JP2004173167A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿を照明する光源の交換時のダウンタイムを低減し、まだ使用可能な光源については適切な寿命を判断することができる画像読取装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】所定のタイミングで前記光源111により前記基準部材103を照明し、その反射光から情報を読み取る読取手段106と、前記基準部材103の読取により得られた情報Aを記憶する記憶手段305と、前記光源111について光源累積稼働時間Bを計算する光源累積稼働時間計算部353と、前記光源累積稼働時間Bを記憶する光源累積稼働時間記憶手段305と、前記基準部材103の読取により得られた情報Aの経時の変化と、各読取時までの光源累積稼働時間Bとにより、読取時の光源の残寿命T2を計算する残寿命計算手段303と、前記光源111の残寿命T2を開示する開示手段201とを有することを特徴とする画像読取装置。
【選択図】 図6
【解決手段】所定のタイミングで前記光源111により前記基準部材103を照明し、その反射光から情報を読み取る読取手段106と、前記基準部材103の読取により得られた情報Aを記憶する記憶手段305と、前記光源111について光源累積稼働時間Bを計算する光源累積稼働時間計算部353と、前記光源累積稼働時間Bを記憶する光源累積稼働時間記憶手段305と、前記基準部材103の読取により得られた情報Aの経時の変化と、各読取時までの光源累積稼働時間Bとにより、読取時の光源の残寿命T2を計算する残寿命計算手段303と、前記光源111の残寿命T2を開示する開示手段201とを有することを特徴とする画像読取装置。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イメージスキャナとして、また電子写真複写機やプリンター等の構成として利用される画像読取装置、およびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やイメージスキャナ用の読み取り光源として、ハロゲンランプや水銀蛍光ランプ等の各種ランプが用いられている。
【0003】
しかし、照明手段としてのハロゲンランプは、供給する電圧を一定に保てば光量も一定に維持できるものの、寿命になると急に切れることがあり、サービスコールの原因となっていた。そして、ランプが切れると、交換まで装置全体が使用不可となっていた。
【0004】
また、ハロゲンランプは、高価であり、昇温に対する安全性の面からサーモスイッチ等を取り付ける必要性があるため、コストアップの原因となっていた。
【0005】
そこで、立ち上がり特性、温度特性、耐久性に優れる、水銀を全く用いていないキセノン管が注目されている。
【0006】
キセノン管は、水銀蛍光ランプと比べ光量が小さいため、今までは主にフラットベットスキャナに使われてきたが、最近になって高輝度化の開発が急速に進み、読み取り速度の速いデジタル複写機でも使えるケースが増えてきた。
【0007】
しかし、照明手段としてのキセノンランプは、ランプ切れが発生しない反面、長期の使用で光量が低下して、徐々に画質の品位が劣化するという欠点があった。特に、ランプが切れないという利点が、逆に光量が不足している事態の発見を妨げるという欠点になっていた。
【0008】
上記問題点に対しては、画像読取装置内に設けられた標準白板の原稿照明ランプからの反射光をCCDにより読み取り、その読み取りにより得られた値に応じて画像処理装置に用いられる色補正係数を設定することで、光源の経時劣化による画質の品位劣化を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
又、原稿照明ランプの累積点灯時間を記憶する手段を設け、点灯累積時間が所定の値を超えた場合に警告を行い、光源の所定以上の劣化を検知することで光源の経時劣化による画質の品位劣化を防止する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0010】
又、キセノンランプの累積点灯時間が所定の値を超えた場合もしくはキセノンランプの光量が所定の値を下回った場合にランプの寿命を検知し、光源の所定以上の劣化を検知することで光源の経時劣化による画質の品位劣化を防止する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−218072号公報
【特許文献2】
特開2000−151918号公報
【特許文献3】
特開2001−021998号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術を用いても以下の問題点が存在していた。
【0013】
原稿を照明する光源の寿命が所定の値を超えるか否かで判断されているため、耐久の進み具合が判断できず、光源の交換を促された後、市場での交換部品の用意、作業日程の調整等が行われ、その分ダウンタイムが発生している点。
【0014】
光源の累積稼働時間で寿命を判断する場合、光源の持つ劣化特性の個体差が考慮されないため、例えば、個体差により長持ちする光源も長持ちしない光源に合わせて寿命を判断する閾値が設定されるため、まだ使用可能な光源でも寿命として判断され廃棄される点。
【0015】
本発明は以上の問題を解決するものであり、その目的とする処は、原稿を照明する光源の交換時のダウンタイムを低減し、まだ使用可能な光源については適切な寿命を判断することができる画像読取装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記の技術的構成により前記目的を達成できたものである。
【0017】
(1)原稿と色の基準となる基準部材とを照明可能な光源を備え、前記光源により照明された前記原稿上の画像および前記基準部材を読み取る画像読取装置において、所定のタイミングで前記光源により前記基準部材を照明し、その反射光から情報を読み取る読取手段と、前記基準部材の読取により得られた情報を記憶する記憶手段と、前記光源について光源累積稼働時間を計算する光源累積稼働時間計算部と、前記光源累積稼働時間を記憶する光源累積稼働時間記憶手段と、前記基準部材の読取により得られた情報の経時の変化と、各読取時までの光源累積稼働時間とにより、読取時の光源の残寿命を計算する残寿命計算手段と、前記光源の残寿命を開示する開示手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
【0018】
(2)前記所定のタイミングは、システム起動時であることを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0019】
(3)前記開示手段は、前記光源の残寿命を残稼働回数として表示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0020】
(4)前記開示手段は、前記光源の残寿命を残稼働時間として表示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0021】
(5)前記開示手段は、前記光源の残寿命を、原稿サイズに応じた、残稼働時間、または残稼働回数として表示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0022】
(6)前記光源の稼働日時を計測する光源稼働日時計測手段と、前記光源の稼働日時を記憶する光源稼働日時記憶手段と、前記光源の稼働日時と前記光源累積稼働時間より光源の使用頻度を計算する光源使用頻度計算部とを有し、前記光源の残寿命を、前記光源の使用頻度に応じた残日数、残週数、残月数等の残期間として表示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0023】
(7)前記基準部材の読取は、光源の長手方向に複数の箇所で行い、前記残寿命計算手段は、それら複数の読取により得られた情報の経時の変化と、光源累積稼働時間とにより、読取時の前記複数の箇所での残寿命を計算し、前記開示手段は、前記複数の箇所での残寿命のうち、最も短い残寿命を表示もしくは開示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0024】
(8)色補正係数を用いて情報に対して色補正処理を施す色補正手段と、前記色補正手段を通信可能に接続する接続手段とを有し、前記基準部材の情報に応じた補正情報を、前記接続手段を介して前記色補正手段に伝送し、前記色補正手段は、前記補正情報を用いて色補正処理を行うことを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0025】
(9)原稿と色の基準となる基準部材とを照明可能な光源を備える画像読取装置において、前記光源により照明された前記基準部材から情報を読み取る読取手段と、前記光源について光源累積稼働時間を計算する光源累積稼働時間計算部と、前記基準部材の情報の経時の変化と各読取時までの光源累積稼働時間とにより、前記光源の残寿命を計算する残寿命計算手段と、前記光源の残寿命を開示する開示手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
【0026】
(10)前記(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
(実施例1)
本発明の実施例1を、図1〜図6を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の実施例1に係る画像読取装置の構成を示す側面ブロック図であり、プラテンガラスのみを断面に示した図である。
【0030】
なお、ここでは、画像読取装置が複写機等の画像形成装置の一部として構成される例について説明する。
【0031】
図中、101は原稿、102は、原稿101を搭載するプラテンガラス、103は、基準部材であるシェーディング補正用の白色板、104は、原稿101を抑える圧板、105は、原稿反射光をCCDリニアイメージセンサ106上へ縮小結像させるレンズユニット、106は、読取手段であるCCDリニアイメージセンサ、107はステッピングモータである。
【0032】
110は第一ミラーユニット、111は、光源であるキセノン管からなる原稿照明ランプ、112は第一反射ミラー、113は、キセノン管111を点灯させるインバータであり、第一ミラーユニット110は、原稿照明ランプ111、第一反射ミラー112、インバータ113から構成される。
【0033】
120は第二ミラーユニット、121は第二反射ミラー、122は第三反射ミラーであり、第二ミラーユニット120は、第二反射ミラー121、第三反射ミラー122から構成される。
【0034】
上記構成において、プラテンガラス102に原稿101を搭載し、第一及び第二ミラーユニット110、120をステッピングモータ107により、右方向(副走査方向)に移動走査して原稿101を読み取る。
【0035】
図2は、圧板を持ち上げた状態の画像読取装置の上面図である。
【0036】
図2において、201は、開示手段であるLCD画面であり、ユーザーからの各種設定がタッチ式入力により行われる。
【0037】
210はキーパッド、211は数字のテンキー、212はクリアーキー、213はエンターキー、214はストップキー、215はリセットキー、216はスタートキーであり、キーパッド210は、数字のテンキー211、クリアーキー212、エンターキー213、ストップキー214、リセットキー215、スタートキー216から構成される。
【0038】
また、205、206、207は、原稿サイズ検知用の原稿検知フォトセンサである。
【0039】
原稿101が、例えば図2のようにA4サイズである場合は、原稿検知フォトセンサ205、206がオフ信号、原稿検知フォトセンサ207がオン信号を出力し、それらの出力信号を基にして後述のCPU301が、原稿サイズをA4と認識し、その結果、原稿サイズがLCD201に表示される。
【0040】
次に、図3、図4を用いて、本実施例の画像読取装置におけるキセノン管残寿命の計算、および表示について説明する。
【0041】
図3は、画像読取装置の機能ブロック図、図4は、キセノン管残寿命を表示するLCDの図である。
【0042】
301はCPU、302は、シェーディング補正用の白色板103の反射光について、CCDリニアイメージセンサ106での読取値を計測する基準部材読取値計測部、303は、後述するメモリ305内に記憶されている基準部材読取値の経時データAと光源累積稼働時間Bよりキセノン管111の残寿命を計算する残寿命計算手段である光源残寿命計算部、305は、記憶手段であり、光源累積稼働時間記憶手段であるメモリ、311は、インバータ113から原稿照明ランプであるキセノン管ランプ111への電源供給をオン/オフするスイッチ、352は、キセノン管ランプ111の稼働時間を計測する光源稼働時間計測部、353は、メモリ305内に記憶されるキセノン管111のそれまでの光源累積稼働時間Bに光源稼働時間計測部352で計測された稼働時間を加えて最新の累積稼働時間を計算し、メモリ305内の光源累積稼働時間Bを更新する光源累積稼働時間計算部である。Aは、基準部材103の読取により得られた情報である基準部材読取値(経時データ)、Bは光源累積稼働時間、eは電源ONの連絡である。
【0043】
CPU301は、基準部材読取値計測部302と、光源残寿命計算部303と、光源稼働時間計測部352と、光源累積稼働時間計算部353とを備えている。
【0044】
メモリ305は、CPU301の基準部材読取値計測部302にて計測された値である基準部材読取値(経時データ)Aと、光源累積稼働時間計算部353で計算された光源累積稼働時間Bとを記憶している。
【0045】
ここでシェーディング補正用の白色板103の反射光についてのCCDリニアイメージセンサ106での読取(基準部材読取値計測部302にて計測)は、システムの電源ONの連絡eがある毎(システム起動時毎)等の所定のタイミングに行うようにできる。
【0046】
スイッチ311は、CPU301によって制御されている。
【0047】
光源稼働時間計測部352は、スイッチ311のオンしている時間を計測している。
【0048】
CPU301の光源残寿命計算部303での計算結果は、CPU301によりLCD画面201に送られ、LCD画面201にはキセノン管111の残寿命が表示される(図4参照)。
【0049】
次に、図5、6を用いて、CPU301内のキセノン管111の残寿命を計算する光源残寿命計算部303の計算内容について説明する。
【0050】
図5、図6は、光源残寿命計算部の計算内容を説明する図である。
【0051】
図5において、横軸はキセノン管111の累積稼働時間(ランプ稼働時間)であり、縦軸はシェーディング補正用の白色板103の反射光をCCDリニアイメージセンサ106での読取した値(基準部材読取値計測部302での基準部材読取値A)である。
【0052】
501はランプの寿命線(平均値)、502はランプの寿命閾値、601はランプの寿命線(読取値)、602はランプの寿命予測線、T1はランプの平均寿命、T2はランプの残寿命である。
【0053】
キセノン管111は、平均的には図5に示すような寿命線501を示す。
【0054】
キセノン管111は、点灯時間が経つにつれ徐々に基準部材読取値Aは低下していく。
【0055】
そして、ランプの平均寿命T1は、ランプの寿命閾値502を下回るまでの時間で定義される。
【0056】
システムの電源ONの連絡eがある毎にシェーディング補正用の白色板103の反射光をCCDリニアイメージセンサ106での読取をCPU301内の基準部材読取値計測部302で行い、メモリ305内に図6に示すA1、A2、A3、A4のように基準部材読取値Aの経時の変化として保存される。
【0057】
又、メモリ305内の光源累積稼働時間Bには、図6に示すように基準部材読取値計測部302での読取値A1、A2、A3、A4の各読取時までの光源累積稼働時間Bが記憶される。
【0058】
光源残寿命計算部303では、図6に示すように、基準部材読取値A(A1、A2、A3、A4)と光源累積稼働時間Bより読取装置毎のランプの寿命線601を所定の関数に近似し、今後のランプの寿命予測線602を求める。
【0059】
さらに、求められたランプの寿命予測線602より、現時点の基準部材読取値A4からランプの寿命閾値502までのランプの残稼働時間を計算し、ランプの残寿命T2を求める。
【0060】
ここでランプの寿命線601を所定の関数に近似する方法について説明する。
【0061】
ランプの点灯時間をx、基準部材読取値Aをyとした場合、予めランプの寿命線(平均値)をy=f(x)として求めておく。近似式は、例えばy=f(q(x−p))として定義し、複数の基準部材読取値A(A1、A2、A3、A4)及びそれに対応する光源累積稼働時間Bにより各々の時点でのz=|y−f(q(x−p))|を計算し、各々の時点でのz1、z2、z3、z4、…の値の平均値が最も小さくなるp、qを求めることでランプの寿命線601の近似式y=f(q(x−p))を求める。
【0062】
次に、残稼働時間として求められたランプの残寿命T2を画像読取装置の読取回数に変換する。
【0063】
ここで予め、例えば、1回のA4、A3サイズの読取を行う場合のランプ111の稼働時間を求めておき、先に得られた稼働時間として求められたランプの残寿命T2を各原稿サイズでの稼働時間で割ることで、ランプの残寿命T2を各原稿サイズに応じた読取装置の残稼働回数に換算することができる。
【0064】
こうして、各原稿サイズに応じた読取装置の残稼働回数に換算されたランプの残寿命T2は、図4に示すように、LCD201の画面上に表示される。
【0065】
なお、残寿命を残稼働回数としてでなく、残稼働時間のまま表示させてもよい。
【0066】
ここで計算されたランプの残寿命T2は、前述のようにLCD201上に表示する他に、画像読取装置に接続されるネットワークを介して遠隔地に情報を開示する開示手段を設け、メンテナンス計画等に利用することも可能である。
【0067】
以上説明したように、本実施例によれば以下の効果が得られる。
【0068】
原稿を照明する光源の残寿命を知ることが可能となり、光源の劣化による交換作業への対応(市場での交換部品の用意、作業日程の調整等)を円滑に行うことができ、結果として機械のダウンタイムを低減させることができる。
【0069】
また、光源の残寿命を光源の持つ劣化特性の個体差を考慮して計算するため、正確な残寿命予測をして、適切な交換時期を知らせることが可能であり、使用可能な光源でも寿命と判断されて廃棄されることがない。
【0070】
そして、シェーディング補正用の白色板103の読取値で光源の残寿命を計算しているため、寿命計算用のチャートを特に用意する必要がなく、且つ白色板103の輝度濃度が安定しているため残寿命の計算精度が高い。
【0071】
また、予めサイズ毎の読取を行う場合のランプの稼働時間を求めておき、先に得られた稼働時間として求められたランプの残寿命を各サイズでの稼働時間で割ることで、ランプの残寿命を各原稿サイズに応じた読取装置の残稼働回数に換算することもできる。
【0072】
なお、画像読取装置に、図示していない接続手段を設けて、この接続手段を介して図示していない色補正手段を設けることもできる。
【0073】
画像読取装置が、システム起動時に、光源により基準部材を照明し、読取手段により基準部材を読み取るように制御し、基準部材の読取により得られた値に応じた補正情報を接続手段を介して色補正手段に伝送し、色補正手段はこの補正情報を用いて色補正手段による色補正処理を行うようにする。
【0074】
これによって、画像読取装置に使用されている光源の特性の経時的な変動に起因する色再現性の劣化を回避するとともに、画像読取装置の同一機種間での画質の不整合を緩和することができ、かつ光源の残寿命も正確に予測できる画像読取装置を提供できる。
【0075】
(実施例2)
以下、本発明の実施例2を、図7〜図10を参照して説明する。
【0076】
実施例2では、基準部材読取値が、長手方向の複数の箇所で不均一を生じる場合等について説明する。さらに、開示については、残寿命を残日数等の残期間として開示する場合等について説明する。
【0077】
なお、実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0078】
図7は、画像読取装置の機能ブロック図、図8は、キセノン管残寿命を表示するLCDの図である。
【0079】
351は、キセノン管の稼働した日時を計測する光源稼働日時計測手段である光源稼働日時計測部、354は、メモリ305内の光源稼働日時計測部351により計測された日時355と光源累積稼働時間Bの値より、光源の使用頻度(例えば、ランプの1日の平均稼働時間)を計算する光源使用頻度計算部、Cは、CPU301の光源稼働日時計測部351により計測された光源稼働日時である。
【0080】
CPU301は、実施例1での構成に加え、光源稼働日時計測部351と、光源の使用頻度計算部354とを備えている。
【0081】
また、本実施例のメモリ305は、記憶手段であり、光源累積稼働時間記憶手段であり、光源稼働日時Cを記憶する光源稼働日時記憶手段でもある。
【0082】
CPU301の光源残寿命計算部303での計算結果は、CPU301によりLCD画面201に送られ、LCD画面201には、キセノン管111の残寿命が表示される(図8参照)。
【0083】
次に、図9、図10を用いて、CPU301内のキセノン管111の残寿命を計算する光源残寿命計算部303の計算内容について説明する。
【0084】
図9は、長手(スラスト)での不均一を説明する図、図10(a)は、中央部についての光源残寿命計算部の計算内容を説明する図、図10(b)は、手前部についての光源残寿命計算部の計算内容を説明する図である。
【0085】
601′はランプの中央部寿命線(読取値)、601″はランプの手前部寿命線(読取値)、602′はランプの中央部寿命予測線、602″はランプの手前部寿命予測線、T2′はランプの中央部残寿命、T2″はランプの手前部残寿命である。
【0086】
図9の実線に示すように、基準部材読取値Aが、例えば、ランプ111の長手(スラスト)方向について一定でないことがある。また、図9の点線に示すように、ランプ111の長手(スラスト)方向に、何らかの原因で基準部材読取値Aに不均一が生じる場合がある。
【0087】
このような場合には、前記基準部材の読取は、光源の長手方向に複数の箇所で行い、複数の箇所での残寿命を計算し、最も短い残寿命を表示もしくは開示することで、より正確な残寿命予測が可能となる。
【0088】
そのため、まず、システムの電源ONの連絡eがある毎にシェーディング補正用の白色板103の反射光をCCDリニアイメージセンサ106での読取をCPU301内の基準部材読取値計測部302で行い、メモリ305内に基準部材読取値Aとして保存する。
【0089】
ここで白色板103の反射光のCCDリニアイメージセンサ106での読取は光源111の長手方向の複数の箇所で行う。
【0090】
又、メモリ305内の光源累積稼働時間Bには図10に示す光源累積稼働時間が記憶される。
【0091】
光源残寿命計算部303では、図10に示すように(図10では参考としてランプの中央部と手前部の2箇所について示す)、光源の長手方向の複数の箇所各々について基準部材読取値Aと光源累積稼働時間Bより読取装置毎のランプの寿命線601′、601″、…を所定の関数に近似し、今後のランプの寿命予測線602′、602″、…を求める。
【0092】
さらに、求められたランプの寿命予測線602′、602″、…より現時点から基準部材読取値Aがランプの寿命閾値502になるまでのランプの稼働時間を計算し、光源の長手方向の複数の箇所各々についてランプの残寿命T2′、T2″、…を求める。
【0093】
次に稼働時間として求められたランプの残寿命T2′、T2″、…を光源の使用頻度(例えば、1日のランプの平均稼働時間)計算部354の計算値に基づき残期間に変換する。
【0094】
例えば、ランプの残寿命が残稼働時間の換算で500(時間)、1日の読取装置のランプの平均稼働時間2(時間/日)の場合、ランプの残寿命は、残日数で250日(=500/2)となる。
【0095】
なお、同様に残週数、残月数等の残期間とすることもできる。
【0096】
こうして時間換算されたランプの残寿命T2′、T2″、…について、その値の最も短い残寿命を、図8に示すように、LCD201の画面上に表示する。
【0097】
このように、光源の長手方向の複数の箇所各々についてランプの残寿命T2′、T2″、…を求めることにより、例えば、図9の点線に示すように、ランプ111の長手(スラスト)での不均一があった場合でもより正確な残寿命の把握が可能となる。
【0098】
さらに計算されたランプの残寿命T2′、T2″、…は、実施例1と同様に、LCD201上に表示する他に、画像読取装置に接続されるネットワークを介して遠隔地に情報を出し、メンテナンス計画等に利用することも可能である。
【0099】
以上説明したように、本実施例によれば以下の効果が得られる。
【0100】
原稿を照明する光源の残寿命を知ることが可能となり、光源の劣化による交換作業への対応(市場での交換部品の用意、作業日程の調整等)が円滑に行うことができ、結果として機械のダウンタイムを低減させることができる。
【0101】
そして、光源の残寿命を光源の持つ劣化特性の個体差を考慮して計算するため、正確な残寿命予測が可能であり、適切な交換時期を知らせることが可能であり、使用可能な光源でも寿命として判断され廃棄されることがない。
【0102】
また、光源の残寿命を読取装置の使用頻度を考慮して、時間換算(光源の実使用可能日数)で把握することが可能であるため、より適切な光源の劣化による交換作業への準備が可能となる。
【0103】
さらに、光源の長手の不均一を考慮して光源の残寿命を計算するため、より正確な残寿命予測が可能となる。
【0104】
なおさらに、シェーディング補正用の白色板103の読取値で光源の残寿命計算しているため、寿命計算用のチャートを特に用意する必要がなく且つ白色板103の輝度濃度が安定しているため残寿命の計算精度が高い。
【0105】
なお、実施例2においても実施例1と同様に、画像読取装置に、図示していない接続手段を設けて、この接続手段を介して図示していない色補正手段を設けることもできる。
【0106】
これによって、画像読取装置に使用されている光源の特性の経時的な変動に起因する色再現性の劣化を回避するとともに、画像読取装置の同一機種間での画質の不整合を緩和することができ、かつ光源の残寿命も正確に予測できる画像読取装置を提供できる。
【0107】
なおさらに、実施例1、2では、画像読取装置が複写機等の画像形成装置の一部として構成される例について説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、画像読取装置が単独で用いられるような場合にも適用可能であるのはいうまでもない。
【0108】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば下記の効果が得られる。
【0109】
原稿を照明する光源の交換時のダウンタイムを低減し、まだ使用可能な光源については適切な寿命を判断することができる画像読取装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
【0110】
すなわち、原稿を照明する光源の残寿命を知ることが可能となり、光源の劣化による交換作業への対応(市場での交換部品の用意、作業日程の調整等)が円滑に行うことができ、結果として機械のダウンタイムを低減させることができる。
【0111】
そして、光源の残寿命を光源の持つ劣化特性の個体差を考慮して計算するため、正確な残寿命予測が可能であり、適切な交換時期を知らせることが可能であり、使用可能な光源でも寿命として判断され廃棄されることがない。
【0112】
また、光源の残寿命を読取装置の使用頻度を考慮して残期間換算(光源の実使用可能日数等)で把握することで、より適切な光源の劣化による交換作業への準備も可能となる。
【0113】
さらに、光源の長手の不均一を考慮して光源の残寿命を計算することで、より正確な残寿命予測も可能となる。
【0114】
なおさらに、シェーディング補正用の白色板の読取値で光源の残寿命計算することで、寿命計算用のチャートを特に用意する必要がなく、且つ白色板の輝度濃度が安定しているため残寿命の計算精度が高い。
【0115】
また、予め原稿サイズ毎に、読取を行う場合のランプの稼働時間を求めておき、稼働時間として求められたランプの残寿命を各サイズでの稼働時間で割ることで、ランプの残寿命を各原稿サイズに応じた読取装置の残稼働回数に換算することもできる。
【0116】
さらに、画像読取装置に、接続手段を介して色補正手段を設けることにより、画像読取装置に使用されている光源の特性の経時的な変動に起因する色再現性の劣化を回避し、画像読取装置の同一機種間での画質の不整合を緩和することができ、かつ光源の残寿命も正確に予測できる画像読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る画像読取装置の構成を示す側面ブロック図であり、プラテンガラスのみを断面に示した図
【図2】圧板を持ち上げた状態の画像読取装置の上面図
【図3】画像読取装置の機能ブロック図
【図4】キセノン管残寿命を表示するLCDの図
【図5】光源残寿命計算部の計算内容を説明する図
【図6】光源残寿命計算部の計算内容を説明する図
【図7】画像読取装置の機能ブロック図
【図8】キセノン管残寿命を表示するLCDの図
【図9】長手(スラスト)での不均一を説明する図
【図10】(a)は中央部についての光源残寿命計算部の計算内容を説明する図、(b)は手前部についての光源残寿命計算部の計算内容を説明する図
【符号の説明】
103 白色板
106 CCDリニアイメージセンサ
111 原稿照明ランプ
201 LCD画面
301 CPU
302 基準部材読取値計測部
303 光源残寿命計算部
305 メモリ
351 光源稼働日時
352 光源稼働時間計測部
353 光源累積稼働時間計算部
354 光源使用頻度計算部
A 基準部材読取値(経時データ)
B 光源累積稼働時間
C 光源稼働日時
T1 ランプの平均寿命
T2 ランプの残寿命
【発明の属する技術分野】
本発明は、イメージスキャナとして、また電子写真複写機やプリンター等の構成として利用される画像読取装置、およびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やイメージスキャナ用の読み取り光源として、ハロゲンランプや水銀蛍光ランプ等の各種ランプが用いられている。
【0003】
しかし、照明手段としてのハロゲンランプは、供給する電圧を一定に保てば光量も一定に維持できるものの、寿命になると急に切れることがあり、サービスコールの原因となっていた。そして、ランプが切れると、交換まで装置全体が使用不可となっていた。
【0004】
また、ハロゲンランプは、高価であり、昇温に対する安全性の面からサーモスイッチ等を取り付ける必要性があるため、コストアップの原因となっていた。
【0005】
そこで、立ち上がり特性、温度特性、耐久性に優れる、水銀を全く用いていないキセノン管が注目されている。
【0006】
キセノン管は、水銀蛍光ランプと比べ光量が小さいため、今までは主にフラットベットスキャナに使われてきたが、最近になって高輝度化の開発が急速に進み、読み取り速度の速いデジタル複写機でも使えるケースが増えてきた。
【0007】
しかし、照明手段としてのキセノンランプは、ランプ切れが発生しない反面、長期の使用で光量が低下して、徐々に画質の品位が劣化するという欠点があった。特に、ランプが切れないという利点が、逆に光量が不足している事態の発見を妨げるという欠点になっていた。
【0008】
上記問題点に対しては、画像読取装置内に設けられた標準白板の原稿照明ランプからの反射光をCCDにより読み取り、その読み取りにより得られた値に応じて画像処理装置に用いられる色補正係数を設定することで、光源の経時劣化による画質の品位劣化を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
又、原稿照明ランプの累積点灯時間を記憶する手段を設け、点灯累積時間が所定の値を超えた場合に警告を行い、光源の所定以上の劣化を検知することで光源の経時劣化による画質の品位劣化を防止する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0010】
又、キセノンランプの累積点灯時間が所定の値を超えた場合もしくはキセノンランプの光量が所定の値を下回った場合にランプの寿命を検知し、光源の所定以上の劣化を検知することで光源の経時劣化による画質の品位劣化を防止する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−218072号公報
【特許文献2】
特開2000−151918号公報
【特許文献3】
特開2001−021998号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術を用いても以下の問題点が存在していた。
【0013】
原稿を照明する光源の寿命が所定の値を超えるか否かで判断されているため、耐久の進み具合が判断できず、光源の交換を促された後、市場での交換部品の用意、作業日程の調整等が行われ、その分ダウンタイムが発生している点。
【0014】
光源の累積稼働時間で寿命を判断する場合、光源の持つ劣化特性の個体差が考慮されないため、例えば、個体差により長持ちする光源も長持ちしない光源に合わせて寿命を判断する閾値が設定されるため、まだ使用可能な光源でも寿命として判断され廃棄される点。
【0015】
本発明は以上の問題を解決するものであり、その目的とする処は、原稿を照明する光源の交換時のダウンタイムを低減し、まだ使用可能な光源については適切な寿命を判断することができる画像読取装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記の技術的構成により前記目的を達成できたものである。
【0017】
(1)原稿と色の基準となる基準部材とを照明可能な光源を備え、前記光源により照明された前記原稿上の画像および前記基準部材を読み取る画像読取装置において、所定のタイミングで前記光源により前記基準部材を照明し、その反射光から情報を読み取る読取手段と、前記基準部材の読取により得られた情報を記憶する記憶手段と、前記光源について光源累積稼働時間を計算する光源累積稼働時間計算部と、前記光源累積稼働時間を記憶する光源累積稼働時間記憶手段と、前記基準部材の読取により得られた情報の経時の変化と、各読取時までの光源累積稼働時間とにより、読取時の光源の残寿命を計算する残寿命計算手段と、前記光源の残寿命を開示する開示手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
【0018】
(2)前記所定のタイミングは、システム起動時であることを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0019】
(3)前記開示手段は、前記光源の残寿命を残稼働回数として表示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0020】
(4)前記開示手段は、前記光源の残寿命を残稼働時間として表示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0021】
(5)前記開示手段は、前記光源の残寿命を、原稿サイズに応じた、残稼働時間、または残稼働回数として表示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0022】
(6)前記光源の稼働日時を計測する光源稼働日時計測手段と、前記光源の稼働日時を記憶する光源稼働日時記憶手段と、前記光源の稼働日時と前記光源累積稼働時間より光源の使用頻度を計算する光源使用頻度計算部とを有し、前記光源の残寿命を、前記光源の使用頻度に応じた残日数、残週数、残月数等の残期間として表示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0023】
(7)前記基準部材の読取は、光源の長手方向に複数の箇所で行い、前記残寿命計算手段は、それら複数の読取により得られた情報の経時の変化と、光源累積稼働時間とにより、読取時の前記複数の箇所での残寿命を計算し、前記開示手段は、前記複数の箇所での残寿命のうち、最も短い残寿命を表示もしくは開示することを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0024】
(8)色補正係数を用いて情報に対して色補正処理を施す色補正手段と、前記色補正手段を通信可能に接続する接続手段とを有し、前記基準部材の情報に応じた補正情報を、前記接続手段を介して前記色補正手段に伝送し、前記色補正手段は、前記補正情報を用いて色補正処理を行うことを特徴とする前記(1)項記載の画像読取装置。
【0025】
(9)原稿と色の基準となる基準部材とを照明可能な光源を備える画像読取装置において、前記光源により照明された前記基準部材から情報を読み取る読取手段と、前記光源について光源累積稼働時間を計算する光源累積稼働時間計算部と、前記基準部材の情報の経時の変化と各読取時までの光源累積稼働時間とにより、前記光源の残寿命を計算する残寿命計算手段と、前記光源の残寿命を開示する開示手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
【0026】
(10)前記(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
(実施例1)
本発明の実施例1を、図1〜図6を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の実施例1に係る画像読取装置の構成を示す側面ブロック図であり、プラテンガラスのみを断面に示した図である。
【0030】
なお、ここでは、画像読取装置が複写機等の画像形成装置の一部として構成される例について説明する。
【0031】
図中、101は原稿、102は、原稿101を搭載するプラテンガラス、103は、基準部材であるシェーディング補正用の白色板、104は、原稿101を抑える圧板、105は、原稿反射光をCCDリニアイメージセンサ106上へ縮小結像させるレンズユニット、106は、読取手段であるCCDリニアイメージセンサ、107はステッピングモータである。
【0032】
110は第一ミラーユニット、111は、光源であるキセノン管からなる原稿照明ランプ、112は第一反射ミラー、113は、キセノン管111を点灯させるインバータであり、第一ミラーユニット110は、原稿照明ランプ111、第一反射ミラー112、インバータ113から構成される。
【0033】
120は第二ミラーユニット、121は第二反射ミラー、122は第三反射ミラーであり、第二ミラーユニット120は、第二反射ミラー121、第三反射ミラー122から構成される。
【0034】
上記構成において、プラテンガラス102に原稿101を搭載し、第一及び第二ミラーユニット110、120をステッピングモータ107により、右方向(副走査方向)に移動走査して原稿101を読み取る。
【0035】
図2は、圧板を持ち上げた状態の画像読取装置の上面図である。
【0036】
図2において、201は、開示手段であるLCD画面であり、ユーザーからの各種設定がタッチ式入力により行われる。
【0037】
210はキーパッド、211は数字のテンキー、212はクリアーキー、213はエンターキー、214はストップキー、215はリセットキー、216はスタートキーであり、キーパッド210は、数字のテンキー211、クリアーキー212、エンターキー213、ストップキー214、リセットキー215、スタートキー216から構成される。
【0038】
また、205、206、207は、原稿サイズ検知用の原稿検知フォトセンサである。
【0039】
原稿101が、例えば図2のようにA4サイズである場合は、原稿検知フォトセンサ205、206がオフ信号、原稿検知フォトセンサ207がオン信号を出力し、それらの出力信号を基にして後述のCPU301が、原稿サイズをA4と認識し、その結果、原稿サイズがLCD201に表示される。
【0040】
次に、図3、図4を用いて、本実施例の画像読取装置におけるキセノン管残寿命の計算、および表示について説明する。
【0041】
図3は、画像読取装置の機能ブロック図、図4は、キセノン管残寿命を表示するLCDの図である。
【0042】
301はCPU、302は、シェーディング補正用の白色板103の反射光について、CCDリニアイメージセンサ106での読取値を計測する基準部材読取値計測部、303は、後述するメモリ305内に記憶されている基準部材読取値の経時データAと光源累積稼働時間Bよりキセノン管111の残寿命を計算する残寿命計算手段である光源残寿命計算部、305は、記憶手段であり、光源累積稼働時間記憶手段であるメモリ、311は、インバータ113から原稿照明ランプであるキセノン管ランプ111への電源供給をオン/オフするスイッチ、352は、キセノン管ランプ111の稼働時間を計測する光源稼働時間計測部、353は、メモリ305内に記憶されるキセノン管111のそれまでの光源累積稼働時間Bに光源稼働時間計測部352で計測された稼働時間を加えて最新の累積稼働時間を計算し、メモリ305内の光源累積稼働時間Bを更新する光源累積稼働時間計算部である。Aは、基準部材103の読取により得られた情報である基準部材読取値(経時データ)、Bは光源累積稼働時間、eは電源ONの連絡である。
【0043】
CPU301は、基準部材読取値計測部302と、光源残寿命計算部303と、光源稼働時間計測部352と、光源累積稼働時間計算部353とを備えている。
【0044】
メモリ305は、CPU301の基準部材読取値計測部302にて計測された値である基準部材読取値(経時データ)Aと、光源累積稼働時間計算部353で計算された光源累積稼働時間Bとを記憶している。
【0045】
ここでシェーディング補正用の白色板103の反射光についてのCCDリニアイメージセンサ106での読取(基準部材読取値計測部302にて計測)は、システムの電源ONの連絡eがある毎(システム起動時毎)等の所定のタイミングに行うようにできる。
【0046】
スイッチ311は、CPU301によって制御されている。
【0047】
光源稼働時間計測部352は、スイッチ311のオンしている時間を計測している。
【0048】
CPU301の光源残寿命計算部303での計算結果は、CPU301によりLCD画面201に送られ、LCD画面201にはキセノン管111の残寿命が表示される(図4参照)。
【0049】
次に、図5、6を用いて、CPU301内のキセノン管111の残寿命を計算する光源残寿命計算部303の計算内容について説明する。
【0050】
図5、図6は、光源残寿命計算部の計算内容を説明する図である。
【0051】
図5において、横軸はキセノン管111の累積稼働時間(ランプ稼働時間)であり、縦軸はシェーディング補正用の白色板103の反射光をCCDリニアイメージセンサ106での読取した値(基準部材読取値計測部302での基準部材読取値A)である。
【0052】
501はランプの寿命線(平均値)、502はランプの寿命閾値、601はランプの寿命線(読取値)、602はランプの寿命予測線、T1はランプの平均寿命、T2はランプの残寿命である。
【0053】
キセノン管111は、平均的には図5に示すような寿命線501を示す。
【0054】
キセノン管111は、点灯時間が経つにつれ徐々に基準部材読取値Aは低下していく。
【0055】
そして、ランプの平均寿命T1は、ランプの寿命閾値502を下回るまでの時間で定義される。
【0056】
システムの電源ONの連絡eがある毎にシェーディング補正用の白色板103の反射光をCCDリニアイメージセンサ106での読取をCPU301内の基準部材読取値計測部302で行い、メモリ305内に図6に示すA1、A2、A3、A4のように基準部材読取値Aの経時の変化として保存される。
【0057】
又、メモリ305内の光源累積稼働時間Bには、図6に示すように基準部材読取値計測部302での読取値A1、A2、A3、A4の各読取時までの光源累積稼働時間Bが記憶される。
【0058】
光源残寿命計算部303では、図6に示すように、基準部材読取値A(A1、A2、A3、A4)と光源累積稼働時間Bより読取装置毎のランプの寿命線601を所定の関数に近似し、今後のランプの寿命予測線602を求める。
【0059】
さらに、求められたランプの寿命予測線602より、現時点の基準部材読取値A4からランプの寿命閾値502までのランプの残稼働時間を計算し、ランプの残寿命T2を求める。
【0060】
ここでランプの寿命線601を所定の関数に近似する方法について説明する。
【0061】
ランプの点灯時間をx、基準部材読取値Aをyとした場合、予めランプの寿命線(平均値)をy=f(x)として求めておく。近似式は、例えばy=f(q(x−p))として定義し、複数の基準部材読取値A(A1、A2、A3、A4)及びそれに対応する光源累積稼働時間Bにより各々の時点でのz=|y−f(q(x−p))|を計算し、各々の時点でのz1、z2、z3、z4、…の値の平均値が最も小さくなるp、qを求めることでランプの寿命線601の近似式y=f(q(x−p))を求める。
【0062】
次に、残稼働時間として求められたランプの残寿命T2を画像読取装置の読取回数に変換する。
【0063】
ここで予め、例えば、1回のA4、A3サイズの読取を行う場合のランプ111の稼働時間を求めておき、先に得られた稼働時間として求められたランプの残寿命T2を各原稿サイズでの稼働時間で割ることで、ランプの残寿命T2を各原稿サイズに応じた読取装置の残稼働回数に換算することができる。
【0064】
こうして、各原稿サイズに応じた読取装置の残稼働回数に換算されたランプの残寿命T2は、図4に示すように、LCD201の画面上に表示される。
【0065】
なお、残寿命を残稼働回数としてでなく、残稼働時間のまま表示させてもよい。
【0066】
ここで計算されたランプの残寿命T2は、前述のようにLCD201上に表示する他に、画像読取装置に接続されるネットワークを介して遠隔地に情報を開示する開示手段を設け、メンテナンス計画等に利用することも可能である。
【0067】
以上説明したように、本実施例によれば以下の効果が得られる。
【0068】
原稿を照明する光源の残寿命を知ることが可能となり、光源の劣化による交換作業への対応(市場での交換部品の用意、作業日程の調整等)を円滑に行うことができ、結果として機械のダウンタイムを低減させることができる。
【0069】
また、光源の残寿命を光源の持つ劣化特性の個体差を考慮して計算するため、正確な残寿命予測をして、適切な交換時期を知らせることが可能であり、使用可能な光源でも寿命と判断されて廃棄されることがない。
【0070】
そして、シェーディング補正用の白色板103の読取値で光源の残寿命を計算しているため、寿命計算用のチャートを特に用意する必要がなく、且つ白色板103の輝度濃度が安定しているため残寿命の計算精度が高い。
【0071】
また、予めサイズ毎の読取を行う場合のランプの稼働時間を求めておき、先に得られた稼働時間として求められたランプの残寿命を各サイズでの稼働時間で割ることで、ランプの残寿命を各原稿サイズに応じた読取装置の残稼働回数に換算することもできる。
【0072】
なお、画像読取装置に、図示していない接続手段を設けて、この接続手段を介して図示していない色補正手段を設けることもできる。
【0073】
画像読取装置が、システム起動時に、光源により基準部材を照明し、読取手段により基準部材を読み取るように制御し、基準部材の読取により得られた値に応じた補正情報を接続手段を介して色補正手段に伝送し、色補正手段はこの補正情報を用いて色補正手段による色補正処理を行うようにする。
【0074】
これによって、画像読取装置に使用されている光源の特性の経時的な変動に起因する色再現性の劣化を回避するとともに、画像読取装置の同一機種間での画質の不整合を緩和することができ、かつ光源の残寿命も正確に予測できる画像読取装置を提供できる。
【0075】
(実施例2)
以下、本発明の実施例2を、図7〜図10を参照して説明する。
【0076】
実施例2では、基準部材読取値が、長手方向の複数の箇所で不均一を生じる場合等について説明する。さらに、開示については、残寿命を残日数等の残期間として開示する場合等について説明する。
【0077】
なお、実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0078】
図7は、画像読取装置の機能ブロック図、図8は、キセノン管残寿命を表示するLCDの図である。
【0079】
351は、キセノン管の稼働した日時を計測する光源稼働日時計測手段である光源稼働日時計測部、354は、メモリ305内の光源稼働日時計測部351により計測された日時355と光源累積稼働時間Bの値より、光源の使用頻度(例えば、ランプの1日の平均稼働時間)を計算する光源使用頻度計算部、Cは、CPU301の光源稼働日時計測部351により計測された光源稼働日時である。
【0080】
CPU301は、実施例1での構成に加え、光源稼働日時計測部351と、光源の使用頻度計算部354とを備えている。
【0081】
また、本実施例のメモリ305は、記憶手段であり、光源累積稼働時間記憶手段であり、光源稼働日時Cを記憶する光源稼働日時記憶手段でもある。
【0082】
CPU301の光源残寿命計算部303での計算結果は、CPU301によりLCD画面201に送られ、LCD画面201には、キセノン管111の残寿命が表示される(図8参照)。
【0083】
次に、図9、図10を用いて、CPU301内のキセノン管111の残寿命を計算する光源残寿命計算部303の計算内容について説明する。
【0084】
図9は、長手(スラスト)での不均一を説明する図、図10(a)は、中央部についての光源残寿命計算部の計算内容を説明する図、図10(b)は、手前部についての光源残寿命計算部の計算内容を説明する図である。
【0085】
601′はランプの中央部寿命線(読取値)、601″はランプの手前部寿命線(読取値)、602′はランプの中央部寿命予測線、602″はランプの手前部寿命予測線、T2′はランプの中央部残寿命、T2″はランプの手前部残寿命である。
【0086】
図9の実線に示すように、基準部材読取値Aが、例えば、ランプ111の長手(スラスト)方向について一定でないことがある。また、図9の点線に示すように、ランプ111の長手(スラスト)方向に、何らかの原因で基準部材読取値Aに不均一が生じる場合がある。
【0087】
このような場合には、前記基準部材の読取は、光源の長手方向に複数の箇所で行い、複数の箇所での残寿命を計算し、最も短い残寿命を表示もしくは開示することで、より正確な残寿命予測が可能となる。
【0088】
そのため、まず、システムの電源ONの連絡eがある毎にシェーディング補正用の白色板103の反射光をCCDリニアイメージセンサ106での読取をCPU301内の基準部材読取値計測部302で行い、メモリ305内に基準部材読取値Aとして保存する。
【0089】
ここで白色板103の反射光のCCDリニアイメージセンサ106での読取は光源111の長手方向の複数の箇所で行う。
【0090】
又、メモリ305内の光源累積稼働時間Bには図10に示す光源累積稼働時間が記憶される。
【0091】
光源残寿命計算部303では、図10に示すように(図10では参考としてランプの中央部と手前部の2箇所について示す)、光源の長手方向の複数の箇所各々について基準部材読取値Aと光源累積稼働時間Bより読取装置毎のランプの寿命線601′、601″、…を所定の関数に近似し、今後のランプの寿命予測線602′、602″、…を求める。
【0092】
さらに、求められたランプの寿命予測線602′、602″、…より現時点から基準部材読取値Aがランプの寿命閾値502になるまでのランプの稼働時間を計算し、光源の長手方向の複数の箇所各々についてランプの残寿命T2′、T2″、…を求める。
【0093】
次に稼働時間として求められたランプの残寿命T2′、T2″、…を光源の使用頻度(例えば、1日のランプの平均稼働時間)計算部354の計算値に基づき残期間に変換する。
【0094】
例えば、ランプの残寿命が残稼働時間の換算で500(時間)、1日の読取装置のランプの平均稼働時間2(時間/日)の場合、ランプの残寿命は、残日数で250日(=500/2)となる。
【0095】
なお、同様に残週数、残月数等の残期間とすることもできる。
【0096】
こうして時間換算されたランプの残寿命T2′、T2″、…について、その値の最も短い残寿命を、図8に示すように、LCD201の画面上に表示する。
【0097】
このように、光源の長手方向の複数の箇所各々についてランプの残寿命T2′、T2″、…を求めることにより、例えば、図9の点線に示すように、ランプ111の長手(スラスト)での不均一があった場合でもより正確な残寿命の把握が可能となる。
【0098】
さらに計算されたランプの残寿命T2′、T2″、…は、実施例1と同様に、LCD201上に表示する他に、画像読取装置に接続されるネットワークを介して遠隔地に情報を出し、メンテナンス計画等に利用することも可能である。
【0099】
以上説明したように、本実施例によれば以下の効果が得られる。
【0100】
原稿を照明する光源の残寿命を知ることが可能となり、光源の劣化による交換作業への対応(市場での交換部品の用意、作業日程の調整等)が円滑に行うことができ、結果として機械のダウンタイムを低減させることができる。
【0101】
そして、光源の残寿命を光源の持つ劣化特性の個体差を考慮して計算するため、正確な残寿命予測が可能であり、適切な交換時期を知らせることが可能であり、使用可能な光源でも寿命として判断され廃棄されることがない。
【0102】
また、光源の残寿命を読取装置の使用頻度を考慮して、時間換算(光源の実使用可能日数)で把握することが可能であるため、より適切な光源の劣化による交換作業への準備が可能となる。
【0103】
さらに、光源の長手の不均一を考慮して光源の残寿命を計算するため、より正確な残寿命予測が可能となる。
【0104】
なおさらに、シェーディング補正用の白色板103の読取値で光源の残寿命計算しているため、寿命計算用のチャートを特に用意する必要がなく且つ白色板103の輝度濃度が安定しているため残寿命の計算精度が高い。
【0105】
なお、実施例2においても実施例1と同様に、画像読取装置に、図示していない接続手段を設けて、この接続手段を介して図示していない色補正手段を設けることもできる。
【0106】
これによって、画像読取装置に使用されている光源の特性の経時的な変動に起因する色再現性の劣化を回避するとともに、画像読取装置の同一機種間での画質の不整合を緩和することができ、かつ光源の残寿命も正確に予測できる画像読取装置を提供できる。
【0107】
なおさらに、実施例1、2では、画像読取装置が複写機等の画像形成装置の一部として構成される例について説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、画像読取装置が単独で用いられるような場合にも適用可能であるのはいうまでもない。
【0108】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば下記の効果が得られる。
【0109】
原稿を照明する光源の交換時のダウンタイムを低減し、まだ使用可能な光源については適切な寿命を判断することができる画像読取装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
【0110】
すなわち、原稿を照明する光源の残寿命を知ることが可能となり、光源の劣化による交換作業への対応(市場での交換部品の用意、作業日程の調整等)が円滑に行うことができ、結果として機械のダウンタイムを低減させることができる。
【0111】
そして、光源の残寿命を光源の持つ劣化特性の個体差を考慮して計算するため、正確な残寿命予測が可能であり、適切な交換時期を知らせることが可能であり、使用可能な光源でも寿命として判断され廃棄されることがない。
【0112】
また、光源の残寿命を読取装置の使用頻度を考慮して残期間換算(光源の実使用可能日数等)で把握することで、より適切な光源の劣化による交換作業への準備も可能となる。
【0113】
さらに、光源の長手の不均一を考慮して光源の残寿命を計算することで、より正確な残寿命予測も可能となる。
【0114】
なおさらに、シェーディング補正用の白色板の読取値で光源の残寿命計算することで、寿命計算用のチャートを特に用意する必要がなく、且つ白色板の輝度濃度が安定しているため残寿命の計算精度が高い。
【0115】
また、予め原稿サイズ毎に、読取を行う場合のランプの稼働時間を求めておき、稼働時間として求められたランプの残寿命を各サイズでの稼働時間で割ることで、ランプの残寿命を各原稿サイズに応じた読取装置の残稼働回数に換算することもできる。
【0116】
さらに、画像読取装置に、接続手段を介して色補正手段を設けることにより、画像読取装置に使用されている光源の特性の経時的な変動に起因する色再現性の劣化を回避し、画像読取装置の同一機種間での画質の不整合を緩和することができ、かつ光源の残寿命も正確に予測できる画像読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る画像読取装置の構成を示す側面ブロック図であり、プラテンガラスのみを断面に示した図
【図2】圧板を持ち上げた状態の画像読取装置の上面図
【図3】画像読取装置の機能ブロック図
【図4】キセノン管残寿命を表示するLCDの図
【図5】光源残寿命計算部の計算内容を説明する図
【図6】光源残寿命計算部の計算内容を説明する図
【図7】画像読取装置の機能ブロック図
【図8】キセノン管残寿命を表示するLCDの図
【図9】長手(スラスト)での不均一を説明する図
【図10】(a)は中央部についての光源残寿命計算部の計算内容を説明する図、(b)は手前部についての光源残寿命計算部の計算内容を説明する図
【符号の説明】
103 白色板
106 CCDリニアイメージセンサ
111 原稿照明ランプ
201 LCD画面
301 CPU
302 基準部材読取値計測部
303 光源残寿命計算部
305 メモリ
351 光源稼働日時
352 光源稼働時間計測部
353 光源累積稼働時間計算部
354 光源使用頻度計算部
A 基準部材読取値(経時データ)
B 光源累積稼働時間
C 光源稼働日時
T1 ランプの平均寿命
T2 ランプの残寿命
Claims (1)
- 原稿と色の基準となる基準部材とを照明可能な光源を備え、前記光源により照明された前記原稿上の画像および前記基準部材を読み取る画像読取装置において、
所定のタイミングで前記光源により前記基準部材を照明し、その反射光から情報を読み取る読取手段と、
前記基準部材の読取により得られた情報を記憶する記憶手段と、
前記光源について光源累積稼働時間を計算する光源累積稼働時間計算部と、
前記光源累積稼働時間を記憶する光源累積稼働時間記憶手段と、
前記基準部材の読取により得られた情報の経時の変化と、各読取時までの光源累積稼働時間とにより、読取時の光源の残寿命を計算する残寿命計算手段と、
前記光源の残寿命を開示する開示手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002339287A JP2004173167A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002339287A JP2004173167A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004173167A true JP2004173167A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32702271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002339287A Withdrawn JP2004173167A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004173167A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008122746A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Seiko Epson Corp | 表示装置 |
JP2010159107A (ja) * | 2009-01-07 | 2010-07-22 | Nec Fielding Ltd | 紙類繰り出し装置の寿命管理システム、寿命管理方法、寿命管理端末、及び紙類繰り出し装置 |
US20220214674A1 (en) * | 2019-06-25 | 2022-07-07 | Its Co., Ltd. | Method for maintaining predictive value of device through multiple control output signals |
-
2002
- 2002-11-22 JP JP2002339287A patent/JP2004173167A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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