JP2004175377A - 園芸用結束機 - Google Patents

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Abstract

【課題】園芸用結束機に於て、テープの逆行を確実に防止すると共に、テープの引出し抵抗を減少させて被結束物にテープを掛け回す時の負荷を軽減する。
【解決手段】ドライバハンドル2の後部のテープマガジンに装填したテープTをテープガイド6内へ通して該テープガイド6の先端から引出すように構成した園芸用結束機1に於て、前記テープガイド6の内壁面に先端部をテープ経路の下流側に向けて板バネ31を斜設すると共に、該板バネ31の傾斜面略中間部にテープT側に突出する爪部34を設け、一方、該板バネ31に対向する内壁面に、該板バネ31先端部近傍に向かって突出する突出部(第1突出部36)を設け、該板バネ31の先端部と該突出部とによりテープTを挟持し、上記爪部34にテープTを接触させることによりテープTに引戻し抵抗を与えてテープTの逆行を防止した園芸用結束機を提供する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、園芸用結束機に関するものであり、特に、支柱と枝等の被結束物の周囲にテープを掛けまわし、テープの先端部を下流部に重ねてステープルにより綴じると共に、テープの所定位置をカッターにより切断することにより被結束物を結束するように構成した園芸用結束機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、此種園芸用結束機を既に出願しており(特願2002−173115号)、該出願を図5乃至図20に従って説明する。図5は園芸用結束機1を示し、該園芸用結束機1は、ドライバハンドル2とクリンチャアーム3と下ハンドル4をプライヤー形に組合せ、該ドライバハンドル2の後部にテープマガジン5が取付けられており、該テープマガジン5に装填した園芸用のテープTは、該ドライバハンドル2の上面に装着したテープガイド6の中を通して該テープガイド6の先端から引出し、ステープルマガジン7の先端の垂直テープガイド8へ通して下方へ垂下させるように構成されている。
【0003】
そして、前記ドライバハンドル2と前記ステープルマガジン7は後部の軸9にて連結されており、通常のステープラと同様に該ドライバハンドル2に対して該ステープルマガジン7は僅かな角度範囲で回転が可能になっている。
【0004】
又、前記ドライバハンドル2の先端にノッチ刃形状のカッター刃10が取付けられており、該カッター刃10のやや後方にはステープルを射出するための板状ドライバ11が取付けられている。
【0005】
次に、前記テープマガジン5や前記テープガイド6を省略して示す図6によって、前記クリンチャアーム3側の構成を説明する。同図は前記ドライバハンドル2と前記下ハンドル4を握って該ドライバハンドル2と前記クリンチャアーム3を軽く閉じた状態を示している。この時、該クリンチャアーム3の先端部に設けたクリンチャ12と前記ステープルマガジン7の先端部が接触しており、該クリンチャ12と前記ドライバ11とが対向している。
【0006】
又、前記クリンチャアーム3の前部に取付けられている前後回動自在なピッキングプレート13は、捩りコイルバネ(図5に於て14)によって下端部を回動中心として図に於て時計回り方向へ付勢されており、その手前に配置されたテープ支えプレート15に対向している。更に、前記クリンチャアーム3の基部近傍にはストッパー16が固定されており、該ストッパー16の下に上下回動自在なクラッチレバー17が取付けられている。
【0007】
そして、前記ピッキングプレート13と前記ストッパー16との間には前後に長いプッシュプレート18が挿入されていて、該プッシュプレート18は、後部のバネ受け孔19と前記クリンチャアーム3の底面との間に介装した捩りコイルバネ(図5に於て20)によって該プッシュプレート18の後端部が上昇方向へ付勢されている。
【0008】
更に、前記プッシュプレート18の前端部は前記ピッキングプレート13の後面に形成された凹部13aに係合しており、該ピッキングプレート13に押圧されて後端が前記ストッパー16の前面に圧接されている。
【0009】
又、前記プッシュプレート18の後部には上方へ隆起する凸部21が形成されており、前記クリンチャ12と前記ステープルマガジン7が接触した状態において、前記凸部21は前記ドライバハンドル2に設けたローラ22に接近或いは接触している。
【0010】
同図の状態から前記ドライバハンドル2と前記クリンチャアーム3を更に閉じてゆくと、前記プッシュプレート18が前記ローラ22に押されて下降し、図7に示すように該プッシュプレート18と前記ストッパー16との係合が外れ、該プッシュプレート18は前記ピッキングプレート13に押されて後退する。
【0011】
そして、該ピッキングプレート13は前記テープ支えプレート15へ向かって回動し、前記ステープルマガジン7の前面の前記垂直テープガイド8から下方へ垂下しているテープ(図示せず)の先端部に突き刺さり、前記テープ支えプレート15に当接してテープの先端を保持する。
【0012】
この状態から前記ドライバハンドル2と前記下ハンドル4の閉じ操作を解除して該ドライバハンドル2と該クリンチャアーム3とを開くと、図8にテープTを図示して示す如く、該ドライバハンドル2側からテープTが引出されて該ドライバハンドル2と該クリンチャアーム3との間にテープTが張られる。そして、図9にテープTを図示して示す如く、前記園芸用結束機1を前方へ押し出して該ドライバハンドル2と該クリンチャアーム3との間へ農作物の枝Vと支柱Sを入れればテープTが枝Vと支柱Sに掛け回される。
【0013】
続いて、前記ドライバハンドル2と前記クリンチャアーム3を閉じて再び図7の状態にすると、前記テープ支えプレート15に掴まれているテープTの先端部分が前記垂直テープガイド8の出口付近でテープTの下流部分に重ねられてテープループが形成される。更に、前記ドライバハンドル2と前記クリンチャアーム3の間隔を狭めていくと、前記ドライバ11が前記ステープルマガジン7内のステープル(図示せず)に当たって射出を開始し、前記カッター刃10が前記テープ支えプレート15の前面上縁近傍でテープに接する。
【0014】
これと同時に、前記プッシュプレート18の後部下面の傾斜カム面23が前記クラッチレバー17に当たり、傾斜カム面23のカム作用により前記プッシュプレート18が前記ドライバハンドル2の下降に連動して前進を開始する。そして、図10に示すように、前記ドライバ11がステープルを射出してテープ(図示せず)を綴じ、前記カッター刃10がテープを切断した時には前記ピッキングプレート13は前方へ回動して該カッター刃10の経路から退避していて、前記プッシュプレート18の後端は前記クラッチレバー17の前面に乗り上げる。
【0015】
結束完了後に前記ドライバハンドル2と前記クリンチャアーム3とを開くと、図11に示すように前記ローラ22による押圧を解除された前記プッシュプレート18は、前記捩りコイルバネ(図5に於て20)により前記クラッチレバー17と共に上昇し、前記プッシュプレート18の後端が前記ストッパー16に係合して図6の初期状態に戻る。
【0016】
図12は前記ドライバハンドル2の前部を示し、該ドライバハンドル2の上面に取付けられている筒型の前記樹脂製テープガイド6は、底板部6aと上カバー部6bとが薄肉ヒンジ部によって連結されている一体成形部品であり、該上カバー部6bを開閉することができる。該上カバー部6bの前部には天井面から垂下するリブ6cが形成されており、テープは前記底板部6aに取付けた板バネ24とリブ6cとの間を通って前部壁面の下端開口部6dから引出される。
【0017】
図13は前記板バネ24を示し、一枚の矩形板バネの中央部にコ字形の切り込み加工を施して二つの長短バネ部24a,24bが独立して作動するように形成しており、且つ、短バネ部24bの先端形状は山形状に形成され、図12のように前記テープガイド6の上カバー部6bを綴じた状態では、下流側の長バネ部24aがリブ6cに弾接し、上流側の短バネ部24bはリブ6cの手前で天井面に接近している。
【0018】
図14は結束作業時にテープTが引出される時の状態を示し、テープTの引張りテンションにより前記長バネ部24aと前記短バネ部24bが押し下げられてテープTはほぼ直線的に引出される。
【0019】
図15は、作業姿勢の変化などによりテープマガジン(図示せず)内のテープロール(図示せず)に逆転方向の回転力が加わった場合を示し、前記長バネ部24aとリブ6cがテープTを挟んでいるので、該リブ6cとテープロールとの間のテープTが引戻され、この時、テープTの摩擦により前記短バネ部24bが引上げられる。
【0020】
更に、テープTは該短バネ部24bの先端で直角に近い状態に折り曲がるため、テープTの逆行テンションが強いほど該短バネ部24bとテープTとの摩擦力が上昇し、該短バネ部24bがテープTに食い込むようにしてテープTの逆行を阻止する。
【0021】
尚、該短バネ部24bの先端形状は、図13に示した山形状の他に直線形や図16のノッチ形にしたものも知られており、山形やノッチ形としてテープとの接触面積を小さくするほうが単位面積あたりの接触圧及び摩擦が増大して逆行防止の効果が強くなる。又、一枚の板バネを切り抜き加工して長バネ部と短バネ部を形成するものに代えて、図17に示すように別個に形成した長短二枚の板バネ25,26を重ね合わせた二枚構成としたものも知られている。更に、図18に示すように二枚の板バネ27,28を上流側と下流側とに離して配置したものも知られている。又、下流側板バネ27が接する突出部は前述したリブ以外に、図に示すような柱状突出部29に形成したものも知られている。
【0022】
図19は他の先行例を示し、上カバー部6bの前部天井面に二つのリブ6cを前後に直列配置し、長バネ部24aと短バネ部24bをそれぞれリブ6cに弾接させて二対の板バネとリブとによりテープを挟むようにしている。
【0023】
この場合にも、結束作業時には図14と同様に、テープTの引張りテンションにより前記長バネ部24aと短バネ部24bが押し下げられてテープTはほぼ直線的に引出されるが、該短バネ部24bを与圧せず自由にしている先の先行例とは異なり、該短バネ部24bも前記リブ6cに弾接させているので、バネの成形誤差によるバラつき或いは疲労や外力による変形などにより該短バネ部24bの初期角度が変動することがなく、テープの引出し抵抗が安定する。又、テープマガジン内のテープロールが逆回転して矢印で示すようにテープTが後方へ引っ張られた時に、前記短バネ部24bは前記リブ6cに当たって撓み角度を制限されるので逆止め効果も安定すると共に、テープロールの交換時などに更に強くテープが後方へ引っ張られた時に前記短バネ部24bが大きく撓んで変形することを防止できる。
【0024】
図20は更に他の先行例を示し、図12に示した構成に加えて短バネ部24bに板金製のストッパー30を介装している。該ストッパー30は該短バネ部24bの上に重ねてテープガイド6の底板部6aに取付けられていて、該短バネ部24bの基部から中間部までを覆っており、前記ストッパー30が該短バネ部24bの撓み角度を制限することにより、図19の例と同様にテープTの引出し抵抗と逆止め効果の安定化及び該短バネ部24bの変形防止の効果がある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上記園芸用結束機のテープガイドは、底板部と上カバー部とが薄肉ヒンジ部によって連結されている一体成形部品であり、該上カバー部の前部には天井面から垂下するリブ等が形成されており、テープは前記底板部に取付けた板バネとリブ等との間を通って前部壁面の下端開口部から引出される。そして、前記板バネは、長短二つのバネ部が独立して作動するように構成されている。
【0026】
而して、結束作業時にテープが引出される時、テープの引張りテンションにより前記長バネ部と前記短バネ部が押し下げられてテープはほぼ直線的に引出される。一方、作業姿勢の変化などによりテープマガジン内のテープロールに逆転方向の回転力が加わった場合は、前記長バネ部とリブがテープを挟んでいるので、該リブ等とテープロールとの間のテープが引戻され、この時、テープの摩擦により前記短バネ部が引上げられ、該短バネ部とテープとの摩擦力が上昇し、該短バネ部がテープに食い込むようにしてテープの逆行を阻止する。
【0027】
然しながら、前記短バネ部の長さが前記長バネ部の長さよりも短く、反力が高いため、結束作業時にテープが引出される時、長バネ部に比較して短バネ部の撓む量が少なく、テープ引出し時の抵抗となっている。その為、枝と支柱等に掛け回す時の操作負荷がかかり、作業が困難となる虞があった。又、作業者によっては前記板バネを折損することがあり、該板バネが折損してしまうと、垂直テープガイドから垂下するテープが戻ってしまい、次の結束が出来なくなる不都合があった。
【0028】
そこで、園芸用結束機に於て、テープの逆行を確実に防止すると共に、テープの引出し抵抗を減少させて被結束物にテープを掛け回す時の負荷を軽減するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、ドライバハンドルとクリンチャアームとを組合せたステープラ型の園芸用結束機であって、該ドライバハンドルに筒型のテープガイドを設け、該ドライバハンドルの後部のテープマガジンに装填したテープをテープガイド内へ通して該テープガイドの先端から引出すように構成した園芸用結束機に於て、前記テープガイドの内壁面に先端部をテープ経路の下流側に向けて板バネを斜設すると共に、該板バネの傾斜面略中間部にテープ側に突出する爪部を設け、一方、該板バネに対向する内壁面に、該板バネ先端部近傍に向かって突出する突出部を設け、該板バネの先端部と該突出部とによりテープを挟持し、上記爪部にテープを接触させることによりテープに引戻し抵抗を与えてテープの逆行を防止した園芸用結束機、
及び、ドライバハンドルとクリンチャアームとを組合せたステープラ型の園芸用結束機であって、該ドライバハンドルに筒型のテープガイドを設け、該ドライバハンドルの後部のテープマガジンに装填したテープをテープガイド内へ通して該テープガイドの先端から引出すように構成した園芸用結束機に於て、前記テープガイドの内壁面に先端部をテープ経路の下流側に向けて板バネを斜設すると共に、該板バネの傾斜面略中間部にテープ側に突出する爪部を設け、一方、該板バネに対向する内壁面に、該板バネ先端部近傍に向かって突出する第1突出部を設け、且つ、該爪部に向かって突出する第2突出部を設け、該第1の突出部は該板バネの先端部に当接してテープを挟持し、該爪部にテープを接触させることによりテープに引戻し抵抗を与えてテープの逆行を防止すると共に、前記第2突出部は前記爪部に当接して該爪部のテープの逆行による変形を防止するように構成した園芸用結束機、
及び、上記板バネは上記内壁部に固設される基端部近傍が切欠されて狭幅部が形成されている園芸用結束機、
並びに、上記爪部は切り起こしによって形成される園芸用結束機を提供するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来例と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。図1(a)に於て、31は従来例の板バネ(図13に於て24)に代えて用いられる板バネであり、該板バネ31は折曲線32,33によって折曲され、該板バネ31の取付部位となる基端部31aから傾斜状態に次第に起立するように傾斜面31bが形成され、該板バネ31の傾斜面31bの上下方向略中間部に切り起こしによって山形状の爪部34が形成されており、且つ、該山形状の爪部34の先端部は前記板バネ31の先端部側に形成されている。
【0031】
又、該板バネ31の基端部31a近傍には両側部が切欠されて狭幅部35が形成されている。
従って、前記板バネ31は取付け状態に於て、該板バネ31の基端部31aから傾斜状態に次第に起立するように傾斜面31bが形成され、前記爪部34は該板バネ31の傾斜面31bからテープ(図示せず)側に突出するように形成されている。
【0032】
又、図2に示すように、前記板バネ31に対向するテープガイド6の内壁面に、該板バネ31先端部近傍に向かって突出する第1突出部36を設け、且つ、前記爪部34に向かって突出する第2突出部37を設け、該第1の突出部36は該板バネ31の先端部に当接してテープTが挟持されるように構成されている。
【0033】
従って、テープマガジン(図5に於て5)内のテープロール(図示せず)が逆回転して矢印で示すようにテープTが後方へ引っ張られた時に、前記第1の突出部36は該板バネ31の先端部に当接してテープTを挟持し、これによって、前記爪部34にテープTを接触させ、且つ、前記第2突出部37にテープTを当接させて該爪部34に接触するテープTの角度を狭めることによりテープTに引戻し抵抗を与えてテープTの逆行を確実に防止する。
【0034】
又、前記第2突出部37は前記爪部34が所定の撓み状態となった時、該爪部34を当接させることにより該爪部34の変形を防止することができる。
図3は、テープTが垂直テープガイド8から矢印方向に引出される状態を示し、前記板バネ31は該テープTの引張りテンションにより押し下げられて全体的に撓むと共に、前記狭幅部35によって更に撓みが増大し、該板バネ31の先端部、及び、該板バネ31の傾斜面31bの略中間部に形成された前記爪部34もその撓みによってテープT引出し通路から逃げることができ、テープT引出しの抵抗となることなく引出し負荷を低減することが可能となる。
【0035】
又、図4は比較例として、前記狭幅部35が形成された前記板バネ31に代えて、狭幅部が形成されていない板バネ38を取付けたテープガイド6を示したものであり、該板バネ38を用いた場合は、テープTの引出しによって該板バネ38の撓みが図に示す如く放物線状となり、前記板バネ31に比較して撓みが充分でなくテープTの引出し負荷が増大する。
【0036】
斯くして、前記板バネ31は、前記爪部34が該板バネ31の傾斜面31bの略中間部に形成されることにより、テープTの逆行時に抵抗力を増大させることができると共に、テープTの引出し時に前記板バネ31の撓みによってテープT引出し通路から逃げることができ、テープT引出しの抵抗を減少させ引出し荷重を低減することが可能となる。
【0037】
又、前記板バネTは基端部近傍が切欠されて狭幅部35が形成されているので、テープTが引出される時、該狭幅部35によって撓みが増大し、前記爪部34もその撓みによってテープ引出し通路から充分に逃げることができ、テープ引出しの抵抗を減少させ引出し負荷を大幅に低減することが可能となる。従って、被結束物のテープを掛け回す時の負荷を軽減することができる。
【0038】
更に又、前記爪部34は切り起こしによって形成されるので、容易に形成できると共に、前記板バネ31を加工して形成できることになり、斯くして、該板バネ31と別部品とならずコストダウンに寄与できる等の利点がある。
【0039】
そして、テープガイド6の内壁面に前記爪部34に向かって突出する第2突出部37を設けたので、テープTの逆行時に、該爪部34が所定の撓み状態で該第2突出部37に当接して該爪部34の変形を防止することができる。
【0040】
尚、前記爪部34は、前述の如く、切り起こしによって形成することもできるが、前記板バネ31とは別部材を用いて爪部を形成し、該爪部を該板バネ31に固着することによっても同様な効果が期待できる。但し、その場合は別部品となり、コスト高になる虞がある。
【0041】
又、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0042】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、園芸用結束機に於て、テープガイドの内壁面に先端部をテープ経路の下流側に向けて板バネを斜設すると共に、該板バネの傾斜面略中間部にテープ側に突出する爪部を設け、一方、該板バネに対向する内壁面に、該板バネ先端部近傍に向かって突出する突出部を設けたので、該板バネの先端部と該突出部とによりテープを挟持し、上記爪部にテープを接触させることによりテープに引戻し抵抗を与えてテープの逆行を確実に防止することができると共に、テープが引出される時、前記板バネは該テープに押されて撓み、該板バネの先端部、及び、該板バネの傾斜面略中間部に形成された前記爪部は、その撓みによってテープ引出し通路から逃げることができ、テープ引出しの抵抗が減少し引出し負荷を低減することが可能となる。
【0043】
又、請求項2記載の発明は、園芸用結束機に於て、テープガイドの内壁面に先端部をテープ経路の下流側に向けて板バネを斜設すると共に、該板バネの傾斜面略中間部にテープ側に突出する爪部を設け、一方、該板バネに対向する内壁面に、該板バネ先端部近傍に向かって突出する第1突出部を設け、且つ、該爪部に向かって突出する第2突出部を設けたので、請求項1記載の発明の効果に加え、前記第2突出部は前記爪部を当接させて該爪部のテープの逆行による変形を防止することができる。
【0044】
更に、請求項3記載の発明は、上記板バネは上記内壁部に固設される基端部近傍が切欠されて狭幅部が形成されているので、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、テープが引出される時、板バネは該テープに押されて撓むと共に、該狭幅部によって撓みが増大し、板バネの先端部及び爪部もその撓みによってテープ引出し通路から充分に逃げることができ、テープの引出し負荷を大幅に低減することが可能となる。
【0045】
更に又、請求項4記載の発明は、上記爪部は切り起こしによって形成されるので、請求項1,2又は3記載の発明の効果に加え、該爪部は容易に形成できると共に、板バネを加工して形成できるので、別部品とならずコストダウンに寄与できる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態を示し、板バネの平面図。
(b)本発明の一実施の形態を示し、板バネの側面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、テープの逆行防止状態の園芸用結束機を示す一部側面断面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、テープが引出されている状態の一部園芸用結束機を示す一部側面断面図。
【図4】本発明の一実施の形態を示し、狭幅部が形成されていない板バネを用いた場合に於いて、テープが引出されている状態の園芸用結束機を示す一部側面断面図。
【図5】従来例を示し、園芸用結束機の一部側面断面図。
【図6】従来例を示し、園芸用結束機の動作工程を示す一部側面断面図。
【図7】従来例を示し、園芸用結束機の動作工程を示す一部側面断面図。
【図8】従来例を示し、テープを図示して園芸用結束機の動作工程を示す一部切欠側面図。
【図9】従来例を示し、テープを図示して園芸用結束機の動作工程を示す一部切欠側面図。
【図10】従来例を示し、園芸用結束機の動作工程を示す一部側面断面図。
【図11】従来例を示し、園芸用結束機の動作工程を示す一部側面断面図。
【図12】従来例を示し、園芸用結束機を示す一部側面断面図。
【図13】(a)従来例を示し、板バネの平面図。
(b)従来例を示し、板バネの側面図。
【図14】従来例を示し、テープ引出し状態の園芸用結束機を示す一部側面断面図。
【図15】従来例を示し、逆行防止状態の園芸用結束機を示す一部側面断面図。
【図16】(a)他の従来例を示し、板バネの平面図。
(b)他の従来例を示し、板バネの側面図。
【図17】(a)他の従来例を示し、板バネの平面図。
(b)他の従来例を示し、板バネの側面図。
【図18】他の従来例を示し、板バネとその周辺部の一部切欠斜視図。
【図19】他の従来例を示し、逆行防止状態の園芸用結束機を示す一部側面断面図。
【図20】他の従来例を示し、逆行防止状態の園芸用結束機を示す一部側面断面図。
【符号の説明】
1 園芸用結束機
2 ドライバハンドル
3 クリンチャアーム
6 テープガイド
31 板バネ
34 爪部
35 狭幅部
36 第1突出部
37 第2突出部
T テープ

Claims (4)

  1. ドライバハンドルとクリンチャアームとを組合せたステープラ型の園芸用結束機であって、該ドライバハンドルに筒型のテープガイドを設け、該ドライバハンドルの後部のテープマガジンに装填したテープをテープガイド内へ通して該テープガイドの先端から引出すように構成した園芸用結束機に於て、前記テープガイドの内壁面に先端部をテープ経路の下流側に向けて板バネを斜設すると共に、該板バネの傾斜面略中間部にテープ側に突出する爪部を設け、一方、該板バネに対向する内壁面に、該板バネ先端部近傍に向かって突出する突出部を設け、該板バネの先端部と該突出部とによりテープを挟持し、上記爪部にテープを接触させることによりテープに引戻し抵抗を与えてテープの逆行を防止したことを特徴とする園芸用結束機。
  2. ドライバハンドルとクリンチャアームとを組合せたステープラ型の園芸用結束機であって、該ドライバハンドルに筒型のテープガイドを設け、該ドライバハンドルの後部のテープマガジンに装填したテープをテープガイド内へ通して該テープガイドの先端から引出すように構成した園芸用結束機に於て、前記テープガイドの内壁面に先端部をテープ経路の下流側に向けて板バネを斜設すると共に、該板バネの傾斜面略中間部にテープ側に突出する爪部を設け、一方、該板バネに対向する内壁面に、該板バネ先端部近傍に向かって突出する第1突出部を設け、且つ、該爪部に向かって突出する第2突出部を設け、該第1の突出部は該板バネの先端部に当接してテープを挟持し、該爪部にテープを接触させることによりテープに引戻し抵抗を与えてテープの逆行を防止すると共に、前記第2突出部は前記爪部に当接して該爪部のテープの逆行による変形を防止するように構成したことを特徴とする園芸用結束機。
  3. 上記板バネは上記内壁部に固設される基端部近傍が切欠されて狭幅部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の園芸用結束機。
  4. 上記爪部は切り起こしによって形成されることを特徴とする請求項1,2又は3記載の園芸用結束機。
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