JP2004171997A - 膜電極複合体及び燃料電池 - Google Patents

膜電極複合体及び燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】200℃〜400℃の温度域で高いプロトン導電率を示す膜電極複合体を提供する。
【解決手段】カソード電極1と、アノード電極3と、固体電解質膜2とを備える膜電極複合体4であって、前記固体電解質膜2は、組成が(1)式(LiSi(1−y))で表されるリチウムシリケート、組成が(2)式(Li(2−a)AlSi(1−y))で表されるリチウムアルミノシリケート、組成が(3)式(K(2−b)AlSi(1−y))で表されるカリウムアルミノシリケート及び組成が(4)式(Cs(2−c)AlSi(1−y))で表されるセシウムアルミノシリケートよりなる群から選択される少なくとも1種類のケイ酸塩を含有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、膜電極複合体と、この膜電極複合体を備える燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水素などの燃焼反応を電気化学的に行うことにより外部回路に電力を得る燃料電池は、他のエネルギー機器に比べ変換効率が高いこと、また、地球温暖化の原因の1つである二酸化炭素を排出しないことから盛んに研究開発が行われている。特にここ数年、自動車用燃料電池の開発が緊急の課題として取り上げられ、その電解質として200〜300℃で良好に機能する新規なプロトン導電性固体が求められている。現在実用化されている、あるいは実用化の可能性が大きい燃料電池の種類としてはリン酸型、溶融炭酸塩型、酸化物固体電解質型、高分子固体電解質型がある。リン酸型は電解質にリン酸水溶液を使用しており、作動温度は約200℃である。溶融炭酸塩型は電解質にアルカリ炭酸塩を使用し、作動温度は650℃〜700℃である。酸化物固体電解質型は、例えば特開2000−294267号公開公報の段落[0020]に記載されているように、電解質にY−ZrOのようなYSZ系、LaGaO系、Sm−CeO系、Gd−CeO系、Y−CeO系、ScO−ZrO系のセラミック系酸化物を用いるため、作動温度は600℃よりも高くなる。そして高分子固体電解質型は電解質にパーフルオロスルホン酸系高分子を用い、作動温度は70℃〜90℃である。つまり、200℃〜300℃で良好に作動する燃料電池は現在のところなく、これはこの温度域で良好なプロトン導電率を示す材料は見つかっていないことに起因している。
【0003】
上述したように燃料電池のタイプに合わせ、リン酸水溶液、アルカリ炭酸塩、ジルコニア系セラミックス、パーフルオロスルホン酸系高分子が電解質として用いられているが、200℃〜300℃で良好な導電性を有する電解質は得られていない。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−294267号公報(段落[0020])
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、200℃〜400℃の温度域で高いプロトン導電率を示す膜電極複合体と、この膜電極複合体を備える燃料電池を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る膜電極複合体は、カソード電極と、アノード電極と、前記カソード電極と前記アノード電極との間に配置される固体電解質膜とを備える膜電極複合体であって、
前記固体電解質膜は、組成が下記(1)式で表されるリチウムシリケート、組成が下記(2)式で表されるリチウムアルミノシリケート、組成が下記(3)式で表されるカリウムアルミノシリケート及び組成が下記(4)式で表されるセシウムアルミノシリケートよりなる群から選択される少なくとも1種類のケイ酸塩を含有することを特徴とするものである。
【0007】
本発明に係る燃料電池は、カソード電極と、アノード電極と、前記カソード電極と前記アノード電極との間に配置される固体電解質膜と、酸化剤流路および燃料流路のうち少なくとも一方の流路を備えるセパレータとを具備する燃料電池であって、
前記固体電解質膜は、組成が下記(1)式で表されるリチウムシリケート、組成が下記(2)式で表されるリチウムアルミノシリケート、組成が下記(3)式で表されるカリウムアルミノシリケート及び組成が下記(4)式で表されるセシウムアルミノシリケートよりなる群から選択される少なくとも1種類のケイ酸塩を含有することを特徴とするものである。
【0008】
LiSi(1−y) (1)
但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比x、y及びzはそれぞれ3.2≦x≦4.8、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
【0009】
Li(2−a)AlSi(1−y) (2)
但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比a、y及びzはそれぞれ0.8≦a≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
【0010】
(2−b)AlSi(1−y) (3)
但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比b、y及びzはそれぞれ0.8≦b≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
【0011】
Cs(2−c)AlSi(1−y) (4)
但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比c、y及びzはそれぞれ0.8≦c≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係る膜電極複合体は、カソード電極と、アノード電極と、前記カソード電極と前記アノード電極との間に配置される固体電解質膜とを備えるものである。この膜電極複合体においては、高いプロトン拡散速度を得るために、カソード極とアノード極は固体電解質膜と単に接しているのではなく、固体電解質膜に接合されていることが望ましい。
【0013】
前記固体電解質膜は、組成が下記(1)式で表されるリチウムシリケート、組成が下記(2)式で表されるリチウムアルミノシリケート、組成が下記(3)式で表されるカリウムアルミノシリケート及び組成が下記(4)式で表されるセシウムアルミノシリケートよりなる群から選択される少なくとも1種類のケイ酸塩を含有する。
【0014】
LiSi(1−y) (1)
但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比x、y及びzはそれぞれ3.2≦x≦4.8、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
【0015】
Li(2−a)AlSi(1−y) (2)
但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比a、y及びzはそれぞれ0.8≦a≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
【0016】
(2−b)AlSi(1−y) (3)
但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比b、y及びzはそれぞれ0.8≦b≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
【0017】
Cs(2−c)AlSi(1−y) (4)
但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比c、y及びzはそれぞれ0.8≦c≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
【0018】
すなわち、プロトンの移動の形態は大きく分けて2つの場合があり、1つはヒドロニウムイオン(H)の形で結晶内部を移動する場合と、水素結合を介して移動する場合がある。ヒドロニウムイオンが移動する場合は結晶内部に水分を含む材料、あるいは水分を含有する雰囲気で使用される場合にのみ良好なプロトン導電性を示すことができる。一方、水素結合を介して移動する場合は、結晶内部の酸素を伝わってプロトンがGrotthus機構で導電に与っていると考えられている。200℃〜400℃(より好ましくは200℃〜300℃)でのプロトン伝導を考えると、加湿雰囲気下とすることは困難であり、水素結合を介しての移動が望ましく、結晶内部により多くの酸素を含むことが有効であると考えられる。前述した組成式(1)〜(4)で表されるケイ酸塩は、結晶内部にSiO四面体構造を有し、酸素を多く含む材料である。また、前述した組成式(1)〜(4)で表されるケイ酸塩は、リチウムイオン導電性を有する。これは、結晶内部にリチウムの移動しうるサイトが他の物質に比べて著しく多いことに起因している。したがって、単に酸素が多いだけでなく、このサイトをプロトンが自由に移動することにより、200℃〜400℃(より好ましくは200℃〜300℃)で良好なプロトン導電性を示すことが可能となる。
【0019】
以下、固体電解質膜、カソード電極およびアノード電極について説明する。
【0020】
<固体電解質膜>
組成式(1)のリチウムシリケートについて説明する。
【0021】
Liのモル比xを前記範囲に限定する理由を説明する。Liのモル比xを3.2未満にすると、LiSiOが主相となり、SiO四面体構造を有するLiSiOの割合が著しく減少する。一方、Liのモル比xが4.8を超えると、プロトン伝導に寄与しないLiSiO相が生成し、全体としての導電率が低下する。モル比xのより好ましい範囲は、3.6≦x≦4.4である。
【0022】
元素Tは、SiO四面体構造を広げる効果があるため、プロトンの移動を促進することができる。モル比yのより好ましい範囲は、0.1≦y≦0.4である。
【0023】
O(酸素原子)のモル比zを前記範囲に限定する理由を説明する。Oのモル比zを3.2未満にすると、LiSiOが主相となり、SiO四面体構造を有するLiSiOの割合が著しく減少する。一方、Oのモル比zが4.8を超えると、プロトン伝導に寄与しないLiSiO相が生成し、全体としての導電率が低下する。モル比zのより好ましい範囲は、3.6≦z≦4.4である。
【0024】
組成式(2)のリチウムアルミノシリケートについて説明する。
【0025】
Alのモル比aを前記範囲に限定する理由を説明する。Alのモル比aを0.8未満にすると、プロトン伝導に寄与しないLiSiO相が生成し、全体としての導電率が低下する。一方、Alのモル比aが1.2を超えると、LiSiOが主相となり、SiO四面体構造を有するLiSiOの割合が著しく減少する。モル比aのより好ましい範囲は、0.9≦a≦1.1である。
【0026】
元素Tは、SiO四面体構造を広げる効果があり、そのためプロトンの移動を促進することができる。モル比yのより好ましい範囲は、0.1≦y≦0.4である。
【0027】
O(酸素原子)のモル比zを前記範囲に限定する理由を説明する。Oのモル比zを3.2未満にすると、LiSiOが主相となり、SiO四面体構造を有するLiSiOの割合が著しく減少する。一方、Oのモル比zが4.8を超えると、プロトン伝導に寄与しないLiSiO相が生成し、全体としての導電率が低下する。モル比zのより好ましい範囲は、3.6≦z≦4.4である。
【0028】
組成式(3)のカリウムアルミノシリケートについて説明する。
【0029】
Alのモル比bを前記範囲に限定する理由を説明する。Alのモル比bを0.8未満にすると、プロトン伝導に寄与しないLiSiO相が生成し、全体としての導電率が低下する。一方、Alのモル比bが1.2を超えると、LiSiOが主相となり、SiO四面体構造を有するLiSiOの割合が著しく減少する。モル比bのより好ましい範囲は、0.9≦b≦1.1である。
【0030】
元素Tは、SiO四面体構造を広げる効果があり、そのためプロトンの移動を促進することができる。モル比yのより好ましい範囲は、0.1≦y≦0.4である。
【0031】
O(酸素原子)のモル比zを前記範囲に限定する理由を説明する。Oのモル比zを3.2未満にすると、LiSiOが主相となり、SiO四面体構造を有するLiSiOの割合が著しく減少する。一方、Oのモル比zが4.8を超えると、プロトン伝導に寄与しないLiSiO相が生成し、全体としての導電率が低下する。モル比zのより好ましい範囲は、3.6≦z≦4.4である。
【0032】
組成式(4)のセシウムアルミノシリケートについて説明する。
【0033】
Alのモル比cを前記範囲に限定する理由を説明する。Alのモル比cを0.8未満にすると、プロトン伝導に寄与しないLiSiO相が生成し、全体としての導電率が低下する。一方、Alのモル比cが1.2を超えると、LiSiOが主相となり、SiO四面体構造を有するLiSiOの割合が著しく減少する。モル比cのより好ましい範囲は、0.9≦c≦1.1である。
【0034】
元素Tは、SiO四面体構造を広げる効果があり、そのためプロトンの移動を促進することができる。モル比yのより好ましい範囲は、0.1≦y≦0.4である。
【0035】
O(酸素原子)のモル比zを前記範囲に限定する理由を説明する。Oのモル比zを3.2未満にすると、LiSiOが主相となり、SiO四面体構造を有するLiSiOの割合が著しく減少する。一方、Oのモル比zが4.8を超えると、プロトン伝導に寄与しないLiSiO相が生成し、全体としての導電率が低下する。モル比zのより好ましい範囲は、3.6≦z≦4.4である。
【0036】
固体電解質膜は、例えば、以下に説明する方法で作製される。まず、前述した組成式(1)で表されるリチウムシリケート、組成式(2)で表されるリチウムアルミノシリケート、組成式(3)で表されるカリウムアルミノシリケート及び組成式(4)で表されるセシウムアルミノシリケートを通常のセラミックス合成プロセスによりそれぞれ作製する。具体的には、アルカリ炭酸塩、アルミナ、シリカ、元素T(Ti、Zr、Hf、Ge、Sn、P)の酸化物を所定比秤量し、メノウ乳鉢で十分乾式混合した後、箱型電気炉にて900〜1200℃で仮焼することでリチウムシリケート粉末、リチウムアルミノシリケート粉末、カリウムアルミノシリケート粉末、セシウムアルミノシリケート粉末を得る。この粉末を金型成形した後、1000℃〜1400℃で焼結し、相対密度95%以上の焼結体を得て、研磨処理により所定の厚さに加工し、固体電解質膜を得る。ここで、焼結温度が低いと、粒成長が不十分になるため、固体電解質膜の気孔率が高くなり、高いプロトン導電性を得られない恐れがある。一方、焼結温度が高いと、アルカリ炭酸塩の蒸発による組成のずれや溶融によって希望する結晶構造が得られない等の問題点を生じる恐れがある。
【0037】
固体電解質膜の厚さは、10μm〜500μmの範囲内にすることが望ましい。
【0038】
<カソード電極>
カソード電極材料には、例えば、(La,Sr)MnOや(La,Sr)(Mn,Co)Oなどのランタンストロンチウムマンガネート(いわゆるLSM系)、(La,Sr)(Fe,Co)O等を用いることができる。
【0039】
<アノード電極>
アノード電極材料には、例えば、前述した組成式(1)〜(4)で表されるケイ酸塩のうち1種類以上とNiとの混合物、Ni−YSZ(Y−ZrO)、Ru−YSZ等を用いることができる。
【0040】
本発明に係る燃料電池について説明する。この燃料電池は、本発明に係る膜電極接合体と、前記膜電極接合体のカソード電極に配置され、酸化剤(例えば、空気、O)を供給するための酸化剤流路もしくは燃料(例えば、H)を供給するための燃料流路のうち少なくとも一方の流路が形成されているセパレータとを備えるものである。
【0041】
セパレータは、例えば、La(Cr1− Mg)O(但し、tは0.05〜0.1)、Ni−Cr合金(HA−230)等から形成することができる。
【0042】
セパレータの温度(燃料電池の作動温度)は、200℃〜400℃の範囲内に保持することが望ましい。セパレータの温度を200℃〜400℃の範囲内にすることによって、高いプロトン拡散速度を得ることができる。また、自動車のエンジン排熱が概ね200℃〜300℃の範囲内であるため、作動温度が200℃〜400℃の燃料電池を自動車に搭載すると、エネルギー効率の点で有利である。なお、セパレータの温度が400℃を超えると、ケイ酸塩を構成するリチウムのような金属の移動によりプロトン拡散が阻害される恐れがある。より高いプロトン拡散速度とエネルギー効率とを得るために、セパレータの温度は、200℃〜300℃の範囲内に保持することがさらに好ましい。
【0043】
また、本発明に係る燃料電池においては、燃料である水素ガスの供給方法は、特に限定されず、例えば、メタン等の炭化水素の改質、水素ガスボンベ、水素吸蔵合金の利用等を採用することができる。
【0044】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0045】
(実施例1)
平均粒径1ミクロンの炭酸リチウム粉末と平均粒径0.8ミクロンの二酸化珪素粉末をモル比で2:1となるように秤量し、メノウ乳鉢にて10分間乾式混合した。得られた混合粉末を箱型電気炉にて、大気中1000℃で8h熱処理し、LiSiOで表されるリチウムシリケート粉末を得た。続いてこのリチウムシリケート粉末を直径18mmの金型内に充填し、加圧成形することにより気孔率40%の成形体を作製した。この成形体を箱型電気炉にて、大気中1100℃で1h熱処理することによりリチウムシリケート焼結体を得た。このリチウムシリケート焼結体を平面研削盤により厚さ500ミクロンに加工し、固体電解質膜としてのプロトン導電性膜を得た。
【0046】
次いで、得られたプロトン導電性膜のプロトン導電率をACインピーダンス法により測定した。まず、プロトン導電性膜に、電極として白金をスパッタにより面積1cmにコーティングした。このサンプルをアルミナ製のブロッキング電極に取り付け、管状炉中400℃まで昇温しながら10mVの交流を印加し、周波数を10MHz〜1mHzへと変化させ、Cole−Coleプロットを得た。なお、測定中はプロトン源として30℃に保った水槽にバブリングさせた空気を200ml/minで炉内に導入した。得られたCole−Coleプロットからバルク抵抗(Rb)を求めた。イオン導電率σ(S/cm)は、次式(A)で示すように、電極間距離d(cm)を電解質膜の断面積S(cm)と抵抗(W)の積で割って算出した。図1に導電率温度依存性を示す。
【0047】
σ=d/Rb・S (A)
プロトン導電率は数値が大きいほど好ましく、通常のスルホン酸基を有するパーフルオロカーボン系電解質のプロトン導電率は0.1S/cm程度であり、燃料電池として用いる場合には0.1S/cm以上のプロトン導電率が好ましいとされている。
【0048】
(実施例2)
平均粒径1ミクロンの炭酸リチウム粉末と平均粒径0.5ミクロンの酸化アルミニウム、さらに平均粒径0.8ミクロンの二酸化珪素粉末をモル比で1:1:2となるように秤量し、メノウ乳鉢にて10分間乾式混合した。得られた混合粉末を箱型電気炉にて、大気中1000℃で8h熱処理し、LiAlSiOで表されるリチウムアルミノシリケート粉末を得た。続いてこのリチウムアルミノシリケート粉末を直径18mmの金型内に充填し、加圧成形することにより気孔率40%の成形体を作製した。この成形体を箱型電気炉にて、大気中1100℃で1h熱処理することによりリチウムアルミノシリケート焼結体を得た。このリチウムアルミノシリケート焼結体を平面研削盤により厚さ500ミクロンに加工し、固体電解質膜としてのプロトン導電性膜を得た。
【0049】
得られたプロトン導電性膜にスパッタにより白金を電極付けした。電極付けした後アルミナ製ブロッキング電極に取り付け、管状炉中400℃まで昇温させながら前述した実施例1で説明したのと同様な条件でのACインピーダンス法により導電率を測定した。図1に導電率温度依存性を示す。
【0050】
(実施例3)
炭酸リチウムを炭酸カリウムとし、カリウムアルミノシリケートを作製した以外は実施例2と同様の方法でKAlSiOで表されるカリウムアルミノシリケート焼結体を得て、導電率を測定した。図1に導電率温度依存性を示す。
【0051】
(実施例4)
炭酸リチウムを炭酸セシウムとし、セシウムアルミノシリケートを作製した以外は実施例2と同様の方法でCsAlSiOで表されるセシウムアルミノシリケート焼結体を得て、導電率を測定した。図1に導電率温度依存性を示す。
【0052】
(比較例1)
リチウムシリケートの替わりにパーフルオロカーボンスルホン酸膜(Dupont社製の商品名がNafion117)を用い、実施例1と同様の方法で導電率を測定した。図1に導電率温度依存性を示す。
【0053】
(比較例2)
リチウムシリケートの替わりにジルコニア系セラミックス(YSZ;Y−ZrO)を用い、実施例1と同様の方法で導電率を測定した。図1に導電率温度依存性を示す。
【0054】
図1から明らかなように、リチウムシリケート、リチウムアルミノシリケート、カリウムアルミノシリケートまたはセシウムアルミノシリケートを含有する実施例1〜4のプロトン導電性膜は200℃〜400℃で高いプロトン導電率を示すことが理解できる。また、温度を一定にしてプロトン導電率を比較した場合、リチウムシリケートを含有する実施例1の固体電解質膜が最も高く、次いで、リチウムアルミノシリケートを含有する実施例2の固体電解質膜、カリウムアルミノシリケートを含有する実施例3の固体電解質膜、セシウムアルミノシリケートを含有する実施例4の固体電解質膜の順番に低くなっていた。
【0055】
これに対し、パーフルオロカーボンスルホン酸膜を用いる比較例1では、100℃以下では良好なプロトン導電率を示すものの、100℃より高い温度では溶融してしまった。また、ジルコニア系セラミックス膜を用いる比較例2は、500℃より低い温度ではプロトン導電性を示さなかった。
【0056】
次いで、実施例1〜4及び比較例1〜2のプロトン導電性膜を用いて固体酸化物型燃料電池を製造した。
【0057】
(実施例5)
<アノード電極用スラリーの作製>
実施例1で説明したのと同種類のリチウムシリケート粉末40重量%と、Ni粉末60重量%と、エチルセルロースと、ブチルカルビトールアセテートとを混合してアノード極用スラリーを得た。
【0058】
<カソード電極用スラリーの作製>
La0.87Sr0.1MnOで表されるランタンストロンチウムマンガン酸塩粉末70重量%と、エチルセルロースと、ブチルカルビトールアセテートとを混合してカソード極用スラリーを得た。
【0059】
実施例1のプロトン導電性膜の一方の面にアノード極用スラリーを塗布し、乾燥させることによりアノード電極を形成し、また、このプロトン導電性膜の他方の面にカソード極用スラリーを塗布し、乾燥させることによりカソード電極を形成し、図1に示すような膜電極複合体(MEA)を得た。なお、図1では、酸化剤及び燃料の供給方向を説明するためにカソード極1とプロトン導電性膜2とアノード極3とを離して図示したが、実際の膜電極複合体4では、プロトン導電性膜2にカソード極1とアノード極3とが接合されている。
【0060】
一方の面に酸化剤流路5a、かつ他方の面に燃料流路5bが形成されたLaCrO製のセパレータ5を用意した。膜電極複合体4のカソード極1にセパレータ5の酸化剤流路5aを対向させ、かつ膜電極複合体4のアノード極3にセパレータ5の燃料流路5bを対向させた。セパレータ5にはシリコンラバーヒーター(図示しない)がそれぞれ装着されており、市販の温度コントローラーを用いて、ホルダー内部(セパレータの中央部)が常時300℃になる様に温度制御した。
【0061】
燃料として水素ガスを流量80ml/min.でアノード極に供給すると共に、カソード極に空気を流量70ml/min.で供給し、燃料電池の電流密度を100mA/cmにした際の単セル電圧(駆動電圧)を測定し、その結果を下記表1に示す。
【0062】
(実施例6)
実施例2のプロトン導電性膜を用いること以外は、前述した実施例5で説明したのと同様にして燃料電池を製造し、燃料電池の電流密度を100mA/cmにした際の単セル電圧(駆動電圧)を測定し、その結果を下記表1に示す。
【0063】
(実施例7)
実施例3のプロトン導電性膜を用いること以外は、前述した実施例5で説明したのと同様にして燃料電池を製造し、燃料電池の電流密度を100mA/cmにした際の単セル電圧(駆動電圧)を測定し、その結果を下記表1に示す。
【0064】
(実施例8)
実施例4のプロトン導電性膜を用いること以外は、前述した実施例5で説明したのと同様にして燃料電池を製造し、燃料電池の電流密度を100mA/cmにした際の単セル電圧(駆動電圧)を測定し、その結果を下記表1に示す。
【0065】
(実施例9〜32)
下記表1に示す組成のケイ酸塩をプロトン導電性膜に用いること以外は、前述した実施例5で説明したのと同様にして燃料電池を製造し、燃料電池の電流密度を100mA/cmにした際の単セル電圧(駆動電圧)を測定し、その結果を下記表1に示す。
【0066】
(比較例3)
比較例1のプロトン導電性膜を用いること以外は、前述した実施例5で説明したのと同様にして燃料電池を製造し、燃料電池の電流密度を100mA/cmにした際の単セル電圧(駆動電圧)を測定し、その結果を下記表1に示す。
【0067】
(比較例4)
比較例2のプロトン導電性膜を用いること以外は、前述した実施例5で説明したのと同様にして燃料電池を製造し、燃料電池の電流密度を100mA/cmにした際の単セル電圧(駆動電圧)を測定し、その結果を下記表1に示す。
【0068】
【表1】
Figure 2004171997
【0069】
表1から明らかなように、前述した組成式(1)〜(4)で表されるケイ酸塩を含有するプロトン導電性膜を備える実施例5〜32の燃料電池は、作動温度300℃で高い駆動電圧が得られることを理解できる。
【0070】
これに対し、パーフルオロスルホン酸系高分子膜あるいはYSZ系セラミック膜を用いる比較例1〜2の燃料電池では、作動温度300℃では発電が起きなかった。
【0071】
なお、前述した実施例では、単セル形式の固体酸化物型燃料電池に適用した例を説明したが、例えば図3に示すようなスタックセル形式の固体酸化物型燃料電池についても同様に適用することができる。なお、図3については、図2と同様な部材については同符号を付して説明を省略する。
【0072】
また、前述した実施例では、一方の面に燃料流路、かつ他方の面に酸化剤流路が形成されたセパレータを用いる例を説明したが、酸化剤流路のみを備えるセパレータと燃料流路のみを備えるセパレータとを用いても良い。
【0073】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、200℃〜400℃で高いプロトン導電率を示す膜電極複合体と、この膜電極複合体を備える燃料電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜4のプロトン導電性膜及び比較例1,2のプロトン導電性膜についてのイオン導電率の温度依存性を示す特性図。
【図2】本発明に係る実施例1の燃料電池を模式的に示す斜視図。
【図3】本発明に係る燃料電池の起電部の別な例を示す模式図。
【符号の説明】
1…カソード電極、
2…固体電解質膜(プロトン導電性膜)、
3…アノード電極、
4…膜電極複合体、
5…セパレータ、
5a…酸化剤流路、
5b…燃料流路。

Claims (4)

  1. カソード電極と、アノード電極と、前記カソード電極と前記アノード電極との間に配置される固体電解質膜とを備える膜電極複合体であって、
    前記固体電解質膜は、組成が下記(1)式で表されるリチウムシリケート、組成が下記(2)式で表されるリチウムアルミノシリケート、組成が下記(3)式で表されるカリウムアルミノシリケート及び組成が下記(4)式で表されるセシウムアルミノシリケートよりなる群から選択される少なくとも1種類のケイ酸塩を含有することを特徴とする膜電極複合体。
    LiSi(1−y) (1)
    但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比x、y及びzはそれぞれ3.2≦x≦4.8、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
    Li(2−a)AlSi(1−y) (2)
    但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比a、y及びzはそれぞれ0.8≦a≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
    (2−b)AlSi(1−y) (3)
    但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比b、y及びzはそれぞれ0.8≦b≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
    Cs(2−c)AlSi(1−y) (4)
    但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比c、y及びzはそれぞれ0.8≦c≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
  2. 前記固体電解質膜は、前記少なくとも1種類のケイ酸塩の焼結体であることを特徴とする請求項1記載の膜電極複合体。
  3. カソード電極と、アノード電極と、前記カソード電極と前記アノード電極との間に配置される固体電解質膜と、酸化剤流路および燃料流路のうち少なくとも一方の流路を備えるセパレータとを具備する燃料電池であって、前記固体電解質膜は、組成が下記(1)式で表されるリチウムシリケート、組成が下記(2)式で表されるリチウムアルミノシリケート、組成が下記(3)式で表されるカリウムアルミノシリケート及び組成が下記(4)式で表されるセシウムアルミノシリケートよりなる群から選択される少なくとも1種類のケイ酸塩を含有することを特徴とする燃料電池。
    LiSi(1−y) (1)
    但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比x、y及びzはそれぞれ3.2≦x≦4.8、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
    Li(2−a)AlSi(1−y) (2)
    但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比a、y及びzはそれぞれ0.8≦a≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
    (2−b)AlSi(1−y) (3)
    但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比b、y及びzはそれぞれ0.8≦b≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
    Cs(2−c)AlSi(1−y) (4)
    但し、前記TはTi、Zr、Hf、Ge、Sn及びPよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素であり、モル比c、y及びzはそれぞれ0.8≦c≦1.2、0≦y<1、3.2≦z≦4.8を示す。
  4. 前記セパレータの温度を200〜400℃の範囲内に保持することを特徴とする請求項3記載の燃料電池。
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