JP2004173133A - 無線基地局システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線基地局本体装置のBIF8は、TRX5からデジタルベースバンド信号を受信する受信器21b、21eを備える。TRX5は、後段のTRXからデジタルベースバンド信号を受信する受信器21dと、移動体通信端末からアナログ無線信号を受信してデジタルベースバンド信号に変換する無線送受信部15と、この無線送受信部15から出力されたデジタルベースバンド信号をBIF8に送信する送信器20bと、受信部21dで受信したデジタルベースバンド信号をBIF8に送信する送信器20dとを備える。通信ケーブル6は、BIF8の受信器21bとTRX5の送信器20bとを接続するデジタル伝送路16bと、BIF8の受信部21eとTRX5の送信部20dとを接続するデジタル伝送路16fとを備える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続して構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の無線基地局システムは、例えば、特許文献1に記載されるように、リモート送受信装置と無線基地局本体装置との間のデジタル信号区間を延伸した構成となっている。また、このような無線基地局システムにおいて、無線基地局本体装置からリモート送受信装置に向かって伝送される下り信号に制御信号を多重化し、リモート送受信装置から無線基地局本体装置に向かって伝送される上り信号に監視信号を多重化することにより、監視制御を実現している。なお、特許文献1では、子局が移動体通信端末に、親局がリモート送受信装置に、基地局が無線基地局本体装置にそれぞれ相当する。
【0003】
【特許文献1】特開平6−165240号公報(図8、段落0039)
【特許文献2】特開平9−83450号公報(図6、段落0029)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線基地局システムでは、次のような問題がある。
【0004】
第1に、例えば、1台の無線基地局本体装置に対する収容ユーザ数を増やすために、多数のリモート送受信装置をカスケード接続しようとしても、無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを接続するデジタル伝送路の伝送容量に制限があることによって、リモート送受信装置の接続台数が制限されてしまう。或いは、デジタル伝送路の伝送データ量を減らすことによって、多数のリモート送受信装置を接続することが可能であるが、伝送データ量を減らすことは、すなわち伝送信号の品質を劣化させることであるため、有効な手段とはいえない。
【0005】
第2に、無線基地局本体装置からリモート送受信装置への下りのデジタル伝送路において伝送信号にノイズが相加された場合、リモート送受信装置から移動体通信端末にノイズが相加された状態の無線信号が伝送され、無線の通信品質が劣化してしまう。
【0006】
第3に、監視制御のために無線基地局本体装置とリモート送受信装置との間で伝送される制御信号および監視信号について、デジタル伝送路上で誤りを発生した場合、誤った制御信号および監視信号に基づいて誤った監視制御が行われることになる。
【0007】
第4に、従来の無線基地局システムでは、無線基地局本体装置からリモート送受信装置にクロック信号を伝達する手段がなく、一般には、クロック伝達用の専用伝送路が必要となるため、設備規模が大きくなってしまう。
【0008】
本発明の第1目的は、通信ケーブルを介して伝送される信号の品質を劣化させることなく、多くのリモート送受信装置を無線基地局本体装置に接続できる無線基地局システムを提供することである。
【0009】
また本発明の第2目的は、通信ケーブルにおいて発生するノイズ相加の影響を抑制することによって、無線の通信品質を向上できる無線基地局システムを提供することである。
【0010】
また本発明の第3目的は、通信ケーブルを介して行われる無駄な信号伝送を抑制できる無線基地局システムを提供することである。
【0011】
また本発明の第4目的は、クロック信号を伝達するための専用伝送路を設けることなく設備規模が小さい無線基地局システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無線基地局本体装置と複数のリモート送受信装置とを通信ケーブルでカスケード接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記無線基地局本体装置は、リモート送受信装置からデジタルベースバンド信号を受信する第1有線受信部および第2有線受信部を備え、
前記リモート送受信装置は、後段のリモート送受信装置からデジタルベースバンド信号を受信する有線受信部と、移動体通信端末からアナログ無線信号を受信してデジタルベースバンド信号に変換する無線送受信部と、この無線送受信部から出力されたデジタルベースバンド信号を無線基地局本体装置に送信する第1有線送信部と、前記有線受信部で受信したデジタルベースバンド信号を無線基地局本体装置に送信する第2有線送信部とを備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の第1有線受信部とリモート送受信装置の第1有線送信部とを接続する第1デジタル伝送路と、無線基地局本体装置の第2有線受信部とリモート送受信装置の第2有線送信部とを接続する第2デジタル伝送路とを備えたことを特徴とする無線基地局システムである。
【0013】
また本発明は、無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記無線基地局本体装置は、リモート送受信装置にデジタルベースバンド信号を送信する有線送信部を備え、
前記リモート送受信装置は、無線基地局本体装置からデジタルベースバンド信号を受信する有線受信部と、この有線受信部で受信したデジタルベースバンド信号をアナログ無線信号に変換して移動体通信端末に送信する無線送受信部とを備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の有線送信部とリモート送受信装置の有線受信部とを接続するデジタル伝送路を備え、
前記リモート送受信装置の無線送受信部は、前記有線受信部で受信したデジタルベースバンド信号に対し所定の周波数帯域外の成分を除去するデジタルフィルタを備えたことを特徴とする無線基地局システムである。
【0014】
また本発明は、無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記無線基地局本体装置は、リモート送受信装置を制御するための制御信号を出力する制御部と、この制御部から出力された制御信号に誤り検出符号を付加して有線送信部に出力する誤り検出符号付加部と、この誤り検出符号付加部から出力された制御信号をリモート送受信装置に送信する有線送信部とを備え、
前記リモート送受信装置は、無線基地局本体装置からの制御信号を受信する有線受信部と、この有線受信部で受信した制御信号に対し誤り検出処理を行う誤り検出部と、この誤り検出部から出力された制御信号に基づいた制御を行う制御部とを備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の有線送信部とリモート送受信装置の有線受信部とを接続するデジタル伝送路を備え、
前記リモート送受信装置の制御部は、誤り検出部で誤りが検出されなかった制御信号に基づいた制御を行うことを特徴とする無線基地局システムである。
【0015】
また本発明は、無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記リモート送受信装置は、状態を検出して検出結果を通知するための状態通知信号を出力する制御部と、この制御部から出力された状態通知信号に対し誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加部と、この誤り検出符号付加部から出力された状態通知信号を無線基地局本体装置に送信する有線送信部とを備え、
前記無線基地局本体装置は、リモート送受信装置から状態通知信号を受信する有線受信部と、この有線受信部で受信した状態通知信号に対し誤り検出処理を行う誤り検出部と、この誤り検出部から出力された状態通知信号に基づいた制御を行う制御部とを備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の有線受信部とリモート送受信装置の有線送信部とを接続するデジタル伝送路を備え、
前記無線基地局本体装置の制御部は、誤り検出部で誤りが検出されなかった状態通知信号を出力することを特徴とする無線基地局システム。
【0016】
また本発明は、無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記無線基地局本体装置は、クロック信号を生成するクロック生成部と、このクロック生成部から出力されたクロック信号に同期させてリモート送受信装置にデジタルベースバンド信号を送信する有線送信部とを備え、
前記リモート送受信装置は、無線基地局本体装置からのデジタルベースバンド信号を受信するとともにクロック信号を再生する有線受信部を備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の有線送信部とリモート送受信装置の有線受信部とを接続するデジタル伝送路を備えたことを特徴とする無線基地局システムである。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に関連する無線通信システム全体を示す構成図である。無線通信システムは、無線ネットワーク制御装置1、無線基地局システム2および移動体通信端末3によって構成される。無線ネットワーク制御装置1は、複数の無線基地局システム2に接続され、これらを制御する。無線基地局システム2は、移動体通信端末3との間で無線信号を送受し、上位の無線ネットワーク制御装置1に対して有線で信号を送受する。移動体通信端末3は、ユーザによって携帯され、移動しながら無線基地局システム2と通信する端末である。
【0018】
無線基地局システム2は、無線基地局本体装置4、複数のリモート送受信装置(Transmitter & Receiver;TRX)5、これらをカスケード接続する通信ケーブル6及びリピータ7によって構成される。リピータ7は、無線基地局本体装置4とTRX5との間に介在する他、TRX5同士の間にも介在し、伝送信号を増幅する。また、図1に示すように、無線基地局システム2では、複数筋のカスケード接続が可能である。無線基地局本体装置4は、さらに無線基地局インタフェイス部(Base Transceiver Station Interface;BIF)8、ベースバンド信号処理部(Base Band signal processor;BB)9、有線伝送路インタフェイス部10、呼処理制御部11、保守監視制御部12、及びクロック生成部13を備えている。
【0019】
次に、図1の無線基地局システム2における一筋のカスケード接続について信号の流れを説明する。
【0020】
まず、上り回線では、各移動体通信端末3からのアナログ無線信号が各リモート送受信装置5で受信され、各リモート送受信装置5内でデジタルベースバンド信号に変換される。無線基地局本体装置4から見てカスケード接続の末端に配置されたリモート送受信装置5において、受信され変換された後のデジタルベースバンド信号は、カスケード接続された各リモート送受信装置5を無線基地局本体装置4側に向かって経由する間に、各リモート送受信装置5自身によって受信され変換されたデジタルベースバンド信号と時分割多重化処理され、最終的に無線基地局本体装置4のBIF8へ伝送される。続いて、ベースバンド信号処理部(BB)9にてスペクトル逆拡散・誤り訂正などの処理が行われ、有線伝送路インタフェイス部10を経由して有線ネットワークに信号が送出される。
【0021】
逆に、下り回線では、有線ネットワークからの信号に対し、ベースバンド信号処理部(BB)9にてスペクトル拡散処理が行われ、BIF8から各TRX5に向けてデジタルベースバンド信号が送出される。このデジタルベースバンド信号は、各移動体通信端末3毎の信号が多重化されたものであり、カスケード接続されたTRX5を経由する毎に信号が分岐される。分岐されたデジタルベースバンド信号は、各TRX5にて特定のキャリア周波数のアナログ無線信号に変換された後、移動体通信端末3に向けて無線送信される。
【0022】
このような構成にすることにより、TRX5をビル内等のアンテナ不感地帯に延伸することができ、アンテナ不感地帯に無線信号を供給可能な、安価な無線基地局システムを実現することができる。
【0023】
図2は、図1における1組のTRX5及びBIF8を詳細に示す構成図である。TRX5は、アンテナ14、RF(Radio Frequency)高周波回路27、A/D(Analog/Digital)コンバータ28、受信器21c、誤り検出/訂正部22c、多重部17b、誤り検出/訂正符号付加部19b、送信器20b、受信器21d、誤り検出/訂正部22d、誤り検出/訂正符号付加部19d、送信器20d、受信器21a、誤り検出/訂正部22a、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ25、D/A(Digital/Analog)コンバータ26、誤り検出/訂正符号付加部19c、送信器20cおよびTRX制御部24を備えている。BIF8は、受信器21b、誤り検出/訂正部22b、受信器21e、誤り検出/訂正部22e、多重部17a、誤り検出/訂正符号付加部19a、送信器20aおよびBIF制御部30を備えている。TRX5に設けられたFIRフィルタ25は、ローパスフィルタで構成されたデジタルフィルタである。
【0024】
なお、TRX5の送信器20b,20c,20dは、それぞれ本発明の有線送信部を構成し、受信器21a,21c,21dは、それぞれ本発明の有線受信部を構成する。同様に、BIF8の送信器20aは、本発明の有線送信部を構成し、受信器21b,21eは、それぞれ本発明の有線受信部を構成する。また、TRX5のアンテナ14、RF高周波回路27、FIRフィルタ25、D/Aコンバータ26及びA/Dコンバータ28は、全て合わせて本発明の無線送受信部15を構成する。また、デジタル伝送路16a〜16fは、通信ケーブル6を構成する伝送路でありそれぞれデジタル信号を伝送する。リピータ29a〜29fは、図1のリピータ7を設置箇所毎に識別して表示したものである。
【0025】
次に、図2の上り回線における信号の流れを説明する。
【0026】
まず、移動体通信端末3から送られてきたアナログ無線信号は、アンテナ14で受信され、RF高周波回路27にて無線周波数からベースバンドへの周波数変換が行われ、A/Dコンバータ28にてアナログからデジタルへの変換が行われる。一方、カスケード接続された後段のTRX5(#2〜#n)からデジタル伝送路16dを介して伝送されてきた信号は、増幅器及びパラレルデータ生成回路等からなる受信器21cにて受信される。続いて、誤り検出/訂正部22cにて、デジタル伝送路16d内を受信デジタルベースバンド信号が伝送する際に生じたデータ誤りの検出及び誤り訂正処理が行われる。続いて、このカスケード接続された後段のTRX5(#2〜#n)からデジタル伝送路16dを介して伝送されてきた信号と、アンテナ14で受信された信号とが、多重部17bにて時分割多重化処理される。デジタル伝送路16bの伝送過程で生じる信号の誤りを検出及び訂正できるよう、誤り検出/訂正符号付加部19bにて、検査ビット(誤り訂正符号でありかつ誤り検出符合)付加処理や、バースト誤りに対応するためのインターリーブ処理等の処理が行われ、増幅器及びシリアルデータ生成回路等からなる送信器20bにてシリアルデータ列に変換され、BIF8に向けてデジタル伝送路16bへ送出される。
【0027】
BIF8を介して伝送されてきた信号は、増幅器及びパラレルデータ生成回路等からなる受信器21bにて受信され、誤り検出/訂正部22bにて、デジタル伝送路16b内を受信デジタルベースバンド信号が伝送する際に生じたデータ誤りの検出及び誤り訂正処理が行われ、カスケード接続された各TRX5(#1〜#n)で受信した全ての受信信号がベースバンド信号処理部(BB)9へ送出される。
【0028】
また、カスケード接続された後段のTRX5(#n〜#N)からデジタル伝送路16eを介して伝送されてきた信号は、TRX5(#1)の増幅器及びパラレルデータ生成回路等からなる受信器21dにて受信される。続いて、誤り検出/訂正部22dにて、デジタル伝送路16e内を受信デジタルベースバンド信号が伝送する際に生じたデータ誤りの検出及び誤り訂正処理が行われる。続いて、誤り検出/訂正符号付加部19dにて、デジタル伝送路16fの伝送過程で生じる信号の誤りを検出及び訂正できるよう、誤り検出/訂正符号(検査ビット)付加処理や、バースト誤りに対応するためのインターリーブ処理等の処理が行われ、増幅器及びシリアルデータ生成回路等からなる送信器20dにてシリアルデータ列に変換され、デジタル伝送路16fを介してBIF8へ送出される。
【0029】
BIF8では、増幅器及びパラレルデータ生成回路等からなる受信器21eにて受信され、誤り検出/訂正部22eにて、デジタル伝送路16f内を受信デジタルベースバンド信号が伝送する際に生じたデータ誤りの検出及び誤り訂正処理が行われ、カスケード接続された各TRX5(#n〜#N)で受信した全ての受信信号がベースバンド信号処理部(BB)9へ送出される。
【0030】
以上の動作により、カスケード接続された各TRX5(#1〜#N)で受信した全ての受信信号がベースバンド信号処理部(BB)9へ送出される。
【0031】
このように、TRX5(#1〜#n)の信号をデジタル伝送路16bで伝送し、TRX5(#n〜#N)の信号をデジタル伝送路16fで伝送し、2つのデジタル伝送路16b,16cを利用して上り回線の信号を伝送している。これにより、伝送データ量削減による通信品質の劣化を生じることなく、信号を伝送することが可能となる。
【0032】
次に、図2の下り回線における信号の流れを説明する。
【0033】
まず、各ベースバンド信号処理部(BB)9にてスペクトル拡散処理が行われたデジタルベースバンド信号(デジタルI,Q(同相,直交)信号)と、保守監視制御部12及び呼処理制御部11からの保守監視制御及び呼処理制御信号とが、BIF8内の多重部17aにて多重化処理される。続いて、デジタル伝送路16aの伝送過程で生じる信号の誤りを検出及び訂正できるよう、誤り検出/訂正符号付加部19aにて、誤り検出/訂正符号(検査ビット)付加処理や、バースト誤りに対応するためのインターリーブ処理等の処理が行われる。続いて、増幅器及びシリアルデータ生成回路等からなる送信器20aにて、シリアルデータ列に変換され、デジタル伝送路16aを介してTRX5(#1)へ送出される。
【0034】
TRX5(#1)に送られてきた信号は、増幅器及びパラレルデータ生成回路等からなる受信器21aにて受信される。続いて、誤り検出/訂正部22aにて、デジタル伝送路16a内を送信デジタルベースバンド信号が伝送する際に生じたデータ誤りの検出及び誤り訂正処理が行われる。続いて、アンテナ14から送信される信号と、カスケード接続された後段のTRX5(#2)へ送出される信号とに分岐される。アンテナ14から送信される信号については、FIRフィルタ25にて、オーバーサンプリング処理を用いた周波数帯域制限処理等が行われる。周波数帯域制限処理は、入力された信号から、所定の周波数帯域外の成分を除去し、その周波数帯域の成分のみに制限する処理である。続いて、D/Aコンバータ26にて、デジタルからアナログへ変換される。続いて、RF高周波回路27にて、特定のキャリア周波数に変換された無線送信信号が生成され、アンテナ14からアナログ無線信号が送信される。一方、カスケード接続された後段のTRX5(#2)へ送出された信号については、誤り検出/訂正符号付加部19cにて、デジタル伝送路16cの伝送過程で生じる信号の誤りを検出及び訂正できるよう、誤り検出/訂正符号(検査ビット)付加処理や、バースト誤りに対応するためのインターリーブ処理等の処理が行われる。続いて、増幅器及びシリアルデータ生成回路等からなる送信器20cにて、シリアルデータ列に変換され、デジタル伝送路16cを介して、カスケード接続された後段のTRX5(#2)へ送出される。
【0035】
以上のような動作が以降のTRX5(#2〜#N)でも繰り返されることにより、ベースバンド信号処理部(BB)9から、カスケード接続された各TRX5(#1〜#N)へ全ての送信信号が伝送される。
【0036】
このように、下り回線では、ローパスフィルタで構成されるFIRフィルタ25をTRX5に設けることにより、デジタル伝送路16aを介して伝送されてきた信号が、その後段のFIRフィルタ25で周波数帯域制限処理されるため、デジタル伝送路16aで誤りが発生した場合の、無線性能への影響及びノイズ相加の影響も小さくなるという効果がある。また、オーバーサンプリング処理を行なうFIRフィルタ25がデジタル伝送路16aの後段にあるため、デジタル伝送路16aを介して伝送されるデータのレートも小さくなるという効果がある。
【0037】
なお、仮に、FIRフィルタをTRX5ではなくBIF8に設けたとした場合は、FIRフィルタで周波数帯域制限処理された後にデジタル伝送路16aを介して伝送されるため、デジタル伝送路16aで誤りが発生すると、無線性能への影響が大きくなり、ノイズ相加の影響も大きくなる。また、オーバーサンプリング処理を行なうFIRフィルタ25がデジタル伝送路16aの前段にあるため、デジタル伝送路16aを介して伝送されるデータのレートが大きくなる。本発明では、このような不具合を回避している。
【0038】
次に、保守監視制御および呼処理制御信号の流れを説明する。
【0039】
下り回線において、保守監視制御部12及び呼処理制御部11からの保守監視制御及び呼処理制御信号は、各ベースバンド信号処理部(BB)9にてスペクトル拡散処理が行われたデジタルベースバンド信号(デジタルI,Q信号)と、BIF8内の多重部17aにて時分割多重化処理が行われる。続いて、デジタル伝送路16aの伝送過程で生じる保守監視制御及び呼処理制御信号の誤りを検出できるよう、誤り検出/訂正符号付加部19aにて、誤り検出符号(検査ビット)付加処理や、バースト誤りに対応するためのインターリーブ処理等の処理が行われる。続いて、増幅器及びシリアルデータ生成回路等からなる送信器20aにてシリアルデータ列に変換され、デジタル伝送路16aを介してTRX5(#1)へ送出される。
【0040】
BIF8からの送信信号は、TRX5(#1)内の、増幅器及びパラレルデータ生成回路等からなる受信器21aにて受信される。続いて、誤り検出/訂正部22aにて、デジタル伝送路16a内を保守監視制御及び呼処理制御信号が伝送される際に生じたデータ誤りの検出処理が行われる。なお、誤り検出/訂正部22aは、通常データについて誤り訂正処理を、保守監視制御及び呼処理制御信号について誤り検出処理を、選択的に行う。続いて、TRX5(#1)に対する保守監視制御及び呼処理制御信号と、カスケード接続された後段のTRX5(#2)へ送出される信号とに分岐される。TRX5(#1)に対する保守監視制御及び呼処理制御信号は、TRX制御部24へ入力される。一方、誤り検出/訂正部22aにて、保守監視制御及び呼処理制御信号のデータ誤りの検出結果がTRX制御部24へ入力され、TRX制御部24にて、データ誤りの検出結果により誤りとなっている保守監視制御及び呼処理制御信号については無視され、誤りでない保守監視制御及び呼処理制御信号に基づいて、TRX5(#1)の保守監視制御及び呼処理制御が行われる。
【0041】
一方、カスケード接続された後段のTRX5(#2)へ送出される信号については、誤り検出/訂正符号付加部19cにて、デジタル伝送路16cの伝送過程で生じる保守監視制御及び呼処理制御信号の誤りを検出できるよう、誤り検出符号(検査ビット)付加処理や、バースト誤りに対応するためのインターリーブ処理等の処理が行われる。続いて、増幅器及びシリアルデータ生成回路等からなる送信器20cにてシリアルデータ列に変換され、デジタル伝送路16cを介してカスケード接続された後段のTRX5(#2)へ送出される。
【0042】
このように、本発明では、下り回線における保守監視制御及び呼処理制御信号については、誤り訂正を行うことなく、誤り検出を行っている。これは、通常のユーザデータ信号が、無線基地局本体装置4およびTRX5と移動体通信端末3との間で連続して通信されるデータであり、比較的伝送レートが高いため、誤りデータの切り捨てが無線性能の劣化に直結するのに対し、保守監視制御および呼処理制御信号が非連続の信号であり、通常のユーザデータ信号に比べ伝送レートも低いため、誤りデータの切り捨てによる無線性能への影響が比較的小さい、という事情による。したがって、保守監視制御及び呼処理制御信号について、誤り訂正を行うことなく、誤り検出のみを行うことによって、誤り検出/訂正部22aを簡易に構成することができる。
【0043】
なお、ここでいう保守監視制御信号は、例えば、TRX5(#1)の送信を停止させる制御信号であり、呼処理制御信号は、例えば、TRX5(#1)の送信周波数を設定する制御信号である。また、誤りが検出されたために無視された制御信号については、再送制御を行うことによって救済することができる。
【0044】
次に、上り回線における状態通知信号の流れを説明する。
【0045】
保守監視制御部12及び呼処理制御部11から送られてきた保守監視制御および呼処理制御信号に応じて、各TRX5(#1〜#N)のTRX制御部24において、保守監視制御および呼処理制御が行われ、その結果を反映し、各TRX5(#1〜#N)の状態が検出され、検出された状態に関する情報を含む状態通知信号が出力される。ここでいう、各TRX5(#1〜#N)の状態に関する情報を含む状態通知信号とは、例えば、TRX5(#1)の送信が停止していることを示す状態通知信号(保守監視制御信号に対する状態通知信号)や、TRX5(#1)から実際に送信された電波の周波数実測値を示す状態通知信号(呼処理制御信号に対する状態通知信号)である。
【0046】
TRX5(#1)のTRX制御部24が出力した、TRX5(#1)の状態に関する情報を含む状態通知信号と、アンテナ14で受信してA/Dコンバータ28を経由した受信デジタルベースバンド信号と、カスケード接続された後段のTRX5(#2〜#n)の、デジタル伝送路16dを介して伝送される受信デジタルベースバンド信号とが、多重部17bにて時分割多重化処理される。続いて、デジタル伝送路16bの伝送過程で生じるTRX5(#1)の状態に関する情報を含む状態通知信号の誤りを検出できるよう、誤り検出/訂正符号付加部19bにて、誤り検出/訂正符号(検査ビット)付加処理や、バースト誤りに対応するためのインターリーブ処理等の処理が行われる。続いて、増幅器及びシリアルデータ生成回路等からなる送信器20bにてシリアルデータ列に変換され、デジタル伝送路16bを介してBIF8へ送出される。
【0047】
TRX5(#1)からの信号は、BIF8内の増幅器及びパラレルデータ生成回路等からなる受信器21bにて受信される。続いて、誤り検出/訂正部22bにて、TRX5(#1)の状態に関する情報を含む状態通知信号がデジタル伝送路16b内を伝送する際に生じたデータ誤りの検出が行われ、状態通知信号がそのままBIF制御部30へ伝送される。また、誤り検出/訂正部22bから、TRX5(#1)の状態に関する情報を含む状態通知信号のデータ誤り検出結果もBIF制御部30へ伝送される。BIF制御部30では、データ誤りの検出結果により誤りとなっているTRX5(#1)の状態に関する情報を含む状態通知信号については無視し、誤りでないTRX5(#1)の状態に関する情報を含む状態通知信号だけが、保守監視制御部12及び呼処理制御部11へ伝送される。
【0048】
同様に、カスケード接続された各TRX5(#2〜#n)の状態に関する情報を含む全ての状態通知信号が、前段のTRX5を経由して、保守監視制御部12及び呼処理制御部11へ伝送される。
【0049】
一方、デジタル伝送路16eを介して伝送される、カスケード接続された各TRX5(#n〜#N)の状態に関する情報を含む全ての状態通知信号に対しては、誤り検出/訂正符号付加部19dにて、デジタル伝送路16fの伝送過程で生じる各TRX5(#n〜#N)の状態に関する情報を含む全ての状態通知信号の誤りを検出できるよう、誤り検出符号(検査ビット)付加処理や、バースト誤りに対応するためのインターリーブ処理等の処理が行われる。続いて、増幅器及びシリアルデータ生成回路等からなる送信器20dにてシリアルデータ列に変換され、デジタル伝送路16fを介してBIF8へ送出される。
【0050】
続いて、BIF8内の増幅器及びパラレルデータ生成回路等からなる受信器21eにて受信される。続いて、誤り検出/訂正部22eにて、各TRX5(#n〜#N)の状態に関する情報を含む全ての状態通知信号がデジタル伝送路16f内を伝送する際に生じたデータ誤りの検出が行われ、状態通知信号がそのままBIF制御部30へ伝送される。一方、誤り検出/訂正部22eから、各TRX5(#n〜#N)の状態に関する情報を含む全ての状態通知信号のデータ誤り検出結果がBIF制御部30へ伝送される。BIF制御部30では、データ誤りの検出結果により誤りとなっている各TRX5(#n〜#N)の状態に関する情報を含む全ての状態通知信号については無視し、誤りでない各TRX5(#n〜#N)の状態に関する情報を含む全ての状態通知信号のみを、保守監視制御部12及び呼処理制御部11へ伝送する。
【0051】
以上により、カスケード接続された各TRX5(#1〜#N)の状態に関する情報を含む全ての状態通知信号が、保守監視制御部12及び呼処理制御部11へ送出される。
【0052】
このように、下り回線において、誤り検出信号を付加した制御信号を伝送し、誤りが検出されなかった制御信号に基づいた制御を行うことによって、誤った制御信号に基づく誤った制御動作を回避することができる。また、上り回線において、誤り検出信号を付加した状態通知信号を伝送し、誤りが検出されなかった状態通知信号を保守監視制御部12及び呼処理制御部11へ送出することによって、誤った状態通知信号に基づく誤った制御動作を回避し、かつ、無駄な状態通知信号の送信を抑制することができる。
【0053】
次に、クロック信号の伝達動作について説明する。
【0054】
BIF8における送信器20aにおいて、無線基地局本体装置4のシステムクロック信号、すなわちクロック生成回路13によって生成されたクロック信号に同期した逓倍クロック信号を用いて、誤り訂正符号付加部19aからのパラレルデータを、デジタル伝送路16aに伝送するためのシリアルデータ列に変換する際に、前記シリアルデータ列にシステムクロック信号の情報を埋め込むように構成する。例えば、誤り検出/訂正符号付加部19aからのパラレルデータをシリアルデータ列に変換する際に、データの先頭を示す先頭ビットと、データの末尾を示す末尾ビットの2ビットを付加するようにする。
【0055】
一方、TRX5(#1)における受信器21aのパラレルデータ生成回路部では、前記先頭ビットと末尾ビットとの時間間隔に対応した周波数から、無線基地局本体装置4と同期したクロック信号を、デジタル伝送路16aで伝送されるシリアルデータ列から再生することが可能である。
【0056】
このように、クロック信号をデジタル伝送路16aと別線で伝送させる必要がないため、安価で且つ小型なシステムにおいて、TRX5(#1)を無線基地局本体装置4と同期させて動作させることができる。
【0057】
同様に、TRX5(#1)において、上記の受信器21aで再生したクロック信号を、送信器20cのシリアルデータ生成回路部で、伝送データ生成用クロック信号源として用いることにより、TRX5(#2)を、無線基地局本体装置4と同期して動作させることができる。以下、同様に構成することにより、TRX5(#1〜#N)全てを、無線基地局本体装置4のシステムクロック信号と同期して動作させることができる。
【0058】
【発明の効果】
以上、詳説したように、本発明によれば、複数のデジタル伝送路を上り回線の伝送に用いるため、通信ケーブルを介して伝送される信号の品質を劣化させることなく、多くのリモート送受信装置を無線基地局本体装置に接続できる。
【0059】
また、本発明によれば、リモート送受信装置にデジタルフィルタを設けることによって、通信ケーブルにおいて発生するノイズ相加の影響を抑制でき、無線の通信品質を向上できる。
【0060】
また、本発明によれば、リモート送受信装置の誤り検出部で誤りが検出されなかった制御信号に基づいて制御部が制御を行うため、誤った制御信号に基づいて誤った制御が行われることを防止できる。
【0061】
また、本発明によれば、無線基地局本体装置の誤り検出部で誤りが検出されなかった状態通知信号に基づいて制御部が制御を行うため、誤った状態通知信号に基づいて誤った制御が行われることを防止できる。
【0062】
また、本発明によれば、クロック信号を伝達するための専用伝送路を設ける必要がなく、設備規模を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に関連する無線通信システム全体を示す構成図である。
【図2】図1における1組のTRX5及びBIF8を詳細に示す構成図である。
【符号の説明】
1 無線ネットワーク制御装置
2 無線基地局システム
3 移動体通信端末
4 無線基地局本体装置
5 リモート送受信装置(TRX)
6 通信ケーブル
7 リピータ
8 無線基地局インタフェイス部(BIF)
9 ベースバンド信号処理部(BB)
10 有線伝送路インタフェイス部
11 呼処理制御部
12 保守監視制御部
13 クロック生成部
Claims (5)
- 無線基地局本体装置と複数のリモート送受信装置とを通信ケーブルでカスケード接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記無線基地局本体装置は、リモート送受信装置からデジタルベースバンド信号を受信する第1有線受信部および第2有線受信部を備え、
前記リモート送受信装置は、後段のリモート送受信装置からデジタルベースバンド信号を受信する有線受信部と、移動体通信端末からアナログ無線信号を受信してデジタルベースバンド信号に変換する無線送受信部と、この無線送受信部から出力されたデジタルベースバンド信号を無線基地局本体装置に送信する第1有線送信部と、前記有線受信部で受信したデジタルベースバンド信号を無線基地局本体装置に送信する第2有線送信部とを備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の第1有線受信部とリモート送受信装置の第1有線送信部とを接続する第1デジタル伝送路と、無線基地局本体装置の第2有線受信部とリモート送受信装置の第2有線送信部とを接続する第2デジタル伝送路とを備えたことを特徴とする無線基地局システム。 - 無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記無線基地局本体装置は、リモート送受信装置にデジタルベースバンド信号を送信する有線送信部を備え、
前記リモート送受信装置は、無線基地局本体装置からデジタルベースバンド信号を受信する有線受信部と、この有線受信部で受信したデジタルベースバンド信号をアナログ無線信号に変換して移動体通信端末に送信する無線送受信部とを備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の有線送信部とリモート送受信装置の有線受信部とを接続するデジタル伝送路を備え、
前記リモート送受信装置の無線送受信部は、前記有線受信部で受信したデジタルベースバンド信号に対し所定の周波数帯域外の成分を除去するデジタルフィルタを備えたことを特徴とする無線基地局システム。 - 無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記無線基地局本体装置は、リモート送受信装置を制御するための制御信号を出力する制御部と、この制御部から出力された制御信号に誤り検出符号を付加して有線送信部に出力する誤り検出符号付加部と、この誤り検出符号付加部から出力された制御信号をリモート送受信装置に送信する有線送信部とを備え、
前記リモート送受信装置は、無線基地局本体装置からの制御信号を受信する有線受信部と、この有線受信部で受信した制御信号に対し誤り検出処理を行う誤り検出部と、この誤り検出部から出力された制御信号に基づいた制御を行う制御部とを備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の有線送信部とリモート送受信装置の有線受信部とを接続するデジタル伝送路を備え、
前記リモート送受信装置の制御部は、誤り検出部で誤りが検出されなかった制御信号に基づいた制御を行うことを特徴とする無線基地局システム。 - 無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記リモート送受信装置は、状態を検出して検出結果を通知するための状態通知信号を出力する制御部と、この制御部から出力された状態通知信号に対し誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加部と、この誤り検出符号付加部から出力された状態通知信号を無線基地局本体装置に送信する有線送信部とを備え、
前記無線基地局本体装置は、リモート送受信装置から状態通知信号を受信する有線受信部と、この有線受信部で受信した状態通知信号に対し誤り検出処理を行う誤り検出部と、この誤り検出部から出力された状態通知信号に基づいた制御を行う制御部とを備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の有線受信部とリモート送受信装置の有線送信部とを接続するデジタル伝送路を備え、
前記無線基地局本体装置の制御部は、誤り検出部で誤りが検出されなかった状態通知信号を出力することを特徴とする無線基地局システム。 - 無線基地局本体装置とリモート送受信装置とを通信ケーブルで接続することによって構成され、移動体通信端末との間で無線通信を行う無線基地局システムであって、
前記無線基地局本体装置は、クロック信号を生成するクロック生成部と、このクロック生成部から出力されたクロック信号に同期させてリモート送受信装置にデジタルベースバンド信号を送信する有線送信部とを備え、
前記リモート送受信装置は、無線基地局本体装置からのデジタルベースバンド信号を受信するとともにクロック信号を再生する有線受信部を備え、
前記通信ケーブルは、無線基地局本体装置の有線送信部とリモート送受信装置の有線受信部とを接続するデジタル伝送路を備えたことを特徴とする無線基地局システム。
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2002
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