JP2004177200A - 電磁流量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計を提供する。
【解決手段】測定管を有するウエハ型の電磁流量計において、
前記測定管の両端にそれぞれ設けられ客先配管フランジの取付ボルトが貫通する貫通穴を有する板状の漏れ防止フランジと、この漏れ防止フランジと前記客先配管フランジとの間に設けられたガスケットと、前記測定管の両端側の外周面に設けられた取り付けねじと、この取り付けねじにねじ合わされ前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧して前記漏れ防止フランジを前記測定管に調整固定する調整固定手段とを具備したことを特徴とする電磁流量計である。
【選択図】 図1
【解決手段】測定管を有するウエハ型の電磁流量計において、
前記測定管の両端にそれぞれ設けられ客先配管フランジの取付ボルトが貫通する貫通穴を有する板状の漏れ防止フランジと、この漏れ防止フランジと前記客先配管フランジとの間に設けられたガスケットと、前記測定管の両端側の外周面に設けられた取り付けねじと、この取り付けねじにねじ合わされ前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧して前記漏れ防止フランジを前記測定管に調整固定する調整固定手段とを具備したことを特徴とする電磁流量計である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来より一般に使用されている従来例の構成説明図で、例えば、Tecunical Information「電磁流量計の正しい選択方法と使い方」横河電機株式会社、1999年3月,5版発行、P1−6,1−10に示されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
図において、1はウエハ型の電磁流量計の測定管である。
ウエハ型の電磁流量計の測定管1は、ガスケット2を介して、客先配管Aの客先配管フランジBにより挟み込まれ、取付ボルトCとナットDにより締め付け固定される。
【0004】
ウエハ型の電磁流量計は、流量計側にフランジが無いため、安価である。
このため、ウエハ型の電磁流量計が採用される頻度は多い。
【0005】
【特許文献1】
Tecunical Information「電磁流量計の正しい選択方法と使い方」横河電機株式会社、1999年3月,第5版発行、(P1−6,1−10)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置においては、以下の間題点がある。
(1)客先配管材料が、塩ビ等のプラスチック材料等の場合、取付ボルトCを締め付けると、客先配管フランジBが、図6に示す如く、矢印Xの様に変形し洩れてしまう。
【0007】
(2)客先配管材料が、塩ビ等のプラスチック材料等の場合であって、腐食性の測定流体の場合、測定管1の材質をセラミックを採用して、フランジ付きタイプを採用したいが、セラミックは、圧縮に強いが引っ張りに弱い。
【0008】
従って、フランジ取付型にすると、フランジと測定管との接合箇所Eに引っ張り応力が加わり割れてしまう。
結局、セラミック材質を採用する場合、ウエハ型が望ましい。
【0009】
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、客先フランジが塩ビ等のプラスチック材であっても、ウエハ形の電磁流量計を洩れなく取り付けることを目的とし、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明では、請求項1記載の電磁流量計においては、
測定管を有するウエハ型の電磁流量計において、
前記測定管の両端にそれぞれ設けられ客先配管フランジの取付ボルトが貫通する貫通穴を有する板状の漏れ防止フランジと、この漏れ防止フランジと前記客先配管フランジとの間に設けられたガスケットと、前記測定管の両端側の外周面に設けられた取り付けねじと、この取り付けねじにねじ合わされ前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧して前記漏れ防止フランジを前記測定管に調整固定する調整固定手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項2においては、請求項1記載の電磁流量計において、
前記調整固定手段として、前記取り付けねじにねじ合わされ前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧し調整固定する調整リングを具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項3においては、
測定管を有するウエハ型の電磁流量計において、
前記測定管の両端にそれぞれ設けられ客先配管フランジの取付ボルトが貫通する貫通穴を有する板状の漏れ防止フランジと、この漏れ防止フランジと前記客先配管フランジとの間に設けられたガスケットと、前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧して前記漏れ防止フランジを前記測定管に固定する固定手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項4においては、請求項3記載の電磁流量計において、
前記固定手段として、前記漏れ防止フランジに設けられた止めねじ穴と、この止めねじ穴にねじ合わされて前記漏れ防止フランジを前記測定管に固定する止めねじとを具備したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の一実施例の要部組立説明図、図2は図1の詳細説明図である。
図において、図5と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図5と相違部分のみ説明する。
【0015】
11は、ウエハ型の電磁流量計の測定管である。
板状の漏れ防止フランジ12は、測定管11の両端にそれぞれ設けられ、客先配管フランジBの取付ボルトCが貫通する貫通穴を有する。
ガスケット13は、この漏れ防止フランジ12と客先配管フランジBとの間に設けられている。
【0016】
取り付けねじ14は、測定管11の両端側の外周面に設けられている。
調整固定手段15は、取り付けねじ14にねじ合わされ、ガスケット13が所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジ12を測定管11の管軸方向に押圧して、漏れ防止フランジ12を測定管11に調整固定する。
【0017】
この場合は、調整固定手段15として、取り付けねじ14にねじ合わされ、ガスケット13が所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジ12を測定管11の管軸方向に押圧し調整固定する調整リング151が使用されている。
【0018】
以上の構成において、漏れ防止フランジ12と客先配管フランジB間の寸法を、ガスケット13のつぶし代を考慮して決め、その間隔になるように、調整リング15を回転させ調整する。
【0019】
測定管11の両側の漏れ防止フランジ12を調整する。
通常の締付力で取付ボルトCとナットDとを取り付ける。
客先配管フランジBが変形しても、漏れ防止フランジ12によりそれ以上の変形を生じないため所定の締付力が得られる。
【0020】
この結果、
(1)塩ビ等のプラスチック配管のような強度がそれほど強くない客先配管Bと、電磁流量計との配管結合部からの洩れを防止でき、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計が得られる。
【0021】
(2)塩ビ等のプラスチック配管のような強度がそれほど強くない客先配管Bに対しても、引っ張りの応力に弱いセラミック材の測定管11からなる電磁流量計を使用することができる電磁流量計が得られる。
【0022】
(3)測定管11の外周に補強を行って重量が重くなり、プラスチックの客先配管Bに負担が掛かり、また、コストアップになる恐れが無い電磁流量計が得られる。
(4)測定管11に設けられた取り付けねじ14に、ねじ合わされた調整リング151が設けられたので、ガスケット13が所定の潰し代が得られるように容易に微妙に調整できる電磁流量計が得られる。
【0023】
図3は、本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
本実施例において、21は、ウエハ型の電磁流量計の測定管である。
板状の漏れ防止フランジ22は、測定管21の両端にそれぞれ設けられ、客先配管フランジBの取付ボルトCが貫通する貫通穴を有する。
【0024】
ガスケット23は、漏れ防止フランジ22と客先配管フランジBとの間に設けられている。
固定手段24は、ガスケット23が所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジ22を測定管21の管軸方向に押圧して、漏れ防止フランジ22を測定管21に固定する。
【0025】
この場合は、固定手段24として、漏れ防止フランジ22に設けられた止めねじ穴241と、止めねじ穴241にねじ合わされて、漏れ防止フランジ22を測定管21に固定する止めねじ242とよりなる。
【0026】
以上の構成において、漏れ防止フランジ22と客先配管フランジB間の寸法を、ガスケット23のつぶし代を考慮して決め、その間隔になるように、防止フランジ22を押しねじ242で測定管21に固定する。
【0027】
両側のもれ防止フランジ22を調整する。
通常の締付力で取り付ける。
客先配管フランジBが変形しても、漏れ防止フランジ22により、それ以上の変形を生じないため所定の締付力が得られる。
【0028】
この結果、
(1)ガスケット23が所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジ22を測定管21の管軸方向に押圧して、漏れ防止フランジ22を測定管21に固定する固定手段24が設けられたので、固定手段24の構成を簡潔に出来安価な電磁流量計が得られる。
【0029】
(2)固定手段24として、漏れ防止フランジ22に設けられた止めねじ穴241と、この止めねじ穴241にねじ合わされて、漏れ防止フランジ22を測定管21に固定する止めねじ242とが設けられたので、止めねじ242は市場性が有り容易に入手できるので、安価な電磁流量計が得られる。
【0030】
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
(1)塩ビ等のプラスチック配管のような強度がそれほど強くない客先配管と、電磁流量計との配管結合部からの洩れを防止でき、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計が得られる。
【0032】
(2)塩ビ等のプラスチック配管のような強度がそれほど強くない客先配管に対しても、引っ張りの応力に弱いセラミック材の測定管からなる電磁流量計を使用することができる電磁流量計が得られる。
【0033】
(3)測定管の外周に補強を行って重量が重くなり、プラスチック配管等に負担が掛かり、またコストアップになる恐れが無い電磁流量計が得られる。
【0034】
本発明の請求項2によれば、次のような効果がある。
測定管に設けられた取り付けねじに、ねじ合わされた調整リングが設けられたので、ガスケットが所定の潰し代が得られるように容易に微妙に調整できる電磁流量計が得られる。
【0035】
本発明の請求項3によれば、次のような効果がある。
ガスケットが所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジを測定管の管軸方向に押圧して、漏れ防止フランジを測定管に固定する固定手段が設けられたので、固定手段の構成を簡潔に出来安価な電磁流量計が得られる。
【0036】
本発明の請求項4によれば、次のような効果がある。
固定手段として、漏れ防止フランジに設けられた止めねじ穴と、この止めねじ穴にねじ合わされて、漏れ防止フランジを測定管に固定する止めねじとが設けられたので、止めねじは市場性が有り容易に入手できるので、安価な電磁流量計が得られる。
【0037】
従って、本発明によれば、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の要部詳細説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図4】図3の要部詳細説明図である。
【図5】従来より一般に使用されている従来例の要部構成説明図である。
【図6】図5の動作説明図である。
【符号の説明】
11 測定管
12 漏れ防止フランジ
13 ガスケット
14 取り付けねじ
15 調整固定手段
151 調整リング
21 測定管
22 漏れ防止フランジ
23 ガスケット
24 固定手段
241 止めねじ穴
242 止めねじ
A 客先配管
B 客先配管フランジ
C 取付ボルト
D ナット
FL 測定流体
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来より一般に使用されている従来例の構成説明図で、例えば、Tecunical Information「電磁流量計の正しい選択方法と使い方」横河電機株式会社、1999年3月,5版発行、P1−6,1−10に示されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
図において、1はウエハ型の電磁流量計の測定管である。
ウエハ型の電磁流量計の測定管1は、ガスケット2を介して、客先配管Aの客先配管フランジBにより挟み込まれ、取付ボルトCとナットDにより締め付け固定される。
【0004】
ウエハ型の電磁流量計は、流量計側にフランジが無いため、安価である。
このため、ウエハ型の電磁流量計が採用される頻度は多い。
【0005】
【特許文献1】
Tecunical Information「電磁流量計の正しい選択方法と使い方」横河電機株式会社、1999年3月,第5版発行、(P1−6,1−10)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置においては、以下の間題点がある。
(1)客先配管材料が、塩ビ等のプラスチック材料等の場合、取付ボルトCを締め付けると、客先配管フランジBが、図6に示す如く、矢印Xの様に変形し洩れてしまう。
【0007】
(2)客先配管材料が、塩ビ等のプラスチック材料等の場合であって、腐食性の測定流体の場合、測定管1の材質をセラミックを採用して、フランジ付きタイプを採用したいが、セラミックは、圧縮に強いが引っ張りに弱い。
【0008】
従って、フランジ取付型にすると、フランジと測定管との接合箇所Eに引っ張り応力が加わり割れてしまう。
結局、セラミック材質を採用する場合、ウエハ型が望ましい。
【0009】
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、客先フランジが塩ビ等のプラスチック材であっても、ウエハ形の電磁流量計を洩れなく取り付けることを目的とし、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明では、請求項1記載の電磁流量計においては、
測定管を有するウエハ型の電磁流量計において、
前記測定管の両端にそれぞれ設けられ客先配管フランジの取付ボルトが貫通する貫通穴を有する板状の漏れ防止フランジと、この漏れ防止フランジと前記客先配管フランジとの間に設けられたガスケットと、前記測定管の両端側の外周面に設けられた取り付けねじと、この取り付けねじにねじ合わされ前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧して前記漏れ防止フランジを前記測定管に調整固定する調整固定手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項2においては、請求項1記載の電磁流量計において、
前記調整固定手段として、前記取り付けねじにねじ合わされ前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧し調整固定する調整リングを具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項3においては、
測定管を有するウエハ型の電磁流量計において、
前記測定管の両端にそれぞれ設けられ客先配管フランジの取付ボルトが貫通する貫通穴を有する板状の漏れ防止フランジと、この漏れ防止フランジと前記客先配管フランジとの間に設けられたガスケットと、前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧して前記漏れ防止フランジを前記測定管に固定する固定手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項4においては、請求項3記載の電磁流量計において、
前記固定手段として、前記漏れ防止フランジに設けられた止めねじ穴と、この止めねじ穴にねじ合わされて前記漏れ防止フランジを前記測定管に固定する止めねじとを具備したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の一実施例の要部組立説明図、図2は図1の詳細説明図である。
図において、図5と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図5と相違部分のみ説明する。
【0015】
11は、ウエハ型の電磁流量計の測定管である。
板状の漏れ防止フランジ12は、測定管11の両端にそれぞれ設けられ、客先配管フランジBの取付ボルトCが貫通する貫通穴を有する。
ガスケット13は、この漏れ防止フランジ12と客先配管フランジBとの間に設けられている。
【0016】
取り付けねじ14は、測定管11の両端側の外周面に設けられている。
調整固定手段15は、取り付けねじ14にねじ合わされ、ガスケット13が所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジ12を測定管11の管軸方向に押圧して、漏れ防止フランジ12を測定管11に調整固定する。
【0017】
この場合は、調整固定手段15として、取り付けねじ14にねじ合わされ、ガスケット13が所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジ12を測定管11の管軸方向に押圧し調整固定する調整リング151が使用されている。
【0018】
以上の構成において、漏れ防止フランジ12と客先配管フランジB間の寸法を、ガスケット13のつぶし代を考慮して決め、その間隔になるように、調整リング15を回転させ調整する。
【0019】
測定管11の両側の漏れ防止フランジ12を調整する。
通常の締付力で取付ボルトCとナットDとを取り付ける。
客先配管フランジBが変形しても、漏れ防止フランジ12によりそれ以上の変形を生じないため所定の締付力が得られる。
【0020】
この結果、
(1)塩ビ等のプラスチック配管のような強度がそれほど強くない客先配管Bと、電磁流量計との配管結合部からの洩れを防止でき、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計が得られる。
【0021】
(2)塩ビ等のプラスチック配管のような強度がそれほど強くない客先配管Bに対しても、引っ張りの応力に弱いセラミック材の測定管11からなる電磁流量計を使用することができる電磁流量計が得られる。
【0022】
(3)測定管11の外周に補強を行って重量が重くなり、プラスチックの客先配管Bに負担が掛かり、また、コストアップになる恐れが無い電磁流量計が得られる。
(4)測定管11に設けられた取り付けねじ14に、ねじ合わされた調整リング151が設けられたので、ガスケット13が所定の潰し代が得られるように容易に微妙に調整できる電磁流量計が得られる。
【0023】
図3は、本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
本実施例において、21は、ウエハ型の電磁流量計の測定管である。
板状の漏れ防止フランジ22は、測定管21の両端にそれぞれ設けられ、客先配管フランジBの取付ボルトCが貫通する貫通穴を有する。
【0024】
ガスケット23は、漏れ防止フランジ22と客先配管フランジBとの間に設けられている。
固定手段24は、ガスケット23が所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジ22を測定管21の管軸方向に押圧して、漏れ防止フランジ22を測定管21に固定する。
【0025】
この場合は、固定手段24として、漏れ防止フランジ22に設けられた止めねじ穴241と、止めねじ穴241にねじ合わされて、漏れ防止フランジ22を測定管21に固定する止めねじ242とよりなる。
【0026】
以上の構成において、漏れ防止フランジ22と客先配管フランジB間の寸法を、ガスケット23のつぶし代を考慮して決め、その間隔になるように、防止フランジ22を押しねじ242で測定管21に固定する。
【0027】
両側のもれ防止フランジ22を調整する。
通常の締付力で取り付ける。
客先配管フランジBが変形しても、漏れ防止フランジ22により、それ以上の変形を生じないため所定の締付力が得られる。
【0028】
この結果、
(1)ガスケット23が所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジ22を測定管21の管軸方向に押圧して、漏れ防止フランジ22を測定管21に固定する固定手段24が設けられたので、固定手段24の構成を簡潔に出来安価な電磁流量計が得られる。
【0029】
(2)固定手段24として、漏れ防止フランジ22に設けられた止めねじ穴241と、この止めねじ穴241にねじ合わされて、漏れ防止フランジ22を測定管21に固定する止めねじ242とが設けられたので、止めねじ242は市場性が有り容易に入手できるので、安価な電磁流量計が得られる。
【0030】
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
(1)塩ビ等のプラスチック配管のような強度がそれほど強くない客先配管と、電磁流量計との配管結合部からの洩れを防止でき、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計が得られる。
【0032】
(2)塩ビ等のプラスチック配管のような強度がそれほど強くない客先配管に対しても、引っ張りの応力に弱いセラミック材の測定管からなる電磁流量計を使用することができる電磁流量計が得られる。
【0033】
(3)測定管の外周に補強を行って重量が重くなり、プラスチック配管等に負担が掛かり、またコストアップになる恐れが無い電磁流量計が得られる。
【0034】
本発明の請求項2によれば、次のような効果がある。
測定管に設けられた取り付けねじに、ねじ合わされた調整リングが設けられたので、ガスケットが所定の潰し代が得られるように容易に微妙に調整できる電磁流量計が得られる。
【0035】
本発明の請求項3によれば、次のような効果がある。
ガスケットが所定の潰し代が得られるように、漏れ防止フランジを測定管の管軸方向に押圧して、漏れ防止フランジを測定管に固定する固定手段が設けられたので、固定手段の構成を簡潔に出来安価な電磁流量計が得られる。
【0036】
本発明の請求項4によれば、次のような効果がある。
固定手段として、漏れ防止フランジに設けられた止めねじ穴と、この止めねじ穴にねじ合わされて、漏れ防止フランジを測定管に固定する止めねじとが設けられたので、止めねじは市場性が有り容易に入手できるので、安価な電磁流量計が得られる。
【0037】
従って、本発明によれば、配管接続部からの漏れを防止できる電磁流量計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の要部詳細説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図4】図3の要部詳細説明図である。
【図5】従来より一般に使用されている従来例の要部構成説明図である。
【図6】図5の動作説明図である。
【符号の説明】
11 測定管
12 漏れ防止フランジ
13 ガスケット
14 取り付けねじ
15 調整固定手段
151 調整リング
21 測定管
22 漏れ防止フランジ
23 ガスケット
24 固定手段
241 止めねじ穴
242 止めねじ
A 客先配管
B 客先配管フランジ
C 取付ボルト
D ナット
FL 測定流体
Claims (4)
- 測定管を有するウエハ型の電磁流量計において、
前記測定管の両端にそれぞれ設けられ客先配管フランジの取付ボルトが貫通する貫通穴を有する板状の漏れ防止フランジと、
この漏れ防止フランジと前記客先配管フランジとの間に設けられたガスケットと、
前記測定管の両端側の外周面に設けられた取り付けねじと、
この取り付けねじにねじ合わされ前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧して前記漏れ防止フランジを前記測定管に調整固定する調整固定手段と
を具備したことを特徴とする電磁流量計。 - 前記調整固定手段として、
前記取り付けねじにねじ合わされ前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧し調整固定する調整リング
を具備したことを特徴とする請求項1記載の電磁流量計。 - 測定管を有するウエハ型の電磁流量計において、
前記測定管の両端にそれぞれ設けられ客先配管フランジの取付ボルトが貫通する貫通穴を有する板状の漏れ防止フランジと、
この漏れ防止フランジと前記客先配管フランジとの間に設けられたガスケットと、
前記ガスケットが所定の潰し代が得られるように前記漏れ防止フランジを前記測定管の管軸方向に押圧して前記漏れ防止フランジを前記測定管に固定する固定手段と
を具備したことを特徴とする電磁流量計。 - 前記固定手段として、
前記漏れ防止フランジに設けられた止めねじ穴と、
この止めねじ穴にねじ合わされて前記漏れ防止フランジを前記測定管に固定する止めねじと
を具備したことを特徴とする請求項3記載の電磁流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002342043A JP2004177200A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 電磁流量計 |
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Cited By (1)
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WO2016102168A1 (de) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | Endress+Hauser Flowtec Ag | Magnetisch-induktives durchflussmessgerät |
-
2002
- 2002-11-26 JP JP2002342043A patent/JP2004177200A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016102168A1 (de) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | Endress+Hauser Flowtec Ag | Magnetisch-induktives durchflussmessgerät |
US10429220B2 (en) | 2014-12-22 | 2019-10-01 | Endress + Hauser Flowtec Ag | Magneto-inductive flow measuring device |
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