JP2004173364A - 配線具の構造 - Google Patents

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JP2004173364A JP2002333971A JP2002333971A JP2004173364A JP 2004173364 A JP2004173364 A JP 2004173364A JP 2002333971 A JP2002333971 A JP 2002333971A JP 2002333971 A JP2002333971 A JP 2002333971A JP 2004173364 A JP2004173364 A JP 2004173364A
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Katsumi Yokoyama
勝美 横山
Susumu Terauchi
進 寺内
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Panasonic Homes Co Ltd
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Panahome Corp
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Abstract

【課題】近年の屋内配線の複雑化と頻繁な変更の必要性の下、配線接着剤の使用や、カバーの取付位置の測定や調整等煩雑な熟練作業が不要で作業性の極めて高い配線具の構造を提供すること。
【解決手段】建築物の壁面に露出して配線される導線を保持しかつ被覆する配線具の構造において、直立片とその下端で直角に折れ曲がるガイド片を具え、ガイド片が床面に当接する位置で、直立片に設けた固着孔に貫挿した固着具により壁面に固定されたアングルと、内部に配線スペースを形成し、固着具の頭部外径より大きな貫通孔と、その上方に連続し、幅が固着具の頭部外径よりも小さいが固着具の軸部を貫挿する切欠部を連設した取付孔を裏面に具え、上記アングルを固定した固着具を取付孔に嵌挿して壁に固定されるカバーとからなり、アングルの固着孔が、所定の取付位置にあるカバーの切欠部に向合う位置に形成されたことを特徴とする配線具の構造。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の屋内壁表面に露出した配線を保持し被覆し、配線作業の作業性に優れ、外観を良好とする配線具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭にコンピュータやファクシミリ等が普及し、また家電製品も非常に多くなってきている。そのため、設置したコンセントが不足した場合や、あるいは設置したコンセントがあっても、家具を置いたり、間取りの変更などにより、このコンセントが使用できなくなった場合には、従来、延長コードなどを用いて、たこ足配線して対応するか、あるいはコンセントの増設や移動を、電気工事店等の専門業者に依頼している。
【0003】
しかしながら、たこ足配線は火災等を生じる危険がある。また、専門業者に依頼して工事してもらうのは、工事に取り掛かるまでに通常時間を要するし、工事費用もかかり、しかも工事を行うに際して、壁紙の貼り直しなどの補修工事が付随するという問題がある。
【0004】
このような問題を解決するため、図4に示すように、居室の巾木、廻り縁、扉枠などの細長部材を配線スペースとして使用し、細長の配線スペースボックスaとプラグ、ソケット、コネクタ等接続部材bを具えたアウトレットユニットcを組合わせて構成する配線具の構造が提案されている。(例えば、特開平9−247828号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような配線具の構造では、配線スペースボックスa を壁面に接着剤で固定する方法が多用されており、接着剤の硬化するまでの間木片で配線スペースボックスa を壁面に押圧する等して養生することが必要であり、配線作業に多くの時間と手間を要するという問題がある。又配線の変更やメンテナンス作業の際には、硬化した接着剤を剥離して配線スペースボックスa を取り外すこととなり、壁クロスが剥がれたり、壁面に接着剤跡が残る等の問題もあった。
【0006】
このような問題を解決するために、予め壁面に専用のブラケットを取り付けておき、このブラケットに配線スペースボックスa を装着することが行われている。この方法では接着剤の使用は不要となるが、ブラケットの取り付け位置がずれると、配線スペースボックスa が取り付かなかったり、配線スペースボックスa と床面の間に不均一な間隙を生じ、外観を損なうという問題がある。又このような問題防止のためブラケットの取り付け位置を逐一メジャー等で正確に測定しながらブラケットの取り付けを行うことも考えられるが、作業時間が増大し、又熟練が必要となる。
【0007】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、カバーの取付位置の測定や調整等煩雑な熟練作業が不要で作業性の極めて高い配線具の構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、建築物の壁面に露出して配線される導線を保持しかつ被覆する配線具の構造において、直立片とその下端で直角に折れ曲がるガイド片を具え、ガイド片が床面に当接する位置で、直立片に設けた固着孔に貫挿した固着具により壁面に固定されたアングルと、内部に配線スペースを形成し、固着具の頭部外径より大きな貫通孔と、その上方に連続し、幅が固着具の頭部外径よりも小さいが固着具の軸部を貫挿する切欠部を連設した取付孔を裏面に具え、上記アングルを固定した固着具を取付孔に嵌挿して壁に固定されるカバーとからなり、アングルの固着孔が、所定の取付位置にあるカバーの切欠部に向合う位置に形成されたことを特徴としている。
【0009】
また請求項2記載の発明は、固着具の頭部に連続して、カバーの取付孔の周縁部の肉厚と略同厚のボス部を形成したことを特徴としている。
【0010】
また請求項3記載の発明は、カバーの下端に、床面との間隙を遮断する軟質材を形成したことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は分解斜視図、図2の(a)と(b)は、配線工事の工程を順に示す断面図をそれぞれ示している。
【0012】
本実施形態の配線具の構造Aは、居室、廊下等の建築物の壁面1に露出して配線する導線2を保持しかつ被覆する構造に関し、壁面1に固定されたアングル8とカバー11とから成る。
【0013】
前記アングル8は、固着孔6を設けた直立片3とその下端で直角に折れ曲がるガイド片4を具え、鉄、ステンレス、プラスチック等で一体に形成され、ガイド片4が床面5に当接する位置で固着孔6に貫挿した固着具7により壁面1に固定される。
【0014】
固着具7は、その頭部7Hに連続形成したボス部7Bがアングル8の固着孔6周縁に当接するため固着孔6に嵌入しえず、アングル8の直立片3表面から、該ボス部7B及び頭部7Hが突出する。
【0015】
一方カバー11は、下端で後方に折れ曲がる受けリブ24を具えた直立板状のメインプレート21、その上端で後方に折れ曲がる上フランジ22、更にその後部で垂直下方に延びる取付片23とから成り、鉄、ステンレスの折り曲げ成形、プラスチックの押出し成形、塩化ビニルシート貼り合板のVカット成形等により形成される。またメインプレート21と取付片23の間隙で配線スペース9を構成する。
【0016】
前記取付け片23には、前記固着具7の頭部7Hの外径より大きな貫通孔10Aと、その上方に連続し、幅が固着具7の頭部7H外径よりも小さいが固着具7のボス部7Bを含む軸頭部7Sを貫挿する切欠部10Bを連設した取付孔10を設ける。
【0017】
然して図2(a)に示すように、配線スペース9に導線2を配設したカバー11を、その貫通孔10Aが前記固着具7の頭部7Hに対向する高さにおいて、取付片23がアングル8の直立片3に重なるまで水平にスライドする。次いで、メインプレート21の受けリブ24が床面5に当たるまでカバー11を下方にスライドすると、取付孔10の切欠部10Bに固着具7のボス部7Bが貫挿するとともに固着具7の頭部7Hとアングル8の直立片3で取付片23を挟着してカバー11が固定される。本実施形態では、固着具7のボス部7Bの高さhが、カバー11の取付孔10を設ける取付片23の肉厚と略同厚に形成されているため、固着具7の壁面1に対する嵌入深さの調整を必要とせず、常にがたつきのなく安定してカバー11を固定でき、作業性に優れる。
【0018】
図2(a)に示すごとく、カバー11の受けリブ24表面から取付片23の切欠部10Bまでの高さ方向の寸法L1と、アングル8のガイド片4表面から固着孔6中心までの高さ方向の寸法L2は、略同一に設定してある。他方前記のように、ガイド片4が床面5に当接する位置でアングル8を固定するため、固着孔6及び該固着孔6に嵌合する固着具7は床面5から一定距離にあることが確保される。従って、アングル8及び固着孔6にカバー11を装着すると、図2(b)に示すごとく、アングル8の固着孔6(及び固着具7)が、所定の取付位置にあるカバー11の切欠部10Bに向い合って位置する。このように、本実施形態では、アングル8の直立片3に設けた固着孔6に貫挿した固着具7を、カバー11の取付孔10の切欠部10Bに嵌挿するだけで、カバー11を確実に所定の位置に取り付けることができ、例えば床面5との間に不均一な隙間を生じ得ない。又カバー11の取付位置の測定や調整等煩雑な熟練作業が不要となる。
【0019】
配線を変更・増設したり、トラブル時に配線状態をチェックする際には、先ず固着具7の頭部7Hと取付片23の貫通孔10Aが向かい合うまで、カバー11を上方に持ち上げ、次いでカバー11を手前に水平にスライドさせて、カバー11を取り外し、配線スペース9内の導線2に対し必要な作業を行う。
【0020】
尚本実施形態では、カバー11の上フランジ22の後端に、アングル8の直立片3と略同厚寸法後方へ延長した突部25を設けてあるため、カバー11と壁面1の間で隙間を生じない点で好ましい。
【0021】
図3は本発明の異なる実施形態の配線具の構造Bを示す。アングル8は上下一対の固着孔6を設けた直立片3とガイド片4から成り、ガイド片4が床面5に当接する位置で固着孔6に貫挿した固着具7により壁面1に固定される。
【0022】
カバー11は、上端で後方に折れ曲がる上フランジ22を具えたメインプレート21、その背面の中位と下位で後方に延びる上受け片26U、下受け片26L、更にその後端で立上がる上取付片27U、下取付片27Lから成る。
【0023】
カバー11の配線スペース9は、上受け片26Uによりその上部の上配線スペース9Uとその下部の下配線スペース9Lに区分される。上配線スペース9Uには例えば、電話配線、パソコン用情報配線、インターフォン等家庭内情報配線、アンテナ配線等の情報用導線2Uを配線し、他方下配線スペース9Lに100Vの動力用導線2Lを配線する。
【0024】
カバー11の上取付片27U、下取付片27Lに、各々上下の固着具7に向合う位置に取付孔10を設けるが、その具体的構造は前記配線具の構造Aと同じである。又アングル8及び固着具7に対しカバー11を装着する手順も前記配線具の構造Aに準じる。
【0025】
本実施形態では、図3(b)に示すごとく、取付けられた位置にあるカバー11のメインプレート21と床面5の間に隙間28が形成され、該隙間28を充填する軟質ゴム、スポンジ等で構成する軟質材12をメインプレート21下端に設けてあるため、床面5上に不陸があってもこれを吸収して、外観の毀損やゴミ溜まりを防止する。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、直立片とその下端で直角に折れ曲がるガイド片を具え、ガイド片が床面に当接する位置で、直立片に設けた固着孔に貫挿した固着具により壁面に固定されたアングルと、内部に配線スペースを形成し、固着具の頭部外径より大きな貫通孔と、その上方に連続し、幅が固着具の頭部外径よりも小さいが固着具の軸部を貫挿する切欠部を連設した取付孔を裏面に具え、上記アングルを固定した固着具を取付孔に嵌挿して壁に固定されるカバーとからなり、アングルの固着孔が、所定の取付位置にあるカバーの切欠部に向合う位置に形成されたことを特徴とするので、熟練を要することなく、能率的に配線作業をなしえ、しかもカバーと床面の間に不均一な隙間を生じることもない。
【0027】
又固着具の頭部に連続して、カバーの取付孔の周縁部の肉厚と略同厚のボス部を形成することにより作業性が更に向上し、更にはカバーの下端に床面との間隙を遮断する軟質材を形成して、外観の毀損やゴミ溜まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線具の構造Aを示す要部分解斜視図である。
【図2】上記の工事手順を示す断面図である。
【図3】本発明の配線具の構造Bの工事手順を示す断面図である。
【図4】従来例の概略図である。
【符号の説明】
1 壁面
2 導線
3 直立片
4 ガイド片
5 床面
6 固着孔
7 固着具
7B ボス部
7H 頭部
7S 軸部
8 アングル
9 配線スペース
10 取付孔
10A 貫通孔
10B 切欠部
11 カバー
12 軟質材

Claims (3)

  1. 建築物の壁面に露出して配線される導線を保持しかつ被覆する配線具の構造において、直立片とその下端で直角に折れ曲がるガイド片を具え、ガイド片が床面に当接する位置で、直立片に設けた固着孔に貫挿した固着具により壁面に固定されたアングルと、内部に配線スペースを形成し、固着具の頭部外径より大きな貫通孔と、その上方に連続し、幅が固着具の頭部外径よりも小さいが固着具の軸部を貫挿する切欠部を連設した取付孔を裏面に具え、上記アングルを固定した固着具を取付孔に嵌挿して壁に固定されるカバーとからなり、アングルの固着孔が、所定の取付位置にあるカバーの切欠部に向合う位置に形成されたことを特徴とする配線具の構造。
  2. 固着具の頭部に連続して、カバーの取付孔の周縁部の肉厚と略同厚のボス部を形成したことを特徴とする請求項1記載の配線具の構造。
  3. カバーの下端に、床面との間隙を遮断する軟質材を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の配線具の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145611A (ja) * 2014-01-06 2015-08-13 東日本電信電話株式会社 配線カバー取付構造および配線カバー取付方法

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