JP2004174462A - 薬品注入方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天然ガス1のガス導管2の途中位置に、薬品タンク4から付臭剤3を送出する定量ポンプ5の吐出側を、圧力制御弁15と微少流量計11と流量制御弁12を順に取り付けた付臭剤供給管7を介し接続する。要求流量F0と微少流量計11による流量検出値F1を一致させるように流量制御弁12の開度を制御する流量制御装置13を備える。流量制御弁12の一次側と二次側に、ポンプ出口圧力計16とガス導管内圧力計17をそれぞれ設け、該各圧力計16と17の差圧が所定の差圧ΔPとなるように圧力制御弁15の開度を制御する圧力制御装置18を設ける。付臭剤3の注入を行う場合は、圧力制御装置18により流量制御弁15の一次側と二次側の差圧を一定に保持した状態にて、流量調整弁12の開度を制御して付臭剤3の注入流量を調整する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は天然ガス等の無臭ガスに付臭剤を注入する等、配管内を流通する対象流体に、微量の薬品を注入するために用いる薬品注入方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
天然ガスは発電用燃料として、又、工場や家庭にて燃料として広く使用されているが、この天然ガスは無臭であり、漏洩するとその検出が困難であるため、臭いの元となる薬品、すなわち、付臭剤を注入して混ぜ、あえて臭いを付けて供給するようにしている。
【0003】
従来、上記天然ガスに付臭剤を注入する場合は、図2にその一例の概要を示す如く、付臭剤3の注入先配管となる天然ガス1流通用ガス導管2の途中に、流量計6を備えた薬品供給管としての付臭剤供給管7を接続して、該付臭剤供給管7に、付臭剤3を収納した薬品タンク4に吸入側を接続して該薬品タンク4内の付臭剤3を送り出すことができるようにしてある定量ポンプ5の吐出側を接続し、更に、上記ガス導管2を流通する天然ガス1の量に応じて決定される付臭剤3の注入すべき量(要求流量)に応じて、上記定量ポンプ5のストローク及び回転数を制御するポンプ制御部8を備えてなる付臭剤注入装置を構成して、上記ガス導管2を流れる天然ガス1の量に応じて要求流量が定まると、該要求流量に基づいて、ポンプ制御部8より上記定量ポンプ5へ指令を与え、該定量ポンプ5を所要のストローク及び回転数で運転させることにより、薬品タンク4内より付臭剤供給管7を通して所要量の付臭剤3を上記ガス導管2内へ注入し、該ガス導管2内を流通する天然ガス1へ所定の割合で混合することができるようにしてある。
【0004】
なお、上記ガス導管2との接続部の近傍となる付臭剤供給管7の下流側端部には、ガス導管2内を流通する天然ガス1の圧力が変動して定量ポンプ5による付臭剤3の吐出圧力より高くなった場合にも、上記ガス導管2側より付臭剤供給管7側へ逆流が生じることを防止するための逆止弁9が設けてある。又、10は付臭剤供給管7の途中位置より分岐させて下流側端部を薬品タンク4に接続した付臭剤戻し管であり、定量ポンプ5より吐出される付臭剤3のうち、過剰分は上記付臭剤戻し管10を通して薬品タンク4へ戻すことができるようにしてある。
【0005】
ところで、天然ガス1の付臭を行う場合、送ガス量に対する付臭剤3の注入濃度は12〜16mg/m3(Normal)/hの範囲とすることが望まれる。一方、ガス導管2を流通する天然ガス1の送ガス量は2700〜150000m3(Normal)/hの幅で変動することがあり、このため付臭剤の注入量は、32〜2400g/hと微少流量から広い範囲に亘って調整することが求められる。
【0006】
又、上記ガス導管2内にて天然ガス1を流通させる場合、上記ガス導管2内の圧力は、3.5〜4.5Mpaの範囲で圧力変動することがある。
【0007】
なお、薬品を注入する他の手法としては、たとえば、薬品と水を所定の混合比で混合してなる薬液を製造する場合に、該薬液の要求量に応じて上記薬品の注入量と、該薬品を注入、混合すべき対象となる水の供給量の双方を、共に制御することが広く行われている(たとえば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開昭58−115204号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の付臭剤注入装置では、定量ポンプ5のストローク制御と回転数制御を行うことのみによって付臭剤3の流量を調整していたため、注入先となるガス導管2内の圧力が変動すると、流量が定まらないという問題があると共に、上記定量ポンプ5におけるストロークと回転数を制御する方式では、付臭剤3の微少流量での注入が難しいという問題があり、更に、流量制御の制御性が悪いことから、要求流量に対して実際の注入量との偏差が大きいという問題もある。
【0010】
更に又、付臭剤3の微小流量時には、付臭剤供給管7における注入点付近に設けてある逆止弁9が注入の妨げとなるため、正確な注入ができないという問題もある。
【0011】
従来は、要求量に対する実際の注入量の誤差に関しては、あまりシビアな要求はなされていなかったが、近年では高い制御性を求められるようになり、このため付臭剤3の注入量が32g/hというような微少流量の場合であっても正確に注入できるようにすることが求められるようになってきている。
【0012】
なお、上記特許文献1に記載された薬品注入方法の如く、薬品と該薬品を注入すべき対象の供給量をともに制御する方法は、上記ガス導管2内を流通する天然ガス1に付臭剤3を注入する場合のように、注入先配管を圧力変動しながら流通する流体に対して、薬品の注入量のみを制御しながら注入する場合には適用できないものである。
【0013】
そこで、本発明は、圧力変動する注入先配管に、微少流量であっても薬品の注入を正確に行うことができるようにするための薬品注入方法及び装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、注入先配管の途中位置に、薬品タンク内より定量ポンプにて送出する薬品を、流量制御弁を備えた薬品供給管を通して注入するときに、上記流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力を検出して、該一次側圧力検出値と二次側圧力検出値との間に所定の差圧が保持されるように上記定量ポンプの出口側圧力を制御し、上記流量制御弁の一次側と二次側に所定の差圧を保持した状態にて、注入すべき薬品の要求流量を満足させるように上記流量制御弁の開度を制御して薬品の注入量を制御する薬品注入方法、及び、注入先配管の途中位置に、薬品タンクから薬品を送出するようにしてある定量ポンプを接続して、流量計と流量制御弁を設けると共に、上記薬品供給ラインにおける流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力を検出するための圧力計と上記定量ポンプ出口圧力を制御する圧力制御弁とを設け、且つ上記一次側圧力計による検出値と上記二次側圧力計による検出値の間に予め設定された所定差圧を保持させることができるように上記圧力制御弁の開度を制御する圧力制御装置と、上記注入先配管へ注入すべき薬品の要求流量と上記流量計における検出値が一致するように上記流量制御弁の開度を制御する流量制御装置とを備えてなる構成を有する薬品注入装置とする。
【0015】
注入先配管の圧力が変動すると、この圧力変動が流量制御弁二次側圧力計により検出され、その二次側圧力の検出値に基づいて、圧力制御装置により圧力制御弁の開度が制御されて、上記流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力との間に所定の差圧が形成されて保持される。この状態において、薬品の要求流量を満たすように流量制御装置により流量制御弁の開度が制御されるため、注入先配管の圧力変動に影響を受けることなく正確な流量の薬品が、上記注入先配管に対して注入されるようになる。
【0016】
又、注入先配管へ注入すべき薬品の要求流量に対して、一次側圧力計による検出値と二次側圧力計による検出値との差圧に応じた圧力補正を加えた後、定量ポンプへ出力指令を与えることができるようにしてあるポンプ制御装置を備えた構成とすることにより、流量制御弁の一次側と二次側との差圧を一定に保つときに、定量ポンプのポンプ能力を、上記流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力との実測値に基づいて制御できるため、流量制御弁の一次側圧力に要求される絶対値が低い場合に、定量ポンプの無駄な運転を防止できると共に、ポンプ能力を適宜変化させることにより、圧力制御弁による流量制御弁一次側圧力と二次側圧力との差圧の制御を容易なものとすることができて、圧力制御弁に要求される能力を引き下げることも可能になる。
【0017】
更に、薬品供給ラインにおける流量制御弁よりも下流側位置に、該流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力に差圧があり且つ薬品注入の要求流量がある場合にのみ開放される自動遮断弁を設けた構成とすることにより、注入先配管の圧力が、定量ポンプの吐出圧力より高くなった場合や、注入すべき薬品の要求流量がない場合に、逆流を確実に防止できると共に、従来の逆止弁を用いて逆流防止を図る場合に生じていた如き薬品の微少流量時に注入の妨げが生じる虞をなくすことができて、微少流量であっても薬品を注入先配管へ正確に注入することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明の薬品注入方法及び装置の実施の一形態として天然ガス1へ付臭剤3を注入する場合に適用した場合について示すもので、図2に示したものと同様に、付臭剤3の注入先配管となるガス導管2の途中位置に、薬品タンク4内の付臭剤3を送出できるようにしてある定量ポンプ5の吐出側を、付臭剤供給管7を介して接続した構成において、該付臭剤供給管7に流量計6と逆止弁9を設けることに代えて、流量計として、たとえば、コリオリ式等の微少流量計11と流量制御弁12を設け、且つガス導管2を流通する天然ガス1の送ガス量に基づいて決定される要求流量と、上記微少流量計11による検出値が一致するように上記流量制御弁12の開度を制御する流量制御装置13を備える。
【0020】
更に、付臭剤供給管7における定量ポンプ5の直後位置より分岐させた分岐管14を、上記薬品タンク4に接続すると共に、上記分岐管14の途中位置に、圧力制御弁15を設けて、該圧力制御弁15の開度を調整して、上記定量ポンプ5から付臭剤供給管7を通して流量制御弁12側へ付臭剤3を送るときに、その一部を圧力制御弁15、分岐管14を経て薬品タンク4へ戻すことにより、上記定量ポンプ5より付臭剤供給管7を通して供給される付臭剤3の上記流量制御弁12の一次側圧力を変化させることができるようにする。更に又、上記流量制御弁12の一次側の圧力を検出する一次側圧力計としてのポンプ出口圧力計16を、上記分岐管14における圧力制御弁15よりも上流側位置に設けると共に、流量制御弁12の二次側圧力を検出する二次側圧力計として、ガス導管2内の圧力を検出するガス導管内圧力計17を、ガス導管2における付臭剤供給管7の接続部よりも上流側位置に設け、上記ポンプ出口圧力計16とガス導管内圧力計17によりそれぞれ検出される流量制御弁12の一次側圧力と二次側圧力の検出信号に基づいて上記圧力制御弁15の開度を制御することにより、流量制御弁12の一次側圧力と二次側圧力との間に所定の差圧を付与できるようにした圧力制御装置18を備える。
【0021】
更に又、ガス導管2内を流通する天然ガス1の送ガス量に基づいて決定される付臭剤3の要求流量に対し、上記圧力制御装置18より出力される流量制御弁12の一次側圧力と二次側圧力の実測値に基いて圧力補正を行った後、定量ポンプ5のストローク及び回転数を制御するポンプ制御装置19を備える。
【0022】
ここで、上記各制御装置について詳述する。
【0023】
上記流量制御装置13は、ガス導管2内を流通する天然ガス1の送ガス量に基づいて図示しない要求流量指令部から注入すべき付臭剤3の要求流量F0が与えられた場合に、該要求流量F0と、微少流量計11より送られる付臭剤3の流量検出値F1とを比較する比較器20、該比較器20にて求められる上記要求流量と流量検出値との差(F0−F1)が零になるように、PID演算を行って上記流量制御弁12に開閉指令CFを発するPID演算器21とを備えた構成としてある。
【0024】
上記圧力制御装置18は、ガス導管内圧力計17より送られる流量制御弁12の二次側圧力P2の検出値に、上記流量制御弁12にて流量を制御する場合に一次側圧力P1と二次側圧力P2との間に所望される所定の差圧ΔPを加える加算器22、該加算器22にて算出される二次側圧力と所望差圧との和(P2+ΔP)を、ポンプ出口圧力計16より送られる流量制御弁12の一次側圧力P1の検出値と比較する比較器23、及び、該比較器23にて算出される上記二次側圧力と所望差圧との和と、一次側圧力との差(P2+ΔP−P1)が零になるように、PID演算を行って圧力制御弁15へ開度指令CPを発するPID演算器24とを備えた構成として、ガス導管2内を流通する天然ガス1の圧力が変化した場合には、該変化に追従して流量制御弁12の一次側圧力P1と二次側圧力P2の差圧が常時所定の値、すなわち、ΔPにて一定に保持できるようにしてある。
【0025】
更に、上記圧力制御装置18には、上記比較器23にて算出される二次側圧力と所望差圧との和と、一次側圧力との差(P2+ΔP−P1)の値に基づいてPID演算を行ってポンプ制御装置19へ圧力補正信号Sを発するPID演算器25を設け、一方、上記ポンプ制御装置19には、要求流量指令部から付臭剤3の要求流量F0が与えられた場合に、該要求流量F0に対し上記圧力制御装置18のPID演算器25より発せられる圧力補正信号Sにより補正を加えた後、定量ポンプ5のストローク及び回転数を決定して該定量ポンプ5へ出力指令COを与える演算器26を備えた構成としてあり、これにより、上記定量ポンプ5への出力指令COを、圧力補正を加えてなるものとして、定量ポンプ出口側圧力、すなわち、流量制御弁12の一次側圧力P1が、流量制御弁二次側圧力と所望差圧との和(P2+ΔP)に対して低いときには、定量ポンプ5のポンプ能力を上げ、一方、流量制御弁一次側圧力P1が、上記流量制御弁二次側圧力と所望差圧との和(P2+ΔP)に対して大幅に高い場合には、ポンプ能力を自動的に引き下げ、これにより、定量ポンプ5による流量制御弁一次側圧力P1の加圧を適正に行うことができるようにしてある。
【0026】
更に又、付臭剤供給管7における流量制御弁12の下流側位置に、自動遮断弁27を設け、且つ上記流量制御装置13に、付臭剤3の要求流量F0を出力するモニタスイッチ28を設けると共に、圧力制御装置18に、比較器23の下流側にて流量制御弁12の一次側圧力P1と二次側圧力P2との実差圧を出力するモニタスイッチ29を設け、更に、上記モニタスイッチ28より出力される付臭剤3の要求流量F0が有り、且つモニタスイッチ29にて流量制御弁一次側圧力P1が二次側圧力P2よりも高いことが示された場合にのみ上記自動遮断弁27に開指令Cを与える論理回路30を設けて、付臭剤3の要求流量F0がない(F0=0)場合や、流量制御弁12の一次側圧力P1が二次側圧力P2よりも低い場合には、上記自動遮断弁27を自動的に閉塞させて、ガス導管2側からの逆流を防止できるようにする。
【0027】
なお、上記流量制御弁12と微少流量計11としては、ガス導管2を流通する天然ガス1の送ガス量の変化に追従して付臭剤3の注入量を変化させることができるように、32〜2400g/hの流量範囲をカバーできるレンジアビリティーの大きいものを使用するようにする。又、流量制御弁12の一次側と二次側の差圧を安定させるために、定量ポンプ5と流量制御弁12はできるだけ近付けることができるように、付臭剤供給管7の全長を短くすることが好ましい。
【0028】
各制御装置にて使用するコントローラは、一般のシーケンサやワンループコントローラ、DCS等を使用すればよい。
【0029】
上記構成としてある付臭剤注入装置を用いてガス導管2を流通する天然ガス1に付臭剤3を注入する場合、ポンプ制御装置19からの出力指令COに従って定量ポンプ5を運転した状態において、上記ガス導管2を流通する送ガス量に応じて付臭剤3の要求流量F0が決定されて要求流量指令部より与えられると、流量制御装置13では、付臭剤供給管7を流通する付臭剤3の流量検出値F1が上記要求流量F0と一致するように流量制御弁12に対し開度指令CFが発せられて、該流量制御弁12の開度が制御されることにより、上記要求流量F0に応じた流量の付臭剤3が、上記ガス導管2内を流通する天然ガス1へ注入される。この際、圧力制御装置18による圧力制御弁15の制御により、付臭剤3の注入先となるガス導管2内の圧力が変化しても、上記流量制御弁12の一次側と二次側の差圧は常に所定の値ΔPで一定となるように制御されているため、上記流量制御弁12の開度の変化に追従して、正確な流量の付臭剤3がガス導管2へ注入されるようになる。
【0030】
このように、上記本発明の付臭剤注入方法及び装置によれば、流量制御弁12の開度の制御により付臭剤3の注入流量を調整するようにしてあるので、従来の定量ポンプ5の運転制御のみによって付臭剤3の注入流量を制御する場合に比して、要求流量F0に見合う正確な流量の付臭剤3をガス導管2へ注入することができ、しかも、ガス導管2内の圧力が変化しても流量制御弁12の一次側と二次側の差圧を一定に保持することができるため、注入先となるガス導管内圧力の変化に影響を受けることなく、上記流量制御弁12の開度の変化に追従した正確な流量の付臭剤3を注入することができる。
【0031】
又、上記流量制御弁12の一次側と二次側との差圧を一定に保つときに、一次側圧力P1を与える定量ポンプ5のポンプ能力自体を、上記流量制御弁12の一次側圧力P1と二次側圧力P2との実測値に基づいて制御するようにしてあるため、一次側圧力P1に要求される絶対値が低い場合に、定量ポンプ5の無駄な運転を防止できると共に、ポンプ能力を適宜変化させることにより、圧力制御弁15による一次側圧力P1と二次側圧力P2との差圧の制御を容易なものとすることができて、圧力制御弁15に要求される能力を引き下げることも可能になる。
【0032】
更に、自動遮断弁27により、ガス導管2側からの逆流を防止できるようにしてあるため、従来の逆止弁9を用いて逆流防止を図る場合に生じていた如き付臭剤3の微少流量時の注入の妨げが生じる虞はなく、たとえ微少流量であっても付臭剤3をガス導管2へ正確に注入することができる。
【0033】
これらのことから、ガス導管2を流通する天然ガス1の送ガス量が2700〜150000m3(Normal)/hと大幅に変化するような場合であっても、その送ガス量の変化に追従して付臭剤3を、32〜2400g/hというように微少流量から大きな範囲に亘り正確に注入することが可能になる。更に、この正確な注入は、注入先となるガス導管2内の圧力変動に影響されることなく実施することができることから、付臭剤3の注入濃度を常時規定内に制御することが可能となる。
【0034】
なお、上記実施の形態では、天然ガス1に付臭剤3を注入する場合について説明したが、他のガスに付臭する場合についても同様に適用することができ、更には、注入先配管内を圧力変動しながら流通する対象流体に対して、所要の薬品を、微少流量から大幅な範囲に亘って注入する場合にも適用できること、流量制御弁12と微少流量計11は、注入すべき薬品量の範囲の全体をカバーすることができれば、任意の流量範囲に対応したものを用いてよく、又、任意の形式のものを用いてよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の薬品注入方法及び装置によれば、次の如き優れた効果を発揮する。
(1)注入先配管の途中位置に、薬品タンク内より定量ポンプにて送出する薬品を、流量制御弁を備えた薬品供給管を通して注入するときに、上記流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力を検出して、該一次側圧力検出値と二次側圧力検出値との間に所定の差圧が保持されるように上記定量ポンプの出口側圧力を制御し、上記流量制御弁の一次側と二次側に所定の差圧を保持した状態にて、注入すべき薬品の要求流量を満足させるように上記流量制御弁の開度を制御して薬品の注入量を制御する薬品注入方法、及び、注入先配管の途中位置に、薬品タンクから薬品を送出するようにしてある定量ポンプを接続して、流量計と流量制御弁を設けると共に、上記薬品供給ラインにおける流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力を検出するための圧力計と上記定量ポンプ出口圧力を制御する圧力制御弁とを設け、且つ上記一次側圧力計による検出値と上記二次側圧力計による検出値の間に予め設定された所定差圧を保持させることができるように上記圧力制御弁の開度を制御する圧力制御装置と、上記注入先配管へ注入すべき薬品の要求流量と上記流量計における検出値が一致するように上記流量制御弁の開度を制御する流量制御装置とを備えてなる構成を有する薬品注入装置としてあるので、流量制御弁の開度の制御により薬品の注入流量を調整することができて、従来の定量ポンプの運転制御のみによって付臭剤の注入流量を制御する場合に比して、要求流量に見合う正確な流量の薬品を注入先配管へ注入することができ、しかも、注入先配管内の圧力が変化しても、流量制御弁の一次側と二次側の差圧を一定に保持することができるため、注入先配管内の圧力の変化に影響を受けることなく、上記流量制御弁の開度の変化に応じて正確な流量の薬品を注入することができる。
(2)注入先配管へ注入すべき薬品の要求流量に対して、一次側圧力計による検出値と二次側圧力計による検出値との差圧に応じた圧力補正を加えた後、定量ポンプへ出力指令を与えることができるようにしてあるポンプ制御装置を備えた構成とすることにより、流量制御弁の一次側と二次側との差圧を一定に保つときに、定量ポンプのポンプ能力を、上記流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力との実測値に基づいて制御できるため、流量制御弁の一次側圧力に要求される絶対値が低い場合に、定量ポンプの無駄な運転を防止できると共に、ポンプ能力を適宜変化させることにより、圧力制御弁による流量制御弁一次側圧力と二次側圧力との差圧の制御を容易なものとすることができて、圧力制御弁に要求される能力を引き下げることも可能になる。
(3)薬品供給ラインにおける流量制御弁よりも下流側位置に、該流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力に差圧があり且つ薬品注入の要求流量がある場合にのみ開放される自動遮断弁を設けた構成とすることにより、注入先配管の圧力が、定量ポンプの吐出圧力より高くなった場合や、注入すべき薬品の要求流量がない場合に、逆流を確実に防止できると共に、従来の逆止弁を用いて逆流防止を図る場合に生じていた如き薬品の微少流量時に注入の妨げが生じる虞をなくすことができて、微少流量であっても薬品を注入先配管へ正確に注入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬品注入方法及び装置の実施の一形態として付臭剤注入装置に適用した場合を示す概要図である。
【図2】従来の付臭剤注入装置の一例を示す概要図である。
【符号の説明】
2 ガス導管(注入先配管)
3 付臭剤(薬品)
4 薬品タンク
5 定量ポンプ
7 付臭剤供給ライン(薬品供給ライン)
11 微少流量計(流量計)
12 流量制御弁
13 流量制御装置
15 圧力制御弁
16 ポンプ出口圧力計(一次側圧力計)
17 ガス導管内圧力計(二次側圧力計)
18 圧力制御装置
19 ポンプ制御装置
27 自動遮断弁
P1 一次側圧力(検出値)
P2 二次側圧力(検出値)
ΔP 差圧
F0 要求流量
F1 流量検出値(検出値)
S 圧力補正信号
CO 出力指令
Claims (4)
- 注入先配管の途中位置に、薬品タンク内より定量ポンプにて送出する薬品を、流量制御弁を備えた薬品供給管を通して注入するときに、上記流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力を検出して、該一次側圧力検出値と二次側圧力検出値との間に所定の差圧が保持されるように上記定量ポンプの出口側圧力を制御し、上記流量制御弁の一次側と二次側に所定の差圧を保持した状態にて、注入すべき薬品の要求流量を満足させるように上記流量制御弁の開度を制御して薬品の注入を行わせるようにすることを特徴とする薬品注入方法。
- 注入先配管の途中位置に、薬品タンクから薬品を送出するようにしてある定量ポンプを接続して、流量計と流量制御弁を設けると共に、上記薬品供給ラインにおける流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力を検出するための圧力計と上記定量ポンプ出口圧力を制御する圧力制御弁とを設け、且つ上記一次側圧力計による検出値と上記二次側圧力計による検出値の間に予め設定された所定差圧を保持させることができるように上記圧力制御弁の開度を制御する圧力制御装置と、上記注入先配管へ注入すべき薬品の要求流量と上記流量計における検出値が一致するように上記流量制御弁の開度を制御する流量制御装置とを備えてなる構成を有することを特徴とする薬品注入装置。
- 注入先配管へ注入すべき薬品の要求流量に対して、一次側圧力計による検出値と二次側圧力計による検出値との差圧に応じた圧力補正を加えた後、定量ポンプへ出力指令を与えることができるようにしてあるポンプ制御装置を備えた請求項2記載の薬品注入装置。
- 薬品供給ラインにおける流量制御弁よりも下流側位置に、該流量制御弁の一次側圧力と二次側圧力に差圧があり且つ薬品注入の要求流量がある場合にのみ開放される自動遮断弁を設けた請求項2又は3記載の薬品注入装置。
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