JP2004178072A - Ｗｅｂページ更新通知方法及び装置 - Google Patents

Abstract

【目的】利用者にとって有意な内容においてＷｅｂページの更新があったか否かを容易に判断し得る更新通知を出力する更新通知装置及び方法を提供する。
【構成】予め設定されたアドレスにより識別される少なくとも１つのＷｅｂサイトに繰り返しアクセスし、該Ｗｅｂサイトにおいて更新されたＷｅｂページが有る場合に、その更新の有無を含む通知文を外部に出力する更新通知装置及び方法であり、該更新されたＷｅｂページから、更新内容を抽出し、該通知文に該更新内容の見だしと該更新内容との何れか若しくは両方と、該Ｗｅｂページのアドレスと、を付加して出力する。
【選択図】 図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上で公開されるＷｅｂページが更新されたことを通知する更新通知方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及とともに多くのＷｅｂサイトが公開され、企業から個人にいたるまでＷｅｂサイトにより多彩な情報を公開している。これらＷｅｂサイトのＷｅｂページの更新は、公開している各運営者の都合により行われるために不定期に行われる更新である。このため利用者はＷｅｂページを逐次アクセスしなければ更新を知ることができない。また更新されたか否かを確認するためにアクセスしたにもかかわらずＷｅｂページの情報は古いままということも多く、無駄なアクセスを強いられる場合もある。
【０００３】
特開２０００−７３４５５号公報は、仲介サーバによりＷｅｂページの事前チェックを行い、更新があったＷｅｂページのタイトルとＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）とを利用者に電子メールで通知する装置を開示している。利用者に通知される電子メールの例を図４のＭ１に示す。かかる装置によれば、利用者は更新があった旨通知されたＷｅｂサイトのＷｅｂページにアクセスすればよいとしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、更新のあったＷｅｂページを特定する情報（ＵＲＬ等の特定情報）にとどまる通知では、更新の内容を把握する手段がなく、なおＷｅｂサイト及びＷｅｂページに実際にアクセスし、利用者自身にとって有意な情報の更新であるか否かを確認する必要があった。本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者にとって有意な内容においてＷｅｂページの更新があったか否かを容易に判断し得る更新通知を提供し得る更新通知装置及び方法を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明による更新通知装置は、予め設定されたアドレスにより識別される少なくとも１つのＷｅｂサイトに繰り返しアクセスし、該Ｗｅｂサイトにおいて更新されたＷｅｂページが有る場合に、その更新の有無を含む通知文を外部に出力する更新通知装置であり、該更新されたＷｅｂページから、更新内容を抽出する更新内容抽出手段と、該通知文に該更新内容の見だしと該更新内容との何れか若しくは両方と、該Ｗｅｂページのアドレスと、を付加して出力する更新内容出力手段とを含むことを特徴とする。
【０００６】
本発明による更新通知方法は、予め設定されたアドレスにより識別される少なくとも１つのＷｅｂサイトに繰り返しアクセスし、該Ｗｅｂサイトにおいて更新されたＷｅｂページが有る場合に、その更新の有無を含む通知文を外部に出力する更新通知方法であり、該更新されたＷｅｂページから、更新内容を抽出する更新内容抽出ステップと、該通知文に該更新内容の見だしと該更新内容との何れか若しくは両方と、該Ｗｅｂページのアドレスと、を付加して出力する更新内容出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について添付の図面を参照して詳細に説明する。
＜第１の実施例＞
図１は、本発明の第１の実施例における更新通知装置１０の構成を示している。更新通知装置１０は、インターネット２及び／又は携帯電話網３を介して複数のＷｅｂサーバ１ａ乃至１ｃと、複数の利用者端末４ａ乃至４ｃとに接続される。Ｗｅｂサーバ１ａ乃至１ｃの各々は、インターネット２上にＷｅｂサイトを構成し、そのサイトアドレスの下に少なくとも１つのＷｅｂページを、インターネット２に接続された利用者端末４ａ乃至４ｃを含む多数のコンピュータ端末（図示せず）に公開するサーバコンピュータである。Ｗｅｂページは、一般にホームページとも称されるインターネット上に公開される情報文書であり、主にＨＴＭＬ（ＨｙｐｅｒＴｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）により記述される文書である。Ｗｅｂページは、通常、Ｗｅｂサーバ１ａ乃至１ｃの各々を運用する運用者あるいは各Ｗｅｂサイト、Ｗｅｂページの管理者により定期的又は不定期に変更又は更新される。利用者端末４ａ乃至４ｃは、更新通知装置１０により更新通知の提供を予定する利用者が使用するコンピュータ或いは携帯電話等の端末である。該更新通知は、破線で図示されるようなメールマガジンＭ２或いはメールＭ１の形態により通常配信される。尚、本実施例の説明では、３つのＷｅｂサーバ１ａ乃至１ｃと３つの利用者端末４ａ乃至４ｃが示されているが、本発明による更新通知装置１０はかかる数に限定されず、多数のＷｅｂサーバ及び多数の利用者端末を収容し得る。
【０００８】
更新通知装置１０は、通常のサーバコンピュータであり、設定部１２と、更新検知部１３と、通知部１５と、記事生成部１４と、メール作成部１７と、データベース（ＤＢとも称する）１１とを含む。
設定部１２は、利用者端末４ａ乃至４ｃの各々との通信により、更新されたか否かを見る対象となるＷｅｂサーバ１ａ乃至１ｃのネットワークアドレスであるＵＲＬが入力され、これをＤＢ１１に記憶保持する。
【０００９】
更新検知部１３は、ＤＢ１１に記憶保持されたＵＲＬに対応するＷｅｂサーバ１ａ乃至１ｃの配信するＷｅｂページを例えば所定の周期にてアクセスを行い前回アクセス時との差異を検出する。更新検知部１３は、差異を検出する手段として、前回アクセス時のＷｅｂページを保持し、これと今回アクセス時のＷｅｂページの内容とを比較し、更新がある場合にこの更新部分の内容を抽出する機能を有する。
【００１０】
記事生成部１３は、更新検知部１２からの更新部分の内容に従って、通知文を構成する記事タイトル及び記事本文を生成する。記事タイトル及び記事本文は、例えば、１つのＷｅｂサイトのＷｅｂページの更新を１件単位として生成される。
メール作成部１７は、記事生成部１３により生成された１件乃至複数の件数の記事をまとめて１つの通知文を作成する。通知文は、基本的には、通知先とする利用者端末４ａ乃至４ｃの各々について作成され、利用者端末４ａ乃至４ｃの各々が設定部１２を介して指定したＵＲＬに対応するＷｅｂサーバ（Ｗｅｂサーバ１ａ乃至１ｃの何れか１つ又は複数）の更新について通知する内容を含む。一方、通知文を１つの利用者端末（例えば、利用者端末４ａ）に作成するのではなく、複数の利用者端末（例えば、利用者端末４ａ乃至４ｃ）を通知先として想定するメールマガジンの形態であっても良い。
【００１１】
通知部１５は、メール作成部１７により作成された１つ又は複数の通知文を対応する利用者端末１ａ乃至１ｃの各々にインターネット２又は携帯電話網３を介して送信する。
データベース１１は、更新されたか否かを見る対象のＷｅｂサイトあるいはＷｅｂページのＵＲＬと、利用者毎のメールアドレスを格納する。尚、ＷｅｂサイトのＵＲＬには、Ｗｅｂサイトの所謂ホームページアドレスのみならず、その配下に連なる特定のＷｅｂページを設定しても良い。
【００１２】
図２は、図１に示される更新通知装置１０の処理手順を示している。先ず、更新通知装置１０は、更新検知部１３において、ＤＢ１１に設定された複数のＵＲＬを読み込み、ｉ＝１〜ｎ（ｎは設定されるＵＲＬの個数を与える正数）とする範囲でループ処理を始める（ステップＳ１）。次いで、１つのＵＲＬへのアクセスを行いＷｅｂページデータを取得する（ステップＳ２）。尚、Ｗｅｂページがフレームを保持している場合はフレーム内の各ページデータを保持する。次いで、Ｗｅｂページデータを前回アクセス時のデータと比較し、更新済みであればステップＳ４へ分岐し、更新がなければステップＳ７へ分岐する（ステップＳ３）。次いで、取得したデータを次回の前回データとして保存する（ステップＳ４）。
【００１３】
次に、更新通知装置１３は、記事生成部１４において、前回と今回のデータとの差分（即ち、差分情報片）を取得する（ステップＳ５）。この差分の取得は、例えば、前回データ及び今回データの各行を配列に格納し、前回データの１つの配列要素を今回データの全ての配列要素と比較することを、前回データの全ての配列要素について繰り返すことにより実行する（図３参照）。
【００１４】
次に、更新通知装置１３は、記事生成部１４において、抽出した差分を用いて記事を作成する（ステップＳ６）。この記事の生成においては、例えばページタイトルを記事タイトルとし、差分情報の増分を記事本文に用いることができる。また、タイトルを差分から生成してもよく、タイトルのみ又は本文のみといった構成も可能である。
【００１５】
次に、更新通知装置１０は、更新検知部１３において、最後のＵＲＬであるか否かを判定して、未処理のＵＲＬがあればステップ１へ分岐して次のＵＲＬを処理し、未処理のＵＲＬがなければステップＳ８へ分岐する（ステップＳ７）。
次に、更新通知装置１０は、メール作成部１７において、ステップＳ６で生成したひとつ以上の記事を結合し、通知文本文を作成する（ステップＳ８）。ここで、通知文本文は単に結合するだけでもかまわないが、罫線に相当する記号や文字列を挿入し、見やすく構成するのが望ましい。
【００１６】
次に、更新通知装置１０は、通知部１５において、生成した通知文を電子メールとして当該ＵＲＬを設定した利用者端末、即ち利用者端末４ａ乃至４ｃの何れかに送信する（ステップＳ９）。この通知文は、電子メールによる送信に代えて、印刷やＦＡＸ、記憶媒体への保存、Ｗｅｂへの掲載により閲覧可能な形式にて出力しても良い。この場合、ＤＢ１１に格納している利用者毎のメールアドレスは、出力先に応じたデータで置き換えると良い。複数の利用者が存在する場合にはステップＳ１乃至Ｓ９を繰り返す。
【００１７】
図３は、図２に示される処理手順において差分情報を取得する方法を説明している。ここで、ＷｅｂページＷ１及びＷｅｂページＷ１’の各々がＨＴＭＬにおけるタグより表記されるテキスト形式にて示されている。ＷｅｂページＷ１は、更新によりＷｅｂページＷ１’に変更されている。この場合、図２におけるステップＳ５の差分の取得の実行により、差分情報ΔＷ１が取得される。この例では、差分情報ΔＷ１は、「Ａ社と提携（改行）文９〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、〜〜〜〜〜。（改行） 文１０〜〜〜〜〜〜。文１１〜〜〜〜〜〜。（改行） 文１２〜〜〜、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」の如く新たに内容が追加されている。
【００１８】
図４は、通知文の生成例を示している。メールマガジンＭ２は、更新のあったＷｅｂサイトのアドレスと当該更新の内容を通知するメールマガジンの例である。
以上のように、第１の実施例においては、指定されたＵＲＬに対してアクセスを行い、前回アクセス時との差分を用いて通知文を生成することができる。これにより、通知文を受けとる側では毎回更新先のＵＲＬを参照しなくとも変更のあった記事や概要を知ることが可能となり、より詳しい情報を得るときのみＵＲＬにアクセスするだけでよい。また、通知文をメールマガジンとして発行する運営者側ではＷｅｂサイトの更新にあわせたメールマガジンを作成する上でコスト低減と時機を得た情報の発行とが可能となる。
＜第２の実施例＞
図５は、本発明の第２の実施例の構成を示している。ここで、更新通知装置１０に接続される複数のＷｅｂサーバ１ａ乃至１ｃ、複数の利用者端末４ａ乃至４ｃ、インターネット３及び携帯電話網３は、第１の実施例における場合と同様であるので説明を省略する。
【００１９】
更新通知装置１０は、第１の実施例と同様の通常のサーバコンピュータであり、設定部１２と、更新検知部１３と、通知部１５と、記事生成部１４と、メール作成部１７と、データベース（ＤＢとも称する）１１とを含む。本実施例の更新通知装置１０は、更に、ＷｅｂページのテンプレートをＤＢ１１から検索し更新検知部１３又は記事生成部１４に供給するテンプレート検索部３３と、メール作成部１７にて作成されるメールの通知文にサブジェクト、即ちメールの表題を生成するサブジェクト生成部３６とを含む。
【００２０】
記事生成部１４は、第１の実施例と同様に記事を生成する共に、該記事を記事テンプレートに従って生成する。メール作成部１７は、第１の実施例と同様にメールを作成すると共に、そのメールの表題をサブジェクト生成部３６により供給されるサブジェクトの内容に従って表題を付ける。
データベース１１は、更新されたか否かを見る対象のＷｅｂサイトあるいはＷｅｂページのＵＲＬと利用者毎のメールアドレスを格納すると共に、更に、当該Ｗｅｂサイト又はＷｅｂページのＵＲＬに関連付けて各Ｗｅｂページのテンプレートを格納する。各Ｗｅｂページのテンプレートは、更新通知装置１０の管理者があらかじめ設定していてもよく、設定部１２により対応するＵＲＬと共に予め設定されていてもよい。この場合、ＤＢ１１に格納している利用者毎のメールアドレスは、出力先に応じたデータで置き換えると良い。複数の利用者が存在する場合にはステップＳ５１乃至Ｓ６２を繰り返す。
【００２１】
図６は、図５に示される構成における更新通知装置１０の処理手順を示している。更新通知装置１０は、更新検知部１３において、ＤＢ１１から複数のＵＲＬを読み込み、ｉ＝１〜ｎ（ｎは設定されるＵＲＬの個数を与える正数）とする範囲でループ処理を始める（ステップＳ５１）。次いで、各ＵＲＬへのアクセスを行いＷｅｂページデータを取得する（ステップＳ５２）。そして、Ｗｅｂページデータを前回アクセス時のデータと比較し、更新済みであればステップＳ５４へ分岐し、更新がなければステップＳ５８へ分岐する（ステップＳ５３）。更新検知部１３は、その際に取得したＷｅｂページデータを次回の前回データとして保存する（ステップＳ５４）。
【００２２】
更新通知装置１０は、記事生成部１４においてテンプレート検索部３３を用いて、該当ＵＲＬに対応するＷｅｂテンプレートをＤＢ１１より取得する（ステップＳ５５）。次いで、当該Ｗｅｂテンプレートと更新されたＷｅｂページデータとのマッチング及び／又は差分取得を行う（ステップＳ５６）。記事生成部１４は、このマッチングにより抽出された内容を用いて記事を作成する（ステップＳ５７）。尚、本第２の実施例においては、更新されたページ全体をテンプレートとマッチングしている形態が示されたが、テンプレートとマッチングを行い、一致した箇所のデータの差分を取る形態でも良い。
【００２３】
次に、更新通知装置１０は、最後のＵＲＬであるか否かを判定して、未処理のＵＲＬがあればステップＳ５１へ分岐して次のＵＲＬを処理し、未処理のＵＲＬがなければステップＳ５９へ分岐する（ステップＳ５８）。次いで、メール作成部１７において、ステップＳ５７で生成したひとつ以上の記事を通知文テンプレートに従って結合し、通知文の本文を作成する（ステップＳ５９）。ここで、通知文の本文のテンプレートは、複数のＵＲＬに対応する更新内容を含み得る（図７のテンプレートＴ２を参照）。尚、テンプレート内の更新されなかったＵＲＬの箇所は切り詰めるのが望ましい。
【００２４】
次に、更新通知装置１０は、生成した通知文の発行番号を加算する（ステップＳ６０）。加算される発行番号は、ＤＢ１１に記録保持される。そして、サブジェクト生成部３６において，表題即ちサブジェクトを生成し、通知文本文にテンプレートに従って該発行番号を付与する（ステップＳ６１）。
次に、更新通知装置１０は、通知部１５において、当該変更されたＵＲＬを指定した利用者端末、即ち利用者端末４ａ乃至４ｃの何れかに該通知文を電子メールとして送信する（ステップＳ６２）。通知文は、プリンタやＦＡＸ、記憶媒体への保存、Ｗｅｂへの掲載等の他の出力手段が施されても良い。
【００２５】
図７は、図５に示される構成におけるテンプレート及び通知文の例を示している。テンプレートＴ２は通知文本文のテンプレートの例である。テンプレートＴｌは記事のテンプレートの例である。ここで、テンプレートの機能として任意の文字列の枠を規定する部分が、図の例の如く「（．＋？）」として記述されている（図中のＴ１１参照）。通知文Ｍ４は、通知文の生成例である。
【００２６】
以上のように第２の実施例においては、指定されたＵＲＬに付しアクセスを行い、当該ＵＲＬに対応して設定されているＷｅｂページのテンプレートとのマッチングにより通知文を生成することができる。前述の第１の実施例においては不特定多数のＵＲＬを対象としているが、本第２の実施例においてはＵＲＬを限定することによりテンプレートを用いることが可能となり、該テンプレートを用いることでより可読性のよい通知文を生成することができる。
＜第３の実施例＞
図８は、本発明の第３の実施例における更新通知装置１０の構成を示している。ここで、更新通知装置１０に接続される複数のＷｅｂサーバ１ａ乃至１ｃ、複数の利用者端末４ａ乃至４ｃ、インターネット２及び携帯電話網３は、第１の実施例における場合と同様であるので説明を省略する。
【００２７】
更新通知装置１０は、第１の実施例における同様に通常のサーバコンピュータであり、設定部１２と、更新検知部１３と、通知部１５と、記事生成部１４と、メール作成部１７と、データベース（ＤＢとも称する）１１とを含む。本実施例の更新通知装置１０は、更に、差分情報が所定の閾値（例えば、１００文字又は１０行の如き値の閾値）以上の場合に差分情報より主要文を抽出する主要文抽出部２４と、ＤＢ１１に設定されたキーワードを含まない記事を除去するフィルタ部２５と、利用者が注目している記事を集計する注目度集計部２７と、通知文のメールヘッダを生成するヘッダ生成部２８と、利用者毎の通知文発行番号をインクリメントする発行番号加算部２９と、を含む。
【００２８】
データベース１１は、更新されたか否かを見る対象のＷｅｂサイトあるいはＷｅｂページのＵＲＬを格納すると共に、更に、各利用者毎に対応してキーワードを少なくとも１つ以上と、利用者毎のメールアドレスと、通知文（メールマガジン）発行番号とを含む。
図９は、図８に示される更新通知装置１０の処理手順を示している。先ず、更新通知装置１０は、更新検知部１３において、ＤＢ１１から複数のＵＲＬを読み込み、ｉ＝１〜ｎ（ｎは設定されるＵＲＬの個数を与える正数）とする範囲でループ処理を始める（ステップＳ２１）。次いで、ＵＲＬへのアクセスを行い、Ｗｅｂページデータを取得する（ステップＳ２２）。Ｗｅｂページデータを前回アクセス時のデータと比較し、更新済みであればステップＳ２４へ分岐し、更新がなければステップＳ３４へ分岐する（ステップＳ２３）。取得したデータを次回の前回データとして保存する（ステップＳ２４）。
【００２９】
次に、更新通知装置１０は、記事生成部１４において、前回と今回のデータの差分を取得する（ステップＳ２５）。差分が閾値以上であればステップＳ２７へ分岐し、閾値未満であればステップＳ２８へ分岐する（ステップＳ２６）。次いで、主要文抽出部２４において、差分データに対して主要文抽出処理を行い、閾値未満のサイズのデータを得る（ステップＳ２７）。この抽出された主要文を用いて、記事生成部１４が記事を生成する（ステップＳ２８）。この記事生成では、例えばページタイトルを記事タイトルとし、差分情報の増分を記事本文に用いることができる。また、タイトルを差分から生成してもよく、タイトルのみ、本文のみといった構成でも良い。
【００３０】
次に、更新通知装置１０は、注目度集計部２７において、当該ＵＲＬの更新通知を受けたい人の通知先のメールアドレス数でループ処理、即ち、ＤＢ１１から複数のメールアドレスを読み込み、ｋ＝１〜ｍ（ｍはメールアドレスの個数を与える正数）とする範囲でループ処理を開始する（ステップＳ２９）。次いで、更新通知を受けたい人がキーワードを設定している場合に、記事にキーワードが含まれていない場合はステップ３３へ分岐し、含まれて居る場合はステップ３１へ分岐する（ステップＳ３０）。通知先ごとに記事を蓄積する（ステップＳ３１）。その際に、注目度集計部２７において、記事配布ランクを１つアップする（ステップＳ３２）。最後の通知先か否かを判定して、更新通知を受けたい人がループの最後であればステップ３４へ分岐し、そうでない場合はステップＳ２９へ分岐し次の更新通知希望者について処理を行う（ステップＳ３３）。最後のＵＲＬか否かを判定して、未処理のＵＲＬがあればステップＳ２１へ分岐して次のＵＲＬを処理し、未処理のＵＲＬがなければステップＳ３５へ分岐する（ステップＳ３４）。
【００３１】
次に、更新通知装置１０は、更新通知希望者ごと、即ち、ＤＢ１１から複数のメールアドレスを読み込み、ｋ＝１〜ｍ（ｍはメールアドレスの個数を与える正数）とする範囲でループ処理を開始する（ステップＳ３５）。注目度集計部２７においてランク付けした記事の例えば上位ランク１０件を抽出する（ステップＳ３６）。次いで、メール作成部１７において該上位ランク１０件を先頭に、残りの記事を結合し、通知文本文を作成する（ステップＳ３７）。これらのステップＳ３６及びステップＳ３７では、すべての記事をソートしてランク順に結合してもかまわない。通知文本文は単に複数の記事を結合するだけでもかまわないが、罫線に相当する記号や文字列を挿入し、見やすく構成することが望ましい。
【００３２】
次に、更新通知装置１０は、発行番号加算部２９において、更新通知希望者ごとの発行番号を加算する（ステップＳ３８）。ついで、ヘッダ生成部２８において、生成した通知文本文に該発行番号を付与したサブジェクト及び通知先のメールアドレスを付与してヘッダを作成する（ステップＳ３９）。サブジェクトは固定文字列でもよいし、タイムスタンプや、記事の中から任意あるいはランダムに抽出した記事タイトルや本文を用いてもよい。発行番号はサブジェクトにある必要はなく、本文中に含まれていてもよい。
【００３３】
次に、更新通知装置１０は、通知部１５において、通知文のヘッダに従い、更新通知希望者のメールアドレスヘ生成した通知文を送る（ステップＳ４０）。最後の通知先であるか否かを判定して、処理中の更新通知希望者が最後であれば処理を終了し、最後でなければステップＳ３５へ分岐して次の更新通知希望者について処理を継続する（ステップＳ４１）。
【００３４】
尚、ステップＳ４０のメールによる通知文の送信は、ＦＡＸ送信やＷｅｂへの掲示、あるいはショートメッセージやインスタントメッセージ等の通知手段でもよく、閲覧可能な形式で出力されれば良い。その際、出力する形態にあわせてデータベース１１に出力形式を指定するようにしても良い。
図１０は、メールマガジンＭ３の生成例を示している。ここで、メールＭ３は、複数のブロックＭ３１、Ｍ３２及びＭ３３を含む。ブロックＭ３１には加算されていく発行番号が示され、ブロックＭ３２にはランキングが示され、次いでブロックＭ３３にはその他の更新記事が示される。
【００３５】
以上のように第３の実施例においては、利用者毎に更新通知を希望するＵＲＬとキーワードを指定しておくことで、当該希望に従った更新内容が記載された通知文をメールマガジンとして受けとることが可能である。このメールマガジンにおいては、更新内容が主要文に変換されて利用者の容易な理解を可能とし、更に、ランキング情報として他の利用者がどのような記事に注目しているかの情報が掲載可能であり、メールマガジンの完成度を高めることが可能である。
【００３６】
本発明による更新通知装置は、インターネットやイントラネットに接続されたシステムへの組み込みや応用が可能であり、更新通知のサービスサイトを運営することも可能である。本実施例における各構成要素は、ソフトウェアやハードウェアの何れの実装によっても可能である。
【００３７】
【発明の効果】
以上のように本発明による更新通知装置及び方法によれば、Ｗｅｂページの更新の有無の出力のみならず、その更新内容又はその主要文が通知文に付加されて利用者に出力される。従って、利用者にとって有意な内容においてＷｅｂページの更新があったか否かを容易に判断し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例であり、更新通知装置を含む全体の構成を示しているブロック図である。
【図２】図１に示される更新通知装置の処理手順を示しているフローチャートである。
【図３】図２に示される処理手順において差分情報を取得する方法を説明している説明図である。
【図４】更新通知装置から利用者端末に送信される通知文の例として、従来の通知メール及び本発明におけるメールマガジンの例を示している図である。
【図５】本発明の第２の実施例であり、更新通知装置を含む全体の構成を示しているブロック図である。
【図６】図５に示される更新通知装置の処理手順を示しているフローチャートである。
【図７】図５に示される構成において用いられるテンプレート及びメールの例を示している図である。
【図８】本発明の第３の実施例であり、更新通知装置を含む全体の構成を示しているブロック図である。
【図９】図８に示される更新通知装置の処理手順を示しているフローチャートである。
【図１０】図８に示される構成において出力される通知文としてのメールの例を示している図である。
【符号の説明】
１ａ乃至１ｃ Ｗｅｂサーバ
２ インターネット
３ 携帯電話網
４ａ乃至４ｃ 利用者端末
１１ ＤＢ
１２ 設定部
１３ 更新検知部
１４ 記事生成部
１５ 通知部
１７ メール作成部
２４ 主要文抽出部
２５ フィルタ部
２７ 注目度集計部
２８ ヘッダ生成部
２９ 発行番号加算部
３３ テンプレート検索部
３６ サブジェクト生成部

Claims (20)

1. 予め設定されたアドレスにより識別される少なくとも１つのＷｅｂサイトに繰り返しアクセスし、前記Ｗｅｂサイトにおいて更新されたＷｅｂページが有る場合に、その更新の有無を含む通知文を外部に出力する更新通知装置であって、
   前記更新されたＷｅｂページから、更新内容を抽出する更新内容抽出手段と、
   前記通知文に前記更新内容の見だしと前記更新内容との何れか若しくは両方と、前記Ｗｅｂページのアドレスと、を付加して出力する更新内容出力手段と、
   を含むことを特徴とする更新通知装置。
2. 前記更新内容抽出手段は、当該Ｗｅｂページの前回の内容と今回の内容との文字単位又は行単位の差分情報片から前記更新内容を抽出することを特徴とする請求項１記載の更新通知装置。
3. 前記更新内容抽出手段は、前記Ｗｅｂページに対応して予め保持されるテンプレートにより定まる部分の差分情報片から前記更新内容を抽出することを特徴とする請求項１記載の更新通知装置。
4. 前記更新内容抽出手段は、前記差分情報片の大きさが所定の閾値以上の場合に、前記更新内容を主要文に変換する手段を更に含むことを特徴とする請求項２又は３記載の更新通知装置。
5. 前記少なくとも１つのＷｅｂサイトの各々に対応付けて更新の通知をなすべき利用者端末のアドレスを保持する通知先アドレス保持手段を更に含み、前記更新内容出力手段は、前記Ｗｅｂサイトの各々に対応する利用者端末のアドレスに、前記更新内容を付加した通知文を送信することを特徴とする請求項１乃至４何れか１記載の更新通知装置。
6. 前記通知先アドレス保持手段は、前記利用者端末のアドレスに対応して更に少なくとも１つのキーワードを保持する手段を更に含み、前記更新内容抽出手段は、前記差分情報片が前記保持されるキーワードを含まない場合、前記差分情報片を当該更新内容から除外する手段を更に含むことを特徴とする請求項５記載の更新通知装置。
7. 前記通知先アドレス保持手段は、前記利用者端末のアドレスに対応して更に少なくとも１つのキーワードを保持する手段を更に含み、前記更新内容抽出手段は、前記利用者端末の全てについて、それら各々に対応するキーワードが存在する更新内容の発生頻度に応じて、Ｗｅｂページの注目度の指標となるランキングを集計する手段を更に含むことを特徴とする請求項５記載の更新通知装置。
8. 前記更新内容出力手段は、前記通知文の出力に先立って、前記通知文を所定のテンプレートに従って整形する手段を更に含むことを特徴とする請求項１乃至７記載の何れか１記載の更新通知装置。
9. 前記更新内容出力手段は、前記更新内容から前記通知文の表題を生成する手段を更に含むことを特徴とする請求項１乃至８記載の何れか１記載の更新通知装置。
10. 前記更新内容出力手段は、前記通知文の表題に、その出力毎又は前記通知先のアドレス毎に増分される通知文発行番号を付与する手段を更に含むことを特徴とする請求項９記載の更新通知装置。
11. 予め設定されたアドレスにより識別される少なくとも１つのＷｅｂサイトに繰り返しアクセスし、前記Ｗｅｂサイトにおいて更新されたＷｅｂページが有る場合に、その更新の有無を含む通知文を外部に出力する更新通知方法であって、
    前記更新されたＷｅｂページから、更新内容を抽出する更新内容抽出ステップと、
    前記通知文に前記更新内容の見だしと前記更新内容との何れか若しくは両方と、前記Ｗｅｂページのアドレスと、を付加して出力する更新内容出力ステップと、
    を含むことを特徴とする更新通知方法。
12. 前記更新内容抽出ステップは、当該Ｗｅｂページの前回の内容と今回の内容との文字単位又は行単位の差分情報片から前記更新内容を抽出することを特徴とする請求項１１記載の更新通知方法。
13. 前記更新内容抽出ステップは、前記Ｗｅｂページに対応して予め保持されるテンプレートにより定まる部分の差分情報片から前記更新内容を抽出することを特徴とする請求項１１記載の更新通知方法。
14. 前記更新内容抽出ステップは、前記差分情報片の大きさが所定の閾値以上の場合に、前記更新内容を主要文に変換するステップを更に含むことを特徴とする請求項１２又は１３記載の更新通知方法。
15. 前記少なくとも１つのＷｅｂサイトの各々に対応付けて更新の通知をなすべき利用者端末のアドレスを保持する通知先アドレス保持ステップを更に含み、前記更新内容出力ステップは、前記Ｗｅｂサイトの各々に対応する利用者端末のアドレスに、前記更新内容を付加した通知文を送信することを特徴とする請求項１１乃至１４何れか１記載の更新通知方法。
16. 前記通知先アドレス保持ステップは、前記利用者端末のアドレスに対応して更に少なくとも１つのキーワードを保持するステップを更に含み、前記更新内容抽出ステップは、前記差分情報片が前記保持されるキーワードを含まない場合、前記差分情報片を当該更新内容から除外するステップを更に含むことを特徴とする請求項１５記載の更新通知方法。
17. 前記通知先アドレス保持ステップは、前記利用者端末のアドレスに対応して更に少なくとも１つのキーワードを保持するステップを更に含み、前記更新内容抽出ステップは、前記利用者端末の全てについて、それら各々に対応するキーワードが存在する更新内容の発生頻度に応じて、Ｗｅｂページの注目度の指標となるランキングを集計するステップを更に含むことを特徴とする請求項１５記載の更新通知方法。
18. 前記更新内容出力ステップは、前記通知文の出力に先立って、前記通知文を所定のテンプレートに従って整形するステップを更に含むことを特徴とする請求項１１乃至１７記載の何れか１記載の更新通知方法。
19. 前記更新内容出力ステップは、前記更新内容から前記通知文の表題を生成するステップを更に含むことを特徴とする請求項１１乃至１８の何れか１記載の更新通知方法。
20. 前記更新内容出力ステップは、前記通知文の表題に、その出力毎又は前記通知先のアドレス毎に増分される通知文発行番号を付与するステップを更に含むことを特徴とする請求項１９記載の更新通知方法。

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