JP2004171736A - ヘッド位置決め制御方法およびこれを用いたディスク装置 - Google Patents

ヘッド位置決め制御方法およびこれを用いたディスク装置 Download PDF

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宮田  敬三
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稲治  利夫
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Abstract

【課題】 2段アクチュエータ構成のヘッドの位置決め制御において、制御周波数を高く設定でき、外乱を補償して、高精度に位置決めを行う方法を提供する。
【解決手段】 第1推定器13は、VCM駆動信号u1とVCM6からの電圧信号Vaとから、ヘッドの位置を推定して、第1のヘッド位置推定信号x1estを出力するとともに、ヘッド支持機構8に作用する外乱を推定して外乱推定信号τdestを出力する。第2推定器15は、微動アクチュエータ7の制御信号c2からヘッドの変位を推定して変位推定信号x2estを出力する。第1のヘッド位置推定信号x1estと変位推定信号x2estとを加算して、第2のヘッド位置推定信号xestを得る。位置誤差信号eは、サーボ情報を検出して得たヘッド位置信号xまたは第2のヘッド位置推定信号xestを用いて生成される。外乱補償器10は、VCM制御信号c1と外乱推定信号τdestとを合成して、VCM駆動信号u1を生成する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、磁気ヘッドや光ピックアップなどのヘッドを、粗動アクチュエータおよび微動アクチュエータにより、記録媒体であるディスクの所望のトラックへ高精度に位置決めを行うための制御方法、およびこれを用いたディスク装置に関する。
近年、磁気ディスク装置などのディスク装置に関して、小型化、大容量化が急速に進んでいる。例えば磁気ディスク装置の大容量化については、ディスクのトラックの高密度化が進み、トラックピッチはさらに狭くなる傾向にある。そのため、磁気ディスクにデータを記録または再生するために、狭いピッチで形成された同心円状のトラックに、磁気ヘッドを高い精度で位置決めすることが必要になってきている。
通常、磁気ヘッドは磁気ディスク装置内に設けられたヘッド支持機構によって支持されている。図9は従来のヘッド支持機構の構成の一例を示す平面図である。回転駆動される磁気ディスク101に対するデータの記録/再生を行う磁気ヘッド102は、サスペンションアーム(支持アームとも言う)103の一端に支持されている。サスペンションアーム103の他方の端部は、キャリッジ(ベースアームとも言う)104の一端に支持されている。キャリッジ104は、磁気ディスク装置のハウジング(図示せず)に対して固定されている回転軸受105によって、回転可能に支持されている。
キャリッジ104の他方の端部には、ボイスコイルモータ(VCMとも言う)を構成するコイル106が固定されている。ハウジングにはマグネット107で構成された磁気回路が固定されており、コイル106に流れる励磁電流を制御することにより、キャリッジ104は回転軸受105に対して回動する。これにより、サスペンションアーム103の一端に支持されている磁気ヘッド102は、磁気ディスク101の実質的な半径方向に沿って移動することができる。
磁気ディスク101には一定の角度間隔ごとに予めサーボ情報が記録されており、このサーボ情報にしたがって磁気ヘッド102の位置決め制御が行われる。すなわち、磁気ヘッド102の位置決め制御においては、磁気ヘッド102がサーボ情報を読み取ることにより、磁気ヘッド102のトラック位置情報を検出する。そして、目標トラックに対する磁気ヘッド102の位置誤差を示す位置誤差信号を生成し、この位置誤差信号の大きさが最小となるように、磁気ヘッド102を位置決めする。なお、このような位置決め制御は、磁気ディスク101の回転速度と、トラック1周あたりに記録されているサーボ情報の数(サーボセクタ数)とにより定まるサンプリング周期ごとに実行される。
磁気ヘッド102を高精度に位置決め制御するためには、サンプリング周期を短くして磁気ヘッド102の位置決め制御系の制御周波数を高くする必要がある。しかし、図9に示したようなヘッド支持機構には、高次の固有機械共振モードが存在する場合がある。そのため、位置決め精度を高めるために制御周波数を高く設定すると、その固有機械共振により、位置決め制御系が不安定になってしまうという問題があった。ボイスコイルモータ(VCM)106によりキャリッジ104を回動させて磁気ヘッド102を位置決めする従来のヘッド支持機構の構成では、より高精度な位置決め制御は難しかった。
このような問題点への対策として、ヘッド支持機構にさらに微動アクチュエータを組み込み、微動アクチュエータをボイスコイルモータと併用することで磁気ヘッドの位置決めを高精度化する、いわゆる「2段アクチュエータ」技術が数多く提案されている。例えば、微小変位が可能で高い固有共振点を持つ薄膜圧電素子を微動アクチュエータとして用いた方法(例:特許文献1、特許文献2)や、微動アクチュエータとボイスコイルモータとを併用して磁気ヘッドの位置決め制御を行うためのサーボ技術(例:特許文献3)等が挙げられる。
一方、近年の磁気ディスク装置の小型化に伴い、ヘッド支持機構を支持する回転軸受における摩擦力などの外乱や、ヘッド支持機構と回路基板とを接続するフレキシブルプリント基板の弾性力といった外乱が、磁気ヘッドの位置決め精度を悪化させる要因となっている。このため、外乱を補償して位置決め精度を向上させるために、磁気ディスクに記録されたサーボ情報からヘッド位置信号を得て、このヘッド位置信号とボイスコイルモータの駆動信号とを入力とする外乱推定手段により、外力を補償する位置決め制御方法が提案されている(例:特許文献4)。
特開2001−216748号公報(第3頁、第1図) 特開2002−134807号公報(第4頁−第5頁、第1図) 特許第3089709号公報(第4頁−第5頁、第4図) 特開平9−231701号公報(第4頁−第6頁、第1図−第4図)
上記の2段アクチュエータ構成により磁気ヘッドの高精度な位置決め制御を実現するためには、磁気ヘッドの位置決め制御系の制御周波数を高く設定して、微動アクチュエータの高速応答性能を最大限に発揮させることが重要である。しかしながら、制御周波数を高くするためには、サーボ情報のサンプリング周期を短くする必要がある。そのためには、サーボセクタ数を増やして、サーボ情報を磁気ディスクにより多く記録しておく必要がある。しかし、サーボ情報をより多く記録すると、情報を記録するための領域がその分だけ少なくなるので、データフォーマット効率が低下するという課題があった。
例えば、図10に示すように、ディスク101には、サーボ情報が記録されたサーボ領域110と情報を記録するための情報領域111とが、一定角度間隔ごとに設けられる。ここで、サーボ領域110の長さをWs、情報領域111の長さをWdとすると、例えば3.5インチのディスクおよび1.8インチのディスクにおける領域110,111の長さWs,Wd等は、図11の表に示した値となる。図11から分かるように、情報領域111の長さWdはディスク径が小さくなるほど短くなるが、サーボ領域110の長さWsは、ディスク径が小さくなっても短くなっていない。これは、サーボ情報を記録するためにはある程度の領域が必要であり、サーボ領域110の長さWsをディスク径に比例して短くすることはできないからである。
ディスク101の全領域に占めるサーボ領域110の割合は、Ws/(Wd+Ws)で
表すことができる。したがって、3.5インチのディスクの場合、当該割合は、50/(578+50)=8%となる。一方、1.8インチのディスクの場合、上記割合は、50/(264+50)=16%となる。このように、ディスクが小型化するほどサーボ領域110の占める割合が大きくなり、データフォーマット効率は低下する。
上述の外乱を補償する位置決め制御方法においては、サーボ情報から得たヘッド位置信号とボイスコイルモータの駆動信号とから、ヘッド支持機構に作用する外乱を推定して外力を補償する。しかし、サーボ情報はサンプリング周期ごとにしか入手できない。そのため、サーボ情報に依存する以上、外乱を推定できる帯域はサーボ情報のサンプリング周期で制限されて、外力を良好に補償することができないという課題があった。
本発明は、これらのような課題を解決するためになされたものであり、サーボセクタ数を増やしてデータフォーマット効率を低下させることなく、ヘッドの高精度な位置決めを行う方法およびディスク装置を提供することを目的とする。
本発明に係るヘッドの位置決め制御方法は、回転駆動されるディスクに対して、アクチュエータを用いてヘッドを位置決めするヘッド位置決め制御方法であって、前記アクチュエータは、ボイスコイルモータを備えて前記ディスクの全体にわたるストロークを有する粗動アクチュエータと、前記粗動アクチュエータと前記ヘッドとの間に介在し、前記粗動アクチュエータのストロークよりも小さなストロークを有する微動アクチュエータとを備え、前記粗動アクチュエータを駆動するための第1の駆動信号と前記微動アクチュエータを駆動するための第2の駆動信号とを生成するステップと、前記粗動アクチュエータの駆動に伴って前記ボイスコイルモータに発生する電圧を検出し、前記電圧値を示す電圧信号を生成するステップと、前記第1駆動信号と前記電圧信号とから、前記粗動アクチュエータの駆動によって変位したヘッドの位置を推定し、第1のヘッド位置推定信号を生成するステップと、前記第2の駆動信号から前記微動アクチュエータの変位を推定し、変位推定信号を生成するステップと、前記第1のヘッド位置推定信号と前記変位推定信号とを加算することによって第2のヘッド位置推定信号を生成するステップと、前記ヘッドの目標位置を示す目標位置信号と前記第2のヘッド位置推定信号とから、ヘッドの目標位置からのずれを示す位置誤差推定信号を生成するステップと、前記位置誤差推定信号に基づいて前記第1の駆動信号及び第2の駆動信号を補正する駆動信号補正ステップと、を備えた方法である。
位置誤差推定信号は、サーボ情報のサンプリング周期に関係なく生成することができる。そのため、上記方法によれば、サーボ情報をサンプリングできない時刻であっても、位置誤差を推定することができ、ヘッドの位置決め制御を実行することができる。
前記制御方法は、前記ディスクに予め記録されているサーボ情報を前記ヘッドで再生することによって前記ヘッドの位置を検出するステップと、前記ヘッドの検出位置と前記目標位置とから、ヘッドの目標位置からのずれを示す位置誤差信号を生成するステップと、を更に備え、前記駆動信号補正ステップの代わりに、前記位置誤差信号及び前記位置誤差推定信号のいずれか一方を選択的に用いて前記第1の駆動信号及び前記第2の駆動信号を補正する補正ステップを備えていることが好ましい。
また、前記補正ステップは、前記サーボ情報のサンプリング周期よりも短い所定の周期ごとに実行され、前記サーボ情報を前記ヘッドにより再生する周期においては、前記位置誤差信号を利用し、前記サーボ情報を前記ヘッドにより再生しない周期においては、前記位置誤差推定信号を利用することが好ましい。
これにより、位置誤差信号はサーボ情報のサンプリング周期で生成されるものであるが、位置誤差推定信号はサーボ情報のサンプリング周期に関係なく生成することができる。従って、サーボ情報がサンプリングできる時刻においては、位置誤差信号によってヘッドの位置決め制御を行い、サーボ情報がサンプリングできない時刻においては位置誤差推定信号によってヘッドの位置決め制御を行うようにすることができる。実質的にサーボセクタ数を増やすことなくサンプリング周期が短くなり、ヘッド位置決め制御系の制御周波数を高く設定することが可能になる。結果として、データフォーマット効率を低下させることなく、高精度のヘッド位置決め制御を実現することができる。
前記制御方法は、前記第1の駆動信号と前記電圧信号とから、前記粗動アクチュエータに加わる外乱の大きさを推定し、外乱推定信号を生成するステップと、前記外乱推定信号から外乱を補償する外乱補償信号を生成し、前記第1の駆動信号と前記外乱補償信号とを合成することによって前記第1駆動信号を補正するステップと、を更に備えていることが好ましい。
これにより、軸受摩擦や慣性力などの外乱を補償することができ、ヘッド位置決め精度を向上させることが可能になる。
前記制御方法は、前記ディスクに予め記録されているサーボ情報を前記ヘッドで再生することによって前記ヘッドの位置を逐次検出するステップと、前記ヘッドの位置を検出すると、前記ヘッドの検出位置に基づいて前記第1のヘッド位置推定信号を逐次補正するステップと、を更に備えていることが好ましい。
これにより、粗動アクチュエータの駆動によって変化したヘッド位置の推定を、より正確に行うことが可能になる。
前記微動アクチュエータは圧電体により構成されていることが好ましい。前記圧電体は、前記第2の駆動信号に略比例した変位を発生する圧電体からなっていることが好ましい。
微動アクチュエータの変位が駆動信号に対して略比例していることにより、微動アクチュエータの変位を推定した変位推定信号を、容易かつ正確に生成することが可能になる。
本発明に係るディスク装置は、情報を記録するディスクと、前記ディスクを回転させるモータと、少なくとも前記ディスクの情報を再生するヘッドと、ボイスコイルモータを備えて前記ディスクの全体にわたるストロークを有する粗動アクチュエータと、前記粗動アクチュエータと前記ヘッドとの間に介在し、前記粗動アクチュエータのストロークよりも小さなストロークを有する微動アクチュエータとを備えたヘッド支持機構と、第1の駆動信号及び第2の駆動信号を生成する制御器と、前記第1の駆動信号が入力され、前記粗動アクチュエータを駆動する第1駆動器と、前記第2の駆動信号が入力され、前記微動アクチュエータを駆動する第2駆動器と、前記粗動アクチュエータの駆動に伴って前記ボイスコイルモータに発生する電圧を検出し、前記電圧値を示す電圧信号を出力する電圧検出器と、前記第1の駆動信号と前記電圧信号とから、前記粗動アクチュエータの駆動によって変位した前記ヘッドの位置を推定し、第1のヘッド位置推定信号を出力する第1推定器と、前記第2の駆動信号から前記微動アクチュエータの変位を推定し、変位推定信号を出力する第2の推定器と、前記第1のヘッド推定信号と前記変位推定信号とを加算し、第2のヘッド位置推定信号を出力する加算器と、前記ヘッドの目標位置を示す目標位置信号と前記第2のヘッド位置推定信号とから、ヘッドの目標位置からのずれを示す位置誤差推定信号を生成する位置誤差関連信号生成器とを備え、前記制御器は、前記位置誤差推定信号に基づいて前記第1の駆動信号及び前記第2の駆動信号を補正するように構成されているものである。
前記位置誤差関連信号生成器は、前記ディスクに予め記録されているサーボ情報を前記ヘッドで再生することによって前記ヘッドの目標位置からのずれを示す位置誤差信号を生成し、前記制御器は、前記位置誤差推定信号及び前記位置誤差信号のいずれか一方を選択的に用いて前記第1及び第2の駆動信号を補正するように構成されていることが好ましい。
前記制御器は、前記サーボ情報のサンプリング周期よりも短い所定の周期ごとに前記第1及び第2の駆動信号を補正し、前記サーボ情報を前記ヘッドにより再生する周期においては前記位置誤差信号を利用し、前記サーボ情報を前記ヘッドにより再生しない周期においては前記位置誤差推定信号を利用することが好ましい。
前記粗動アクチュエータに加わる外乱の大きさを推定した外乱補償信号と前記第1駆動信号とを合成し、外乱補償後の第1の駆動信号を生成する外乱補償器を更に備え、前記第1推定器は、外乱補償後の第1の駆動信号と前記電圧信号とから、前記粗動アクチュエータに加わる外乱の大きさを推定して前記外乱補償信号を生成するように構成されていることが好ましい。
前記第1の推定器は、前記サーボ情報を前記ヘッドで再生することによって得られた前記ヘッドの検出位置に基づいて、前記第1のヘッド位置推定信号を逐次補正するように構成されていることが好ましい。
前記微動アクチュエータは圧電体により構成されていることが好ましい。前記圧電体は、前記第2の駆動信号に略比例した変位を発生する圧電体からなっていることが好ましい。
以上のように本発明によれば、たとえサーボ情報がサンプリングされない時刻であっても、粗動アクチュエータおよび微動アクチュエータを用いたヘッドの位置決め制御を実行することができる。本発明の方法または構成を採用することによって、サーボ情報のサンプリング周期に無関係に位置誤差信号を生成することができる。したがって、サーボセクタ数を増やしてデータフォーマット効率を低下させることなく、ヘッド位置決め制御系の制御周波数を高く設定することが可能になる。
さらに、ヘッドの位置推定信号を生成すると同時に、外乱(例えば、回転軸受における摩擦やフレキシブルプリント基板の弾性力、ディスク装置に加わる衝撃や振動など)を推定して外乱を補償することとすれば、外乱によるトラックズレを抑制することができる。結果として、ヘッドの位置決め制御を安定かつ高精度に行うことができ、信頼性の高いディスク装置を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置の主要部の構成を示すブロック図である。図1において、磁気ディスク1はスピンドルモータ95により回転される。スライダ2には磁気ヘッド2a(図6参照)が搭載されており、磁気ヘッド2aは磁気ディスク1に対してデータの記録および再生を行う。スライダ2はサスペンションアーム3の一端に支持されている。サスペンションアーム3の他方の端部は、キャリッジ4の一端に支持されている。キャリッジ4は、磁気ディスク装置のハウジング(図示せず)に対して固定されている回転軸受5によって、回転可能に支持されている。
図6に示すように、サスペンションアーム3には、2枚の薄膜圧電体7aおよび7bで構成された微動アクチュエータ7が搭載されている。サスペンションアーム3は、薄膜圧電体7aおよび7bに印加する電圧を制御することにより、スライダ2を微小に変位させることができるよう構成されている。なお、図6は、スライダ2、サスペンションアーム3、微動アクチュエータ7等からなるサスペンション9を磁気ディスク1側から見た斜視図で示している。サスペンションアーム3は基端部3aにおいて、キャリッジ4に対して溶接などによって固定される。サスペンションアーム3には、磁気ヘッド配線パターンおよび薄膜圧電体用配線パターンを有するフレクシャ3cが設けられている。フレクシャ3cはフレクシャ基板3b上にパターン化されている。
図7は、フレクシャ3c、フレクシャ基板3b、およびスライダ保持基板3dのスライダ取付部分を拡大して示した分解斜視図である。フレクシャ3cのスライダ取付部3hにおけるスライダ取付側と反対の側には、スライダ保持基板3dが貼り付けられている。スライダ保持基板3dには突起部3eが形成されている。この突起部3eは、サスペンションアーム3の先端部に形成されているディンプル(図示せず)に当接するようになっている。フレクシャ3cには、図6に示すように、さらに、薄膜圧電体7aおよび7bが接着されている。
図8は薄膜圧電体7a、7bを駆動させたときのスライダ2の回動動作を説明する図である。薄膜圧電体7aがAの方向に伸び、薄膜圧電体7bがBの方向に収縮すると、スライダ2およびスライダ保持基板3dは、スライダ保持基板3dに形成された突起部3eに当接するディンプルを中心にして、矢印Cの方向に回動する。従って、スライダ2に設けられている磁気ヘッド2aは、磁気ディスク1の半径方向に移動することができる。弾性ヒンジ部3f、3gの幅は磁気ヘッド配線パターンを形成するのに十分な寸法を有しているが、スライダ2の回動における負荷が小さくなるよう幅をなるべく小さくしてある。そのため、スライダ2は薄膜圧電体7a、7bの伸縮によって確実に回動する。
なお、微動アクチュエータ7は、例えば特開2002−134807号公報に開示された製造方法によって製造することができる。ここでは、特開2002−134807号公報を援用する。
ボイスコイルモータ(VCM)6は、磁気回路を形成するコイル6aとマグネット6bとで構成されている。コイル6aは、キャリッジ4の他方の端部に固定されている。マグネット6bはハウジングに固定されている。コイル6aに電流が流れると、その電流が作る磁界と磁気回路が発生する磁束との相互作用により、キャリッジ4は回転力を受ける。従って、コイル6aに印加する電流を制御することにより、磁気ヘッド2aを搭載したスライダ2を、磁気ディスク1の実質的な半径方向に沿って移動させることができる。
上記のサスペンションアーム3、キャリッジ4、回転軸受5、およびボイスコイルモータ6は、粗動アクチュエータを構成している。ヘッド支持機構8は、上記のスライダ2、サスペンションアーム3、キャリッジ4、回転軸受5、ボイスコイルモータ6、および微動アクチュエータ7により構成されている。
次に、このヘッド支持機構8により、スライダ2に搭載された磁気ヘッド2aを磁気ディスク1上の目標位置へ位置決めを行うための制御系について、その全体構成を説明する。
図1において、第1駆動器11は、ボイスコイルモータ駆動信号u1に対応した駆動電流Iaをコイル6aに通電して、ボイスコイルモータ6を駆動する。第1駆動器11に含まれる電圧検出器12は、ボイスコイルモータ6の駆動に伴ってコイル6aの両端に発生する電圧を検出し、電圧信号Vaを出力する。第1推定器13は、電圧検出器12の出力する電圧信号Vaと、第1駆動器11の入力であるボイスコイルモータ駆動信号u1とから、ヘッド支持機構8に作用する外乱トルクを推定し、外乱推定信号τdestを出力するとともに、ボイスコイルモータ6を駆動したことにより変位した磁気ヘッド2aの位置を推定し、第1のヘッド位置推定信号x1estを出力する。
第2駆動器14は、微動アクチュエータ制御信号c2に対応した駆動電圧Vpを微動アクチュエータ7に印加する。第2推定器15は、微動アクチュエータ制御信号c2から、微動アクチュエータ7を駆動したことによる磁気ヘッド2aの変位を推定し、変位推定信号x2estを出力する。加算器16は、第1推定器13から出力された第1のヘッド位置推定信号x1estと、第2推定器15から出力された変位推定信号x2estとを加算して、第2のヘッド位置推定信号xestを出力する。
磁気ディスク1には、あらかじめサーボ情報としてトラックの位置信号が各トラックごとに一定角度間隔で記録されている。これら位置信号は磁気ヘッド2aにより一定のサンプリング周期で読み込まれる。位置誤差検出器17は、磁気ヘッド2aにより読み込まれたヘッド位置信号xおよび第2のヘッド位置推定信号xestを入力として、磁気ヘッド2aの現在の位置と目標トラックの目標位置rとの差を示す位置誤差信号eを生成する。
第1制御器18は、位置誤差検出器17で生成された位置誤差信号eと、第2推定器15から出力された変位推定信号x2estとを入力として、ボイスコイルモータ制御信号c1を生成する。ボイスコイルモータ制御信号c1は、外乱補償器10に入力され、第1推定器13で生成された外乱推定信号τdestと合成される。外乱補償器10は、ボイスコイルモータ制御信号c1と外乱推定信号τdestとからボイスコイルモータ駆動信号u1を生成する。また、第2制御器19は、位置誤差検出器17で生成された位置誤差信号eを入力として、微動アクチュエータ制御信号c2を生成する。
続いて、本実施の形態の磁気ディスク装置の位置決め制御系の動作について、図2〜5を用いて説明する。なお、図2および図3において、sはラプラス演算子を示している。また、図2、図3、および図4において、サーボ情報のサンプリングによるホールド要素については、説明を簡単にするため、これを省略してある。
図2は、本実施の形態の磁気ディスク装置における位置制御系の構成のうち、第1駆動器11、電圧検出器12、第1推定器13、外乱補償器10の各要素を合わせて説明するブロック線図である。なお、図2において、図1の要素と対応するブロックについては図1と同様の符号を付すこととする。
第1制御器18より出力されたボイスコイルモータ制御信号c1は、外乱補償器10を経由してボイスコイルモータ駆動信号u1になる。外乱補償器10の動作については後述する。ボイスコイルモータ駆動信号u1は、伝達関数gmのブロックで表される第1駆動器11において、電圧信号からgm倍の電流信号に変換され、駆動電流Iaとして出力される。コイル6aに駆動電流Iaが通電されると、磁界が発生する。そして、発生した磁界と、前述したマグネット6bが発生する磁束との相互作用により、ボイスコイルモータ6に駆動トルクτが発生する。すなわち、駆動電流Iaは、ボイスコイルモータ6において、伝達関数Ktで駆動トルクτに変換される。ここで、伝達関数Ktは、ボイスコイルモータ6のトルク定数を示す。ブロック23の伝達関数(Lb/J・s)は、ボイスコイルモータ6により発生した駆動トルクτから、磁気ヘッド2aの移動速度vへの伝達特性を表す。ここで、Jはヘッド支持機構8の慣性モーメントを示し、Lbは回転軸受5の回転中心から磁気ヘッド2aまでの距離を示している。ブロック24は積分器であり、その伝達関数は1/sで表される。積分器24は、磁気ヘッド2aの移動速度vを、ボイスコイルモータ6が駆動したことによって変化した磁気ヘッド2aの位置x1に変換する。
回転軸受5における軸受摩擦、ヘッド支持機構8と電子回路基板とを接続するフレキシブルプリント基板の弾性力、あるいは、磁気ディスク装置外部から加わる衝撃や振動によりヘッド支持機構8が受ける慣性力などの外乱τdは、ブロック23の前段における加算器27に入力される形で表現される。
ボイスコイルモータ6が駆動することにより、コイル6aの両端には回動の速度に比例した誘起電圧Eaが発生する。比例係数をKvとすると、Eaは(式1)で表現できる。
Figure 2004171736
ブロック26および加算器28で構成される一点鎖線で囲んだ部分のブロックは、図1における電圧検出器12に相当する。ブロック25から出力される誘起電圧Eaと、コイル6aに駆動電流Iaが通電されることにより発生する電圧降下分(Ra+La・s)・Iaとを、加算器28で加算することにより、電圧検出器12は電圧信号Vaを出力する。すなわち、電圧信号Vaは次の(式2)で表される。
Figure 2004171736
ここで、Raはコイル6aのコイル抵抗、Laはコイル6aのインダクタンスを示す。(式1)および(式2)より、電圧信号Vaは(式3)のように表現できる。
Figure 2004171736
また、図2中で、一点鎖線で囲んで示した他のブロックは、図1における第1推定器13に相当する。このブロック13は、ブロック31,32,33,34,35,36で示す各伝達関数を含んでいる。ブロック31〜36は、ブロック21〜26とそれぞれ対応しており、それぞれ略一致した伝達関数を持っている。ここで、第1推定器13のブロックにおける各定数に付したサフィックス「n」は公称値を示し、サフィックス「est」を付した変数は推定値であることを示す。
第1駆動器11に入力されるボイスコイルモータ駆動信号u1は、第1推定器13にも入力され、ブロック31とブロック32とで(gmn・Ktn)倍することにより、ボイスコイルモータ6によって発生した駆動トルクτを推定した駆動トルク推定信号τestが得られる。
ブロック33からは、速度推定信号vestが出力される。ブロック34は積分器であり、その伝達関数は1/sで表される。積分器34は、速度推定信号vestを、ボイスコイルモータ6が駆動したことによって変化した磁気ヘッド2aの位置を推定した第1のヘッド位置推定信号x1estに変換する。
ブロック35で速度推定信号vestをKvn倍することにより得られた誘起電圧推定信号Eaestと、コイル6aに推定駆動電流Iaestが通電されることにより発生する電圧降下分(Ran+Lan・s)・Iaestとが加算器38で加算されて、加算器38から電圧推定信号Vaestが出力される。電圧推定信号Vaestは、減算器39に入力され、実際に電圧検出器12によって検出された電圧信号Vaと比較される。その比較結果の誤差信号α(=Va−Vaest)は、ブロック40で表される乗算器と、ブロック41で表される積分器とにそれぞれ入力される。ブロック41の積分器は、誤差信号αを積分し、外乱についての外乱推定信号τdestを出力する。ブロック40の乗算器は、誤差信号αをG1倍して加算器42に入力する。加算器42は外乱推定信号τdestと、誤差信号αをG1倍した信号とを加算して、加算器37に入力する。加算器37では、ブロック32の出力する駆動トルク推定信号τestと、加算器42の出力信号とを加算して、その加算結果γをブロック33に出力する。
なお、ブロック40の係数G1とブロック41の係数G2とは、第1推定器13の動作を安定化するための定数であり、その詳細については後述する。
図2中で、一点鎖線で囲んで示した更に他のブロックは、図1における外乱補償器10に相当する。この外乱補償器10に含まれるブロック51は、外乱推定信号τdestを1/(gmn・Ktn)倍することにより、ボイスコイルモータ6に外乱推定信号τdestに相当する大きさの駆動力を発生させるのに必要な外乱補償信号βを生成する。減算器52において、ボイスコイルモータ制御信号c1から外乱補償信号βを減算することにより、ボイスコイルモータ駆動信号u1が生成される。
引き続き、第1推定器13の動作について、数式を利用して詳しく説明する。まず、ブロック41の出力である外乱推定信号τdestは、(式4)で表される。
Figure 2004171736
加算器37の出力γは(式5)で表される。
Figure 2004171736
電圧推定信号Vaestは(式6)で表される。
Figure 2004171736
誘起電圧推定信号Eaestは(式7)で表される。
Figure 2004171736
(式5)および(式7)より、(式6)は(式8)に変形できる。
Figure 2004171736
説明を簡単にするために、第1駆動器11の伝達関数gmとブロック31の伝達関数gmnの値が等しいものとする。これにより、駆動電流Iaと推定駆動電流Iaestが等しくなる。さらに、ブロック26のRaおよびLaとブロック36のRanおよびLanとがそれぞれ等しいものとする。これにより、コイル6aに駆動電流Iaが通電されたときの電圧降下分(Ra+La・s)・Iaと、推定駆動電流Iaestが通電されたときの電圧降下分(Ran+Lan・s)・Iaestとが等しくなる。すなわち、次に示す(式9)の関係が成立する。
Figure 2004171736
さらに、次に示す(式10)の関係が成立するものとする。
Figure 2004171736
(式3)の左辺および右辺のそれぞれから(式8)の左辺および右辺をそれぞれ引き算し、(式9)および(式10)を用いると、(式11)が得られる。
Figure 2004171736
駆動トルク推定信号τestはボイスコイルモータ6の駆動トルクτを推定したものである。τestとτとが等しいとすると、(式11)は(式12)に書き換えられる。
Figure 2004171736
(式4)を用いて(式12)を変形することにより、ヘッド支持機構8に作用する外乱τdと外乱推定信号τdestとの関係を導くことができ、(式13)を得る。
Figure 2004171736
(式13)より、第1推定器13は、図2中で一点鎖線で囲んだブロック内のループによって、ボイスコイルモータ駆動信号u1と電圧信号Vaとから、実際の外乱τdを2次遅れ系で推定できることがわかる。
ここで、2次遅れ系の自然角周波数(推定角周波数)をωe、ダンピングファクタをζとし、第一推定器13の動作を安定化する定数G1およびG2をそれぞれ下記の(式14)および(式15)で表すと、(式13)は(式16)で表現できる。
Figure 2004171736
Figure 2004171736
Figure 2004171736
前述したように、図2において、外乱補償器10のブロック51は、外乱推定信号τdestを1/(gmn・Ktn)倍した外乱補正信号βを減算器52へ出力する。減算器52は、ボイスコイルモータ制御信号c1から、外乱補正信号βを減算して、ボイスコイルモータ駆動信号u1を生成する。外乱補正信号βは、ボイスコイルモータ6に外乱推定信号τdestに相当する大きさの駆動力を発生させるのに必要な補正信号である。補正信号βは、第1駆動器11およびボイスコイルモータ6において(gm・Kt)倍される。そこで、(gm・Kt)倍された後にτdestに等しくなるよう、ブロック51において前もって外乱推定信号τdestを1/(gmn・Ktn)倍しておく。
ボイスコイルモータ駆動信号u1は、(式17)で表される。
Figure 2004171736
加算器27の出力は(式18)で表される。
Figure 2004171736
gmとgmn、KtとKtnがそれぞれ等しいとし、(式16)および(式17)を用いると、(式18)は(式19)で表現できる。
Figure 2004171736
(式19)により、図2のブロック線図は図3(a)のように、伝達関数Gdを用いて、簡略化して表現することができる。
ここで、伝達関数Gdを(式20)のように置く。
Figure 2004171736
図3(b)は、伝達関数Gd(s)の周波数特性を折れ線で近似して示したものである。角周波数ωeよりも低い角周波数においては、ゲインは0dB以下であり、角周波数ωの下降に伴って、−20dB/dec(ディケード)の減衰比で減衰している。decは10倍を意味する。すなわち、伝達関数Gd(s)は、角周波数ωeよりも低い角周波数を抑制することができる低域遮断フィルタ特性を有している。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る磁気ディスク装置は、ヘッド支持機構8に作用する外乱τdを第1推定器13によって推定し、外乱推定信号τdestでもって外乱τdを打ち消すように構成されている。すなわち、外乱τdが、あたかも低域遮断フィルタである伝達関数Gd(s)を通して作用する。従って、ヘッド支持機構8に作用する外乱を抑制して、安定したヘッド位置決め制御を実現することができる。
図4は、本実施の形態の磁気ディスク装置における位置制御系の構成のうち、第2駆動器14、第2推定器15、加算器16、位置誤差検出器17、第1制御器18、および第2制御器19の各要素を合わせて説明するブロック線図である。
図4において伝達関数Apのブロックで表される第2駆動器14は、第2制御器19から出力される微動アクチュエータ制御信号c2をAp倍して、微動アクチュエータ7の駆動電圧信号Vpを出力する。
また、伝達関数Kpのブロックで表される第2推定器15は、微動アクチュエータ7に駆動電圧信号Vpが印加されたときの磁気ヘッド2aの変位量を推定して、変位推定信号x2estを出力する。本実施の形態においては、微動アクチュエータ7を印加電圧に略比例した変位を発生させる特性を有する薄膜圧電体で構成することから、駆動電圧信号Vpと、これを微動アクチュエータ7に印加したときの磁気ヘッド2aの変位は略比例すると考える。従って、第2制御器19から出力される微動アクチュエータ制御信号c2をKp倍して、変位推定信号x2estを生成する。
加算器16は、第1推定器13から出力された第1のヘッド位置推定信号x1estと、第2推定器15から出力された変位推定信号x2estとを加算して、第2のヘッド位置推定信号xestを出力する。
図4中の上部において一点鎖線で囲んで示したブロックは、図1における位置誤差検出器17に相当する。この位置誤差検出器17は、スイッチ61と減算器62とにより構成されている。スイッチ61の端子Aには、磁気ヘッド2aの位置信号xが入力される。なお、位置信号xは、磁気ディスク1にあらかじめ一定角度間隔で記録されたサーボ情報を磁気ヘッド2aが読み取ることによって検出される。一方、スイッチ61の端子Bには、加算器16より出力された第2のヘッド位置推定信号xestが入力される。減算器62によって、磁気ヘッド2aの目標位置信号rから、位置信号xあるいは第2のヘッド位置推定信号xestが減算されて、位置誤差信号eが生成される。
図4の中央下部において一点鎖線で囲んで示したブロックは、図1における第1制御器18に相当する。加算器72において位置誤差信号eと変位推定信号x2estとが加算され、その加算信号はブロック71に入力される。ブロック71では、伝達関数G1(z)のディジタルフィルタ処理が施され、ボイスコイルモータ制御信号c1が生成される。伝達関数G1(z)は(式21)で表現される。
Figure 2004171736
ここで、z-1は1サンプル遅延を示し、K1は比例ゲインを示す。係数h1、L1は周波数特性を表す定数を示し、係数h1は微分係数、係数L1は積分係数である。
また、第2制御器19は、第1制御器18と同様に、位置誤差信号eに伝達関数G2(z)のディジタルフィルタ処理を施し、微動アクチュエータ制御信号c2を出力する。伝達関数G2(z)は(式22)で表現される。
Figure 2004171736
ここで、K2は比例ゲインを示す。
図5は、位置誤差検出器17において位置誤差信号eを生成する際の、スイッチ61の動作の一例を示す模式図である。図5(a)は、磁気ディスク1に記録されているサーボ情報を一定のサンプリング周期で磁気ヘッド2aが読み取り、位置信号xを生成するタイミングを示すチャートであり、黒四角の記号■で示す時刻において、位置信号xが生成されていることを示す。図5(b)は、スイッチ61が端子Aあるいは端子Bに接続されている時刻を示すチャートである。サーボ情報をサンプリングできる時刻においては、磁気ヘッド2aがサーボ情報を読み取って位置信号xを生成できるので、スイッチ61を端子Aに接続し、位置信号xを用いて位置誤差信号eを生成する。一方、サーボ情報をサンプリングできない時刻においては、位置信号xを生成できないので、スイッチ61を端子Bに接続して、第2のヘッド位置推定信号xestを用いて位置誤差信号eを生成する。図5に示す例では、端子Aと端子Bの切り換え周期は、サーボ情報のサンプリング周期の1/2になっている。すなわち、サーボ情報のサンプリング周期の1/2で、位置誤差信号eを生成することができる。
上述したように、第1のヘッド位置推定信号x1estは、第1推定器13において、磁気ヘッド2aの速度推定信号vestを積分したものである。これは、ボイスコイルモータ6が駆動したことにより変化した磁気ヘッド2aの位置を推定したものである。ある時刻t0において、サーボ情報を検出することによって正確に磁気ヘッド2aの位置x0が得られているとする。時刻t0+Δtにおける第1のヘッド位置推定信号x1estは、ヘッド速度推定信号vestを用いて(式23)で表される。
Figure 2004171736
ここで、Δtをスイッチ61の端子Aと端子Bの切り換え周期とすれば、第1のヘッド位置推定信号x1estを生成する際に、サーボ情報をサンプリングすることによって検出した正確かつ最新の磁気ヘッド位置(すなわちx0)を参照して、逐次補正をすることができる。すなわち、サーボ情報を用いて第1のヘッド位置推定信号x1estを逐次補正することができ、常に正確なx1estを生成することが可能となる。
また、微動アクチュエータ7の変位推定信号x2estは、第2推定器15において、微動アクチュエータ7を駆動するのに必要な第2の制御信号となる微動アクチュエータ制御信号c2に伝達関数Kpを乗ずることにより生成される。これは、微動アクチュエータ7を構成する薄膜圧電体が、印加電圧に略比例した変位を有するという特徴を利用している。
従って、第1のヘッド位置推定信号x1estと変位推定信号x2estとを加算器16によって加算して生成した第2のヘッド位置推定信号xestは、磁気ヘッド2aの位置を正確に推定したものであり、スイッチ61を端子Bに接続した際においても、正確な位置誤差信号eを生成することが可能である。
ボイスコイルモータ制御信号c1、微動アクチュエータ制御信号c2は、第1制御器18、第2制御器19によって、位置誤差信号eからそれぞれ生成される。図5に示した例においては、位置誤差信号eがサーボ情報のサンプリング周期の1/2で生成されるので、c1およびc2も、サーボ情報のサンプリング周期の1/2で生成される。図5(c)はc1およびc2が生成されるタイミングを示すチャートである。記号□で示す時刻において、c1およびc2が生成されていることを示す。
このように、本発明の実施の形態においては、磁気ヘッド2aによってサーボ情報を読み取ってヘッド位置信号xを検出し得ない時刻においては、磁気ヘッド2aの位置を推定した第2のヘッド位置推定信号xestを用いて位置誤差信号eを生成する。すなわち、サーボ情報を直接用いることなく、位置誤差信号eを生成することができる。従って、サーボセクタ数を増やしてデータフォーマット効率を低下させることなく、位置誤差信号eの生成周期を短くすることができ、位置決め制御系の制御周波数を高く設定することが可能になる。結果として、磁気ヘッドの高精度な位置決めが実現でき、信頼性の高い磁気ディスク装置を提供することができる。
なお、第2のヘッド位置推定信号xestは、第1推定器13から生成した第1のヘッド位置推定信号x1estと、第2推定器15から生成した変位推定信号x2estとを加算したものである。第1推定器13は、ボイスコイルモータ駆動信号u1と電圧検出器12より検出した電圧信号Vaとにより、第1のヘッド位置推定信号x1estを生成している。第2推定器15は、微動アクチュエータ制御信号c2より、変位推定信号x2estを生成している。これらの信号は基本的にサーボ情報のサンプリング周期とは関係なく生成することができる。従って、図5に示した例のように、位置誤差信号eの生成周期は、サーボ情報のサンプリング周期の1/2に限定されるものではなく、より短い周期で生成することも可能である。
さらに、本実施の形態は、第1推定器13および外乱補償器10における乗算器、加算器、減算器、積分器をアナログ・フィルタによって構成する例であったが、本発明はこの例に限定されるものではなく、ディジタルフィルタで構成しても同様の効果が得られることは言うまでもない。また、本実施の形態では磁気ディスク装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光ディスク装置や光磁気ディスク装置などにも応用が可能であることは当然のことである。
前記実施形態では、微動アクチュエータ7を構成する圧電体は、印加電圧に略比例した変位を発生させるものであった。しかし、微動アクチュエータ7を構成する圧電体は、印加電圧と変位との間に一定の関係があるものであればよく、前記実施形態のものに限定されない。
また、微動アクチュエータ7は、圧電体を備えたものに限定されない。微動アクチュエータ7として、他のアクチュエータを用いることも勿論可能である(例えば、「A MEMS Piggyback Actuator for Hard-Disk Drives」,JOURNAL OF MICROELECTROMECHANICAL SYSTEMS,VOL.11,NO.6,pp648-654,DECEMBER 2002、「An Electrostatic Micro Actuator for a Magnetic Head Tracking System of Hard Disk Drives.」,TRANSDUCERS '97,1997 International Conference on Solid-State Sensors and Actuators, Chicago,June 16-19,1997,pp1081−1084参照)。
以上説明したように、本発明は、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等について有用である。
本発明の実施の形態における磁気ディスク装置の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における位置決め制御系の一部構成を示すブロック線図である。 (a)は本発明の実施の形態における外乱抑制の動作を説明するためのブロック線図、(b)は本発明の実施の形態における外乱に対する遮断周波数特性図である。 本発明の実施の形態における位置決め制御系の別の部分の構成を示すブロック線図である。 本発明の実施の形態における位置誤差検出器の動作の一例を示す模式図であり、(a)はサーボ情報のサンプリング時刻を示すタイミングチャート、(b)は位置誤差検出器におけるスイッチの動作を示すタイミングチャート、(c)は制御信号の生成時刻を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態における微動アクチュエータを備えるサスペンション部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるサスペンション部のスライダ取付部を拡大して示す分解斜視図である。 薄膜圧電体で構成された本発明の実施の形態における微動アクチュエータの動作説明図である。 従来のヘッド支持機構の構成の一例を示す平面図である。 ディスクの領域を示す概念図である。 3,5インチディスクおよび1.8インチディスクの仕様例を示す表である。
符号の説明
1 磁気ディスク
2 スライダ
2a 磁気ヘッド
3 サスペンションアーム
3a 基端部
3b フレクシャ基板
3c フレクシャ
3d スライダ保持基板
3e 突起部
3f,3g 弾性ヒンジ部
4 キャリッジ
5 回転軸受
6 ボイスコイルモータ(VCM)
6a コイル
6b マグネット
7 微動アクチュエータ
7a,7b 薄膜圧電体
8 ヘッド支持機構
9 サスペンション
10 外乱補償器
11 第1駆動器
12 電圧検出器
13 第1推定器
14 第2駆動器
15 第2推定器
16,27,28,37,38,42,72 加算器
17 位置誤差検出器
18 第1制御器
19 第2制御器
39,52,62 減算器
61 スイッチ

Claims (14)

  1. 回転駆動されるディスクに対して、アクチュエータを用いてヘッドを位置決めするヘッド位置決め制御方法であって、
    前記アクチュエータは、ボイスコイルモータを備えて前記ディスクの全体にわたるストロークを有する粗動アクチュエータと、前記粗動アクチュエータと前記ヘッドとの間に介在し、前記粗動アクチュエータのストロークよりも小さなストロークを有する微動アクチュエータとを備え、
    前記粗動アクチュエータを駆動するための第1の駆動信号と前記微動アクチュエータを駆動するための第2の駆動信号とを生成するステップと、
    前記粗動アクチュエータの駆動に伴って前記ボイスコイルモータに発生する電圧を検出し、前記電圧値を示す電圧信号を生成するステップと、
    前記第1駆動信号と前記電圧信号とから、前記粗動アクチュエータの駆動によって変位したヘッドの位置を推定し、第1のヘッド位置推定信号を生成するステップと、
    前記第2の駆動信号から前記微動アクチュエータの変位を推定し、変位推定信号を生成するステップと、
    前記第1のヘッド位置推定信号と前記変位推定信号とを加算することによって第2のヘッド位置推定信号を生成するステップと、
    前記ヘッドの目標位置を示す目標位置信号と前記第2のヘッド位置推定信号とから、ヘッドの目標位置からのずれを示す位置誤差推定信号を生成するステップと、
    前記位置誤差推定信号に基づいて前記第1の駆動信号及び第2の駆動信号を補正する駆動信号補正ステップと、
    を備えたヘッド位置決め制御方法。
  2. 前記ディスクに予め記録されているサーボ情報を前記ヘッドで再生することによって前記ヘッドの位置を検出するステップと、
    前記ヘッドの検出位置と前記目標位置とから、ヘッドの目標位置からのずれを示す位置誤差信号を生成するステップと、
    を更に備え、
    前記駆動信号補正ステップの代わりに、前記位置誤差信号及び前記位置誤差推定信号のいずれか一方を選択的に用いて前記第1の駆動信号及び前記第2の駆動信号を補正する補正ステップを備える請求項1に記載のヘット位置決め制御方法。
  3. 前記補正ステップは、前記サーボ情報のサンプリング周期よりも短い所定の周期ごとに実行され、
    前記サーボ情報を前記ヘッドにより再生する周期においては、前記位置誤差信号を利用し、
    前記サーボ情報を前記ヘッドにより再生しない周期においては、前記位置誤差推定信号を利用する請求項2に記載のヘッド位置決め制御方法。
  4. 前記第1の駆動信号と前記電圧信号とから、前記粗動アクチュエータに加わる外乱の大きさを推定し、外乱推定信号を生成するステップと、
    前記外乱推定信号から外乱を補償する外乱補償信号を生成し、前記第1の駆動信号と前記外乱補償信号とを合成することによって前記第1駆動信号を補正するステップと、
    を更に備えた請求項1に記載のヘッド位置決め制御方法。
  5. 前記ディスクに予め記録されているサーボ情報を前記ヘッドで再生することによって前記ヘッドの位置を逐次検出するステップと、
    前記ヘッドの位置を検出すると、前記ヘッドの検出位置に基づいて前記第1のヘッド位置推定信号を逐次補正するステップと、
    を更に備えた請求項1に記載のヘッド位置決め制御方法。
  6. 前記微動アクチュエータは圧電体により構成されている請求項1に記載のヘッド位置決め制御方法。
  7. 前記圧電体は、前記第2の駆動信号に略比例した変位を発生する特性を有する請求項6に記載のヘッド位置決め制御方法。
  8. 情報を記録するディスクと、
    前記ディスクを回転させるモータと、
    少なくとも前記ディスクの情報を再生するヘッドと、
    ボイスコイルモータを備えて前記ディスクの全体にわたるストロークを有する粗動アクチュエータと、前記粗動アクチュエータと前記ヘッドとの間に介在し、前記粗動アクチュエータのストロークよりも小さなストロークを有する微動アクチュエータとを備えたヘッド支持機構と、
    第1の駆動信号及び第2の駆動信号を生成する制御器と、
    前記第1の駆動信号が入力され、前記粗動アクチュエータを駆動する第1駆動器と、
    前記第2の駆動信号が入力され、前記微動アクチュエータを駆動する第2駆動器と、
    前記粗動アクチュエータの駆動に伴って前記ボイスコイルモータに発生する電圧を検出し、前記電圧値を示す電圧信号を出力する電圧検出器と、
    前記第1の駆動信号と前記電圧信号とから、前記粗動アクチュエータの駆動によって変位した前記ヘッドの位置を推定し、第1のヘッド位置推定信号を出力する第1推定器と、
    前記第2の駆動信号から前記微動アクチュエータの変位を推定し、変位推定信号を出力する第2の推定器と、
    前記第1のヘッド位置推定信号と前記変位推定信号とを加算し、第2のヘッド位置推定信号を出力する加算器と、
    前記ヘッドの目標位置を示す目標位置信号と前記第2のヘッド位置推定信号とから、ヘッドの目標位置からのずれを示す位置誤差推定信号を生成する位置誤差関連信号生成器と、
    を備え、
    前記制御器は、前記位置誤差推定信号に基づいて前記第1の駆動信号及び前記第2の駆動信号を補正するように構成されているディスク装置。
  9. 前記位置誤差関連信号生成器は、前記ディスクに予め記録されているサーボ情報を前記ヘッドで再生することによって前記ヘッドの目標位置からのずれを示す位置誤差信号を生成し、
    前記制御器は、前記位置誤差推定信号及び前記位置誤差信号のいずれか一方を選択的に用いて前記第1及び第2の駆動信号を補正するように構成されている請求項8に記載のディスク装置。
  10. 前記制御器は、前記サーボ情報のサンプリング周期よりも短い所定の周期ごとに前記第1及び第2の駆動信号を補正し、前記サーボ情報を前記ヘッドにより再生する周期においては前記位置誤差信号を利用し、前記サーボ情報を前記ヘッドにより再生しない周期においては前記位置誤差推定信号を利用する請求項9に記載のディスク装置。
  11. 前記粗動アクチュエータに加わる外乱の大きさを推定した外乱補償信号と前記第1駆動信号とを合成し、外乱補償後の第1の駆動信号を生成する外乱補償器を更に備え、
    前記第1推定器は、外乱補償後の第1の駆動信号と前記電圧信号とから、前記粗動アクチュエータに加わる外乱の大きさを推定して前記外乱補償信号を生成するように構成されている請求項8に記載のディスク装置。
  12. 前記第1の推定器は、前記サーボ情報を前記ヘッドで再生することによって得られた前記ヘッドの検出位置に基づいて、前記第1のヘッド位置推定信号を逐次補正するように構成されている請求項8に記載のディスク装置。
  13. 前記微動アクチュエータは圧電体により構成されている請求項8に記載のディスク装置。
  14. 前記圧電体は、前記第2の駆動信号に略比例した変位を発生する特性を有する請求項13に記載のディスク装置。

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CN102279605A (zh) * 2010-04-09 2011-12-14 谐波传动系统有限公司 考虑波动齿轮传动机构摩擦特性随温度改变的变化在执行机构中作适应摩擦补偿的方法
US8446687B2 (en) 2011-01-28 2013-05-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic disk drive and method for controlling microactuator in magnetic disk drive
JP2020202004A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 株式会社東芝 磁気ディスク装置

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