【0011】
請求項13は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ特定の接頭語または接尾語がメールタイトルに付加されていて、該接頭語または接尾語部分を除いたメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが未読状態の場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする。
かかる発明によれば、未読メールに特定の接頭語または接尾語が付加されていても、その特定の接頭語または接尾語を取り除けば請求項12と同様な作用効果を奏する。
請求項14は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ前記メールタイトルと同一のメールタイトルのメールが一定時間内の過去の受信メールに有る場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除し、前記メールの送信者に間違いメールの自動削除を実行したことを知らせることを特徴とする。
受信側で間違いメールを削除したことを間違いメールの送信者にメールにて連絡することは、間違いメールを送った送信者にとっても好ましいことである。しかし、これを受信者が自らやるとなると、迷惑をこうむった上に煩わしい操作を行わなければならず不都合である。そこで本発明では、それを自動的に行うものである。
かかる発明によれば、受信側で間違いメールを削除したことを間違いメールの送信者にメールにて連絡する操作を自動で行うので、受信者の煩わしい操作を除くことができる。
【0012】
請求項15は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ特定の接頭語または接尾語がメールタイトルに付加されていて、該接頭語または接尾語部分を除いたメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが一定時間内の過去の受信メールに有る場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除し、前記メールの送信者に間違いメールの自動削除を実行したことを知らせることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項14と同様の作用効果を奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0014】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャートである。(a)は送信側の動作フローチャートであり、(b)は受信側の動作フローチャートである。電子メールの場合、送信側と受信側の時間的な関連性は特にないので、ここでの説明では送信側の動作が完了後、受信側の動作が行われるものとし、以下、同様とする。まず、(a)の送信側は、メールの操作者が送信済みのメールに間違いメールがあるか否かをチェックし(S1)、間違いメールが無ければ(S1でNOのルート)、通常メールの送信を行う(S3)。ステップS1で間違いメールがあると判断した場合(S1でYESのルート)、間違いメールと同じタイトルにして、送信済みの同一タイトルのメールが間違いである旨のメールを送信する(S2)。
次に(b)の受信側は、メールを受信して(S5)、今回の受信メールのタイトルと同じタイトルが受信メールボックス内に存在するか否かをチェックし(S6)、存在しなければ(S6でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S9)。ステップS6で存在すれば(S6でYESのルート)、メールタイトルが一致したメール送信者(メールアドレス)が同一か否かを判断し(S7)、同一でなければ(S7でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S9)。ステップS7で同一であれば(S7でYESのルート)、メールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールを共に受信メールボックスから削除する(S8)。
このように第1の実施形態の発明では、メール送信者が“過去に送信したメールが間違いメールである”と認識した場合、メール送信者は、間違いメールと同一タイトルにて、過去に送信した同一のメールタイトルのメールが間違いメールである情報と共に送信する。メール送信手段にて、送信時にオプションで選択できるようにするとよい。具体的な情報の例としては、電子データ上でフラグを立てたりしても良い。そして、このような情報を認識したメール受信手段においては、図1(b)に示すフローチャートによって受信メールの処理を実行する。
【0015】
図2は、本発明の第2の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャートである。(a)は送信側の動作フローチャートであり、(b)は受信側の動作フローチャートである。まず、(a)の送信側は、メールの操作者が送信済みのメールに間違いメールがあるか否かをチェックし(S11)、間違いメールが無ければ(S11でNOのルート)、通常メールの送信を行う(S13)。ステップS11で間違いメールがあると判断した場合(S11でYESのルート)、送信済みメールタイトルに特定の記号を付加してメールを送信する(S12)。
次に(b)の受信側は、メールを受信して(S15)、受信したメールタイトルに特定の記号が付加されているか否かをチェックし(S16)、付加されていなければ(S16でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S20)。ステップS16で付加されていれば(S16でYESのルート)、今回の受信メールのタイトルから特定の記号を除いたタイトルと同じタイトルが受信メールボックス内に存在するか否かをチェックし(S17)、存在しなければ(S17でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S20)。ステップS17で存在すれば(S17でYESのルート)、メールタイトルが一致したメール送信者(メールアドレス)が同一か否かを判断し(S18)、同一でなければ(S18でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S20)。ステップS18で同一であれば(S18でYESのルート)、メールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールを置き換える(S19)。
このように第2の実施形態の発明では、“過去に送信したメールが間違いメールである”とメール送信者が認識した場合、送信者は過去メールタイトルに特定の記号(接頭語または接尾語)を付加してメールを送信する。特定の接頭語または接尾語とは、“X”、“UN”、“×”、“XX”等の簡単でわかりやすいものにすれば良い。例えば、“本日の打合せの案内”と言ったメールタイトルの過去の送信済み間違いメールを取り消したい場合は、送信者は、“XX本日の打合せの案内”と言うメールタイトルで、新たに、間違いメールの宛先に、メールを送信する。このような情報を受信したメール受信手段においては、まず、メールタイトルに特定の記号の有無を認識し、特定の記号が確認された場合は、今回受信したメールのタイトルのメール内容を、特定の記号を除いたメールタイトルのメール内容と置き換えるように(b)に示すフローチャートによって受信メールの処理を実行する。
【0016】
図3は、本発明の第3の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャートである。(a)は送信側の動作フローチャートであり、(b)は受信側の動作フローチャートである。まず、(a)の送信側は、メールの操作者が送信済みのメールに間違いメールがあるか否かをチェックし(S41)、間違いメールが無ければ(S41でNOのルート)、通常メールの送信を行う(S42)。ステップS41で間違いメールがあると判断した場合(S41でYESのルート)、受信側のメールを削除するか、或いは新しいメールと置き換えるかを選択する(S43)。例えば、削除を選択した場合、間違いメールと同じタイトルにして、送信済みの同一タイトルのメールが間違いである旨のメールを送信する(S44)。ステップS43で置き換えを選択した場合、送信済みメールタイトルに特定の記号を付加してメールを送信する(S45)。
次に(b)の受信側は、メールを受信して(S31)、受信したメールタイトルに特定の記号が付加されているか否かをチェックし(S32)、付加されていなければ(S32でNOのルート)、今回の受信メールのタイトルと同じタイトルが受信メールボックス内に存在するか否かをチェックし(S36)、存在しなければ(S36でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S39)。ステップS36で存在すれば(S36でYESのルート)、メールタイトルが一致したメール送信者(メールアドレス)が同一か否かを判断し(S37)、同一でなければ(S37でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S39)。ステップS37で同一であれば(S37でYESのルート)、メールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールを共に受信メールボックスから削除する(S38)。
ステップS32で付加されていれば(S32でYESのルート)、今回の受信メールのタイトルから特定の記号を除いたタイトルと同じタイトルが受信メールボックス内に存在するか否かをチェックし(S33)、存在しなければ(S33でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S39)。ステップS33で存在すれば(S33でYESのルート)、メールタイトルが一致したメール送信者(メールアドレス)が同一か否かを判断し(S34)、同一でなければ(S34でNOのルート)、今回受信したメールをメールボックスに蓄積する(S39)。ステップS34で同一であれば(S34でYESのルート)、メールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールを置き換える(S35)。
このように、第3の実施形態の発明は、受信したメールタイトルに特定の記号が付加されているか否かにより、第2と第1の実施形態に切り替える発明である。従って、送信時はそのどちらの動作をするかを任意に選択する手段を有するものである。
【0017】
図4は本発明の第4の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャートである。先ず、今回の受信メールタイトルと同一のメールタイトルのメールが過去の受信メール(メールボックス)に有るか否かをで判断する(S51)。同一タイトルが無い場合は、S54にて今回の受信メールをメールボックスに蓄積して処理を終了する。一方、同一タイトルが有った場合は、そのメールの送信者が今回受信したメールの送信者と同一か否か判断する(S52)。メールの送信者が同一でない場合は、S54にて今回の受信メールをメールボックスに蓄積して処理を終了する。一方、メールの送信者が同一であった場合は、メールタイトルが一致した両メールの受信日時の差が一定時間内か否か判断する(S61)。両メールの受信日時の差が一定時間を越えている場合は、S54にて今回の受信メールをメールボックスに蓄積して処理を終了する。一方、両メールの受信日時の差が一定時間内の場合は、S53にて、メールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールをメールボックスから削除して処理を終了する。
【0018】
本発明の第5の実施形態では、“過去に送信したメールが間違いメールである”とメール送信者が認識した場合、送信者は過去メールタイトルに特定の接頭語または接尾語を付加してメールを送信する。特定の接頭語または接尾語とは、“X”、“UN”、“×”、“XX”等の簡単でわかりやすいものにすれば良い。例えば、“本日の打合せの案内”と言ったメールタイトルの過去の送信済み間違いメールを取り消したい場合は、送信者は、“XX本日の打合せの案内”と言うメールタイトルで、新たに、間違いメールの宛先に、メールを送信する。このような情報を受信したメール受信手段においては、まず、メールタイトルに特定の接頭語または接尾語の有無を認識し、特定の接頭語または接尾語が確認された場合は、今回受信したメールのタイトルを特定の接頭語または接尾語部分を除いたメールタイトルと置き換えて、図4に示すフローチャートによって受信メールの処理を実行する。図4の説明は前記で行ったので省略する。
このように、第4、第5の実施形態では、間違いメールの自動削除を間違いメールと間違い取消メールの受信日時の差が一定時間内かどうかで判断している。間違いメールが受信されてから、十分時間が経っていれば、受信者が実際にメールを見た可能性が大きく、その場合、受信者は無駄な時間を費やしてしまった訳であり、また、間違いメールの情報は受信者の所有する情報となっているから、自動的に間違いメールを削除することは無意味であると同時に問題があったが、一定時間内という条件を付けて、間違いメールの自動削除をすれば、受信者が未読状態の可能性が大きいので、有効である。、第4、第5の実施形態では、受信側がメールの未読状態と既読状態が判断できないメールシステムに対して特に有効であり、前記「一定時間」は数分から数時間が適切であるが、受信側で任意に設定できるようにすると良い。
【0019】
本発明の第6の実施形態は、第4の実施形態と類似している。異なる点は、説明図が図4から図5に変更になって、S61のメールタイトルが一致した両メールの受信日時の差が一定時間内か否かの判断処理が、S62のメールタイトルが一致した過去の受信メールが未読状態か否かの判断処理に変更になった点である。その他は同一であるので同じステップ番号を付し説明を省略する。
本発明の第7の実施形態は、第5の実施形態と類似している。第6の実施形態と同様、異なる点は、説明図が図4から図5に変更になって、S61のメールタイトルが一致した両メールの受信日時の差が一定時間内か否かの判断処理が、S62のメールタイトルが一致した過去の受信メールが未読状態か否かの判断処理に変更になった点である。その他は同一であるので同じステップ番号を付し説明を省略する。
このように、第6、第7の実施形態では、間違いメールの自動削除を間違いメールを受信者が実際に見たか否かで判断している。間違いメールが既読状態の時は、受信者は無駄な時間を費やしてしまった訳であり、また、間違いメールの情報は受信者の所有する情報となっているから、自動的に間違いメールを削除することは無意味であると同時に問題となる。未読状態という条件を付けて、間違いメールの自動削除をすれば、受信者が不要なメールに目を通す無駄な時間を費やすことを削減することが可能である。第6、第7の実施形態の発明では、受信側がメールの未読状態と既読状態が判断できるメールシステムに対して有効である。
【0020】
本発明の第8の実施形態は、第4の実施形態と同様に、送信者がメール送信者が過去に送信したメールが間違いメールである情報を受信者宛に送信した場合、メール受信手段においては、図6に示すフローチャートによって受信メールの処理を実行する。先ず、今回の受信メールタイトルと同一のメールタイトルのメールが過去の受信メール(メールボックス)に有るか否かを判断する(S51)。同一タイトルが無い場合は、S54にて今回の受信メールをメールボックスに蓄積して処理を終了する。一方、同一タイトルが有った場合は、そのメールの送信者が今回受信したメールの送信者と同一か否か判断する(S52)。メールの送信者が同一でない場合は、S54にて今回の受信メールをメールボックスに蓄積して処理を終了する。一方、メールの送信者が同一であった場合は、S53にて、メールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールをメールボックスから削除する。そして、S71で過去の間違い受信メールの削除を実行したことを送信者に知らせて(返信して)処理を終了する。
第8の実施形態では、第5の実施形態と同様に、過去の送信済み間違いメールを取り消したい場合に送信者は受信者宛にメールタイトルに特定の接頭語または接尾語を付して送信する。このような情報を受信したメール受信手段においては、まず、メールタイトルに特定の接頭語または接尾語の有無を認識し、特定の接頭語または接尾語が確認された場合は、今回受信したメールのタイトルを特定の接頭語または接尾語部分を除いたメールタイトルと置き換えて、図6に示すフローチャートによって受信メールの処理を実行する。
このように、第7、第8の実施形態では、送信者側でも間違いメールの自動削除が実行されたか否かを知ることができるので、その後の処理をスムーズにすることができる。また、第8の実施形態は、第4の実施形態または第6の実施形態の発明と組み合わせることも可能であるし、第9の実施形態は、第5の実施形態または第7の実施形態の発明と組み合わせることも可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、メールタイトル判断手段、メール送信者判断手段及びメール削除手段を備えているので、送信側の指示により特定のメールを削除することができる電子メールシステムを構築できる。
また請求項2では、送信側から指定したメールタイトルと同じで、且つ同一アドレスのメールを受信側のメールボックスから削除するので、既に送信した間違いメールを簡単な方法により削除でき、受信側の無駄な操作を低減することができる。
また請求項3では、メールタイトル判断手段、メール送信者判断手段及びメール置き換え手段を備えているので、送信側の指示により特定のメールを新たなメールと置き換えることができる電子メールシステムを構築できる。
また請求項4では、送信側から指定したメールタイトルが一致した過去の受信メールと今回の受信メールを置き換えるので、既に送信した間違いメールを簡単な方法により修正でき、受信側の無駄な操作を低減することができる。
また請求項5では、タイトルに付加された所定の記号の有無により、メールを削除するか、置き換えるかを選択できるので、削除と修正を一つのソフトで実行することができる。
また請求項6では、送信側で受信側のメールの削除又は置き換えの指示を行うので、メールの削除と修正を送信側から任意に行うことができる。
また請求項7では、受信したメールタイトルに所定の記号がない場合、指定された受信メールを削除するか否かの動作を行うので、サブルーチン化したソフトを1つの判断ソフトにより切り替えることができる。
また請求項8では、受信したメールタイトルに所定の記号がある場合、指定された受信メールの内容を新たな受信メールの内容と置き換えるか否かの動作を行うので、サブルーチン化したソフトを1つの判断ソフトにより切り替えることができる。
また請求項9では、記号をメールタイトルの先頭か後尾に付加するので、メールタイトルと記号を明確に識別することができる。
また請求項10では、メールタイトルが一致した両メールの受信日時の差が一定時間内である場合に、メールボックスから削除するので、時間が近いので間違いメールとして判断できるので削除しても支障がなく不要なメールを無くすことができる。
また請求項11では、メールタイトルに特定の接頭語または接尾語が付加されている場合その接頭語または接尾語を取り除いて判断するので、更に確実に不要なメールを削除することができる。
また請求項12では、間違いメールが未読の場合でも削除するので、不必要な操作をする必要がなくなり、効率的に不要メールを削除することができる。
また請求項13では、未読メールに特定の接頭語または接尾語が付加されていても、その特定の接頭語または接尾語を取り除けば請求項12と同様な作用効果を奏する。
また請求項14では、受信側で間違いメールを削除したことを間違いメールの送信者にメールにて連絡する操作を自動で行うので、受信者の煩わしい操作を除くことができる。
また請求項15では、請求項14と同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャート。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャート。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャート。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャート。
【図5】本発明の第5の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャート。
【図6】本発明の第6の実施形態に係る電子メールシステムの動作フローチャート。
【符号の説明】
(S5) メール受信、(S6) 同じタイトルの検索、(S7) メールアドレスの検索、(S8) メールの削除、(S9) メールの蓄積
Claims (15)
- 送信済み電子メール内容を削除修正する電子メールシステムであって、
今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルが、既に受信メールボックス内に存在するか否かを判断するメールタイトル判断手段と、メールの送信者が同一人か否かを判断するメール送信者判断手段と、メールボックスから指定のメールを削除するメール削除手段と、を備えたことを特徴とする電子メールシステム。 - 前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メールタイトル判断手段により今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが、前記受信メールボックスに存在することを確認し、且つ前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断した場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステム。
- 送信済み電子メール内容を削除修正する電子メールシステムであって、
今回受信したメールタイトルに所定の記号が付加されているか否かを判断する付加記号判断手段と、今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルが、既に受信メールボックス内に存在するか否かを判断するメールタイトル判断手段と、メールの送信者が同一人か否かを判断するメール送信者判断手段と、メールボックス内のメールを指定のメールと置き換えるメール置き換え手段と、を備えたことを特徴とする電子メールシステム。 - 前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で新たに受信した再送メールと置き換える場合、送信側は、前記再送メールのタイトルを前記送信済みのメールタイトルと同一にすると共に、前記記号を付加して送信し、該再送メールを受信した受信側は、前記付加記号判断手段によりタイトルに前記所定の記号が付加されていることを確認し、更に、前記再送メールのタイトルから前記記号を削除したタイトルのメールが前記受信メールボックスに存在することを確認し、且つ前記メール送信者判断手段により同一の送信者であると判断した場合、前記受信メールボックスに存在するメールを前記メール置き換え手段により前記再送メールに置き換えることを特徴とする請求項3に記載の電子メールシステム。
- 送信済み電子メール内容を削除修正する電子メールシステムであって、
今回受信したメールタイトルに所定の記号が付加されているか否かを判断する付加記号判断手段と、今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルが、既に受信メールボックス内に存在するか否かを判断するメールタイトル判断手段と、メールの送信者が同一人か否かを判断するメール送信者判断手段と、メールボックス内のメールを指定のメールと置き換えるメール置き換え手段と、メールボックスから指定のメールを削除するメール削除手段と、を備えたことを特徴とする電子メールシステム。 - 送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除するか若しくは新たに送信した再送メールと置き換えるかを選択する操作選択手段を備え、該操作選択手段が削除を選択した場合、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、前記操作選択手段が置き換えを選択した場合、前記再送メールのタイトルを前記送信済みのメールタイトルと同一にすると共に、前記所定の記号を付加して送信することを特徴とする請求項5に記載の電子メールシステム。
- メールを受信した受信側は、前記付加記号判断手段によりメールタイトルに前記所定の記号が付加されていないことを確認した場合、前記メールタイトル判断手段により今回受信したメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが、前記受信メールボックスに存在することを確認し、且つ前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断した場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする請求項5又は6に記載の電子メールシステム。
- メールを受信した受信側は、前記付加記号判断手段によりメールタイトルに前記所定の記号が付加されていることを確認した場合、前記再送メールのタイトルから前記記号を削除したタイトルのメールが前記受信メールボックスに存在することを確認し、且つ前記メール送信者判断手段により同一の送信者であると判断した場合、前記受信メールボックスに存在するメールを前記メール置き換え手段により前記再送メールに置き換えることを特徴とする請求項5又は6に記載の電子メールシステム。
- 前記再送メールのタイトルに付加する前記所定の記号は、該タイトルの接頭語若しくは接尾語として付加することを特徴とする請求項3又は4又は5に記載の電子メールシステム。
- 前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ前記メールタイトルと同一のメールタイトルのメールが一定時間内の過去の受信メールに有る場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステム。
- 前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ特定の接頭語または接尾語がメールタイトルに付加されていて、該接頭語または接尾語部分を除いたメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが一定時間内の過去の受信メールに有る場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステム。
- 前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メールタイトルと同一のメールタイトルのメールが未読状態で、且つ前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断した場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステム。
- 前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ特定の接頭語または接尾語がメールタイトルに付加されていて、該接頭語または接尾語部分を除いたメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが未読状態の場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除することを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステム。
- 前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ前記メールタイトルと同一のメールタイトルのメールが一定時間内の過去の受信メールに有る場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除し、前記メールの送信者に間違いメールの自動削除を実行したことを知らせることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の電子メールシステム。
- 前記送信済みのメールが間違いメールで、該送信済みのメールを受信側で削除する場合、送信側は、前記送信済みのメールが間違いメールである旨を前記送信済みのメールと同一タイトルにして送信し、該メールを受信した受信側は、前記メール送信者判断手段により今回受信したメールタイトルの送信者と同一の送信者であると判断し、且つ特定の接頭語または接尾語がメールタイトルに付加されていて、該接頭語または接尾語部分を除いたメールタイトルと同一のメールタイトルのメールが一定時間内の過去の受信メールに有る場合、メールタイトルが一致した既受信メールと今回受信したメールとを前記メール削除手段により削除し、前記メールの送信者に間違いメールの自動削除を実行したことを知らせることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の電子メールシステム。
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