JP2004175209A - 無人航空機 - Google Patents
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Abstract
【課題】接近する移動体(例えば他の航空機)との衝突を自動的に回避することができる無人航空機を提供する。
【解決手段】所定の飛行経路に沿った自動飛行を行う無人航空機1において、自機に対する他機Aの接近情報を取得し、この接近情報に基づいて所定の回避指令を出力するTCAS10と、TCAS10によって回避指令が出力された場合に所定の衝突回避動作を行わせるように操作部3a、4a、5aを制御する制御手段(フライトコンピュータ20のCPU)と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】所定の飛行経路に沿った自動飛行を行う無人航空機1において、自機に対する他機Aの接近情報を取得し、この接近情報に基づいて所定の回避指令を出力するTCAS10と、TCAS10によって回避指令が出力された場合に所定の衝突回避動作を行わせるように操作部3a、4a、5aを制御する制御手段(フライトコンピュータ20のCPU)と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無人航空機に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、所定の飛行制御プログラムに基づいて自動飛行を行う無人飛行機、無人ヘリコプタ、無人飛行船等の無人航空機(UAV:Unmanned Air Vehicle)が実用化されている。
【0003】
かかる無人航空機の飛行領域は従来制限されていたが、近年の自律飛行技術の進歩に伴って、一部の無人航空機が地形の観測や火山の噴火災害地の調査等で使用されており、その飛行領域や用途が拡大されつつある。そして、近い将来さらに自律飛行技術が進歩して、複数の無人航空機が同一領域(例えば所定の観測地上空や災害地上空)を飛行するようになった状況を想定して、これら無人航空機同士の衝突を回避するための技術を早期に開発する必要がある。
【0004】
ところで、近年においては、無人飛行船に、超音波センサを用いて障害物を検知する検知装置と、障害物が存在する場合に所定の衝突回避動作を行わせる制御装置と、から構成された障害物自動回避装置を搭載することによって、高層ビル等の地上建造物を自動的に回避する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−247393号公報(第1頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の障害物自動回避装置は、地上建造物のような「非移動体」を回避することを想定したものであるため、移動先を予測できない「移動体」が接近した場合には有効に機能しないおそれがある。また、この障害物自動回避装置は、きわめて低速で飛行する「無人飛行船」に搭載されることを想定したものであり、比較的高速で飛行する他の無人航空機(無人飛行機や無人ヘリコプタ)に搭載された場合には有効に機能しないおそれがある。
【0007】
従って、この障害物自動回避装置を用いても、複数の無人航空機が同一領域を飛行するような状況下においては無人航空機同士の衝突を回避することができない可能性があった。
【0008】
本発明の課題は、接近する移動体(例えば他の航空機)との衝突を自動的に回避することができる無人航空機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、所定の飛行経路に沿った自動飛行を行う無人航空機において、自機に対する他機の接近情報を取得し、この接近情報に基づいて所定の回避指令を出力するTCASと、前記TCASによって前記回避指令が出力された場合に、所定の衝突回避動作を行わせるように所定の操作部を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、TCASが、自機に対する他機の接近情報を取得し、この接近情報に基づいて所定の回避指令の出力を行う。そして、TCASによる回避指令の出力に応じて、制御手段が操作部を制御して所定の衝突回避動作を行わせる。従って、接近する移動体(例えば他の航空機)との衝突を自動的に回避することができる。このため、例えば、複数の無人航空機が同一領域を飛行するような状況下で使用された場合においても、他の無人航空機との衝突を回避することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無人航空機において、前記制御手段は、前記TCASによる前記回避指令の出力が解除された場合に、前記飛行経路への復帰動作を行わせるように前記操作部を制御することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、TCASによる回避指令の出力が解除された場合に、制御手段が所定の操作部を制御して、所定の飛行経路への復帰動作を行わせる。従って、衝突回避動作終了後に自動的に所定の飛行経路に復帰させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、本発明に係る無人航空機の例として、所定の飛行制御プログラムに基づいて自動飛行する無人飛行機(無人固定翼航空機)を挙げて説明することとする。
【0014】
まず、図1を用いて、本実施の形態に係る無人飛行機1の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る無人飛行機1の構成を説明するための説明図である。
【0015】
無人飛行機1は、胴体2、主翼3、水平尾翼4、垂直尾翼5、推進装置6、TCAS(Traffic Alert and Collision Avoidance System)10、フライトコンピュータ20等を備えて構成されており、主翼3には補助翼3aが、水平尾翼4には昇降舵4aが、垂直尾翼5には方向舵5aが、各々設けられている。無人飛行機1は、フライトコンピュータ20によって推進装置6を駆動制御するとともに補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5aを各々駆動制御して、所定の自動飛行を行うものである。補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5aは、本発明における操作部である。
【0016】
TCAS10は、アンテナ部11、プロセッサ部12、等を備えて構成される衝突防止装置である。TCAS10のプロセッサ部12は、自機1の周囲に存在する他機(例えば、図1に示したヘリコプタA)に質問電波を発射し、その応答電波をアンテナ部11によって受信させ、その応答電波を元に他機の方位、距離、高度を算出することによって、自機1に対する他機の接近情報を取得する。そして、自機1に衝突する可能性がある他機(以下、「接近機」という)が検知された場合に、接近警報及び回避方向情報を出力する。プロセッサ部12によって出力された接近警報及び回避方向情報は、所定の伝送線30を介して、フライトコンピュータ20のCPU(後述)に伝送される。
【0017】
なお、本実施の形態に係る無人飛行機1には乗員が搭乗しないため、通常のTCASに備えられるディスプレイやスピーカを省いている。
【0018】
フライトコンピュータ20は、無人飛行機1を統合制御するものであり、メモリやCPU(Central Processing Unit)を備えている。メモリには、所定の飛行経路に係るデータや、この飛行経路に沿った自動飛行を行わせるための飛行制御プログラムが記録されている。CPUには、操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を駆動するためのアクチュエータ40及び推進装置6が電気的に接続されている。CPUがメモリ内の飛行制御プログラムを起動させることにより、アクチュエータ40を介して操作部が駆動制御されるとともに推進装置6が駆動制御され、所定の飛行経路に沿った自動飛行が実現される。
【0019】
フライトコンピュータ20のCPUには、所定の伝送線30を介して、TCAS10のプロセッサ部12によって出力された接近警報及び回避方向情報が伝送される。CPUは、かかる接近警報及び回避方向情報に基づいて衝突回避軌道を算出し、この衝突回避軌道に基づいてアクチュエータ40を介して操作部を駆動制御するとともに推進装置6を駆動制御して、衝突回避動作を行わせる(図1参照)。TCAS10のプロセッサ部12からフライトコンピュータ20のCPUに伝送される接近警報及び回避方向情報は、本発明における回避指令であり、フライトコンピュータ20のCPUは、本発明における制御手段である。
【0020】
また、フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12からの接近警報及び回避方向情報の出力が解除された場合に、所定の飛行経路に無人飛行機1を復帰させるための動作(復帰動作:図3参照)を行わせるようにアクチュエータ40を介して操作部を駆動制御するとともに推進装置6を駆動制御する。
【0021】
次に、図2及び図3を用いて、本実施の形態に係る無人飛行機1の衝突回避動作について説明する。図2は、無人飛行機1の衝突回避動作を説明するためのフローチャートであり、図3は、無人飛行機1の衝突回避動作及び復帰動作の軌道を説明するための説明図である。
【0022】
まず、無人飛行機1が飛行制御プログラムに基づいて所定の飛行経路に沿った自動飛行を行っている状態において、TCAS10のプロセッサ部12は、無人飛行機1の周囲に存在する他機にアンテナ部11から質問電波を発射し、その応答電波をアンテナ部11によって受信する。そして、プロセッサ部12は、その応答電波を元に無人飛行機1に対する他機の接近情報を取得して、接近機を検知する。
【0023】
TCAS10のプロセッサ部12は、接近機を検知(接近機検知工程:S1)した場合に、接近機の接近情報に応じて無人飛行機1の回避方向を算出する(回避方向算出工程:S2)。そして、算出した回避方向に係るデータ(回避方向情報)を接近警報とともに出力する(回避指令出力工程:S3)。これら接近警報及び回避方向情報(回避指令)は、伝送線30を介してフライトコンピュータ20のCPUに伝送される。
【0024】
フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12から回避指令が伝送されたか否かを判定する(指令出力判定工程:S4)。回避指令が伝送されたと判定した場合には、回避方向情報に基づいて衝突回避軌道を算出し(回避軌道算出工程:S5)、この衝突回避軌道に基づいて回避操舵指令を出力し(回避操舵指令出力工程:S6)、アクチュエータ40を介して操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を駆動制御するとともに推進装置6を駆動制御して、衝突回避動作を開始させる。
【0025】
一方、フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12から回避指令が伝送されないと判定した場合には、回避指令が伝送されるまで通常の自動飛行を続行させる。
【0026】
回避操舵指令出力工程S6を経た後、フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12からの回避指令の出力が解除されているかを判定する(指令解除判定工程:S7)。回避指令の出力が解除されたと判定した場合には、衝突回避動作を終了させて、無人飛行機1を所定の飛行経路に復帰させるための復帰軌道を算出し(復帰軌道算出工程:S8)、この復帰軌道に基づいて復帰操舵指令を出力し(復帰操舵指令出力工程:S9)、アクチュエータ40を介して操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を駆動制御するとともに推進装置6を駆動制御して、復帰動作を開始させる。
【0027】
一方、フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12からの回避指令の出力が解除されていないと判定した場合には、回避指令の出力が解除されるまで前記した衝突回避動作を続行させる。
【0028】
復帰操舵指令出力工程S9を経た後、フライトコンピュータ20のCPUは、無人飛行機1が所定の飛行経路に復帰したか否かを判定し(復帰判定工程:S10)、所定の飛行経路に復帰したと判定した場合には、復帰動作を終了させて、通常の飛行制御プログラムに基づいた自動飛行に戻る。一方、復帰判定工程S10において無人飛行機1が所定の飛行経路に復帰していないと判定した場合には、復帰するまで前記した復帰動作を続行させる。
【0029】
図3は、衝突回避軌道及び復帰軌道の例を示した図である。図3(a)に示した衝突回避軌道は、所定の飛行経路から右方向に約180°旋回するような略円弧軌道である。また、図3(a)に示した復帰軌道は、回避指令が解除され衝突回避動作を終了した点から、回避指令が出力されて衝突回避動作を開始した点に向かって右方向に約180°旋回するような略円弧軌道である。
【0030】
一方、図3(b)に示した衝突回避軌道は、所定の飛行経路から右方向に約90°旋回するような略円弧軌道である。また、図3(b)に示した復帰軌道は、回避指令が解除され衝突回避動作を終了した点から、所定の飛行経路上の前方の所定点(ウェイポイント)へ向かう略S字軌道である。
【0031】
本実施の形態に係る無人飛行機1においては、TCAS10によって、自機1に対する他機の接近情報を取得し、この接近情報に基づいて回避指令(接近警報及び回避方向情報)の出力を行うことができる。そして、TCAS10による回避指令の出力に応じて、フライトコンピュータ20のCPU(制御手段)が操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を制御するとともに推進装置6を駆動制御して衝突回避動作を行わせる。従って、接近する他機との衝突を自動的に回避することができる。このため、複数の無人航空機が同一領域を飛行するような状況下で使用された場合においても、他の無人航空機との衝突を回避することができる。
【0032】
また、本実施の形態に係る無人飛行機1においては、TCAS10による回避指令の出力が解除された場合に、フライトコンピュータ20のCPU(制御手段)が操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を制御するとともに推進装置6を駆動制御して、所定の飛行経路への復帰動作を行わせる。従って、衝突回避動作終了後に自動的に所定の飛行経路に復帰させることができる。
【0033】
なお、以上説明した実施の形態においては、無人航空機として無人飛行機(無人固定翼航空機)を例示したが、無人ヘリコプタ(無人回転翼航空機)や無人飛行船においても同様の構成を採用することができる。
【0034】
また、本実施の形態に係る無人飛行機1の構成を、有人の航空機に適用することもできる。すなわち、有人の航空機に、TCAS及びフライトコンピュータを搭載し、TCASとフライトコンピュータのCPUとを伝送線で接続し、TCASから出力される回避指令(接近警報及び回避方向情報)に基づいてCPUが自動的に回避動作を行うように構成することもできる。かかる構成により、パイロットの回避操縦を待たずに自動的に回避動作を行うことができ、パイロットの操縦ミスを補うことができる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、TCASが、自機に対する他機の接近情報に基づいて所定の回避指令の出力を行い、この回避指令の出力に応じて制御手段が操作部を制御して衝突回避動作を行わせるので、接近する移動体との衝突を自動的に回避することができる。
【0036】
請求項2に記載の発明によれば、TCASからの回避指令の出力が解除された場合に、制御手段が所定の操作部を制御して、所定の飛行経路への復帰動作を行わせるので、衝突回避動作終了後に自動的に所定の飛行経路に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無人飛行機の構成を説明するための説明図である。
【図2】図1に示した無人飛行機の衝突回避動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示した無人飛行機の衝突回避軌道及び復帰軌道を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 無人飛行機
3a 補助翼(操作部)
4a 昇降舵(操作部)
5a 方向舵(操作部)
10 TCAS
20 フライトコンピュータ
A ヘリコプタ(他機)
【発明の属する技術分野】
本発明は、無人航空機に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、所定の飛行制御プログラムに基づいて自動飛行を行う無人飛行機、無人ヘリコプタ、無人飛行船等の無人航空機(UAV:Unmanned Air Vehicle)が実用化されている。
【0003】
かかる無人航空機の飛行領域は従来制限されていたが、近年の自律飛行技術の進歩に伴って、一部の無人航空機が地形の観測や火山の噴火災害地の調査等で使用されており、その飛行領域や用途が拡大されつつある。そして、近い将来さらに自律飛行技術が進歩して、複数の無人航空機が同一領域(例えば所定の観測地上空や災害地上空)を飛行するようになった状況を想定して、これら無人航空機同士の衝突を回避するための技術を早期に開発する必要がある。
【0004】
ところで、近年においては、無人飛行船に、超音波センサを用いて障害物を検知する検知装置と、障害物が存在する場合に所定の衝突回避動作を行わせる制御装置と、から構成された障害物自動回避装置を搭載することによって、高層ビル等の地上建造物を自動的に回避する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−247393号公報(第1頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の障害物自動回避装置は、地上建造物のような「非移動体」を回避することを想定したものであるため、移動先を予測できない「移動体」が接近した場合には有効に機能しないおそれがある。また、この障害物自動回避装置は、きわめて低速で飛行する「無人飛行船」に搭載されることを想定したものであり、比較的高速で飛行する他の無人航空機(無人飛行機や無人ヘリコプタ)に搭載された場合には有効に機能しないおそれがある。
【0007】
従って、この障害物自動回避装置を用いても、複数の無人航空機が同一領域を飛行するような状況下においては無人航空機同士の衝突を回避することができない可能性があった。
【0008】
本発明の課題は、接近する移動体(例えば他の航空機)との衝突を自動的に回避することができる無人航空機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、所定の飛行経路に沿った自動飛行を行う無人航空機において、自機に対する他機の接近情報を取得し、この接近情報に基づいて所定の回避指令を出力するTCASと、前記TCASによって前記回避指令が出力された場合に、所定の衝突回避動作を行わせるように所定の操作部を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、TCASが、自機に対する他機の接近情報を取得し、この接近情報に基づいて所定の回避指令の出力を行う。そして、TCASによる回避指令の出力に応じて、制御手段が操作部を制御して所定の衝突回避動作を行わせる。従って、接近する移動体(例えば他の航空機)との衝突を自動的に回避することができる。このため、例えば、複数の無人航空機が同一領域を飛行するような状況下で使用された場合においても、他の無人航空機との衝突を回避することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無人航空機において、前記制御手段は、前記TCASによる前記回避指令の出力が解除された場合に、前記飛行経路への復帰動作を行わせるように前記操作部を制御することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、TCASによる回避指令の出力が解除された場合に、制御手段が所定の操作部を制御して、所定の飛行経路への復帰動作を行わせる。従って、衝突回避動作終了後に自動的に所定の飛行経路に復帰させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、本発明に係る無人航空機の例として、所定の飛行制御プログラムに基づいて自動飛行する無人飛行機(無人固定翼航空機)を挙げて説明することとする。
【0014】
まず、図1を用いて、本実施の形態に係る無人飛行機1の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る無人飛行機1の構成を説明するための説明図である。
【0015】
無人飛行機1は、胴体2、主翼3、水平尾翼4、垂直尾翼5、推進装置6、TCAS(Traffic Alert and Collision Avoidance System)10、フライトコンピュータ20等を備えて構成されており、主翼3には補助翼3aが、水平尾翼4には昇降舵4aが、垂直尾翼5には方向舵5aが、各々設けられている。無人飛行機1は、フライトコンピュータ20によって推進装置6を駆動制御するとともに補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5aを各々駆動制御して、所定の自動飛行を行うものである。補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5aは、本発明における操作部である。
【0016】
TCAS10は、アンテナ部11、プロセッサ部12、等を備えて構成される衝突防止装置である。TCAS10のプロセッサ部12は、自機1の周囲に存在する他機(例えば、図1に示したヘリコプタA)に質問電波を発射し、その応答電波をアンテナ部11によって受信させ、その応答電波を元に他機の方位、距離、高度を算出することによって、自機1に対する他機の接近情報を取得する。そして、自機1に衝突する可能性がある他機(以下、「接近機」という)が検知された場合に、接近警報及び回避方向情報を出力する。プロセッサ部12によって出力された接近警報及び回避方向情報は、所定の伝送線30を介して、フライトコンピュータ20のCPU(後述)に伝送される。
【0017】
なお、本実施の形態に係る無人飛行機1には乗員が搭乗しないため、通常のTCASに備えられるディスプレイやスピーカを省いている。
【0018】
フライトコンピュータ20は、無人飛行機1を統合制御するものであり、メモリやCPU(Central Processing Unit)を備えている。メモリには、所定の飛行経路に係るデータや、この飛行経路に沿った自動飛行を行わせるための飛行制御プログラムが記録されている。CPUには、操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を駆動するためのアクチュエータ40及び推進装置6が電気的に接続されている。CPUがメモリ内の飛行制御プログラムを起動させることにより、アクチュエータ40を介して操作部が駆動制御されるとともに推進装置6が駆動制御され、所定の飛行経路に沿った自動飛行が実現される。
【0019】
フライトコンピュータ20のCPUには、所定の伝送線30を介して、TCAS10のプロセッサ部12によって出力された接近警報及び回避方向情報が伝送される。CPUは、かかる接近警報及び回避方向情報に基づいて衝突回避軌道を算出し、この衝突回避軌道に基づいてアクチュエータ40を介して操作部を駆動制御するとともに推進装置6を駆動制御して、衝突回避動作を行わせる(図1参照)。TCAS10のプロセッサ部12からフライトコンピュータ20のCPUに伝送される接近警報及び回避方向情報は、本発明における回避指令であり、フライトコンピュータ20のCPUは、本発明における制御手段である。
【0020】
また、フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12からの接近警報及び回避方向情報の出力が解除された場合に、所定の飛行経路に無人飛行機1を復帰させるための動作(復帰動作:図3参照)を行わせるようにアクチュエータ40を介して操作部を駆動制御するとともに推進装置6を駆動制御する。
【0021】
次に、図2及び図3を用いて、本実施の形態に係る無人飛行機1の衝突回避動作について説明する。図2は、無人飛行機1の衝突回避動作を説明するためのフローチャートであり、図3は、無人飛行機1の衝突回避動作及び復帰動作の軌道を説明するための説明図である。
【0022】
まず、無人飛行機1が飛行制御プログラムに基づいて所定の飛行経路に沿った自動飛行を行っている状態において、TCAS10のプロセッサ部12は、無人飛行機1の周囲に存在する他機にアンテナ部11から質問電波を発射し、その応答電波をアンテナ部11によって受信する。そして、プロセッサ部12は、その応答電波を元に無人飛行機1に対する他機の接近情報を取得して、接近機を検知する。
【0023】
TCAS10のプロセッサ部12は、接近機を検知(接近機検知工程:S1)した場合に、接近機の接近情報に応じて無人飛行機1の回避方向を算出する(回避方向算出工程:S2)。そして、算出した回避方向に係るデータ(回避方向情報)を接近警報とともに出力する(回避指令出力工程:S3)。これら接近警報及び回避方向情報(回避指令)は、伝送線30を介してフライトコンピュータ20のCPUに伝送される。
【0024】
フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12から回避指令が伝送されたか否かを判定する(指令出力判定工程:S4)。回避指令が伝送されたと判定した場合には、回避方向情報に基づいて衝突回避軌道を算出し(回避軌道算出工程:S5)、この衝突回避軌道に基づいて回避操舵指令を出力し(回避操舵指令出力工程:S6)、アクチュエータ40を介して操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を駆動制御するとともに推進装置6を駆動制御して、衝突回避動作を開始させる。
【0025】
一方、フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12から回避指令が伝送されないと判定した場合には、回避指令が伝送されるまで通常の自動飛行を続行させる。
【0026】
回避操舵指令出力工程S6を経た後、フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12からの回避指令の出力が解除されているかを判定する(指令解除判定工程:S7)。回避指令の出力が解除されたと判定した場合には、衝突回避動作を終了させて、無人飛行機1を所定の飛行経路に復帰させるための復帰軌道を算出し(復帰軌道算出工程:S8)、この復帰軌道に基づいて復帰操舵指令を出力し(復帰操舵指令出力工程:S9)、アクチュエータ40を介して操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を駆動制御するとともに推進装置6を駆動制御して、復帰動作を開始させる。
【0027】
一方、フライトコンピュータ20のCPUは、TCAS10のプロセッサ部12からの回避指令の出力が解除されていないと判定した場合には、回避指令の出力が解除されるまで前記した衝突回避動作を続行させる。
【0028】
復帰操舵指令出力工程S9を経た後、フライトコンピュータ20のCPUは、無人飛行機1が所定の飛行経路に復帰したか否かを判定し(復帰判定工程:S10)、所定の飛行経路に復帰したと判定した場合には、復帰動作を終了させて、通常の飛行制御プログラムに基づいた自動飛行に戻る。一方、復帰判定工程S10において無人飛行機1が所定の飛行経路に復帰していないと判定した場合には、復帰するまで前記した復帰動作を続行させる。
【0029】
図3は、衝突回避軌道及び復帰軌道の例を示した図である。図3(a)に示した衝突回避軌道は、所定の飛行経路から右方向に約180°旋回するような略円弧軌道である。また、図3(a)に示した復帰軌道は、回避指令が解除され衝突回避動作を終了した点から、回避指令が出力されて衝突回避動作を開始した点に向かって右方向に約180°旋回するような略円弧軌道である。
【0030】
一方、図3(b)に示した衝突回避軌道は、所定の飛行経路から右方向に約90°旋回するような略円弧軌道である。また、図3(b)に示した復帰軌道は、回避指令が解除され衝突回避動作を終了した点から、所定の飛行経路上の前方の所定点(ウェイポイント)へ向かう略S字軌道である。
【0031】
本実施の形態に係る無人飛行機1においては、TCAS10によって、自機1に対する他機の接近情報を取得し、この接近情報に基づいて回避指令(接近警報及び回避方向情報)の出力を行うことができる。そして、TCAS10による回避指令の出力に応じて、フライトコンピュータ20のCPU(制御手段)が操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を制御するとともに推進装置6を駆動制御して衝突回避動作を行わせる。従って、接近する他機との衝突を自動的に回避することができる。このため、複数の無人航空機が同一領域を飛行するような状況下で使用された場合においても、他の無人航空機との衝突を回避することができる。
【0032】
また、本実施の形態に係る無人飛行機1においては、TCAS10による回避指令の出力が解除された場合に、フライトコンピュータ20のCPU(制御手段)が操作部(補助翼3a、昇降舵4a及び方向舵5a)を制御するとともに推進装置6を駆動制御して、所定の飛行経路への復帰動作を行わせる。従って、衝突回避動作終了後に自動的に所定の飛行経路に復帰させることができる。
【0033】
なお、以上説明した実施の形態においては、無人航空機として無人飛行機(無人固定翼航空機)を例示したが、無人ヘリコプタ(無人回転翼航空機)や無人飛行船においても同様の構成を採用することができる。
【0034】
また、本実施の形態に係る無人飛行機1の構成を、有人の航空機に適用することもできる。すなわち、有人の航空機に、TCAS及びフライトコンピュータを搭載し、TCASとフライトコンピュータのCPUとを伝送線で接続し、TCASから出力される回避指令(接近警報及び回避方向情報)に基づいてCPUが自動的に回避動作を行うように構成することもできる。かかる構成により、パイロットの回避操縦を待たずに自動的に回避動作を行うことができ、パイロットの操縦ミスを補うことができる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、TCASが、自機に対する他機の接近情報に基づいて所定の回避指令の出力を行い、この回避指令の出力に応じて制御手段が操作部を制御して衝突回避動作を行わせるので、接近する移動体との衝突を自動的に回避することができる。
【0036】
請求項2に記載の発明によれば、TCASからの回避指令の出力が解除された場合に、制御手段が所定の操作部を制御して、所定の飛行経路への復帰動作を行わせるので、衝突回避動作終了後に自動的に所定の飛行経路に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無人飛行機の構成を説明するための説明図である。
【図2】図1に示した無人飛行機の衝突回避動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示した無人飛行機の衝突回避軌道及び復帰軌道を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 無人飛行機
3a 補助翼(操作部)
4a 昇降舵(操作部)
5a 方向舵(操作部)
10 TCAS
20 フライトコンピュータ
A ヘリコプタ(他機)
Claims (2)
- 所定の飛行経路に沿った自動飛行を行う無人航空機において、
自機に対する他機の接近情報を取得し、この接近情報に基づいて所定の回避指令を出力するTCASと、
前記TCASによって前記回避指令が出力された場合に、所定の衝突回避動作を行わせるように所定の操作部を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする無人航空機。 - 前記制御手段は、
前記TCASによる前記回避指令の出力が解除された場合に、前記飛行経路への復帰動作を行わせるように前記操作部を制御することを特徴とする請求項1に記載の無人航空機。
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