JP2004171706A - ディスクキャリアのクランパ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に組立てられるクランパ構造により製造過程を簡単にできると共に、使用上において便利になり、さらに使用寿命を延ばすことができるディスクキャリアのクランパ構造を提供する。
【解決手段】ディスクを載置して回転するディスクキャリアの上面にはクランプシートが設置され、上記クランプシートはディスクを挟持して上記ディスクキャリアに位置決めされる。上記クランプシートのカバーには環状壁が延伸され、上記環状壁には等角度で凹欠部が布設され、上記凹欠部の位置には案内柱が突設されて押圧部材の長溝孔に嵌入することができ、上記複数個の押圧部材は略円形状のリングに合併することができると共に、上記カバーの環状壁の内部に収容され、上記複数個の押圧部材にはそれぞれ押圧端が設けられ、上記押圧端は弾性部材の弾性によって上記カバーの凹欠部から突出するように構成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】ディスクを載置して回転するディスクキャリアの上面にはクランプシートが設置され、上記クランプシートはディスクを挟持して上記ディスクキャリアに位置決めされる。上記クランプシートのカバーには環状壁が延伸され、上記環状壁には等角度で凹欠部が布設され、上記凹欠部の位置には案内柱が突設されて押圧部材の長溝孔に嵌入することができ、上記複数個の押圧部材は略円形状のリングに合併することができると共に、上記カバーの環状壁の内部に収容され、上記複数個の押圧部材にはそれぞれ押圧端が設けられ、上記押圧端は弾性部材の弾性によって上記カバーの凹欠部から突出するように構成されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクキャリアのクランパ構造に関するもので、特にディスクキャリアのクランパ構造が簡単に組立てられると共に、上記クランパ構造がディスクを挟持して固定する各押圧部材は同じかつ均一な作動弾力を有したディスクキャリアのクランパ構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
【0003】
従来のディスクキャリアのクランパ構造としては、図1に示すように、ローター90の上部にはディスクキャリア91が設置され、ディスクキャリア91の上表面にはクランプシート92が結合され、クランプシート92には突出自在な押圧端93が複数個設けられる。押圧端93は弾性部材94の押圧によって輻射方向に突出するように形成されることにより、ディスクを固定するために押圧することができるように構成されている。
【0004】
また、従来のディスク装置の主軸モーターのディスクキャリア構造としては、その構造は主に軸心、ローター座およびディスクキャリアにより構成される。上記ローター座の中央部には軸心を収容するためのスルーホールが穿設され、上記ディスクキャリアはディスクを載置するのに用いられて上記ローター座の上に設置され、上記ディスクキャリアの中央部には上記軸心を収容するためのスルーホールが穿設される。上記軸心を上記ローター座とディスクキャリアのスルーホールの中に設置させ、弾力性を有した材料を鋳造または射出成形によって軸心、ローター座およびディスクキャリアを結合させることにより、軸心、ローター座およびディスクキャリアは上記弾力性を有した材料とは安定して結合するようにとしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
【特許文献1】
中華民国専利公報第420347号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のディスクキャリアのクランパ構造について、上記の複数個の押圧端93は各自の独立した弾性部材94によって押圧されることにより、複数個の押圧端93は各自の弾性部材94の異なる弾力性によって各自の押圧端93にはそれぞれ異なる伸出または縮入の弾力性が生じるため、ディスクを押圧してディスクキャリア91に位置決めする操作はスムースでなくなる。さらに、複数個の押圧端93を組立てる時、各弾性部材94を一つづつクランプ座92の内部に入れなければならないため、組立上において大変面倒であるという問題点があった。
【0007】
上述した従来のディスク装置の主軸モーターのディスクキャリア構造について、軸心をローター座とディスクキャリアのスルーホールの中に設置させ、それから弾力性を有した材料を鋳造または射出成形によって軸心、ローター座およびディスクキャリアを結合させなければならないため、製造上において大変面倒であるという問題点があった。
【0008】
本発明の第一の目的は、クランパ構造を利用し、クランパ構造は簡単に組立てられることにより、製造過程はさらに簡単になることができるディスクキャリアのクランパ構造を提供しようとするものである。
【0009】
本発明の第二の目的は、クランパ構造を利用し、クランパ構造の各押圧端の縮入時の弾力性が同じため、使用上において便利になると共に、使用寿命を延ばすことができるディスクキャリアのクランパ構造を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるディスクキャリアのクランパ構造は、下記のようになるものである。すなわち、
ディスクを載置するディスクキャリアの上面にはクランプシートが設置され、上記クランプシートにはカバーおよび複数個の押圧部材が含まれる。上記カバーには下方へ延伸した環状壁が延設され、上記環状壁には複数個の凹欠部が凹設される。上記複数個の押圧部材は略円形状のリングに合併することができると共に、上記カバーの内部に収容され、上記複数個の押圧部材にはそれぞれ押圧端が設けられ、上記押圧端は上記カバーの凹欠部から突出することができると共に、隣接の二個の押圧部材の間には弾性部材が設けられ、上記複数個の押圧部材が合併して形成されたリングは上記弾性部材の伸縮によって外径を拡大させたり縮小させたりすることにより、上記押圧端を上記カバーの凹欠部の外部へ突出させたり、または上記カバーの環状壁の内部に縮入させたりする。
【0011】
また、本発明のディスクキャリアのクランパ構造は、下記のように構成することもできる。
1.上記押圧部材の両側には上記弾性部材が嵌入するための脚が突設される。
2.上記カバーの環状壁には複数個の案内柱が内設され、上記押圧部材には複数個の長溝孔が凹設され、上記長溝孔は上記カバーの案内柱が嵌入するのに用いることができる。
3.上記カバーの中央に軸孔が穿設され、上記軸孔はローターの回転軸が結合するのに用いる。
4.上記カバーの環状壁に凹設された複数個の凹欠部は等角度で布設される。
5.上記押圧部材の数量は3個である。
6.上記カバーの案内柱は上記凹欠部の位置に対応するように設置される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0013】
図2は本発明の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による分解斜視図で、本発明のディスクキャリアのクランパ構造は、主に、ローター1およびクランプシーと2等の部材により構成される。
【0014】
ローター1は従来の構造からなることができ、上記ローター1の上部の中央には回転軸が11が設けられ、回転軸11の周囲のローター1の上部には滑り止めパッド12が設けられるため、ローター1の上部においてはディスクを載置することができるディスクキャリア13に形成される。
【0015】
クランプシート2は略リング状で、クランプシート2のカバー20の中央位置には軸孔21が穿設され、軸孔21はローター1の回転軸11が嵌設するのに用いることができるため、クランプシート2はローター1に結合するように形成される。カバー20には下方へ延伸した環状壁22が延設され、環状壁22には複数個の凹欠部23が凹設される。凹欠部23は軸孔21を中心にして等角度で布設される方が好適で、さらに各凹欠部23の位置に対応したカバー20には案内柱24が突設される。クランプシート2には他に複数個の押圧部材25が含まれ、複数個の押圧部材25は略円形状のリングに合併することができると共に、カバー20の環状壁22の内部に収容され、複数個の押圧部材25にはそれぞれ押圧端26が設けられ、押圧端26は上記カバー20の凹欠部23から突出することができる。
【0016】
本発明の最良な実施形態として、押圧部材25は3個の同じ単元体からなることができ、それぞれの押圧部材25にはカバー20の案内柱24が嵌入するための長溝孔27が凹設されるため、押圧部材25は一定の範囲内で移動することができるように形成される。押圧部材25の両側辺にはそれぞれ脚29が突設され、脚29に弾性部材28の一端を嵌入させることができるため、隣接の二個の押圧部材25はその片側の脚29にはそれぞれ弾性部材28の両端が嵌入されることにより、複数個の押圧部材25が隣接して合併されたリングは弾性部材28の伸縮によって外径を拡大させたり縮小させたりすることができ、すなわち押圧部材25の押圧端26をカバー20の凹欠部23の外部へ突出させたり、またはカバー20の環状壁22の内部に縮入させたりすることができる。
【0017】
図3,4を参照すると、本発明の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による組立てられた状態の平面図において、複数個の押圧部材25はカバー20によって被覆されると共に、環状壁22の内部に収容され、さらに隣接の二個の押圧部材25の間にはそれぞれ弾性部材28が架設されるため、弾性部材28の伸縮によって押圧部材25の押圧端26をカバー20の凹欠部23の外部へ突出させたり、またはカバー20の環状壁22の内部に縮入させたりすることができる。さらに、弾性部材28の弾性力は隣接の二個の押圧部材25に均一に分散するように形成されるため、各押圧部材25の各押圧端26には均一な突出または縮入による半径方向への力量が生じる。さらに、複数個の押圧部材25にはそれぞれカバー20の案内柱24が嵌入するための長溝孔27が凹設されるため、押圧部材25は一定の範囲内で移動するように制限されると同時に、押圧端26の半径方向への移動の最長距離は長溝孔27の長さより長くならないように制限される。
【0018】
図5を参照すると、本発明におけるディスクをディスクキャリアに載置した状態を示す作動図において、ディスク(図示せず)の中央円孔はクランプシート2のカバー20に嵌入することができ、上記ディスクの円孔がカバー20を経過した時、ディスクの円孔の周縁は押圧部材25の押圧端26を押圧することにより、押圧端26は内縮してカバー20の環状壁22の内部に縮入するように形成されるため、上記ディスクはスムースにカバー20を通過してディスクキャリア13に貼接するように形成される。この時、上記ディスクは内縮されてから再び伸出になった押圧端26によって押圧し当接されることにより、上記ディスクはクランプシート2によってディスクキャリア13に挟圧し固定するように形成される。
【0019】
【発明の効果】
本発明のディスクキャリアのクランパ構造によれば、上記弾性部材は隣接の押圧部材に対して側辺からの押圧に形成されるため、さらに上記複数個の弾性部材および押圧部材は隣接かつ等角度で布設されるため、上記複数個の押圧部材は同じかつ均一に受力するように形成される。特に、本発明のクランパ構造が長期に使用された後、もしその内の一個の弾性部材に弾性疲労が生じた場合、上記押圧端にはやはり同じかつ均一な押圧力を有するように形成される。さらに、上記クランプシートを組立てる時、上記複数個の押圧部材および弾性部材を先に組立てて、そして円形の型に入れ、それからクランパによって上記合併された隣接の複数個の押圧部材を挟圧して上記カバーの内部に入れることができるため、上記押圧部材および弾性部材を簡単に組立てることができ、組立上において大変便利になるという利点がある。
【0020】
本発明は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の構造による分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による分解斜視図である。
【図3】本発明の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による組立てられた状態の平面図である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図3に示す作動図である。
【符号の説明】
1 ローター 11 回転軸
12 滑り止めパッド 13 ディスクキャリア
2 クランプシート 20 カバー
21 軸孔 22 環状壁
23 凹欠部 24 案内柱
25 押圧部材 26 押圧端
27 長溝孔 28 弾性部材
29 脚
90 ローター 91 ディスクキャリア
92 クランプシート 93 押圧端
94 弾性部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクキャリアのクランパ構造に関するもので、特にディスクキャリアのクランパ構造が簡単に組立てられると共に、上記クランパ構造がディスクを挟持して固定する各押圧部材は同じかつ均一な作動弾力を有したディスクキャリアのクランパ構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
【0003】
従来のディスクキャリアのクランパ構造としては、図1に示すように、ローター90の上部にはディスクキャリア91が設置され、ディスクキャリア91の上表面にはクランプシート92が結合され、クランプシート92には突出自在な押圧端93が複数個設けられる。押圧端93は弾性部材94の押圧によって輻射方向に突出するように形成されることにより、ディスクを固定するために押圧することができるように構成されている。
【0004】
また、従来のディスク装置の主軸モーターのディスクキャリア構造としては、その構造は主に軸心、ローター座およびディスクキャリアにより構成される。上記ローター座の中央部には軸心を収容するためのスルーホールが穿設され、上記ディスクキャリアはディスクを載置するのに用いられて上記ローター座の上に設置され、上記ディスクキャリアの中央部には上記軸心を収容するためのスルーホールが穿設される。上記軸心を上記ローター座とディスクキャリアのスルーホールの中に設置させ、弾力性を有した材料を鋳造または射出成形によって軸心、ローター座およびディスクキャリアを結合させることにより、軸心、ローター座およびディスクキャリアは上記弾力性を有した材料とは安定して結合するようにとしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
【特許文献1】
中華民国専利公報第420347号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のディスクキャリアのクランパ構造について、上記の複数個の押圧端93は各自の独立した弾性部材94によって押圧されることにより、複数個の押圧端93は各自の弾性部材94の異なる弾力性によって各自の押圧端93にはそれぞれ異なる伸出または縮入の弾力性が生じるため、ディスクを押圧してディスクキャリア91に位置決めする操作はスムースでなくなる。さらに、複数個の押圧端93を組立てる時、各弾性部材94を一つづつクランプ座92の内部に入れなければならないため、組立上において大変面倒であるという問題点があった。
【0007】
上述した従来のディスク装置の主軸モーターのディスクキャリア構造について、軸心をローター座とディスクキャリアのスルーホールの中に設置させ、それから弾力性を有した材料を鋳造または射出成形によって軸心、ローター座およびディスクキャリアを結合させなければならないため、製造上において大変面倒であるという問題点があった。
【0008】
本発明の第一の目的は、クランパ構造を利用し、クランパ構造は簡単に組立てられることにより、製造過程はさらに簡単になることができるディスクキャリアのクランパ構造を提供しようとするものである。
【0009】
本発明の第二の目的は、クランパ構造を利用し、クランパ構造の各押圧端の縮入時の弾力性が同じため、使用上において便利になると共に、使用寿命を延ばすことができるディスクキャリアのクランパ構造を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるディスクキャリアのクランパ構造は、下記のようになるものである。すなわち、
ディスクを載置するディスクキャリアの上面にはクランプシートが設置され、上記クランプシートにはカバーおよび複数個の押圧部材が含まれる。上記カバーには下方へ延伸した環状壁が延設され、上記環状壁には複数個の凹欠部が凹設される。上記複数個の押圧部材は略円形状のリングに合併することができると共に、上記カバーの内部に収容され、上記複数個の押圧部材にはそれぞれ押圧端が設けられ、上記押圧端は上記カバーの凹欠部から突出することができると共に、隣接の二個の押圧部材の間には弾性部材が設けられ、上記複数個の押圧部材が合併して形成されたリングは上記弾性部材の伸縮によって外径を拡大させたり縮小させたりすることにより、上記押圧端を上記カバーの凹欠部の外部へ突出させたり、または上記カバーの環状壁の内部に縮入させたりする。
【0011】
また、本発明のディスクキャリアのクランパ構造は、下記のように構成することもできる。
1.上記押圧部材の両側には上記弾性部材が嵌入するための脚が突設される。
2.上記カバーの環状壁には複数個の案内柱が内設され、上記押圧部材には複数個の長溝孔が凹設され、上記長溝孔は上記カバーの案内柱が嵌入するのに用いることができる。
3.上記カバーの中央に軸孔が穿設され、上記軸孔はローターの回転軸が結合するのに用いる。
4.上記カバーの環状壁に凹設された複数個の凹欠部は等角度で布設される。
5.上記押圧部材の数量は3個である。
6.上記カバーの案内柱は上記凹欠部の位置に対応するように設置される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0013】
図2は本発明の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による分解斜視図で、本発明のディスクキャリアのクランパ構造は、主に、ローター1およびクランプシーと2等の部材により構成される。
【0014】
ローター1は従来の構造からなることができ、上記ローター1の上部の中央には回転軸が11が設けられ、回転軸11の周囲のローター1の上部には滑り止めパッド12が設けられるため、ローター1の上部においてはディスクを載置することができるディスクキャリア13に形成される。
【0015】
クランプシート2は略リング状で、クランプシート2のカバー20の中央位置には軸孔21が穿設され、軸孔21はローター1の回転軸11が嵌設するのに用いることができるため、クランプシート2はローター1に結合するように形成される。カバー20には下方へ延伸した環状壁22が延設され、環状壁22には複数個の凹欠部23が凹設される。凹欠部23は軸孔21を中心にして等角度で布設される方が好適で、さらに各凹欠部23の位置に対応したカバー20には案内柱24が突設される。クランプシート2には他に複数個の押圧部材25が含まれ、複数個の押圧部材25は略円形状のリングに合併することができると共に、カバー20の環状壁22の内部に収容され、複数個の押圧部材25にはそれぞれ押圧端26が設けられ、押圧端26は上記カバー20の凹欠部23から突出することができる。
【0016】
本発明の最良な実施形態として、押圧部材25は3個の同じ単元体からなることができ、それぞれの押圧部材25にはカバー20の案内柱24が嵌入するための長溝孔27が凹設されるため、押圧部材25は一定の範囲内で移動することができるように形成される。押圧部材25の両側辺にはそれぞれ脚29が突設され、脚29に弾性部材28の一端を嵌入させることができるため、隣接の二個の押圧部材25はその片側の脚29にはそれぞれ弾性部材28の両端が嵌入されることにより、複数個の押圧部材25が隣接して合併されたリングは弾性部材28の伸縮によって外径を拡大させたり縮小させたりすることができ、すなわち押圧部材25の押圧端26をカバー20の凹欠部23の外部へ突出させたり、またはカバー20の環状壁22の内部に縮入させたりすることができる。
【0017】
図3,4を参照すると、本発明の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による組立てられた状態の平面図において、複数個の押圧部材25はカバー20によって被覆されると共に、環状壁22の内部に収容され、さらに隣接の二個の押圧部材25の間にはそれぞれ弾性部材28が架設されるため、弾性部材28の伸縮によって押圧部材25の押圧端26をカバー20の凹欠部23の外部へ突出させたり、またはカバー20の環状壁22の内部に縮入させたりすることができる。さらに、弾性部材28の弾性力は隣接の二個の押圧部材25に均一に分散するように形成されるため、各押圧部材25の各押圧端26には均一な突出または縮入による半径方向への力量が生じる。さらに、複数個の押圧部材25にはそれぞれカバー20の案内柱24が嵌入するための長溝孔27が凹設されるため、押圧部材25は一定の範囲内で移動するように制限されると同時に、押圧端26の半径方向への移動の最長距離は長溝孔27の長さより長くならないように制限される。
【0018】
図5を参照すると、本発明におけるディスクをディスクキャリアに載置した状態を示す作動図において、ディスク(図示せず)の中央円孔はクランプシート2のカバー20に嵌入することができ、上記ディスクの円孔がカバー20を経過した時、ディスクの円孔の周縁は押圧部材25の押圧端26を押圧することにより、押圧端26は内縮してカバー20の環状壁22の内部に縮入するように形成されるため、上記ディスクはスムースにカバー20を通過してディスクキャリア13に貼接するように形成される。この時、上記ディスクは内縮されてから再び伸出になった押圧端26によって押圧し当接されることにより、上記ディスクはクランプシート2によってディスクキャリア13に挟圧し固定するように形成される。
【0019】
【発明の効果】
本発明のディスクキャリアのクランパ構造によれば、上記弾性部材は隣接の押圧部材に対して側辺からの押圧に形成されるため、さらに上記複数個の弾性部材および押圧部材は隣接かつ等角度で布設されるため、上記複数個の押圧部材は同じかつ均一に受力するように形成される。特に、本発明のクランパ構造が長期に使用された後、もしその内の一個の弾性部材に弾性疲労が生じた場合、上記押圧端にはやはり同じかつ均一な押圧力を有するように形成される。さらに、上記クランプシートを組立てる時、上記複数個の押圧部材および弾性部材を先に組立てて、そして円形の型に入れ、それからクランパによって上記合併された隣接の複数個の押圧部材を挟圧して上記カバーの内部に入れることができるため、上記押圧部材および弾性部材を簡単に組立てることができ、組立上において大変便利になるという利点がある。
【0020】
本発明は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の構造による分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による分解斜視図である。
【図3】本発明の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による組立てられた状態の平面図である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図3に示す作動図である。
【符号の説明】
1 ローター 11 回転軸
12 滑り止めパッド 13 ディスクキャリア
2 クランプシート 20 カバー
21 軸孔 22 環状壁
23 凹欠部 24 案内柱
25 押圧部材 26 押圧端
27 長溝孔 28 弾性部材
29 脚
90 ローター 91 ディスクキャリア
92 クランプシート 93 押圧端
94 弾性部材
Claims (7)
- ディスクを載置するディスクキャリア(13)の上面にはクランプシート(2)が設置され、上記クランプシート(2)はカバー(20)および複数個の押圧部材(25)を含み、上記カバー(20)には下方へ延伸した環状壁(22)が延設され、上記環状壁(22)には複数個の凹欠部(23)が凹設され、上記複数個の押圧部材(25)は略円形状のリングに合併することができると共に、上記カバー(20)の内部に収容され、上記複数個の押圧部材(25)にはそれぞれ押圧端(26)が設けられ、上記押圧端(26)は上記カバー(20)の凹欠部(23)から突出することができると共に、隣接の二個の押圧部材(25)の間には弾性部材(28)が設けられ、上記複数個の押圧部材(25)が合併して形成されたリングは上記弾性部材(28)の伸縮によって外径を拡大させたり縮小させたりすることにより、上記押圧端(26)を上記カバー(20)の凹欠部(23)の外部へ突出させたり、または上記カバー(20)の環状壁(22)の内部に縮入させたりすることを特徴とするディスクキャリアのクランパ構造。
- 上記押圧部材(25)の両側には上記弾性部材(28)が嵌入するための脚(29)が突設されることを特徴とする請求項1に記載のディスクキャリアのクランパ構造。
- 上記カバー(20)の環状壁(22)には複数個の案内柱(24)が内設され、上記押圧部材(25)には複数個の長溝孔(27)が凹設され、上記長溝孔(27)は上記カバー(20)の案内柱(24)が嵌入するのに用いることができることを特徴とする請求項1に記載のディスクキャリアのクランパ構造。
- 上記カバー(20)の中央に軸孔(21)が穿設され、上記軸孔(21)はローター(1)の回転軸(11)が結合するのに用いることを特徴とする請求項1に記載のディスクキャリアのクランパ構造。
- 上記カバー(20)の環状壁(22)に凹設された複数個の凹欠部(23)は等角度で布設されることを特徴とする請求項1に記載のディスクキャリアのクランパ構造。
- 上記押圧部材(25)の数量は3個であることを特徴とする請求項1に記載のディスクキャリアのクランパ構造。
- 上記カバー(20)の案内柱(24)は上記凹欠部(23)の位置に対応するように設置されることを特徴とする請求項3に記載のディスクキャリアのクランパ構造。
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---|---|---|---|
JP2002338459A JP2004171706A (ja) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | ディスクキャリアのクランパ構造 |
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ID=32701687
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008234733A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Nippon Densan Corp | チャッキング装置を備えたモータ、およびこのモータを搭載したディスク駆動装置 |
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US8015578B2 (en) | 2007-06-27 | 2011-09-06 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Disk chucking apparatus and disk drive having the same |
-
2002
- 2002-11-21 JP JP2002338459A patent/JP2004171706A/ja not_active Withdrawn
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