JP2004177943A - 基板の組立て方法、基板の組立て装置、液状物質の滴下方法及び液状物質の滴下装置 - Google Patents

基板の組立て方法、基板の組立て装置、液状物質の滴下方法及び液状物質の滴下装置 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は2枚の基板間に液晶をほぼ均一に分散させることができるようにした基板の組立て方法を提供することにある。
【解決手段】2枚の基板3,4のいずれかにシール剤7を隅部を有する枠状に塗布する塗布工程と、上記2枚の基板のいずれかに液状物質を所定の配置パターンで滴下するとともに、上記シール剤によって囲まれる領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部にのみ液状物質を滴下する滴下工程と、上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ工程とを具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は液晶表示パネルなどのように2枚の基板間に液状物質を介在させてこれら基板を貼り合わせる基板の組立て方法、基板の組立て装置、上記基板に液状物質を滴下する液状物質の滴下方法及び液状物質の滴下装置に関する。
周知のように液晶表示パネルの製造に際しては、2枚の透明な基板を、シール剤によってμmオーダの間隔で貼り合わせるとともに、これら基板間に液状物質である液晶を介在させる、基板の組立てが行なわれる。
従来、2枚の基板を組立てるには、一方の基板に粘弾性材からなるシール剤を矩形枠状に塗布する工程と、一方若しくは他方の基板に所定量の液晶を滴下する工程と、上記2枚の基板を減圧雰囲気下で上記シール剤によって貼り合わせる工程とが行なわれる。このような技術は特許文献1に示されている。
減圧雰囲気下で貼り合わされた液晶表示パネルには大気圧中において、内圧と外圧との差圧が加わる。一対の基板間に液晶が均一に分布していれば、その液晶によって基板がほぼ均一な耐圧性を呈して基板が撓むのが阻止されるため、基板間のギャップが不均一になるのが防止される。
特開平5−281562号公報
ところで、一方の基板にシール剤を矩形枠状に塗布し、そのシール剤によって囲まれた領域内に液晶を所定の配置パターン、たとえば行列状に滴下した後、2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせると、上記領域内で基板間に液晶が均一に分布し難いということがある。とくに、シール剤によって囲まれた領域の上記所定の配置パターンから外れた周辺部 には液晶が拡がり難いということがあり、さらに周辺部のうちの4つの角部はより一層、液晶が拡がり難いということがあった。
このように、シール剤によって囲まれた領域の所定の配置パターンから外れた周辺部に拡がる液晶の量が他の部分よりも少ないと、貼り合わされた基板を大気圧下に戻したとき、貼り合わされた基板の内圧と外圧との差圧によって基板のシール剤によって囲まれた領域の所定の配置パターンから外れた周辺部、つまり液晶の分布量が十分でない箇所が他の部分よりも圧縮されて撓む度合が大きくなる。そのため、一対の基板間における上記周辺部でのギャップが他の部分よりも小さくなるということがある。
とくに、最近では基板が薄型化や大型化する傾向にあるため、液晶がシール剤によって囲まれた領域の所定の配置パターンから外れた周辺部に拡がり難いということがあるとともに、薄い基板は上記周辺部の撓みが大きくなり易いということがある。
さらに、基板のシール剤によって囲まれた領域の所定の配置パターンから外れた周辺部が他の部分よりも大きく圧縮変形して撓むと、撓んだ箇所には基板の復元力が作用する。それによって、貼り合わせ時に圧縮されたシール剤に引張り力が作用することになるから、その引張り力によってシール剤に亀裂や破れが生じることがある。
この発明は、貼り合わされる一対の基板間に液状物質を均一に分布させることができるようにした基板の組立て方法、基板の組立て装置、液状物質の滴下方法及び液状物質の滴下装置を提供することにある。
この発明は、2枚の基板のいずれかにシール剤を隅部を有する枠状に塗布する塗布工程と、
上記2枚の基板のいずれかの上記シール剤によって囲まれる領域に液状物質を液滴にして所定の配置パターンで滴下するとともに、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部のみに液状物質を滴下する滴下工程と、
上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ工程と、
を具備したことを特徴とする基板の組立て方法にある。
上記滴下工程では、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を滴下するとともに、この隅部に滴下する液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも小さくすることが好ましい。
上記滴下工程では、上記領域の上記配置パ夕ーンから外れた周辺部の隅部に液滴を滴下するとともに、この隅部に滴下する液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも大きくすることが好ましい。
上記滴下工程では、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を複数滴ずつ滴下するとともに、この隅部に滴下する各液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも小さくすることが好ましい。
上記シール剤は矩形枠状に塗布されることが好ましい。
この発明は、2枚の基板のいずれかにシール剤を隅部を有する枠状に塗布する塗布工程と、
上記2枚の基板のいずれかの上記シール剤によって囲まれる領域に液状物質を液滴にして滴下するとともに、上記領域内に上記シール剤に沿って滴下される液滴のうち、上記領域の隅部に位置する液滴の大きさを上記シール剤に沿って滴下される他の液滴よりも大きくして滴下する滴下工程と、
上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ工程と、
を具備したことを特徴とする基板の組立て方法にある。
上記滴下工程は、上記領域に上記液滴を所定の配置パターンで滴下する工程と、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部に上記シール剤に沿って所定間隔で上記液滴を滴下するとともに、上記周辺部の隅部の液滴を、この周辺部の他の液滴よりも大きくして滴下する工程とを有することが好ましい。
上記滴下工程では、上記領域に上記液滴を所定の配置パターンで滴下するとともに、この配置パターンの隅部に滴下する液滴を他の液滴よりも大きくすることが好ましい。
上記シール剤は矩形枠状に塗布されることが好ましい。
この発明は、2枚の基板のいずれかにシール剤を隅部を有する枠状に塗布する塗布装置と、
滴下ノズルを有し、この滴下ノズルから上記2枚の基板のいずれかに液状物質を液滴にして滴下する滴下装置と、
上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ装置と、
上記滴下ノズルと上記液滴が滴下される基板とを水平方向に相対的に駆動する駆動手段と、
この駆動手段による上記駆動と上記滴下ノズルからの液滴の滴下とを制御して上記シール剤によって囲まれる領域に上記液滴を所定の配置パターンで滴下させるとともに、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部のみに上記液滴を滴下させる制御装置と
を具備したことを特徴とする基板の組立て装置にある。
上記シール剤は矩形枠状に塗布されることが好ましい。
この発明は、2枚の基板のいずれかにシール剤を隅部を有する枠状に塗布する塗布装置と、
滴下ノズルを有し、この滴下ノズルから上記2枚の基板のいずれかに液状物質を液滴にして滴下する滴下装置と、
上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ装置と、
上記滴下ノズルと上記液滴が滴下される基板とを水平方向に相対的に駆動する駆動手段と、
この駆動手段による上記駆動と上記滴下ノズルからの液滴の滴下とを制御して上記シール剤によって囲まれる領域に上記液滴を滴下させるとともに、上記領域内に上記シール剤に沿って滴下される液滴のうち、上記領域の隅部に位置する液滴の大きさを上記シール剤に沿って滴下される他の液滴よりも大きくして滴下させる制御装置と
を具備したことを特徴とする基板の組立て装置にある。
上記シール剤は矩形枠状に塗布されることが好ましい。
この発明は、互いに貼り合わされる2枚の基板のいずれかに液状物質を滴下する滴下方法において、
上記2枚の基板のいずれかに隅部を有する枠状にシール剤を塗布することによって囲まれる領域に上記液状物質を液滴にして所定の配置パターンで滴下する工程と、
上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部のうちの隅部のみに上記液滴を滴下する工程と
を具備したことを特徴とする液状物質の滴下方法にある。
上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を滴下するとともに、この隅部に滴下する液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも小さくすることが好ましい。
上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を滴下するとともに、この隅部に滴下する液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも大きくすることが好ましい。
上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を複数滴ずつ滴下するとともに、この隅部に滴下する各液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも小さくすることが好ましい。
上記シール剤は矩形枠状に塗布されることが好ましい。
この発明は、互いに貼り合わされる2枚の基板のいずれかに液状物質を滴下する滴下方法において、
上記2枚の基板のいずれかに隅部を有する枠状にシール剤を塗布することによって囲まれる領域に上記液状物質を液滴にして滴下する工程と、
上記領域内に上記シール剤に沿って滴下される液滴のうち、上記領域の隅部に位置する液滴の大きさを上記シール剤に沿って滴下される他の液滴よりも大きくして滴下する工程と
を具備したことを特徴とする液状物質の滴下方法にある。
上記領域には、上記液滴を所定の配置パターンで滴下するとともに、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部には上記シール剤に沿って所定間隔で、かつ周辺部の隅部の液滴を、この周辺部の他の液滴よりも大きくして滴下することが好ましい。
上記領域には、上記液滴を所定の配置パターンで滴下するとともに、この配置パターンの隅部に滴下する液滴を他の液滴よりも大きくすることが好ましい。
上記シール剤は矩形枠状に塗布されることが好ましい。
この発明は、互いに貼り合わされる2枚の基板のいずれかに液状物質を滴下する滴下装置において、
上記2枚の基板のいずれかに隅部を有する枠状にシール剤を塗布することによって囲まれる領域に上記液状物質を液滴にして滴下する滴下ノズルと、
この滴下ノズルと上記液滴が滴下される基板とを水平方向に相対的に駆動する駆動手段と、
この駆動手段による上記駆動と上記滴下ノズルからの液滴の滴下とを制御して上記領域に上記液滴を所定の配置パターンで滴下させるとともに、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部のみに上記液滴を滴下させる制御装置と
を具備したことを特徴とする液状物質の滴下装置にある。
上記シール剤は矩形枠状に塗布されることが好ましい。
この発明は、互いに貼り合わされる2枚の基板のいずれかに液状物質を滴下する滴下装置において、
上記2枚の基板のいずれかに隅部を有する枠状にシール剤を塗布することによって囲まれる領域に上記液状物質を液滴にして滴下する滴下ノズルと、
この滴下ノズルと上記液滴が滴下される基板とを水平方向に相対的に駆動する駆動手段と、
この駆動手段による上記駆動と上記滴下ノズルからの液滴の滴下とを制御して上記領域に上記液滴を滴下させるとともに、上記領域内に上記シール剤に沿って滴下される液滴のうち、上記領域の隅部に位置する液滴の大きさを上記シール剤に沿って滴下される他の液滴よりも大きくして滴下させる制御装置と
を具備したことを特徴とする液状物質の滴下装置にある。
上記シール剤は矩形枠状に塗布されることが好ましい。
この発明によれば、減圧雰囲気下で貼り合わされた基板間に液状物質をほぼ均一に分布させることができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の第1の実施の形態に係る基板の組立て装置1の概略的構成を示す。この組立て装置1はシール剤の塗布装置2を備えている。この塗布装置2には液晶表示パネルを構成する第1の基板3と第2の基板4のうちの一方、たとえば第1の基板3が供給される。
上記塗布装置2は、図2(a)に示すようにX、Y及びZ方向に駆動される塗布ノズル5及び上記第1の基板3が供給載置される第1のテーブル6を備えている。第1の基板3が第1のテーブル6上に供給されると、上記塗布ノズル5がZ方向に下降して先端を第1の基板3の上面(内面)に所定の間隔で対向させた後、予め設定された座標に基いてX、Y方向に駆動される。それによって、図2(b)に示すように、上記第1の基板3にはシール剤7が複数の矩形枠状、この実施の形態では3つの矩形枠状に塗布される。
シール剤7が塗布された第1の基板3は滴下装置11に搬送される。この滴下装置11は、図3に示すように上記第1の基板3が載置される第2のテーブル12、この第2のテーブル12に載置された第1の基板3に液状物質としての液晶を所定のパターンで滴下供給する滴下ノズル13とを有する。
上記滴下ノズル13は上端が開口し内部に上記液晶が収容される容器14を有する。この容器14の上端開口は蓋体15によって閉塞される。この蓋体15には容器14内の液晶を加圧する気体を供給する加圧管16が接続されている。この加圧管16には加圧気体を容器14内に間欠的に供給する開閉弁16aが設けられている。
上記蓋体15には調整弁17がスライド可能に設けられている。この調整弁17は上記蓋体15に設けられたアクチュエー夕18によって上下方向に駆動されるようになっている。
図4に示すように、上記容器14の下端にはノズル口体19が設けられている。このノズル口体19は上下方向に駆動される上記調整弁17の先端部に形成された弁体17aによって開度が制御されるようになっている。弁体17aによって上記ノズル口体19の開度を制御すれば、このノズル口体19から第1の基板3に滴下される液晶の液滴の大きさ、つまり液滴量を調整することができる。
上記第2のテーブル12は第1の駆動源21によってX、Y方向に駆動されるようになっており、上記容器14は第2の駆動源22によってX、Y、Z方向のうち、少なくともZ方向に駆動されるようになっている。つまり、第2のテーブル12と滴下ノズル13とは、上記第1、第2の駆動源21、22によって相対的に水平方向及び上下方向に駆動されるようになっている。
上記開閉弁16a、アクチュエータ18、第1の駆動源21及び第2の駆動源22は制御装置23によって制御される。すなわち、シール剤7が塗布された第1の基板3が上記第2のテーブル12上に供給載置されると、上記第2の駆動源22によって上記滴下ノズル13がZ方向の所定の高さまで下降方向に駆動される。それと同時に、アクチュエータ18によって調整弁17が制御され、ノズル口体19の開度が設定される。
ついで、第2のテーブル12が第1の駆動源21により、制御装置23に予め設定された座標に基づいてX、Y方向に駆動される。ノズル口体19が所定の座標に位置すると、上記開閉弁16aが開き、加圧気体が容器14内に供給される。
それによって、上記第1の基板3の上記シール剤7によって囲まれた矩形枠状の領域R内に、図6に示すように液晶が所定の大きさの複数の第1の液滴L1として所定の配置パターンPで滴下供給される。この実施の形態では、第1の液滴L1はシール剤7によって囲まれた矩形枠状の領域R内に行方向及び列方向に対して等間隔の行列状の配置パターンPで滴下される。
図6に示すように、上記シール剤7によって囲まれた領域R内に、液晶を第1の液滴L1として所定の行列状の配置パターンPで滴下供給したならば、この配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部に上記滴下ノズル13を順次位置決めし、その四隅部に第2の液滴L2 をそれぞれ1滴ずつ供給滴下する。なお、上述した所定の行列状の配置パターンPは、シール剤7によって囲まれた矩形枠状の領域Rより小さな相似形となっている。
上記第2の液滴L2の大きさは上記第1の液滴L1よりも小さく設定される。つまり、シール剤7 によって囲まれた領域Rの四隅部に第2の液滴L2を滴下ノズル13によって滴下するときには、第1の液滴L1を滴下するときよりも、調整弁17によるノズル口体19の開度が小さくなるよう、つまり液滴量が少なくなるよう制御装置23によってアクチュエータ18が駆動制御される。それによって、後述するごとく2枚の基板3、4を減圧雰囲気下で貼り合わせると、これら基板3、4間に液晶をほぼ均一に分散させることができる。
シール剤7が塗布されるとともに第1、第2の液滴L1、L2が滴下された第1の基板3と、上記第2の基板4とは、貼り合わせ装置31によって貼り合わされる。この貼り合わせ装置31は、図5(a)に示すように減圧ポンプ32によって減圧されるチャンバ33を有し、このチャンバ33の一側にはシャッタ34によって開閉される出し入れ口35が形成されている。
上記チャンバ33内にはX、Y及びθ方向に駆動されるテーブル36が設けられ、このテーブル36の上方にはZ方向に駆動されるチャック37が設けられている。上記テーブル36には上記第1の基板3が内面を上方に向けて保持され、上記チャック37には上記第2の基板4が外面(上面)を吸着されることで、内面を下方に向けて保持される。
第1の基板3と第2の基板4とが上記貼り合わせ装置31のチャンバ33内に供給されると、このチャンバ33の出し入れ口35がシャッタ34によって気密に閉塞された後、減圧ポンプ32によってこのチャンバ33内を所定の圧力に減圧する。
ついで、第1の基板3が第2の基板4に対してX、Y及びθ方向に位置決めされた後、第2の基板4が下降して第1の基板3に対して所定の圧力で押圧され貼り合わされる。その後、チャンバ33内を大気圧に戻す。これにより、シール剤7を介して貼り合わされた2枚の基板3、4には内圧と外圧との差圧による加圧力が作用し、第1の基板3と第2の基板4とはシール剤7を圧縮して基板3、4間に配置された不図示のスペーサによって規定されるμmオーダの基板間隔が形成される。その後、紫外線の照射や加熱によってシール剤7が硬化され、図5(b)に示すようにこれら基板3、4間に第1の液滴L1と第2の液滴L2として滴下供給された液晶が封止されることになる。
第1の基板3のシール剤7によって囲まれた領域R内には、第1の液滴L1を行列状の配置パターンPで滴下し、第2の液滴L2を上記配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部にそれぞれ1滴ずつ滴下するようにした。
シール剤7によって囲まれた領域Rに液晶を第1の液滴L1によって行列状の配置パターンPで滴下供給するだけでは、二枚の基板3、4を貼り合わせたときに、上記領域Rの上記第1の液滴L1の配置パターンPから外れた周辺部には、第1の液滴L1の配置パターンPの箇所に比べて液晶が拡がり難い。周辺部のうちでも、とくに領域Rの四隅部には液晶がさらに拡がり難いということがある。
その理由の1つとしては、第1の液滴L1を行列状の配置パターンPで滴下すると、図6に示すように、その配置パターンPの最外周部に位置する第1の液滴L1からシール剤7によって囲まれた領域Rの内周側緑までの距離d1が隣り合う第1の液滴L1間の距離Dの2分の1よりも大きくなることがある。さらに、配置パターンPの四隅部に位置する第1の液滴L1から矩形枠状のシール剤7のコーナCまでの距離d2の方が上記d1よりもさらに大きくなる。つまり、D/2<d1<d2となる。
そのため、2枚の基板3、4を減圧雰囲気下で貼り合わせると、シール剤7によって囲まれた領域Rのうち、液晶は上記配置パターンPを形成する第1の液滴L1から最大距離にある矩形枠状のシール剤7のコーナCに最も到達し難くいと考えられる。
そこで、この発明の1つの実施の形態では、シール剤7によって囲まれた領域Rに第1の液滴L1を所定の配置パターンPとして行列状に滴下供給するだけでなく、この配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部にそれぞれ第2の液滴L2を滴下するようにした。
そのため、2枚の基板3、4を貼り合わせると、四隅部に滴下供給された第2の液滴L2がシール剤7によって囲まれた領域Rの四隅部のコーナCに確実に流れるから、これらの基板3、4間に液晶をほぼ均一に分布させることができる。
四隅部に滴下供給する上記第2の液滴L2の大きさを、行列状の配置パターンPで滴下供給する上記第1の液滴L1よりも小さくした。そのため、2枚の基板3、4を貼り合わせたときに、第2の液滴L2がシール剤7によって囲まれた領域Rの四隅部に向かって勢いよく流れたり、四隅部における液晶の単位面積当たりの供給量が他の部分よりも多くなるのを防止できる。
その結果、2枚の基板3、4を貼り合わせたときに、上記領域Rの四隅部のコーナCの部分のシール剤7が第2の液滴L2の圧力で破れることを防止できるから、2枚の基板3、4の貼り合わせをシール剤7の損傷を招くことなく確実に行なうことが可能となる。
このように、2枚の基板3、4間に液晶をほぼ均一に分布させることができれば、基板3、4を貼り合わせた後、これら基板3、4が内圧と外圧との差圧を受けても、基板3、4のシール剤7によって囲まれた領域RのパターンPから外れた周辺部、とくに四隅部が他の部分よりも大きく撓むのを防止することができる。
しかも、基板3、4の撓みが防止されるため、従来のように撓んだ基板3、4が復元することによってシール剤7が引張り力を受けて損傷するのを防止できる。
なお、第2の液滴L2の最適量は、第1の液滴L1の量、配置パターンP、上述した距離D、d1、d2等によって変化するが、これは実験等によって求めることができる。
図7はこの発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態はシール剤7によって囲まれた領域Rの、配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部に設けられる液滴L21の大きさを、配置パターンPを形成する液滴L1よりも大きくした。
すなわち、領域Rに対して配置パターンPを設定する場合、領域Rの面積に対する配置パターンPの面積の大きさの割合を変えることがある。図7では、図6に示す場合に比べて領域Rの面積に対する配置パターンPの面積の割合を小さくしている。このように、面積の割合を変えると、配置パターンPの四隅部に位置する第1の液滴L1からシール剤7のコーナCまでの距離d2も当然変化する。
領域Rの面積と、配置パターンPの面積との大きさの差が小さい場合には、距離d2も小さいから、図6に示すように配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部に設けられる第2の液滴L2の大きさを、配置パターンPを形成する液滴L1よりも小さくすることで、上記コーナCに液晶を均一に分布させることが可能となる。
しかしながら、領域Rの面積と、配置パターンPの面積との差が大きい場合には、上記距離d2が大きくなる。したがって、上記距離d2が所定以上大きさになったときには、図7に示すように配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部に設けられる第2の液滴L21の大きさを、配置パターンPを形成する第1の液滴L1よりも大きくする。それによって、上記コーナCまで液晶を均一に分布させることが可能となる。
なお、上記距離d2 によっては、第2の液滴L21を第1の液滴L1とほぼ同じ大きさにした方がよい場合もある。
図8(a)〜(c)はこの発明の第3の実施の形態を示す。上述した実施の形態では、シール剤7によって囲まれた領域Rの、パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部に1つの液滴L2 、L21を設けるものであったが、この実施の形態では複数の第2の液滴を設けるようにした。
すなわち、図8(a)は2つの第2の液滴L22を配置パターンPの四隅部(角部)に位置する第1の液滴L1と、コーナCとを結ぶ直線41に対して対称に設けた。同図(b)は図8(a)に示す配置の2つの第2の液滴L23に加えてさらに上記直線41上に1つの第2の液滴L23を設けることで、合計3つとした。図8(c)は上記直線41を挟んで2つの第2の液滴L24と、直線41上に2つの第2の液滴L24とを設けることで、合計4つとした。
複数に分割されたそれぞれの第2の液滴L22〜L24は、配置パターンPを形成する第1の液滴L1よりも小さく設定されている。この実施の形態では、第2の液滴L22を2つ設けた場合には、液滴量において、2つの第2の液滴L22の合計の量が図6或いは図7に示した1つの第2の液滴L2 またはL21の量にほぼ等しくなるように設定され、3つの場合は3つの第2の液滴L23の総量が1つの第2の液滴L2またはL21の量にほほ等しくなるように設定されている。同様に、4つの場合は4つの第2の液滴L24の総量が1つの第2の液滴L2 またはL21の量にほぼ等しくなるように設定されている。つまり、第2の液滴L22〜L24の大きさの関係は、L22>L23>L24となる。
このように、シール剤7によって囲まれた領域Rの、パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部に1つ当たりの大きさが第2の液滴L2またはL21に比べて数分の1の大きさに分割された複数の第2の液滴L22〜L24を設けるようにした。
そのため、第1の基板3と第2の基板4とを貼り合わせる際、第2の液滴L22〜L24は第2の液滴L2またはL21に比べて押し潰される度合が小さくなるから、押し潰された1つの第2の液滴L22〜L24が拡がる範囲(面積)も小さくなる。それによって、押し潰された第2の液滴L22〜L24が第1の基板3上で拡がる範囲が予測し易くなるから、第2の液滴L22〜L24がシール剤7を損傷することなく、しかも領域Rの四隅部まで均一に分布するよう、配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部にそれぞれ複数の第2の液滴L22〜L24を設けることが可能となる。
なお、この実施の形態では、第2の液滴L22〜L24を2〜4つに分割した場合について説明したが、その数は限定されるものでなく、5つ以上であっても差し支えない。
また、領域Rの所定パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部それぞれに滴下する複数の第2の液滴L22〜L24の滴下位置を、上記直線41に対して対称或いは上記直線41上に設定した場合について説明したが、この位置に限定されるものでなく、たとえば上記直線41を挟んで千鳥配置としてもよい。
図9はこの発明の第4の実施の形態を示す。この実施の形態は、シール剤7によって囲まれた領域Rの配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部には第2の液滴は設けずに、配置パターンPの四隅部に位置する第1の液滴L11を、この配置パターンPの他の第1の液滴L1 よりも大きくした。
配置パターンPの四隅部に位置する第1の液滴L11を、他の第1の液滴L1よりも大きくすれば、基板3、4を貼り合わせる際に、四隅部の液滴L11がシール剤7のコーナCに向かって流れるから、コーナCでの液晶の不足を補うことができ、基板3、4間に液晶を均一に分布させることが可能となる。
図10はこの発明の第5の実施の形態を示す。第1の実施の形態では、第1の基板3のシール剤7によって囲まれた領域R内の四隅部だけに第2の液滴L2をそれぞれ1滴ずつ滴下したが、この実施の形態では、図10に示すように、上記領域Rの第1の液滴L1の配置パターンPから外れた周辺部に、第2の液滴を周方向に沿って所定の間隔で滴下する。ここで、周辺部に設けられる第2の液滴のうち、四隅部に位置する4つの液滴を除く他の液滴をL25とし、上記4つの液滴をL26とする。
第2の液滴L25、L26の大きさは、配置パターンPを形成する第1の液滴L1よりも小さく、しかも第2の液滴のうち、四隅部に位置する各第2の液滴L26は他の第2の液滴L25よりもわずかに大きく設定されている。つまり、領域Rの配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部に位置する第2の液滴L26を、この周辺部の他の第2の液滴L25よりも大きくした。
このように、配置パターンPから外れた周辺部のうちの四隅部を含む全長に第2の液滴L25、L26を周方向に所定間隔で滴下供給すれば、第2の液滴L25、L26がシール剤7によって囲まれた領域Rの全体にわたって確実に流れるから、上記領域R内全体に液晶をほぼ均一に分散させることができる。
上記領域Rの周辺部に設けられる第2の液滴L25、L26は、周辺部以外の部分に設けられる第1の液滴L1 よりも小さく、しかも第2の液滴うち、四隅部に位置する4つの第2の液滴L26は周辺部の他の第2の液滴L25よりも大きく設定されている。
したがって、二枚の基板3、4を減圧雰囲気下で貼り合わせると、シール剤7によって囲まれた領域Rの四隅部を含む周辺部全体にも液晶を単位面積当たりの供給量がほぼ等しくなるよう、分布させることができる。
とくに、領域Rの四隅部に位置する第2の液滴L26は周辺部の他の部分に位置する第2の液滴L25よりも大きい。そのため、これら第2の液滴L25とL26との大きさの差によって液晶を上記領域Rの四隅部にも、他の部分とほほ同じ量で分布させることができる。
しかも、四隅部を含む周辺部に位置する第2の液滴L25、L26は、第1の液滴L1よりも小さいから、基板3、4の貼り合わせ時に第2の液滴L25、L26が外方に向かって流れる勢いを低減することができる。そのため、シール剤7が第2の液滴L26の流によって受ける圧力により破れたり、変形するのを防止できる。
なお、上述した実施の形態に示したような基板の組立て作業において、第1の基板3に滴下された液晶が未硬化のシール剤に接するとシール剤の成分が溶け出して液晶が汚染される可能性がある場合、以下のようにして基板の組立て作業を行なうことがある。
すなわち、減圧雰囲気下での基板の貼り合わせ時点では、2枚の基板3、4で挟まれた液晶がシール剤まで到達せず、その後貼り合わされた基板3、4が大気圧下に置かれたときに貼り合わされた基板3、4に内圧と外圧との差圧によって加わる加圧力により基板3、4間で液晶が徐々に拡がり、シール剤が硬化された後のタイミングで液晶がシール剤に到達して図5(b)の状態となるようにする。
このような場合にはつぎのようにして行なうとよい。
図6乃至図8に示す例では、第2の液滴L2、L21〜L24の大きさを、図9に示す例では第1の液滴L11の大きさを、図10示す例では第2の液滴L25、L26の大きさを、それぞれ2枚の基板が貼り合わされて液晶が押し潰されて拡がったときでも、液晶がシール剤到達することなくシール剤に近接する位置まで領域R内で均一に分布する適度な大きさに設定する。
このような液滴の大きさは、配置パターンPの四隅部に位置する第1の液滴L1からシール剤のコーナCまでの距離d2の大きさに基づいて予測することが可能であり、たとえば、距離d2が大きければ距離d2が小さい場合に比べて上記液滴の大きさは大きくなる。
このようにすることで、減圧雰囲気下での基板の貼り合せ時点では、領域R内において液晶をシール剤に到達させることなく、極力シール剤に近接する位置まで均一な拡がりで分布させることができる。これにより、第1の基板3に滴下された液晶が未硬化のシール剤に接することが回避できるので、シール剤に含まれた成分が液晶に溶け出して液晶が汚染されることが防止できる。しかも、従来技術で述べたような基板の撓みに起因するシール剤の亀裂や破れを極力防止することができる。それによって、製造される液晶表示パネルの品質の信頼性を向上させることができる。
なお、この場合、第3の実施の形態のように、シール剤で囲まれた領域Rの四隅部に滴下する第2の液滴を複数に分けて滴下した方が、第1及び第2の実施の形態のように一箇所に滴下する場合に比べて、第2の液晶が2枚の基板3、4間で押し潰されて拡がる範囲を予測し易くなり好ましい。
上記各実施の形態では、第1の基板3にシール剤7を塗布するとともに、この第1の基板3に第1、第2の液滴を滴下供給するようにしたが、第1、第2の基板3、4のどちらか一方にシール剤7を塗布し、他方に液晶を滴下供給するようにしてもよい。つまり、シール剤が塗布されていない他方の基板であっても、一方の基板に塗布されるシール剤によって規定される領域に対応する範囲を設定することができるから、この他方の基板に液晶を所定の配置パターンで滴下することができる。
一対の基板間に設けられる液状物質としては液晶に限らず、他の液状物質であってもよく、要はシール剤によって所定間隔で貼り合わされる2枚の基板間に充填される液状物質であればよい。
1つの滴下位置に滴下する1つの液滴は、滴下ノズルからの1回の滴下によって設けるものであっても、複数回の滴下によって設けるものであってもよい。
シール剤は隅部を有する枠状に塗布されればよく、この実施の形態では矩形枠状にしたが、他の多角形枠状であってもよい。
シール剤の塗布工程と、液晶の滴下工程はどちらが先に行なわれるものであってもよい。
この発明の第1の実施の形態に係る組立て装置の概略を説明するための図。 (a)はシール剤の塗布装置の概略図、(b)はシール剤が塗布された基板の平面図。 液晶の滴下装置の概略図。 滴下装置の滴下ノズルの拡大断面図。 (a)は貼り合わせ装置の概略図、(b)は貼り合わされた2枚の基板の一部を示す拡大断面図。 第1の基板に塗布される第1の液滴と第2の液滴との滴下状態の説明図。 この発明の第2の実施の形態を示す第1の基板に滴下される第1の液滴と第2の液滴との説明図。 (a)〜(c)はこの発明の第3の実施の形態を示す配置パターンから外れた周辺部のうちの四隅に滴下される第2の液滴の説明図。 この発明の第4の実施の形態を示す第1の基板に滴下される第1の液滴と第2の液滴との説明図。 この発明の第2の実施の形態を示す第1の液滴と第2の液滴との滴下状態の説明図。
符号の説明
2…塗布装置、3…第1の基板、4…第2の基板、11…滴下装置、31…貼り合わせ装置。

Claims (26)

  1. 2枚の基板のいずれかにシール剤を隅部を有する枠状に塗布する塗布工程と、
    上記2枚の基板のいずれかに液状物質を液滴にして所定の配置パターンで滴下するとともに、上記シール剤によって囲まれる領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部のみに液状物質を滴下する滴下工程と、
    上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ工程と、
    を具備したことを特徴とする基板の組立て方法。
  2. 上記滴下工程では、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を滴下するとともに、この隅部に滴下する液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも小さくすることを特徴とする請求項1記載の基板の組立て方法。
  3. 上記滴下工程では、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を滴下するとともに、この隅部に滴下する液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも大きくすることを特徴とする請求項1記載の基板の組立て方法。
  4. 上記滴下工程では、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を複数滴ずつ滴下するとともに、この隅部に滴下する各液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも小さくすることを特徴とする請求項1記載の基板の組立て方法。
  5. 上記シール剤は矩形枠状に塗布されることを特徴とする請求項1記載の基板の組立て方法。
  6. 2枚の基板のいずれかにシール剤を隅部を有する枠状に塗布する塗布工程と、
    上記2枚の基板のいずれかの上記シール剤によって囲まれる領域に上記液状物質を液滴にして滴下するとともに、上記領域内に上記シール剤に沿って滴下される液滴のうち、上記領域の隅部に位置する液滴の大きさを上記シール剤に沿って滴下される他の液滴よりも大きくして滴下する滴下工程と、
    上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ工程と、
    を具備したことを特徴とする基板の組立て方法。
  7. 上記滴下工程は、上記シール剤によって囲まれる領域に上記液滴を所定の配置パターンで滴下する工程と、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部に上記シール剤に沿って所定間隔で上記液滴を滴下するとともに、上記周辺部の四隅部の液滴を、この周辺部の他の液滴よりも大きくして滴下する工程とを有することを特徴とする請求項6記載の基板の組立て方法。
  8. 上記滴下工程では、上記シール剤によって囲まれる領域に上記液滴を所定の配置パターンで滴下するとともに、この配置パターンの隅部に滴下する液滴を他の液滴よりも大きくすることを特徴とする請求項6記載の基板の組立て方法。
  9. 上記シール剤は矩形枠状に塗布されることを特徴とする請求項6記載の基板の組立て方法。
  10. 2枚の基板のどちらかにシール剤を隅部を有する枠状に塗布する塗布装置と、
    滴下ノズルを有し、この滴下ノズルから上記2枚の基板のどちらかに液状物質を液滴にして滴下する滴下装置と、
    上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ装置と、
    上記滴下ノズルと上記液滴が滴下される基板とを水平方向に相対的に駆動する駆動手段と、
    この駆動手段による上記駆動と上記滴下ノズルからの液滴の滴下とを制御して上記2枚の基板のいずれかに上記液滴を所定の配置パターンで滴下させるとともに、上記シール剤によって囲まれる領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部のみに上記液滴を滴下させる制御装置と
    を具備したことを特徴とする基板の組立て装置。
  11. 上記シール剤は矩形枠状に塗布されることを特徴とする請求項10記載の基板の組立て装置。
  12. 2枚の基板のどちらかにシール剤を隅部を有する枠状に塗布する塗布装置と、
    滴下ノズルを有し、この滴下ノズルから上記2枚の基板のどちらかに液状物質を液滴にして滴下する滴下装置と、
    上記2枚の基板を減圧雰囲気下で貼り合わせる貼り合わせ装置と、
    上記滴下ノズルと上記液滴が滴下される基板とを水平方向に相対的に駆動する駆動手段と、
    この駆動手段による上記駆動と上記滴下ノズルからの液滴の滴下とを制御して上記2枚の基板のいずれかの上記シール剤によって囲まれる領域に上記液滴を滴下させるとともに、上記領域内に上記シール剤に沿って滴下される液滴のうち、上記領域の隅部に位置する液滴の大きさを上記シール剤に沿って滴下される他の液滴よりも大きくして滴下させる制御装置と
    を具備したことを特徴とする基板の組立て装置。
  13. 上記シール剤は矩形枠状に塗布されることを特徴とする請求項12記載の基板の組立て装置。
  14. 2枚の基板のいずれかに液状物質を滴下する滴下方法において、
    上記2枚の基板のいずれかに隅部を有する枠状にシール剤を塗布することによって囲まれる領域に上記液状物質を液滴にして所定の配置パターンで滴下する工程と、
    上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部のうちの隅部のみに上記液滴を滴下する工程と
    を具備したことを特徴とする液状物質の滴下方法。
  15. 上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を滴下するとともに、この隅部に滴下する液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも小さくすることを特徴とする請求項14記載の液状物質の滴下方法。
  16. 上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を滴下するとともに、この隅部に滴下する液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも大きくすることを特徴とする請求項14記載の液状物質の滴下方法。
  17. 上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部の隅部に液滴を複数滴ずつ滴下するとともに、この隅部に滴下される各液滴の大きさを、上記配置パターンを形成する液滴よりも小さくすることを特徴とする請求項14記載の液状物質の滴下方法。
  18. 上記シール剤は矩形枠状に塗布されることを特徴とする請求項14記載の液状物質の滴下方法。
  19. 2枚の基板のいずれかに液状物質を滴下する滴下方法において、
    2枚の基板のいずれかに隅部を有する枠状にシール剤を塗布することによって囲まれる上記領域に上記液状物質を液滴にして滴下する工程と、
    上記領域内に上記シール剤に沿って滴下される液滴のうち、上記領域の隅部に位置する液滴の大きさを上記シール剤に沿って滴下される他の液滴よりも大きくして滴下する工程と
    を具備したことを特徴とする液状物質の滴下方法。
  20. 上記領域には、上記液滴を所定の配置パターンで滴下するとともに、上記領域の上記配置パターンから外れた周辺部には上記シール剤に沿って所定間隔で、かつ周辺部の隅部の液滴を、この周辺部の他の液滴よりも大きくして滴下することを特徴とする請求項19記載の液状物質の滴下方法。
  21. 上記領域には、上記液滴を所定の配置パターンで滴下するとともに、この配置パターンの隅部に滴下する液滴を他の液滴よりも大きくすることを特徴とする請求項19記載の液状物質の滴下方法。
  22. 上記シール剤は矩形枠状に塗布されることを特徴とする請求項19記載の液状物質の滴下方法。
  23. 2枚の基板のいずれかに液状物質を滴下する滴下装置において、
    上記2枚の基板のいずれかに隅部を有する枠状にシール剤を塗布することによって囲まれる領域に上記液状物質を液滴にして滴下する滴下ノズルと、
    この滴下ノズルと上記液滴が滴下される基板とを水平方向に相対的に駆動する駆動手段と、
    この駆動手段による上記駆動と上記滴下ノズルからの液滴の滴下とを制御して上記領域に上記液滴を所定の配置パターンで滴下させるとともに、上記領域の上記所定の配置パターンから外れた周辺部の隅部のみに上記液滴を滴下させる制御装置と
    を具備したことを特徴とする液状物質の滴下装置。
  24. 上記シール剤は矩形枠状に塗布されることを特徴とする請求項23記載の液状物質の滴下装置。
  25. 2枚の基板のいずれかに液状物質を滴下する滴下装置において、
    上記2枚の基板のいずれかに隅部を有する枠状にシール剤を塗布することによって囲まれる領域に上記液状物質を液滴にして滴下する滴下ノズルと、
    この滴下ノズルと上記液滴が滴下される基板とを水平方向に相対的に駆動する駆動手段と、
    この駆動手段による上記駆動と上記滴下ノズルからの液滴の滴下とを制御して上記領域に上記液滴を滴下させるとともに、上記領域内に上記シ−ル剤に沿って滴下される液滴のうち、上記領域の隅部に位置する液滴の大きさを上記シール剤に沿って滴下される他の液滴よりも大きくして滴下させる制御装置と
    を具備したことを特徴とする液状物質の滴下装置。
  26. 上記シール剤は矩形枠状に塗布されることを特徴とする請求項25記載の液状物質に滴下装置。
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