JP2004176941A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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正夫 齋藤
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

Abstract

【課 題】観音開式扉が開いている状態では、仕切体をより確実にかつ低コストで引込位置に保持することができる冷却貯蔵庫を提供する。
【解決手段】冷却貯蔵庫の断熱箱体(1)の開口(8)を観音開式扉(11,12)が開閉自在に閉塞する。右側扉の裏面の仕切支持体(21)には、仕切体(26)が張出位置と引込位置との間を揺動可能に取り付けられ、扉の閉動作に伴って、仕切体のガイド溝(27)が開口縁部の突出部(43)に係合して、仕切体が引込位置から張出位置に揺動する。仕切支持体の回動軸(32)に嵌まる長孔(34)を有する係合部支持体(31)は、扉が閉の際に押圧部(46)で押圧される被押圧部(36)および、係合部(33)を具備している。係合部は、扉が開の際には仕切体の係止部(28)に係合し仕切体を引込位置に保持し、かつ、被押圧部が押圧されると係合位置から移動して仕切体の揺動を許容する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断熱箱体の観音開式扉の一方の扉の閉動作に伴って、この扉に仕切支持体を介して取り付けられた仕切体が引込位置から張出位置に揺動する冷却貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷却貯蔵庫(たとえば、特許文献1参照)を、図9を用いて説明する。図9は従来の冷却貯蔵庫の観音開式扉の開閉時の概略の説明図である。観音開式扉01,02は、(a)に図示する閉位置から、(b)に図示する開位置を通って、大きく全開することができる。そして、右側の扉02には、非支持側部分の裏面に仕切支持体03が設けられ、この仕切支持体03に仕切体04が、揺動可能に取り付けられている。そして、この仕切体04は、(a)に図示する扉01,02が閉じている状態では、右側の扉02の左端から左側に突出する張出位置となっており、左側の扉01のガスケット06が仕切体04の側面に当接し、庫内の冷気の流出を防止している。一方、(b)に図示する扉01,02が開いている状態では、仕切体04は(a)の張出位置から時計方向に回動して、張出位置よりも右側に引っ込んだ引込位置となっており、左側の扉01が閉じている状態でも、右側の扉02の開閉が可能となっている。
【0003】
この仕切体04の張出位置と引込位置との間の揺動は、仕切体04に設けられたガイド溝07が断熱箱体の開口縁部に設けられた二点鎖線で図示する突出部08に係合することにより行われている。すなわち、(a)に図示する扉01,02が閉じている状態から、右側の扉02を開けると、仕切体04が手前側に引っ張られ、ガイド溝07に係合している突出部08により仕切体04が時計方向に回動し、引込位置となる。一方、(b)に図示する扉01,02が開いている状態から、右側の扉02を閉じると、仕切体04のガイド溝07が突出部08に係合するとともに、仕切体04が庫内側に押し込まれ、仕切体04が反時計方向に回動し、張出位置となる。
【0004】
【特許文献1】
特許第3143246号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、業務用冷蔵庫や冷凍庫などの冷却貯蔵庫では、段ボールなどに収納された貯蔵物を出し入れすることがある。そして、この段ボールなどが、開いている右側の扉02の仕切体04に接触して、仕切体04を引込位置から張出位置に回動させることがある。この状態で、右側の扉02を閉じる方向に回動すると、仕切体04の側面が左側の扉01や突出部08に当接する。したがって、手などで仕切体04を張出位置から引込位置に回動させる必要があり、扉02を円滑に閉じることが妨げられる。特に、仕切体04が張出位置にある状態で、右側の扉02を脚などで勢い良く閉めると、仕切体04(特に、ヒンジ部)や突出部08などを損傷するおそれがある。
【0006】
そこで、右側の扉02が開位置にある際に、仕切体04を引込位置に強制的に保持する仕切体保持手段を仕切支持体03および仕切体04の端部に設置することを検討した。しかしながら、仕切支持体03や仕切体04は細長く、冷却貯蔵庫の貯蔵温度帯が異なると、それに伴って仕切支持体03や仕切体04の収縮量が異なり、仕切支持体03および仕切体04の端部の位置が上下に変位する。すなわち、冷凍庫では、冷蔵庫よりも貯蔵温度が低いので、冷蔵庫と同じ長さの仕切支持体03や仕切体04を用いると、仕切支持体03や仕切体04の上端部の位置が下方に変位し、それに伴って、仕切支持体03および仕切体04の上端部に設けられた仕切体保持手段が下方に変位し、仕切体保持手段の円滑な作動が妨げられる。そのため、貯蔵温度帯毎に、微妙に長さの異なる仕切支持体03や仕切体04を採用する必要があり、部品の製造コストや管理コストが増大する。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、観音開式扉が開いている状態では、仕切体をより確実にかつ低コストで引込位置に保持することができる冷却貯蔵庫を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却貯蔵庫は、断熱箱体(1)の開口(8)を観音開式扉(11,12)が開閉自在に閉塞するとともに、一方の扉の非支持側部分の裏面に仕切支持体(21)が設けられ、この仕切支持体に仕切体(26)が、扉の端部から突出する張出位置と、この張出位置よりも引っ込んだ引込位置との間を揺動可能に取り付けられ、前記一方の扉の閉動作に伴って、仕切体の端部に設けられたガイド溝(27)が断熱箱体の開口縁部に設けられた突出部(43)に係合して、仕切体が引込位置から張出位置に揺動する。そして、仕切支持体の端部に設けられた回動軸(32)と、この回動軸に嵌まる長孔(34)を有して回動軸を中心として回動するとともに長孔が回動軸に対してスライドすることにより上下動する係合部支持体(31)と、前記一方の扉が閉位置の際に、前記断熱箱体の開口縁部または開口縁部に設けられた押圧部(46)に押圧されるべく前記係合部支持体に設けられた被押圧部(36)と、仕切体に設けられた係止部(28)と、前記一方の扉が開位置で前記被押圧部が押圧されていない際には係止部に係合して仕切体を引込位置に保持し、かつ、前記一方の扉が閉位置で前記被押圧部が押圧されると係合位置から移動して仕切体の揺動を許容する前記係合部支持体に設けられた係合部(33)とを備えていることを特徴とする。
【0009】
また、押圧部の押圧に抗する方向に前記係合部支持体を付勢する付勢手段(37)を備えていることがある。
【0010】
さらに、前記付勢手段が、仕切支持体の本体の端面に当接する脚部(37c,37d)を有する板バネで構成され、かつ、係合部支持体には、前記板バネの脚部の付け根部(37b)の上下の変位を許容する開口(39)が設けられていることがある。
【0011】
そして、前記押圧部が、弾性部材(44)を介して断熱箱体の開口縁部に設けられ上下方向に変位可能であることがある。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における冷却貯蔵庫の実施の一形態を図1ないし図8を用いて説明する。図1は本発明にかかる冷却貯蔵庫の斜視図である。図2は冷却貯蔵庫の仕切体および仕切支持体の上部の斜視図である。図3は押圧部、ガイド溝に係合する突出部、仕切体および仕切支持体の組立分解斜視図である。図4は引込位置にある仕切体および仕切支持体の要部切欠斜視図である。図5は閉位置にある観音開式扉の要部平断面図である。図6は開位置にある観音開式扉の要部平断面図である。図7は扉が閉じる直前の説明図で、(a)が要部断面図、(b)が仕切体および仕切支持体の平面図である。図8は扉が閉じた状態の説明図で、(a)が要部断面図、(b)が仕切体および仕切支持体の平面図である。
【0013】
まず始めに、全体構成を説明する。冷却貯蔵庫である業務用冷蔵庫の本体は、断熱箱体1で構成され、この断熱箱体1の内部空間すなわち庫内2には、網棚3が複数多段に設けられているとともに、図示しない冷却器により冷却される。この冷却器は、断熱箱体1の上側に配置されている圧縮機6および凝縮器7などとともに冷凍サイクルを構成している。また、断熱箱体1の前面には開口8が形成され、この開口8は横仕切9により上下に仕切られ、上側の開口面および下側の開口面が形成されている。各開口面は各々、観音開式の断熱扉11〜14で開閉自在に閉塞されている。扉11〜14は、各開口面の左右縁部に上下ヒンジにより回動自在に取り付けられているとともに、裏面周縁部にガスケット16が設けられている。また、下側の開口面には左右に二分割するように支柱17が設けられている。そして、下側の扉13,14が閉じられている状態では、扉13,14のガスケット16が開口8の縁部、横仕切9および支柱17に当接する。
【0014】
つぎに、上側の観音開式の扉11,12の詳細について説明する。右側の扉12の非支持側(すなわち、左側)部分の裏面に、上下方向に細長い樹脂製の仕切支持体21が設けられている。この仕切支持体21に、回動軸22(図7(b)および図8(b)参照)を中心として回動可能に仕切体26が取り付けられており、樹脂製の仕切体26は、図5に図示するように右側の扉12の端部から左側に突出する張出位置と、この張出位置よりは引っ込んだ図6に図示する引込位置との間を揺動可能である。この仕切体26は上下方向に細長で、開口8の上側の開口面の高さに略相当する長さを有している。
【0015】
そして、仕切体26の上端部には、端面にガイド溝27が、また、側面には係止部としての爪係止溝28が形成されている。爪係止溝28は上下方向に形成されているとともに、下端部が横方向に切り欠かれ、離脱部28aが形成されている。一方、仕切支持体21の上端部には、係合部支持体としての板金製の爪支持板31が係合部支持体用回動軸としてのビス32で回動可能に取り付けられている。爪支持板31は、係合部としての爪33が突出して形成されているとともにビス32が挿入される長孔34が形成されている側板部31a、この側板部31aの上端から略直角に折り曲げられた中板部31b、および、この中板部31bの端部から略直角に上方に折り曲げられたフランジ部31cを具備している。フランジ部31cに、爪支持板31の上方を覆う被押圧部としてのキャップ36および、キャップ36を上方に付勢する付勢手段として被押圧部用板バネ37がビス38で取り付けられている。板バネ37は、爪支持板31のフランジ部31cに取り付けられる取付部37a、この取付部37aから略直角に折れ曲がって形成される付け根部37bおよび、この付け根部37bから延在し先端が仕切支持体21の本体の上面に当接する脚部37c,37dを具備している。扉側脚部37cは庫内側脚部37dよりも長い。また、爪支持板31の中板部31bには、板バネ37の付け根部37bの上下の移動を許容する開口39が形成されており、開口39の開口面付近に付け根部37bが位置している。そして、爪支持板31の長孔34は、爪支持板31の庫内2側の部分に形成されているとともに、キャップ36の上面は、先端側(すなわち、庫内2側)が下側となるように前下りとなっている。
【0016】
一方、開口8の上側縁部には、開口縁部側部品41が設けられている。この開口縁部側部品41は、開口8の縁部にビス止めされる取付板42、この取付板42に一体に形成された突出部43、取付板42に取り付けられた押圧部付勢手段としての弾性部材である押圧部用板バネ44、および、この板バネ44の先端に取り付けられ上下動可能な押圧部46を具備する。そして、右側の扉12が閉じられた状態において、突出部43が仕切体26のガイド溝27に係合可能な位置に配置され、かつ、押圧部46がキャップ36を押圧することが可能な位置に配置されている。右側の扉12が閉じられる際には、キャップ36が押圧部46により下方に押圧される。この押圧により、爪支持板31がビス32を中心として回動し、キャップ36の扉12側の端部および爪33が下方に変位するとともに、爪支持板31の長孔34がビス32にスライドして爪支持板31の全体がさらに下方に変位する。
【0017】
この様に構成されている業務用冷蔵庫における上側の扉11,12の開閉動作を説明する。右側の扉12が開いている状態では、図7に図示するように、仕切支持体21側の爪33が引込位置にある仕切体26の爪係止溝28に係合して係止されており、仕切体26が張出位置に揺動することを阻止している。そして、この状態から右側の扉12を閉方向に回動すると、キャップ36が開口8の縁部に設けられた押圧部46で、板バネ37の付勢力に抗して下方に押圧され、キャップ36および爪支持板31がビス32を中心として図7において時計方向に回動する(すなわち、キャップ36の扉側端部が下方に移動するように回動する)とともに、爪支持板31の長孔34がビス32に対してスライドすることにより、キャップ36および爪支持板31がさらに下方に変位する。このキャップ36および爪支持板31の回動および上下方向の変位(この実施の形態では下方移動)にともなって、爪33が下方に移動し、爪係止溝28に係合している状態から離脱部28aの位置まで変位し、仕切体26の揺動を許容する。それとともに、右側の扉12の閉動作に伴って、図6に図示するように、仕切体26のガイド溝27が開口8の縁部の突出部43に向かって移動して係合する。この係合により、突出部43が仕切体26を引込位置から張出位置に揺動させ、図5および図8に図示する状態とする。そして、観音開式扉11,12が閉じられた状態では、扉11,12のガスケット16は、開口8の縁部、横仕切9および仕切体26に当接し、庫内2の冷気の流出を防止する。
【0018】
また、キャップ36が押圧部46で押圧された際に、キャップ36の移動量に応じて板バネ37は変形するが、板バネ37の付け根部37bの上下の変位を爪支持板31の開口39が許容しているため、板バネ37の脚部37c,37dだけでなく、付け根部37bも変形することができる。したがって、付け根部37bの変位が爪支持板31の中板部31bなどで阻止されているものに比して、小さな板バネ37で対応することができる。
【0019】
右側の扉12が閉じた状態から開けられる際には、上述の閉動作とは逆に、仕切体26が張出位置から引込位置に回動するとともに、キャップ36が押圧部46から離れ、板バネ37の付勢力により図7において反時計方向に回動するとともに、上方に変位する。それに伴って、爪33が離脱部28aを通って爪係止溝28に係合し係止される。そして、爪33と爪係止溝28との係合により、仕切体26は引込位置に確実に確保される。したがって、段ボールなどが仕切体26に当たり、引込位置から張出位置に揺動させる方向に仕切体26に力が加わっても、仕切体26が張出位置に揺動することを防止することができる。
【0020】
前述の様に、この実施の形態においては、仕切体26には係止部(爪係止溝28)が設けられ、仕切支持体21には係止部に係脱可能な係合部(爪33)、押圧された際に係合部を係止部から離脱させる被押圧部(キャップ36)および係合部を係止部に係合させる方向に付勢する付勢手段(板バネ37)が設けられ、かつ、断熱箱体1の開口8の縁部には被押圧部を押圧する押圧部46が設けられている。したがって、一方の扉(右側の扉12)を開けた際には、付勢手段により仕切支持体21の係合部が仕切体26の係止部に係合されて係止され、この係合部と係止部との係合により、仕切体26が確実に引込位置に保持される。その結果、段ボールなどが仕切体26に当たり、引込位置から張出位置に揺動させる方向に仕切体26に力が加わっても、仕切体26が張出位置に揺動することを防止することができる。
【0021】
そして、係合部および被押圧部が設けられている係合部支持体(爪支持板31)には、回動軸(ビス32)の挿入される孔34が形成されて、揺動可能となっているとともに、この孔34が長孔であるので、上下にスライド可能となっている。そのため、冷却貯蔵庫の貯蔵温度帯が異なって、細長い仕切支持体21や仕切体26の収縮量が異なり、仕切支持体21および仕切体26の端部の位置が上下に変位しても、長孔34が回動軸に対して上下にスライドすることにより円滑に対応することができる。その結果、冷蔵庫や冷凍庫などのように貯蔵温度帯の異なる各種冷却貯蔵庫にも、同じ長さの仕切支持体21や仕切体26を採用することができる。
【0022】
また、係合部支持体(爪支持板31)には、板バネ37の付け根部37bの上下の変位を許容する開口39が設けられているため、板バネ37の脚部37c,37dだけでなく、付け根部37bも変形することができる。したがって、付け根部37bの変位が係合部支持体などで阻止されているものに比して、小さな板バネで対応することができる。
【0023】
そして、係合部支持体(爪支持板31)は、係合部(爪33)および長孔34が形成されている側板部31a、この側板部31aの端部から略直角に折り曲げられた中板部31b、および、この中板部31bの端部から略直角に折り曲げられて被押圧部(キャップ36)が設けられるフランジ部31cを具備しており、被押圧部(キャップ36)により押圧された際に、中板部31bが係合部支持体の下方への変位を制限するストッパーとなる。この中板部31bに、板バネ37の付け根部37bの上下の変位を許容する開口39が設けられている。
【0024】
さらに、押圧部46が弾性部材(板バネ44)を介して断熱箱体1の縁部に取り付けられているため、仕切支持体21やキャップ36などの取付誤差や温度変化などに円滑に対応することができる。
【0025】
また、板バネ37には扉側脚部37cおよび庫内側脚部37dの2個の脚部が設けられているので、長孔34をビス32にスライドさせて、爪支持板31を回動させながら円滑に上下動させることができる。
【0026】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)冷却貯蔵庫は、業務用冷蔵庫以外の他の形式の冷却貯蔵庫でも可能である。たとえば、冷凍冷蔵庫や冷凍庫、また、業務用以外のものなどでも可能である。
【0027】
(2)観音開式扉の個数や配置などは適宜変更可能である。そして、少なくとも、1個の観音開式扉が仕切体および仕切支持体を具備している。
(3)係合部や係止部の構造や形式は適宜変更可能である。
【0028】
(4)被押圧部(キャップ36)を押圧する部材は、断熱箱体1の開口8の縁部に取り付けられた押圧部46に限定されず、開口8の縁部で押圧することも可能である。
(5)仕切体および仕切支持体は、右側の扉12ではなく、左側の扉11に設けることも可能であり、左右の何れか一方の扉に取り付けられる。
【0029】
(6)実施の形態においては、被押圧部(キャップ36)を付勢する被押圧部付勢手段は、板バネ37であるが、コイルバネなどの他の形式のバネや、ゴムなどの弾性体でも可能である。同様に、押圧部付勢手段は板バネ44であるが、コイルバネなどの他の形式のバネや、ゴムなどの弾性体でも可能である。ただし、付勢手段はバネ、特に板バネであることが好ましい。
(7)また、板バネ37の脚部の本数は適宜変更可能で、たとえば、扉側脚部37cのみとすることも可能である。ただし、扉側脚部37cおよび庫内側脚部37dの両者を設けることが好ましい。
(8)実施の形態においては、被押圧部(キャップ36)は係合部支持体(爪支持板31)と別体に形成されているが、一体に形成することも可能である。また、係合部(爪33)は係合部支持体(爪支持板31)と一体に形成されているが、別体に形成することも可能である。この様に、被押圧部および係合部が設けられている係合部支持体の構造は、適宜変更可能である。
【0030】
(9)実施の形態においては、爪支持板31や爪係止溝28は、仕切支持体21および仕切体26の上端部に設けられているが、上端部ではなく下端部に設けることも可能である。
(10)実施の形態においては、回動軸はビス32で構成されているが、軸体であればよく、シャフトなどで構成することも可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、係合部支持体が、仕切支持体の端部に設けられた回動軸に嵌まる長孔を有し、回動および上下動可能となっており、この係合部支持体の係合部が、扉の開位置で被押圧部が押圧されていない際には仕切体の係止部に係合して仕切体を引込位置に保持し、かつ、扉の閉位置で被押圧部が押圧されると係合位置から移動して仕切体の揺動を許容している。したがって、扉が開いている状態では、係合部が係止部に係合することにより、仕切体は引込位置に保持されている。その結果、段ボールなどが仕切体に当たり、引込位置から張出位置に揺動させる方向に仕切体に力が加わっても、仕切体が張出位置に揺動することを防止することができる。そして、扉を閉じた際には、押圧部が被押圧部を押圧するため、係合部が係止部との係合位置から移動して仕切体の揺動を許容する。したがって、仕切体は、開口縁部の突出部と仕切体のガイド溝との係合により、引込位置から張出位置に揺動することができる。
しかも、前述のように、回動軸に嵌まる孔が長孔であり、係合部支持体が上下にスライド可能となっているため、冷却貯蔵庫の貯蔵温度帯が異なって、仕切支持体や仕切体の収縮量が異なり、仕切支持体および仕切体の端部の位置が上下に変位しても、長孔が回動軸に対して上下にスライドすることにより円滑に対応することができる。それとともに、仕切体や仕切支持体に取付誤差などがある際にも、円滑に対応することができる。その結果、冷蔵庫や冷凍庫などのように貯蔵温度帯の異なる各種冷却貯蔵庫にも、同じ長さの仕切支持体や仕切体を採用することができる。その結果、部品の製造コストや管理コストを削減することができる。
【0032】
また、係合部支持体を押圧部の押圧に抗する方向に付勢する付勢手段が、仕切支持体の本体の端面に当接する脚部を有する板バネで構成され、かつ、係合部支持体には、板バネの脚部の付け根部の上下の変位を許容する開口が設けられているので、板バネの脚部だけでなく、付け根部も変形することができる。したがって、付け根部の変位が係合部支持体などで阻止されているものに比して、小さな板バネで対応することができる。
【0033】
そして、押圧部が、弾性部材を介して断熱箱体の開口縁部に設けられ上下方向に変位可能であるので、仕切体や仕切支持体に取付誤差や温度変化などがある際にも、円滑に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる冷却貯蔵庫の斜視図である。
【図2】図2は冷却貯蔵庫の仕切体および仕切支持体の上部の斜視図である。
【図3】図3は押圧部、ガイド溝に係合する突出部、仕切体および仕切支持体の組立分解斜視図である。
【図4】図4は引込位置にある仕切体および仕切支持体の要部切欠斜視図である。
【図5】図5は閉位置にある観音開式扉の要部平断面図である。
【図6】図6は開位置にある観音開式扉の要部平断面図である。
【図7】図7は扉が閉じる直前の説明図で、(a)が要部断面図、(b)が仕切体および仕切支持体の平面図である。
【図8】図8は扉が閉じた状態の説明図で、(a)が要部断面図、(b)が仕切体および仕切支持体の平面図である。
【図9】図9は従来の冷却貯蔵庫の観音開式扉の開閉時の概略の説明図である。
【符号の説明】
1 断熱箱体
8 断熱箱体の開口
11,12 観音開式扉
21 仕切支持体
26 仕切体
27 ガイド溝
28 爪係止溝(係止部)
31 爪支持板(係合部支持体)
32 ビス(回動軸)
33 爪(係合部)
34 爪支持板の長孔
36 キャップ(被押圧部)
37 板バネ(被押圧部用付勢手段)
37b 板バネの脚部の付け根部
37c,37d 板バネの脚部
39 爪支持板の開口
43 突出部
44 板バネ(押圧部用弾性部材)
46 押圧部

Claims (4)

  1. 断熱箱体の開口を観音開式扉が開閉自在に閉塞するとともに、一方の扉の非支持側部分の裏面に仕切支持体が設けられ、
    この仕切支持体に仕切体が、扉の端部から突出する張出位置と、この張出位置よりも引っ込んだ引込位置との間を揺動可能に取り付けられ、
    前記一方の扉の閉動作に伴って、仕切体の端部に設けられたガイド溝が断熱箱体の開口縁部に設けられた突出部に係合して、仕切体が引込位置から張出位置に揺動する冷却貯蔵庫において、
    前記仕切支持体の端部に設けられた回動軸と、
    この回動軸に嵌まる長孔を有して、回動軸を中心として回動するとともに、長孔が回動軸に対してスライドすることにより上下動する係合部支持体と、
    前記一方の扉が閉位置の際に、前記断熱箱体の開口縁部または開口縁部に設けられた押圧部に押圧されるべく前記係合部支持体に設けられた被押圧部と、
    前記仕切体に設けられた係止部と、
    前記一方の扉が開位置で前記被押圧部が押圧されていない際には、係止部に係合して仕切体を引込位置に保持し、かつ、前記一方の扉が閉位置で前記被押圧部が押圧されると係合位置から移動して仕切体の揺動を許容する前記係合部支持体に設けられた係合部とを備えていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記押圧部の押圧に抗する方向に前記係合部支持体を付勢する付勢手段を備えていることを特徴としている請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記付勢手段が、仕切支持体の本体の端面に当接する脚部を有する板バネで構成され、
    かつ、前記係合部支持体には、前記板バネの脚部の付け根部の上下の変位を許容する開口が設けられていることを特徴としている請求項1または2記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記押圧部が、弾性部材を介して断熱箱体の開口縁部に設けられ上下方向に変位可能であることを特徴としている請求項1,2または3記載の冷却貯蔵庫。
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