JP2004177262A - 吐出機能液の重量測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器 - Google Patents

吐出機能液の重量測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】受け容器の取扱い性や機能液の再利用性を損なうことなく、機能液の重量を精度良く測定することができる吐出機能液の重量測定装置およびこれを備えた液滴吐出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】機能液滴吐出ヘッド30から吐出した機能液の重量を測定する吐出機能液の重量測定装置24において、機能液滴吐出ヘッド30から吐出した機能液を受ける受け容器111と、受け容器111を介して吐出した機能液の重量を測定する測定手段113と、を備え、受け容器111には、容器内部に吐出した機能液を吸収保持する機能液吸収材152が充填されている。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットヘッドに代表される機能液滴吐出ヘッドから吐出される機能液の重量を測定する吐出機能液の重量測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の重量測定装置は、機能液滴吐出ヘッドの全ノズルから吐出した機能液を受ける受け容器と、受け容器を介して吐出した機能液の重量を測定する電子天秤とを備えており、電子天秤に備える演算装置により、電子天秤により測定された機能液のヘッド当たりの重量や一滴の機能液(機能液滴)の平均重量を求めるようにしている。これにより、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良(ドット抜け)や、機能液滴の量、すなわち機能液滴吐出ヘッドの駆動電圧が適切か否かを判断できるようになっている。
また、受け容器には、オイル等の比重の軽い不揮発性溶剤が貯留されており、吐出した機能液の表面を覆って機能液の揮発を防止し、機能液の重量を精度良く測定できるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−317452号(第2頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の重量測定装置では、受け容器に不揮発性溶剤が貯留されているため、溜まった機能液の廃棄作業等において、受け容器の取り扱いが煩雑になる(機能液等がこぼれる)問題があった。また、重量測定装置をオイルフリーのクリーンルーム等で使用する場合には、好ましくないものとなる。さらに、不揮発性溶剤と機能液とが混ざり合うため、機能液の再利用が不可能になる問題があった。
【0005】
本発明は、受け容器の取扱い性や機能液の再利用性を損なうことなく、機能液の重量を精度良く測定することができる吐出機能液の重量測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の吐出機能液の重量測定装置は、機能液滴吐出ヘッドから吐出した機能液を受けてその重量を測定する吐出機能液の重量測定装置において、機能液滴吐出ヘッドから吐出した機能液を受ける受け容器と、受け容器を介して吐出した機能液の重量を測定する測定手段と、を備え、受け容器は、上端が開放されると共に、容器内部に吐出した機能液を吸収保持する機能液吸収材が充填されていることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、受け容器の内部に、吐出した機能液を吸収保持する機能液吸収材が充填されているため、機能液滴吐出ヘッドから吐出した機能液は、機能液吸収材の表面に着弾(滴下)した瞬間にこれに吸収保持される。このため、機能液の飛散および気化のよる機能液の減量が抑制され、機能液滴吐出ヘッドから吐出した機能液の重量を精度良く測定することができる。また、受け容器が受けた機能液は、機能液吸収材に保持されるため、機能液の廃棄の際にこれがこぼれることがなく、且つ機能液吸収材から絞り出すことで機能液を再利用することができる。なお、測定手段として、電子天秤を用いることが好ましい。
【0008】
この場合、機能液吸収材は、ポリビニルアルコールの連続多孔質体で構成されていることが、好ましい。
【0009】
この構成によれば、機能液吸収材が高い液体保持力を有するため、機能液の飛散および気化による機能液の減量が、より一層抑制されると共に、その耐薬品性により各種の機能液に適用させることができる。
【0010】
これらの場合、機能液吸収材は、その上面が受け容器の上開放端と略面一となるように充填されていることが、好ましい。
【0011】
この構成によれば、機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドのノズル面と、吐出した機能液を直接受ける機能液吸収材の表面と、を極力近づけることができるため、いわゆるサテライト(主吐出粒と共に吐出される霧状の機能液)や飛散(バウンドによる飛散)による機能液の減量を抑制することができる。
【0012】
これらの場合、機能液吸収材の上面は、機能液滴吐出ヘッドのノズル面とほぼ同一の平面形状を有していることが、好ましい。
【0013】
この構成によれば、吐出した機能液を受けるための最低限の表面積を確保した状態で、機能液吸収材の表面積(上面の)を極力小さくすることができ、機能液の気化を極力抑制することができる。
【0014】
これらの場合、受け容器の上開放端を開閉自在に閉蓋する蓋部材と、蓋部材を開閉動作させる開閉機構と、を更に備えることが好ましい。
【0015】
この構成によれば、貯留した機能液の乾燥を防止することができるため、機能液吸収材の吸収性能を損なうことがなく、また増粘や酸化等の機能液の変質を防止することができ、機能液の再利用性を損なうことがない。さらに、装置自体が管理された雰囲気中に設置される場合に、機能液の気化により雰囲気の汚染等を有効に防止することができる。
【0016】
この場合、単一のキャリッジに搭載した複数の機能液滴吐出ヘッドに対応して、複数の受け容器が用意され、且つ複数の受け容器に対応して複数の蓋部材が用意されており、開閉機構は、各蓋部材を個別に開閉動作させることが、好ましい。
【0017】
複数の蓋部材を連結し一体に閉蓋すると、部分的に蓋部材が浮き上がる可能性があるが、この構成によれば、複数の蓋部材が個別に閉蓋されるため、複数の受け容器を個々に気密に閉蓋することができる。
【0018】
これらの場合、単一のキャリッジに搭載した複数の機能液滴吐出ヘッドに対応して、複数の受け容器が用意されており、複数の機能液滴吐出ヘッドの並びに対応して、複数の受け容器を載置する容器載置台と、容器載置台と測定手段との相互間で、受け容器を1ずつ移載する移載機構を、更に備えることが好ましい。
【0019】
この構成によれば、複数の機能液滴吐出ヘッドに対応して、複数の受け容器を設けた場合に、移載機構により受け容器を1ずつ測定手段に移載してその重量を測定することができる。なお、機能液の重量測定は、機能液を吐出する前と吐出した後との2回(減算して重量を求めるため)行われるため、移載機構による移載動作は、1つの受け容器に対し2往復の動作となる。
【0020】
本発明の液滴吐出装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載の吐出機能液の重量測定装置と、機能液滴吐出ヘッドと、機能液滴吐出ヘッドを移動させる移動テーブルと、を備えたことを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、重量測定装置により、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良や駆動電圧を常に適正に管理することができるため、安定な機能液吐出と高い描画精度を維持することができる。
【0022】
この場合、機能液滴吐出ヘッドの全ノズルからの機能液吸引を行う吸引ユニットと、機能液滴吐出ヘッドのノズル面をワイピングするワイピングユニットと、重量測定装置、吸引ユニットおよびワイピングユニットを、機能液滴吐出ヘッドの移動方向に直交する方向に一体として移動させる移動機構とを、更に備えることが好ましい。
【0023】
この構成によれば、移動機構により、重量測定装置、吸引ユニットおよびワイピングユニットを一体として移動させることができるため、メンテナンス位置に移動してきた機能液滴吐出ヘッドに対し、これらメンテナンス系の装置を効率良く臨ませることができる。例えば、重量測定によって、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良が検出された場合には、機能液滴吐出ヘッドを移動させることなく、機能液滴吐出ヘッドの機能液吸引およびワイピングを連続して行うことができる。
【0024】
本発明の電気光学装置は、上記した液滴吐出装置を用い、機能液滴吐出ヘッドからワーク上に機能液滴を吐出して成膜部を形成したことを特徴とする。
【0025】
同様に、本発明の電気光学装置の製造方法は、上記した液滴吐出装置を用い、機能液滴吐出ヘッドからワーク上に機能液滴を吐出して成膜部を形成することを特徴とする。
【0026】
これらの構成によれば、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良や駆動電圧が常に適正に管理された液滴吐出装置を用いて製造されるため、信頼性の高い電気光学装置製造することが可能となる。なお、電気光学装置としては、液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)装置、電子放出装置、PDP(Plasma Display Panel)装置および電気泳動表示装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。
【0027】
本発明の電子機器は、上記した電気光学装置または上記した電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置を、搭載したことを特徴とする。
【0028】
この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明を適用した液滴吐出装置の外観斜視図、図2は、本発明を適用した液滴吐出装置の正面図、図3は、本発明を適用した液滴吐出装置の右側面図である。詳細は後述するが、この液滴吐出装置は、特殊なインクや発光性の樹脂液等の機能液を機能液滴吐出ヘッドに導入して、基板等のワーク上に機能液滴による成膜部を形成するものである。
【0030】
図1ないし図3に示すように、液滴吐出装置1は、機能液を吐出するための吐出手段2と、吐出手段2のメンテナンスを行うメンテナンス手段3と、吐出手段2に機能液を供給すると共に不要となった機能液を回収する機能液供給回収手段4と、上記の各手段を駆動・制御するための圧縮エアーを供給するエアー供給手段5(加圧手段)と、を備えている。そして、これらの各手段は、図外の制御手段により、相互に関連付けられて制御される。
【0031】
図1ないし図4に示すように、吐出手段2およびメンテナンス手段3のフラッシングユニット25(後述する)は、アングル材を方形に組んで構成した架台11の上部に固定した石定盤12の上に配設されており、機能液供給回収手段4およびエアー供給手段5の大部分は、架台11に添設されたキャビネット形式の機台13に組み込まれている。機台13には、大小2つの収容室14、15が形成されており、大きいほうの収容室14には機能液供給回収手段4のタンク類が収容され、小さいほうの収容室15にはエアー供給手段5の主要部が収容されている。
【0032】
また、機台13上には、機台13の長手方向(すなわちX軸方向)にスライド自在な移動テーブル18が設けられている。そして、移動テーブル18上には広い面積を持つ可動ベース19が固定されており、この可動ベース19には、メンテナンス手段3の主体を為す吸引ユニット21、ワイピングユニット22、ドット抜け検出ユニット23および吐出機能液の重量測定装置である重量測定ユニット24(いずれも後述する)が載置されている。
【0033】
メンテナンス手段3は、機能液滴吐出ヘッド30を保守して、機能液滴吐出ヘッド30が適切に機能液を吐出できるようにするものであり、後述するθテーブル43上に配設した一対のフラッシングボックス26,26を有するフラッシングユニット25を備えると共に、機台13上(可動ベース19上)に、吸引ユニット21、ワイピングユニット22およびドット抜け検出ユニット23を備えている。さらに、機台13上(可動ベース19上)には、吸引ユニット21およびワイピングユニット22と並ぶように配設した重量測定ユニット24を備えている。なお、図4中の符号27は、予備のフラッシングボックスである。
【0034】
一方、液滴吐出装置1の主体を為す吐出手段2は、機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッド30を複数有するヘッドユニット31と、ヘッドユニット31を支持するメインキャリッジ32と、基板であるワークWを載置すると共にワークWを機能液滴吐出ヘッド30に対して相対的に走査させるX・Y移動機構33と、を備えている。
【0035】
X・Y移動機構33は、図1ないし図4に示すように、上記した石定盤12に固定され、ワークWを主走査(X軸方向に移動)させると共にメインキャリッジ32を介してヘッドユニット31を副走査(Y軸方向に移動)させるものであり、且つヘッドユニット31を副走査の延長上に移動させて機台13上のメンテナンス手段3に臨ませるものである。X・Y移動機構33は、石定盤12の長辺に沿う中心線に軸線を合致させて固定したX軸テーブル41と、X軸テーブル41を跨いで、石定盤12の短辺に沿う中心線に軸線を合致させたY軸テーブル51と、を有している。
【0036】
X軸テーブル41は、ワークWをエアー吸引により吸着セットする吸着テーブル42と、吸着テーブル42を支持するθテーブル43と、θテーブル43をX軸方向にスライド自在に支持するX軸エアースライダ44と、θテーブル43を介して吸着テーブル42上のワークWをX軸方向に移動させるX軸リニアモータ(図示省略)と、X軸エアースライダ44に併設したX軸リニアスケール45とで構成されている。機能液滴吐出ヘッド30の主走査は、X軸リニアモータの駆動により、ワークWを吸着した吸着テーブル42およびθテーブル43が、X軸エアースライダ44を案内にしてX軸方向に往復移動することにより行われる。
【0037】
Y軸テーブル51は、メインキャリッジ32を吊設するブリッジプレート52と、ブリッジプレート52を両持ちで且つY軸方向にスライド自在に支持する一対のY軸スライダ53,53と、Y軸スライダ53に併設したY軸リニアスケール54と、一対のY軸スライダ53,53を案内してブリッジプレート52をY軸方向に移動させるY軸ボールねじ55と、Y軸ボールねじ55を正逆回転させるY軸モータ(図示省略)とを備えている。Y軸モータはサーボモータで構成されており、Y軸モータが正逆回転すると、Y軸ボールねじ55を介してこれに螺合しているブリッジプレート52が一対のY軸スライダ53,53を案内にしてY軸方向に移動する。すなわち、ブリッジプレート52の移動に伴い、メインキャリッジ32(ヘッドユニット31)がY軸方向の往復移動を行い、機能液滴吐出ヘッド30の副走査が行われる。
【0038】
ここで、吐出手段2の一連の動作を簡単に説明する。まず、機能液を吐出する前の準備として、吸着テーブル42にセットされたワークWの位置補正およびヘッドユニット31の位置補正が行われる。次に、ワークWをX・Y移動機構33(X軸テーブル41)により主走査(X軸)方向に往復動させると共に、複数の機能液滴吐出ヘッド30を駆動させてワークWに対する機能液滴の選択的な吐出動作が行われる(描画動作)。
【0039】
そして、ワークWを復動させた後、ヘッドユニット31をX・Y移動機構33(Y軸テーブル51)により副走査(Y軸)方向に移動させ、再度ワークWの主走査方向への往復移動と機能液滴吐出ヘッド30の駆動が行われる。なお、本実施形態では、ヘッドユニット31に対して、ワークWを主走査方向に移動させるようにしているが、ヘッドユニット31を主走査方向に移動させる構成であってもよい。また、ヘッドユニット31を固定とし、ワークWを主走査方向および副走査方向に移動させる構成であってもよい。
【0040】
メインキャリッジ32は、上記のブリッジプレート52に下側から固定される外観「I」形の吊設部材61と、吊設部材61の下面に取り付けたθテーブル62と、θテーブル62の下方に吊設するよう取り付けたキャリッジ本体63と、で構成されている。キャリッジ本体63には、ヘッドユニット31を遊嵌するための方形の開口を有しており、ヘッドユニット31を位置決め固定するようになっている。
【0041】
図5および図6(b)に示すように、ヘッドユニット31は、複数(12個)の機能液滴吐出ヘッド30と、複数の機能液滴吐出ヘッド30を搭載するサブキャリッジ71と、各機能液滴吐出ヘッド30のノズル面(ノズル形成面)88を下面に突出させてサブキャリッジ71に取り付けるための、複数(12個)のヘッド保持部材72と、から構成されている。
【0042】
12個の機能液滴吐出ヘッド30は、6個ずつに二分され、ワークWに対して機能液の十分な塗布密度を確保するために所定角度傾けてサブキャリッジ71に配設されている。二分された6個の各機能液滴吐出ヘッド30は、副走査方向(Y軸方向)に対して相互に位置ずれして配設され、副走査方向において各機能液滴吐出ヘッド30のノズル95aが連続(一部重複)するようになっている。なお、機能液滴吐出ヘッド30を専用部品で構成するなどして、ワークWに対して機能液の十分な塗布密度を確保できる場合は、機能液滴吐出ヘッド30をあえて傾けてセットする必要はない。
【0043】
図5に示すように、サブキャリッジ71は、一部が切り欠かれた本体プレート74と、本体プレート74の長辺方向の中間位置に設けた左右一対の基準ピン75,75と、本体プレート74の両長辺部分に取り付けたグリップ付きの左右一対の支持部材76,76と、を備えている。一対の基準ピン75,75は、画像認識を前提として、サブキャリッジ71(ヘッドユニット31)をX軸、Y軸、およびθ軸方向に位置決め(位置認識)するための基準となるものである。
【0044】
各支持部材76は、ヘッドユニット31をメインキャリッジ32に固定する際の固定部位となる。また、サブキャリッジ71には、各機能液滴吐出ヘッド30と中間タンク(図示省略)とを配管接続するための配管ジョイント77が設けられている。配管ジョイント77は、一端に各機能液滴吐出ヘッド30(の接続針33)と接続した配管アダプタ78からのヘッド側配管部材を接続し、もう一端には上記の中間タンクからの装置側配管部材を接続するための12個のソケット79を有している。すなわち、機能液は、上記の機能液供給回収手段4に備えるメインタンク(図示省略)から中間タンクに供給され、この中間タンクから分岐して各機能液滴吐出ヘッド30に供給される。
【0045】
図6に示すように、各機能液滴吐出ヘッド30は、いわゆる2連のものであり、2連の接続針81,81を有する機能液導入部82と、機能液導入部82に連なる2連のヘッド基板83と、機能液導入部82の下方に連なり、内部に機能液で満たされるヘッド内流路が形成されたヘッド本体84と、を備えている。
【0046】
各接続針81は、上記の配管アダプタ78を介して機能液供給回収手段4の中間タンクに接続されており、機能液導入部82は、各接続針81から機能液の供給を受けるようになっている。ヘッド基板83には、一対のコネクタ86,86が突設されており、このコネクタ86に、中間基板を介して制御手段のヘッドドライバが接続されている(いずれも図示省略)。
【0047】
ヘッド本体84には、複数の圧電素子を収容したアクチュエータユニット91と、これに連なる複数の圧力室93を構成する流路ユニット92とが組み込まれ、且つ流路ユニット92の下面(図6では上面)には、多数(180個)のノズル(ノズル開口)95aから成るノズル列95を形成したステンレス製のヘッドプレート94が固着されている。すなわち、ヘッドプレート94により、2列の吐出ノズル列95,95を形成した機能液滴吐出ヘッド30のノズル面88が構成されている。
【0048】
次に、メンテナンス手段の各構成ユニットについて説明する。上述したように、メンテナンス手段3は、θテーブル43上のフラッシングユニット25と、移動テーブル(可動ベース19上)18上の吸引ユニット21、ワイピングユニット22、ドット抜け検出ユニット23および重量測定ユニット24とを備えている。図1および図4に示すように、フラッシングユニット25に対し、ヘッドユニット(機能液滴吐出ヘッド30)31は、その主走査時にこれに臨む。一方、吸引ユニット21、ワイピングユニット22、ドット抜け検出ユニット23および重量測定ユニット24に対し、ヘッドユニット(機能液滴吐出ヘッド30)31は、副走査範囲を越えて機台13上に移動した状態で、移動テーブル18によりこれらユニットを適宜、X軸方向に移動させることにより、これに臨む。
【0049】
吸引ユニット21は、機能液滴吐出ヘッド30から機能液を強制的に吸引すると共に、機能液滴吐出ヘッド30の全ノズルからの機能液の吐出を受けるフラッシングボックスの機能を有している。吸引ユニット21には、12個の機能液滴吐出ヘッド30に対応する12個のキャップ102を組み込んだキャップユニット101が、昇降自在に設けられている。
【0050】
ヘッドユニット31(の機能液滴吐出ヘッド30)に機能液の充填を行う場合や、機能液滴吐出ヘッド30内で増粘した機能液を除去する場合には、各キャップ102を各機能液滴吐出ヘッド30に密着させて、ポンプ吸引を行う。また、装置の非か同時には、各キャップ102を各機能液滴吐出ヘッド30に密着させて、機能液滴吐出ヘッド30の保全(機能液の乾燥防止等)を行う。さらに、ワーク交換などの機能液の吐出を休止するときには、各キャップ102を各機能液滴吐出ヘッド30から僅かに離間させておいて、フラッシング(予備吐出)を行うようにしている。
【0051】
ワイピングユニット22は、機能液滴吐出ヘッド30の吸引(クリーニング)等により、機能液が付着して汚れた各機能液滴吐出ヘッド30のノズル面88を拭き取るものであり、巻取りユニット104と拭取りユニット105とで構成されている。巻取りユニット104から繰り出されたワイピングシート(図示省略)は、拭取りユニット105に導かれて各機能液滴吐出ヘッド30のノズル面88を拭き取り、これを周回するようにして巻取りユニット104に巻き取られる。すなわち、ワイピングユニット22は、ワイピングシートを送りながら、機能液滴吐出ヘッド30のノズル面88を拭き取るようになっている。
【0052】
フラッシングユニット25は、(ワークWに対する)液滴吐出時に、複数(12個)の機能液滴吐出ヘッド30のフラッシング動作(予備吐出)により順に吐出される機能液を受けるためのものである。フラッシングユニット25は、X軸テーブル41の吸着テーブル42を挟んで、θテーブル43に固定された1対のフラッシングボックス26,26(図4参照)を備えており、描画動作において、相対的に移動してゆくフラッシングボックス26に対し、その直上部に臨んだ機能液吐出ヘッド30から順次フラッシング動作を行う。
【0053】
ドット抜け検出ユニット23は、機能液滴吐出ヘッド30の全ノズルから機能液敵が確実に吐出されているか否か、すなわち各機能液滴吐出ヘッド30にノズル詰まり等が生じているか否かを検出するものである。ドット抜け検出ユニット23は、6個ずつの二分した機能液滴吐出ヘッド(群)30に対応して、一対の検出ユニット107,107を有している。一対の検出ユニット107,107は、相互にY軸方向に位置ずれして配設されており、各検出ユニット107は発光素子(レーザ)108aと受光素子108bとを対向させ、その光路を吐出した機能液的が遮断するか否かで、ドット抜け(吐出不良)を検出するようになっている。
【0054】
重量測定ユニット24は、機能液滴の吐出量(重量)を機能液滴吐出ヘッド30単位で測定し、機能液滴吐出ヘッド30における駆動電圧の適正化に資するものであり、且つ付随的に、機能液滴吐出ヘッド30の吐出不良(ドット抜け)を検出するものである。図7ないし図9(図1ないし図4に対し前後を反転して表している)に示すように、重量測定ユニット24は、12個の機能液滴吐出ヘッド30の機能液を受ける12個の受け容器111と、これら受け容器111を載置した容器載置台112と、各受け容器111を介して機能液の重量を測定する電子天秤113と、各受け容器111を容器載置台112および電子天秤113との相互間で移載する移載機構114と、容器載置台112上の各受け容器111に対しその蓋部材115を搬送して閉蓋する蓋開閉機構116と、を備えている。
【0055】
容器載置台112は上面が平坦なプレートで構成され、その上面には、ヘッドユニット31における機能液滴吐出ヘッド30の並びに倣って、12個の受け容器111が載置されている。また、容器載置台112には、光路が受け容器111の直上部を横断するように、4組の透過型センサ118が設けられており、各受け容器111上の蓋部材115の有無を検出できるようになっている。
【0056】
電子天秤113は、測定台121を上面中央に没入するように設けた箱状の天秤本体122と、天秤本体122の脇に配設したディスプレイ123と、測定台121を上側から覆う覆装機構124とを有している。覆装機構124は、測定台121の没入部を閉蓋するように設けた透明な覆装プレート126と、覆装プレート126を開閉移動させる覆装シリンダ127とから成り、測定台121上に受け容器111が移載されるとこれを覆って、重量測定の際の気流の影響を廃除できるようになっている。
【0057】
移載機構114は、受け容器111を把持するチャック部131と、チャック部131を昇降(Z軸移動)させる昇降テーブル132と、昇降テーブル132を介してチャック部131をX軸方向に移動させるX動テーブル133と、このX動テーブル133に直交すると共に容器載置台112をY軸方向に移動させるY動テーブル134とを有している。この場合、各テーブル132,133,134はモータで駆動され、チャック部131はシリンダ(空圧シリンダ)で駆動される。
【0058】
そして移載動作では、Y動テーブル134を駆動して、所望の受け容器111をチャッキング位置に移動させた後、X動テーブル133を駆動してチャック部131を受け容器111の直上部に移動させ、さらに昇降テーブル132によりチャック部131を下降させて受け容器111を把持する。チャック部131が受け容器111を把持すると、これをいったん上昇させた後、測定台121の直上部まで移動させる。ここで再度、チャック部131が下降し、受け容器111を測定台121上に載せ、その把持状態を解いて上昇する。また、電子天秤113から容器載置台112への受け容器111の移載は、逆の手順となる。
【0059】
一方、蓋開閉機構116は、ホーム位置のある容器載置台112と横並びになるように配設されており、容器載置台112より幾分低い蓋載置台141と、蓋載置台141上の12個の蓋部材115をこの蓋載置台141と容器載置台112との相互間で移載する蓋搬送部142とで構成されている。蓋載置台141上には、容器載置台112上の受け容器111の並びに倣って、12個の蓋部材115が載置されている。
【0060】
蓋搬送部142は、12個の蓋部材115を個々に吸着保持する吸着ユニット144と、吸着ユニット144をX軸方向に進退させる進退動テーブル145と、進退動テーブル145を介して吸着ユニット144を上下動させる上下動テーブル146とで構成されている。この場合、各テーブル145,146は、シリンダ(空圧シリンダ)で駆動される。
【0061】
閉蓋動作では、上下動テーブル146を駆動し、ホーム位置にある吸着ユニット144を下動させて、蓋載置台141上に載置されている12個の蓋部材115を吸着する。この状態で、吸着ユニット144を上昇させた後、進退動テーブル145を駆動し、吸着ユニット144を容器載置台112の直上部まで移動させる。ここで再度、上下動テーブル146を駆動して、12個の蓋部材115を12個の受け容器111に載せるようにしてこれを閉蓋し、吸着を解いて蓋部材115を置き去るようにして吸着ユニット144を上昇させる。また、受け容器111を開放すべく12個の蓋部材115を取り去る場合には、上記と逆の手順で蓋搬送部142を駆動させ、最終的に12個の蓋部材115を蓋載置台141上に載置する。
【0062】
一方、図10に示すように、受け容器111は、ステンレス等で箱状に形成された蓋無しの耐食性容器である容器本体151と、容器本体151の内部に充填した機能液吸収材152とで構成されていている。機能液吸収材152は、耐食性(耐薬品性)および含浸性(吸収保持性)を考慮して、ポリビニルアルコールの連続多孔質体で構成されている。機能液吸収材152の表面は、機能液滴吐出ヘッド30のノズル面(ヘッドプレート94)88より一回り大きいものとなっており、かつ容器本体151の上端と面一になるように充填されている。そして、機能液吸収材152の表面には、2mmの間隙を存して機能液滴吐出ヘッド30が対峙するように、容器載置台112上にセットされている。なお、機能液の気化を極力抑制することを考慮した場合、機能液吸収材152の表面は、機能液滴吐出ヘッド30のノズル面88と略同一の大きさとする(受け容器111も小型化する)ことが、好ましい。
【0063】
図11に示すように、蓋部材115は、ステンレス等で方形面取り形状に形成され容器本体151の上端に載る(閉蓋する)蓋本体155と、蓋本体155の四辺にそれぞれ下向き突出させた4つの耳部156とで、一体に形成されている。蓋本体(の裏面)155には特にシール材は設けられていないが、蓋本体155は厚手に構成され、その自重により容器本体151を気密に閉蓋する。また、特に図示しないが、各耳部156の内側は傾斜面となっており、閉蓋時に容器本体151に対し、自動的に位置決めが為されるようになっている。
【0064】
ここで、重量測定ユニット24による機能液の重量測定方法について、順を追って説明する。この重量測定では、先ず目的とする重量測定の前に、受け容器(空あるいは前回までの機能液が貯留されている)111の重量測定が為される。予め、容器載置台112上の12個の受け容器111には、それぞれ蓋部材115が載っており、先ず蓋開閉機構116を駆動して蓋部材115を取り去る。その際、蓋部材115をハンドリングミスは、透過型センサ118により検出される。
【0065】
次に、移載機構114を駆動し、容器載置台112上の受け容器111を1個ずつ電子天秤113に移載し、各受け容器111の重量を測定する。もちろん、各受け容器111には、対応する機能液滴吐出ヘッド30と共に番号が付されており、この番号にしたがって重量測定が行われる。また、各受け容器111の重量測定時には、覆装機構124により測定台121の部分が閉蓋される。全ての受け容器111の重量測定が完了したら、ヘッドユニット31を容器載置台112の直上部に移動させて、全機能液滴吐出ヘッド30を駆動して機能液滴を受け容器111に向かって吐出する。
【0066】
この場合、機能液吐出は、全機能液滴吐出ヘッド30の全ノズルから為され、例えば各レズル95aにつき5万発の機能液滴の吐出を行う。各機能液滴吐出ヘッド30から機能液が吐出されると、吐出機能液は、各受け容器111の機能液吸収材152の表面に着弾した瞬間に、これに吸収保持される。
【0067】
機能液の吐出動作が完了しヘッドユニット31が退避すると、上記と全く同じ動作で、こんどは機能液の吐出を受けた12個の受け容器111の重量測定がそれぞれ行われる。このように全ての受け容器111の重量測定が完了したら、再度、蓋開閉機構116を駆動して蓋部材115を受け容器111に載せるようにしてこれを閉蓋する。一方、電子天秤113に備える演算処理部では、各2回の重量測定の値が減算され且つこの値をノズル数および上記の5万発で除算して、各機能液滴吐出ヘッド30における平均値としての機能液滴の重量或いは量が算出される。
【0068】
そして、ユーザは、この値に基づいて、各ノズルからの機能液滴の液滴量が適正な値となるように、駆動電圧を調整する。また、測定結果の値が予想値と極端に異なる場合(少ない)には、機能液を吐出しないノズルがあることが検出されたことになる。そこで、いったんヘッドユニット31を上記の吸引ユニット21に臨ませて、吸引処理を行ってから再度、重量測定を行う。なお、上記の重量測定は、装置の稼動開始時(通常は1日1回)に行うことが好ましい。
【0069】
ここで、図12を参照しながら、各種形態の異なる受け容器111における機能液の飛散や気化の評価を、電子天秤113による重量測定の結果に基づいて説明する。この重量測定では、試料として、▲1▼機能液吸収材152を充填していないもの、▲2▼オイルを貯留したもの(従来の形態)、▲3▼機能液吸収材152を充填した蓋付きのもの(本実施形態)、▲4▼機能液吸収材152を充填していない蓋付きのもの、を用意した。また、この測定では、ステンレス製の受け容器111を用い、機能液は3万ショットとした。
【0070】
同図に示すように、機能液の吐出量(吐出重量)と測定重量との間の重量変化率を比較すると、「▲1▼」の受け容器111の重量変化率が極端に大きいことが分かる。一方、「▲3▼」および「▲4▼」の受け容器111の重量変化率は極めて小さく、蓋部材115が機能液の気化防止に大きく寄与していることが確認できる。また、「▲4▼」に対し「▲3▼」の重量変化率が小さくことから、機能液吸収材152が機能液の飛散防止や気化防止に効果を有することも推察できる。なお、「▲2▼」受け容器111の重量変化率も極めて小さく、貯留したオイルが蓋部材115と同様の機能を奏することが確認できる。
【0071】
以上のように、実施形態の重量測定ユニット24では、機能液滴吐出ヘッド30から吐出した機能液を、受け容器111に充填した機能液吸収材152で受けるようにしているので、吐出した機能液を着弾した瞬間に機能液吸収材152に吸着保持させることができる。このため、着弾時の機能液の飛散や着弾後の機能液の気化(蒸発)が抑制され、重量測定までの間に受けた機能液が目減りすることがなく、機能液滴吐出ヘッド30から吐出した機能液の重量を、精度良く測定することができる。
【0072】
また、蓋部材115により、受け容器111を常に閉蓋しておくようにしているため、貯留した機能液の乾燥を防止することができ、機能液の増粘や酸化等の変質を防止することができる。また、機能液吸収体152がポリビニルアルコールの連続多孔質体で構成されているため、これを絞ることで、不純物の無い機能液を抽出することができる。したがって、重量測定に供した機能液を再利用することが可能になる。なお、後述する有機EL装置を製造する装置では、液滴吐出装置1がチャンバ(クリーンルーム)内に収容される構成となるため、特にオイルレスの受け容器111を用いること、受け容器111内の機能液の廃棄が容易なことが、有用になる。
【0073】
ここで、上記の液滴吐出装置1を液晶表示装置の製造に適用した場合について、説明する。図13は、液晶表示装置301の断面構造を表している。同図に示すように、液晶表示装置301は、ガラス基板321を主体として対向面に透明導電膜(ITO膜)322および配向膜323を形成した上基板311および下基板312と、この上下両基板311,312間に介設した多数のスペーサ331と、上下両基板311,312間を封止するシール材332と、上下両基板311,312間に充填した液晶333とで構成されると共に、上基板311の背面に位相基板341および偏光板342aを積層し、且つ下基板312の背面に偏光板342bおよびバックライト343を積層して、構成されている。
【0074】
通常の製造工程では、それぞれ透明導電膜322のパターニングおよび配向膜323の塗布を行って上基板311および下基板312を別々に作製した後、下基板312にスペーサ331およびシール材332を作り込み、この状態で上基板311を貼り合わせる。次いで、シール材332の注入口から液晶333を注入し、注入口を閉止する。その後、位相基板341、両偏光板342a,342bおよびバックライト343を積層する。
【0075】
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば、スペーサ331の形成や、液晶333の注入に利用することができる。具体的には、機能液としてセルギャップを構成するスペーサ材料(例えば、紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂)や液晶を導入し、これらを所定の位置に均一に吐出(塗布)させていく。先ずシール材332を環状に印刷した下基板312を吸着テーブル42にセットし、この下基板312上にスペーサ材料を粗い間隔で吐出し、紫外線照射してスペーサ材料を凝固させる。次に、下基板312のシール材332の内側に、液晶333を所定量だけ均一に吐出して注入する。その後、別途準備した上基板311と、液晶を所定量塗布した下基板312を真空中に導入して貼り合わせる。
【0076】
このように、上基板311と下基板312とを貼り合わせる前に、液晶333をセルの中に均一に塗布(充填)するようにしているため、液晶333がセルの隅など細部に行き渡らない等の不具合を解消することができる。
【0077】
なお、機能液(シール材用材料)として紫外線硬化樹脂或いは熱硬化樹脂を用いることで、上記のシール材332の印刷をこの液滴吐出装置1で行うことも可能である。同様に、機能液(配向膜材料)としてポリイミド樹脂を導入することで、配向膜323を液滴吐出装置1で作成することも可能である。
【0078】
このように、液晶表示装置301の製造においては多種の機能液を導入することが想定されるが、上記した液滴吐出装置1では、特殊形態の機能液滴吐出ヘッド30により機能液を精度良く吐出する(着弾させる)ことができるため、液晶表示装置301を精度良く且つ安定に製造することができる。
【0079】
ところで、上記した液滴吐出装置1は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器に搭載される上記の液晶表示装置301の他、各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることが可能である。すなわち、本実施形態の液滴吐出装置1は、有機EL装置、FED装置(電子放出装置)、PDP装置および電気泳動表示装置等の製造に適用することができる。
【0080】
有機EL装置の製造に、上記した液滴吐出装置1を応用した例を簡単に説明する。有機EL装置は、図14に示すように、有機EL装置401は、基板421、回路素子部422、画素電極423、バンク部424、発光素子425、陰極426(対向電極)、および封止用基板427から構成された有機EL素子411に、フレキシブル基板(図示省略)の配線および駆動IC(図示省略)を接続したものである。回路素子部422は基板421上に形成され、複数の画素電極423が回路素子部422上に整列している。そして、各画素電極423間にはバンク部424が格子状に形成されており、バンク部424により生じた凹部開口431に、発光素子425が形成されている。陰極426は、バンク部424および発光素子425の上部全面に形成され、陰極426の上には、封止用基板427が積層されている。
【0081】
有機EL装置401の製造工程では、予め回路素子部422上および画素電極423が形成されている基板421(ワークW)上の所定の位置にバンク部424が形成された後、発光素子425を適切に形成するためのプラズマ処理が行われ、その後に発光素子425および陰極426(対向電極)を形成される。そして、封止用基板427を陰極426上に積層して封止して、有機EL素子411を得た後、この有機EL素子411の陰極426をフレキシブル基板の配線に接続すると共に、駆動ICに回路素子部422の配線を接続することにより、有機EL装置401が製造される。
【0082】
液滴吐出装置1は、発光素子425の形成に用いられる。具体的には、機能液滴吐出ヘッド30に発光素子材料(機能液)を導入し、バンク部424が形成された基板421の画素電極423の位置に対応して、発光素子材料を吐出させ、これを乾燥させることで発光素子425を形成する。なお、上記した画素電極423や陰極426の形成等においても、それぞれに対応する液体材料を用いることで、液滴吐出装置1を利用して作成することも可能である。
【0083】
また例えば、電子放出装置の製造方法では、複数の機能液滴吐出ヘッド30にR、G、B各色の蛍光材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド30を主走査および副走査し、蛍光材料を選択的に吐出して、電極上に多数の蛍光体を形成する。
【0084】
PDP装置の製造方法では、複数の機能液滴吐出ヘッド30にR、G、B各色の蛍光材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド30を主走査および副走査し、蛍光材料を選択的に吐出して、背面基板上の多数の凹部にそれぞれ蛍光体を形成する。
【0085】
電気泳動表示装置の製造方法では、複数の機能液滴吐出ヘッド30に各色の泳動体材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド30を主走査および副走査し、泳動体材料を選択的に吐出して、電極上の多数の凹部にそれぞれ蛍光体を形成する。なお、帯電粒子と染料とからなる泳動体は、マイクロカプセルに封入されていることが好ましい。
【0086】
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられ、本実施形態の液滴吐出装置1は、これらの各種製造方法にも、適用可能である。
【0087】
例えば、金属配線形成方法では、複数の機能液滴吐出ヘッド30に液状金属材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド30を主走査および副走査し、液状金属材料を選択的に吐出して、基板上に金属配線を形成する。例えば、上記の液晶表示装置におけるドライバと各電極とを接続する金属配線や、上記有機EL装置におけるTFT等と各電極とを接続する金属配線に適用してこれらのデバイスを製造することができる。また、この種のフラットパネルディスプレイの他、一般的な半導体製造技術に適用できることは言うまでもない。
【0088】
レンズの形成方法では、複数の機能液滴吐出ヘッド30にレンズ材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド30を主走査および副走査し、レンズ材料を選択的に吐出して、透明基板上に多数のマイクロレンズを形成する。例えば、上記FED装置におけるビーム収束用のデバイスを製造する場合に適用可能である。また、各種光デバイスの製造技術にも適用可能である。
【0089】
レンズの製造方法では、複数の機能液滴吐出ヘッド30に透光性のコーティング材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド30を主走査および副走査し、コーティング材料を選択的に吐出して、レンズの表面にコーティング膜を形成する。
【0090】
レジスト形成方法では、複数の機能液滴吐出ヘッド30にレジスト材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド30を主走査および副走査し、レジスト材料を選択的に吐出して、基板上に任意形状のフォトレジストを形成する。例えば、上記の各種表示装置におけるバンクの形成はもとより、半導体製造技術の主体をなすフォトリソグラフィー法において、フォトレジストの塗布に広く適用可能である。
【0091】
光拡散体形成方法では、複数の機能液滴吐出ヘッド30に光拡散材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド30を主走査および副走査し、光拡散材料を選択的に吐出して、基板上に多数の光拡散体を形成する。この場合も、各種光デバイスに適用可能であることはいうまでもない。
【0092】
このように、液滴吐出装置1には、多種の機能液が導入される可能性があるが、上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、電気光学装置を精度良く且つ安定に製造することができる。
【0093】
【発明の効果】
本発明の吐出機能液の重量測定装置およびこれを備えた液滴吐出装置によれば、機能液吸収材により、機能液の飛散および気化のよる機能液の減量が抑制されるので、機能液滴吐出ヘッドから吐出した機能液の重量を精度良く測定することができる。また、機能液の再利用が可能になる。このため、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良や駆動電圧を常に適正に管理することができるため、安定な機能液吐出と高い描画精度を維持することが可能になる。
【0094】
本発明の電気光学装置、その製造方法および電子機器によれば、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良や駆動電圧が常に適正に管理された液滴吐出装置を用いて製造されるため、信頼性の高い高品質の電気光学装置や電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る液滴吐出装置の外観斜視図である。
【図2】実施形態に係る液滴吐出装置の正面図である。
【図3】実施形態に係る液滴吐出装置の右側面図である。
【図4】実施形態に係る液滴吐出装置の一部を省略した平面図である。
【図5】液滴吐出装置のヘッドユニットの平面図である。
【図6】(a)機能液滴吐出ヘッドの斜視図、(b)機能液滴吐出ヘッドの要部の断面図である。
【図7】実施形態に係る重量測定ユニットの外観斜視図である。
【図8】実施形態に係る重量測定ユニットの平面図である。
【図9】実施形態に係る重量測定ユニットの正面図である。
【図10】重量測定ユニットの受け容器廻りの断面図である。
【図11】重量測定ユニットの受け容器および蓋部材の斜視図である。
【図12】形態の異なる受け容器における重量測定評価実験の実験結果を示す図である。
【図13】本発明の液滴吐出装置により製造した液晶表示装置の断面図である。
【図14】本発明の液滴吐出装置により製造した有機EL装置の断面図である。
【符号の説明】
1 液滴吐出装置 2 吐出手段
3 メンテナンス手段 18 移動テーブル
21 吸引ユニット 22 ワイピングユニット
23 ドット抜け検出ユニット 24 重量測定ユニット
30 機能液滴吐出ヘッド 31 ヘッドユニット
33 X・Y移動機構 41 X軸テーブル
51 Y軸テーブル 88 ノズル面
95a ノズル 111 受け容器
112 容器載置台 113 電子天秤
114 移載機構 115 蓋部材
116 蓋開閉機構 151 容器本体
152 機能液吸収材 301 液晶表示装置
401 有機EL装置 W ワーク

Claims (12)

  1. 機能液滴吐出ヘッドから吐出した機能液を受けてその重量を測定する吐出機能液の重量測定装置において、
    前記機能液滴吐出ヘッドから吐出した機能液を受ける受け容器と、
    前記受け容器を介して吐出した前記機能液の重量を測定する測定手段と、を備え、
    前記受け容器は、上端が開放されると共に、容器内部に吐出した前記機能液を吸収保持する機能液吸収材が充填されていることを特徴とする吐出機能液の重量測定装置。
  2. 前記機能液吸収材は、ポリビニルアルコールの連続多孔質体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の吐出機能液の重量測定装置。
  3. 前記機能液吸収材は、その上面が前記受け容器の上開放端と略面一となるように充填されていることを特徴とする請求項1または2に記載の吐出機能液の重量測定装置。
  4. 前記機能液吸収材の上面は、前記機能液滴吐出ヘッドのノズル面とほぼ同一の平面形状を有していることを特徴とする請求項1、2または3に記載の吐出機能液の重量測定装置。
  5. 前記受け容器の前記上開放端を開閉自在に閉蓋する蓋部材と、
    前記蓋部材を開閉動作させる開閉機構と、を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の吐出機能液の重量測定装置。
  6. 単一のキャリッジに搭載した複数の前記機能液滴吐出ヘッドに対応して、複数の前記受け容器が用意され、且つ複数の前記受け容器に対応して複数の前記蓋部材が用意されており、
    前記開閉機構は、前記各蓋部材を個別に開閉動作させることを特徴とする請求項5に記載の吐出機能液の重量測定装置。
  7. 単一のキャリッジに搭載した複数の前記機能液滴吐出ヘッドに対応して、複数の前記受け容器が用意されており、
    複数の前記機能液滴吐出ヘッドの並びに対応して、複数の前記受け容器を載置する容器載置台と、
    前記容器載置台と前記測定手段との相互間で、前記受け容器を1ずつ移載する移載機構を、更に備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の吐出機能液の重量測定装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の吐出機能液の重量測定装置と、
    前記機能液滴吐出ヘッドと、
    前記機能液滴吐出ヘッドを移動させる移動テーブルと、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  9. 前記機能液滴吐出ヘッドの全ノズルからの機能液吸引を行う吸引ユニットと、
    前記機能液滴吐出ヘッドのノズル面をワイピングするワイピングユニットと、
    前記重量測定装置、前記吸引ユニットおよび前記ワイピングユニットを、前記機能液滴吐出ヘッドの移動方向に直交する方向に一体として移動させる移動機構とを、更に備えたことを特徴とする請求項8に記載の液滴吐出装置。
  10. 請求項8または9に記載の液滴吐出装置を用い、前記機能液滴吐出ヘッドからワーク上に機能液滴を吐出して成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
  11. 請求項8または9に記載の液滴吐出装置を用い、前記機能液滴吐出ヘッドからワーク上に機能液滴を吐出して成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  12. 請求項10に記載の電気光学装置または請求項11に記載の電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置を、搭載したことを特徴とする電子機器。
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