JP2004178383A - オーバーレイ印刷システム、オーバーレイ印刷方法及びオーバーレイ印刷プログラム - Google Patents

オーバーレイ印刷システム、オーバーレイ印刷方法及びオーバーレイ印刷プログラム Download PDF

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靖哲 田中
Tadashi Hasebe
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Abstract

【課題】プリンタの機種属性に依存することなく容易にオーバーレイ印刷が可能なオーバーレイ印刷システムを提供すること。
【解決手段】データ解析部21は、ホストデータに含まれるオーバーレイ情報を解析するとともに、ホストデータのデータ変換を行う。オーバーレイ処理部22は、解析されたオーバーレイ情報に基づいて指定されたオーバーレイページを表現するためのオーバーレイデータが格納された指定オーバーレイファイルの検索を行う。そして、オーバーレイ処理部22は、指定オーバーレイファイル(EMF)を再生してDC(デバイスコンテキスト)上に指定されたオーバーレイページを描画し、その後GDI関数群により表現される印刷ページをDC上に描画することによりオーバーレイページと印刷ページとの重ね合わせ処理を行う。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーバーレイ印刷システム、オーバーレイ印刷方法及びオーバーレイ印刷プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
帳票等の基幹業務系データの印刷には、多くの場合、オーバーレイ印刷が用いられている。オーバーレイ印刷は、予め登録されたオーバーレイページに出力ページを重ね合わせて印刷する機能であり、例えば、印刷時に帳票フォームを呼び出して帳票データと重ね合わせることにより、迅速かつ容易に美しい帳票印刷が可能となる。
【0003】
通常、オーバーレイ印刷は、メインフレーム等の汎用ホストから送信される帳票データにおいて、利用する帳票フォームを指定することにより行われる。
ところが、一般にプリンタは、製造メーカー・機種ごとに異なるプリンタコード(プリンタ言語)により制御され、汎用ホストから送信される帳票データは、プリンタ制御コードを含む特殊なPDL(Page Description Language)により記述される。そのため、オーバーレイ指定を含む帳票データのプリントアウトには高価な大型専用プリンタが必要となり、例えばパソコン用プリンタ等の普及型のプリンタでは、汎用ホストから送信された帳票データを正常に認識することができない。従って、分散型印刷環境の構築等が困難であるという問題があった。
【0004】
従来、このような問題を解決する方法として、帳票データの受信側にオーバーレイ解析機能を有する特殊なプリンタドライバを実装する等の方法がある。
例えば、特許文献1に示す従来例では、オーバーレイ印刷の指定ある場合に、オーバーレイページデータとしてファイルに記憶されたビットマップイメージとプリンタドライバが生成する各ページのビットマップイメージとをペイントメモリ上で重層展開し印刷装置に転送するデータ処理装置が開示されている。そして、上記データ処理装置にてオーバーレイ印刷機能を代替処理することにより、一般に広く普及したラスタ型プリンタのようにオーバーレイ印刷機能を備えていないプリンタでもオーバーレイ印刷をすることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−99300号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例では、このようなデータ処理装置が有するオーバーレイ印刷を代替処理する機能をプリンタドライバに組み込む必要性があるため、使用するプリンタの機種毎に、専用のプリンタドライバを用意しなければならないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、プリンタの機種属性に依存することなく容易にオーバーレイ印刷が可能なオーバーレイ印刷システム、オーバーレイ印刷方法及びオーバーレイ印刷プログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、プリントデータにより表現される印刷ページと、オーバーレイデータにより表現され前記プリントデータに含まれるオーバーレイ情報にて指定されたオーバーレイページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷を行うオーバーレイ印刷システムであって、前記オーバーレイ情報を解析する解析手段と、前記プリントデータをデータ変換する変換手段と、前記オーバーレイ情報に基づいて前記オーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイルから前記指定されたオーバーレイページに対応する指定オーバーレイファイルを検索する検索手段と、前記オーバーレイページと前記印刷ページとが重ね合わされたオーバーレイ印刷データを生成するための領域と、前記指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータと前記データ変換後の変換後プリントデータとを前記領域に順次展開することにより前記オーバーレイページと前記印刷ページとを重ね合わせる重ね合わせ手段とを備えた。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、プリントデータにより表現される印刷ページと、オーバーレイデータにより表現され前記プリントデータに含まれるオーバーレイ情報にて指定されたオーバーレイページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷を行うオーバーレイ印刷システムであって、前記オーバーレイ情報を解析する解析手段と、前記プリントデータをデータ変換する変換手段と、前記オーバーレイ情報に基づいて前記オーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイルから前記指定されたオーバーレイページに対応する指定オーバーレイファイルを検索する検索手段と、プリンタドライバに提供される印刷データを生成するための仮想描画領域と、該仮想描画領域へ描画を行う描画手段と、該描画手段を呼び出し前記指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータにより表現されるオーバーレイページと前記データ変換後の変換後プリントデータにより表現される印刷ページとを重ね合わせて描画させる重ね合わせ手段とを備えた。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、前記オーバーレイファイルは、ベクトル型画像ファイルであって、前記重ね合わせ手段は、前記オーバーレイページを拡縮して前記仮想描画領域に描画させる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、プリントデータにより表現される印刷ページと、オーバーレイデータにより表現され前記プリントデータに含まれるオーバーレイ情報にて指定されたオーバーレイページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷を行うオーバーレイ印刷方法であって、前記オーバーレイ情報を解析する解析ステップと、前記プリントデータをデータ変換する変換ステップと、前記オーバーレイ情報に基づいて前記オーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイルから前記指定されたオーバーレイページに対応する指定オーバーレイファイルを検索する検索ステップと、プリンタドライバに提供される印刷データを生成するための仮想描画領域へ描画を行う描画ステップと、該描画ステップを呼び出し前記指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータにより表現されるオーバーレイページと前記データ変換後の変換後プリントデータにより表現される印刷ページとを重ね合わせて描画させる重ね合わせステップとを備えた。
【0012】
請求項5に記載の発明は、プリントデータにより表現される印刷ページと、オーバーレイデータにより表現され前記プリントデータに含まれるオーバーレイ情報にて指定されたオーバーレイページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷を行うオーバーレイ印刷プログラムであって、コンピュータに、前記オーバーレイ情報を解析させる解析ステップと、前記プリントデータをデータ変換させる変換ステップと、前記オーバーレイ情報に基づいて前記オーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイルから前記指定されたオーバーレイページに対応する指定オーバーレイファイルを検索させる検索ステップと、プリンタドライバに提供される印刷データを生成するための仮想描画領域へ描画を行わせる描画ステップと、該描画ステップを呼び出し前記指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータにより表現されるオーバーレイページと前記データ変換後の変換後プリントデータにより表現される印刷ページとを重ね合わせて描画させる重ね合わせステップとを備えた。
【0013】
(作用)
従って、請求項1、請求項2、請求項4及び請求項5に記載の発明によれば、プリンタドライバ等、既存の構成に手を加えることなくそのまま利用することができるので、プリンタの機種属性に依存することなく容易にオーバーレイ印刷が可能となる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明によれば、プリンタの機種毎及び印刷用紙毎にオーバーレイファイルを用意する必要がないので、プリンタの機種属性に依存せず、オーバーレイファイルの記憶させる工程が簡略化できるので、さらに容易にオーバーレイ印刷が可能になる。
【0015】
また、印刷用紙からのオーバーレイページのはみ出し及び印刷ページとのズレ等が発生しない。
さらに、オーバーレイファイルは、ベクトル型画像ファイルであるので、オーバーレイページが拡縮されても美しい印刷が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をオーバーレイ印刷システムに具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0017】
図1に示すように、オーバーレイ印刷システム1は、エミュレータ端末2と、プリンタ3とを備える。プリンタ3は、エミュレータ端末2と接続されており、エミュレータ端末2は、ネットワーク4を介して汎用ホスト5と接続されている。そして、オーバーレイ情報を含むプリントデータ、即ちホストデータは、汎用ホスト5からネットワーク4を経由してエミュレータ端末2へと送信される。
【0018】
次に、エミュレータ端末2のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、エミュレータ端末2は、CPU11を備え、このCPU11は、システムバス12を介してメモリ13、記憶装置14、入力装置15、ドライブ装置16及び通信装置17と接続されている。
【0019】
CPU11は、メモリ13を利用してプログラムを実行する。プログラム及びデータは、記憶装置14に記憶されており、メモリ13に存在しているプログラムの指示によりCPU11が記憶装置14に記憶されたプログラム及びデータをメモリ13へ転送する。そして、CPU11は、メモリ13に格納されたプログラム及びデータに基づき実行する。
【0020】
入力装置15は、キーボードやポインティングデバイス等を含み、ユーザーからの要求や指示の入力に用いられる。ドライブ装置16は、記憶媒体を駆動し、その記憶内容にアクセスする。この記憶媒体には、プログラム及びデータが記憶され、必要に応じてメモリ13に読み込んで使用することができる。
【0021】
通信装置17は、前記ネットワーク4への接続に用いられ、通信に伴うデータ変換等を行いプログラムやデータの授受を行う。本実施形態では、ホストデータは、通信装置17により受信されメモリ13にロードされる。
【0022】
また、エミュレータ端末2は、出力インターフェイス(以下、出力I/F)18を備え、本実施形態では、前記プリンタ3は、当該出力I/F18に接続されている。出力I/F18には、プリンタ3の他、ディスプレイ等の表示装置19が接続されており、CPU11は、当該出力I/F18を介して、これらプリンタ3及び表示装置19を制御する。詳しくは、CPU11が、文字又は画像等のデータをコンピュータプログラムであるデバイスドライバにより変換・処理した印刷又は表示するための出力データを、出力I/F18を介してプリンタ3又は表示装置19へ送信することにより印刷又は表示等の出力動作が行われる。
【0023】
ここで、プリンタ3の印刷動作について詳述する。
プリンタ3にて印刷をする場合、文字又は画像等のデータは、プリンタドライバによりプリンタ3を制御するためのプリンタコード(プリンタ言語)に変換される。プリンタコードには、大別すると、先述のPDL(ページ記述言語)と、印刷イメージに近いビットマップ状データにより構成されるラスタ言語とがあるが、基本的にプリンタ機種毎に異なったプリンタコードが採用されるため、出力機種に対応したプリンタドライバが使用されている。
【0024】
次に、プリンタドライバにてプリンタコードに変換された印刷データは、出力I/F18を介してプリンタ3へ送信される。そして、プリンタ3が受信したプリンタコードは、プリンタ3の図示しないコントローラ部及び印刷エンジンにより印刷イメージに変換され紙面上等への文字・画像等の印刷が開始される。
【0025】
尚、プリンタ3が、ネットワーク4上に接続されたネットワークプリンタである場合には、プリンタドライバにてプリンタコードに変換された印刷データは、前記通信装置17からネットワーク4を経由してプリンタ3へ送信される。
【0026】
本実施形態のオーバーレイ印刷システム1は、上記エミュレータ端末2のような情報処理装置上で実行されるコンピュータプログラムにより実現される。このようなプログラムは、前記ドライブ装置16を利用してフレキシブルディスクやCD−ROM等の可搬媒体に格納された状態で提供され、又は、ネットワーク上に接続された他のコンピュータの記憶装置から通信装置17を介して提供される。提供されたプログラムは記憶装置14にインストールされ、起動時にメモリ13にロードされて実行されるものである。
【0027】
図3に示すように、エミュレータ端末2上には、オーバーレイ印刷のためのプログラムであるホストエミュレータ20が実装されている。ホストエミュレータ20は、OS(オペレーションシステム)上で実行されるアプリケーションプログラムであり、前記メモリ13、記憶装置14、入力装置15、ドライブ装置16、通信装置17及び出力I/F18等の各種デバイス及びデバイス間データ転送等は、OSによりCPU11が総括的に管理制御する。本実施形態では、エミュレータ端末2は、OSとしてWindows(登録商標)を採用している。
【0028】
ホストエミュレータ20は、解析手段及び変換手段としてのデータ解析部21と、検索手段及び重ね合わせ手段としてのオーバーレイ処理部22と、オーバーレイ印刷のためのデータ等が記憶されたオーバーレイ記憶部23と、UI部(ユーザインターフェース部)24とを備える。
【0029】
データ解析部21は、ホストデータに含まれるオーバーレイ指定の有無及び指定されたオーバーレイページの名前等のオーバーレイ情報を解析し、受信したホストデータ内にオーバーレイ指定がある場合には、その指定されたオーバーレイページ名をオーバーレイ処理部22へと出力する。
【0030】
また、データ解析部21は、ホストデータの文字コード及び制御コード等をエミュレータ端末2のOSが採用するものに変換するとともに、後述する重ね合わせ処理を行うためのデータ型式にデータ変換し、変換後プリントデータとしての印刷ページデータとしてオーバーレイ処理部22へ出力する。尚、ホストデータ中にバーコード表示等に関するデータがある場合には、このようなバーコード表示等のデータも印刷ページデータとして変換する。
【0031】
オーバーレイ処理部22は、解析されたオーバーレイ情報に基づいて、指定されたオーバーレイページを表現するためのオーバーレイデータが格納された指定オーバーレイファイルの検索を行う。そして、当該指定されたオーバーレイページとデータ変換された印刷ページデータにより表現される印刷ページとの重ね合わせ処理を行う。
【0032】
図4に示すように、オーバーレイ記憶部23には、それぞれオーバーレイページを表現するオーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイル23aが記憶されている。尚、各オーバーレイファイル23a(即ち、各オーバーレイファイル23aに格納されたオーバーレイデータ)は、予めオーバーレイ印刷時に罫線と文字とのズレ等が発生しないよう罫線間隔のズレ等が調整された状態で作成されオーバーレイ記憶部23に保存されている。
【0033】
まず、オーバーレイ処理部22は、オーバーレイ記憶部23に記憶されたオーバーレイファイル23a群の中から、オーバーレイ情報に指定されたオーバーレイページを表現するオーバーレイデータが格納されたオーバーレイファイル23a(以下、指定オーバーレイファイル)を検索する。
【0034】
次に、オーバーレイ処理部22は、指定オーバーレイファイルがオーバーレイ記憶部23に記憶されたオーバーレイファイル23a群の中にある場合には、オーバーレイ処理部22は、当該指定オーバーレイファイルを読み出す。
【0035】
そして、オーバーレイ処理部22は、当該指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータにより表現されるオーバーレイページと前記印刷ページデータにより表現される印刷ページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷データを生成する。即ち、オーバーレイページと印刷ページとの重ね合わせ処理を行う。
【0036】
UI部24は、表示装置19に印刷イメージや種々の設定オブジェクト等を表示し、ユーザに対しオーバーレイ印刷に関する設定の入力及びその変更等を提供する機能を有する。そして、ユーザは、前記入力装置15を用いて、即ちポインティングデバイスにより当該表示装置19に表示されたオブジェクトを操作し、又はキーボード入力することにより各種設定の入力及び変更が可能となっている。具体的には、UI部24は、ユーザに対し、オーバイレイ使用及びオーバイレイ縮小の設定(ともに初期値=有)や印刷用紙の設定等を提供する機能を有する。そして、入力された各設定は、オーバーレイページの拡縮率等を決定するための情報としてオーバーレイ記憶部23内の設定ファイル23bに登録される。
【0037】
図3及び図4に示すように、本実施形態では、オーバーレイ処理部22が行う重ね合わせ処理、及びプリンタ3への印刷出力(表示装置19への表示出力)は、OSのWindows(登録商標)が提供するグラフィックス描画機能であるGDI(Graphics Device Interface)25を利用して行われる。
【0038】
GDI25は、プリンタ3や表示装置19等の各種出力デバイスへの表示出力を統括的に管理制御する機能を有し、当該GDI25が処理した表示出力は、プリンタドライバ26等のデバイスドライバにてプリンタコード等のデバイスコードに変換され出力デバイスへと送信される。即ち、GDI25を利用しオーバーレイ処理部22が重ね合わせ処理することにより生成されたオーバーレイ印刷データは、プリンタドライバ26へ出力され、当該プリンタドライバ26によりプリンタコードに変換された後、プリンタ3へと送信される。
【0039】
図4に示すように、GDI25は、仮想描画領域、即ちメモリ13上に確保された描画データ管理領域であるDC(デバイスコンテキスト)27と、当該DC27上に描画を行う複数の描画モジュールが収録されたDLL(Dynamic Link Library)28と、から構成され、DC27は、出力デバイス毎に作成される。
【0040】
即ち、プリンタ3への印刷出力は、プリンタ3用のDC27を作成し、GDI関数にて描画手段としてのDLL28の描画モジュールを呼び出し当該DC27上に印刷しようとする文字・画像等を描画し印刷データを生成することにより行う。そして、当該DC27上で生成された印刷データが前記プリンタドライバ26へと出力される。
【0041】
本実施形態では、オーバーレイ処理部22による重ね合わせ処理は、オーバーレイデータ及び印刷ページデータをDC27上に順次展開する、即ち当該オーバーレイデータ及び印刷ページデータにより表現されるオーバーレイページ及び印刷ページを重層的にDC27上に描画することにより行われる。
【0042】
詳述すると、プリントデータとしてのホストデータは、データ解析部21により、変換後プリントデータとしての印刷ページデータとしてGDI関数群に変換され、オーバーレイデータを格納する各オーバーレイファイル23aは、EMF(拡張メタファイル)型式でオーバーレイ記憶部23に記憶されている。
【0043】
そして、オーバーレイ処理部22は、DC27上に印刷ページデータ及びオーバーレイデータを展開する、即ち、GDI関数群にてDLL28の各描画モジュールを呼び出し、及び指定オーバーレイファイル(EMF)を再生することによりDC27上に印刷ページ及びオーバーレイページを描画する。
【0044】
ここで、オーバーレイファイル23aのファイル型式であるEMF及びEMFの再生による描画処理について詳述する。
EMFは、DLL28に収録された描画モジュールの呼び出し、即ちGDI関数が記録された画像ファイルであり、当該EMFにより表現しようとする画像の描画方法をGDI関数というベクトルデータとして記録し、保存するベクトル型画像ファイルである。そして、EMFの再生により、当該EMF内に記録されたGDI関数が読み出され、DC27への描画処理が行われる。
【0045】
図5に示すように、EMFは、拡張メタファイルヘッダ(ENHMETAHEADER構造体)31と、拡張メタレコード(ENHMETARECORD構造体)32と、から構成され、描画を実行するGDI関数についての情報は、拡張メタレコード32に記録されている。
【0046】
即ち、本実施形態では、オーバーレイデータは、EMFの拡張メタレコード32に記録されたGDI関数群としてオーバーレイファイル23aに格納されている。そして、指定オーバーレイファイルのEMFが再生され、当該EMFに記録された各GDI関数が読み出される、即ちオーバーレイデータが展開されることにより、当該GDI関数によりDLL28に収録された描画モジュールが呼び出され、DC27上に指定されたオーバーページが描画される。
【0047】
図6に示すように、拡張メタファイルヘッダ31には、画像を囲むことができる最小の矩形サイズである最小矩形寸法31a、表示矩形寸法31b、参照デバイス解像度31c等が記録されている。
【0048】
表示矩形寸法31bは、画像の表示サイズを設定するパラメータであり、当該表示矩形寸法31bにて0.1mm単位表示サイズを設定することにより、出力デバイスに関わらず一定寸法での画像表示ができる。即ち、EMFは、ビットマップ方式の画像ファイルとは異なり出力デバイスに依存しない画像ファイルである。また、EMFは、DC27への再生時に、適切なスケーリング処理を行うことにより、表示範囲の異なる出力デバイスに出力する場合でも、表示領域から画像がはみ出すことなく表示させることができる。
【0049】
尚、参照デバイス解像度31cは、EMFを作成する際に参照した出力デバイス、即ち参照デバイスの解像度であり、最小矩形寸法31aとともにスケーリング処理時にパラメータとして利用することが可能である。
【0050】
次に、オーバーレイページと印刷ページとの重ね合わせ処理について詳述する。
オーバーレイ処理部22による重ね合わせ処理は、まず指定オーバーレイファイルであるEMFを再生することによりDC27上に指定されたオーバーレイページを描画し、その後印刷ページデータであるGDI関数群により表現される印刷ページをDC27上に描画することにより行われる。
【0051】
図7に示すように、まず、オーバーレイ処理部22は、CreateDC()関数により出力デバイスであるプリンタ3とプリンタドライバ26を指定してプリンタ3用のDC27を作成する(ステップ101)。
【0052】
そして、オーバーレイ処理部22は、当該作成したDC27にオーバーレイページを描画するため、GetEnhmetafile()関数により、指定オーバーレイファイルを指すEMFハンドルを作成する(ステップ102)。
【0053】
次に、オーバーレイ処理部22は、当該EMFを再生しDC27にオーバーレイページを描画するために必要となるEMFのスケーリング処理を行う。
先述のように、EMFは出力デバイスに依存せず、異なる出力デバイス上でも前記拡張メタファイルヘッダ31の表示矩形寸法31bで設定したサイズで表示することが可能である。しかし、通常、汎用ホスト5の専用印刷装置とプリンタ3のような普及型プリンタとでは、使用する用紙のサイズ及び印刷範囲が異なり(例えば、15×11インチとA4用紙)、さらには、印刷方式及び印刷解像能力も異なる。そのため、オーバーレイページのはみ出し及び印刷ページとのズレ等が生じないよう、オーバーレイページの印刷範囲をプリンタ3で用いる用紙に合わせて拡縮するため、EMFを再生する際、オーバーレイページの印刷範囲であるEMF再生矩形を指定し適切にスケーリング処理する必要がある。
【0054】
まず、オーバーレイ処理部22は、GetEnhmetafileHeader()関数を用いて指定オーバーレイファイルの拡張メタファイルヘッダ31を、GetDeviceCaps()関数を用いてDC27の解像度を取得する。そして、これら拡張メタファイルヘッダ31等に記述されたEMF再生矩形の計算に必要となるパラメータを取得する(図6参照)。また、このときオーバーレイ処理部22は、前記UI部24が提供する設定機能により予め前記設定ファイル23bに登録された印刷用紙サイズ等の設定も読み込む(ステップ103)。
【0055】
そして、オーバーレイ処理部22は、上記ステップ103において取得したパラメータ及び設定等に基づき、指定オーバーレイファイルを再生する際の最適EMF再生矩形を計算する(ステップ104)。
【0056】
最適EMF再生矩形が算出されると、オーバーレイ処理部22は、PlayEnhMetaFile()関数を用いて、当該最適EMF再生矩形を指定して、指定オーバーレイファイルであるEMFを再生し、DC27上にオーバーレイページを描画する。詳しくは、EMFの再生により、拡張メタレコード32中に記録されたGDI関数を読み出すことにより前記DLL28の描画モジュールを呼び出し、DC27上にオーバーレイページを描画させる(ステップ105)。
【0057】
そして、オーバーレイページを描画後、オーバーレイ処理部22は、DeleteEnhMetaFile()関数により当該指定オーバーレイファイルのEMFハンドルを開放する(106)。
【0058】
次に、オーバーレイ処理部22は、SetBKMode()関数によりDC27の描画モードを透過に設定する(ステップ107)。これは、印刷ページの描画にそなえ、ステップ105においてDC27に描画したオーバーレイページを背景としてそのまま残すためである。
【0059】
そして、オーバーレイ処理部22は、印刷ページデータとして前記データ解析部21から出力されたGDI関数群により前記DLL28の描画モジュールを呼び出し、DC27上に印刷ページを描画させる(ステップ108)。
【0060】
尚、上記ステップ105及びステップ108においてDC27上に指定オーバーレイページ及び印刷ページを描画する際、それぞれ対応するEMF及びGDI関数群は、印刷ページの左上隅(1行目1カラム目)を起点とすることにより、ズレが生じないよう重ね合わせが行われる。
【0061】
次に、上記のように構成されたオーバーレイ印刷システム1の作用について説明する。
図8に示すように、前記汎用ホスト5が送信したホストデータは、前記通信装置17により受信され、メモリ13にロードされることにより、ホストエミュレータ20によるオーバーレイ印刷処理が開始される(ステップ201)。
【0062】
受信されたホストデータは、データ解析部21により解析される(図4参照、ステップ202)。そして、前記ステップ202、即ち解析ステップの結果、当該ホストデータがオーバーレイ指定を含む場合、データ解析部21は、GDI関数群に変換された印刷ページデータ及び当該指定されたオーバーレイページの名前をオーバーレイ処理部22へ出力する(ステップ203)。
【0063】
次に、オーバーレイ処理部22は、当該オーバーレイ記憶部23に記憶されたオーバーレイファイル23a群から前記指定されたオーバーレイページを表現するオーバーレイデータが格納されたオーバーレイファイル23a、即ち指定オーバーレイファイルを検索する(ステップ204)。そして、オーバーレイ処理部22は、前記ステップ204、即ち検索ステップの結果に基づきオーバーレイファイル23a群の中に指定オーバーレイファイルがあるか否かを判定する(205)。
【0064】
そして、オーバーレイ記憶部23内に指定オーバーレイファイルがある場合には、当該指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータにより表現されるオーバーレイページとデータ解析部21から出力された印刷ページデータにより表現される印刷ページの重ね合わせ処理を行う(ステップ206)。上記ステップ206における重ね合わせ処理は、先述のように、まずDC27へオーバーレイページを描画し(ステップ207)、その後、当該オーバーレイページが描画されたDC27へ印刷ページを描画する(ステップ208)ことにより行われる(図7参照)。
【0065】
ここで、ステップ203においてホストデータがオーバーレイ指定を含まない場合、又はステップ205において指定オーバーレイファイル記憶されていない場合には、ステップ208の印刷ページの描画のみが行われる。
【0066】
ステップ208の印刷ページの描画が終了すると、重ね合わせ処理された印刷ページ及びオーバーレイページ(又は印刷ページ)は、オーバーレイ印刷データとしてDC27からプリンタドライバ26へ出力される(ステップ209)。そして、プリンタドライバ26へ出力されたオーバーレイ印刷データは、当該プリンタドライバ26によりプリンタコードに変換されてプリンタ3へ出力され、プリンタ3による印刷が開始される(ステップ210)。
【0067】
上記詳述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)ホストエミュレータ20は、データ解析部21と、オーバーレイ処理部22と、を備える。データ解析部21は、ホストデータに含まれるオーバーレイ情報を解析するとともに、ホストデータのデータ変換を行う。オーバーレイ処理部22は、解析されたオーバーレイ情報に基づいて指定されたオーバーレイページを表現するためのオーバーレイデータが格納された指定オーバーレイファイルの検索を行う。そして、オーバーレイ処理部22は、指定オーバーレイファイル(EMF)を再生してDC27上に指定されたオーバーレイページを描画し、その後GDI関数群により表現される印刷ページをDC27上に描画することによりオーバーレイページと印刷ページとの重ね合わせ処理を行う。
【0068】
このような構成とすれば、プリンタドライバ26等、既存の構成をそのまま利用することができるので、エミュレータ端末2に接続されたプリンタ3の種類、製造メーカ及び機種等のプリンタの機種属性に依存することなく、容易にオーバーレイ印刷をすることができる。
【0069】
(2)オーバーレイファイル23aは、ベクトル型画像ファイルとしてオーバーレイ記憶部23に記憶され、オーバーレイ処理部22は、指定オーバーレイファイル(EMF)の再生時、印刷ページ、プリンタ3及び印刷用紙等に応じて指定オーバーレイファイルのスケーリングを行う。即ち、オーバーレイ処理部22は、指定オーバーレイファイルにより表現されるオーバーレイページを拡縮してDC27上に描画する。
【0070】
従って、プリンタ3の機種毎又は印刷用紙毎にオーバーレイファイル23aを用意する必要がないので、プリンタの機種属性に依存せず、さらにオーバーレイファイル23aの登録が簡略化できるので、より容易にオーバーレイ印刷をすることができる。
【0071】
また、印刷用紙からのオーバーレイページのはみ出し及び印刷ページとのズレ等を防止することができる。
さらに、オーバーレイファイル23aはベクトル型画像ファイルであるので、オーバーレイページを拡縮しても美しい印刷が可能である。
【0072】
(3)エミュレータ端末2には、OSとしてWindows(登録商標)を採用し、オーバーレイ処理部22は、Windows(登録商標)が提供するグラフィックス描画機能であるGDI25を利用してオーバーレイページの重ね合わせ及びプリンタ3への印刷出力を行う。
【0073】
デファクトスタンダードなOSを利用することにより、オーバーレイ印刷システムの導入が容易になり、また、Windows(登録商標)が提供するグラフィックス描画機能であるGDI25を利用することにより、ホストエミュレータ20のプログラムサイズを小さくすることができる。
【0074】
そして、オーバーレイファイル23aをデバイスに依存しないEMF型式とすることにより、印刷用紙のサイズに関わらず美しい印刷が可能となり、プリンタの機種属性に依存しないオーバーレイ印刷システムを容易に構築することができる。
【0075】
なお、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○本実施形態では、オーバーレイページの重ね合わせ処理は、GDI25を利用し、DC27上にオーバーレイデータ及び印刷ページデータを展開する、即ちDC27上に当該オーバーレイデータ及び印刷ページデータにより表現されるオーバーレイページ及び印刷ページデータを描画することにより行った。しかし、これに限らず、オーバーレイデータ及び印刷ページデータをその他の展開領域に展開する、例えば、オーバーレイデータ及び印刷ページデータをファイル上で展開するものであってもよい。
【0076】
○また、EMF型式である指定オーバーレイファイルの前記拡張メタレコード32に印刷ページデータであるGDI関数群を追記し、当該追記されたEMFをDC27に再生する構成としてもよい。
【0077】
○また、例えば、印刷ページとオーバーレイページとを重ね合わせたTEX型式の文書・組版ファイルを作成することにより重ね合わせ処理を行い、その後、PostScript(登録商標)に変換してプリンタ3に出力してもよい。さらに、プリンタ3が、非PostScriptプリンタである場合には、ゴーストスクリプトにて変換した後、プリンタ3に出力してもよい。
【0078】
○本実施形態では、オーバーレイ印刷データは、プリンタドライバ26へ出力されることとしたが、プリンタドライバ26側でDC27から取得する等、その他の方法で提供されるものであってもよい。
【0079】
○本実施形態では、プリンタ3は、出力I/F18に接続した所謂ローカル接続のプリンタを使用した。しかし、これに限らず、図9に示すように、オーバーレイ印刷システム40は、エミュレータ端末2及びプリンタ43をネットワーク4に接続する、所謂ネットワークプリンタを使用する構成としてもよい。そして、エミュレータ端末2上に実装されたホストエミュレータ20にて汎用ホスト5からプリントデータを処理し、ネットワーク4上のプリンタ43から印刷出力してもよい。
【0080】
○また、ホストエミュレータ20は、エミュレータ端末2上に実装しなくともよく、例えば、図9に示すサーバ44等、ネットワーク4上のその他の情報処理装置に実装してもよい。
【0081】
○さらに、図10に示すように、オーバーレイ印刷システム50は、ホストエミュレータ20が実装されたサーバ54と、プリンタ53が接続された情報端末55とを備える構成としてもよい。そして、サーバ54にて汎用ホスト5からのプリントデータを処理し、情報端末55に接続されたプリンタ53から印刷出力してもよい。
【0082】
○本実施形態では、オーバーレイ印刷指定を含むプリントデータは、汎用ホスト5から送信されることとしたが、ミニコンやサーバ等、その他の情報処理装置から送信されるものであってもよい。
【0083】
○本実施形態では、オーバーレイページは、EMFに変換されオーバーレイファイル23aとしてオーバーレイ記憶部23に記憶される。しかし、これに限らず、オーバーレイファイル23aのファイル型式は、DXF等、その他のベクトル型画像ファイルであってもよい。
【0084】
○本実施形態では、ステップ105において、PlayEnhMetaFile()関数を用いて、EMFをDC27上に再生したが、EnumEnhMetaFile()関数及びPlayEnhMetaRecord()関数を用いて、拡張メタレコード32に記録されたGDI関数について位置、サイズパラメータを直接に調整・再生してもよい。これにより、より高品質にEMFをオーバーレイに使用することができる。
【0085】
○本実施形態では、オーバーレイページに対応するオーバーレイファイル23aは、予め作成・調整されオーバーレイ記憶部23に保存される。しかし、これに限らず、ホストエミュレータ20に、自動的に当該オーバーレイファイル23aを作成又は調整する機能を設けてもよく、オーバーレイ記憶部23へ自動的に登録する機能を設けてもよい。
【0086】
○プリンタ3は、PDLプリンタであってもラスタプリンタであってもよい。
○エミュレータ端末2は、情報処理装置であれば、パソコンでもワークステーション等であってもよい。
【0087】
次に、前記実施形態から把握できる技術思想を追記する。
(イ)請求項2又は請求項3に記載のオーバーレイ印刷システムにおいて、前記変換手段は、前記プリントデータを前記描画手段の呼び出し関数にデータ変換し、前記オーバーレイファイルは、前記オーバーレイデータを前記呼び出し関数として記録するものであること、を特徴とするオーバーレイ印刷システム。
【0088】
(ロ)請求項4に記載のオーバーレイ印刷方法において、前記オーバーレイファイルは、ベクトル型画像ファイルであって、前記重ね合わせステップは、前記オーバーレイページを拡縮して前記仮想描画領域に描画させるために前記オーバーレイファイを処理するステップを含むこと、を特徴とするオーバーレイ印刷方法。
【0089】
(ハ)請求項4又は前記(ロ)に記載のオーバーレイ印刷方法において、前記変換ステップは、前記プリントデータを前記描画ステップを呼び出す関数にデータ変換し、前記オーバーレイファイルは、前記オーバーレイデータを前記描画ステップを呼び出す関数として記録するものであること、を特徴とするオーバーレイ印刷方法。
【0090】
(ニ)請求項5に記載のオーバーレイ印刷プログラムにおいて、前記オーバーレイファイルは、ベクトル型画像ファイルであって、前記重ね合わせステップは、前記オーバーレイページを拡縮して前記仮想描画領域に描画させるために前記オーバーレイファイを処理させるステップを含むこと、を特徴とするオーバーレイ印刷プログラム。
【0091】
(ホ)請求項5又は前記(ニ)に記載のオーバーレイ印刷プログラムにおいて、前記変換ステップは、前記プリントデータを前記描画ステップを呼び出す関数にデータ変換させ、前記オーバーレイファイルは、前記オーバーレイデータを前記描画ステップを呼び出す関数として記録するものであること、を特徴とするオーバーレイ印刷プログラム。
【0092】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、プリンタの機種属性に依存することなく容易にオーバーレイ印刷が可能なオーバーレイ印刷システム、オーバーレイ印刷方法及びオーバーレイ印刷プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーバーレイ印刷システムのネットワークの概略構成図。
【図2】エミュレータ端末のハードウェアの概略構成図。
【図3】オーバーレイ印刷システムの概略構成図。
【図4】オーバーレイ処理部による重ね合わせ処理を説明する説明図。
【図5】EMF(拡張メタファイル)の概略構成図。
【図6】拡張メタヘッダの概略構成図。
【図7】重ね合わせ処理のフローチャート。
【図8】オーバーレイ印刷のフローチャート。
【図9】別例のオーバーレイ印刷システムのネットワークの概略構成図。
【図10】別例のオーバーレイ印刷システムのネットワークの概略構成図。
【符号の説明】
1,40,50…オーバーレイ印刷システム、2…エミュレータ端末、3,43,53…プリンタ、20…ホストエミュレータ、21…データ解析部、22…オーバーレイ処理部、23…オーバーレイ記憶部、23a…オーバーレイファイル、25…GDI(Graphics Device Interface)、26…プリンタドライバ、27…DC(デバイスコンテキスト)、28…DLL。

Claims (5)

  1. プリントデータにより表現される印刷ページと、オーバーレイデータにより表現され前記プリントデータに含まれるオーバーレイ情報にて指定されたオーバーレイページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷を行うオーバーレイ印刷システムであって、
    前記オーバーレイ情報を解析する解析手段と、
    前記プリントデータをデータ変換する変換手段と、
    前記オーバーレイ情報に基づいて前記オーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイルから前記指定されたオーバーレイページに対応する指定オーバーレイファイルを検索する検索手段と、
    前記オーバーレイページと前記印刷ページとが重ね合わされたオーバーレイ印刷データを生成するための領域と、
    前記指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータと前記データ変換後の変換後プリントデータとを前記領域に順次展開することにより前記オーバーレイページと前記印刷ページとを重ね合わせる重ね合わせ手段とを備えたこと、を特徴とするオーバーレイ印刷システム。
  2. プリントデータにより表現される印刷ページと、オーバーレイデータにより表現され前記プリントデータに含まれるオーバーレイ情報にて指定されたオーバーレイページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷を行うオーバーレイ印刷システムであって、
    前記オーバーレイ情報を解析する解析手段と、
    前記プリントデータをデータ変換する変換手段と、
    前記オーバーレイ情報に基づいて前記オーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイルから前記指定されたオーバーレイページに対応する指定オーバーレイファイルを検索する検索手段と、
    プリンタドライバに提供される印刷データを生成するための仮想描画領域と、
    該仮想描画領域へ描画を行う描画手段と、
    該描画手段を呼び出し前記指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータにより表現されるオーバーレイページと前記データ変換後の変換後プリントデータにより表現される印刷ページとを重ね合わせて描画させる重ね合わせ手段とを備えたこと、を特徴とするオーバーレイ印刷システム。
  3. 請求項2に記載のオーバーレイ印刷システムにおいて、
    前記オーバーレイファイルは、ベクトル型画像ファイルであって、
    前記重ね合わせ手段は、前記オーバーレイページを拡縮して前記仮想描画領域に描画させること、を特徴とするオーバーレイ印刷システム。
  4. プリントデータにより表現される印刷ページと、オーバーレイデータにより表現され前記プリントデータに含まれるオーバーレイ情報にて指定されたオーバーレイページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷を行うオーバーレイ印刷方法であって、
    前記オーバーレイ情報を解析する解析ステップと、
    前記プリントデータをデータ変換する変換ステップと、
    前記オーバーレイ情報に基づいて前記オーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイルから前記指定されたオーバーレイページに対応する指定オーバーレイファイルを検索する検索ステップと、
    プリンタドライバに提供される印刷データを生成するための仮想描画領域へ描画を行う描画ステップと、
    該描画ステップを呼び出し前記指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータにより表現されるオーバーレイページと前記データ変換後の変換後プリントデータにより表現される印刷ページとを重ね合わせて描画させる重ね合わせステップとを備えたこと、を特徴とするオーバーレイ印刷方法。
  5. プリントデータにより表現される印刷ページと、オーバーレイデータにより表現され前記プリントデータに含まれるオーバーレイ情報にて指定されたオーバーレイページとを重ね合わせてオーバーレイ印刷を行うオーバーレイ印刷プログラムであって、コンピュータに、
    前記オーバーレイ情報を解析させる解析ステップと、
    前記プリントデータをデータ変換させる変換ステップと、
    前記オーバーレイ情報に基づいて前記オーバーレイデータが格納された複数のオーバーレイファイルから前記指定されたオーバーレイページに対応する指定オーバーレイファイルを検索させる検索ステップと、
    プリンタドライバに提供される印刷データを生成するための仮想描画領域へ描画を行わせる描画ステップと、
    該描画ステップを呼び出し前記指定オーバーレイファイルに格納されたオーバーレイデータにより表現されるオーバーレイページと前記データ変換後の変換後プリントデータにより表現される印刷ページとを重ね合わせて描画させる重ね合わせステップとを備えたこと、を特徴とするオーバーレイ印刷プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103400565A (zh) * 2013-07-10 2013-11-20 宁波江丰生物信息技术有限公司 一种基于gdi的界面分块刷新方法

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